JP2002000686A - 入浴管理装置 - Google Patents

入浴管理装置

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JP2002000686A
JP2002000686A JP2000185676A JP2000185676A JP2002000686A JP 2002000686 A JP2002000686 A JP 2002000686A JP 2000185676 A JP2000185676 A JP 2000185676A JP 2000185676 A JP2000185676 A JP 2000185676A JP 2002000686 A JP2002000686 A JP 2002000686A
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bathing
time
hot water
user
bath
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JP2000185676A
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Hirotaka Kenmochi
宏貴 剱持
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Tanita Corp
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Tanita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で入浴中の入浴者に対して、無理
な入浴をせず、安全で健康的な入浴を確保できるよう、
湯温や湯の量等から望ましい入浴時間を判断し管理する
ことで、入浴時の自己管理を提供すること。 【解決手段】 入浴管理装置は浴槽の湯温を測定し、そ
の湯温から利用者が入浴するのに望ましい時間を予め設
定し、利用者が入浴してからの時間を計時するタイマ機
能を内蔵し、望ましい入浴可能時間が経過したらブザー
を鳴らす。また、入浴者の年齢や身体状態及び疲労状態
や入浴前の行動によって、入浴可能時間を適宜変更す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は浴槽の湯の温度を測
定することで、入浴者が安全で快適に入浴することがで
きるよう管理する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】日本人は元来風呂好きであり、それも熱
めの湯に浸るのを好む傾向にあると言われている。何度
位の湯が身体に良いという諸説は多数あるが、概して熱
い湯に肩まで浸かるのが健康に良いと古くから信じられ
ており、高温の湯に我慢して入り続け、自分で限界だと
感じた時点で出浴するという入浴方法が多く行われてい
る。
【0003】また、筋肉に疲労物質である乳酸が溜まっ
て起きる肉体疲労に、極めて有効な解消法が温熱効果で
あると言われている。これは毛細血管が湯で温められて
拡張し、血流が良くなり疲労物質の排出が早くなるため
である。そのため肉体的な疲労を感じたときにも入浴を
行う人が多い。また、精神的な疲労においてもリラック
スをする意味で入浴が行われている。
【0004】以上のように、入浴は日常生活において必
要不可欠な行為となっており、特に日本人は好んで行
い、入浴を楽しんでいる。
【0005】ところで従来から、入浴の際に使用する湯
温計というものは存在するが、その機能は浴槽内の湯温
を測定し、表示するだけのものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】湯温計はその浴槽の湯
の温度を測り、表示するだけのものであって、利用者は
その温度を把握しながら、後何分間入浴を続けようと自
己で判断しており、湯温計が利用者に対して特別な指示
や報知を行うものではなかった。しかし、入浴中はリラ
ックスしがちであり、眠くなったり、あるいは必要以上
に長時間の入浴を行ってしまうことがあった。実際に近
年、入浴中の急死が多発しており、特に高齢者による事
故が起きていると言われている。
【0007】これらの背景から近年、入浴中の入浴者を
監視しようとする装置が提案されている。特開2000
−132771号公報に記載のシステムは、浴室内に光
センサを設け、人の動きを監視し、一定時間動きがない
等異常と判断された時には、台所等にいる家族に知らせ
る構成である。しかしこれらの装置は、装置の構成自体
が大型なものであり、また、入浴中は意識的に身動きを
取らず、浴槽の湯に静かに浸かっている人もいるため、
異常が発生したと判断する基準が不明瞭であった。ま
た、その事態を家族に知らせる構成としているが、高齢
者には単身で生活をしている人も多く、実状には即して
いない場合が多かった。
【0008】また、入浴という行為は一般的に夕方から
夜に掛けて行われることが多いが、その時間帯は、夕食
と重なり、また飲酒が行われることもある。アルコール
には血管を拡張し、血液循環を促進する働きがある。従
って血圧が低下して心拍数が増加するが、入浴による温
熱効果により更に血圧が低下する。そのため脳血流が減
少し、脳貧血や不整脈が起こりやすい状況に陥る。入浴
時の事故は、このような状況で多発しているとも考えら
れている。
【0009】また、食事だけでも、入浴により血管が拡
張して血流が促進されると、心臓と腎臓以外の内臓に流
れる血液は減少し、胃や腸に回る血液の減少により、消
化吸収の働きは低下すると言われ、食後直ぐの入浴も健
康上好ましくないと言われている。
【0010】また、事故にまで至らなくても、普段の状
態でのぼせるということはかなり起きうることであり、
長い間お湯に入り過ぎると、急に立ち上がった際に朦朧
として倒れそうになる事がある。これも同様に皮膚の血
管が拡張し、血液が多量に流れるため、脳に流れる血液
が不足するためである。このような状態は転倒の恐れが
あり危ない状況でもあった。
【0011】また、一般家庭の浴槽で、体がお湯に浸か
る高さが2cm深くなる毎に約1kgの重さが体にかか
ると言われており、肩まで浸かった場合には、一般成人
では胸の辺りに10〜20kgの重さ(水圧)が掛かる
と言われる。心臓の弱い人には、体への負担が大きなも
のであり、このような状態で入浴を続けることは好まし
いことではなかった。
【0012】本発明はこれら問題点に鑑みてなされたも
のであり、つまり、簡単な構成で入浴中の入浴者に対し
て、無理な入浴をせず、安全で健康的な入浴を確保でき
るよう、湯温や湯の量等から望ましい入浴時間を判断し
管理することで、入浴時の自己管理を提供することであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の入浴管理装置
は、浴槽内の湯の温度を測定する湯温測定手段と、湯温
測定手段により測定された湯温に基づいて利用者の望ま
しい入浴可能時間を演算し制御する制御手段と、制御手
段により設定された入浴可能時間を計時する計時手段
と、計時手段により計測される測定可能時間に達した時
点で出浴するよう報知する報知手段とからなる。
【0014】更に本発明の入浴管理装置は、利用者の身
体等の情報を入力することが可能な入力手段を設け、入
力された身体情報と、測定された湯温に基づいて前記制
御手段による入浴可能時間の設定が変更されるものとす
る。
【0015】また、本発明の入浴管理装置は、前記入力
手段から入力される情報は利用者の年齢であり、入力さ
れた利用者の年齢と測定された湯温に基づいて前記制御
手段による入浴可能時間の設定が変更されるものとす
る。
【0016】更に本発明の入浴管理装置は、入浴前の行
動または/および体調を入力する入力手段を設け、入力
された行動または/および体調によって前記制御手段に
よる入浴可能時間の設定が変更されるものとする。
【0017】また、本発明の入浴管理装置は、前記湯温
測定手段による湯の温度の測定は、利用者の入浴中に常
時行われ、測定された湯温が変更している場合には、測
定された湯の温度に基づいて前記制御手段による入浴可
能時間の設定が変更されるものとする。
【0018】更に本発明の入浴管理装置では、浴槽内の
水位を測定する水位測定手段を設け、水位測定手段によ
り測定された水位から利用者が入浴した時に体に受ける
水圧を求め、求められた水圧により前記制御手段による
入浴可能時間の設定が変更されるものとする。
【0019】また、本発明の入浴管理装置では、前記制
御手段において利用者の出浴の意志または出浴の行動が
行われたと判断された後、一定の間隔を開けてから再
度、利用者が出浴しているかを監視する手段を設け、出
浴していないと判断された場合には、前記報知手段によ
る報知を行うこととする。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の入浴管理装置では浴槽の
湯温を測定し、その湯温から利用者が入浴するのに望ま
しい時間を予め設定し、利用者が入浴してからの時間を
計時するタイマ機能を内蔵し、望ましい入浴可能時間が
経過したらブザーを鳴らす。
【0021】また入浴は、湯船の温度や入浴時間により
種々の身体症状を改善することができると言われてい
る。例えば、身体状態と入浴時間・方法として、以下の
ような入浴法が適していると言われている。 高血圧:39〜40℃に20〜30分 低血圧:42〜43℃に2〜3分の繰り返し 肩こり、腰痛:40〜42℃に20〜30分 肉体疲労:43〜44℃に10分前後 ストレス解消:40℃前後に20〜30分 運動不足:43℃位に3〜4分の入浴を繰り返す
【0022】また、人体は年齢と共に自律神経の機能は
低下していき、特に高齢者には高温での入浴は心臓への
負担が大きくなる。従って、本発明の入浴管理装置で
は、入浴者の年齢や身体状態及び疲労状態や入浴前の行
動によって、入浴可能時間を適宜変更する。
【0023】また、本発明の入浴管理装置では、利用者
の出浴の意志または出浴の行動が行われたと判断された
後、数分間の間隔をおいてから再度、利用者が出浴して
いるかを確認する構成とし、入浴可能時間を過ぎてから
も必要以上に入浴することがないようにする。
【0024】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本発明の入浴可能時間を管理する装置の電気
的接続を示すブロック図である。入浴管理装置1は、各
ブロックと繋がり装置全般の制御及び演算を行う制御手
段であるマイクロコンピュータ(以下マイコンとする)
2によって制御されるものである。そのマイコン2に
は、利用者の各種の情報を設定する複数のスイッチから
なる入力手段である入力部3、浴槽内の湯の温度を測定
するサーミスタからなる湯温測定手段である湯温センサ
4、浴槽内の湯の量を測定する水位センサ5、浴室の気
温を測定する室温センサ6、入力された身体情報や測定
された湯温、室温、水位等種々の情報を記憶しておく記
憶手段であるメモリ部7、マイコン2で設定された入浴
可能時間を計測する計時手段であるタイマ8、現在の湯
温や室温及び入浴可能時間を表示する表示手段である表
示部9、入浴可能時間に達したときに、出浴することを
入浴者に促す報知手段であるブザー10、入浴管理装置
が作動中に点灯するLED11からなる。
【0025】図2は外観図である。入浴管理装置1の正
面側には、表示部9がありその下側には、入力部3の一
部である個人データを記憶しておくメモリに対応したメ
モリスイッチ31〜35が並んでいる。右側には、入浴
管理装置1が作動中であることを示すLED11、利用
者の身体情報の設定等に用いられるアップスイッチ3
6、ダウンスイッチ37、設定スイッチ38、電源のオ
ン/オフ及びタイマの停止に用いる電源スイッチ39が
ある。また、入浴管理装置1にはそれぞれコードによっ
て湯温センサ4、水位センサ5、室温センサ6が繋がれ
ている。
【0026】図3は本装置の使用状態を示す図であり、
入浴管理装置1は浴槽50の淵上51に置かれ、水位セ
ンサ5と湯温センサ4は入浴中に邪魔にならないよう浴
槽内の側面に設置され、室温センサ6は浴室の側壁52
に設置される。
【0027】図4のフローチャートを用いて、本発明の
一実施例における入浴管理装置1の動作の流れについて
説明する。電源スイッチ39が押されると、入浴管理装
置1は作動状態となり、LED11が点灯する。表示部
9は、図5(a)に示すような表示となるので、設定ス
イッチ38が押されたかを判断する(ステップS1)。
ここで設定スイッチ38が押された時には、図5(b)
に示すような表示となるので、現在既に、入浴している
かを入力させる(ステップS2)。ここで入浴している
場合には、これから利用者の個人情報を設定していく際
に、ある程度の時間を必要とするので、この時点から、
入浴時間を測定しておくため、タイマ回路8を設定モー
ド中の時間計測をスタートさせる(ステップS3)。
【0028】利用者の身体情報の設定時には表示部9は
図5(c)に示すような表示となり、アップスイッチ3
6、ダウンスイッチ37、設定スイッチ38を用いて行
われ、本入浴管理装置1ではメモリ番号、年齢、身長、
体重を入力する(ステップS4)。メモリ番号はメモリ
スイッチ31〜35の中から選択して押し、年齢、身
長、体重はアップスイッチ36及びダウンスイッチ37
を用いて数値を変更していき、設定スイッチ38を押す
ことで決定する。更に、図5(d)に示すような表示と
なるので、利用者は「高血圧」、「低血圧」、「肩こ
り」、「腰痛」といった現在の身体状態(症状)を入力
することで、設定モードは終了する(ステップS5)。
【0029】ステップS1で設定スイッチ38が押され
ていない場合には、メモリスイッチ31〜35のいずれ
かが押されているか判断する(ステップS6)。利用者
は入浴と同時に自分のメモリ番号を押すこととし、ここ
で、メモリスイッチ31〜35のいずれかが押された場
合には、そのメモリスイッチに対応した利用者のデータ
をメモリ部7から、マイコン2に読み出してくる(ステ
ップS7)。
【0030】次に入浴前の行動及び体調を入力する。図
5(e)及び図5(f)に示すような表示となるので、
「運動をした」、「食事をした」、「お酒を飲んだ」、
「肉体疲労」、「ストレス気味」、「特別ない」といっ
た選択肢の中から入浴前の行動と体調を順に選択する
(ステップS8)。
【0031】次に、現在の浴槽内の湯温を湯温センサ4
で測定し、浴室内の温度を室温センサ6で測定する(ス
テップS9)。更に水位センサ5で浴槽内の湯の量を測
定する(ステップS10)。この測定された湯温及び水位
はメモリ部7に記憶しておく。
【0032】次に、それまでに得られた様々な情報か
ら、マイコン2で利用者に適した入浴可能時間を求め
る。設定されている年齢が高いほど、入浴可能時間を短
くし、また測定された浴槽の湯温が高い時も入浴可能時
間を短くする。ここでは年齢をA、湯温をThwとし、
入浴可能時間Tb(s)はTb=4400−(9.5×
A)−(64.5×Thw) から算出する。仮に利用
者が60歳であり、現在の湯温が40.0℃であれば、
その利用者での入浴可能時間Tbは、 Tb=4400−(9.5×60)−(64.5×40.0) =1250(s) となり、20分50秒と計算される。尚、この演算式で
は、20歳以下の利用者の場合には全てAを20として
算出し、極度に長い入浴可能時間が算出されないものと
する。
【0033】更に、ステップS5の設定モードで身体状
態(症状)が設定されていれば、それに基づいた入浴可
能時間設定の修正を行う。「高血圧」が設定されていれ
ば、40℃の湯に浸かるのは適正であり、特に時間の修
正は行わないが、仮に、短い入浴可能時間が設定されて
いるのであれば、若干、長めに入浴することが出来るよ
う、入浴可能時間を長くする。ただし、入浴者の身体に
安全であると考えられる範囲で長くする。
【0034】また、ステップS10で測定された浴槽内
の湯の水位と、設定されている入浴者の身長から、その
入浴者の心臓に係ると考えられる水圧を推定し、心臓へ
の負担が大きいと考えられるときにも入浴可能時間を短
くする。
【0035】また、ステップS8において入浴前行動・
体調で選択された項目があれば、その内容にも基づき、
入力可能時間の修正及び表示を行う。仮に「食事をし
た」や「飲酒をした」といった項目が選択されていたの
であれば、長い入浴は身体への負担が大きいため、入浴
可能時間を短くする。あるいは、「肉体疲労」が選択さ
れたのであれば、現在の湯温を若干高くすることを薦め
る表示を表示部9に行う。また、ステップS3で、入浴
中の設定であるためタイマが作動していれば、それまで
の測定された時間を、入浴可能時間Tbから減らしてお
く。
【0036】以上のように、種々の条件により求められ
た入浴可能時間Tbと、測定された現在の湯温、室温を
図5(g)に示すように表示し、タイマ8で計時を開始
することで入浴可能時間の管理を行う(ステップS1
2)。
【0037】入浴可能時間の管理モードでは、入浴可能
時間の計時を行っているが、その処理は、タイマ8とマ
イコン2の別処理で行われるものであり、本フローチャ
ートには示さない。
【0038】始めに現在の浴槽内の湯の水位を水位セン
サ5で測定する(ステップS13)。ここでステップS
4にて設定されたメモリ部7に記憶されている入浴者の
身長(H)と体重(W)から、次式に基づき入浴者の体
積(C)を推定しておく。 C(cm3)=Wα×Hβ×γ (但し、α、β、γは
係数)
【0039】推定される体積と現在の水位から、入浴者
が出浴した際に下がると想定される水位の範囲を予め算
出し、その範囲内に水位が変化していないかで入浴者が
出浴したかを判断する。ここで出浴したと考えられる水
位の変化が起きている場合には、利用者は入浴可能時間
に達する前に、自ら出浴したものであると判断し、出浴
再確認モードへと移行する(ステップS14)。
【0040】ステップS14において、出浴していない
と判断された場合には、現在の浴槽内の湯温を湯温セン
サ4で測定し、浴室内の温度を室温センサ6で測定する
(ステップS15)。ここで測定された湯温と、現在の
入浴可能時間を算出した際に用いた湯温とに差が生じて
いるかを判断し(ステップS16)、湯温が変更してい
るのであれば、設定されている入浴可能時間の変更を行
う。温度が上昇しているのであれば、その温度における
入浴可能時間Tbを再度算出し、現在の入浴経過時間を
差し引いた時間を新しい入浴可能時間として設定する。
更に、ステップS13にて測定した水位においても増減
が起きている場合には、入浴可能時間を変更する(ステ
ップS17)。
【0041】次に電源スイッチ39が押されたかを判断
する。ここで電源スイッチが押された場合には、入浴者
がタイマ8による入浴時間の管理を終了して、出浴しよ
うとしていると判断し、この場合にも入浴時間管理モー
ドを終了し、出浴再確認モードへ移行する(ステップS
18)。
【0042】次にタイマ8による計時で入浴可能時間に
達していないかを判断する。ここで未だ、入浴可能時間
に達していなければ、ステップS13の水位測定へと戻
り、入浴時間管理モードを繰り返すことなる(ステップ
19)。
【0043】ステップS19において、入浴可能時間に
達していれば表示部9が図5(h)に示すような表示と
なり、またブザー10を鳴らすことで、入浴者に出浴す
るように報知する(ステップS20)。ここで電源スイ
ッチ39が押されたかを判断し、押されていれば入浴者
は入浴時間を経過したことを理解し、出浴しようとして
いるものとしてブザーを止め、出浴確認モードとなる。
電源スイッチ38が押されるまではステップS20に戻
り、ブザーを鳴らし続けることとなる(ステップS2
1)。
【0044】出浴確認モードでは、確実に利用者が出浴
したかを確認する。これは、ステップS14で水位の変
動から出浴したと判断されたり、ステップS18やステ
ップS21で電源スイッチを押すことでタイマ8やブザ
ー10を止めたとしても、実際には出浴していなかった
り、あるいは再度、入浴することもあるため、実際に出
浴しているかを一定時間の経過後に確認する。従って、
タイマ8で1分間を計時し(ステップS23)、1分間
経過した時点で再度、利用者が出浴しているかを監視す
る手段である水位センサ5で水位を測定する(ステップ
S24)。ここでステップS10で測定された入浴中の
水位と比較して、出浴した際に減少する範囲の水位変動
が起きているかを判断し、出浴していないと判断された
場合には、ステップS20に戻り、ブザー10を鳴らす
こととなる。出浴していると判断された場合には、本入
浴管理装置1による入浴管理は終了となる。従って、出
浴確認モードで出浴されたと判断されるまでは、1分毎
に出浴の確認を行うこととなる(ステップS25)。
【0045】以上、本発明の一実施例を示したが、この
形態に限定することなく、例えば浴槽の湯を沸かす一般
的な湯温管理ユニットに本装置と同様の機能を付加した
形態としてもよいし、 あるいは、浴槽の淵に置くこと
に拘らず、湯面上に浮くような形態のものとしてもよ
い。
【0046】また、入浴可能時間が経過した際の報知方
法として、ブザーを鳴らすことによって入浴者に理解さ
せるが、その際にブザー音を徐々に大きくしていく構成
としてもよいし、あるいは、入浴可能時間の経過の数分
前に予鈴を鳴らす構成としてもよい。
【0047】また、ここで示した入浴時間の演算式は一
例であるので、入浴時間の演算方法としては前述の演算
式に限らず、係数や演算式自体を適宜変更することは可
能である。
【0048】
【発明の効果】本発明の入浴管理装置では、従来の湯温
計の回路に幾つかの入力スイッチとタイマ等の簡単な部
品を設けただけの簡単な構成で実現できるものであり、
測定された浴槽の湯温に応じた入浴可能時間を求め、そ
の時間に達したら報知するものなので、利用者が必要以
上に無理な入浴を行わず安全である。
【0049】更に、測定された浴槽の湯温と利用者の情
報に基づいた入浴可能時間によって入浴を管理する形態
とすれば、熱い湯に長時間入浴すると身体への負担が大
きい高齢者ほど、入浴可能時間を短くでき、より利用者
に即した管理が可能となる。
【0050】更に本発明の入浴管理装置では、利用者の
身体状態や疲労状況、入浴前の行動によって入浴可能時
間を適宜変更する構成とすれば、より利用者の入浴時の
身体状態に応じて入浴を管理できるので、入浴による様
々な効果が可能となる。
【0051】また、本発明の入浴管理装置では出浴と判
断された後、一定の時間をおいて、再度、出浴したかを
確認するので、利用者がタイマを止めた後や、一度出浴
してから再度入浴した場合などにも対応でき、より安全
性の高い入浴の管理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における入浴管理装置の構成
部分の電気的接続を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における入浴管理装置の外観
を概略的に示す図である。
【図3】本発明の一実施例における入浴管理装置の使用
状態を示す図である。
【図4】本発明の一実施例における入浴管理装置のフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の一実施例における入浴管理装置の表示
内容を示す図である。
【符号の説明】
1 湯温計 2 マイクロコンピュータ 3 入力部 4 湯温センサ 5 水位センサ 6 室温センサ 7 メモリ部 8 タイマ 9 表示部 10 ブザー 11 LED 31、32、33、34、35 メモリスイッチ 36 アップスイッチ 37 ダウンスイッチ 38 設定スイッチ 39 電源スイッチ 50 浴槽 51 浴槽の淵 52 浴室の側壁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内の湯の温度を測定する湯温測定手
    段と、湯温測定手段により測定された湯温に基づいて利
    用者の望ましい入浴可能時間を演算し制御する制御手段
    と、制御手段により設定された入浴可能時間を計時する
    計時手段と、計時手段により計測される測定可能時間に
    達した時点で出浴するよう報知する報知手段とからなる
    入浴管理装置。
  2. 【請求項2】 更に利用者の身体等の情報を入力するこ
    とが可能な入力手段を設け、入力された身体情報と、測
    定された湯温に基づいて前記制御手段による入浴可能時
    間の設定が変更されることを特徴とする請求項1に記載
    の入浴管理装置。
  3. 【請求項3】 前記入力手段から入力される情報は利用
    者の年齢であり、入力された利用者の年齢と測定された
    湯温に基づいて前記制御手段による入浴可能時間の設定
    が変更されることを特徴とする請求項2に記載の入浴管
    理装置。
  4. 【請求項4】 更に入浴前の行動または/および体調を
    入力する入力手段を設け、入力された行動または/およ
    び体調によって前記制御手段による入浴可能時間の設定
    が変更されることを特徴とする請求項1から3のいずれ
    か1項に記載の入浴管理装置。
  5. 【請求項5】 前記湯温測定手段による湯の温度の測定
    は、利用者の入浴中に常時行われ、測定された湯温が変
    更している場合には、測定された湯の温度に基づいて前
    記制御手段による入浴可能時間の設定が変更されること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の入
    浴管理装置。
  6. 【請求項6】 更に浴槽内の水位を測定する水位測定手
    段を設け、水位測定手段により測定された水位から利用
    者が入浴した時に体に受ける水圧を求め、求められた水
    圧により前記制御手段による入浴可能時間の設定が変更
    されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項
    に記載の入浴管理装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段において利用者の出浴の意
    志または出浴の行動が行われたと判断された後、一定の
    間隔を開けてから再度、利用者が出浴しているかを監視
    する手段を設け、出浴していないと判断された場合に
    は、前記報知手段による報知を行うことを特徴とする請
    求項1から6のいずれか1項に記載の入浴管理装置。
JP2000185676A 2000-06-21 2000-06-21 入浴管理装置 Pending JP2002000686A (ja)

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