JP3129710B2 - 入浴管理装置 - Google Patents

入浴管理装置

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JP3129710B2
JP3129710B2 JP11129767A JP12976799A JP3129710B2 JP 3129710 B2 JP3129710 B2 JP 3129710B2 JP 11129767 A JP11129767 A JP 11129767A JP 12976799 A JP12976799 A JP 12976799A JP 3129710 B2 JP3129710 B2 JP 3129710B2
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耕一 糸田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入浴時間を管理し
て健康に好適な入浴を行なうことができる入浴管理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、所定時間温泉に入り温まる
か、或いは、所定時間入浴して温まると疲れがとれ、肉
体的にも精神的にも健康に良いと言われていた。また、
浴槽内の湯のpH値も少なからず肌に悪影響を与えてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、健康に
良いとされる所定時間入浴を行なうと血圧の高い人は長
い時間温泉或いは入浴(以後入浴と称す)していると血
圧が上昇して健康を損ねてしまう問題があった。また、
冷え性の人は通常の入浴時間より少し長い時間入浴を行
なうと体が温まり冷え性も改善されるが、長い時間入浴
していると脳貧血を起こす、所謂湯気にあがってしまう
人もいて、入浴時間には人それぞれ個人差がある問題が
あった。
【0004】また、年齢、体調、体質等により人にはそ
れぞれ最適な入浴時間と、最適なpH値があると言われ
ているが、通常では浴槽内の湯のpH値は測定していな
いため、肌に合わないpH値の湯に入浴すると肌荒れを
増大させてしまう問題もあった。
【0005】本発明は、係る従来技術の課題を解決する
ために成されたものであり、肌を傷めず、且つ、健康に
最適な時間で入浴することができる入浴管理装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
入浴管理装置は、浴槽内の湯の温度を測定する温度セン
サと、この温度センサで検出された湯の温度を表示する
温度表示器と、入浴時間を設定する設定手段と、設定さ
れた入浴時間をカウントする時限手段と、入浴時間を表
示する表示手段と、報知手段及び制御手段と、浴槽内の
湯の温度と、当該温度に対応した入浴目安時間を示す対
応表示を備え制御手段は、温度センサで測定され温度
表示器に表示された浴槽内の湯の温度と対応表示から入
浴時間が設定された入浴時間をカウントすると共に、当
該入浴時間のカウントが終了した場合、報知手段を動作
させるものである。
【0007】また、請求項2の発明の入浴管理装置は、
上記に加えて、浴槽内の湯のpHを検出するpHセンサ
と、このpHセンサが検出した湯のpHを表示するpH
表示器と、浴槽内の湯のpHと、当該pHに対応した入
浴目安時間を示す対応表示を備え、制御手段は、pHセ
ンサで測定されpH表示器に表示された浴槽内の湯のp
Hと対応表示から入浴時間が設定された入浴時間をカウ
ントすると共に、当該入浴時間のカウントが終了した場
合、報知手段を動作させるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の入浴管理装置10の正
面図、図2は取扱説明書20が収納された収納部17の
扉17Aを開いた状態を示す入浴管理装置10の正面
図、図3は本発明の入浴管理装置10のブロック図をそ
れぞれ示している。尚、各図において同一符号で示すも
のは同一のものとする。入浴管理装置10は浴槽内の湯
の温度を測定する温度センサ12と、この温度センサ1
2にて検出された湯の温度を表示する温度表示器13
と、入浴時間を設定する設定手段と、設定された入浴時
間をカウントする時限手段と、入浴時間を表示する表示
手段と、報知手段及び制御手段としての制御装置19と
から構成されている。
【0009】制御装置19には図示しない浴槽内の湯の
温度を測定する温度センサ12と、この温度センサ12
で検出された湯の温度を表示する温度表示器13と、設
定手段として入浴時間(タイマ)の設定を行なう設定ス
イッチ14と、表示手段として入浴時間を表示するタイ
マLED15と、報知手段としてのブザー(チャイム等
を含む)18が接続されている。該制御装置19には時
限手段としてのタイマ(図示せず)が内蔵されており、
タイマによる入浴時間のカウントが終了した場合、制御
装置19はブザー18を鳴らすように構成されている。
【0010】また、入浴管理装置10の本体11は防水
処理が施された所定の大きさの筺体にて構成されてお
り、本体11前面左側上方には温度表示器13が設けら
れると共に、温度表示器13の下方にはタイマLED1
5が設けられている。タイマLED15の側方(この場
合右横)には設定スイッチ14が設けられており、この
設定スイッチ14は入浴時間を増加させる増加スイッチ
14Aと、入浴時間を減算させる減算スイッチ14Bと
により構成されている。
【0011】また、本体11底面には所定の長さのコー
ド12Aが接続されており、このコード12Aの先端に
は温度センサ12が接続されている。また、温度表示器
13の右横には電源スイッチ16が設けられており、こ
の電源スイッチ16が押されることにより入浴管理装置
10が動作すると共に、再度押されると入浴管理装置1
0の動作は停止するように構成されている。また、本体
11前面下方には浴槽内の湯の温度と、この温度に対応
して入浴目安時間の対応表示を示す入浴時間目安表21
が設けられている。
【0012】入浴時間目安表21には、浴槽内の湯の温
度に対応してどの位の時間入浴していれば健康に良いか
等の入浴時間の目安が記載されている。この入浴時間目
安表21には健康的な入浴方として、胸の僅か下まで湯
に入る半身入浴と、胸まで湯に入る胸身入浴とが示され
ている。この場合、半身入浴は、主に老人向けの入浴方
とされており、この半身入浴は胸(この場合特に心臓)
が温められないので長い時間入浴していても心臓に負担
をかけず、疲れをとる入浴法と考えられている。この場
合健康に良いと考えられている半身入浴の時間は、例え
ば38℃で21分、39℃で20分、40℃で19分、
41℃で18分、・・・45℃で14分等とされてい
る。
【0013】また、胸身入浴は通常健康の人が体を温
め、体全体の血行を良好にして疲れがとれる入浴法と考
えられている。この場合健康に良いと考えられている胸
身入浴時間は、例えば38℃で20分、39℃で19
分、40℃で18分、41℃で17分、・・・45℃で
13分等とされている。
【0014】前記、温度センサ12はサーミスタなどか
ら成るセンサで、この温度センサ12が湯内に挿入され
ると、湯の温度が測定されて温度表示器13に表示され
るように構成されている。この温度表示器13は大きく
て読みやすい7セグメント3桁のLED、又は、3桁表
示のLCDにて構成されると共に、38.0℃と小数点
以下1桁を表示可能に構成されている。また、タイマL
ED15も同様に大きくて読みやすい7セグメント4桁
のLED、又は、4桁表示のLCDにて構成されると共
に、20分00秒と分の秒とを表示可能に構成されてい
る。尚、タイマLED15は設定スイッチ14にて設定
された時間を表示すると共に、表示された時間からカウ
ントダウン表示を行ない、終了すると00分00秒を表
示するように構成されている。
【0015】一方、温度表示器13とタイマLED15
の側方(この場合左側)には、所定の大きさの収納部1
7が設けられている。この収納部17内には複数枚の取
扱説明書が収納されると共に、収納部17には開閉自在
の扉17Aが設けられている。この場合、扉17Aは収
納部17の一側に図示しない蝶番などにより枢支されて
いる。取扱説明書20は湯気や水でも劣化しない耐水性
の用紙、(この場合、樹脂等でコーティングされた容易
に折れ曲がらない用紙)にて構成されており、この取扱
説明書20には入浴管理装置10に添付されている詳し
い説明が記載されている。即ち、取扱説明書20には入
浴管理装置10の操作、入浴時の注意、健康入浴のため
のアドバイス等が詳しく記載されている。
【0016】以上の構成で、次ぎに入浴管理装置10の
使用例を説明する。尚、浴槽内には予め所定量の湯が入
れられており、入浴管理装置10は浴室の所定の位置に
設置されているものとする。また、温度センサ12は浴
槽内の湯の中に入れられ湯の温度を測定できる状態に取
り付けられているものとする。また、入浴管理装置10
は図示しない電池などの電源が接続されているものとす
る。
【0017】そして、図示しないが入浴した人は必要に
応じて扉17Aを開き収納部17内に設けた取扱説明書
20を開き、所定のページに記載されている入浴管理装
置10の操作説明、入浴時の注意、健康入浴のためのア
ドバイス等が読まれた後、扉17Aは閉じられる。次ぎ
に、電源スイッチ16が押されると、制御装置19は温
度センサ12にて検出された湯の温度を温度表示器13
に表示する。次ぎに入浴時間の設定が行なわれる。先
ず、体調、体質などにより半身入浴を行なうか胸身入浴
を行なうか選択される。そして、半身入浴が選択された
場合、入浴した人は温度表示器13に表示された湯の温
度を確認した後、入浴時間目安表21を確認する。
【0018】即ち、入浴した人は入浴時間目安表21に
記載された半身入浴の湯の温度38.0℃に対応した入
浴時間(21分)を確認した後、タイマLED15に表
示された時間を確認する。そして、タイマLED15に
表示された時間が入浴時間目安表21に記載された半身
入浴の湯の温度38.0℃に対応した入浴時間21分よ
り短い時間の場合、増加スイッチ14Aを押してタイマ
LED15の時間を21分に合わると共に、タイマLE
D15に表示された時間が21分を越えている場合、減
算スイッチ14Bを押してタイマLED15の時間を2
1分に合わせる。これによって、入浴時間が設定され
る。
【0019】また、入浴した人が入浴時間目安表21に
記載された湯の温度38.0℃に対応した入浴時間と異
なる時間で入浴したい場合、増加スイッチ14A或いは
減算スイッチ14Bを操作し、入浴していたい時間に合
わせられる。そして、半身入浴が行なわれると、タイマ
がカウントされる。そして、制御装置19は入浴時間が
終了しタイマLED15に00分00秒が表示されると
ブザー18を鳴らして入浴時間が終了したことを報知す
る。次ぎに、入浴した人によって電源スイッチ16が押
され入浴管理装置10の電源が切られて終了する(この
場合、入浴時間が終了したら自動的に入浴管理装置10
の電源を切るようにしても差し支えない)。尚、入浴時
間が終了したならば入浴している人は浴槽からでること
となる。これにより、入浴している人は時計を気にせず
安心して所定時間入浴することが可能となる。
【0020】また、胸身入浴が選択された場合、入浴し
た人は温度表示器13に表示された湯の温度を確認した
後、入浴時間目安表21を確認する。即ち、入浴した人
は入浴時間目安表21に記載された胸身入浴の湯の温度
38.0℃に対応した入浴時間20分を確認した後、タ
イマLED15に表示された時間を確認する。そして、
タイマLED15に表示された時間が入浴時間目安表2
1に記載された胸身入浴の湯の温度38.0℃に対応し
た入浴時間20分より短い時間の場合、増加スイッチ1
4Aを押してタイマLED15の時間を20分に合わせ
ると共に、タイマLED15に表示された時間が20分
を越えている場合、減算スイッチ14Bを押してタイマ
LED15の時間を20分に合わせる。これによって、
入浴時間が設定される。
【0021】また、入浴した人が入浴時間目安表21に
記載された湯の温度38.0℃に対応した入浴時間と異
なる時間で入浴したい場合、増加スイッチ14A或いは
減算スイッチ14Bを操作し、入浴していたい時間に合
わせられる。そして、胸身入浴が行なわれると、タイマ
がカウントされタイマLED15に00分00秒が表示
されて設定された入浴時間が終了すると制御装置19は
ブザー18を鳴らして入浴時間が終了したことを報知す
る。次ぎに、入浴した人によって電源スイッチ16が押
され入浴管理装置10の電源が切られて終了する(この
場合、入浴時間が終了したら自動的に入浴管理装置10
の電源を切るようにしても差し支えない)。尚、入浴時
間が終了したならば入浴している人は浴槽からでること
となる。これにより、入浴している人は時計を気にせず
安心して所定時間入浴することが可能となる。
【0022】このように、入浴管理装置10には浴槽内
の湯の温度を測定する温度センサ12と、この温度セン
サ12で検出された湯の温度を表示する温度表示器13
と、入浴時間を設定する設定スイッチ14と、設定され
た入浴時間をカウントするタイマと、入浴時間を表示す
るタイマLED15と、ブザー19及び制御装置19と
を備えている。そして、制御装置19は、タイマによる
入浴時間のカウントが終了した場合、ブザー18を動作
して鳴らすようにしているので、設定した入浴時間が終
了したことを報知することが可能となる。これにより、
設定された時間だけ入浴することができるようになる。
【0023】また、浴槽内の湯の温度と入浴目安時間の
対応表示を示す入浴時間目安表21を本体11の前面に
設けているので、例えば別に設けられた入浴時間のマニ
ュアル(湯の温度と入浴時間の対応表)を見ることなく
入浴時間を設定することが可能となる。これにより、温
度センサ12で検出した湯の温度に最適な入浴時間で入
浴することができるようになる。
【0024】また、収納部17内に複数枚の取扱説明書
20を設けているので、入浴しながらでも取扱説明書2
0を読むことができる。これにより、入浴しているとき
所定のページに記載されている取扱説明書20を読んで
入浴時の注意、健康入浴のためのアドバイス等を詳しく
知り、健康的に入浴することができる。尚、入浴管理装
置10の操作がわからない場合、取扱説明書20に記載
された入浴管理装置10の操作のページを読めば、入浴
管理装置10の操作を詳しく知ることができる。
【0025】次ぎに、図4にもう一つの入浴管理装置1
0Aの説明を行なう。この場合、温度表示器13と電源
スイッチ16との間にpH表示器22が設けられてお
り、このpHセンサ23は温度センサ12と抱き合わせ
て取り付けられている(図3点線)。このpH表示器2
2とpHセンサ23は制御装置19に接続されており、
pH表示器22も温度表示器13同様に大きくて読みや
すい7セグメント2桁のLED、又は、2桁表示のLC
Dにて構成されている。pHセンサ23は浴槽内の湯が
アルカリ性であるか酸性であるか等のpH値を検出する
ものであり、pH表示器22はpHセンサが検出した湯
のpHを表示するものである。尚、pHセンサ23で湯
のpHを検出する技術については、周知の技術であるた
め詳細な説明を省略する。
【0026】また、本体11前面下方には浴槽内の湯の
pHと、このpHに対応した入浴目安時間の対応表示を
示すpH目安表(入浴時間目安表21を含む)21Aが
設けられている(図3点線)。このpH目安表21Aに
は、浴槽内の湯のpH値に対してどの位の時間入浴した
ら健康に好適であるかの目安が記載されている。他は前
述の入浴管理装置10同様に構成されている。
【0027】以上の構成で、次ぎに入浴管理装置10A
の使用例を説明する。尚、皮膚に刺激が無く皮膚を傷め
ずに入浴するpH値は例えば略中性の場合とする。ま
た、前述同様入浴管理装置10Aは浴室の所定位置に設
置されているものとする。また、pHセンサ23は浴槽
内の湯の中に入れられ、入浴管理装置10Aは図示しな
い電池などの電源が接続されているものとする。
【0028】先ず、入浴する以前に入浴する人によって
pHセンサ(この場合、温度センサ12も含む)23が
湯内に入れられ電源スイッチ16が押される。電源スイ
ッチ16が押されると、制御装置19はpHセンサ23
で検出した湯のpHをpH表示器22に表示する。pH
表示器22に表示された湯のpH値がpH目安表21A
に記載されたpH値の場合そのまま入浴する。
【0029】また、pH表示器22に表示された湯のp
H値がpH目安表21Aに対して異なる場合、重曹など
のアルカリ性の中和剤を浴槽に入れ、pH目安表21A
に記載されたpH値まで中和させる。また、pH表示器
22に表示された湯の酸性湯の場合でそのまま入浴でき
ない肌の弱い人の場合も、重曹などのアルカリ性の中和
剤を浴槽に入れ、入浴する人に適したpH値がpH表示
器22に表示されるまで中和させる。
【0030】そして、前述同様入浴した人によって電源
スイッチ16が押され、制御装置19は温度センサ12
で検出された湯の温度を温度表示器13に表示する。入
浴する人の半身入浴、或いは、胸身入浴が選択された
後、入浴時間が設定され、半身入浴、或いは、胸身入浴
が行なわれる。そして、入浴するとタイマがカウントさ
れ、タイマLED15に00分00秒が表示されて設定
された入浴時間が終了すると制御装置19はブザー18
を鳴らして入浴時間が終了したことを報知する。次ぎ
に、電源スイッチ16が押され入浴管理装置10の電源
が切られて終了する。尚、入浴時間が終了したならば入
浴している人は浴槽からでることとなる。これにより、
皮膚が過敏な人でも肌荒れを心配せず所定時間健康入浴
を行なうことができるようになる。
【0031】このように、浴槽内の湯のpHを検出する
pHセンサ23と、このpHセンサ23が検出した湯の
pHを表示するpH表示器22を設けているので、浴槽
内の湯のpHをpH表示器22に表示させることが可能
となる。これにより、浴槽内のpHを自由に調整するこ
とが可能となり、pH表示器22に表示された湯の酸性
が強い場合、重曹などのアルカリ性の中和剤を浴槽に入
れて中和させることが可能となる。
【0032】また、本体11前面下方には浴槽内の湯の
pH値と、このpH値に対応した入浴目安時間の対応表
示を示すpH目安表21Aが設けられているので、浴槽
内の湯のpH値と入浴時間とを対応させて入浴すること
が可能となる。これにより、入浴する人は浴槽内の湯の
pH値に最適な時間入浴することができるようになり、
肌荒れを心配することなく所定時間健康的に入浴を行な
うことができるようになる。
【0033】更に、図5にもう一つの入浴管理装置10
Bを説明する。この場合、温度表示器13と電源スイッ
チ16との間には選択手段としての入浴スイッチ24が
設けられており、この入浴スイッチ24は制御装置19
に接続されている(図3点線)。入浴スイッチ24は複
数入浴スイッチ24A、24B、24C、24D(この
場合4個)にて構成されており、これらの入浴スイッチ
24A、24B、24C、24Dはそれぞれ入浴時間を
設定でき、設定された入浴時間は後述する記憶装置25
に記憶されるように構成されている。また、各入浴スイ
ッチ24A、24B、24C、24Dから記憶装置25
に記憶された入浴時間は各入浴スイッチ24A、24
B、24C、24Dが選択されて押されることによりそ
れぞれ呼び出せるように構成されている。
【0034】また、制御装置19は各入浴スイッチ24
にて選択された入浴時間をタイマLED15に表示させ
ると共に、タイマLED15の入浴時間のカウントが終
了した場合、ブザー18を鳴らして入浴時間が終了した
ことを報知するように構成されている。また、制御装置
19には記憶手段としての記憶装置25が接続されてお
り、この記憶装置25には各入浴スイッチ24A、24
B、24C、24Dで設定された入浴時間がそれぞれ記
憶できるように構成されている。また、記憶装置25に
はデータテーブル25Aが設けられており、このデータ
テーブル25Aには浴槽内の湯の温度と、この温度に対
応した入浴目安時間のデータが保存されている。
【0035】即ち、データテーブル25Aには予め標準
的な湯の温度として、例えば前述同様な38℃で21
分、39℃で20分、40℃で19分、41℃で18
分、・・・45℃で14分等が半身入浴時間として保存
されると共に、38℃で20分、39℃で19分、40
℃で18分、41℃で17分、・・・45℃で13分等
が胸身入浴時間として保存されている。尚、26は各入
浴スイッチ24A、24B、24C、24Dで設定され
た入浴時間を記憶装置25に記憶させるための記憶スイ
ッチである(図3点線)。
【0036】次ぎに、家族などの複数の入が入浴する場
合、年齢、体調、体質等によりそれぞれ最適な入浴時間
異なる場合がある。このような場合、入浴する家族が各
々使用する入浴スイッチ24A、24B、24C、24
Dが決められる。そして、入浴スイッチ24Aに決めら
れた人は、所定温度の湯が入れられた浴槽に入浴し、増
加スイッチ14A或いは減算スイッチ14Bを操作し、
所定の入浴時間を設定した後、記憶スイッチ26を押し
て、設定した湯の温度と入浴時間を記憶装置25に記憶
させる。これが、入浴する家族が各々入浴スイッチ24
毎に湯の温度と、入浴時間を設定しこれが記憶装置25
に記憶される。
【0037】係る、制御装置19は標準的な湯の温度と
入浴スイッチ24が操作されたときの湯の温度とを比較
し、データテーブル25Aを参照することにより選択さ
れた入浴時間を補正してタイマLED15に表示するよ
うに構成されている。この場合、データテーブル25A
には入浴時間目安表21と同じ標準的な湯の温度と入浴
時間とのデータが記憶されており、制御装置19は何れ
かの入浴スイッチ24が押されると、温度センサ12に
て検出された湯の温度に基づいてデータテーブル25A
から標準的な入浴時間をタイマLED15に表示するよ
うに構成している。
【0038】係る場合、制御装置19は入浴スイッチ2
4(この場合、24A)から記憶装置25に38℃で2
2分(この場合、入浴時間目安表21より入浴時間は2
分多い)と記憶されていて、実際に入浴スイッチ24
(24A)が押されたとき温度センサ12が湯の温度を
40℃と検出した場合、入浴時間は自動的に20分(こ
の場合、記憶装置25に記憶された入浴時間に−2分が
加算される)に変更されるように構成されている。
【0039】即ち、所定の湯の温度に対して標準入浴時
間より数℃加算された入浴時間が記憶装置25に記憶さ
れている場合、制御装置19は、温度センサ12にて検
出された湯の温度に基づいてデータテーブル25Aから
標準的な入浴時間を呼び出すと共に、所定の湯の温度に
対して標準入浴時間より数℃加算された入浴時間を加算
してタイマLED15に表示するように構成されてい
る。これにより、制御装置19は入浴したときの湯の温
度により入浴した人の最適な入浴時間に補正するように
構成されている。他前述の入浴管理装置10同様に構成
されている。
【0040】以上の構成で、次ぎに入浴管理装置10B
の使用例を説明する。尚、浴槽内には前述同様予め所定
量の湯が入れられており、入浴管理装置10Bは浴室の
所定位置に設置されているものとする。また、温度セン
サ12は浴槽内の湯の中に入れられているものとする。
また、入浴管理装置10Bは図示しない電池などの電源
が接続されているものとする。
【0041】先ず、入浴する以前に家族の誰がどの入浴
スイッチ24を使用するか予め決められる。そして、入
浴する人によって温度センサ12が湯内に入れられ電源
スイッチ16が押される。電源スイッチ16が押される
と、制御装置19は温度センサ12で検出された湯の温
度を温度表示器13に表示する。次ぎに、温度表示器1
3に表示された湯の温度と入浴時間目安表21に表示さ
れた入浴時間を目安に、予め決められた設定スイッチ1
4を操作して自分の健康に最適な半身入浴、或いは、胸
身入浴の入浴時間を設定する。そして、入浴時間が設定
された後、記憶スイッチ26が押されて入浴時間は記憶
装置25に記憶される。この入浴時間の記憶がそれぞれ
家族各々行なわれる。
【0042】そして、後日入浴した人が決められた入浴
スイッチ24を押すと、制御装置19は数秒温度センサ
12で検出した湯の温度を温度表示器13に表示すると
共に、押された入浴スイッチ24に対応する入浴時間を
記憶装置25から呼び出してタイマLED15に表示す
る。係る所定の入浴スイッチ24に所定の湯の温度に対
して標準入浴時間より異なる入浴時間が設定されている
場合、制御装置19は温度センサ12にて検出された湯
の温度に基づいてデータテーブル25Aから標準的な入
浴時間を呼び出すと共に、標準的な入浴時間に対して異
なる設定時間を標準入浴時間に加算した入浴時間をタイ
マLED15に表示する。尚、タイマLED15に表示
された時間を変更したい場合、増加スイッチ14A或い
は減算スイッチ14Bを押すことにより、入浴時間が変
更可能とされている。また、増加スイッチ14A或いは
減算スイッチ14Bが押されても記憶スイッチ26が押
されなければ変更した時間は記憶装置25に記憶されな
い。
【0043】そして、半身入浴、或いは、胸身入浴が行
なわれるとタイマがカウントされる。タイマがカウント
されてタイマLED15に00分00秒が表示され、入
浴スイッチ24に設定された時間が終了すると制御装置
19はブザー18を鳴らして入浴時間が終了したことを
報知する。また、入浴スイッチ24に決められた他の人
も同様に所定の入浴時間入浴することができる。次ぎ
に、電源スイッチ16を押し入浴管理装置10Bの電源
を切り終了する。これにより、入浴スイッチ24で記憶
された家族の誰が入浴しても予め設定した入浴時間で健
康入浴を行なうことができるようになる。
【0044】このように、入浴管理装置10には設定ス
イッチ14にて設定された入浴時間を複数記憶する記憶
装置25と、この記憶装置25に記憶された複数の入浴
時間を選択する入浴スイッチ24とを備えているので、
記憶装置25に家族各々の入浴時間をそれぞれ記憶させ
ることが可能となる。これにより、記憶装置25に記憶
させた入浴時間を設定スイッチ14で呼び出して所定時
間入浴することが可能となる。
【0045】また、記憶装置25には、浴槽内の湯の温
度に対応した入浴目安時間のデータテーブル25Aを有
している。そして、制御装置19は、標準的な湯の温度
と入浴スイッチ24が操作されたときの湯の温度とを比
較し、データテーブル25Aを参照して選択された入浴
時間を補正してタイマLED15に表示するようにして
いるので、設定した湯の温度に対して浴槽の湯の温度が
異なる場合でも、制御装置19は浴槽の湯の温度に最適
な入浴時間に補正することが可能となる。これにより、
浴槽の湯の温度に係わらず家族の各人が決められた入浴
スイッチ24を押すだけで最適な入浴時間で入浴するこ
とができるようになる。
【0046】尚、実施例では入浴管理装置10、入浴管
理装置10B、入浴管理装置10Cを別々に説明したが
これに限らず、入浴管理装置10B、入浴管理装置10
Cを一体化しても本発明は有効である。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、浴槽内の湯の温度を測定する温度センサと、この温
度センサで検出された湯の温度を表示する温度表示器
と、入浴時間を設定する設定手段と、設定された入浴時
間をカウントする時限手段と、入浴時間を表示する表示
手段と、報知手段及び制御手段と、浴槽内の湯の温度
と、当該温度に対応した入浴目安時間を示す対応表示を
備え制御手段は、温度センサで測定され温度表示器に
表示された浴槽内の湯の温度と対応表示から入浴時間が
設定された入浴時間をカウントすると共に、当該入浴時
間のカウントが終了し た場合、報知手段を動作させるよ
うにしているので、温度表示器に表示された浴槽内の標
準的な湯の温度と入浴目安時間から入浴する人がその湯
の温度に対して最適な時間入浴することが可能となる。
これにより、例えば血圧の高い人は例えば浴槽内の標準
的な湯の温度と入浴目安時間から健康に最適な時間入浴
することが可能となると共に、冷え性の人は通常の入浴
時間より少し長い時間入浴を行ない体が温めて冷え性を
改善することができるようになる。従って、浴槽内の湯
の温度が標準的な湯の温度の場合であれば、血圧の高い
人或いは冷え性人など誰でも健康に好適な時間入浴する
ことができ、入浴管理装置の利便性を大幅に向上させる
ことができるようになるものである。
【0048】また、請求項2の発明は上記に加えて、浴
槽内の湯のpHを検出するpHセンサと、このpHセン
サが検出した湯のpHを表示するpH表示器と、浴槽内
の湯のpHと、当該pHに対応した入浴目安時間を示す
対応表示を備え、制御手段は、pHセンサで測定されp
H表示器に表示された浴槽内の湯のpHと対応表示から
入浴時間が設定された入浴時間をカウントすると共に、
当該入浴時間のカウントが終了した場合、報知手段を動
作させるようにしているので、温度表示器に表示された
浴槽内の標準的な湯の温度と浴槽内の湯のpHと入浴目
安時間から入浴する人がその湯の温度と湯のpHに対し
て最適な時間入浴することが可能となる。これにより、
例えば酸性湯の場合でそのまま入浴できない肌の弱い人
は浴槽内の標準的な湯の温度と湯のpHと入浴目安時間
から健康に最適な時間入浴することが可能となる。従っ
て、酸性湯に入浴して肌荒れをする人などでも肌荒れを
心配することなく浴槽内の湯のpH値に最適な時間入浴
することができるようになり、入浴管理装置の利便性を
大幅に向上させることができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入浴管理装置の正面図である。
【図2】取扱説明書が収納された収納部の扉を開いた状
態を示す入浴管理装置の正面図である。
【図3】本発明の入浴管理装置のブロック図である。
【図4】もう一つの入浴管理装置の正面図である。
【図5】もう一つの入浴管理装置の正面図である。
【符号の説明】
10 入浴管理装置 11 本体 12 温度センサ 13 温度表示器 14 設定スイッチ 14A 増加スイッチ 14B 減算スイッチ 15 タイマLED 16 電源スイッチ 18 ブザー 17 収納部 17A 扉 19 制御装置 20 取扱説明書 21 入浴時間目安表
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 33/00 A47K 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内の湯の温度を測定する温度センサ
    と、この温度センサで検出された湯の温度を表示する温
    度表示器と、入浴時間を設定する設定手段と、設定され
    た入浴時間をカウントする時限手段と、前記入浴時間を
    表示する表示手段と、報知手段及び制御手段と、浴槽内
    の湯の温度と、当該温度に対応した入浴目安時間を示す
    対応表示を備え前記制御手段は、前記温度センサで測定され温度表示器
    に表示された前記浴槽内の湯の温度と前記対応表示から
    入浴時間が設定された前記入浴時間をカウントすると共
    に、当該入浴時間のカウントが終了した場合、前記報知
    手段を動作させることを特徴とする入浴管理装置。
  2. 【請求項2】 浴槽内の湯のpHを検出するpHセンサ
    と、このpHセンサが検出した湯のpHを表示するpH
    表示器と、浴槽内の湯のpHと、当該pHに対応した入
    浴目安時間を示す対応表示を備え、 制御手段は、前記pHセンサで測定されpH表示器に表
    示された前記浴槽内の湯のpHと前記対応表示から入浴
    時間が設定された前記入浴時間をカウントすると共に、
    当該入浴時間のカウントが終了した場合、前記報知手段
    を動作させることを特徴とする請求項1の入浴管理装
    置。
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