JPH10509142A - 効能が増強された制汗活性物質の多価アルコール溶液を調製する方法 - Google Patents

効能が増強された制汗活性物質の多価アルコール溶液を調製する方法

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JPH10509142A JP8515380A JP51538096A JPH10509142A JP H10509142 A JPH10509142 A JP H10509142A JP 8515380 A JP8515380 A JP 8515380A JP 51538096 A JP51538096 A JP 51538096A JP H10509142 A JPH10509142 A JP H10509142A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(a)水中の約5〜約18重量%の効能が増強されたアルミニウムの制汗性塩から本質的になる水溶液を調製し(前記効能が増強したアルミニウムの制汗性塩は固体状粉末に乾燥しないで現場で製造されている)、(b)約1:4〜約1.2:1の制汗性塩/多価アルコールの重量比を有する混合溶液を形成させるために十分な量の液状多価アルコールと、前記水溶液を混合し、そして(c)真空下に前記混合溶液から水を急速に蒸発させて、約20〜50%の効能が増強したアルミニウムの制汗性塩および約2〜16%の水を含有し、残部が前記多価アルコールである、最終の液状多価アルコール溶液を形成させる、ことを含んでなる、多価アルコール中の効能が増強されたアルミニウムの制汗性塩の溶液を調製する方法に関する。制汗性塩溶液の添加前に、アルカリ性グリシネート塩、例えば、ナトリウム、カリウムまたは亜鉛グリシネート、を多価アルコールに添加して、回収された生成物のpHを約4.1〜5.0に上昇させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 効能が増強された制汗活性物質の多価アルコール溶液を調製する方法 本発明は、効能が増強されたアルミニウムの制汗活性物質の多価アルコール中 溶液に関する。 効能が増強されたアルミニウムおよびアルミニウム−ジルコニウムの制汗性塩 はよく知られており、そして、例えば、英国特許第2,048,229号、欧州 特許第405,598号、米国特許第4,359,456号、米国特許第4,7 75,528号、米国特許第4,859,446号、米国特許第4,871,5 25号、米国特許第4,900,534号、米国特許第4,944,933号、 米国特許第5,202,115号、米国特許第5,234,677号、米国特許 第5,296,623号、および米国特許第5,330,751号各明細書に記 載されている。これらの増強された塩は、溶液中で、特に20%より高い濃度に おいて、それらの増強されていない状態に急速に戻ることも知られている(例え ば、0.3またはそれより小さいHPLCピーク4/ピーク3の面積比により証 明される)。結局、増強された制汗性塩は一般に粉末の形態でのみ入手可能であ る。 アルコール可溶性制汗活性物質を製造する種々の方法が多数の参考文献に記載 されている。これらの参考文献は、例えば、下記の通りである。米国特許第3, 405,153号、米国特許第3,420,932号、米国特許第3,523, 130号、および米国特許第3,947,556号各明細書。各場合において、 制汗活性物質の濃溶液(すなわち、40〜50%の範囲)を出発物質として使用 し、そして生成物は粉末として得られ、次いで粉末を所望のアルコール溶液の中 に再溶解しなくてはならない。このような技術は効能が増強された塩の入手可能 性より先行し、そして増強されていない状態への逆転を引き起こすように思われ るので、効能が増強された塩に適用可能であると考えられない。欧州特許第71 91号明細書において、増強アルミニウムクロロハイドレートおよびプロピレン グリコールの噴霧乾燥された粉末状錯塩を製造し、次いでこの錯塩をアルコール 中に溶解する方法が例示されている。 制汗性塩の多価アルコール溶液を調製する2つの方法は、欧州特許第295, 070号および欧州特許第404,533号各明細書に記載されている。これら の方法において、粉末状制汗性塩は、効能の増強されたもののようであって、多 価アルコール、例えばプロピレングリコール、中に直接溶解される。前者の場合 において、多価アルコールは約10〜20%の水を含有する。後者の場合におい て、制汗性塩は10%より大きい水含量を有する。 結合しない水を含まない制汗性塩の多価アルコール溶液を調製する方法は、米 国特許第4,781,917号明細書に記載されている。その方法において、粉 末状制汗性塩は、効能の増強されたもののようであって、水中に溶解され(50 %の溶液が例示されている)、多価アルコール、例えばプロピレングリコール、 が水溶液に添加され、次いで水のすべてが真空下の加熱により除去される。欧州 特許第599,775号明細書において、亜鉛グリシネートで中和されたアルミ ニウム−ジルコニウム制汗性塩のプロピレングリコール溶液を調製する方法が実 施例21に記載されている。アルミニウムクロロハイドレートの水溶液を少量の プロピレングリコールの存在下に還流させ、この溶液を70℃に冷却し、ジルコ ニルヒドロキシクロライド−glyを添加し、この溶液を40℃に冷却し、次い で亜鉛グリシネート添加し、次いでプロピレングリコールを添加する。次いでこ の溶液を真空下に蒸留して水を除去して、プロピレングリコール中の30重量% の制汗活性物質を残す。 前述の方法は多数の欠陥を有する。第1に、これらの方法の多くは粉末状物質 を利用するので、効率的ではない。溶液からの粉末状制汗性塩の単離は時間を消 費し、費用がかかる。第2に、これらの方法は効能の多少の喪失を生じおよび/ または透明な溶液を形成しないであろうと考えられる。噴霧乾燥により得られた 制汗性塩は周知のように透明な溶液として再溶解することが困難である。そのう え、20%を越える水性塩濃度を必要とする方法は効能を多少喪失させることに 悩まされる。 本発明の目的は、粉末として塩を最初に単離することを必要としないで、効能 が増強された制汗性塩の多価アルコール溶液を直接調製する効率よい方法を提供 することである。そして、このような溶液は制汗組成物の調製において直接使用 されることができる。 本発明は、効能が増強されたアルミニウムの制汗性塩の多価アルコール中溶液 を調製する方法に関し、この方法は、下記を含んでなる。 (a)水中の約5〜約20重量%の効能が増強されたアルミニウムの制汗性塩 から本質的に成る水溶液を調製し(ここで、効能が増強されたアルミニウムの制 汗性塩は固体状粉末に乾燥しないでその場(in situ)で製造されている)、 (b)約1:4〜約1.2:1の制汗性塩/多価アルコールの比を有する混合 溶液を形成させるのに十分な量の液状多価アルコールと、前記水溶液を混合し、 そして (c)真空下に混合溶液から水を急速に蒸発させて、約20〜50%の効能が 増強されたアルミニウムの制汗性塩および約2〜16%の水を含有し、残部が前 記多価アルコールである、液状多価アルコール溶液を形成させる。 制汗性塩の添加前に、アルカリ性グリシネート塩、例えば、ナトリウムまたは 亜鉛グリシネート、を添加して、回収された生成物のpHを約4.1〜5.0に 上昇させることができる。 本発明の方法の第1工程、すなわち、工程(a)は、約5〜20重量%、好ま しくは約8〜約15重量%、の効能が増強された水中のアルミニウム制汗性塩か ら本質的になる水溶液を調製することを必要とし、効能が増強されたアルミニウ ムの制汗性塩は固体状粉末に乾燥しないでその場で製造されている。 効能が増強された制汗性塩の水溶液を調製する既知の方法のいずれをも利用す ることができる。これらの方法は、例えば、英国特許第2,048,229号、 欧州特許第405,598号、米国特許第4,359,456号、米国特許第4 ,775,528号、米国特許第4,859,446号、米国特許第4,871 ,525号、米国特許第4,900,534号、米国特許第4,944,933 号、米国特許第5,202,115号、米国特許第5,234,677号、米国 特許第5,296,623号、および米国特許第5,330,751号各明細書 に記載されている。利用する調製方法に無関係に、効能が増強された塩は、10 %の水溶液として再構成させたとき、HPLCクロマトグラムを生成する(例え ば、米国特許第5,330,751号明細書(これは引用することによって本明 細書の一部とされる)に記載されている)ことが重要であり、ここでアルミニウ ムの少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、は2つの連続するピーク (好都合にはピーク3および4と標識される)の中に含有され、ピーク4の下の 面積/ピーク3の下の面積の比は少なくとも0.5、好ましくは少なくとも0. 7、最も好ましくは少なくとも0.9またはこれより高い。用語「効能が増強さ れたアルミニウムの制汗性塩」は、このようなHPLCクロマトグラムを生成す る塩を意味することを意図するものである。 好ましいアルミニウム制汗性塩は、制汗性組成物において有用であることが知 られている普通のアルミニウム塩およびアルミニウム−ジルコニウム塩の任意の ものである。これらの塩の例は、アルミニウムヒドロキシハライド(例えば、ア ルミニウムクロロハイドレート)、ならびにそれらとジルコニルオキシハライド およびジルコニルヒドロキシハライドとの混合物または錯塩(例えば、アルミニ ウム−ジルコニウムクロロハイドレート)である。 好ましいアルミニウム塩は、一般式Al2(OH)6-aaを有するものであり 、式中XはCl、Br、I、またはNO3であり、そしてaは約0.3〜約4、 好ましくは約1〜2、であって、Al/Xのモル比が約1:1〜2.1:1であ る。これらの塩は一般にそれらに関連する多少の、典型的には塩の1モル当たり 1〜6モル程度の水和水を有する。より好ましくは、アルミニウム塩はアルミニ ウムクロロハイドレート(すなわち、XはClである)、aは約1であって、ア ルミニウム/塩素のモル比が約1.9:1〜2.1:1である。 好ましいアルミニウム−ジルコニウム塩は、前述のアルミニウム塩と式ZrO (OH)2-pbbのジルコニウム塩との混合物または錯塩であり、式中YはCl 、Br、I、NO3またはSO4であり、bは約0.8〜約2であり、そしてpは Yの原子価である。ジルコニウム塩は、また、一般にそれらに関連する多少の、 典型的には塩の1モル当たり1〜7モル程度の水和水を有する。好ましくは、ジ ルコニウム塩は式ZrO(OH)2-bClbのジルコニルヒドロキシクロライドで あり、式中bは約1〜2であり、好ましくは約1.2〜約1.9、である。好ま しいアルミニウム−ジルコニウム塩は、約1.7〜約12.5、最も好ましくは 約2〜約8、のAl:Zr比、および約0.73〜約2.1、好ましくは約0. 9〜1.5、の金属:X+Y比を有する。好ましい塩はアルミニウム−ジルコニ ウムクロロハイドレートであり(すなわち、XおよびYはClである)、そして 約2〜約8のAl:Zr比および約0.9〜2.1の金属:Cl比を有する。こ のような錯塩は、また、中性アミノ酸、好ましいグリシンを含有することができ 、典型的には約1:1〜約1:4のZr:Gly比を有する。 効能が増強された制汗薬塩の水溶液を調製する好ましい方法は、少なくとも0 .5、好ましくは少なくとも0.7、最も好ましくは少なくとも0.9、のHP LCピーク4/ピーク3の面積比(アルミニウムの少なくとも70%は前記 ピークの中に含有される)を得るために十分な温度においてかつ十分な時間の間 5〜18%のアルミニウム塩、好ましくはアルミニウムクロロハイドレート、の 水溶液を加熱することを含んでなる。水溶液は標準的商業的に入手可能な50% の塩溶液を水で、所望の濃度、好ましくは8〜15%、に希釈することによって 得ることができる。加熱の温度および時間は、増強された状態への所望の程度の 変換が達成されるように、必要に応じて調節することができる。一般に、より低 い温度において、より長い時間を必要とする。好ましくは50℃以上、より好ま しくは70〜100℃、に、少なくとも10時間またはそれより長い時間加熱す る。約80〜85℃に、約15〜20時間加熱することによって、きわめてすぐ れた結果が得られる。 増強された効能のアルミニウムヒドロキシハライドの水溶液を調製する別の方 法は、米国特許第4,859,446号および米国特許第5,356,609号 各明細書(これらは引用することによって本明細書の一部とされる)に記載され ている方法である。この方法において、アルミニウム金属をアルミニウムハライ ド、典型的には塩化アルミニウム、と、またはハロゲン化水素、典型的には塩酸 、とを、水中において、約50〜100℃の温度において反応させる。ここで、 反応成分の濃度は、約8〜25重量%、好ましくは約10〜約20重量%、のア ルミニウムヒドロキシハライド、典型的にはアルミニウム−ジルコニウムクロロ ハイドレート、の水溶液を形成するような濃度である。 工程(a)において制汗性塩がアルミニウム−ジルコニウム塩である場合、増 強されたアルミニウム塩の水溶液を調製する前述の方法の1つにより、この塩を 調製し、次いでジルコニウム塩、好ましくはジルコニルヒドロキシクロライド、 を、通常水溶液の形態で、増強されたアルミニウム塩溶液に、約1.7〜約12 .5、好ましくは約2〜約8、のAl:Zr比を与える量において添加すること が好ましい。当然、最終溶液が工程(a)について望ましいと特定した範囲 内の合計の塩濃度を有するように、各塩の量を調節すべきである。また、アルミ ニウムを増強された状態に変換する前述の加熱工程の前に、ジルコニウム塩をア ルミニウム塩溶液に添加することが可能である。 工程(b)において利用する液状多価アルコールは、一般に化粧品組成物にお いて使用され、そして室温において液体である多価アルコールの任意のものから 選択することができる。これらは、典型的には、2〜12個の炭素原子および2 個またはそれより多いヒドロキシル基を有する脂肪族アルコールおよびポリ脂肪 族エーテル−ポリヒドロキシ化合物を包含する。これらは、例えば、下記のもの を包含する。プロピレングリコール(1,2−または1,3−)、ブチレングリ コール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ソルビ トール、トリメチロールプロパン、2−メチル−2,4−ペンタン−ジオール、 2−エチル−1,3−ヘキサン−ジオール、ポリエチレングリコール、ポリプロ ピレングリコールおよびそれらの混合物。好ましい液状多価アルコールは、プロ ピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレン グリコール、グリセリン、ソルビトールおよびそれらの混合物である。プロピレ ングリコールおよびソルビトールは最も好ましい。 液状多価アルコールは、水性制汗性塩溶液と約0〜100℃、好ましくは室温 〜85℃、の間の任意の温度において混合することができる。多価アルコールの 量(または逆に、制汗性塩溶液の量)は、蒸発工程(c)後において、回収され る多価アルコール溶液中の制汗性塩の濃度を与えるような量であるべきである。 一般に、工程(b)において、約1:4〜約1.2:1、好ましくは約1:3〜 約1:1、の制汗性塩/多価アルコールの重量比を有する混合溶液を調製する量 の多価アルコールを利用することが好ましい。 液状多価アルコールを添加した後、混合溶液を工程(c)において蒸発条件に 付して、結合しない水のすべてではないが、その大部分を除去して、約20〜 50%、好ましくは約30〜47%、の効能が増強された制汗薬塩および約2〜 16%、好ましくは約4〜12%、の水(カールフィッシャー滴定により測定し て、未結合)を含有し、残部が前記多価アルコールである、液状多価アルコール 溶液を得る。HPLCピーク4/ピーク3の面積比により証明されるように、制 汗性塩の効能が実質的に増強された状態が保持されるような条件下に、蒸発工程 を実施すべきである。こうして、塩を有意な時間の間、高温条件に暴露しないこ とが一般に重要である。したがって、蒸発工程は好ましくは真空下に、典型的に は150mmHg(絶対圧)、好ましくは約5〜約70mmHg(絶対圧)、下 に、110℃以下、好ましくは約20〜約85℃、の温度において実施する。明 らかなように、真空がより大きくなるほど(絶対圧がより低くなるほど)、比較 的短い時間内で要求される程度の水の蒸発を達成するために使用できる温度はよ り低くなる。 蒸発工程は任意の適当な型の真空蒸発装置において実施できるが、ロータリー 真空エバポレーターまたはフラッシュ真空エバポレーターの使用が特に好ましい 。蒸発工程の間における増強された塩の非増強形態への逆転の程度を最小にする ために、混合溶液(すなわち、蒸発前の溶液)の所定のアリコートの回収される 多価アルコール溶液への変換を最短の時間で完了させることが重要である。比較 的大量の物質(すなわち、100リットルまたはそれより多い量)を蒸発させる べきとき、連続的方法において、例えば、連続的に混合溶液の一部分を真空エバ ポレーターの入口に供給し、そして所望の多価アルコール溶液をエバポレーター の出口から抜き出すことによって、蒸発を実施することが好ましい。この方法に おいて、溶液の所定のアリコートの変換を4時間以内に完結させることが可能で ある。好ましくは、エバポレーターにおける制汗性塩の平均滞留時間は約3時間 またはそれより短くあるべきである。前述の急速な蒸発を実施するために適当な 装置を選定することは、当業者にとって困難ではないであろう。 また、いくつかの変更を加えて前述の方法を実施することもできる。1つの変 法において、工程(b)において多価アルコール溶液を添加する前に、工程(a )において調製された水性塩溶液を約40〜50%の塩濃度に濃縮する(例えば 、真空エバポレーターにおいて)ことができる。ジルコニウム塩を添加すべき場 合、ジルコニウム塩はこの濃縮工程の前にまたは好ましくはこの工程の後に添加 することができる。この手順に従う場合、工程(b)および(c)をできるだけ 迅速に実施して、ピーク4/ピーク3の比の低下を回避することが最も重要であ る。なぜなら、より高い濃度の塩溶液は増強されていない状態へ逆転する傾向が 非常に強いからである。 他の変法において、水性ジルコニウム塩溶液を要求されるAl:Zr比を得る 量において、(i)工程(b)に従い液状多価アルコールを添加した後、混合溶 液に添加するか、または(ii)工程(b)に従い液状多価アルコールを添加す る前に、液状多価アルコールに添加することができる。こうして、アルミニウム −ジルコニウム錯塩を最終生成物に望む場合、ジルコニウム塩を蒸発工程(c) の前の任意の段階において添加することができる。 本発明の方法において回収された効能が増強された制汗薬塩の多価アルコール 溶液は、塩を製造したとき存在したのと実質的に同一程度の増強された効能を保 持することが好ましい。すなわち、効能が増強された塩は、10%の水溶液とし て再構成させたとき、HPLCクロマトグラムを生成すべきであり(例えば、米 国特許第5,330,751号明細書に記載されている)、ここでアルミニウム の少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、は2つの連続するピーク( 好都合にはピーク3および4と標識される)の中に含有され、ピーク4の下の面 積/ピーク3の下の面積の比は少なくとも0.5、好ましくは少なくとも0.7 、最も好ましくは少なくとも0.9またはこれより高い。クロマトグラフィー分 析に付される10%の水性塩溶液は、多価アルコール溶液を10%の水性 塩溶液を形成させるために十分な水で希釈するか、またはアセトンの添加により 多価アルコールから塩を沈澱させ、次いで塩を水中に10%の濃度に再溶解させ ることによって、調製することができる。 本発明の方法は、より高いレベルのグリシネート塩(これは制汗薬のpHを増 加する)、例えば、ナトリウムまたは亜鉛グリシネート、を含有する、効能が増 強されたアルミニウム−ジルコニウム制汗性塩、好ましくはアルミニウム−ジル コニウムクロロハイドレート、の多価アルコール溶液の調製に特に有利である。 すなわち、回収された溶液のpH(等しい部分の蒸留水を添加した後、測定した とき)は、この方法の間に、十分な量の追加のアルカリ性グリシネート塩を添加 したとき、約4.1〜5.0、好ましくは約4.4〜5.0、の範囲内に低下す るであろう。追加のアルカリ性グリシネート塩の量は、典型的には、合計のGl y:Zr比を約1.3またはこれより高くする、好ましくは約1.5:1〜約4 :1、より好ましくは約1.5:1〜約3:1、とするために十分な量である。 アルカリ性グリシネート塩とは、多価アルコールおよび水中に可溶性でありかつ 、他の方法で最終生成物の透明度を減少させないで、制汗性塩の酸度を部分的に 中和する任意のグリシネート塩を意味する。好ましいアルカリ性グリシネートは ナトリウム、カリウムおよび亜鉛グリシネートである。 本発明によるより高いグリシン含量の制汗薬溶液を調製するために、種々の成 分の添加順序は塩の沈澱を回避するために重大である。第1に、制汗性塩成分の 添加前に、アルカリ性グリシネートの水溶液、例えば50%のグリシネート、を 多価アルコール、典型的にはプロピレングリコール、に添加する。この溶液に、 ジルコニウムヒドロキシクロライドグリシネートの水溶液(典型的には約1.1 のGly:Zr比を有する50%溶液)を添加する。次いで、効能が増強された アルミニウムクロロハイドレートの水溶液(典型的には10%のACH’)を添 加する。次いで、この溶液を前述したように真空蒸発させて水の大部分を除去し て、20〜50重量%のアルミニウム−ジルコニウムクロロハイドレート(約1 .5:1〜4:1のGly:Zr比)および2〜16%の水を含有する多価アル コール溶液を形成させ、等しい部分の水で希釈したとき、pHは約4.1〜5. 0である。 この出願明細書を通じた制汗性塩の重量%に対する言及は、慣用の産業の標準 的方法に従い、結合した水およびグリシンまたはグリシネートを除いた塩の、計 算された重量%であることを意図することに注意すべきである。参照の目的で、 標準的方法に従う制汗性塩の重量%の計算は、下記のような新しいU.S.P. の計算に相当する。 例1 水性50%アルミニウムクロロハイドレート(ACH)溶液を水で希釈して1 0%ACH溶液を形成させ、この溶液を約80℃に約16〜17時間加熱して、 効能が増強された塩の溶液(ACH’)を形成させた。1350gのこの10% ACH’溶液に、185gのジルコニウムヒドロキシクロライドグリシネート( 50%水性ZHC・gly溶液)を添加した。この溶液に、271gのプロピレ ングリコールを添加し、混合した溶液をBuchi RE−111ロータリー真 空エバポレーターにおいて約140mmHg(開始時)〜20mmHg(終了時 )(絶対圧)および約60〜72℃において(滞留時間、約3.5〜4時間)蒸 発させて、44.8%のプロピレングリコール、46.7%の効能が増強された アルミニウム−ジルコニウム−テトラクロロヒドレキシ−グリシン(ピーク3 および4中のアルミニウムが80%より多く、ピーク4/ピーク3の面積比が1 .0)、および8.5%の水を含んでなる透明な溶液が得られた。 例2 241ポンド(109.4kg)の10%ACH’溶液(例1と同様にして調 製した)に、32ポンド(14.5kg)のZHC・gly溶液(50%)を添 加し、次いで129ポンド(58.6kg)のプロピレングリコールを添加した 。混合した溶液を70〜75℃に予熱し、連続的に約3〜4ガロン/時において 約60mmHg(絶対圧)に維持されたJHE型フラッシュエバポレーター(A PVクレパコ・インコーポレーテッド、米国ニューヨーク州トナワンダ、フラッ シュチャンバーの上部に、0.5インチのセラミックBerlサドルを2.5フ ィート充填した3フィートの精留塔を取付けることによって改造されたエバポレ ーター)の中に供給し、このエバポレーターから約1ガロン/時において60. 5%のプロピレングリコール、33.7%の効能が増強されたアルミニウム−ジ ルコニウム−テトラクロロヒドレキシ−グリシン(ピーク3および4中のアルミ ニウムが80%より多く、ピーク4/ピーク3の面積比が1.1)、および5. 8%の水を含んでなる透明な溶液を抜き出した。エバポレーター中の溶液のアリ コートの平均滞留時間は約3時間であった。 例3 1640gの温かい10%ACH’溶液(例1と同様にして調製した)に、3 60gのプロピレングリコールを添加し、混合した溶液をBuchi RE−1 11ロータリー真空エバポレーターにおいて約140mmHg(開始時)〜20 mmHg(終了時)(絶対圧)および約46〜72℃において(滞留時間、約3 .5〜4時間)蒸発させて、62.7%のプロピレングリコール、30.3%の 効能が増強されたアルミニウムクロロハイドレート(ピーク3および4中のアル ミニウムが80%より多く、ピーク4/ピーク3の面積比が1.37)、お よび7.0%の水を含んでなる透明な溶液が得られた。 例4 171ポンド(77.6kg)の50%NaOHを67.8ポンド(30.8 kg)の水と混合し、次いで160.3ポンド(72.8kg)のグリシン(グ リシン/NaOHの1:1モル比)を添加し、それぞれ、第1および第2の添加 後、温度を25℃から30℃に上昇させ、次いで30℃から35℃に上昇させる ことによって、50%ナトリウムグリシネートを調製した。103.3ポンド( 46.9kg)のプロピレングリコールに、7.8ポンド(3.5kg)の50 %ナトリウムグリシネートを添加し、この溶液を10分間撹拌した。この溶液に 、33.9ポンド(15.4kg)のジルコニウムヒドロキシクロライドグリシ ネート(50%水性ZHC・gly溶液、約1:1のGly:Zr比)を添加し た。この溶液を約10分間混合した後、255ポンド(115.8kg)の10 %ACH’溶液(例1と同様に調製した)を添加し、約10分間混合した。この 溶液を70〜75℃に予熱し、例2に記載するように連続的にJHE型フラッシ ュエバポレーターに供給した。65%のプロピレングリコール、35%の効能が 増強されたアルミニウム−ジルコニウム−テトラクロロヒドレキシ−グリシン( ピーク3および4中のアルミニウムが80%より多く、ピーク4/ピーク3の面 積比が1より大きく、Gly:Zr比が約1.6:1)、および5%の水を含ん でなる透明な溶液が得られた。等量の蒸留水で希釈したこの溶液の試料のpHは 約4.7であった。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年12月2日 【補正内容】 この出願明細書を通じた制汗性塩の重量%に対する言及は、慣用の産業の標準 的方法に従い、結合した水およびグリシンまたはグリシネートを含む塩の、計算 された重量%であることを意図することに注意すべきである。参照の目的で、標 準的方法に従う制汗性塩の重量%の計算は、下記のような新しいU.S.P.の 計算に相当する。 例4 171ポンド(77.6kg)の50%NaOHを67.8ポンド(30.8 kg)の水と混合し、次いで160.3ポンド(72.8kg)のグリシン(グ リシン/NaOHの1:1モル比)を添加し、それぞれ、第1および第2の添加 後、温度を25℃から30℃に上昇させ、次いで30℃から35℃に上昇させる ことによって、50%ナトリウムグリシネートを調製した。103.3ポンド( 46.9kg)のプロピレングリコールに、7.8ポンド(3.5kg)の50 %ナトリウムグリシネートを添加し、この溶液を10分間撹拌した。この溶液に 、33.9ポンド(15.4kg)のジルコニウムヒドロキシクロライドグリシ ネート(50%水性ZHC・gly溶液、約1:1のGly:Zr比)を添加し た。この溶液を約10分間混合した後、255ポンド(115.8kg)の10 %ACH’溶液(例1と同様に調製した)を添加し、約10分間混合した。この 溶液を70〜75℃に予熱し、実施例2に記載するように連続的にJHE型フラ ッシュエバポレーターに供給した。65%のプロピレングリコール、30%の効 能が増強されたアルミニウム−ジルコニウム−テトラクロロヒドレキシ−グリシ ン(ピーク3および4中のアルミニウムが80%より多く、ピーク4/ピーク3 の面積比が1より大きく、Gly:Zr比が約1.6:1)、および5%の水を 含んでなる透明な溶液が得られた。等量の蒸留水で希釈したこの溶液の試料のp Hは約4.7であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,B Y,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES ,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,TJ,TM,TT,UA,UG,US,UZ,V N (72)発明者 フルーラー,トーマス ジェイ. アメリカ合衆国イリノイ州、ホーソン、ウ ッズ、ノース、ナンシー、コート、25448 (72)発明者 オリスズクザク,リチャード アメリカ合衆国イリノイ州、パラーティ ン、ノース、ウィリアムズ、ドライブ、 555 (72)発明者 サネ,ジャヤント エヌ. アメリカ合衆国マサチューセッツ州、フレ イミナム、パメラ、ロード、32

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 下記を含んでなる、多価アルコール中の効能が増強されたアルミニウム の制汗性塩の溶液を調製する方法。 (a)水中の、約5〜約20重量%の効能が増強されたアルミニウムの制汗性 塩から本質的になる水溶液を調製し(ここで、前記効能が増強されたアルミニウ ムの制汗性塩は固体状粉末に乾燥しないでその場で製造されている)、 (b)約1:4〜約1.2:1の制汗性塩/多価アルコールの重量比を有する 混合溶液を形成させるのに十分な量の液状多価アルコールと、前記水溶液を混合 し、そして (c)真空下に前記混合溶液から水を急速に蒸発させて、約20〜50%の効 能が増強されたアルミニウムの制汗性塩および約2〜16%の水を含有し、残部 が前記多価アルコールである、液状多価アルコール溶液を形成させる。 2. 効能が増強されたアルミニウムの制汗性塩がAl2(OH)6-aaおよ びZrO(OH)2-pbbの混合物または錯塩であって、式中XがCl、Br、 I、またはNO3であり、aが約0.3〜約4であり、YがCl、Br、I、N O3またはSO4であり、bが約0.8〜約2であり、pがYの原子価であり、そ してAl:Zr比が約1.7〜約12.5である、請求項1に記載の方法。 3. 多価アルコールがプロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチ レングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトールおよびそ れらの混合物から成る群より選択される、請求項2に記載の方法。 4. 効能が増強されたアルミニウムの制汗性塩がアルミニウム−ジルコニウ ムクロロハイドレートである、請求項3に記載の方法。 5. 十分な温度においてかつ十分な時間の間5〜18%のアルミニウムクロ ロハイドレートの水溶液を加熱し、次いでジルコニルヒドロキシクロライドを前 記溶液に約2〜約8のAl:Zr比を与える量で添加して、少なくとも0.7の HPLCピーク4/ピーク3(アルミニウムの少なくとも70%は前記ピークの 中に含有される)の面積比を得て、効能が増強されたアルミニウムの制汗性塩の 水溶液を調製する、請求項4に記載の方法。 6. 効能が増強されたアルミニウムの制汗性塩が工程(a)および工程(c )の双方の後において、0.9またはそれより大きいHPLCピーク4/ピーク 3の面積比を有する、請求項5に記載の方法。 7. 工程(a)における効能が増強されたアルミニウムの制汗性塩が Al2(OH)6-aaであって、式中XがCl、Br、I、またはNO3であり、 そしてaが約0.3〜約4である、請求項1に記載の方法。 8. 多価アルコールがプロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチ レングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトールおよびそ れらの混合物から成る群より選択される、請求項7に記載の方法。 9. 効能が増強されたアルミニウムの制汗性塩がアルミニウムクロロハイド レートである、請求項8に記載の方法。 10. 工程(c)の前において、水性ジルコニウム塩溶液を、約1.7〜約 12.5のAl:Zr比を与える量で、(i)工程(b)に従い液状多価アルコ ールを水溶液と混合した後、混合溶液に添加するか、または(ii)工程(b) に従い液状多価アルコールを水溶液と混合する前に、液状多価アルコールに添加 する(ここで、ジルコニウム塩は式ZrO(OH)2-pbbを有し、式中YがC l、Br、I、NO3またはSO4であり、bが約0.8〜約2であり、そしてp がYの原子価である)、請求項8に記載の方法。 11. 効能が増強されたアルミニウムの制汗性塩がアルミニウムクロロハイ ドレートであり、そしてジルコニウム塩がジルコニルヒドロキシクロライドであ る、請求項10に記載の方法。 12. (i)十分な温度においてかつ十分な時間の間5〜18%のアルミニ ウムクロロハイドレートの水溶液を加熱して、少なくとも0.7のHPLCピー ク4/ピーク3(ここでアルミニウムの少なくとも70%は前記ピークの中に含 有される)の面積比を得るか、または(ii)水中においてアルミニウム金属を 塩化アルミニウムまたは塩酸と約50〜100℃の温度において反応させる(こ こで、反応成分の濃度は約10〜約20重量%のアルミニウムクロロハイドレー トの水溶液を形成させるような濃度であり、HPLCピーク4/ピーク3の面積 比は少なくとも0.7であり、アルミニウムの少なくとも70%は前記ピークの 中に含有される)ことによって、効能が増強されたアルミニウムの制汗性塩の水 溶液を調製する、請求項9に記載の方法。 13. 工程(b)の前において、効能が増強されたアルミニウムの制汗性塩 の水溶液を約40〜50%の塩濃度に急速に濃縮し、工程(b)および(c)を その後十分に迅速に実施して、効能が増強されたアルミニウムの制汗性塩が少な くとも0.7のHPLCピーク4/ピーク3の面積比を保持する、請求項12に 記載の方法。 14. 工程(c)の前において、水性ジルコニウムヒドロキシクロライド溶 液を、約2〜約8のAl:Zr比を与える量で、(i)工程(b)に従い液状多 価アルコールを水性アルミニウムクロロハイドレート溶液と混合した後、混合溶 液に添加するか、または(ii)工程(b)に従い液状多価アルコールを水性ア ルミニウムクロロハイドレート溶液と混合する前に、液状多価アルコールに添加 する、請求項12に記載の方法。 15. 効能が増強されたアルミニウムの制汗性塩が工程(a)および工程( c)の双方の後において0.9またはそれより大きいHPLCピーク4/ピーク 3の面積比を有する、請求項14に記載の方法。 16. 工程(c)を約5〜約70mmHg(絶対圧)および約20〜約85 ℃においてにおいて実施する、請求項1、3、4、6、8、9、11、12また は15に記載の方法。 17. 連続的に前記混合溶液を真空エバポレーターの入口に添加し、そして 前記多価アルコール溶液を前記真空エバポレーターの出口から抜き出すことによ って、工程(c)を実施する、請求項16に記載の方法。 18. 混合溶液のアリコートの多価アルコール溶液への変換が4時間より短 い時間で完結されるように、工程(c)を実施する、請求項16に記載の方法。 19. 回収された生成物に約1.3:1〜約4:1のGly:Zr比を与え るのに十分な量の可溶化アルカリ性グリシネートを液状多価アルコールが含有し 、そして工程(b)に従い前記液状多価アルコールを水性アルミニウムクロロハ イドレート溶液と混合する前に、前記水性ジルコニウムヒドロキシクロライド溶 液を前記液状多価アルコールに添加する、請求項14に記載の方法。 20. 前記アルカリ性グリシネートがナトリウムグリシネート、カリウムグ リシネートまたは亜鉛グリシネートである、請求項19に記載の方法。 21. 下記を含んでなる、多価アルコール中の効能が増強されたアルミニウ ムの制汗性塩の溶液を調製する方法。 (a)可溶化アルカリ性グリシネートを含有する液状多価アルコールを調製し (ここで、可溶化アルカリ性グリシネートの量は回収された生成物において約1 .3:1〜約4:1の合計のGly:Zr比を与えるのに十分なものである)、 (b)水中の約40〜約50重量%のジルコニウムヒドロキシクロライドグリ シネートから本質的になる第1水溶液を調製し、 (c)水中の約5〜約20重量%の効能が増強されたアルミニウムの制汗性塩 から本質的になる第2水溶液を調製し(ここで、前記効能が増強されたアルミニ ウムの制汗性塩は固体状粉末に乾燥しないでその場で調製されており、そして少 なくとも0.7のHPLCピーク4/ピーク3の面積比を有し、アルミニウムの 少なくとも70%は前記ピークの中に含有される)、 (d)前記第1水溶液を前記液状多価アルコールと混合して第1混合溶液を形 成させ、 (e)前記第2水溶液を前記第1混合溶液と混合して第2混合溶液を形成させ (ここで成分(a)、(b)および(c)の各々の量は、約1:4〜約1.2: 1のアルミニウム−ジルコニウムクロロハイドレート/多価アルコールの重量比 および約2〜約8のAl:Zr比を有する第2混合溶液を形成させるような量で ある)、 (f)真空下に前記第2混合溶液から水を急速に蒸発させて、約20〜50% の効能が増強されたアルミニウム−ジルコニウムクロロハイドレートグリシネー トおよび約2〜16%の水を含有し、残部が前記多価アルコールである、液状多 価アルコール溶液を調製する(前記アルミニウム−ジルコニウムクロロハイドレ ートグリシネートは少なくとも0.7のHPLCピーク4/ピーク3の面積比( アルミニウムの少なくとも70%は前記ピークの中に含有されている)、約1. 3:1〜約4:1の合計のGly:Zr比、および約4.1〜約5.0のpHを 有する)。 22. 請求項4、9、11または21に記載の方法に従い製造された生成物 。 23. 請求項16に記載の方法に従い製造された生成物。
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