JP2001520980A - 改良された発汗抑制活性物質およびそれから製造される製剤 - Google Patents

改良された発汗抑制活性物質およびそれから製造される製剤

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、水溶性アミノ酸、特にグリシンを含むアルミニウムジルコニウム基剤塩の水溶液であって、その活性物質自体の溶液を形成するのに用いられるまたは本発明によって製造される化粧用組成物を形成するのに用いられるZr:グリシン重量比が、重量:重量基準で1:1.2〜1:5、特に、1:2〜1:4の範囲内、そしてより詳しくは、1:2〜1:3の範囲内である該水溶液を安定化させることを含む。多量の1種類または複数のアミノ酸を用いて小形ジルコニウム種の重合を減少させることにより、該発汗抑制塩の効力を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、発汗抑制剤のような、アルミニウムジルコニウムグリシン塩(ZA
G)およびそれらを用いて製造される組成物の水溶液中の小形ジルコニウム種の
安定化に関する。現在市販されているZAG塩は、グリシンを緩衝剤として含有
し、そのグリシン/Zr重量比は約1:1である。しかしながら、発汗抑制ゲル
製品の水性相のような水溶液中では、時間経過中にジルコニウムの重合が起こり
、それによって効力が低下する。本発明は、このような溶液の安定化を改良する
方法を提供する。ZAGの水溶液中でのジルコニウムの重合は、グリシンなどの
アミノ酸の量を増加させることによって時間経過中に有意に減少して、より高分
子量のジルコニウム種の形成を妨げる。
【0002】 発明の背景 アルミニウムクロロヒドレクス(アルミニウムクロロヒドレクスポリマー塩と
も称され、以下、“ACH”と略す)およびアルミニウムジルコニウムグリシン
塩(以下、“ZAG”、 “ZAG錯体”または “AZG”と略す)のような発
汗抑制塩は、100〜500,000の分子量(MW)を有する種々のポリマー
種およびオリゴマー種を含有することが知られている。概して、それら種が小さ
いほど、発汗減少への効力は高くなることが臨床的に分かっている。多くの努力
は、(1)発汗抑制剤およびデオドラントとしてのこれら物質の性能に影響を与
えるACHおよびZAGの成分を選択する方法および(2)これら成分のより小
さい種類を存在させ且つそれを維持するようにこれら成分を操作する方法に集中
してきた。
【0003】 これら試みには、分析技術の開発も含まれている。サイズ排除クロマトグラフ
ィー(“SEC”)またはゲル浸透クロマトグラフィー(“GPC”)は、発汗
抑制塩溶液中のポリマー分布について情報を得るためにしばしば用いられる方法
である。適当なクロマトグラフィーカラムを用いると、少なくとも5種類の異な
った群のポリマー種をZAG中で検出することができ、クロマトグラム中におい
てピーク1、2、3、4および“5、6”として知られるピークとして現れる。
ピーク1は、より大きいZr種である(120〜125Åより大)。ピーク2お
よび3は、より大きいアルミニウム種である。ピーク4は、より小さいアルミニ
ウム種(アルミニウムオリゴマー)であり、ACH塩およびZAG塩両方につい
て増加した効力と相関している。ピーク5、6は、最も小さいアルミニウム種で
ある。これらピークそれぞれの相対保持時間(“Kd”)は、実験条件によって
異なる。
【0004】 ACHおよび様々な種類のZAG活性物質のピークを特性決定するための各種
分析的アプローチは、Dr.Allan H.Rosenberg によって“Antiperspirant Active
s-Enhanced Efficacy Aluminum-Zirconium-Glycine(AZG) Salts”(Cosmetics a
nd Toiletries Worldwide, Fondots,D.C. 監修,ハートフォードシャー,英国;
Aston Publishing Group, 1993,252,254-256頁)に見いだされる。GPCを用い
て、Rosenberg は、AlKd0.0;0.24;0.40;および0.60とし
て確認される4個のピークを記載している。活性ACHは、豊富なAlKd0.
4含量を有する物質として確認される。Rosenberg は、豊富なAlKd0.4含
量を有する活性AZG塩が、発汗抑制剤用途の性能を必ずしも増加させないとい
うことを指摘し、そしてジルコニウムポリマー分布が、臨床的効力を予測する場
合にAlKd0.4の豊富さより重要であり、より低分子量のジルコニウムポリ
マー分布がより望ましいということに注目している。
【0005】 改良された効力を有する発汗抑制塩を得る試みには、より大形の種を重合して
ピーク−4種にするために、高圧を用いてまたは用いることなくACHの溶液を
加熱することなどによってACHのより良い種類を得る方法を開発することが含
まれていた。例は、Gosling らの米国特許第4,359,456号に見いだされ
うる。ACH溶液はアルミニウムジルコニウムグリシン(ZAGまたはAZG)
塩の出発物質として用いることができるので、ACH溶液を加熱することは、噴
霧乾燥する前にピーク−4オリゴマーを豊富にするためにも用いられてきた。こ
のようなアプローチは、しかしながら、ジルコニウム種の問題に直接的に取り組
んでいない。
【0006】 Callaghan らの米国特許第4,775,528号は、6:1〜1:1のAl: Zr原子比を有する固体発汗抑制組成物の形成を記載しており、その組成物の溶
液中のGPCプロフィールは、ピーク4/ピーク3について少なくとも2:1の
比率を与えた。この参考文献は、ジルコニル塩酸塩を、乾燥工程が完了する前に
アルミニウムクロロヒドロキシド溶液と混合することを明記している。その強調
点は、アルミニウム化学を最適化することに置かれ、ジルコニウム化学への作用
については全く検討されていない。
【0007】 発汗抑制塩中にグリシンを用いる試みは以前にもいくつかあった。例えば、Br
istol-Myers Squibb Company に譲渡された欧州特許出願第0499456A2 号は、ZAG錯体およびその錯体の製造方法であって、ジルコニウムヒドロキシ
クロリド、ある選択されたアルミニウムクロロ種およびアミノ酸を水溶液中で混
合し、場合によりその水溶液を乾燥させて乾燥ZAG塩を得ることを含む方法を
記載している。
【0008】 Shin らの米国特許第4,435,382号は、グリシンを含むアルミニウム /ジルコニウム塩を錯体形成させて、このような塩が無水アルコール性ビヒクル
中であまり可溶性でなく且つ一層容易に懸濁するようにそれら塩の溶解度を変化
させることを教示している。
【0009】 Park らの米国特許第5,518,714号は、ロールオン式製品に特に適し た発汗抑制剤であって、その発汗抑制活性物質の無水エタノールまたはイソプロ
パノール中への溶解が、塩基性窒素官能基(グリシンなど)を有するものより選
択される化合物を含むことによって阻害されうる発汗抑制剤を開示している。
【0010】 Giovanniello らの米国特許第4,871,525号は、改良された発汗抑制 活性を有するアルミニウムジルコニウムヒドロキシルハライドグリシナート錯体
であって、そのグリシンがゲル形成を妨げるために用いられている錯体を記載し
ている。Zr対グリシンの比率は1:1未満である(段落5の36〜39行を参
照されたい)。
【0011】 Carmody らの米国特許第5,225,187号は、濃厚アルミニウム/ジルコ
ニウム/グリシン溶液を製造する方法であって、45〜50%固形分を有する溶
液を生じることができる方法を教示している。Zr対グリシンの比率は0.8:
1〜1.2:1の範囲内である(段落3の64〜66行を参照されたい)。
【0012】 Callaghan らの米国特許第5,589,196号は、ジルコニルヒドロキシク
ロリドおよびアルミニウムクロロヒドロキシドを含む発汗抑制組成物であって、
グリシンなどの中性アミノ酸を1:1のグリシン対ジルコニルヒドロキシクロリ
ドの量で含有しうるものを開示している。
【0013】 Provancal らの米国特許第5,643,558号は、多価アルコール中で効力
が増加するアルミニウム/ジルコニウム発汗抑制塩を製造する方法であって、ア
ルカリ性グリシナート塩を、回収される製品のpHを上昇させるためにその塩を
加える前に多価アルコールに加えることができる方法を教示している。このグリ
シン酸亜鉛は、Al/Zr塩中に存在するいずれのグリシンにも加えられる。
【0014】 Procter & Gamble Company に譲渡された欧州特許出願第0047650A2 号は、アルミニウム化合物、ジルコニウム化合物、中性アミノ酸および無機酸性
化合物の組合せを含む水溶性の安定な錯体を形成することによって得られる発汗
抑制組成物を開示している。そのアミノ酸は、少ない割合で存在している。
【0015】 Rosenberg らの欧州特許出願第0653203A1号は、高発汗抑制活性を有
するZAG塩を製造する方法を記載している。この参考文献によれば、グリシン
をZr出発物質に周囲温度で加え、その混合されたZr/グリシンを、連続また
は半連続操作で噴霧乾燥する直前にアルミニウムクロロヒドラート出発物質と混
合する。
【0016】 AZGを所定の時間枠内で噴霧乾燥して、粉末中の4個のピークの所望の分布
を定めることも示唆されている。Rosenberg,A.,“New Antiperspirant Salt Tec
hnology”(Cosmetics and Toiletries Worldwide, Fondots,D.C. 監修,ハート
フォードシャー,英国;Aston Publishing Group, 1993,214-218頁)を参照され
たい。
【0017】 活性塩を製造する従来の方法には、概して、次の反応スキームIによって記載
される方法が含まれる。
【0018】 ZrOClまたはZrOHCl+グリシン+水→溶液A 溶液A+Al(OH)5Cl+水→溶液B グリシンは、最大1:1のZr/グリシン比までの量で用いられる。次に、溶液
Bを速やかに噴霧乾燥させて、最終の粉末の形の活性塩を得る。このような方法
は、粉末の形のより小さいZrポリマー種を含むZAG塩を生じることができる
が、しかしながら、高濃度水溶液(10%重量/重量を超える)(例えば、その
溶液の全重量に基づいて10〜50重量%の範囲内)中において小形Zrポリマ
ー種を長時間安定化させることがなお要求されている。
【0019】 したがって、本発明の目的は、ZAGの水溶液であって、より高分子量のジル
コニウム種の形成が減少しているこれら塩の水溶液中において小形ジルコニウム
種を安定化させることである。もう一つの目的は、1:1より大のZr:アミノ
酸の量のグリシンなどのアミノ酸の使用によって増加した安定性を有するアルミ
ニウムジルコニウムグリシン溶液を提供することである。本発明のもう一つの目
的は、改良された効力および増加した半減期を有する、化粧品中に配合すること
ができるアルミニウムジルコニウムグリシン溶液を提供することである。本発明
のもう一つの目的は、発汗抑制および/またはデオドラント組成物中で改良され
た効力を有し且つ即時噴霧乾燥工程を必要としないアルミニウムジルコニウムグ
リシン溶液を製造する方法を提供することである。本発明の更にもう一つの目的
は、水溶液、特に、ZAGの水溶液中に存在するジルコニウム種を特性決定する
改良された方法を提供することである。本発明のこれらおよび他の目的は、次の
説明から明らかであろう。
【0020】 発明の要旨 本発明は、アミノ酸、特にグリシン(またはアミノ酸混合物)をある選択され
たジルコニウム:アミノ酸比で含むアルミニウムジルコニウム基剤塩の水溶液を
安定化させることを含む。その水溶液は、(例えば、水で)更に希釈することが
できるが、安定性は保持され、すなわち、それらは、ある時間後に評価したとこ
ろ、小形ジルコニウム種の低重合を示す。そのアミノ酸は、ZAG溶液の合成の
際に、増加した含量のより小さいアルミニウム種をそれ自体有するACHと混合
された、ZrOCl2および/またはZrO(OH)Clなどのジルコニウム成 分を有する水溶液に加えることもできる。いずれの場合にも、活性物質自体の溶
液を形成するのに用いられるまたは本発明によって製造される化粧用組成物を形
成するのに用いられる最終Zr:グリシン重量比は、1:1.2〜1:5、より
詳しくは、1:2〜1:4の範囲内、そして特に1:2〜1:3の範囲内である
。増大した量の1種類または複数のアミノ酸と小形ジルコニウム種の重合を減少
させることにより、その発汗抑制塩の効力は維持される。更に、ZAG溶液を含
有する発汗抑制製品の効力も増加しうる。
【0021】 発明の詳細な記述 本発明は、Zr:アミノ酸重量比が1:1.2〜1:5、より好ましくは、1
:2〜1:4の範囲内、そして特に、1:2〜1:3の範囲内であるアルミニウ
ムジルコニウムグリシン塩(ZAG)のようなアルミニウムジルコニウム塩およ
びそれを用いて形成される化粧用組成物の水溶液を安定化させる方法に関する。
本発明は、このような方法によって製造される溶液および化粧用組成物も含む。
その方法は、ジルコニウムを含む水溶液に、その溶液が製造される前かまたは後
に少なくとも1種類のアミノ酸を加えることを含む。
【0022】 安定化されるとは、追加のアミノ酸を用いて形成される組成物が、室温で少な
くとも30日熟成後にGPCによって評価したところ、最初の試料中に存在する
より小さいジルコニウム種をほぼ同量保持していることを意味する。
【0023】 本発明において用いることができるアルミニウムジルコニウム基剤塩の種類に
は、一般的に発汗抑制活性物質と考えられ且つジルコニウムを含有するものが含
まれる。これらは、例えば(制限するものではなく)ジルコニルヒドロキシクロ
リド、アルミニウムジルコニウムグリシン錯体(例えば、アルミニウムジルコニ
ウムトリクロロヒドレクスgly、アルミニウムジルコニウムペンタクロロヒド
レクスgly、アルミニウムジルコニウムテトラクロロヒドレクスglyおよび
アルミニウムジルコニウムオクタクロロヒドレクスgly)であり、ここにおい
て、アルミニウムジルコニウム三、四および五塩酸塩グリシン錯体は、金属に普
通に配位した水分子のいくつかがグリシンによって置換されているアルミニウム
ジルコニウム三、四および五塩酸塩およびグリシンの配位錯体である。より詳し
くは、典型的な発汗抑制活性金属塩には、増加した含量のより小さいアルミニウ
ム種を有するアルミニウムジルコニウムテトラクロロヒドレクスgly、例えば
、Reheis Inc., バークリー・ハイツ,ニュージャージーによってそれぞれ製造 された、金属に普通に配位した水分子のいくつかがグリシンによって置換されて
いるアルミニウムジルコニウム四塩酸塩およびグリシンの配位錯体である Reach
AZP−908および Reach 902;および Summit Research Labs, サマー セット,ニュージャージーからのQ5−7167AAZGが含まれる。増加した
含量のより小さいアルミニウム種を有していない規則性塩の一例には、Reheis I
nc., バークリー・ハイツ,ニュージャージーからのテトラ−ZAG塩である Re
zal 36−Gが含まれる。
【0024】 このような塩のなお一層具体的な例には、次が含まれる。
【0025】 アルミニウムジルコニウムテトラクロロヒドレクス Reach AZP−701、Reach AZP−902、Reach AZP−908、Reac
h AZP−255、Reach AZP−855、Rezal−36、Westchlor ZR 3 5B、Summit AZG−368、Summit AZG−369、Summit AZG−37 0、Summit Q5−7155およびSummit Q5−7167 AAZG。
【0026】 アル ミニウムジルコニウムトリクロロヒドレクス Reach AZZ−902、Reach AZZ−855、Reach AZZ−908、Reza
l−33、Westchlor ZR 30B、Westchlor ZR 58B、Westchlor ZR 60B、Summit Q5−7160 AZAGおよび Summit AZG5−716 4。
【0027】 アルミニウムジルコニウムオクタクロロヒドレクス Reach AZO−902、Reach AZO−908および Westchlor ZR82B 。
【0028】 アルミニウムジルコニウムペンタクロロヒドレクス Rezal−67および Westchlor ZR 80B。
【0029】 前述のいずれかの対応する硝酸塩、臭化物および硫酸塩も、用いることができ
る。
【0030】 塩の例を挙げてきたが、多の同等の塩も、本発明の精神および範囲の範囲内で
ある。
【0031】 様々な範囲の発汗抑制塩を以下に記載するが、より少ない量を用いて、発汗抑
制剤として分類されないデオドラント製品のデオドラント活性を増加させること
ができるということに留意すべきである。
【0032】 本明細書中に記載の比率でアルミニウム/ジルコニウム塩に加えることができ
る適当なアミノ酸の例は、グリシン、アラニン、トレオニンおよびロイシン、特
にグリシンである。好ましくは、用いられるアミノ酸は水溶性である。アミノ酸
の混合物を用いてもよい。それから製造される溶液および製品は、水性環境中の
小形ジルコニウム種の増加した安定性を示し、したがって、それから製造される
発汗抑制剤およびデオドラントなどの製品の効力が維持され且つ半減期が増加す
る。
【0033】 グリシンは、水溶液中のAl−Zr塩のゲル化を妨げるし(EP065320
3A1号を参照されたい)、皮膚刺激を防止するために約3のpHを維持する緩
衝剤としても機能することが知られている。グリシンは、Zrと一緒に錯体を形
成する。
【0034】 Zr+-OOCCH2NH3 + → Zr+---OOCCH2NH3 + 水溶液中では、約50〜75%のグリシンだけがZrに結合するが、粉末の形で
は、100%のグリシンがZrに結合する。したがって、典型的なZAGの水溶
液中において、Zr/グリシン相互作用は、次の平衡によって表すことができる
【0035】 Zr+---OOCCH2NH3 + → Zr+-OOCCH2NH3 + ← グリシンまたは他の水溶性アミノ酸などのアミノ酸の追加量は、その平衡を左側
へ移動させると考えられる。ジルコニウムを錯体形成させることにより、それら
アミノ酸は、フリーのジルコニウムのより大きい(且つ望ましくない)分子量種
への重合を遅らせると考えられる。
【0036】 Zr:アミノ酸比に関して特定の範囲を記載してきたが、具体的なZAGおよ
び具体的なアミノ酸に関して、正確な比率をその個々の系に最適化することが望
ましいということに留意すべきである。
【0037】 本出願に記載のポリマーは、別個の分子量値を有することはないないが、むし
ろ、重量平均値を有するということにも留意すべきである。
【0038】 ZAG塩を合成する古典的方法は、ACHなどのアルミニウム成分を、ZrO
Cl2および/またはZrO(OH)Clなどのジルコニウム成分およびグリシ ンと、1段階で加熱しながら反応させた後、噴霧乾燥させ、ZAG塩を粉末の形
で得ることである。この手順は、トリ−、テトラ−、ペンタ−およびオクタ−Z
AG塩を製造するのに用いることができる。グリシン対Zrモル比は、1〜3で
ある。しかしながら、この方法は、低下した効力を有する大形ジルコニウムポリ
マーを生じる。
【0039】 より有効なZAG塩を得るためのこの基本的方法の進歩は、EP065320
3A1号に開示されているが、それによると、ジルコニウム種を水性環境中でグ
リシンと混合後、アルミニウム塩と混合する。この方法では熱を用いない。その
最終混合物を噴霧乾燥させて、ZAG塩を粉末の形で得る。この方法を用いても
、水溶液中でジルコニウムの重合が起こる(図1のクロマトグラム(a)および
(b)を参照されたい)。
【0040】 本発明の方法は、アルミニウム/ジルコニウム組成物に加えられるアミノ酸の
レベルが、Zr:アミノ酸に関して1:1.2〜1:5、より好ましくは、1:
2〜1:4の範囲内、特に、1:2〜1:3の範囲内の比率であるような充分な
アミノ酸(またはその混合物)をアルミニウム/ジルコニウム組成物またはその
溶液に加えることによって達成される。アミノ酸、好ましくはグリシンは、溶液
中のZAGに固体として直接的に加えることができる。この方法は、多数の方式
で行うことができる。例えば、ZAGの40%溶液は蒸留水中で調製することが
できる(40.0g ZAG+60.0g水)。そのグリシンを粉末として、こ
の溶液に直接的に、室温で1〜2分間撹拌しながら加えることができる。具体的
な例は、後段で詳細に検討されるであろう。
【0041】 或いは、ZAGの製造中にグリシンを直接的に加えることができる。例えば、
オキシ塩化ジルコニウム(ZrOCl2)および/またはジルコニウムヒドロキ シクロリドZrO(OH)Clなどのジルコニウム成分は、水溶液中でACHと
混合することができる。次に、グリシンを粉末として、初めの方に記載の量でこ
の溶液に加えることができる。この方法では、噴霧乾燥工程を省くことができる
【0042】 分析的方法 GPC−ICPは、ジルコニウム種およびアルミニウム種が、同様の保持時間
で同時溶離するかまたは異なった保持時間でカラムから別々に溶離するかどうか
研究するのに用いることができる。ICP装置は、検出器としてGPC装置に直
接連結されているので、GPCカラムによって分離されるオリゴマー画分は、A
l、Zrおよび他の元素について定量的にオンラインで解明される。そのICP
の検出器は、175〜800nmの波長を用いる同時電荷誘導装置(CID)で
ある。GPCカラムからの溶出液を分析し、AlおよびZrについてデータポイ
ントを6秒毎に約1回記録する。集められたデータポイントを保持時間に対して
プロットして、それぞれの元素について別々にクロマトグラムを作成する。個々
のピーク面積の数値は、その特定の元素の相対濃度を表している。
【0043】 ジルコニウムおよびアルミニウムの水溶液、特に、ZAG溶液中のジルコニウ
ムおよびアルミニウムの含量および種を特性決定し且つ監視する方法は、GPC
およびICPを組み合わせることによって行うことができる。これは、ジルコニ
ウム種およびアルミニウム種が、同様の保持時間で同時溶離するかまたは異なっ
た保持時間でカラムから別々に溶離するかどうか研究するのに有用である。一つ
の方法において、GPCカラムは、カラム出口に接続された屈折率(RI)検出
器を用いて、それら種を分子サイズによって分離する。GPCからの溶出液画分
を、ICPによる個々の画分の分析によって更に評価する。次の方法において(
下記の実施例のいくつかに用いられる)、GPCはICPに直接連結することが
できる。カラムを通過する溶出液画分は、ICP装置に直接連結されていて、そ
のICP装置は、この場合、検出器として用いられる。データポイントは、例え
ば、6秒毎に1個のデータポイントのように集められる。これら方法のどちらに
ついても、データをプロットし、小形Zr種の存在を監視する。
【0044】 水性相中にZAG塩を含有するいずれの発汗抑制製品および/またはデオドラ
ント製品(集合的に、“腋下用製品”または “体臭を減少させる製品”と称さ れる)も、本発明の安定化ZAG物質を用いて製造することができる。これら製
品には、スティック、ゲル、軟固体およびクリームのような、水成分を有するい
ずれの形も含まれうる。代表的には、本発明による発汗抑制製品組成物は、その
組成物の全重量の10〜30重量%の量の発汗抑制活性物質を含有する。
【0045】 本発明による組成物には、追加の皮膚軟化薬、粘着防止剤、香料(芳香剤)、
抗細菌薬、静真菌薬、顔料(不透明剤)、染料、着色剤、紫外線吸収剤(遮光薬
)、昆虫忌避薬等を含めた(これらに制限されるわけではない)、発汗抑制ステ
ィック組成物中に慣用的に包含される他の任意の成分も含まれうる。代表的には
、制限するものではなく、化粧用組成物中に通常用いられる香料を、所望ならば
、本発明の組成物中に用いることができ、このような香料の濃度は、典型的に、
その組成物の全重量の最大約2重量%まで、例えば、約0.5重量%〜2重量%
である。
【0046】 本発明によって用いることができる代表的な抗細菌薬は、Triclosan;塩化ベ ンゼトニウム;フェノスルホン酸亜鉛および Triclocarban である。典型的には
、本発明による組成物は、その組成物の全重量の最大約2重量%まで、好ましく
は、約0.1重量%〜1.5重量%の抗細菌薬を含有してよい。
【0047】 本発明の組成物を用いて製造することができるスティック製剤の例には、慣用
的な技法によって適当な成分を組み合わせることが含まれる。以下に与えられる
百分率は、組成物の全重量に基づく重量%である。
【0048】 発汗抑制スティック“A” 油相 (1)1997年8月1日出願の、本明細書中にそのまま援用される米国特許
出願第08/904,709号に記載のものなどの、0.5〜8.0%(好まし
くは、2〜6%)のシロキサンポリアミドゲル化剤; (2)D#が環中のシロキサン単位数を表しているD4、D5およびD6シク
ロメチコン並びにそれらの混合物から成る群より選択される20〜60%(好ま
しくは、20〜60%)のシリコーン油; (3)不揮発性皮膚軟化薬、例えば、C8〜C22脂肪アルコール、C12〜
C36脂肪エステル、C8〜C18アルキル安息香酸塩および直鎖状ポリシロキ
サンから成る群より選択される0〜20%(好ましくは、7〜15%)の少なく
とも1種類の化粧用成分; (4)カチオン界面活性剤(例えば、セチルトリメチルアンモニウムクロリド
)、非イオン界面活性剤(例えば、ポリソルベート20)、アニオン界面活性剤
(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、両性界面活性剤(例えばコカミドプロピ
ルヒドロキシスルテイン)、ジメチコンコポリオールおよびポリエーテルエトキ
シラートから成る群より選択される0〜10%(好ましくは、3〜7%)の化粧
用に許容しうる界面活性剤; (5)0〜3%(好ましくは、1〜2%)の芳香剤; 極性相 (6)5〜40%(好ましくは、15〜25%)の水および/または水混和性
溶媒; (7)1.5〜20%(好ましくは、3〜15%)のアミノ酸(好ましくは、
グリシン)またはアミノ酸混合物; (8)10〜25%(好ましくは、15〜25%)のZAG錯体; (9)カチオン界面活性剤(例えば、セチルトリメチルアンモニウムクロリド
)、非イオン界面活性剤(例えば、ポリソルベート20)、アニオン界面活性剤
(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、両性界面活性剤(例えばコカミドプロピ
ルヒドロキシスルテイン)、ジメチコンコポリオールおよびポリエーテルエトキ
シラートから成る群より選択される0〜5%(好ましくは、1〜2%)の化粧用
に許容しうる界面活性剤。
【0049】 発汗抑制スティック“B” 油相 (1)C2〜C8多価アルコール(特に、2価)、C8〜C22不飽和脂肪ア
ルコール、および分岐状鎖および直鎖C8〜C22飽和脂肪アルコールから成る
群より選択される20〜60%(好ましくは、25〜40%)の化粧用に許容し
うる溶媒; (2)カチオン界面活性剤(例えば、セチルトリメチルアンモニウムクロリド
)、非イオン界面活性剤(例えば、ポリソルベート20)、アニオン界面活性剤
(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、両性界面活性剤(例えばコカミドプロピ
ルヒドロキシスルテイン)、ジメチコンコポリオールおよびポリエーテルエトキ
シラートから成る群より選択される0〜10%(好ましくは、4〜9%)の化粧
用に許容しうる界面活性剤; (3)0〜3%(好ましくは、1〜2%)の芳香剤; (4)米国特許第5,500,209号に記載の、本明細書中に援用される、
5〜25%(好ましくは、10〜20%)のリノール酸二量体基剤ポリアミド; 極性相 (5)5〜40%(好ましくは、15〜25%)の水および/または水混和性
溶媒; (6)1.5〜20%(好ましくは、3〜15%)のアミノ酸(好ましくは、
グリシン)またはアミノ酸混合物; (7)10〜25%(好ましくは、15〜25%)のZAG錯体; (8)カチオン界面活性剤(例えば、セチルトリメチルアンモニウムクロリド
)、非イオン界面活性剤(例えば、ポリソルベート20)、アニオン界面活性剤
(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、両性界面活性剤(例えばコカミドプロピ
ルヒドロキシスルテイン)、ジメチコンコポリオールおよびポリエーテルエトキ
シラートから成る群より選択される0〜5%(好ましくは、1〜2%)の化粧用
に許容しうる界面活性剤。
【0050】 本発明の組成物を用いて製造することができるゲル製剤の例には、次を混合す
ることによって製造される透明発汗抑制ゲルが含まれる。
【0051】 ゲル 油相 (1)5〜20%(好ましくは、7〜12%)のシクロメチコン; (2)0.5〜2%(好ましくは、0.8〜1.5%)のジメチコンコポリオ
ール; (3)5〜20%(好ましくは、7〜12%)の直鎖状シリコーン(例えば、
ジメチコン); 極性相 (4)25〜60%(好ましくは、30〜45%)の水; (5)5〜40%(好ましくは、7〜30%)の水混和性溶媒; (6)1.5〜20%(好ましくは、3〜15%)のアミノ酸(好ましくは、
グリシン)またはアミノ酸混合物; (7)10〜25%(好ましくは、15〜23%)のZAG錯体; (8)カチオン界面活性剤(例えば、セチルトリメチルアンモニウムクロリド
)、非イオン界面活性剤(例えば、ポリソルベート20)、アニオン界面活性剤
(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、両性界面活性剤(例えばコカミドプロピ
ルヒドロキシスルテイン)、ジメチコンコポリオールおよびポリエーテルエトキ
シラートから成る群より選択される0〜2%(好ましくは、0.5〜1%)の化
粧用に許容しうる界面活性剤。
【0052】 本発明の組成物を用いて製造することができるクリーム製剤の例には、次を混
合することによって製造されるクリーム剤が含まれる。
【0053】 クリーム 油相 (1)2〜10%(好ましくは、3〜6%)のシクロメチコン; (2)0.1〜3%(好ましくは、0.4〜1.0%)のモノ−、ジ−または
トリグリセリドおよびそれらの混合物などのトリグリセリド(例えば、グリセリ
ンモノステアラート); (3)4〜15%(好ましくは、8〜12%)の化粧用に許容しうる界面活性
剤/乳化剤(例えば、カチオン界面活性剤(例えば、セチルトリメチルアンモニ
ウムクロリド)、非イオン界面活性剤(例えば、ポリソルベート20)、アニオ
ン界面活性剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、両性界面活性剤(例えばコ
カミドプロピルヒドロキシスルテイン)、ジメチコンコポリオールおよびポリエ
ーテルエトキシラートから成る群より選択されるメンバー; (4)3〜8%(好ましくは、3.5〜6.5%)のC8〜C22脂肪アルコ
ール; 極性相 (5)40〜89%(好ましくは、50〜70%)の水; (6)1.5〜20%(好ましくは、3〜15%)のアミノ酸(好ましくは、
グリシン); (7)10〜25%(好ましくは、15〜25%)のZAG錯体。
【0054】 本発明の組成物を用いて製造することができるスプレー剤の例には、次を混合
することによって製造される水性ポンプスプレーが含まれる。
【0055】 スプレー (1)35〜87%(好ましくは、53〜75%)の水; (2)3〜7%(好ましくは、4〜5%)の水溶性皮膚軟化薬; (3)カチオン界面活性剤(例えば、セチルトリメチルアンモニウムクロリド
)、非イオン界面活性剤(例えば、ポリソルベート20)、アニオン界面活性剤
(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、両性界面活性剤(例えばコカミドプロピ
ルヒドロキシスルテイン)、ジメチコンコポリオールおよびポリエーテルエトキ
シラートから成る群より選択される0.5〜3%(好ましくは、1〜2%)の化
粧用に許容しうる界面活性剤; (4)10〜25%(好ましくは、15〜25%)のZAG; (5)1.5〜20%(好ましくは、3〜15%)のアミノ酸(好ましくは、
グリシン)またはアミノ酸混合物。
【0056】 本発明の組成物を用いて製造することができる水性ロールオン式の例には、次
を混合することによって製造される組成物が含まれる。
【0057】 ロールオン式 (1)27〜89%(好ましくは、45〜70%)の水; (2)0.5〜3%(好ましくは、1〜2%)の珪酸アルミニウムマグネシウ
ム; (3)カチオン界面活性剤(例えば、セチルトリメチルアンモニウムクロリド
)、非イオン界面活性剤(例えば、ポリソルベート20)、アニオン界面活性剤
(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、両性界面活性剤(例えばコカミドプロピ
ルヒドロキシスルテイン)、ジメチコンコポリオールおよびポリエーテルエトキ
シラートから成る群より選択される0.5〜3%(好ましくは、3〜7%)の化
粧用に許容しうる界面活性剤; (4)0〜5%(好ましくは、1〜2%)の1種類または複数の水混和性溶媒
; (5)10〜25%(好ましくは、15〜25%)のZAG; (6)1.5〜20%(好ましくは、3〜15%)のアミノ酸(好ましくは、
グリシン)またはアミノ酸混合物。
【0058】 シリコーン中水型発汗抑制ロールオン剤の例は、次を混合することによって製
造されるものである。
【0059】 油相 (1)20〜50%(好ましくは、25〜35%)のシクロメチコン; (2)0.5〜2%(好ましくは、0.8〜1.5%)のジメチコンコポリオ
ール; 極性相 (3)30〜50%(好ましくは、38〜45%)の水; (4)5〜40%(好ましくは、15〜25%)の水混和性溶媒; (5)1.5〜20%(好ましくは、3〜15%)のアミノ酸(好ましくは、
グリシン)またはアミノ酸混合物; (6)10〜25%(好ましくは、15〜25%)のZAG錯体; (7)カチオン界面活性剤(例えば、セチルトリメチルアンモニウムクロリド
)、非イオン界面活性剤(例えば、ポリソルベート20)、アニオン界面活性剤
(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、両性界面活性剤(例えばコカミドプロピ
ルヒドロキシスルテイン)、ジメチコンコポリオールおよびポリエーテルエトキ
シラートから成る群より選択される0〜2%(好ましくは、0.5〜1%)の化
粧用に許容しうる界面活性剤。
【0060】 実施例 次の実施例は、本明細書中に記載の発明を詳しく説明するが、それについての
制限と解釈されるべきではない。特に断らない限り、本出願中に用いられている
化学的および科学的用語および略語は、それらの通常のおよび慣例の意味を有す
る。温度は摂氏度であり、“AP”は発汗抑制活性物質を意味し、“gly”は
グリシンを意味する。特に断らない限り、実施例および本出願中の他のところで
記載のパーセントは全て、100%としての全組成物に基づく重量%である。
【0061】 実施例1 ピーク1のZr種を監視する分析技術 ZAG塩(Rezal 36−G,Reheis Inc., バークリー・ハイツ,NJ;Zr /グリシン重量比約1:1)の52%溶液を、蒸留水中で調製する。これは、4
8.0gの水を52.0gのZAG塩に室温で約5分間撹拌しながら加えること
によって行われる。この溶液を、GPC分析用に更に希釈して10%溶液にする
(19.23gの50%溶液+80.77g水)。そのクロマトグラムは、次の
パラメーターを用いて記録される。Waters(登録商標)600分析用ポンプおよ
び制御器、Rheodyne(登録商標)7725Iインジェクター、Protein-Pak(登 録商標)125(Waters)カラム、Waters 410示差屈折計検出器、5.56 mM硝酸移動相、0.70ml/分流量、2.0マイクロリットル注入量。デー
タは、Waters(登録商標)ミレニアム2.1ソフトウェア(Waters Corporation
, ミルフォード,マサチューセッツ)を用いて分析した。ジルコニウム種および
アルミニウム種が同様の保持時間で同時溶離するかまたは異なった保持時間でカ
ラムから別々に溶離するかどうか研究するために、GPCをICP(Thermal-Ja
rrel-Ash,Inc., フランクリン,マサチューセッツから入手される装置)に連結 した。そのICP装置は、検出器としてGPC装置に接続されているので、GP
Cカラムによって分離されるオリゴマー画分は、Al、Zrおよび他の元素につ
いて定量的にオンラインで解明される。GPCカラムからの溶出液を、Alおよ
びZrについて6秒毎に1回分析する。そのICPの検出器は、175〜800
nmの波長を用いる同時電荷誘導装置(CID)である。集められたデータポイ
ントを保持時間に対してプロットして、それぞれの元素について別々にクロマト
グラムを作成する。図2は、Rezal 36−GのGPCクロマトグラムを示す。そ
れぞれのトレースについて5個のピークが示され、それらの保持時間(RT)に
よってそれぞれ次のように識別される。ピーク1(Kd=0)、ピーク2(Kd
=0.05)、ピーク3(Kd=0.20)、ピーク4(Kd=0.33)およ
びピーク5および6(Kd=0.53)。図3は、Rezal 36GのICPプロフ
ィールを示す。GPCプロフィールのピーク1は、限定的にオリゴマーおよびポ
リマーのジルコニウム種と識別されるが、ピーク3、4および5、6は、アルミ
ニウム種と識別される。
【0062】 実施例2 グリシンを含む安定化ZAGの製造 追加のグリシンを含む安定化ZAG塩を製造しうる一つの方法は、次の通りで
ある。グリシン粉末(78.0g)を、ジルコニウム化合物(262.1gの2
6%ジルコニウムヒドロキシクロリド(ZrO(OH)Cl)溶液または245
.2gの31%ジルコニウムオキシクロリド(ZrOCl2)溶液)に撹拌しな がら加える。次に、ACH(270.0gの50%ACH水溶液)を更に撹拌し
ながら加える。最終ジルコニウム:グリシン比は1:2である。
【0063】 実施例3 ZAG塩(Q5−7167AAZG,上記、EP0653203A1号に与え
られている手順を用いて製造された;Zr/グリシン重量比約1:1)の46%
溶液を、54.0gの水を46.0gのZAG塩に室温で5分間撹拌しながら加
えることによって蒸留水中で調製した。この溶液を、GPC分析用に、7.83
gの水を2.17gのZAG溶液に加えることによって10%まで更に希釈した
。図1のクロマトグラム(a)は、その溶液のGPCクロマトグラムを示す。そ
のクロマトグラムは、ピーク1および2について小さい寸法を示しているが、し
かしながら、ピーク3、4および5、6については有意の寸法が存在する。ピー
ク4の有意の寸法と一緒になったピーク1の小さい寸法は、効力を増加させると
予想される。図1のクロマトグラム(b)は、室温で1ヶ月後のQ5−7167
AAZGのクロマトグラムを示す。これらの条件下において、ピーク1は面積が
劇的に増加しているが、ピーク4は面積の有意の減少を示している。これらピー
ク寸法の変化の累積作用は、熟成したQ5−7167AAZGの溶液中で効力を
減少させると考えられる。したがって、小形ジルコニウム種を製造するためのE
P0653203A1号に記載された方法は、溶液中でのジルコニウムの重合を
妨げない。上に示されているように、アルミニウム重合は熟成でも起こるが、し
かしながら、上記のように、ジルコニウム種の安定化は、効力により大きく貢献
していると考えられる。
【0064】 実施例4 溶液中のZAG塩(実施例1に記載の Rezal 36−G)の46%溶液を、上 の実施例3に記載の条件を用いて蒸留水中で調製した。この溶液を、GPC分析
用に、上の実施例3に記載の条件を用いてミリポア水(ミリポアフィルターを介
して濾過された蒸留水)中で10%まで更に希釈した。図4のクロマトグラム(
a)は、この方法によって製造された溶液のGPCクロマトグラムを示す。表1
は、Rezal 36−GのGPCクロマトグラム中の4個のピークの保持時間および
ピーク面積を要約している。その表には、Rezal 36−Gについて室温(RT)
で3ヶ月熟成後の同様のパラメーターも含まれる。熟成した Rezal 36−Gの 対応するクロマトグラムを図4のクロマトグラム(b)に示す。
【0065】
【表1】
【0066】 上に示されているように、ピーク1はジルコニウムオリゴマーから生じているが
、ピーク3、4および“5、6”はアルミニウムオリゴマーからである。ピーク
1および4は、概して、発汗抑制活性と相関しているが、しかしながら、ピーク
1は、臨床的効力との相関関係がピーク4よりも大きい。3ヶ月熟成後、ピーク
4は面積がほぼ一定しているが、ピーク1は面積がほぼ2倍になる。ピーク1面
積の増加は、大形オリゴマージルコニウム種の形成による。Rezal 36−Gの効
力は熟成とともに減少することが知られているので、この効力の減少は、主に、
大形オリゴマージルコニウム種の形成によると考えられる。
【0067】 実施例5 クロマトグラフィーによる特性決定を、ZAG(AZP−902,Reheis Inc
.;Zr/グリシン重量比約1:1)について、5%後追加グリシンの存在下お よび不存在下で行った。GPC用試料は、そのZAG塩から、最初に、50.0
gの水を50.0gのZAG塩に室温で約5分間撹拌しながら加えることによっ
て蒸留水中の50%原液(重量/重量)を調製することにより調製された。水(
6.0g)を24.0gのこの溶液に加えて、ZAG塩の40%溶液を与えた。
追加の水(7.5g)を2.5gのその40%ZAG溶液に加えて、10%の最
終溶液濃度を与えた。後追加グリシンを含む別の試料セットを、1.50gのグ
リシンを24.0gの50%ZAG溶液に加えることによって調製した。次に、
その溶液を蒸留水で30.0gまで希釈し、約1分間手動振とうさせた。最終の
Zr/グリシン重量比は約1:2であった。この試料の10%溶液を、GPC分
析用に、7.5gの水を2.5gの40%ZAG/グリシン混合物溶液に加える
ことによって調製した。図5のクロマトグラム(a)、(b)および(c)は、
これについて、(a)熟成なし、(b)室温で30日後、および(c)5%後追
加グリシンを用いて室温で30日後のGPCプロフィールを示す。それらGPC
プロフィールからのピーク1および4の対応する面積を表2に示す。
【0068】
【表2】
【0069】 室温で30日後、ピーク1の面積は、非熟成試料より約7倍半まで増加したが、
ピーク4の面積は、非熟成試料から約5倍減少した。ピーク1(より大形のジル
コニウム種)の増加およびピーク4(減少した量の小形アルミニウム種)の減少
は両方とも、発汗抑制塩の効力を減少させる。しかしながら、1:2のZr/グ
リシン重量比に達するようにグリシンを後追加することにより、ピーク1の面積
は、非熟成塩のそれと相対して変化しない。ピーク4は、後追加グリシンによっ
て熟成後に影響されないことに留意されたい。
【0070】 実施例6 AZP−902/グリシン系を、GPC−ICPによって更に検討して、熟成
後に存在する小形ジルコニウム種の百分率を決定した。この方法において、GP
C−ICPは、カラムの存在を伴うことなく行われ、塩または塩/グリシン混合
物の10%溶液の2マイクロリットル注入から全ジルコニウム含量を決定する。
次に、GPC−ICPを、上の実施例1に記載のように Protein Pak(登録商標
)カラムを用いて行い、ピーク1をジルコニウムについて分析する。その Prote
in Pak(登録商標)カラムは、125Åより大きいジルコニウム種を排除し、1
25Å未満の種を保持する。表3は、グリシンを含むおよび含まないAZP−9
02溶液の9週間熟成後の小形ジルコニウム種(125Å未満)の百分率を要約
している。
【0071】
【表3】
【0072】 表3のデータは、小形ジルコニウム種の百分率が、追加のグリシンの包含ととも
に増加することを示している。その増加は、1:1のZr/グリシン比(5%後
追加)で最も有意であり、その後、更に5%グリシン添加(1:3のZr/グリ
シン比)とともに徐々に増加する。最も重要なことには、グリシンの存在下にお
ける9週間熟成後の小形ジルコニウム種の百分率は、その塩の非熟成溶液の百分
率に近づく。これら結果は、AZP−902の溶液が時間経過中に効力を失うで
あろうということを示している。しかしながら、ジルコニウムオリゴマーのベー
スライン値を維持することによって、或いは、ジルコニウムのより大形種への重
合を妨げることによって、後追加グリシンは発汗抑制剤の効力を維持することが
できる。この実施例において、ピーク1の保護は、1:3のZr/グリシン比で
平坦になるように見える。
【0073】 実施例7 小形ジルコニウム種を安定化させる場合の他の水溶性アミノ酸(アラニンおよ
びトレオニン)の作用も、GPCによって研究した。これら試料の調製は、表4
に挙げた対応するアミノ酸を用いて実施例5に記載されたのと同様である。表4
は、ZAG,AZZ−902(Reheis Inc., Zr/グリシン重量比は1:1で ある)の溶液について、5%および10%後追加グリシン、アラニンおよびトレ
オニンの存在下および不存在下において、室温で2.5ヶ月後のピーク1面積を
示す。ジルコニウム/アミノ酸重量比は、1:1、1:2および1:3である。
【0074】
【表4】
【0075】 後追加アミノ酸の不存在下において、ピーク1面積は、2.5ヶ月熟成後に劇的
に増加し、大形ジルコニウム種の形成が示される。この発汗抑制塩に関しては、
後追加グリシン(1:2および1:3のZr/アミノ酸重量比にそれぞれ対応し
て5%および10%)は、ジルコニウムの重合を完全に妨げることができなかっ
た。しかしながら、熟成試料に相対して、5%および10%後追加グリシンは、
大形ジルコニウム種の形成をそれぞれ38%および59%まで妨げた。アラニン
およびトレオニンは両方とも、ジルコニウム重合を妨げる場合にも有効であった
。グリシンと同様に、ジルコニウムの保護は用量依存性であった。アラニンもト
レオニンも、ジルコニウム重合を阻害する場合、グリシンより有効であった。こ
の実施例7において、アミノ酸によるジルコニウム保護は、アラニン>トレオニ
ン>グリシンの順序にしたがう。
【0076】 実施例8 後追加グリシンを含むおよび含まないQ5−7167AAZG(上記のZAG
)溶液からのジルコニウム種の重合を検討した。そのQ5−7167AAZG塩
は、EP0653203A1号に与えられた手順を用いて製造され、GPC用の
試料の調製および分析は、実施例3に記載のように行われた。図6のクロマトグ
ラム(a)、(b)および(c)は、このZAGについて、(a)熟成なし、(
b)室温で30日後、および(c)5%後追加グリシンを用いて室温で30日後
のGPCプロフィールを示す。それらGPCプロフィールからのピーク1の対応
する面積を表5に示す。
【0077】
【表5】
【0078】 そのGPCプロフィールにおいて、非熟成試料は小さいピーク1を示し、大形ジ
ルコニウム種の不存在および有意の量の125Å未満のジルコニウム種の存在が
示された。これは、小形ジルコニウム種が増加しているZAGを製造するための
EP0653203A1号に記載の手順と一致する。ピーク1の面積の有意の増
加が注目され、したがって、室温で1ヶ月後の大形ジルコニウム種の増加が注目
される。したがって、EP0653203A1号に記載の手順は、溶液中のジル
コニウムの重合に充分に取り組んでいない。5%グリシンをQ5−7167AA
ZG溶液に加えた場合、ピーク1面積は、室温で1ヶ月後に有意に降下する。上
で得られた知見と同様、後追加グリシンは、溶液中の活性ZAGを安定化させた
【0079】 実施例9 後追加アミノ酸によるゲル製品中のZAGの安定化 後追加グリシンを用いて、3%グリシンを含有するゲル製品中のZAGを安定
化させた。表6は、発汗抑制塩としてAZP−902を用いた有機相および水性
相から成る典型的なゲル製品(製品A)の組成を示す。Dow Corning Corporatio
n, ミッドランド,ミシガンからの次の製品を表6に挙げた量で混合することに よって製造された有機相(シクロメチコン(および)ジメチコンコポリオール(
DC3225C)+ジメチコン(DC200)+フェニルトリメチコン(DC5
56))(90.0g)を、2リットルステンレス鋼製容器中に入れ、そして4
06.5gの水性相(グリシンを含むおよび含まないAZP−902(46%溶
液)+SDアルコール40+プロピレングリコール+トリプロピレングリコール
+蒸留水を表6に記載の量で混合することによって製造された)を、室温で1.
0時間にわたって均一化させながら徐々に加えた。この時間の最後に、ゲル製品
が形成された時点で、3.5gの芳香剤を加えた。その試料を更に10分間均一
化させた。
【0080】
【表6】
【0081】 そのZAG塩は、13〜15%ジルコニウムおよび15%グリシンを含有してい
た。すなわち、そのZr/グリシン比は約1:1であった。その塩の46%溶液
(46.0gZAG+54.0g水)を調製し、48.00gのこの溶液を製品
中で用いた。したがって、ゲル製品中のZAG塩の百分率は22.0%であった
。表6に更に含まれているのは、AZP−902を含有するが、3%の追加のグ
リシンを含むゲル製品(製品B)であり、その製品中のZr/グリシン重量比は
約1:2であった。これら試料を室温および49℃(120゜F)で1ヶ月間熟
成させ、その抽出された水性相についてGPC分析を行った。GPC分析用には
、1〜2g試料を、5mlトルエンを用いて5分間振とうしながら抽出して、有
機相を取り出した。その有機抽出物を棄て、水性相の1.0g部分を約10%Z
AG塩まで希釈した。これら試料のピーク1についてのGPCデータを表7に示
す。純AZP−902の10%溶液も、ゲルからの抽出AZP−902とのピー
ク1面積の比較のために注入した。
【0082】
【表7】
【0083】 グリシンの不存在下では、ゲル製品Aのピーク1の面積は、室温で熟成後、A
ZP−902の新鮮溶液に相対して約6倍増加し、大形ジルコニウム種の形成が
示された。しかしながら、後追加グリシンの存在下では、ゲル製品B(Zr/グ
リシン比=1:2)のピーク1の面積は有意に減少し、ピーク1面積は、非熟成
試料に相対して一定であった。それら結果は、後追加グリシンが、溶液中で認め
られるのと同様に、ゲル製品中のジルコニウムの重合を妨げることができるとい
うことを示している(上を参照されたい)。
【0084】 温度増加は、ZAGの水溶液中のジルコニウムの重合を促進することが知られ
ている。49℃(120゜F)で30日後、ゲル製品Aのジルコニウムピーク面
積は、ベースラインから約24倍増加した。後追加グリシンを含有する製品B(
Zr/グリシン重量比=1:2)は、49℃(120゜F)で30日後にピーク
1面積の増加を示さなかった。これら結果は、より大形のジルコニウム種の増加
/より小形のジルコニウム種の減少に反映されるような熟成の作用が、室温でか
または高温で、本発明に関して記載されたジルコニウム:アミノ酸比を用いるこ
とによって減少するまたはなくなることがありうるということを示している。グ
リシンは、その利用可能性ゆえに、用いるのに好都合なアミノ酸であるが、しか
しながら、他の水溶性アミノ酸も用いることができる。本発明の様々な特徴を記
載してきたが、当業者に通例の変更を更に行うことができ、それらがなお本発明
の精神および範囲の範囲内であるということも言及される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、独特のZAG(Summit Research Labs, サマーセット,
ニュージャージーからのQ5−7167AAZG)の溶液に関するGPCプロフ
ィールを示す。クロマトグラム(a)は、ZAGの新鮮溶液のGPCプロフィー
ルを示す。クロマトグラム(b)は、室温で1ヶ月熟成後の同じ試料を示す。
【図2】 図2は、ZAG(Reheis Inc., バークリー・ハイツ,NJから の Rezal 36−G)の溶液のGPCクロマトグラムである。
【図3】 図3は、図2に記載のZAG(Rezal 36−G)のGPCカラム
から溶離後のICPプロフィールである。
【図4】 図4は、図2に記載のZAGの溶液に関するGPCプロフィール
を示す。クロマトグラム(a)は、そのZAGの新鮮溶液のGPCプロフィール
を示す。クロマトグラム(b)は、室温で3ヶ月熟成後のプロフィールを示す。
【図5】 図5は、独特のZAG(Reheis Inc., バークリー・ハイツ,N JからのAZP−902)の溶液に関するGPCプロフィールを示す。クロマト
グラム(a)は、新鮮溶液のプロフィールを示す。クロマトグラム(b)は、室
温で30日熟成後の試料のプロフィールを示す。クロマトグラム(c)は、5%
後追加グリシン(1:2のZr:グリシン比)を含む室温で30日熟成後の試料
のプロフィールを示す。
【図6】 図6は、図1に記載の種類のZAGの溶液に関するGPCプロフ
ィールを示す。クロマトグラム(a)は、ZAGの新鮮溶液のGPCプロフィー
ルを示す。クロマトグラム(b)は、室温で30日熟成後の試料のプロフィール
を示す。クロマトグラム(c)は、5%後追加グリシン(1:2のZr:グリシ
ン比)を含む室温で30日熟成後の試料のプロフィールを示す。
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月24日(2001.1.24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ポテチン,キャシー アメリカ合衆国ニュージャージー州07078, ショート・ヒルズ,スペンサー・ドライブ 15 (72)発明者 マッタイ,ジェイラジュ アメリカ合衆国ニュージャージー州08855, ピスカタウェイ,リバー・ロード 280, アパートメント 21ビー (72)発明者 エスポジト,アンソニー アメリカ合衆国ニュージャージー州07203, ロセル,イースト・サード・アベニュー 414 (72)発明者 ヴィンセンティ,ポール・ジョセフ アメリカ合衆国ニュージャージー州07849, ジェファーソン,ミンニシンク・ロード 95 Fターム(参考) 4C083 AB221 AC072 AC122 AC352 AC581 AC582 AC642 AC692 AC782 AD152 AD162 CC17 DD08 DD11 FF01

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性成分を有し且つ水溶性アミノ酸を用いて重量:重量基準
    で1:1.2〜1:5のジルコニウム:アミノ酸の範囲の量で形成されている安
    定化アルミニウムジルコニウム組成物。
  2. 【請求項2】 組成物が、1:1.2〜1:4の範囲の量のアミノ酸を用い
    て形成されている請求項1に記載の安定化アルミニウムジルコニウム組成物。
  3. 【請求項3】 組成物が、1:2〜1:3の範囲の量のアミノ酸を用いて形
    成されている請求項1に記載の安定化アルミニウムジルコニウム組成物。
  4. 【請求項4】 組成物が、腋下用製品で用いるのに適したアルミニウムジル
    コニウム塩を用いて形成されている請求項1に記載の安定化アルミニウムジルコ
    ニウム組成物。
  5. 【請求項5】 アルミニウムジルコニウム塩が、 (a)アルミニウムジルコニウムテトラクロロヒドレクス塩; (b)アルミニウムジルコニウムトリクロロヒドレクス塩; (c)アルミニウムジルコニウムオクタクロロヒドレクス塩; (d)アルミニウムジルコニウムペンタクロロヒドレクス塩;および (e)(a)〜(d)のいずれかの対応する硝酸塩、臭化物および硫酸塩 から成る群より選択される請求項1に記載の安定化アルミニウムジルコニウム組
    成物。
  6. 【請求項6】 アミノ酸が、グリシン、アラニン、トレオニンおよびロイシ
    ンから成る群より選択される請求項1に記載の安定化アルミニウムジルコニウム
    組成物。
  7. 【請求項7】 組成物がグリシン塩を用いて形成されている請求項1に記載
    の安定化アルミニウムジルコニウム組成物。
  8. 【請求項8】 アミノ酸がグリシンである請求項1に記載の安定化アルミニ
    ウムジルコニウム組成物。
  9. 【請求項9】 組成物がアルミニウムジルコニウムグリシン塩を用いて形成
    されていて、該塩は、1:1.2未満の初期Zr:アミノ酸比を有し、その後、
    該塩溶液に追加のアミノ酸が加えられている請求項7に記載の安定化アルミニウ
    ムジルコニウム組成物。
  10. 【請求項10】 組成物が、1:1.2〜1:4のZr:アミノ酸比で形成
    されている請求項7に記載の安定化アルミニウムジルコニウム組成物。
  11. 【請求項11】 組成物が、1:2〜1:3のZr:アミノ酸比で形成され
    ている請求項10に記載の安定化アルミニウムジルコニウム組成物。
  12. 【請求項12】 アミノ酸が、アルミニウムジルコニウム塩の製造中におよ
    びアルミニウムジルコニウム塩の単離前に加えられている請求項1に記載の安定
    化アルミニウムジルコニウム組成物。
  13. 【請求項13】 組成物が請求項1〜12のいずれか1項にしたがって製造
    されている安定化アルミニウムジルコニウム組成物を含むデオドラント製品。
  14. 【請求項14】 組成物が請求項1〜12のいずれか1項にしたがって製造
    されている安定化アルミニウムジルコニウム組成物を含む発汗抑制製品。
  15. 【請求項15】 安定化アルミニウムジルコニウム組成物を含む体臭を減少
    させる化粧用組成物であって、(1)該安定化アルミニウムジルコニウム組成物
    が請求項1〜12のいずれか1項にしたがって製造され、そして(2)体臭を減
    少させる該組成物が、スティック、ゲルクリーム、ロールオン式、軟固体または
    スプレーの形である上記化粧用組成物。
  16. 【請求項16】 水性成分を有し且つ重量:重量基準で1:1.2〜1:5
    のジルコニウム:アミノ酸の範囲の量のアミノ酸を用いて形成されている安定化
    アルミニウムジルコニウム組成物であって、水溶液の形である上記組成物。
  17. 【請求項17】 水溶液に加えられるアルミニウムジルコニウム組成物が、
    該溶液の全重量に基づいて10〜25重量%の範囲内である請求項16に記載の
    安定化アルミニウムジルコニウム組成物。
  18. 【請求項18】 セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ポリソルベート
    20、ラウリル硫酸ナトリウム、コカミドプロピルヒドロキシスルテイン、ジメ
    チコンコポリオールおよびポリエーテルエトキシラートを含む群より選択される
    少なくとも1種類の成分が、安定化アルミニウムジルコニウム組成物にまたは安
    定化アルミニウムジルコニウム組成物を用いて製造される水溶液に加えられてい
    る請求項1に記載の安定化アルミニウムジルコニウム組成物。
  19. 【請求項19】 体臭を減少させる化粧用スティック組成物であって、 (a)(1)0.5〜8.0%のシロキサンポリアミドゲル化剤; (2)D#が環中のシロキサン単位数を表しているD4、D5およびD
    6シクロメチコン並びにそれらの混合物から成る群より選択される20〜60%
    のシリコーン油; (3)C8〜C22脂肪アルコール、C12〜C36脂肪エステル、C
    8〜C18アルキル安息香酸塩および直鎖状ポリシロキサンから成る群より選択
    される0〜20%の少なくとも1種類の化粧用成分; (4)カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤
    、両性界面活性剤、ジメチコンコポリオールおよびポリエーテルエトキシラート
    から成る群より選択される0〜10%の化粧用に許容しうる界面活性剤; (5)0〜3%の芳香剤 を混合することによって製造される油相; (b)(1)5〜40%の水および/または水混和性溶媒; (2)グリシン、アラニン、トレオニンおよびロイシンから成る群より
    選択される1.5〜20%の少なくとも1種類のアミノ酸; (3)10〜25%のZAG錯体; (4)カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤
    、両性界面活性剤、ジメチコンコポリオールおよびポリエーテルエトキシラート
    から成る群より選択される0〜5%の化粧用に許容しうる界面活性剤 を混合することによって製造される極性相 を含む上記組成物。
  20. 【請求項20】 化粧用スティック組成物が発汗抑制剤である請求項19に
    記載の化粧用スティック組成物。
  21. 【請求項21】 体臭を減少させる化粧用スティック組成物であって、 (a)(1)C2〜C8多価アルコール、C8〜C22不飽和脂肪アルコール
    、および分岐状鎖および直鎖C8〜C22飽和脂肪アルコールから成る群より選
    択される20〜60%の化粧用に許容しうる溶媒; (2)カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤
    、両性界面活性剤、ジメチコンコポリオールおよびポリエーテルエトキシラート
    から成る群より選択される0〜10%の化粧用に許容しうる界面活性剤; (3)0〜3%の芳香剤; (4)5〜25%のリノール酸二量体基剤ポリアミド を混合することによって製造される油相; (b)(1)5〜40%の水および/または水混和性溶媒; (2)グリシン、アラニン、トレオニンおよびロイシンから成る群より
    選択される1.5〜20%の少なくとも1種類のアミノ酸; (3)10〜25%のZAG錯体; (4)カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤
    、両性界面活性剤、ジメチコンコポリオールおよびポリエーテルエトキシラート
    から成る群より選択される0〜5%の化粧用に許容しうる界面活性剤 を混合することによって製造される極性相 を含む上記組成物。
  22. 【請求項22】 化粧用スティック組成物が発汗抑制剤である請求項21に
    記載の化粧用スティック組成物。
  23. 【請求項23】 体臭を減少させる化粧用ゲル組成物であって、 (a)(1)12〜20%のシクロメチコン; (2)0.5〜2%のジメチコンコポリオール; (3)5〜20%の直鎖状シリコーン を混合することによって製造される油相; (b)(1)35〜70%の水; (2)5〜40%の水混和性溶媒; (3)グリシン、アラニン、トレオニンおよびロイシンから成る群より
    選択される1.5〜20%の少なくとも1種類のアミノ酸; (4)10〜25%のZAG錯体; (5)カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤
    、両性界面活性剤、ジメチコンコポリオールおよびポリエーテルエトキシラート
    から成る群より選択される0〜2%の化粧用に許容しうる界面活性剤 を混合することによって製造される極性相 を含む上記組成物。
  24. 【請求項24】 化粧用ゲル組成物が発汗抑制剤である請求項23に記載の
    化粧用ゲル組成物。
  25. 【請求項25】 体臭を減少させる化粧用クリーム組成物であって、 (a)(1)2〜10%のシクロメチコン; (2)0.1〜3%のモノ−、ジ−またはトリグリセリドおよびそれら
    の混合物; (3)カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤
    、両性界面活性剤、ジメチコンコポリオールおよびポリエーテルエトキシラート
    から成る群より選択される4〜15%の化粧用に許容しうる界面活性剤; (4)3〜8%(好ましくは、3.5〜6.5%)のC8〜C22脂肪
    アルコール を混合することによって製造される油相; (b)(1)40〜89%の水; (2)グリシン、アラニン、トレオニンおよびロイシンから成る群より
    選択される1.5〜20%の少なくとも1種類のアミノ酸; (3)10〜25%のZAG錯体 を混合することによって製造される極性相 を含む上記組成物。
  26. 【請求項26】 化粧用クリーム組成物が発汗抑制剤である請求項25に記
    載の化粧用クリーム組成物。
  27. 【請求項27】 体臭を減少させる化粧用スプレー組成物であって、 (a)35〜87%の水; (b)3〜7%の水溶性皮膚軟化薬; (c)カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性
    界面活性剤、ジメチコンコポリオールおよびポリエーテルエトキシラートから成
    る群より選択される0.5〜3%の化粧用に許容しうる界面活性剤; (d)10〜25%のZAG; (e)グリシン、アラニン、トレオニンおよびロイシンから成る群より選択さ
    れる1.5〜20%の少なくとも1種類のアミノ酸 を混合することによって製造される上記組成物。
  28. 【請求項28】 化粧用スプレー組成物が発汗抑制剤である請求項27に記
    載の化粧用スプレー組成物。
  29. 【請求項29】 体臭を減少させるロールオン式化粧用組成物であって、 (a)27〜89%の水; (b)0.5〜3%の珪酸アルミニウムマグネシウム; (c)カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性
    界面活性剤、ジメチコンコポリオールおよびポリエーテルエトキシラートから成
    る群より選択される0.5〜10%の化粧用に許容しうる界面活性剤; (d)0〜5%の1種類または複数の水混和性溶媒; (e)10〜25%のZAG; (f)グリシン、アラニン、トレオニンおよびロイシンから成る群より選択さ
    れる1.5〜20%の少なくとも1種類のアミノ酸 を混合することによって製造される上記組成物。
  30. 【請求項30】 ロールオン式化粧用組成物が発汗抑制剤である請求項29
    に記載のロールオン式化粧用組成物。
  31. 【請求項31】 体臭を減少させるシリコーン中水型ロールオン式化粧用組
    成物であって、 (a)(1)20〜50%のシクロメチコン; (2)0.5〜2%のジメチコンコポリオール; を混合することによって製造される油相; (b)(1)30〜50%の水; (2)5〜40%の水混和性溶媒; (3)グリシン、アラニン、トレオニンおよびロイシンから成る群より
    選択される1.5〜20%の少なくとも1種類のアミノ酸; (4)10〜25%のZAG錯体; (5)カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤
    、両性界面活性剤、ジメチコンコポリオールおよびポリエーテルエトキシラート
    から成る群より選択される0〜2%の化粧用に許容しうる界面活性剤 を混合することによって製造される極性相 を含む上記組成物。
  32. 【請求項32】 シリコーン中水型ロールオン式化粧用組成物が発汗抑制剤
    である請求項31に記載のシリコーン中水型ロールオン式化粧用組成物。
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