JP2001517925A - 核酸の均質増幅および検出 - Google Patents

核酸の均質増幅および検出

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、標的ポリヌクレオチド配列を検出または増幅するための方法に関する。この方法は組合せにおいて(i)標的ポリヌクレオチド配列を含有する疑いのある媒体、(ii)増幅を望む時標的ポリヌクレオチド配列の増幅を実施するためのすべての試薬、および(iii)増幅産物の1本鎖へ結合することができる二つのオリゴヌクレオチドプローブを準備することを含む。プローブの少なくとも一方は二つの配列を有し、これら二つの配列は、(i)非隣接であり、そして前記1本鎖上の隣接もしくは非隣接部位へ結合できるか、または(ii)前記1本鎖の非隣接部位へ結合できる。組合せは標的ポリヌクレオチド配列を増幅するための条件へ服される。次に組合せはプローブの両方がストランドの一つへハイブリダイズして3分子複合体を形成する条件へ服され、この複合体が標識によって検出される。

Description

【発明の詳細な説明】 核酸の均質増幅および検出本発明の分野 有意義な罹病率および死亡率は感染病に関連している。疾病のより良いモニタ リングおよび処置のためにはもっと迅速なそして正確な診断方法が必要とされる 。DNAプローブ、核酸ハイブリダイゼーションおよびインビトロ増幅技術を用 いる分子方法は、患者診断のために使用される慣用方法へ利益を提供する有望な 方法である。 核酸ハイブリダイゼーションは核酸の本体を検査しそしてその存在を確立する ために使用されている。ハイブリダイゼーションは相補塩基ペアリングを基礎と する。相補的な1本鎖核酸を1所にインキュベートする時、相補的な核酸配列は 2本鎖ハイブリッド分子を形成するようにペアを組む。相補的な核酸配列と水素 結合構造を形成する一本鎖デオキシリボ核酸(ssDNA)またはリボ核酸(R NA)の能力は、分子生物学研究において分析ツールとして使用されている。高 い比活性の放射性ヌクレオシド三リン酸の入手性およびT4ポリヌクレオチドキ ナーゼによるDNAの32P標識は、生物学的に関心ある種々の核酸配列を同定し 、単離し、そして特徴化することを可能にした。核酸ハイブリダイゼーションは 、独特の核酸配列に関連する病的状態の診断において大きい可能性を持っている 。これら独特の核酸配列は、挿入、欠除、ポイント変位による、またはバクテリ ア、かび、糸状菌およびウイルスによる感染によって 外来DNAまたはRNAの取得によるDNAの遺伝子もしくは環境変化からもた らされ得る。核酸ハイブリダイゼーションは、今日まで学術的もしくは産業的分 子生物学研究所において主として採用されていた。臨床医学において診断ツール として核酸ハイブリダイゼーションの使用は限られている。これは患者の体液中 に存在する疾病関連DNAもしくはRNAのしばしば非常に低い濃度と、そして 核酸ハイブリダイゼーション分析の十分に感受性な方法が存在しないためである 。 特異的核酸配列を検出する一方法は、一般にニトロセルロースペーパー、セル ロースペーパー、ジアゾ化ペーパーまたはナイロン膜のような固相支持体に標的 核酸の固定化を含んでいる。支持体上に標的核酸を固定化した後、支持体は適当 な標識プローブ核酸と約2ないし48時間接触させられる。上の時間期間後、固 相支持体はハイブリダイゼーションしないプローブを除去するため制御された温 度で数回洗浄される。次に支持体は乾燥され、ハイブリダイズした材料がオート ラジオグラフィーにより、または分光測光方法によって検出される。 非常に低濃度を検出しなければならない時、上の方法は遅くそして労働集約的 であり、そして放射標識より検出が容易でない非アイソトープ標識はしばしば適 しない。 最近、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)として知られるDNAの特異性セグメ ントの酵素増幅方法が記載された。このインビトロ増幅操作は、変性、オリゴヌ クレチドプライマーアンニーリング、および親熱性ポリメラーゼによるプライマ ー延長のくり返しサイクルを基礎としている。DNAの反対ストライドへアンニ ールするPC Rプライマーは、一方のプライマーのポリメラーゼ触媒延長生成物が他方の鋳型 ストランドとして役立ち、その長さがオリゴヌクレオチドプライマーの5’末端 間の距離によって決まる別々のフラグメントの蓄積へ導くように配置される。 核酸を増幅するための他の方法は、単一プライマー増幅、リガーゼ連鎖反応( LCR),核酸配列に基づく増幅(NASBA)およびQ−ベーターレプリカー ゼ法である。使用した増幅に関係なく、増幅された生成物が検出される。 核酸を増幅するための上の方法のどれについても、増幅混合物を以前増幅した 材料が汚染し、それによりもとのサンプル中に存在しなかった材料、すなわち汚 染物を増幅するリスクが存在する。増幅生成物の量は非量に多量であることがで き、それにより潜在的な汚染をさらに悪化させる。研究室中に増幅された核酸の エアロゾルが生成すると、この物質を含有する液滴は後の増幅混合物または設備 に侵入することができる。核酸の試みた増幅はその時、増幅されているサンプル 中に標的核酸もしくはその配列が存在しなかったときにさえ、この汚染物質の増 幅されたコピーを生成し得る。そのような汚染はもし容器を清掃しても同じ容器 を多数回増幅のために使用するとやはり発生し得る。たった1分子でさえも時に より以後の増幅に使用すべき他の容器を汚染するのに十分である。この汚染の可 能性は、そのような単一分子が増幅され、検出されることがあり得るので偽のテ ストに導き得る。このテストの結果は、テストしている患者サンプル中の特定の 核酸の存在もしくは不存在を正確に反映しないであろう。 特定の核酸の増幅後、増幅された材料を検出する前に別のステッ プが実施される。核酸を検出するための一方法は核酸プローブを使用する。その ようなプローブを利用する一方法は米国特許No.4,868,104に記載さ れている。核酸プローブはレポーター基で標識されるかもしくは標識することが できるか、または支持体へ結合もしくは結合されることができる。信号の検出は 標識またはレポーター基の性格に依存する。もし標識もしくはレポーター基が酵 素であるならば、信号発生システムの追加のメンバーは酵素基質等を含んでいる 。 核酸を好ましくは均質形式で増幅し、そして検出するための感受性で簡単な方 法を持つことが望ましい。この方法は工程および試薬の数および複雑性を最小に しなければならない。アッセイ混合物の汚染を防止するのに必要な滅菌および他 のステップは回避されなければならない。関連技術の説明 3’−標識オリゴヌクレオチドプローブを使用する、PCR生成物のための迅 速な非分離電気化学発光DNAハイブリダイゼーションアッセイは、Gudib ande et al.,Molecular and Cellular P robes,6:495−503(1992)に記載されている。関連する開示 は、国際特許出願WO95/08644A1(95.03.30)に見られる。 Marmaro et al.,(Meeting of the Amer ican Association of Clinical Chemist s,San Diego,California,November 1994 ,Poster No.5 4)は、Taq Man,均質PCRアッセイにおいて蛍光原プローブの設計お よび使用を論じている。 HCV RNAの定量的検出のためrTth DNAポリメラーゼの本来的5 ’ヌクレアーゼを利用するPCRに基づくアッセイはTsang et.,(9 4th General Meeting of the American Society for Microbiology,Las Vegas N E5/94,Poster No.C376)によって開示されている。 Kemp et al,Gene,94:223−228(1990)は、ポ リメラーゼ連鎖反応の簡単化比色分析およびAIDS患者中のHIV配列の検出 を開示する。 ドイツ特許出願DE4234086−A1(92.02.05)(Henco ,et al.)は、標的配列と相互作用し得るプローブが増幅中および増幅後 に存在し、そしてプローブの分光法的に測定し得るパラメーターが変化を受け、 それにより信号を発生する囲まれた反応ゾーン中でインビトロで増幅された核酸 配列の測定を論じている。 米国特許No.5,232,829(Longiaru et al.)は、 ビチオン標識DNAプライマーおよび捕獲プローブを使用するポリメラーゼ連鎖 反応による、Chlamydia trachomatisの検出を開示する。 同様な開示は、Loeffelholz,et al.,Journal of Clicical Microbiology,30(11):2847−2 851(1992)によってなされている。 局在化DNA検出のための環状化オリゴヌクレオチドである、パ ドロックプローブは、Nilsson et al.,Science,265 :2085−2088(1994)によって記載されている。 核酸配列の増幅、検出および/またはクローニングのためのプロセスは、米国 特許No.4,683,195;4,683,202;4,800,159,4 ;965,188および5,008,182に開示されている。ポリメラーゼ連 鎖反応による配列ポリメリゼーションは、Saiki,et al.,Scie nce 230:1350−1354(1986)によって記載されている。熱 安定性DNAポリメラーゼによるプライマー指導酵素増幅は、Saiki,et al.,Science 239:487(1988)に記載されている。 それぞれ1989年1月19日および1989年8月29日に出願された、米 国特許出願07/299,282および07/399,795は、単一ポリヌク レオチドプライマーを使用する核酸増幅(ASPP)を記載する。1989年7 月19日に出願された米国特許出願07/555,327は、単一プライマー増 幅に使用するためのポリヌクレオチドの製造法を開示する。米国特許出願07/ 555,968は、分子内塩基ペア構造を含んでいる分子を製造する方法を記載 する。単一プライマー増幅に使用するためのポリヌクレオチドを製造する方法は 、1991年10月11日に出願された米国特許出願07/776,538に記 載されている。ポリヌクレオチドの3’末端に規定された配列を導入する方法は 1993年10月20日に出願された米国特許出願08/140,369に記載 されている。これら6出願の開示は、「関連技術の説明」と題する 項にリストされている参考文献を含めて参照としてここに取り入れられる。本発明の概要 本発明の一具体例は、標的ポリヌクレオチド配列を検出する方法である。この 方法は、標的ポリヌクレオチド配列を、その標的ポリヌクレオチド配列の同じス トランドヘ結合し、3分子複合体を形成することがでぎる二つのプローブと混合 することを含む。プローブの少なくとも一方は隣接していない二つの配列を有し 、そして標的ポリヌクレオチド配列の一本鎖上の隣接するまたは隣接しない部位 へ結合することができる。3分子複合体がその後検出される。 本発明の一具体例は、標的ポリヌクレオチド配列を増幅しそして検出するため の方法に関する。この方法は、(i)標的ポリヌクレオチド配列を含有する疑い ある媒体と、(ii)増幅が望まれる時標的ポリヌクレオチド配列の増幅を実施す るために必要なすべての試薬と、そして(iii)増幅の生成物の一本鎖へ結合す ることができる二つのオリゴヌクレオチドプローブの組合せを準備することを含 む。プローブの少なくとも一方は隣接していない、および/または前記一本鎖の 非隣接部位へ結合することができる二つの配列を有する。めいめいのプローブは 標識を含むことができる。この組合せは標的ポリヌクレオチド配列を増幅するた めの条件へ服される。次にこの組合せはプローブの両方がストランドの一方へハ イブリダイズし、3分子複合体を形成する条件へ服され、それが標識によって検 出される。 本発明の一面は、標的ポリヌクレオチド配列を増幅しそして検出する方法に関 する。この方法においては、標的ポリヌクレオチド配 列を有する標的ポリヌクレオチドを含有する疑いあるサンプルと、標的ポリヌク レオチド配列を増幅しそのコピーを生産するための試薬と、第1のオリゴヌクレ オチドプローブと、そして第2のオリゴヌクレオチドプローブとの組合せを準備 することを含む。コピーは増幅の間プローブへ実質上ハイブリダイズしない。増 幅後プローブの両方はコピーのストランドの一方へハイブリダイズする。プロー ブの各自は上のストランドへハイブリダイズしたプローブの検出を容易化する標 識を含んでいる。上の組合せは標的ポリヌクレオチド配列を増幅し、コピーを生 産する条件へ服される。次に、組合せはプローブが上のストランドの一方へハイ ブリダイズし、3分子複合体を形成する条件へ服される。この複合体は、通常組 合せを光で照射し、そして照射終了後組合せからの光の発射を検出することによ って検出される。 本発明の他の一具体例は、ポリヌクレオチド検体の標的ポリヌクレオチドを増 幅しそして検出する方法である。標的ポリヌクレオチド配列を有するポリヌクレ オチド検体を含有する疑いのあるサンプルと、このポリヌクレオチドを増幅し、 標的ポリヌクレトチド配列のコピーを生産するための試薬と、ヌクレオチド配列 S1およびS2を有する第1のオリゴヌクレオチドプローブと、配列S3および S4を有する第2のオリゴヌクレオチドプローブよりなる組合せが準備される。 プローブの少なくとも一方を含む配列が、(i)これら配列が非隣接でありそし てコピーの一方のストランド上の隣接するまたは隣接しない部位へハイブリダイ ズするか、または(ii)これら配列がコピーの一方のストランド上へハイブリダ イズする部位が非隣接であるように連結される。プローブは、増幅の間コピーへ 実質的にハイブリダイズせず、そして好ましくは増幅を妨害しない。増幅後、プ ローブの両方はコピーの一方のストランドへハイブリダイズすることができる。 プローブの各自は、前記ストランドへハイブリダイズしたプローブの検出を容易 化する標識を含んでいる。この組合せはポリヌクレオチド検体を増幅するための 条件へ服される。次に、組合せは両方のプローブが前記ストランドの一つへハイ ブリダイズし、3分子複合体を形成する条件へ服される。この方法は、前記スト ランドへハイブリダイズしたプローブを含んでいる複合体を検出することをさら に含んでいる。 本発明の他の具体例は、標的ポリヌクレオチドを含んでいる標的ポリヌクレオ チドの検出方法であって、この方法において必要なすべての試薬が最初標的ポリ ヌクレオチドと混合される該方法に向けられる。この方法は、標的ポリヌクレオ チド配列が2本鎖である時標的ポリヌクレオチド配列を1本鎖に解離することを 含む。オリゴヌクレオチドプライマーがこれら1本鎖の各自の3’末端へハイブ リダイズされる。1本鎖の各自へハイブリダイズしたプライマーは1本鎖に沿っ て延長され、標的ポリヌクレオチド配列のコピーがつくられる。コピーは1本鎖 へ解離される。次に、二つのオリゴヌクレオチドプローブが1本鎖の一つへハイ ブリダイズされる。プローブの少なくとも一方は1本鎖の一方とハイブリタイズ する二つの配列を含んでいる。これら配列は非隣接であり、そして該1本鎖上の 隣接もしくは非隣接部位へ結合するか、またはこれら配列がハイブリダイズする 該1本鎖上の部位は非隣接である。両方のプローブの前記1本鎖への結合は検出 され、そしてそのような結合の存在が標的ポリヌクレオチドの存在に関係づけら れる。 本発明の他の具体例は、標的ポリヌクレオチドの標的配列(“標的配列)を検 出するための方法である。この方法は、標的配列をプライマー延長によって増幅 し、そして延長されたプライマーを検出することを含む。特に、標的配列の増幅 は、(i)標的配列の3’末端へ第1のオリゴヌクレオチドプライマー(“第1 のプライマー”)をハイブリダイズし、(ii)ポリメラーゼおよびヌクレオチド 三リン酸の存在下第1のプライマーを少なくとも標的配列に沿って延長し〔ここ で第1のプライマーは(1)延長された第1のプライマー、または(2)延長さ れた第2のオリゴヌクレオチドプライマー(“第2のプライマー)へハイブリダ イズし、そしてそれらに沿って延長されることができる(ここで延長された第2 のプライマーは標的配列に相補的なポリヌクレオチド(相補ポリヌクレオチド) へハイブリダイズしそしてそれに沿って延長されることができる第2のプライマ ーの延長から得られる)〕、(iii)延長した第1のプライマーを標的配列から 解離し、(iv)延長した第1のプライマーの3’末端へ第1もしくは第2のプラ イマーをハイブリダイズし、(v)延長した第1のプライマーに沿って第1もし くは第2のプライマーを延長し、(vi)延長した第1のプライマーから延長した 第1のプライマーもしくは延長した第2のプライマーを解離し、(vii)延長し た第1のプライマーもしくは延長した第2のプライマーの3’末端へ第1のプラ イマーをハイブリダイズし、そして(viii)ステップ(v)−(vii)をくり返 すことを含む方法によって実施される。延長した第1のプライマーおよび/また は延長した第2のプライマーの検出は、ヌクレオチド配列S1およびS2を有す る第1のオリゴヌクレオチドプローブと、ヌクレオチド配列S3およびS4 を有する第2のオリゴヌクレオチドプローブとによって達成される。これらプロ ーブの少なくとも一つを含む配列は、(i)その二つの配列が非隣接でありかつ それらが一方の延長したプライマー上の隣接または非隣接部位へ結合するか、そ れとも(ii)それらが一方の延長したプライマー上にハイブリダイズする部位が 非隣接であるように連結される。プローブは増幅の間存在し、増幅の間延長した 第1および/または第2のプライマーへ実質上ハイブリダイズせず、そして増幅 を妨害しない。増幅後、両方のプローブは延長した第1および/または第2のプ ライマーの一つへハイブリダイズすることができ、この態様で3分子複合体を形 成する。プローブの一方または双方は、延長した第1のおよび/または延長した 第2のプライマーへハイブリダイズしたプローブの検出を容易化する標識を含ん でいる。 本発明の他の一具体例は、標的ポリヌクレオチド配列の増幅および検出に使用 するためのキットに関する。このキットは、(a)標的ポリヌクレオチド配列へ 結合することができる二つのオリゴヌクレオチドと、該配列の存在の関数として これらオリゴヌクレオチドの少なくとも一つを修飾することができる酵素を含む 標的ポリヌクレオチド配列の増幅を実施するための試薬、(b)増幅生成物の1 本鎖へ結合することができる二つのオリゴヌクレオチドプローブであって、この プローブの少なくとも一方は、(i)非隣接であり、そして前記1本鎖上の隣接 もしくは非隣接部位へ結合できるか、または(ii)前記1本鎖上の非隣接部位へ 結合することができる二つの配列を有し、各自標識を含有する前記二つのプロー ブの包装した組合せである。プローブの各自は標識へ結合することができる粒子 を含むことができる。このキットはまた、プローブの他方へ結合した、または結 合することができる第2の粒子を含むことができる。増幅を実施するための例示 的試薬は、(a)ヌクレオチド三リン酸、(b)オリゴヌクレオチドプライマー 、および(c)ヌクレオチドポリメラーゼを含む。 本発明の他の一具体例は、標的ポリヌクレオチドの標的ポリヌクレオチド配列 を増幅し、検出するために使用するキットに関する。本発明によるキットは、包 装された組合せにおいて、(a)標的ポリヌクレオチドへハイブリダイズするこ とができ、そして延長されたオリゴヌクレオチドプライマーを生成するように標 的オリゴヌクレオチド配列に沿って延長することができるオリゴヌクレオチドプ ライマー、(b)ヌクレオシド三リン酸、(c)ヌクレオチドポリメラーゼ、( d)ヌクレオチド配列S1およびS2を有する第1のオリゴヌクレオチドプロー ブ、および(e)配列S3およびS4を有する第2のオリゴヌクレオチドプロー ブの組合せを含む。第1および第2のオリゴヌクレオチドプローブの少なくとも 一方を含んでいる配列は、(i)それらが非隣接であり、そして延長したプライ マーもしくはその相補体上の隣接もしくは非隣接部位へ結合するか、または(ii )延長したプライマーもしくはその相補体上へそれらがハイブリダイズする部位 が非隣接であるように連結される。プローブは、それらは(i)増幅の間延長し たオリゴヌクレオチドプライマーへ実質上ハイブリダイズせず、(ii)増幅後、 第1および第2のオリゴヌクレオチドプローブの両方は延長したオリゴヌクレオ チドプライマーもしくはその相補配列へハイブリダイズすることができ、そして (iii)プローブの一方もしくは両方が延長したオリゴ ヌクレオチドプライマーもしくはその相補配列へハイブリダイズしたプローブの 検出を容易化する標識を含んでいるという特徴を持っている。 標的ポリヌクレオチド配列を増幅し、検知するための本発明による他の一方法 は、標的ポリヌクレオチド配列を有する標的ポリヌクレオチドを含有している疑 いのあるサンプルと、標的ポリヌクレオチド配列を増幅しそのコピーを生産する ための試薬と、第1のオリゴヌクレオチドプローブおよび第2のオリゴヌクレオ チドプローブとの組合せを準備することを含む。プローブは増幅の間コピーへ実 質上ハイブリダイズせず、そして増幅を妨害しない。増幅後、プローブの両方は コピーのストランドの一つへハイブリダイズすることができる。少なくとも一方 のプローブは粒子へ会合している。この組合せは標的ポリヌクレオチド配列を増 幅し、そのコピーを生産するための条件へ服される。その後、この組合せはプロ ーブの両方がストランドの一つへハイブリダイズし、そして粒子の凝集を生ずる 条件へ服される。凝集が検出され、そして凝集の存在は標的ポリヌクレオチド配 列の存在を指示する。 標的ポリヌクレオチド配列を検出するための本発明による他の一方法は、標的 ポリヌクレオチド配列を含有する疑いがあるサンプルを、標的ポリヌクレオチド 配列の同じストランドヘ結合することができる二つのプローブと組合わせること を含み、ここでプローブの各自は粒子へ結合しているか、または結合することが できそして粒子の会合を検出することによって標的ポリヌクレオチド配列を検出 することがプローブである。少なくとも一方のプローブは、非隣接であり、かつ 標的ポリヌクレオチド配列の1本鎖上の隣接もしくは 非隣接部位へ結合することができる二つの配列を有する。 本発明の他の一面は、標的ポリヌクレオチド配列を検出するための試薬である 。この試薬は、標的ポリヌクレオチド配列の1本鎖へ結合することができる二つ のオリゴヌクレオチドプローブを含み、ここで一方のプローブは、非隣接であり かつ標的オリゴヌクレオチド配列の1本鎖上の隣接もしくは非隣接部位へ結合す ることができるか、または(ii)標的ポリヌクレオチド配列の1本鎖上の非隣接 部位へ結合することができる二つの配列を有する。図面の簡単な説明 図1ないし11は、本発明に従った代替具体例を図示する概略図である。特定具体例の説明 本発明は、核酸配列、特に上昇温度を必要とする核酸増幅反応の生成物の検出 を提供する。増幅および検出に必要なすべての試薬は増幅に先立って反応混合物 中に含めることができ、そして増幅後および後で検出へかけられるプローブの結 合前に、反応容器を開くおよび/または試薬と生成物を分離する必要はない。こ のようにして汚染が避けられる。 本発明は、標的ポリヌクレオチド配列の検出のため二つ以上のプローブの使用 に関する。好ましくは、プローブの一対が使用され、そのうち少なくとも一方の プローブはループ状プローブである。しかしながら二つ以上の線状プローブ、通 常二つの線状プローブを使用することができ、この場合少なくとも一方のプロー ブは粒子へ結合しているかまたは結合されることができる。二つのプローブは標 的ポリヌクレオチドの1本鎖へ結合することができそして一方、好 ましくは両方のプローブは標識を含んでいる。ループ状プローブは、非隣接のお よび/または標的ポリヌクレオチド配列内の非隣接配列へ結合する二つのポリヌ クレオチド配列を持っている。この性質は核酸増幅の生成物の検出に特に有用で ある。増幅がアンプリコンを有するループ状プローブの融点(アンプリコンとル ープ状プルーブが解離する温度)をこえる温度で実施される時、プローブは増幅 試薬と合併することができるが、増幅を妨害しない。プライマー延長を使用する 増幅の場合、増幅生成物中にビオチンのような特異的結合ペアの一メンバーの導 入を許容するプライマーを採用することができる。この後者の状況においては、 一つだけのループ状プローブを、ループ状プローブヘ結合する標識した認識配列 およびアビジンのような特異的結合ペアで標識した他のメンバーと組合せて使用 することができる。好ましくは、最終生成物中の標識の会合が検出される。 その最も広い局面において、本発明は標的ポリヌクレオチド配列を検出する方 法に関する。さらに詳しくは、本発明は標的ポリヌクレオチド配列を増幅し、検 出するための方法に関する。この方法は、標的ポリヌクレオチド配列の増幅およ び検出を実施するためのすべての試薬を単一の反応容器中に合併し、標的ポリヌ クレオチド配列を増幅してそのコピーを生産し、そしてコピーを検出とすること を含む。そのようなコピーの存在は標的ポリヌクレオチド配列の存在を指示する 。上の試薬へは、標的ポリヌクレオチド配列へ、または増幅の間生成したそのコ ピーへハイブリダイズすることができる二つのオリゴヌクレオチドが含められる 。これらのプローブは標的ヌクレオチド配列の増幅を妨害しない。オリゴヌクレ オチドプロー ブは任意に結合手、またはヌクレオチドもしくはヌクレオチドアナログよりなる 連結基によって一所に連結されることができる。代わりにまたは組合わせて、試 薬の一つは懸濁し得る粒子であり、そして反応媒体から粒子の後からの分離が存 在しない。粒子は一方のオリゴヌクレオチドプローブ上の標識として役立つこと ができる。 一面において本発明は、標的ポリヌクレオチドを標識ポリヌクレオチドへ結合 することができる二つのオリゴヌクレオチドプローブと合併することを含む標的 ポリヌクレオチド配列を検出するための方法であって、少なくとも一方のプロー ブは、(i)非隣接であり、かつ標的ポリヌクレオチド配列の1本鎖上の隣接も しくは非隣接部位へ結合するか、または(ii)隣接し、かつ標的ポリヌクレオチ ド配列の1本鎖上の非隣接部位へ結合できる二つの配列を持っている前記方法に 関する。 他の一面において本発明は、標的ポリヌクレオチド配列を増幅しそして検出す るための方法に関する。この方法は、(i)標的ポリヌクレオチド配列を含有す る疑いがある媒体、(ii)標的ポリヌクレオチド配列の増幅を実施するために必 要なすべての試薬、そして(iii)増幅生成物の1本鎖へ結合し得る二つのオリ ゴヌクレオチドプローブの組合せを準備することを含む。少なくとも一方のプロ ーブは、非隣接でありかつ前記1本鎖上の隣接もしくは非隣接部位へ結合できる か、または(ii)隣接しかつ該1本鎖上の非隣接部位へ結合することができる二 つの配列を持っている。各プローブは標識を含むことができる。この組合せは標 的ポリヌクレオチドを増幅するための条件へ服される。次に、そして分離するこ となく組合せは、両方のプローブがストランドの一つへハイブリダイズし、3分 子 複合体を形成する条件へ服される。3分子複合体の検出は標識によって実施され 、そして信号発生システムの追加のメンバーを必要ならばこの時に加えることが できる。 本発明の特定具体例の説明へさらに進める前に、多数の術語を提議する。 ポリヌクレオチド検体 ポリマーヌクレオチドである測定すベき化合物もし くは組成物である。これは未修飾の天然状態において約20ないし150,00 0またはそれ以上のヌクレオチドを持つことができ、そして単離した状態では約 30ないし50,000またはそれ以上のヌクレオチド、通常約100ないし2 0,000のヌクレオチド、もっと頻繁には500ないし10,000ヌクレオ チドを持つことができる。このように、天然状態から検体の単離はしばしば断片 化を生ずることが明らかである。ポリヌクレオチド検体およびその断片は、精製 したもしくは精製しない形の、DNA(dsDNA,ssDNA)およびt−R NA,m−RNA,r−RNAを含むRNA,ミトコンドリアDNAおよびRN A,クロロプラストDNAおよびRNA,DNA−RNAハイブリッド,または これらの混合物、遺伝子、クロモソーム、プラスミド、微生物例えばバクテリア 、イースト、ウイルス、ウイロイド、カビ、糸状菌、植物、動物、ヒト等のよう な生物学的材料のゲノムを含んでいる。ポリヌクレオチド検体は生物学的サンプ ルのような複合混合物の僅かのフラクションであり得る。検体は当業者には周知 の操作によって種々の生物学的材料から得ることができる。限定でなく例証のた めそのような生物学的材料のいくつかの例を以下の表に記載する。 表含まれる微生物 鎌型赤血球血症のためのヘモグロビン遺伝子、嚢胞性線維症遺伝子、がん遺伝 子、cDNA等の遺伝子も含まれる。 ポリヌクレオチドは、適切な場合、例えば裂断または制限内因性ヌクレアーゼ による処理または他の部位特異性化学的分裂方法によって標的ポリヌクレオチド 配列を含むフラグメントを得るように開裂することができる。 本発明の目的のためには、ポリヌクレオチド検体、またはポリヌクレオチド検 体から得た開裂したフラグメントは少なくとも部分的に変性されるか、1本鎖に するか、それを変性または1本鎖とするように処理される。そのような処理は当 業者には周知であり、そして例えば熱もしくはアルカリ処理を含む。例えば2本 鎖DNAは変性材料を製造するため90〜100℃で約1〜10分間加熱するこ とができる。 核酸またはポリヌクレオチドの増幅 核酸またはポリヌクレオチドの一つ 以上のコピーを生成する(指数増幅)、または核酸またはポリヌクレオチド分子 の相補体の一つのコピーを生成する(線形増幅)を生成する任意の方法。 核酸またはポリヌクレオチドの指数増幅 媒体中に存在する核酸またはポ リヌクレオチド分子の一つ以上のコピーを生成する任意の方法。増幅生産物は時 に“アンプリコン”と呼ばれる。DNAの特異的2本鎖配列の酵素増幅のための 一方法は、前記したようにポリメラーゼ連鎖反応(PCR)として知られる。こ のインビトロ増幅操作は、変性、オリゴヌクレオチドプライマーアンニーリング 、およびプライマーによってフランキングされるポリヌクレオチド検体の所望配 列のコピーの指数的増加をもたらす、親熱性鋳型依存 ポリヌクレオチドポリメラーゼによるプライマー延長のくり返しサイクルを基に している。DNAの二つの反対ストランドへアンニールする二つの異なるPCR プライマーは、一方のプライマーのポリメラーゼ触媒延長生成物が他方の鋳型ス トランドとして役立つことができ、その長さがオリゴヌクレオチドプライマーの 5’末端間の距離によって規定される別の2本鎖フラグメントの蓄積へ導くよう に配置される。 増幅のための他の方法は上に述べたとおりであり、そして単一オリゴヌクレオ チドプライマーを使用する1本鎖ポリヌクレオチドの増幅を含んでいる。増幅す べき1本鎖ポリヌクレオチドは、相互に相補的な、そのため幹ループ構造を形成 するようにハイブリダイズできる二つの非隣接配列を含んでいる。この1本鎖ポ リヌクレオチドは既にポリヌクレオチド検体の一部でよく、またはポリヌクレオ チド検体の存在の結果作られてもよい。 核酸の増幅の結果を得る他の方法は、リガーゼ連鎖反応(LCR)として知ら れている。この方法はあらかじめつくった核酸プローブの対を接合するリガーゼ 酵素を使用する。プローブはもし存在すれば核酸検体の各相補ストランドとハイ ブリダイズし、そしてリガーゼはプローブの各ペアを一所に結合し、特定の核酸 配列をくり返すため次のサイクルにおいて役立ち得る二つの鋳型を生成する。 核酸増幅を達成する他の方法は、核酸配列基礎増幅(NASBA)である。こ の方法は、特定の核酸のインビトロ、連続、均質および等温増幅を誘発するプロ モーター指令酵素プロセスである。 核酸の特定グループを増幅する他の方法は、Q−ベータ−レプリカーゼ法であ り、これはQ−ベータ−レプリカーゼのそのRNA基 質を指数的に増幅する能力に依存している。 核酸またはポリヌクレオチドの線形増幅 核酸またはポリヌクレオチド分 子の通常媒体中に存在する核酸またはポリヌクレオチド検体の一本鎖の相補体の 一つ以上のコピーを生成する任意の方法。このため線形増幅と指数増幅の一つの 相違は、指数増幅は核酸の両方の鎖のコピーをつくのに対し、線形増幅はポリヌ クレオチドの相補ストランドをつくることである。線形増幅においては、生成す る相補体の数は、コピーの数は時間の指数関数である指数増幅に対し、時間の線 形関数として増加する。 標的ポリヌクレオチドの標的配列 同定すべきヌクレオチドの配列。通常 ポリヌクレオチド検体の一部分(標的ポリヌクレオチド)中に、または全部に存 在し、その正体は標的ポリペプチド内に含まれる標的配列の増幅を実施するのに 必要な種々のプライマーおよび他の分子の調製を許容するのに十分な程度知られ ている。一般にプライマー延長増幅において、プライマーは標的ポリヌクレオチ ド内の少なくとも標的配列へハイブリダイズし、そしてそれに沿って延長(鎖延 長)され、このため標的配列は鋳型として作用する。延長されたプライマーは鎖 “延長生産物”である。標的配列は通常二つの限定された配列の間に横たわるが しかし必須ではない。一般にプライマーおよび他のプローブポリヌクレオチドは 、この限定された配列と、またはそのような標的ポリヌクレオチドの少なくとも 一部分と、通常その3’末端の少なくとも10ヌクレオチドセグメントおよび好 ましくは少なくとも15,しばしば20ないし50ヌクレオチドセグメントとハ イブリダイズする。標的配列は通常約30ないし5,000またはそれ以上のヌ クレオチドを、好ましくは 50ないし1,000ヌクレオチドを含有する。標的ポリヌクレオチドは一般に より大きい分子のフラクションであるか、またはそれは実質上全体の分子(ポリ ヌクレオチド検体)であってもよい。標的ポリヌクレオチド配列中ヌクレオチド の最小数は、サンプル中の標的ポリヌクレオチドの存在がサンプル中のポリヌク レオチド検体の存在の特異的指示薬であることを保証するように選定される。非 常に大まかには、配列長さは通常約1.6log L ヌクレオチドより大きく 、ここでLはサンプルの生物学的ソースのゲノム中の塩基の数である。標的ポリ ヌクレオチド中のヌクレオチドの最大数は、通常ポリヌクレオチド検体の長さに よって支配され、そしてその傾向は単離およびアッセイサンプル調製のため必要 な操作の間の裂断または他のプロセス、および配列の検出および/または増幅の 効率によって破られる。 オリゴヌクレオチド ポリヌクレオチド、通常一本鎖、通常合成ポリヌク レオチド、しかし天然ポリヌクレオチドでもよい。オリゴヌクレオチドは、通常 少なくとも5ヌクレオチド、好ましくは10ないし100ヌクレオチド、もっと 好ましくは20〜50ヌクレオチド、そして通常10〜30ヌクレオチドの長さ の配列を含む。 本発明に用いられるオリゴヌクレオチドを製造するため種々の技術を使用する ことができる。そのようなオリゴヌクレオチドは生物学的合成または化学的合成 によって得ることができる。短い配列(約100ヌレクオチドまで)のためには 、化学的合成が生物学的合成に比較してしばしば一層経済的であろう。経済に加 えて、化学的合成は、合成ステップの間低分子量化合物および/または修飾塩基 を組込む便利な方法を提供する。さらに、化学的合成は標的ポリヌクレオチド結 合配列の長さおよび領域の選択において非常に融通性である。オリゴヌクレオチ ドは、商業的自動核酸シンセサイザーに使用されるような標準的方法によって合 成することができる。適当な修飾したガラスもしくは樹脂上のDNAの合成は、 表面へ共有結合したDNAを生成することができる。このことは洗浄およびサン プル取扱に利益を提供する。より長い配列のためには、分子生物学で使用される 標準的複製方法、例えばJ.Messing,Methods Enzymol ,101:20−78(1983)に記載されている1本鎖のためのM13の使 用を使用することができる。 オリゴヌクレオチド合成の他の方法は、ホスホトリエステルおよびホスホジエ ステル法(Narang,et al.Meth.Enzymol.68:90 (1979)、支持上の合成(Beaucage,et a1,Tetrahe dr on Letters 22:1859−1862(1981)),ホス ホルアミデート技術,Caruthers,M.H.et al.,“Meth ods In Enzymology”,Vol.154,pp.287−31 4(1988),および“Synthesis and Applicatio n of DNA and RNA”,S.A.Narang,editor, Academic Dress,New York,1987およびそれに含ま れる参照文献に記載されている他の方法を含む。オリゴヌクレオチドプローブ 標的ポリヌクレオチド配列の一部分へ結合する 、本発明において使用されるオリゴヌクレオチド。オ リゴヌクレオチドの設計および調製は本発明方法において重要である。一つの配 慮は、オリゴヌクレオチドプローブがコピーが製造される増幅の間コピーへ実質 上ハイブリダイズしないことである。さらに増幅ステップの後、オリゴヌクレオ チドプローブの両方が、そのようなコピーが生産される限りコピーのストランド の一つへハイブリダイズする。これはサンプル中に存在の疑いある標的ポリヌク レオチド中の標的ポリヌクレオチド配列の存在または不存在に関係している。本 発明に従ったオリゴヌクレオチドプローブのもっと詳しい説明はこの後に見られ る。 オリゴヌクレオチドプライマー 例えば核酸の増幅におけるような、ポリ ヌクレオチド鋳型上の鎖延長に通常使用されるオリゴヌクレオチド。オリゴヌク レオチドプライマーは通常、その3’末端において標的ポリヌクレオチドの限定 された配列とハイブリダイズできる配列を含んでいる、1本鎖の合成ヌクレオチ ドである。通常、オリゴヌクレオチドプライマーは規定された配列またはプライ マー結合部位に対する相補性を少なくとも80%,好ましくは90%,もっと好 ましくは95%,最も好ましくは100%を有する。オリゴヌクレオチドプライ マーのハイブリダイズし得る配列中のヌクレオチドの数は、オリゴヌクレオチド をハイブリダイズするため使用する厳格な条件が過剰のランダムな非特異的ハイ ブリダイゼーションを防止するような数でなくてはならない。通常オリゴヌクレ オチドプライマーのヌクレオチドの数は、標的ポリヌクレオチドの規定された配 列と少なくとも同じ、すなわち少なくとも10ヌクレオチド、好ましくは少なく とも15ヌクレオチド、一般に約10ないし200,好ましくは20ないし50 ヌクレオチドであろう。ヌクレオシド三リン酸 5’−トリリン酸置換基を有するヌクレオシド。 ヌクレオシドは、通常デオキリボースかリボースであるペントース糖の1’−炭 素へ共有結合した、プリンかピリミジン誘導体の含窒素塩基のペントース糖誘導 体である。プリン塩基はアデニン(A),グアニン(G),イノシン(I)およ びそれらの誘導体および類縁体を含む。ピリミジン塩基は、シトシン(C),チ ミン(T),ウラシル(U)およびそれらの誘導体と類縁体を含む。ヌクレオシ ド三リン酸は、dATP,dCTP,dGTPおよびdTTPのようなデオキシ リボヌクレオシド三リン酸、およびrATP,rCTP,rGTPおよびrUT Pのようなリボヌクレオシド三リン酸を含む。 ヌクレオシド三リン酸なる術語はまた、非誘導体化ヌクレオシド三リン酸と同 様な態様で認識され重合される誘導体によって例示される、それらの誘導体およ び類縁体を含む。例証のための限定でないそのような誘導体または類縁体の例は 、ビオチニル化、アミン修飾、アルキル化等により修飾されたものであり、また フォスフォラチオレート、フォスファイト、環原子修飾誘導体等を含む。 ヌクレオチド 核酸ポリマー、すなわちDNAおよびRNAのモノマー単 位である塩基−糖−リン酸結合物。 修飾ヌクレオチドは、増幅反応の間修飾ヌクレオシドの加入により生じた、従 って核酸ポリマーの一部となった核酸ポリマーの単位である。 ヌクレオシドは、塩基−糖結合物またはリン酸部分を欠いたヌクレオチドであ る。 ヌクレオチドポリメラーゼ DNAまたはRNA鋳型に沿っ てポリヌクレオチドの延長のための触媒、通常酵素。この場合は延長は鋳型に対 して相補的である。ヌクレオチドポリメラーゼは鋳型依存性ポリヌクレオチドポ リメラーゼであり、ポリヌクレオチド鋳型と相補的な配列を提供するようにポリ ヌクレオチドの3’末端を延長するためのビルディングブロックとしてヌクレオ シド三リン酸を利用する。通常触媒は、例えば原核DNAポリメラーゼ(I,II またはIII)、T4 DNAポリメラーゼ、T7 DNAポリメラーゼ、vle nowフラグメント、逆転トランスクリプターゼ、Vent DNAポリメラー ゼ、Pfu DNAポリメラーゼ、Tag DNAポリメラーゼ等のDNAポリ メラーゼのような酵素である。細胞、E.coliのようなバクテリア、植物、 動物、親熱性バクテリア等のような任意のソースから得られる。 完全にまたは部分的に逐次的に、 本発明において利用されるサンプルと種 々の試薬が同時以外に結合される時、一つ以上が残りの試薬の一つ以上と結合し 、サブコンビネーションを形成し得る。めいめいのサブコンビネーションは次に 本発明の方法に服される。 ハイブリダイゼーションおよび結合 ヌクレオチド配列の環境においては 、これら術語はここでは互換的に使用される。二つのヌクレオチド配列が相互に ハイブリダイズする能力は、二つのヌクレオチドの相補性の程度に基づき、これ はマッチした相補ヌクレオチドペアの割合に基いている。他方の配列に対して相 補的な与えられた配列のヌクレオチドが多ければ多い程、ハイブリダイゼーショ ンのための条件は一層厳格になり、そして二つの配列の結合は一層特異的になる であろう。増大した厳格性は温度の上昇、共溶媒の比 の増大、塩濃度の低下などによって得られる。 同質もしくは実質上同一のポリヌクレオチド 一般に、同一か、またはめ いめい同じポリヌクレオチド配列へハイブリダイズできる二つのポリヌクレオチ ド配列は同質である。配列が各自少なくとも90%,好ましくは100%同じも しくは類似の塩基配列(この場合TとUは同じと考える)を持っている場合は同 質かまたは実質的に同一である。このようにリボヌクレオチドA,U,Cおよび Gは、それぞれdA,dT,dCおよびdGに対し類縁であると解される。同質 配列は両方ともDNAか、または一方がDNAが他方がRNAであることができ る。 相補性 二つの配列は、一方の配列が反平行センセンスにおいて他方の配 列へ結合できる時相補であり、この場合各配列の3’末端が他方の配列の5’末 端へ結合し、そして一方の配列の各A,T(U),GおよびCはそれぞれ他方の 配列のT(U),A,CおよびGと整列する。 非隣接 単一のポリヌクレオチド配列内の二つの配列は、二つの配列を両 端において接続するヌクレオチドがポリヌクレオチド1本鎖の相補ポリヌクレオ チド配列とのハイブリダイゼーションにおいて相補的ポリヌクレオチドの隣接す るヌクレオチドへハイブリダイズしない時、非隣接である。通常、このヌクレオ チドは、両端において相補的ポリヌクレオチドストランド上の隣接するヌクレオ チドへ同時に結合できない態様に10原子より大きいまたは小さい鎖によって接 続されるか、または10原子鎖の両端へ接続される。好都合には、非隣接配列は 、非隣接配列が結合される時相補的ポリヌクレオチド配列へ結合しない一以上の ヌクレオチドリン酸エステ ルによって接続される。代わりに、二つの配列はヌクレオシドモノリン酸エステ ル以外のヒドロキシアルキルリン酸エステルによって接続することができる。二 つの配列の鎖連結の正確な性状は広く変動することができ、そして例えばアルキ レン、エーテル、スルホン、サルフェート、アラルキル、カルボキサミド、スル ホンアミド、ホスホネート、カーバメート等のような各種の基を含むことができ る。 隣接 単一ポリヌクレオチドストランド内の二つの配列は、両端において 二つの配列を接続するヌクレオチドが単一ポリヌクレオチドストランドが相補的 ポリヌクレオチド配列へハイブリダイズする時相補的ポリヌクレオチド配列の隣 接するヌクレオチドへハイブリダイズする時は隣接している。隣接する配列のみ を含んでいるプローブは線状プローブと呼ばれる。 配列のコピー 1本鎖ポリヌクレオチドの配列へ相補的である配列から区 別して、この1本鎖ポリヌクレオチド配列の直接の同じコピーである配列。 プライマーを延長する手段 ヌクレオチドポリメラーゼ、または3’末端 以外において少なくともプライマーの3’末端または両方へハイブリダイズでき る配列を持っている1本鎖鋳型ポリヌクレオチド。プライマーを延長する手段は また、酵素および他の材料の基質として作用することができるヌクレオシド三リ ン酸またはその類縁体と、そして二価金属イオン(通常マグネシウム)、pH, イオン強度、有機溶媒(ホルムアミドのような)などのような、酵素活性のため 必要な条件をも含む。 特異的結合ペアのメンバー(sbpメンバー) 他方の分子 の特定の立体的および極性構造と特異的に結合し、それによりそれと相補的であ るように限定された表面上のまたは空胴中の区域を有する、二つの異なる分子の 一つ。特異的結合ペアのメンバーは、リガンドおよび受容体(抗リガンド)と呼 ばれる。これらは抗原−抗体のような免疫学的ペアのメンバーでもよく、またオ ペレーターレプレッサー、ヌクレアーゼ−ヌクレオチド、ビオチン−アビチン、 ホルモン−ホルモン受容体、核酸重複体、IgG−タンパクA、DNA−DNA ,DNA−RNA等でもよい。 リガンド それに対する受容体が天然に存在するか、または調製し得る化 合物。 受容体(抗リガンド) ある分子の特定の立体的および極性構造、例えば エピトープもしくは決定子部位を認識できる化合物もしくは組成物。例証的受容 体は、天然に存在する受容体、例えばチロキシン結合グロブリン、抗体、酵素、 Fabフラグメント、レクチン、核酸、レプレッサー、保護酵素、タンパクA、 補体成分Clq,DNA結合タンパクもしくはリガンド等を含む。 小有機分子 ビオチン、フルオレセイン、ローダミンおよび他の染料、テ トラサイクリンおよび他のタンパク結合分子、およびハプテン等のような、15 00以下、好ましくは100ないし1000,より好ましくは300ないし60 0の分子量を有する化合物。小有機分子は、ヌクレオチド配列を標識または支持 体へ結合する手段を提供できる。 支持体または表面 多孔質もしくは非多孔質の水不溶性材料。支持体は親 水性であるか、または親水化することができ、そしてシリカ、硫酸マグネシウム 、アルミナのような無機粉末;天然高分 子材料、特にセルロース材料およびセルロースから誘導された材料、例えば濾紙 、クロマトグラフィー紙等の繊維を含む紙;ニトロセルロース、セルロースアセ テート、ポリ塩化ビニル、ポリアクリルアミド、架橋デキストラン、アガロース 、ポリアクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ(4−メチルブテン )、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、 ナイロン、ポリビニルブチレート等のような合成または修飾天然高分子を含み、 それ自体で、または他の材料、バイオガラスとして入手し得るガラス、セラミッ ク、金属等と組合せて使用される。リポソーム、リン脂質担体、および細胞のよ うな天然または合成アセンブリも使用できる。 sbpメンバーの支持体または表面への結合は、文献に共通して利用できる周 知の技術により達成できる。例えば、千畑一郎のImmobilized En zymes,Halsted Press,New York(1978)、お よびCuatrecasac,J.Biol.Chem.,245:3059( 1970)を見よ。表面はストリップ、ロッド、ビーズを含む粒子等のような形 状のどのメンバーを持つことができる。 標識 信号発生システムのメンバー。通常標識はオリゴヌクレオチドプロ ーブヘ接合または他の様に結合またはそれと会合したオリゴヌクレオチドプロー ブの一部であり、そして直接または間接に検出することができる。標識はオリゴ ヌクレオチドプライマーの一部でもよい。標識は、信号発生により直接検出する ことができるレポーター分子、レポーター分子を含んでいる同族への後からの結 合により間接的に検出し得る特異的に検出し得る特異的結合メンバ ー、増幅もしくはリゲーションのための鋳型を提供できるオリゴヌクリオチドプ ライマー、またはレプレッサータンパクのためのようなリガンドとして作用でき る特異的ポリヌクレオチド配列もしくは認識配列を含み、後の二つの場合はオリ ゴヌクレオチドプライマーまたはレプレッサータンパクはレポーター分子を持っ ているかまたは持つことができるであろう。一般に検出し得る任意のレポーター 分子を使用することができる。レポーター分子は放射性もしくは非放射性、通常 非放射性であることができ、そして酵素のような触媒、触媒をコードするポリヌ クレオチド、プロモーター、染料、蛍光分子、化学発光剤、補酵素、酵素基質、 放射性基、小有機分子、増幅可能なポリヌクレオチド配列、染料、触媒または他 の検出し得る基でさらに標識できるもしくはできないラテックスもしくは炭素粒 子のような粒子、金属ゾル、クリスタライト、リポソーム、細胞等であることが できる。レポーター基はフルオレセインのような蛍光基、ルミノールのような化 学発光基、遅延蛍光によって検出できるN−(ヒドロキシエチル)エチレンジア ミントリ酢酸のようなテルビウムキレーター等であることができる。 標識は信号発生システムの一メンバーであり、そして単独で、または信号発生 システムの他のメンバーと共同して検出可能信号を発生する。先に述べたように 、レポーター分子はヌクレオチド配列へ直接結合することができるか、またはヌ クレオチド配列へ結合されるsbpメンバーへ相補的なsbpメンバーへの結合 によってヌクレオチド配列へ結合することができる。特定の標識またはレポータ ー分子の例およびそれらの検出は、1990年7月19日に出願された米国特許 出願No.07/555,323に見ることができ、 その適切な開示を参照としてここに取入れる。 信号発生システム 信号発生システムは一つ以上の成分を持つことができ 、少なくと一つの成分は標識である。信号発生システムは、サンプル中の標的ポ リヌクレオチド配列またはポリヌクレオチド検体の存在もしくは量に関する信号 を発生する。信号発生システムは測定可能信号を発生するのに必要なすべての試 薬を含んでいる。レポーター分子がヌクレオチド配列へ接合していないときは、 レポーター分子は、通常ヌクレオチド配列へ結合もしくはその一部であるsbp へ相補的なsbpメンバーへ結合される。信号発生システムの他の成分はデベロ ッパー溶液へ含めることができ、そして基質、エンハンサー、アクチベーター、 化学発光化合物、助因子、阻害剤、スキャベンジャー、金属イオン、信号発生物 質の結合に必要な特異結合物質等を含むことができる。信号発生システムの他の 成分は補酵素、酵素製品と反応する物質、他の酵素および触媒等でよい。信号発 生システムは、電磁線の使用により、望ましくは目視により外部手段により検出 し得る信号を提供する。信号発生システムは、その適切な開示を参照としてここ に取入れる、1990年7月19日出願の米国特許出願No.07/555,32 3にもっと詳しく記載されている。 3分子複合体 標的ポリヌクレオチド配列の増幅生産物の1本鎖へ二つの オリゴヌクレオチドプローブの結合により、本方法によって生成する複合体。そ のような複合体は、3分子、すなわち二つのオリゴヌクレオチドプローブと、そ のような増幅生産物の1本鎖を含んでいる点において3分子である。 補助材料 本発明に従って実施される方法およびアッセイに は種々の補助材料がしばしば使用されるであろう。例えば、アッセイ媒体中に緩 衝液が通常存在するであろう。アッセイ媒体およびアッセイ成分のための安定剤 も同様である。しばしばこれら添加剤に加え、アルブミンのようなタンパク、ホ ルムアミドのような有機溶媒、4級アンモニウム塩、デキストランサルフェート のようなポリカチオン、界面活性剤、特に非イオン界面活性剤、結合エンハンサ ー例えばポリエチレングリコール等も含めることができる。 上に述べたように、本発明の一面は、例えば上昇温度の使用を必要とする核酸 増幅反応の生産物のような標的ポリヌクレオチド配列の検出を提供する。増幅が 使用される時、増幅および検出に必要なすべての試薬は増幅前に反応混合物に含 まれることができ、そして増幅後検出前に反応容器を開く必要がない。このため 汚染が避けられる。非常に少なくとも、標識を含んでいる複合体を増幅後そして 分離ステップまたは反応容器を開くことなしに形成することができ、そしてその 後もし必要ならば信号発生システムの他のメンバーを添加することができる。 単一反応容器中の試薬の組合せは、もし望むならば標的ポリヌクレオチド配列 を増幅しそのコピーを形成する条件へ服される。試薬は、増幅後だけコピーとハ イブリダイズし、そして増幅の間はコピー中に実質上取込まれない少なくとも二 つのポリヌクレオチドプローブを含んでいる。少なくとも一方のプローブは少な くとも二つの非隣接配列を有する。加えて、少なくとも一方のプローブは標識を 含んでいる。次に増幅生産物の1本鎖への両方のプローブの結合によってコピー が検出される。コピーの存在は標的ポリヌクレオチド配列の存在を指示する。 上に述べたように、増幅反応の生産物(アンプリコン)の1本鎖へ結合するこ とができる二つのオリゴヌクレオチドプローブが本発明の方法に使用される。 そのようなプローブの少なくとも一方は、アンプリコンの二つの配列(標的配 列)へ結合する二つの配列(認識配列)を有していることにおいてループ状であ り、この場合認識配列は、(i)非隣接であり、かつ標的ポリヌクレオチド配列 上の隣接もしくは非隣接部位へ結合するか、または(ii)隣接し、かつ標的ポリ ヌクレオチド配列の非隣接部位へ結合する。そのようなオリゴヌクレオチドの他 方は線状もしくはループ状でよい。 増幅がDNAポリメラーゼを使用する時、好ましくはオリゴヌクレオチドプロ ーブの両方は可能性ある増幅の妨害を避けるため3’末端においてブロックされ る。この目的で認識配列の3’末端は、例えば3’−リン酸エステル、3’末端 ジデオキシ、非塩基リボリン酸エステルのような非天然基、またはポリマーもし くは表面、または鎖延長を阻止する他の手段のような、鎖延長を行わない基によ ってブロックすることができる。代わりに、アンプリコンへハイブリダイズしな いポリヌクレオチドが3’末端へ接続される。そのような末端基は固相合成の間 に3’末端へ導入することができ、または後で修飾することができる基を導入す ることができる。例えば、3’末端へデキストランを導入するため、リボヌクレ オチドを3’末端において導入し、次に過ヨウ素酸塩で酸化し、次に生成したジ アルデヒドをホウ素水素化物およびアミノデキストランによって還元的アミノ化 することができる。上の修飾を実施するための詳細はこの分野で良く知られてお り、ここでくり返す必要はないであろう 。 本発明に従ったオリゴヌクレオチドプローブの望ましい特徴の例が、例示のた めそして限定でなく図1〜5に記載されている。本発明に従ったオリゴヌクレオ チドプローブの一具体例が図1に示されている。この具体例においては、オリゴ ヌクレオチドプローブOP1は認識配列S1およびS2を有し、この場合S1お よびS2の遠方端は連結されており、すなわちS2の3’末端はL1によってS 1の5’末端へ連結されている(ここでは“ノットプローブ”ともいう)。S1 およびS2は、S1の3’末端がS2の5’末端へ隣接するようにアンプリコン の1本鎖へ結合する。この具体例においては認識配列はTS1を含んでアンプリ コンの1本鎖の隣接部位へ結合する。 配列S1およびS2は、アンプリコンの1本鎖上の異なる部位へ結合する認識 配列である。これらの配列は比較的短く、通常長さにおいて約8ないし25ヌク レオチド、好ましくは長さ10ないし20ヌクレオチドである。S1およびS2 は、TS1結合しない基L1によって連結され、それ故相互から該基によって分 離されている。L1は一以上の修飾ヌクレオチドを含むことができるヌクレオチ ドの配列であり得る。代わりに、L1はポリエチレングリコール、ポリアルキリ デンリン酸エステル、ポリペプチド等を含むことができる。L1は図5に示すよ うに結合手でも良い。図1〜4に図示した具体例においては、そのような連結基 は通常少なくとも6ないし300以上の原子、好ましくは20ないし180原子 の鎖である。通常、連結基の5’末端を認識配列の一方の3’末端へ、そしてそ の3’末端を他方の5’末端へ接続するのが好都合である。しかし ながら連結基を認識配列の両端へ接続する必要はない。基L1の主な機能は認識 配列を一所に連結することである。 上で記載するように本発明に使用されるオリゴヌクレオチドプローブの設計は 、両方の認識配列が増幅生産物への結合に関与するためのそのような生産物の認 識の高いレベルを許容する。加えて、認識配列は1本鎖へ比較的低温度において 結合し、それ故通常上昇温度において実施される増幅プロセスを妨害しない。線 状オリゴヌクレオチド、すなわち一つの相補配列へ結合する一つだけの認識配列 を有するプローブの場合、高い温度での結合および増幅の妨害を回避するため長 さは比較的短く、通常25オリゴヌクレオチド未満である。上に記載したように 、線状プローブは、DNAポリメラーゼを使用する増幅操作に使用する時線状プ ローブの鎖延長を防止するためその3’末端において通常ブロックされる。線状 プローブは、標的ポリヌクレオチド配列へハイブリダイズする配列および標識と して役立つ配列を含む。後者の配列は線状プローブの5’もしくは3’末端であ ることができる。 本発明によるオリゴヌクレオチドプローブの他の一具体例が図2に示されてい る。この具体例では、オリゴヌクレオチドプローブOP2は認識部位S’1およ びS’2を有し、ここでS’1およびS’2の遠方端が連結、すなわちS’1の 5’末端がL2によってS’2の3’末端へ連結されている。S’1およびS’ 2は、それぞれS’1およびS’2の結合部位に対応するTS2およびTS’2 よりなる標的ポリヌクレオチド配列を有するアンプリコンの1本鎖へ結合する。 見られるように、TS2およびTS’2はOP2へハイブリダイズしない配列L P1によって分離されている。この具体 例においては、認識配列はアンプリコンの1本鎖の非隣接部位へ結合する。 本発明の他の具体例が図3に図解されており、ここではオリゴヌクレオチドプ ローブOP3は相互に隣接しない二つの配列S1およびS2を持っている。図3 のこの具体例では、S1およびS2の根本端が一所に連結、すなわちS2の5’ 末端およびS1および3’末端がL3によって接続されている。認識配列はTS 1を含んでいるアンプリコンの1本鎖上の隣接部位へ結合する。 本発明によるオリゴヌクレオチドプローブの他の一具体例が図4に示されてい る。この具体例では、オリゴヌクレオチドプローブOP4は認識配列S’1およ びS’2を有し、ここでS’1およびS’2の遠方端が連結、すなわちS’2の 5’末端がS’1の3’末端へL4によって連結されている。S’1およびS’ 2は、それぞれS’1およびS’2に相当するTS2およびTS’2よりなる標 的ポリヌクレオチド配列を有するアンプリコンの1本鎖へ結合する。見られるよ うに、TS2およびTS’2はOP4へハイブリダイズしない配列LP1によっ て分離されている。この具体例では、認識部位はアンプリコンの1本鎖の非隣接 部位へ結合する。 本発明によるオリゴヌクレオチドの他の一具体例が図5に示されている。この 具体例では、オリゴヌクレオチドプローブOP5は、線状ではあるが全体の配列 Sに対応する認識配列Sを有するアンプリコンの1本鎖へ結合する認識配列Sを 有する。見られるように、TS3およびTS’3はOP5へハイブリダイズしな い配列LP2によって分離されている。この具体例では、OP5はアンプリコン の1本鎖上の非隣接部位へ結合し、これら部位はOP5の結合のた めに隣接になり、このことはTS3およびTS’3に関するSの組成に基づく。 上に述べたように、本発明においては二つのオリゴヌクレオチドプローブがア ンプリコンの1本鎖へ結合のために使用される。本発明のこの局面の種々の具体 例が例示のためそして限定でなく図6−9に図解されている。当業者はここに含 まれる教示に従ってオリゴヌクレオチドプローブの多数の組合せを使用できるこ とを認識するであろう。図6に図解した具体例においては、OP1(図1)が線 状オリゴヌクレオチドプローブ(LOP1)と共に使用される。OP1は標的ポ リヌクレオチド配列TSのアンプリコンの1本鎖の一部分PTS1へ結合し、そ してLOP1はOP1が結合する部分以外の、TSを含有する1本鎖の一部分P TS2へ結合する。図6に示すように、PTS2はPTS1の5’末端側に横た わるが、しかし二つのオリゴヌクレオチドプローブの結合の相対的位置は任意で ある。一般に、標的ポリヌクレオチド配列を含んでいる1本鎖上の二つの結合部 位は相互に0ないし2000ヌクレオチド、好ましくは20ないし1000ヌク レオチドによって分離されている。 図7に示す他の具体例においては、使用される二つのオリゴヌクレオチドプロ ーブはOP1(図1)およびOP3(図3)である。OP1はTSを含んでいる 1本鎖の部分PTS1へ結合し、そしてOP3はTSを含んでいる同じ1本鎖の 部分PTS2’へ結合する。 図8は本発明による他の一具体例を図解し、ここではPO1およびOP4(図 4)がオリゴヌクレオチドプローブとして使用される。TSを含んでいるアンプ リコンの同じ1本鎖内にPTS1および PTS2”が存在する場合、OP1はPTS1とハイブリダイズし、そしてOP 3はPTS2”とハイブリダイズする。 本発明による具体例の他の例が図9に示されている。TSを含んでいる1本鎖 のPTS1’へ結合するOP4(図4)と、TSを含んでいるアンプリコンの同 じ1本鎖のPTS2”’へ結合するOP5(図5)とが本発明に従って二つのオ リゴヌクレオチドプローブとして使用される。 例証としてそして限定でなく、本発明に従った増幅の一具体例の一例が図10 に図解されている。本発明は核酸の増幅のための先に述べた他の方法への用途を 有する。図10に示した増幅方法(ASPP)は、単一のオリゴヌクレオチドプ ライマーを用いる上に記載した方法(1989年1月19日および1989年8 月29日に出願された米国特許出願Nos.07/299,282および07/ 399,795および1993年10月20日に出願された米国特許出願No. 08/140,369、これらの適切な開示を参照としてここに取入れる)であ る。図10に示した具体例では、標的ポリヌクレオチド配列を含有する疑いのあ るサンプルは、適当な媒体中で、オリゴヌクレオチドプライマーPP1と、四つ の普通のヌクレオシド三リン酸と、ヌクレオチドポリメラーゼ(NP)と、OP 1およびOP3と組合わされる。この組合せは最初TSを増幅するための条件下 で処理される。このため組合せは温度サイクリングへ服される。通常ASPP増 幅の実施においては媒体は2ないし3温度の間をサイクルされる。この増幅方法 のための温度は、一般に約60ないし99℃,もっと普通には約60ないし95 ℃の範囲である。正確の温度は塩濃度、pH,使用した溶媒、標的ポリヌクレオ チド配列の長さおよび組成、およびオリゴヌクレオチドプライマーに応じて変動 できる。約60ないし75℃の相対的に低い温度が延長ステップのために使用さ れ、変性およびハイブリダイゼーションは約80ないし99℃の温度において実 施することができる。増幅においてPP1はTSへ結合し、そしてTSに対し相 補的なストランド(EPP1)を生産するようにTSに沿って延長される。温度 サイクリングの結果として発生するその後の変性、ハイブリダイゼーションおよ び延長は、図10に見られるようにTSの相補体(EPPI)とTSのコピー( EPP2)を得る。 本方法の一部としての増幅の実施においては、水性媒体が採用される。他の極 性共溶媒、通常アルコール、エーテル等が含む炭素数1〜6、もっと普通には1 〜4の酸化有機溶媒も使用し得る。通常これらの共溶媒は、もし使用するならば 、約70重量%未満、もっと普通には約30重量%未満で存在する。 媒体のpHは、通常約4.5ないし9.5、もっと普通には約5.5ないし8 .5、そして好ましくは約6〜8の範囲内である。増幅一般のため、pHおよび 温度は、内部でハイブリダイズした配列の解離、オリゴヌクレオチドプライマー の標的ポリヌクレオチド配列へのハイブリダイゼーション、プライマーの延長、 および延長されたプライマーの解離が同時に、または逐次起こるように選定され る。 所望のpHを達成しそしてそのpHを測定の間維持するため、種々のバッファ ーを使用することができる。例示的なバッファーは、ホウ酸塩、リン酸塩、炭酸 塩、トリス、バルビタール等である。使用する特定のバッファーは本発明にとっ て重要でないが、しかし個 々の方法において一つのバッファーは他のものより好ましいことがある。 増幅は標的ポリヌクレオチド配列のコピーの望む数を生産するのに十分な時間 実施される。これは例えばポリヌクレオチド検体のアッセイのような、増幅が実 施される目的に依存する。一般に、この方法を実施する時間は1サイクルあたり 約1ないし10分であり、そして1から200以上、通常5ないし80,しばし ば10〜60の任意のサイクル数を使用することができる。便宜上、時間および サイクル数を最小にすることが通常望ましい。一般に増幅の与えられた程度のた めの時間は、例えば反応混合物の体積および反応容器の熱容量を減らすことによ って短縮できる。一般に、方法全体を実施するための時間は約20ないし200 分であろう。便宜上、時間を最小にすることが通常望ましいであろう。 ヌクレオチドポリメラーゼの濃度は通常実験的に決定される。好ましくは、濃 度のそれ以上の増加が増幅時間を5倍以上、好ましくは2倍短縮しないことに十 分な濃度が使用される。主な制限因子は一般に試薬のコストである。 コピーすべき標的ポリヌクレオチド配列の量は、サンプル中1または2分子程 低くすることができるが、しかし一般にサンプル中10ないし1010,もっと普 通には約103ないし108分子、好ましくはサンプル中少なくとも10-21M, そして10-10ないし10-19M,もっと普通には10-14ないし10-19Mを変動 し得る。オリゴヌクレオチドプライマーの量は少なくとも望むコピーの数と同じ であり、通常サンプルが1〜1,000mLである場合10-13ないし10-8モ ル/サンプルであろう。通常プライマーは少な くとも10-9M,好ましくは10-7M,そしてもっと好ましくは少なくとも10-6 Mにおいて存在する。好ましくは、オリゴヌクレオチドプライマーの濃度は、 標的ポリヌクレオチド配列の濃度より実質上過剰であり、少なくとも1000倍 、もっと好ましくは少なくとも1000倍大きい。媒体中のヌクレオシド三リン 酸の濃度は広く変動することができ、好ましくはこれら試薬は過剰量で存在する 。ヌクレオシド三リン酸は通常10-6ないし10-2M,好ましくは10-5ないし 10-3Mで存在する。 組合せを形成するための種々の試薬の組合せ順序も変動し得る。増幅が使用さ れない時は、標的ポリヌクレオチド配列がオリゴヌクレオチドプローブと組合わ される。通常混合物は標的を変性するように加熱され、そしてそこでの温度はプ ローブの標的との結合を許容するように調節される。DNAポリメラーゼを用い る増幅が必要な時は、一般に標的ポリメクレオチド配列はそのような配列を含む サンプル、またはそのような配列を得るように処理されたポリヌクレオチド検体 から得られる。一般に標的ポリヌクレオチド配列は、あらかじめつくったヌクレ オチド三リン酸とヌクレオチドポリメラーゼの組合せと合併される。オリゴヌク レオチドプライマーおよびオリゴヌクレオチドプローブはあらかじめつくった組 合せへ含めることができ、または後で添加しても良い。しかしながら、上に記載 したすべての試薬が増幅のスタート前に組合わされる限り、上のすべての同時添 加、および段階的もしくは逐次添加を採用し得る。 一般に延長されたプライマーのコピーの数は、少なくとも指数102,好まし くは指数104,もっと好ましくは106以上増加させることが望ましい。 次に媒体は標的ポリヌクレオチド標的の存在を決定するために検査される。本 発明によれば、二つのオリゴヌクレオチドプローブ、反応媒体中に既に存在する 図10のOP1およびOP3が測定に使用される。このため反応媒体は、二つの オリゴヌクレオチドプローブがアンプリコンEPP2の同じストランドへ結合す ることを許容する条件へ服される。通常、反応媒体の温度の単なる低下がオリゴ ヌクレオチドプローブの設計のためアンプリコンへのオリゴヌクレオチドプロー ブの結合を許容するであろう選定される温度はオリゴヌクレオチドプローブおよ びアンプリコンのヌレクオチド配列の構造に依存する。一般に、本発明のこの局 面のための温度は55℃以下、好ましくは35ないし50℃である。プローブお よびアンプリコンの構造は実験的に決定される温度の選定に影響する。一般に、 認識配列が短い程、ハイブリダイゼーションのためより低い温度の使用を許容す る。オリゴヌクレオチドプローブの比較的高濃度の使用は、標的のその相補スト ランドへのハイブリダイゼーションと、そしてDNAポリメラーゼが存在する場 合、アンプリコンに沿ったオリゴヌクレオチドプライマーの鎖延長と競合するよ りも、本方法の検出部の間プローブの標的ポリヌクレオチド配列へのハイブリダ イゼーションの達成を助ける。しかしながら、あまり高い濃度のオリゴヌクレオ チドプローブは、過剰の変調されない信号の発生により、または結合プローブを 捕獲するように設計された結合物質の飽和によってプローブの検出の妨害を発生 し得る。それ故、高いプローブ濃度におけるより効率的でない検出に比較して相 対的に低プローブ濃度が使用される時の競合的標的ハイブリダイゼーションおよ びプライマー延長の効果をバランスさせる最適濃度が選定されなけ ればならない。そのような最適濃度は通常実験的に決定される。一般に、オリゴ ヌクレオチドプローブの濃度は相当に変動することができ、通常0.01nMな いし10nM,好ましくは1nMないし100nMの範囲内である。 プローブに相補的なアンプリコン上の配列がプライマー結合部位から比較的遠 方であること、通常少なくとも50,好ましくは少なくとも80,もっと好まし くは少なくとも150ヌクレオチド遠方であることを確実にすることにより、オ リゴヌクレオチドプローブの結合と鎖延長との一層効果的な競合を達成すること も本発明の範囲内である。加えて、標的ポリヌクレオチド配列の2本鎖の再ハイ ブリダイゼーションとの競合は、アンプリコンに対するオリゴヌクレオチドプロ ーブの結合速度を増加するようにループ状プローブのリンカーの長さを最適化す ることによって最小にすることができる。本発明のこの局面における最適化は再 び実験的に行われる。この方法のこの部分の間鎖延長がオリゴヌクレオチドプロ ーブの結合と競合し得る場合、必ずしも必要ではないが、この方法に使用するオ リゴヌクレオチドプローブの他方の結合部位の3’である標的配列上の部位へ結 合するため、上の図1および2に例示したノットタイプのオリゴヌクレオチドプ ローブを使用することが好ましい。そのような状況においては他方プローブは上 の図1〜5に例示したタイプの任意のプローブでよい。 標的ポリヌクレオチド配列の1本鎖へハイブリダイズした二つのオリゴヌクレ オチドプローブの検出は、めいめいのプローブについて少なくとも一つの標識を 使用することによって達成される。一般に各プローブは、標的ポリヌクレオチド 配列の1本鎖へハイブリダ イズしたプローブの検出を容易化する少なくとも一つの標識を含有する。標識お よび信号発生システムの他の試薬は、標的ポリペプチド配列の増幅に使用される 上昇温度において安定でなければならない。信号の検出は用いられる信号発生シ ステムの性格に依存するであろう。もしレポーター分子が酵素であるならば、信 号発生システムの追加のメンバーは酵素基質などを含むであろう。酵素反応の生 成物は、好ましくは化学発光、生成物、または蛍光もしくは非常光染料であり、 そのどれも分光測光的に検出することができ、または他の分光測定的もしくは電 気測定的手段によって検出できる生成物である。もし標識が蛍光分子であるなら ば、媒体は照射され、そして蛍光が測定されることができる。標識が放射性基で あるならば、媒体は放射能カウントを測定するためカウントされることができる 。 本発明の一面において、標的ポリヌクレオチド配列の1本鎖へのオリゴヌクレ オチドプローブの結合の検出は、プローブへ直接結合した検出し得るレポーター 分子であることができる、またはプローブへ接続したsbpメンバーに相補的な sbpメンバーへ結合されることができる、少なくとも一つの懸濁し得る粒子を 使用することによって達成される。そのような粒子は、例えば凝集、電気泳動分 離または磁気分離により、バルク溶液から結合した標的ポリヌクレオチド配列の 分離手段として役立つ。標識した第2のプローブ、または増幅の間アンプリコン 中へ一体化される標識は、検出を容易化するため溶液の小区域に分離または濃縮 される信号発生システムの一部である。この特定の具体例に使用し得る典型的な 標識は蛍光標識、特に光増感剤および化学発光オレフィンを含んでいる粒子(そ の開示を参照として取入れる1992年7月31日に出願された米国特許出願N o.07/923,069を見よ)および電気発光標識である。 好ましくは、粒子自体が分離なしで機能できる信号発生システムの一部として 役立つことができる。例えば、測定は蛍光によって検出されるビーズ凝集によっ て達成することができる。他のアプローチにおいては、第2のプローブまたはア ンプリコンが、やはり信号発生システムの一部であり、そして均質アッセイ検体 方法を提供するため粒子と協力して信号を発生し得る第2の標識を担持すること ができる。標識の種々の組合せが、この目的に使用でき、制限は標識は増幅のた め温度サイクリンが使用される時の上昇温度に対して安定でなければならないこ とである。このため、例えば粒子は単なるラテックス粒子であることができ、ま たは光増感剤、化学発光剤、蛍光剤、染料などを含んでいる粒子でも良い。第2 の標識は、結合した時信号を発生もしくは変調するように相互作用する信号発生 システムのメンバーへ結合しなければならないがまたは結合することができる。 典型的な粒子/標識ペアは、(1)染料クリスタライトと蛍光標識、この場合は 結合は蛍光消光を生ずる;(2)二つのラテック粒子、これらの会合は光拡乱ま たは比濁法によって検出される;(3)光の吸収できる第1の粒子と、第1の粒 子からエネルギーを受取る時蛍光を発生する第2の標識粒子、および(4)ここ に参照としてその開示を取入れる、“誘発したルミネッセンスを利用するアッセ イ方法”と題する、1991年5月22日に出願された米国特許出願No.07 /704,569に述べられている誘発ルミネセンスイムノアッセイに記載され ているような、光増感剤を 組み込んだ粒子と、化学発光剤を組み込んだ標識粒子である。 上のアプローチのどれにおいても、増幅後混合物へ化学試薬を添加する必要は ない。 概略して、本発明に適用される誘発ルミネンセンスアッセイを用いる検出は、 一方の標識部分として光増感剤を、他方の標識部分として化学発光化合物を使用 することを含む。もし標的が存在すれば、光増感剤および化学発光化合物は密な 近接にもたらされる。光増感剤シングレット酸素を発生し、そして二つの標識が 密な近接にある時化学発光化合物を活性化する。活性化された化学発光剤はその 後光を発生する。発生した光の量は生成した複合体の量に関係している。本発明 に適当した時の例証のため、粒子中へ組み込むことによりまたはそれへ接続する ことによるように粒子と会合した化学発光化合物を含んでいる粒子が採用される 。粒子は、通常プローブの二つの認識配列を連結する連結基中に、本発明のオリ ゴヌクレオチドプローブの一つへ取り入れた相補配列と共に、それへ接続したヌ クレオチド配列を有する。それへ会合した光増感剤を有する他の粒子が使用され る。これらの粒子は、化学発光粒子へ接続したものとは異なる取り付けたヌクレ オチド配列を有する。相補配列は本発明のプローブの他方に取り入れられる。3 分子複合体を形成し、そしてプローブおよび粒子上の相補的ヌクレオチド配列に よりプローブへ粒子が結合することを許容するように媒体が本発明に従って処理 されたならば、媒体は励起状態において酸素をシングレット状態へ励起すること ができる光増感剤を励起するため光で照射される。粒子セットの一つの化学発光 化合物は、今や標的ヌクレオチドの存在のため光増感剤への密な近接にあるため 、シングレット酸素によっ て活性化され、ルミネッセンスを発する。媒体は次にルミネセンスもしくは発光 された光の存在および/または量について検査され、その存在は3分子複合体の 存在に関係づけられる。後者の存在は標的ポリヌクレオチドの存在および/量を 指示する。 本発明の他の一具体例が図11に図解されている。この具体例においてはPC Rによる増幅が例証としてそして限定でなく選択される。PCRにより増幅すべ き標的ポリヌクレオチド配列相補ストランド(2本鎖ポリヌクレオチド検体のた めのTS1およびTS2)を有する核酸もしくは標的ポリヌクレオチドを含有す る疑いのあるサンプルは、二つの異なるオリゴヌクレオチドプライマー(OPP 1およびOPP2)と、ヌクレオチドポリメラーゼ(NP)と、ヌクレオシド三 リン酸(NTP’S)とそして二つのオリゴヌクレオチドプローブ(OP1およ びOP4)と組合わされる。この組合せは最初TS1およびTS2の増幅するた めの条件下で処理される。このため組合せは温度サイクリングへ服される。通常 PCRによる増幅の実施においては、媒体は変性、プライマーの変性ストランド へのハイブリダイゼーション、および該ストランドに沿ったプライマーの延長を 得るため2または3温度の間をサイクルされる。PCR増幅のための温度は、前 に温度サイクリングについて詳しく記載したように、一般に約60ないし95℃ ,もっと普通には約60ないし95℃の範囲である。増幅においてOPP1およ びOPP2はそれらのそれぞれのストランドTS1およびTS2へ結合し、TS の多数コピーを生産するようにTS1およびTS2に沿って延長される。分子E OPP1およびEOPP2はそれぞれプライマーOPP2およびOPP1のため の鋳型として役立つ。 コピーの所望の数が発生したならば、媒体はアンプリコンの存在を決定するた めに検査される。本発明によれば、反応媒体中に既に存在する二つのオリゴヌク レオチドプローブ、図11のOP1およびOP2が決定のために使用される。こ のため反応媒体は、二つのオリゴヌクレオチドプローブの両方のTSの同じスト ランド、TS1かTS2のいずれかへの結合を許容する条件へ服される。従って 例えばTS2の多数のストランドは各自、PTS’1およびPTS’3において 各ストランドへそれぞれ結合したOP1およびOP4を有する。前に述べたよう に、通常反応混合物の単なる温度低下がオリゴヌクレオチドプローブのアンプリ コンへの結合を許容するであろう。図11の具体例においては、OP1およびO P2は各自それぞれリンカー部分L3およびL4中にオリゴヌクレオチド標識( それぞれOL1およびOL2)を含む。OL1の相補体であるオリゴヌクレオチ ドCOL1、およびOL2の相補体であるオリゴヌクレオチドCOL2も、当初 からまたは増幅およびOP1とOP2への結合の後に増幅混合物中に含められる 。COL1およびCOL2のそれぞれは、個々にまたは相互に協力して信号を発 生するレポーター基それぞれL1およびL2を含んでいる。TS2に対するOP 1およびOP4の結合は信号の検出によって決定される。一代替具体例において は、OP1は光増感剤を含んでいるラテックス粒子のような粒子へ結合され、そ してOP4は化学発光化合物を含んでいる粒子へ結合され、そして検出は前に述 べた誘発ルミネセンスアッセイを用いて達成された。従ってOP1およびOP4 のTS2とのハイブリダイゼーション後、反応媒体は照射され、信号が検出され る。この態様においてポリヌクレオチド検体のためのアッセイは均 質的に実施される。光増感剤および化学発光化合物、それに粒子、照射および光 検出の説明は、全体を参照としてここに取り入れる1991年5月22日に出願 された米国特許出願No.07/704,569に、例えば37−80頁に記載 されている。 ポリヌクレオチド検体がRNAの場合、それは二つのオリゴヌクレオチドの直 接の結合により検出することができ、またはそれは最初にプライマーと逆トラン スクリプターゼによるDNAへの変換することができ、または前に述べたように 使用するヌクレオチドポリメラーゼが逆トランスクリプターゼであることができ る。 ポリヌクレオチド検体の検出に使用される時の本発明方法の実施においては、 媒体、pH、温度および時間に前記記載したとおりであることができる。種々の 試薬の濃度は一般にポリヌクレオチド検体の関心ある濃度範囲によって決定され るが、試薬各自の最終濃度は関心ある範囲にわたってアッセイの感度を最適化し 、そして信頼し得る対照を提供するように通常実験的に決定される。アッセイ中 の他の試薬の濃度は増幅方法について前に述べたのと同じ原理に従って決定され る。主な配慮は、ポリヌクレオチド検体配列に関心して延長されたプライマーの コピーの十分な数が生産され、そのためそのようなコピーが容易に検出でき、そ してポリヌクレオチド検体の正確な測定を提供することである。 本発明の一面は、1本鎖標的ヌクレオチド配列(標的配列)とその相補配列( 相補配列)よりなる少なくとも一つの2本鎖ポリヌクレオチドを検出するための 方法である。そのような2本鎖ポリヌクレオチドの一つ以上を含有する疑いある サンプルは、適当な媒体中で各標的配列部分およびその相補配列へ、プライマー の標的配列お よびその相補配列へのハイブリダイゼーションおよびそれらに沿ったプライマー の延長のための条件下におけるハイブリダイジングが可能なオリゴヌクレオチド プライマーと組合わされる。プライマーは、一つのプライマーから形成された延 長生産物がその相補体から解離される時、、他のプライマーの延長生産物の形成 のための鋳型として役立ち、このため標的ポリヌクレオチド配列の増幅が得られ るように選定される。媒体中へやはり含められるのは、ヌクレオチドポリメラー ゼと、ヌクレオシド三リン酸と、S1およびS2配列の一方の3’末端が配列の 他方の5’末端へ連結されているヌクレオチド配列S1およびS2を有する第1 のオリゴヌクレオチドプローブと、そしてS3およびS4配列の一方の3’末端 が配列の他方の5’末端へ連結されている第2のオリゴヌクレオチドプローブで ある。第1および第2のプローブは標的ポリヌクレオチドへ、またはプライマー 延長産物へ増幅の間実質上ハイブリダイズせず、そして増幅を実質上妨害しない 。増幅後第1および第2のプライマーはプライマー延長産物の1本鎖の各自へハ イブリダイズする。プローブの一方または双方はプライマー延長産物へハイブリ ダイズしたプローブの検出を容易化とする置換分を含んでいる。この方法は、プ ライマー延長産物をそれらのそれぞれの鋳型から解離して1本鎖分子を生産し、 上で生産した1本鎖分子を鋳型として生産した1本鎖を用いてプライマー延長産 物が生成され、もし存在すれは標的配列および相補配列の増幅が得られるような 条件のもとで、前記したプライマーで処理することを含む。プライマーで処理す ることを含む。プライマー延長産物の存在はプローブによって検出され、その存 在は標的ポリヌクレオチドの存在に関連される。上の方法において、 S1の3’末喘はS2の5’末端へ連結することができ、またはS3の3’末端 はS4の5’末端へ連結することができる。検出のためプローブの一方は粒子へ 会合させることができ、そして検出はそのような粒子の凝集を検出することより なる。 他の具体例において、標的ヌクレオチドの標的配列を検出する方法は、(1) 標的配列であって、そして各端において少なくとも部分的に相補的な第1および 第2のフキンキング配列によってフランキングされている配列を有する1本鎖ポ リヌクレオチドと、(2)その少なくとも10塩基部分が3’末端において1本 鎖ポリヌクレオチドの3’末端にある第1および第2のフランキング配列のメン バーへハイブリダイズし得るオリゴヌクレオチドプライマーと、(3)ヌクレオ シド三リン酸と、(4)ヌクレオチドポリメラーゼと、(5)S1およびS2配 列の一方の3’末端が配列の他方の5’末端へ連結されているヌクレオチド配列 S1およびS2を有する第1のオリゴヌクレオチドプローブと、そして(6)S 3およびS4配列の一方の3’末端が配列の他方の5’末端へ連結されているヌ クレオチド配列S3およびS4を有する第2のオリゴヌクレオチドプローブとの 組合せを準備することを含む。この組合せは、(1)1本鎖ポリヌクレオチドを 相補配列から解離し、(2)1本鎖ポリヌクレオチドの3’末端のフランキング 配列へオリゴヌクレオチドプライマーをハイブリダイズし、(3)オリゴヌクレ オチドプライマーを1本鎖ポリヌクレオチドに沿って第1の延長されたオリゴヌ クレオチドプライマーを提供するように延長し、(4)第1の延長されたオリゴ ヌクレオチドプライマーと1本鎖ポリヌクレオチドとを解離し、(5)第1の延 長されたオリゴメクレオチドプライマー をオリゴヌクレオチドプライマーとハイブリダイズし、(6)オリゴヌクレオチ ドプライマーを第1の延長されたオリゴヌクレオチドプライマーに沿って第2の 延長されたオリゴヌクレオチドプライマーを提供するように延長し、(7)第2 の延長されたオリゴヌクレオチドプライマーを第1の延長されたオリゴヌクレオ チドプライマーから解離し、そして(8)ステップ(5)ないし(7)をくり返 すための条件下でインキュベートされる。第1のオリゴヌクレオチドプローブお よび第2のオリゴヌクレオチドプローブは増幅を妨害せず、そして好ましくは標 的配列または延長されたオリゴヌクレオチドプライマーへハイブリダイズしない 。増幅後、第1および第2のオリゴヌクレオチドプローブはそれぞれ延長された オリゴヌクレオチドプライマーの1本鎖へハイブリダイズする。プローブの一方 または双方は延長されたオリゴヌクレオチドプライマーへハイブリダイズしたプ ローブの検出を容易化する置換分を有する。延長されたオリゴヌクレオチドプラ イマーの存在がプローブによって検出され、その存在は標的ポリヌクレオチドの 存在に関係づけられる。プローブおよび条件は上記のように変動することができ る。 便宜のため、本発明に使用される試薬のあらかじめ決められた量は包装された 組合せにおいてキットとして提供することができる。キットは、包装された組合 せ中に、(a)標的ポリヌクレオチド配列へ結合することができる少なくとも一 つのオリゴヌクレオチドプライマーと、該配列の存在の関数としてオリゴヌクレ オチドプライマーを修飾することができる酵素を含んでいる標的ポリヌクレオチ ド配列の増幅を実施するための試薬、(b)増幅産物の一本鎖へ結合することが できる少なくとも二つのオリゴヌクレオチドプローブ であって、該プローブの少なくとも一つは(i)非隣接でありかつ該1本鎖上の 隣接もしくは非隣接部位へ結合することができるか、または(ii)該1本鎖上の 非隣接部位へ結合できる二つの配列を有する前記オリゴヌクレオチドプローブを 含んでいる。少なくとも一方のプローブは標識を含んでいるか、または各プロー ブが標識を含むことができる。このキットはまた、(c)ヌクレオシド三リン酸 、および(d)ヌクレオチドポリメラーゼを含むことができる。キットはまた、 第2のオリゴヌクレオチドプライマーを含むことができ、この場合は標的配列に 沿った一方のプライマーの延長産物は他方のプライマーの延長のための鋳型とし て役立つように二つのプライマーが関連している。さらにキットは、各プローブ 上の標識へ結合することができる粒子を含むことができ、この場合標識は認識配 列であることができる。 上のキットはさらに、例えばデオキシアデノシン三リン酸(dATP)、デオ キシグアノシン三リン酸(dGTP)、デオキシシチジン三リン酸(dCTP) 、およびデオキシチミジン三リン酸(dTTP)のようなヌクレオシド三リン酸 を包装された組合せ中に含むことができる。キットはさらに、信号発生システム のメンバーと、そしてそのあるものは上の試薬の一つ以上を含んでもよい種々の 緩衝媒体を含むことができる。 標的ポリヌクレオチドの標的ポリヌクレオチド配列の増幅および検用に使用す るためのキットは、包装された組合せ中、(a)標的ポリヌクレオチドへハイブ リダイズでき、かつ延長されたオリゴヌクレオチドプライマーを生産するように 標的ポリヌクレオチド配列に沿って延長できるオリゴヌクレオチドプライマー、 (b)ヌクレ オシド三リン酸、(c)ヌクレオチドポリメラーゼ、(d)ヌクレオチド配列S 1およひS2を有する第1のオリゴヌクレオチドプローブ、(e)ヌクレオチド 配列S3およびS4を有する第2のオリゴヌクレオチドプローブを含み、ここで 第1および第2のオリゴヌクレオチドの少なくとも一方を含む配列は、それらが 非隣接であるかおよび/または延長されたオリゴヌクレオチドプライマーもしく はそれに対する相補配列上のそれらがハイブリダイズする部位が非隣接であるよ うに連結されており、そしてそれらは増幅の間延長されたオリゴヌクレオチドプ ライマーへ実質上ハイブリダイズせず、(ii)増幅後第1および第2のオリゴヌ クレオチドプローブは延長されたオリゴヌクレオチドプライマーもしくはその相 補配列へハイブリダイズすることができ、そして(iii)プローブの一方もしく は双方は延長されたオリゴヌクレオチドプライマーもしくはその相補配列へハイ ブリダイズしたプローブの検出を容易化する標識を含んでいるという性質をプロ ーブが持っている。 標的ポリヌクレオチド配列の検出のためのキットの他の一具体例は、包装され た組合せにおいて、標的ポリヌクレオチド配列の増幅を実施するための試薬と、 そして標的ポリヌクレオチド配列の増幅産物へ結合することができる二つの標識 したオリゴヌクレオチドプローブを含んでいる。プローブの少なくとも一方は、 非隣接であり、かつ増幅産物の1本鎖上の隣接もしくは非隣接部位へ結合できる 二つの配列を持っている。 キット中の種々の試薬の相対量は、本発明方法の間生起すること要する反応を 実質上最適化し、そしてアッセイの感度および対照の信頼性を実質上最適化する 試薬濃度を提供するように広く変動する ことができる。適切な状況のもとでは、キット中の一以上の試薬は補助剤を含ん でいる乾燥粉末、通常凍結乾燥した粉末として提供することができ、これは溶解 した時本発明による方法もしくはアッセイを実施するための適切な濃度を有する 試薬溶液を提供する。各試薬は別々の容器に包装することができ、または一部の 試薬は交差反応性および貯蔵寿命が許容する場合単一容器中に合併することがで きる。キットは、上に記載した本発明による方法の説明書を含んでもよい。 実施例 本発明は以下の例証実施例によってさらに実証される。温度は摂氏(℃)であ り、部およびパーセントは特記しない限り重量による。特記しない限り、以下の 実施例に使用されるオリゴヌクレオチドは自動シンセサイザーを用いる合成によ り製造され、そしてゲル電気泳動またはHPLCにより精製された。 ここでは以下の略語が使用される。 Tris−HCl:トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン−HCl,Bio Whittaker,Walkersvill,MD.より、10×溶液 DTT:ジチオスレイトール,Sigma Chemical Company ,St.Louis,Moより HPLL:高速液体クロマトグラフィー DPP:4,7−ジフェニルフエナントロリン,Aldrich Chemic al Company,Milwaukee WIより Eu(TTA)3:ユウロピウムトリス−3−(2−チエノイル) −1,1,1−トリフルオロアセトネート BSA:ウシ血清アルブミン ELISA:酵素連結免疫吸着体アッセイ、“Enzyme−Immunoas say”,Edward T.Maggio,CRC Press,Inc., Boca Raton,Florida(1980)に記載されている。 bp:塩基対 POD:ペルオキシダーゼ Fab:抗体の抗原結合フラグメント ddc:ジデオキシシチジン g:グラム mmol:ミリモル DMF:ジメチルホルムアミド THF:テトラヒドロフラン LSIMS:高速イオン衝撃質量分析 NMR:核磁気共鳴分析 TMSC1:デトラメチルシリルクロライド EDAC:1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド 塩酸塩 MES:2−(N−モルホリノ)−エタンスルホン酸 SPDP:N−スクシンイミジル−3−(2−ピリジルチオ)プロピオネート スルホ−SMCC:4−(N−マレイミドメチル)シクロヘキサン−1−カルボ キシレート TCEP:トリス−カルボキシエチルホスフィン 実施例1E.Coli K2 DnaJ遺伝子配列の増幅産物の均質検出 E.Coli ケノムからのDnaJ遺伝子配列の一部分の増幅の均質検出の 種々のモードを実施した。種々の検出モードは新規なオリゴヌクレオチドプロー ブと、光増感剤と、使用した特異性標識へ結合することができる化学発光剤粒子 を使用した。結合した染料ジオクタデコニルベンザルアクリダンを有し固定化したdT40 オリゴヌクレオチドを有する化学発光剤粒子 染料ジオクタデコニルベンザルアクリダンを製造しそして1994年8月23 日に発行された米国特許No.5,340,716(1716特許)のカラム5 1,3−19行およびカラム48,24−45行(参照としてここに取り入れる )の記載と同様な態様でラテックス粒子(Seradyn Particle Technology,Indianapolis IN)中へ加えた。オリゴ ヌクレオチドdT40(配列ID番号No.1)(Oligo Etc,Inc .,Oregon)は以下の方法で上の粒子の表面に固定化した。 アミノデキストラン(500mg)をスルホ−SMCC(157mg,10m L H2O)との反応によって部分的にマレイミド化した。スルホ−SMCCを アミノデキストラン溶液(0.05MNa2HPO4,pH7.5,40mL中) へ加え、混合物を1.5時間インキュベートした。次に反応混合物をMES/N aCl(2×2L,10mM MES,10mM NaCl,pH6.0,4℃ )に対して透析した。マレイミド化したデキストランを15,000rpmにお いて15分間遠心し、次にMESバッファー(p H6.0)中のイミダゾール(1.0M溶液7mL)で処理し、そして攪拌した この溶液へ染色した化学発光剤粒子(10mg/mLの10mL)を加えた。1 0分間攪拌後、懸濁液をEDAC(10mM,pH6.0MES中7mmol) で処理し、懸濁液を30分間攪拌した。この時間後、SurfactAmpsTM (Pierce)Tween−20(10%,0.780mL)を最終濃度0. 1%に反応混合へ添加した。次に粒子を15,000rpmにおいて45分間遠 心し、上清を捨てた。ペレットをMES/NaCl(pH6.0,10mM,1 00mL)中に超音波により再懸濁した。15,000rpm,45分の遠心、 次に上清除去後ペレット再懸濁は2回行った。マレイミド化したデキストラン化 学発光剤粒子は10mg/mL懸濁液として水中に貯蔵した。 アミノ−dT(40)は、標準的固相フォスフォラミダイト法(Oilign ucletide Synthesis−A Practical Appro ach(1984),Gait M.J.,Ed.,IRL Press Ox fordを見よ)を使用してMilligen DNAシンセサイザー(モデル #8750)上で調製した。プロトロールは、概略して(a)固相支持体へ結合 したヌクレオシド上の5’−ジメトキシトリチル基のジクロル酢酸による除去、 (b)触媒としてテトラゾールを使用し、5’−ヒトロキシ保護基(好ましくは ジメトキシトリチル)および3’−ヒドロキシ保護基(好ましくはN,N−ジイ ソプロピルフォスフォラミダイト)を含んでいる入って来るヌクレオシドのカッ プリング、(c)酢酸無水物によるキャッピング、および(d)ホスファイトト リエステルをポスフェートトリエステルヘ変換するヨウ素酸化より なっていた。合成終了後、(a)合成したポリヌクレオチドを支持体から開裂し 、(b)フォホリル保護基(β−シアノエチル)を除去し、(c)塩基保護基を 除去するためアンモニウムハイドロオキサイドを使用した。水中のアミノ−dT (40)(180mL,50mmol)を9.2のpHを与えるように0.25 Mホウ砂(50mL)で処理した。SPDP(DMF中50mg/mL)を0, 10,20および30分に4回(合計33.8mmol)加えた。反応混合物を 2時間静置した。氷冷エタノール(2.1mL)を加え、生成物を一夜フリーザ ー中に放置した。濁った生成混合物を2本のエッペンドルフ試験管に分割し、最 高速度で10分遠心した。上清を注意深く除去し,ペレットを水400mLに溶 解した。この溶液へ2.5Mアセテートバッファ(20mL,2.5M,pH5 .3)を加えた。 蒸留水中のTCEP(10mL,20mM)を加え、室温で20分間還元の進 行を許容した。無水エタノール(1.2mL)を加え、反応混合物を2時間フリ ーザーに置いた。反応混合物をコールドルーム中全速で遠心し、沈澱したdT( 40)−SHオリゴヌクレオチドをペレットとして除去した。ペレットをEDT A20mMを含有する5OmM Na2HPO4バッファー(pH6.85)20 0mLに溶解した。溶液を脱気し、アルゴン下に保った。次にこの溶液をマレイ ミド化デキストラン化学発光剤粒子(14.2mg/1.5mL)(上で調製し た)へ加え、そして反応混合物を一夜静置した。混合物を15,000rpmで 1時間遠心し、上清を捨てた。ペレットを水(2mL)中に再懸濁し、15,0 00rpmで1時間遠心した。上清を捨て、ペレットを水(2mL)に再懸濁 した。最終遠心後、dT(40)化学発光剤粒子は水2mL中に懸濁液として貯 蔵した。 結合したクロロフィル/スクアレートを有しそして表面に固定化したストレプ トアビジンを有する光増感剤粒子 ラッテックス粒子(Seradyn Particle Technolog y)をそれへクロロフィル−a(Sigma Chemical Compan y)と、テトラブチルスクアレート(Sands,Jupitar,FL)を結 合するように以下の方法で処理した。 クロロフィル−a(2.0mM)とテトラブチルスクアレート(4.0mM) のベンジルアルコール中の染料混合物を調製した。エチレングリコール(80m L)を125mLエーレンマイヤーフラスコに入れ、研究室ホットプレート上で 125℃へ温めた。ベンジルアルコール中の染料混合物(8mL)を加えた直後 、ラテックスストック懸濁液(10%固形分10mL)を加えた。加熱を止め、 フラスコおよびその中味を室温へ放冷した。冷後、混合物を等体積のエタノール で希釈し、直ちに15,000rpmにおいて2時間遠心した。青緑色の上清を 捨て、ペレットをエタノール50mLに超音波下再懸濁した。懸濁液を15,0 00rpmで1時間遠心し、薄青色の上清を捨てた。ペレットを50%水性エタ ノール(50mL)中に超音波下再懸濁し、粒子を分散した。遠心を15,00 0rpmで1時間くり返し、上清を傾斜した。ペレットを水中に超音波下再懸濁 した。最終遠心後、粒子は水中に最終体積20mLへ再懸濁した。 ストレプトアビジン(Aaston Inc.,Wellesl ey MA)を以下の方法で上のラテックス粒子の表面上に固定化した。 ラテックス粒子の懸濁液(10mg/mLの1mL)を0℃へ冷したEDAC 溶液(0.5mg/mL,0.02Mリン酸塩バッファ,pH6.0の1mL中 )へ加えた。懸濁液をアルゴン下30分攪拌した。この時間後、懸濁液を約0℃ 以下に保つホウ酸塩バッファー(0.2M,pH9.0)中へ滴下した。懸濁液 を1時間攪拌し、室温まで温まることを許容した。水(1mL)を加え、混合物 を15,000rpmにおいて1時間遠心した。上清を捨て、ペレットを超音波 により水(4mL)に懸濁し、15,000rpmにおいて30分間最終遠心後 、得られたペレットを水(5mL)に懸濁した。これはストレプトアビジン−ラ テックス粒子2mg/mLを与えた。 C−28チオキセンは以下のように調製した。 乾燥DMF(200mL)中の4−ブロムアニリン(30g,174mmol )の溶液へ、1−ブロムテトラデカン(89.3mL,366mmol)と、N ,N−ジイソプロピルエチルアミン(62.2mL,357mmol)を加えた 。反応溶液を90℃においてアルゴン下で90℃に加熱し、次に室温へ冷却した 。この反応溶液へ1−ブロムテトラデカン(45mL,184mmol)および N,N−ジイソプロピルエチルアミン(31mL、178mmol)を再び加え 、反応混合物を90℃において15時間加熱した。冷後反応溶液を減圧濃縮し、 残渣をCH2Cl2(400mL)で希釈した。CH2Cl2溶液は1N NaOH 水溶液(2×),水および食塩水で洗い、Na2SO4上で乾燥し、減圧濃縮して 暗褐色 オイル(約10g)を得た。ヘキサンで溶出するWaters 500プレップ LCシステムによるシリカゲル上の調製カラムクロマトグラフィーは、主として 生成物(4−ブロモ−N,N−ジ−(C1422)−アニリンと、少量成分1−ブ ロムテトラデカンを含有する黄色オイルを与えた。後者の化合物は真空蒸留(b p105−110℃,0.6mm)により混合物から除去され、生成物50.2 g(51%)を褐色オイルとして残した。乾燥THF(30mL)中のマグネシ ウム細片(9 60g,395mmol)へ、アルゴン下、THF(250mL )中の上の置換アニリン生産物(44.9g,79mmol)の溶液を滴下した 。グリニヤー試薬の生成を開始するため沃素結晶数個を加えた。反応混合物が熱 くなり還流し始めた時、滴下速度を緩和な還流を保つように調節した。添加終了 後、混合物をさらに1時間還流へ加熱した。冷却した上清溶液をカニューレで滴 下漏斗へ移し、−30℃においてアルゴン下、THF(300mL),中のフェ ニルグリオキザール(11.7g,87mmol)へ滴下(2.5時間にわたり )した。反応混合物を1時間にわたって0℃へゆっくりあたため、さらに30分 間攪拌した。得られた混合物を氷水(800mL)と酢酸エチル(250mL) の混合物中へ注いだ。有機相を分離し、水相を酢酸エチルで抽出(2×)した。 合併した有機相を水(2×)、食塩水で洗い、MgSO4上で乾燥した。溶媒の 蒸発は暗緑色油状液として粗製物48.8gを与えた。この液体とのフラッシュ ラカムクロマトグラフイー(ヘキサンの勾配溶出、1.5:98.5,3:97 ,5:95酢酸エチル:ヘキサン)は、ベンゾイン生産物(LSIMS,C4265 NO2)24.7g(50%)を与えた。〔M−H〕+618.6 ,1H NMR(250MHz,CDCl3)は期待したベンゾイン産物と一致し た。乾燥トルエン(500mL)中の上のベンゾイン産物(24.7g,40m mol)の溶液へ、2−メルカプトエタノール(25g,320mmol)およ びTMSCl(100mL,788mmol)を順次加えた。反応溶液を還流下 23時間アルゴン下で加熱し、室温へ冷却した。これへ追加のTMSCl(50 mL,394mmol)を加え、反応溶液をさらに1時間還流下加熱した。得ら れた溶液を冷却し、2.5N NaOH冷水溶液で塩基性とし、CH2Cl2で抽 出(3×)した。合併した有機層を飽和NaHCO3水溶液(2×)および食塩 水で洗い、Na2SO4上で乾燥し、、減圧濃縮して褐色油状液を得た。Wate rs 500プレップLCシステムの使用によるシリカゲル上の調製カラムクロ マトグラフィー(ヘキサンによる勾配溶出,1:99,2:98酢酸エチル:ヘ キサン)はオレンジ黄色オイル(LSIMS,C4471NOS)としてC−28 チオキセン15.5g(60%)を与えた。〔M−H〕+661.6,1H NM R(250MHz,CDCl3)は期待したC−28チオキセン産物、2−(4 −(N,N−ジ−(C1429)−アニリノ)−3−フェニルチオキセンに一致し た。 ケイ素テトラ−t−ブチルフタロシアニンは以下のように調製した。 新たにカットしたナトリウム金属(5.0g,208mmol)を、マグネチ ックスターラー、還流コンデンサー、乾燥チューブおよびガス泡立て管を備えた 2リットル3頚フラスコ中の無水エーテル300mLへ加えた。ナトリウムが完 全に溶解した後、漏斗を使 って4−t−ブチル−1,2−ジシアノベンゼン(38.64g,210mmo l,TCI Chemicals,Portland ORから)を加えた。混 合物は透明になり、温度は約50℃へ昇温した。この時点で無水アンモニアの連 続流をガラス管を通じて反応混合物へ1時間導入した。次に反応混合物を還流下 4時間加熱し、この間アンモニアガス流は続けた。反応の途中で固体が沈澱し始 めた。得られた懸濁液を蒸発乾固(自家用真空)し、残渣を水(400mL)に 懸濁し、濾過した。固体を乾燥(60℃,自家真空、P25)した。生成物の収 量(1,3−ジイミノイソインドリン42.2g)は殆ど定量的であった。この 物質はさらに精製することなく次の工程で用いた。コンデンサーおよび乾燥チュ ーブを備えた1リットル3頚フラスコへ上の生成物(18g,89mmol)と キノリン(200mL,Aldrich Chemical Company, St.Louis MO)を加えた。四塩化ケイ素(11mL,95mmol, Aldrich Chemical Company)を攪拌した溶液へシリン ジを用いて10分を要して加えた。添加終了後、反応混合物を油浴中180〜1 85℃へ1時間加熱した。反応混合物が室温へ冷却するのを許容し、反応混合物 を酸性化(pH5−6)するため濃HClを注意深く加えた。暗褐色反応混合物 を冷却し、濾過した。固体を水100mLで洗い、乾燥(自家真空、60℃,P25)した。固体物質を1リットル丸底フラスコけへ入れ、濃硫酸(500mL )を攪拌しながら加えた。混合物を60℃で4時間攪拌し、次に砕いた氷(20 00g)で注意深く希釈した。得られた混合物を濾過し、固体を水100mLで 洗い、乾燥した。暗青色の固体を1リットル丸底フラスコへ移 し、濃アンモニア水(500mL)を加え、混合物を加熱し、還流下2時間攪拌 し、室温へ冷却し、濾過した。固体を水50mLで洗い、真空下(自家真空,6 0℃,P25)乾燥し、暗青色固体として生成物、ケイ素テトラ−t−ブチルフ タロシアニン12gを得た。マグネチックスターラーおよび還流コンデンサーを 備えた1リットル3頚フラスコ中の上の生成物12gへ、3−ピコリン(12g ,Aldrich Chemical Company)と、トリ−n−ブチル アミン(無水,40mL)と、トリ−n−ヘキシルクロロシラン(11.5g) を加えた。混合物を還流下1.5時間加熱し、室温へ冷却した。ピコリンは高真 空下(約1mmHgのオイルポンプ)乾固へ留去した。残渣をCH2Cl2に溶か し、シリカゼルカラム(ヘキサン)を使用して精製し、暗青色固体として純粋な 生産物、ジー(トリ−n−ヘキシルシリル)−ケイ素テトラ−t−ブチルフタロ シアニン10gを得た。LSIMS:〔M−H〕+1364.2,吸収スペクト ル・メタノール:674nm(ε180,000):トルエン:678nm,1 H NMR(250MHz,CDCl3):δ:−2.4(m,12H),−1 .3(m,12H),0.2−0.9(m,54H),1.8(s,36H), 8.3(d,4H)および9.6(m,8H)は上の期待した生成物と一致した 。 実施例1A 5’−ビオチン標識プライマーおよびプローブのLセグメント中の特異性レポ ーター配列を用いる増幅産物の検出 E.coliのDnaJ遺伝子(ATCC,Rockhill MDから)以 下のプライマーペアを使用してPCRによって増幅し た。 前記プライマー: (配列ID No.2)(641において3’末端結合)(Oligo Etc ,.Inc.) 後方プライマー: (配列ID No.3)(1018において5’末端結合) ノットプローブP302:オリゴヌクレオチドプローブ(ここでは“ノットプロ ーブ”と呼び、数字はヌクレオチド中ノットプローブの3’末端と標的アンプリ コンの間の距離を意味する。) P302の配列 (配列ID No.4);ノット−N15−L25−N15(D20) 増幅混合物は、総体積100μL中、200mM dNTPs(dATP,d CTP,dTTP,dGTP,Pharmacia Biotech,Pisc ataWay NJ)と、Pfuポリメラーゼ5単位(Stratagene, La Jolla(A)と、増幅バッファー(10mM Tris−HCl,p H8.8,50mM KCl,1.5mM MgCl2,0.1% Trito n X−100(Pharmacia Biotech),7.5 mM DTT)と、各プライマー1μMを含有していた。混合物はまたノットプ ローブP302を200μM含有していた。増幅および増幅産物と内部プローブ の検出し得る複合体の形成はパーキンエルマーサイクラー中の熱サイクリングに より以下のように実施された。94℃(5分),94℃(1分),72℃(2分 )の4サイクル;94℃(5分),55℃(10分)。熱サイクリングのの終わ りに、増幅混合物10μlは、染料ジオタデコニルベンザルアクリダンを結合し そして表面にdT40を固定した化学発光剤粒子(前に記載したようにして調製 )6μgと、そしてクロロフィル/スクアレートを結合しそして表面にストレプ トアビジンを固定した光増感剤粒子(前記したように調製)8μgを含んでいる 検出バッファ−40μl(10mM Tris−Cl,pH8.8,50mM K Cl,1mM MgCl2,1mg/ml デキストラン500K,1mg/m l BSA,300mM NaCl)と混合される。反応混合物を室温で45分 間インキュベートし、該当する結合パートナーの結合を許容した。次に反応混合 物を150ワットキセノンランプで1秒の照射および1秒の待機時間の10サイ クルで照射し、化学発光信号を読み取った。増幅産物の形成を指示する二つの標 識の会合をこのようにして信号の測定によって決定した。得られた結果を表1に 要約する。 実施例1B 増幅産物の検出に対するノットプローブ中のLセグメントの長さの影響 E.cole K12 DnaJ遺伝子配列の増幅条件および増幅産物の検出 条件は、ノットプローブのLセグメント(二つの認識発列間のリンカー配列とし て定義される)の長さの系統的変更を除いて、実施例1Aの記載と同じであった 。実施例1Bにおいて使用した三つのノットプローブは規定したLセグメント長 さを除いてノットプローブP302と同様であり、ノットプローブPA:L25 ,ノットプローブPB:L20およびノットプローブPC:L15であった。 得られた結果を表2に要約する。 この実施例において、増幅産物の検出の感度においてLセグメントの長さの増 加につれて少しの改善が示された。 実施例1C 信号発生に対する増幅の程度すなわち増幅サイクルの数の影響 E.coli K12 DnaJ遺伝子配列の増幅および増幅産物の検出の条 件は、以下の熱サイクリングのプロフィルを除いて実施例1Aの記載と同じであ った。使用した熱サイクリング:94℃(1分);72℃(2.5分)をそれぞ れ30サイクルおよび35サイクル;94℃(1分);55℃(10分)化学発 光は実施例1Aのように決定した。 得られた結果を表3に示す。 観察した化学発光はアンプリコン濃度の増加につれて増加した。 実施例1D 二つのノットプローブを使用する増幅産物の検出 反応は実施例1Aのように実施された。増幅混合物は二つのノットプローブ、 P302とP143(ノット−N15−L24−N15(D15) を含んでいた。ノットプローブの濃度は、アンプリコン検出可能性に対するプロ ーブ濃度の影響を評価するため異なる反応混合物毎に変えた。プローブの最終濃 度は300,200,100,50または25nMであった。これらの実験のた め、光増感剤粒子は、ストレプトアビジンの代わりに、(GATTA)7(配列 ID No.6)(The Midland Certified Reage nt Company,Midland TX)を光増感剤粒子表面に固定化し たことを除き、上に示したのと同様な方法で調製された。dT40を固定化した 化学発光粒子は上に同じであった。以下の熱サイクリングプロフィルが採用され た。94℃(5分);94℃(1分);72℃(2.5分)を36サイクル;9 4℃(5分);43℃(10分)粒子のオリゴヌクレオチドのアンプリコン上の それらのそれぞれの配列への結合および化学発光信号の検出および測定のための 条件は実施例1Aと同じであった。 結果を表4に要約する。 見られるように、アンプリコン検出可能性は最適範囲ではあるがある程度プロ ーブ濃度に依存し、信号発生はプローブ濃度に強く依存しなかった。プローブが それらの3’末端においてブロックされていない限り、これらは増幅産物へのハ イブリダイゼーションの後延長されることができる。後の実施例では、3’−ブ ロックプローブおよびエキソポリメラーゼが使用された。これらの条件下では、 ポリメラーゼはハイブリダイズ産物上で延長できない。 実施例1E 各種プローブを使用する増幅産物の検出 DnaJ E.Coli遺伝子の増幅を前の実施例と同じ条件で実施した。使 用した二つのプローブは、これらのプローブがアンプリコン(455bp)の5 ’末端からそれぞれ143塩基および302塩基へハイブリダイズすることを示 すために、P143およびP302と命名された。種々のP143プローブ、す なわちノットプローブP143,オメガプローブP143および線状プローブP 143はそれらの3’末端において共通の15塩基長配列を持っていた。同様に P302プローブ、すなわちノットプローブP302 、オメガプローブP302および線状プローブP302は3’末端に共通の15 塩基を持っていた。P143プローブは共通の認識配列(Lセグメント中の)の 5’末端に(CTAATC)4オリゴヌクレオチド標識を持ち、そしてP302 プローブは共通の認識配列(Lセグメント中の)5’末端にdA25オリゴヌク レオチド標識を持っていた。異なるプローブは、第2の15塩基認識配列の存在 および標的アンプリコンへハイブリダイズした時この認識配列の位置に関して構 造上違っていた。ノットプローブについては、第2の認識配列は、第1の認識配 列よりもアンプリコンの5’末端へより近く結合することができた。オメガプロ ーブは第1の認識配列よりもアンプリコンの3’末端へより近く結合することが できる第2の15塩基長さの認識配列を持っていた。線状プローブは単一の認識 配列だけを持っていた。 使用したプローブは以下の配列を持っていた。 ノットP302(ノット−N15−L24−N15(D20)前出): ノットP143(ノット−N15−L24−N15(D15)): オメガP302(オメガ−N15−L25−N15(D20)): オメカP143(オメガ−N15−L24−N15(D14)): 線状P302(線状−N15−L25): 線状P143(線状−N15−L24): プローブは種々の組合せで使用した。ノットおよび線状プローブが使用される 場合には、これらプローブは増幅前に反応混合物へ添加された。線状プローブが 使用される場合には増幅の終わりに添加された。アンプリコンのプローブの結合 は、混合物を94℃〜5分加熱し、38℃で10分インキュベートすることによ って達成された。使用した粒子は固定化した(GATTAG)7を有する光増感 剤粒子と、固定化したdT40を有する化学発光剤粒子であり、その両方は以前 のように調製した。粒子を増幅混合物の部分標本と混合し、室温で45分間イン キュベートした。化学発光信号は以前の実施例のように測定された。 表5は使用したプローブの種々の組合せを示す。 この実験のセットにおいて、組合せ1〜3は10標的DNA分子の検出に適し 、、そして組合せ4〜7は前増幅サンプル中の104標的DNA分子の検出に適 していた。 実施例1F 3’−ブロックノットプローブを使用するPCRおよびASPP増幅産物の検 E.coli K12 DiaJ遺伝子配列を以下の二つの異なる操作によっ て増幅した。 前出のSaikiに記載のPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)、および前出米国 特許出願No.08/140,369記載のASPP(単一ポリヌクレオチドプ ライマーを使用する増幅),これら文献の適切な開示を参照としてここに取り入 れる。 PCR増幅において以下のプライマーが使用された。 前方PCRプライマー: (3’末端が位置189において結合)(Oligo Etc.Inc) 逆PCRプライマー: (3’末端が位置119において結合) 以下のオリゴヌクレトチドがASPPにおいて使用された。ASPPは単一プ ライマーと、この単一ストランドの5’末端へ近い位置において同じ標的ストラ ンドへプライマーとして結合することができるストランドスイッチオリゴヌクレ オチド(SSO)を使用した。 単一プライマー: (3’末端が位置189において結合)(Oilgo Etc.Inc.) SSO: (3’末端が位置726において結合) 増幅反応混合物の組成は以前の実施例に記載した組成と同様であった。(CT AATC)4標識を有する3’−ddc−ブロックノットプローブP484 N 15−L24−N15(D8)を前述したように調製し、表6に示した濃度にお いて増幅混合物中へ含めた。ノットプローブは以下の配列を有していた。 (*=フォスフォロチオエート)(チオ修飾結合の配置までは自動DNAシンセ サイザーを使用し、次に0.1Mテトラエチルチウラムジサルファーイド(Ap plied Biosystems,Inc.Foster City CA) により人手による酸化を実施 し、もし残っていれば残りの塩基をApplied Biosystem,In c.User Bulletin,No.58,Febrary 1991のプ ロトコールに従って普通のカップリング条件下で加えて調製) これら増幅反応のための熱サイクリングプロフィルは以下のとおりであった。 94℃(5分),94℃(0.5分),66℃(1時間),72℃(2分),4 4サイクル;94℃(5分),43℃(10分) 増幅産物の検出のため使用した粒子は、固定した(GTAATG)7を有する 化学発光剤粒子(C−28チオキセン、DPP/Eu(TTA)3で染色)と、 ストレプトアビジンを固定した光増感剤粒子(クロロフィル−a/スクアレート で染色)であった。 化学発光剤粒子は以下のようにして調製した。DPP/Eu(TTA)3は、 乾燥トルエン50ml中でEu(TTA)3・H2Oの8.69g(Kodak Chemical Company,Rochester NY,10mmol )と、1,10−フェナントロリン1.8g(10mmol,Aldrich) を混合し、油浴中1時間加熱することによって製造した。減圧下トルエンを除去 した。着色した固体灰物をトルエン10mlから結晶化し、DPP/Eu(TT A)310gを得た。吸収スペクトル:270nm(20,000),340n m(60,000)(トルエン):IR(KBr):cm-1:3440(s), 1600(s),1540(s),1,400(s),1300(s) 洗浄した175nmカルボキシレート修飾ラテックスの20%懸濁液(400 mg)を攪拌棒を備えた25mL丸底フラスコ中でエ トキシエタノール3mLで希釈した。丸底フラスコを次に105℃の油浴へ入れ 、10分間攪拌した。次にC−28チオキセン3.3mMおよびEu(TTA)3 DPP15.5mMを加え、ビーズをさらに5分間攪拌した。この時点で0. 1N NaOH 1.0mLを5分間でゆっくり加えた。添加の全期間、油浴温 度は105℃に保った。油浴温度をゆっくり2時間にわたって室温へ下降するの を許容した。冷後混合物をエタノール20mLで希釈し、遠心(12,500r pm,30分)した。上清を捨て、ペレットを超音波によりエタノール中に再懸 濁した。遠心をくり返し、ペレットを水に再懸濁し、遠心をくり返した。ペレッ トを水性エタノール5mL中に最終体積40mLに再懸濁した。 光増感剤粒子は前に記載したのと同様に調製した。 適切な結合パートナーの結合のためのアッセイインキュベーションおよび化学 発光信号の測定は以前の実施例記載のとおりであった。 得られた結果を表6に要約する。 実施例2 M.tuberculosis(BCG)(IS6110)遺伝子配列の増幅 産物の均質検出 実施例2A 二つのノットプローブを用いるM.tuberculosis(BCG)ゲノ ムDNAの単一チューブ増幅および検出 C.Green,SRI International,Menlo Par k CAから得たM.teberculosis(BCG)ゲノム標的配列のA SPP増幅は、22塩基長さプライマーおよび67塩基長さストランドスイッチ オリゴヌクレオチド(SSO)を使用して実施された。得られた増幅産物は49 5塩基対長さであった。増幅は二つの3’−ブロックノットプローブ(標準技術 によって調製した3’−ヒドロキシルをプロピル基でブロック)と、後で詳しく 説明する対応する粒子の存在下で実施された。 プライマー: SSO:プローブA(P274):ノット−N(19)−L(23)−N(19)(D4 ) ブロックした3’−スペーサーC3 CPG(Glen Rese arch,Sterling VAから)(SEQ ID NO:19) プローブB(P308):ノット−N(20)−L(23)−N(21)(D1 0) ブロックした3’−スペーサーC3 CPG(Glen Researchから )(SEQ ID NO:20) dNTPs:デオキシヌクレオチド三リン酸 dATP,dTTP,dGTP, dCTP(Phamacia Biotech) 1×バッファーB:10mM Tris−HCl pH8.3,50mM KC l,4.0mM MgCl2,0.2mg/mlアセチル化BSA(Glbco BRL,Gaithersburg MD) ポリメラーゼ:組換えエキソPfu DNAポリメラーゼ(Stragene) 化学発光剤粒子: 化学発光染料C−26チオキセンおよびEu(TTA)3DPPを結合し、5 ’末端を通じd(GATTAG)7オリゴヌクレオチドを共有結合した、前に記 載したように調製したラテックス粒子。C−26チオキセンは以下のように調製 した。 5−ブロムバレリアン酸エチルをN−エチルアニリンと縮合し、生成物をキルス マイヤー・ハーク合成(DM/POCl3)によりアルデヒドヘ変換した。この アルデヒドのベンズアルデヒドとのベンゾイン縮合生成物を水酸化カリウムおよ びジフェニルフォスフォリ ルアジト(DPPA)で加水分解した。この生成物のC−26チオキセンへの変 換はメルカプトエタノールおよびTMSClとの縮合によって実施された。 光増感剤粒子: 上に記載したように調製した、染料ケイ素テトラ−t−ブチルフタロシアニン を有し、5’末端へ共有結合したdT(40)オリゴヌクレオチド(0ligo Etc.Inc)を有する光増感剤粒子。 二つのノットプローブは、それぞれその5’末端から182および173塩基 であるアンプリコン上の配列へ結合した3’末端を持っていた。増幅の増加した 特異性のため、良く知られたHot Start 100TM反応チューブ(Mo lecular Bio−Products,Inc.,San Diego CA)を使用するホットスタート技術が使用された。これは、ポリメラーゼおよ びサンプル以外のすべての反応成分を50μlの総体積に合併し、この液層をワ ックスでシールすることにより得られた。(混合物へ1個のワックスビードを加 え、チューブを70℃へ2分加熱し、室温へ冷却して固化させ、液層(下層)を シールした。)反応開始に先立って、DNAポリメラーゼを総体積50μlへサ ンプルと混合し、混合物を反応混合物へ添加した。この二つの液体成分の混合は 熱サイクリングへ服されることによって得られた。種々の成分の最終濃度は以下 のとおりであった。 プライマー0.5μM,SSO 25nM,プローブ12.5nM;アクセプタ ー粒子5.0μg;光増感剤粒子2.5μg;dNTPs 200μM;バッフ ァーB 1x;ポリメラーゼ5単位 以下の熱サイクリングプロフィルが使用された。95℃(2分);95℃(1/ 4分),68℃(1分),72℃(1分)×42サイクル;72℃(5分),9 5℃(2分),50℃(15分),37℃(30分)この最後のサイクルは後記 のように変更された。実施例2AIおよび2AIIは上のように実施された。実施 例2AIIIおよび2AIVにおいては、最後のサイクルは以下のようであった。7 2℃(5分),95℃(2分),室温(2時間),37°C(30分) 実施例2AVにおいては最後のサイクルは以下のようであった。72℃(5分 ),95℃(2分),室温(18時間),37℃(30分) 化学発光信号は、1秒照射(>635nm)および1秒読取り(580−63 0nm)の3サイクルによって得た。 得られた結果を表7に要約する。 実施例2B 二つのノットプローブもしくはノットプローブと尾部プローブの組合せによる M.tuberoculosis(BCG)標的配列(1S6110)の増幅お よび検出 この実施例に使用した標的DNA配列は、前の実施例2Aに記載したのと同様 に、M.tuberocuiosis標的配列(1S6110)によって生成さ れたアンプリコンであった。このアンプリコンはゲル電気泳動によって精製され 、そして規定した分子数を含む希釈液が以下の実験に使用された。このため標的 DNA配列はステム−ループds DNAであり、これは単一プライマーによっ て増幅された。バッファー組成、プライマー、PfuポリメラーゼおよびdNT Psは前の実施例2Aと同じであった。P85尾部鎖状プローブ(N18−L2 0)は以下のとおりであった。 プローブP208ノットおよびP274ノットは前の実施例2Aと同じであった 。 増幅混合物は表8に規定するように、各自10.8nMの最終濃度において二 つのプローブと、そして両方とも上で調製した二つの検出粒子、(GATTAG )7を有する化学発光剤粒子およびd(A)40を有する光増感剤粒子を含んで いた。標的DNAありまたはなしのサンプルの希釈液を反応混合物へ加えた。増 幅および検出可能な複合体の形成は以下の熱サイクリングによって実施された。 95℃(2分),95℃(15秒),68℃(1分),72℃(1分)×39サ イクル:95℃(15秒),68°C(1分),72℃(5分),室温(14時 間);37℃(30分) このサイクリングの後、化学発光を前の実施例2Aによって読み取った。結果 を表8に要約する。 見られるように、上のプローブのすべての組合せが定義した標的 DNA配列の検出に適していた。 実施例2C M.tuberculosisゲノムDNA(IS6110)の増幅および二 つの3’−ブロックプローブを用いるELISA検出 ASPPによる増幅はノットプローブの存在下M.tuberculosis ゲノムDNA(IS6110)(標的DNA)に実施された。得られたASPP アンプリコンは650bpであり、そして前の実施例のようにM.tuberc ulosisゲノムDNAから誘導された。以下は使用したプライマーノットプ ローブのための配列および構造情報である。 プライマー: ノットP499:(N(15)−L(24)−N(15))5’−ビオチン−3 ’−リン酸(Oligo Therapeutics Inc.,Wilson ville OR)(SEQ ID NO:23) ノットP306(N(15)−L(24)−N(15))5’−ジゴキシン−: 3’−リン酸(Oligo Therapeutics Inc.,Wilso nville OR)(SEQ ID NO:24) 増幅は、バッファ(10mM Tris−HCl pH8.8,50mM K Cl,1.5mM MgCl2,7.5mM DTTおよび0.1% Trit on X−100)中、0.5mMプライマー、各ノットプローブP499およ びノットプローブP306 25mM,各dNTPs 200μM,エキソ-P fu 5単位を有する反応混合物中で実施された。全体の反応混合物は50μl であった。混合物は以下の熱サイクリングヘ服される。95℃(4分),94℃ (30秒),70℃(1分),72℃(2分)×40サイクル;95℃(4分) ,45℃(15分) 増幅混合物の10μl部分標本を増幅産物の存在についてELISAにより分 析した。アッセイは、ストレプトアビジンでコートしたマイクロタイタープレー ト(Pierce Chemical Company,Rockford I L)と、抗ジゴキシゲニンFabフラグメント−POD接合体(酵素接合体)( Boehringer Manheim Corporation,India napolis IN)を使用した。一方はビオチンで標識し、他方はジゴキシ ンで標識した二つのノットプローブ499および306の増幅産物の1本鎖への 結合は、二つの標識ビオチンおよびジゴキシンの会合をもたらし、それは固定化 したストレプトアビジンへの結合と、酵素接合体によるジゴキシン標識の検出に よって検出することができる。 ELISAプロトコールは以下のとおりであった。 1.ストレプトアビジンをコートしたマイクロタイターウエルを0.05%Tw een30を加えたリン酸塩バッファーpH7.5の 300μlで1回洗浄した。 2.サンプルバッファー(3% BSA,100μg/ml子牛胸線DNA,3 00mM NaCl,25%ウシ胎児血清,0.1%Tween−20,すべて リン酸塩バッファーpH7.5中)90μlを各ウエルへ加えた。 3.増幅反応混合物10μlを各ウエルへ加え、プレートを37℃で1時間イン キュベートした。 4.ウエルを0.05%Tween−20を含有するリン酸塩バッファー(1. 7mM KH2PO4,5mM Na2HPO4,150mM NaCl,pH7. 4,Biowhittaker,Walkerville MI)(250μl )で4回洗った。 5.サンプルバッファー中の酵素接合体100μlを各ウエルへ加え、プレート を37℃で1時間インキュベートした。 6.ウエルをステップ4のように洗った。 7.TMBペルオキシド基質溶液(テトラメチルベンジリジン,Kirkega ard and Perry,Gaithersburg MD)100μlを 各ウエルヘ加え、プレートを室温で30分間インキュベートした。 8.発色を450nmにおいて読み取った。 反応あたり標的DNA約100分子の不存在下または存在下得られた結果を表 9に要約する。 上の議論は本発明に含まれるメカニズムに関していくつかの理論を含んでいる 。本発明は記載した結果を達成することが証明されているので、これらの理論は 本発明を少しでも限定すると解してはならない。 上の説明および実施例はその好ましい具体例を含めて本発明を完全に開示する 。分子生物学および関連する科学のような分野における当業者に自明な記載した 方法の修飾は以下の請求の範囲の範囲内であることが意図される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リウ,イエン ピン アメリカ合衆国95014カリフォルニア、キ ューパーチノ、サンセットスプリングコー ト11525 (72)発明者 パテル,ラジェシュ ディー アメリカ合衆国94555カリフォルニア、フ レモント、ノースウィンドテラス34270 (72)発明者 カーン,ヌリス アメリカ合衆国940306カリフォルニア、パ ロアルト、ラモナストリート2876 (72)発明者 リン,クレア アメリカ合衆国94303カリフォルニア、パ ロアルト、コロラドアベニュー914 (72)発明者 ローズ,サミュエル ジェイ アメリカ合衆国94022カリフォルニア、ロ スアルトス、カシタウエイ505

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a)組合せにおいて、(i)標的ポリヌクレオチド配列を含有する疑 いのある媒体、(ii)前記標的ポリヌクレオチド配列の増幅を実施するために必 要なすべての試薬、そして(iii)前記増幅の産物の1本鎖へ結合することがで きる二つのオリゴヌクレオチドプローブであって、前記プローブの少なくとも一 方は(i)非隣接でありかつ前記1本鎖の隣接もしくは非隣接部位へ結合するこ とができるか、または(ii)前記1本鎖の非隣接部位へ結合することができる二 つの配列を有する、二つのオリゴヌクレオチドプローブを用意し、 (b)前記組合せを前記標的ポリヌクレオチドの増幅のための条件へ服せしめ 、 (c)ステップ(b)の後前記組合せを前記プローブが前記1本鎖の一つへハ イブリダイズし、3分子複合体を形成する条件へ服せしめ、そして (d)前記複合体を検出する、 ことを含む標的ポリヌクレオチド配列を増幅しそして検出する方法。 2. 前記試薬は、前記標的ポリヌクレオチド配列へ結合することができる二 つのオリゴヌクレオチドと、そして前記標的ポリヌクレオチド配列の存在の関数 として前記オリゴヌクレオチドの少なくとも一方を修飾することができる酵素を 含んでいる請求項1の方法。 3. 前記試薬は、前記標的ポリヌクレオチド配列へ結合しそし てそれに沿って延長されることができるオリゴヌクレオチドプライマーと、ヌク レオチドポリメラーゼと、そしてヌクレオシド三リン酸を含んでいる請求項1の 方法。 4. 前記試薬は、(i)各自それぞれ前記標的ポリヌクレオチド配列および 前記ポリヌレクオチド配列に対して相補的な配列へ結合しそしてそれに沿って延 長されることができる二つのオリゴヌクレオチドプライマーと、(ii)ヌクレオ チドポリメラーゼと、そして(iii)ヌクレオシド三リン酸を含んでいる請求項 1の方法。 5. 各プローブは標識を含み、そして前記組合せは前記標識へ結合すること ができる粒子をさらに含み、そして前記検出は前記粒子の凝集を検出することを 含む請求項1の方法。 6. (a)組合せにおいて、標的ポリヌクレオチド配列を有するポリヌクレ オチド検体を含有している疑いのあるサンプルと、前記ポリヌクレオチド検体を 増幅して前記標的ポリヌクレオチド配列のコピーを生産するための試薬と、ヌク レオチド配列S1およびS2を有する第1のオリゴヌクレオチドプローブおよび ヌクレオチド配列S3およびS4を有する第2のオリゴヌクレオチドプローブで あって、これらプローブの少なくとも一方を含んでいる配列は(i)それらが非 隣接でかつ前記コピーのストランドの一つ上の隣接もしくは非隣接剖位へ結合で きるか、または(ii)それらがハイブリダイズする前記コピーのストランドの一 方の上の部位が非隣接であるように連結されており、そして前記プローブは(i )前記増幅の間前記コピーへ実質上ハイブリダイズせず、そして(ii)増幅後前 記プローブの両方は前記コピーのストランドの一方へハイブリダイズでき、そし て(iii)前記プローブの各自は前記ストランドへハイ ブリダイズした前記プローブの検出を容易化する標識を含んでいる前記二つのオ リゴヌクレオチドを用意し、 (b)前記組合せを前記ポリヌクレオチド検体の増幅のための条件へ服せしめ 、 (c)ステップ(b)の後、前記組合せを前記プローブが前記ストランドの一 方へハイブリダイズして3分子複合体を形成する条件へ服せしめ、そして (d)前記複合体を検出すること、 を含んでいるポリヌクレオチド検体の標的ポリヌクレオチド配列を増幅しそして 検出するための方法。 7. 前記S1の3’末端は前記S2の5’末端へ1ないし200原子の鎖を 含んでいる連結基によって連結されている請求項6の方法。 8. 前記鎖は1ないし40ヌクレオチドまたはヌクレオチドアナログを含ん でいる請求項7の方法。 9. 前S1の3’末端は前記S2の5’末端へ連結基によって連結されてお り、前記S3の3’末端は前記S4の5’末端へ連結基によって連結されており 、前記連結基の各自は0ないし40ヌクレオチドまたはヌクレオチドアナログを 含んでいる請求項6の方法。 10. 前記複合体の検出は前記複合体の粒子への会合を含んでいる請求項6 の方法。 11. 前記検出は前記粒子の凝集を検出することを含む請求項10の方法。 12. 前記標識は認識配列である請求項6の方法。 13. 前記連結基の少なくとも一部分は認識配列である請求項7の方法。 14. 前記S1は前記コピー上の前記S2のハイブリダイゼーション部位の 5’末端に横たわる前記コピー上の部位へハイブリダイズし、前記S1の3’末 端は前記S2の5’末端へ連結されている請求項6の方法。 15. 前記S1およびS2はヌクレオチド連結基によって連結されており、 前記S3およびS4はヌクレオチド連結基によって連結されている請求項6の方 法。 16. 前記連結基は認識配列を含んでいる請求項15の方法。 17. 前記組合せは前記認識配列に対して相補的であるオリゴヌクレオチド N1およびN2を含み、前記N1およびN2は各自レポーター基で標識されてい る請求項16の方法。 18. 前記N1はそれへ会合した光増感剤を有する粒子へ会合しており、そ して前記N2はそれへ会合した化学発光化合物を有する粒子へ会合している請求 項17の方法。 19. 当該方法のために必要なすべての試薬が最初に標的ポリヌクレオチド と組合わされる、標的ポリヌクレオチド配列を含んでいる標的ポリヌクレオチド を検出する方法であって、 (a)前記標的ポリヌクレオチドが2本鎖である時前記標的ポリヌクレオチド を1本鎖に解離し、 (b)オリゴヌクレオチドプライマーを前記1本鎖の各自へハイブリダイズし 、 (c)前記1本鎖の各自へハイブリダイズした前記プライマーを 1本鎖に沿って延長して前記標的ポリヌクレオチド配列のコピーを生産し、 (d)前記コピーを1本鎖に解離し、 (e)前記1本鎖の一方へ、二つのオリゴヌクレオチドプローブであって、こ れらプローブの少なくとも一方は前記1本鎖の一方へハイブリダイズする二つの 配列を含み、これら二つの配列は(i)非隣接でありかつ前記1本鎖上の隣接も しくは非隣接部位へ結合できるか、または(ii)これら配列がハイブリダイズす る前記1本鎖上の部位が非隣接である、前記二つのプローブをハイブリダイズし 、 (f)前記プローブの前記1本鎖への結合を検出し、その存在を前記標的ポリ ヌクレオチドの存在に関連させる、 ことを含む前記方法。 20. 前記プローブの各自は標識を含んでいる請求項19の方法。 21. 前記プローブの少なくとも一方は粒子へ結合もしくは結合されること ができる請求項19の方法。 22. 前記プローブの各自は前記1本鎖へハイブリダイズする二つの配列を 含み、これら配列および/またはこれら配列がハイブリダイズする前記1本鎖上 の前記部位は非隣接である請求項19の方法。 23. 前記プローブの各自は認識配列を含んでいる請求項19の方法。 24. 前記検出は前記認識配列へのオリゴヌクレオチドN1およびN2の結 合を含み、前記N1は第1の標識へ結合され、前記N 2は第2の標識へ結合されている請求項23の方法。 25. 前記第1の標識は光増感剤を含んでいる請求項24の方法。 26. 前記粒子は光増感剤を含んでいる請求項21の方法。 27. 前記粒子はルミネセンス化合物を含んでいる請求項21の方法。 28. 標的ポリヌクレオチドの標的配列(“標的配列”)の検出方法であっ て、 (a)前記標的配列を、 (i)前記標的配列の3’末端へ第1のオリゴヌクレオチドプライマー(“ 第1のプライマー”)をハイブリダイズするステップ、 (ii)ポリメラーゼおよびヌクレオテド三リン酸の存在下、前記第1のプラ イマーを少なくとも前記標的配列に沿って延長して延長された第1のプライマー を生産するステップであって、前記第1のプライマーは(i)前記延長された第 1のプライマーか、または(ii)前記標的配列に対して相補的なポリヌクレオチ ド(“相補ポリヌクレオチド”)へハイブリダイズできそしてそれに沿って延長 されることができる第2のプライマー(“第2のプライマー”)の延長から得ら れる延長された第2のプライマーへハイブリダイズしそして延長されることがで きる、前記ステップ、 (iii)前記延長された第1のプライマーを前記標的配列から解離するステ ップ、 (iv)前記延長された第1のプライマーの3’末端へ前記第1もしくは第2 のプライマーをハイブリダイズするステップ、 (v)前記第1もしくは第2のプライマーを前記延長された第1のプライマ ーに沿って延長するステップ、 (vi)前記延長された第1のプライマーまたは延長された第2のプライマー を前記延長された第1のプライマーから解離するステップ、 (vii)前記延長された第1のプライマーまたは延長された第2のプライマ ーへ前記第1のプライマーをハイブリダイズするステップ、 (viii)ステップ(v)ないし(vi)をくり返すステップをふくむ方法によ って前記標的配列を増幅するステップ、および (b)前記延長された第1のプライマーおよび/または延長された第2のプラ イマーを、ヌクレオチド配列S1およひS2を有する第1のオリゴヌクレオチド プローブと、ヌクレオチド配列S3およびS4を有する第2のオリゴヌクレオチ ドプローブとによって検出するステップを含み、ここでこれらのプローブの少な くとも一方を含んでいる配列は、その二つの配列が(i)非隣接でありかつ前記 延長されたプライマーの一つの上の隣接もしくは非隣接部位へ結合することがで きるか、または(ii)前記延長されたプライマーの一つの上の非隣接部位へ結合 するように連結されており、そして前記プローブは(A)前記増幅の間存在し、 (B)前記ステップ(a)の増幅間前記延長された第1および/または第2のプ ライマーへ実質上ハイブリダイズせず、(C)前記ステップ(a)の増幅を妨害 せず、(D)前記ステップ(a)の後前記プローブの両方は前記延長された第1 および/または第2のプライマーの一つへハイブリダイズして3分子複合体を形 成することができ、そして(E)前記プ ローブの一方または両方は前記延長された第1および/または第2のプライマー へハイブリダイズした前記プローブの検出を容易化する標識を含んでいることを 特徴とする前記方法。 29. ステップ(v)ないし(vii)のくり返しはくり返した温度サイクリ ングによって達成される請求項28の方法。 30. 前記標的ポリヌクレオチドはDNAである請求項28の方法。 31. 前記第1のプライマーのみが使用され、そして前記標的配列はその5 ’末端において前記第1のプライマーがハイブリダイズする前記標的配列の3’ 末端の配列へハイブリダイズすることができる少なくとも10塩基配列を含んで いる請求項28の方法。 32. 前記第1および第2のプライマーは異なっており、そして前記延長さ れた第1のプライマーは前記第2のプライマーの鋳型であり、前記延長された第 2のプライマーは前記第1のプライマーの鋳型である請求項28の方法。 33. 前記S1の3’末端は前記S2の5’末端へ0ないし40ヌクレオチ ドもしくはヌクレオチドアナログを含んでいる連結基によって結合されている請 求項28の方法。 34. 前記S1の3’末端は前記S2の5’末端へ連結基によって連結され 、前記S3の3’末端は前記S4の5’末端へ連結基によって連結され、前記連 結基の各自は0ないし40ヌクレオチドもしくはヌクレオチドアナログを含んで いる請求項28の方法。 35. 前記複合体の検出は前記複合体の粒子との会合を含む請求項28の方 法。 36. 前記検出は前記粒子の凝集の検出を含んでいる請求項3 5の方法。 37. 前記標識は認識配列である請求項28の方法。 38. 前記プローブの少なくとも一方を含んでいる配列は連結基によって連 結されており、前記連結基の少なくとも一部分は認識配列を含んでいる請求項2 8の方法。 39. 前記ステップ(b)の検出は前記認識配列に対し相補的なヌクレオチ ドN1およびN2の使用を含み、前記N1およびN2は各自レポーター分子で標 識されている請求項38の方法。 40. 前記N1は会合した光増感剤を有する粒子へ会合しており、前記N2 は会合した化学発光化合物を有する粒子へ会合している請求項39の方法。 41. 包装された組合せにおいて、 (a)標的ポリヌクレオチド配列へ結合することができる二つのオリゴヌクレ オチドと、前記配列の存在の関数として前記オリゴヌクレオチドの少なくとも一 方を修飾することができる酵素を含んでいる、前記標的ポリヌクレオチド配列の 増幅を実施するための試薬、および (b)前記増幅の産物の1本鎖へ結合することができる二つのオリゴヌクレオ チドプローブであって、前記プローブの少なくとも一方は(i)非隣接でありか つ前記1本鎖の隣接もしくは非隣接部位へ結合することができるか、または(ii )前記1本鎖上の非隣接部位へ結合できる二つの配例を有し、各プローブは標識 を含んでいる二つのプローブ を含んでいる標的ポリヌクレオチド配列の増幅および検出に使用するためのキッ ト。 42. 前記プローブの各自上の標識へ結合することができる粒子を含んでい る請求項41のキット。 43. 前記標識は認識配列である請求項41のキット。 44. 前記プローブの一方へ結合した、もしくは結合することができる粒子 を含んでいる請求項41のキット。 45. 前記プローブの他方へ結合した、もしくは結合することができる第2 の粒子を含んでいる請求項44のキット。 46. 前記試薬は、 (a)ヌクレオチド三リン酸 (b)オリゴヌクレオチドプライマー、および (c)ヌクレオチドポリメラーゼ を含んでいる請求項41のキット。 47. 標的ポリヌクレオチドの標的ポリヌクレオチド配列の増幅および検出 に使用するためのキットであって、 (a)前記標的ポリヌクレオチドへハイブリダイズすることができ、かつ前記 標的ポリヌクレオチド配列に沿って延長することができるオリゴヌクレオチドプ ライマー、 (b)ヌクレオシド三リン酸、 (c)ヌクレオチドポリメラーゼ、 (d)ヌクレトチド配列S1およびS2を有する第1のオリゴヌクレオチドプ ローブ、および (e)ヌクレオチド配列S3およびS4を有する第2のヌクレオチドプローブ を包装された組合せ中に含み、 前記第1および第2のオリゴヌクレオチドプローブの少なくとも 一方を含んでいる配列は、(i)それらは非隣接であり、かつ延長されたオリゴ ヌクレオチドプライマーもしくはそれに対する相補配列上の隣接もしくは非隣接 部位へハイブリダイズできるか、または(ii)延長されたオリゴヌクレオチドプ ライマーもしくはそれに対する相補配列上のそれらがハイブリダイズする部位か 非隣接であるように連結されており、そして前記プローブは、(i)それらは前 記増幅の間前記延長されたオリゴヌクレオチドプライマーへ実質上ハイブリダイ ズせず、(ii)前記増幅の後、前記第1および第2のオリゴヌクレオチドプロー ブは前記延長されたオリゴヌクレオチドプライマーもしくはそれに対する相補配 列へハイブリダイズでき、そして(iii)前記プローブの一方または両方は前記 延長されたオリゴヌクレオチドプローブもしくはそれに対する相補配列へハイブ リダイズした前記プローブの検出を容易化する標識を含んでいるという特徴を有 している、前記キット。 48. 前記S1の3’末端は前記S2の5’末端へヌクレオチド連結基によ って連結されている請求項47のキット。 49. 前記プローブの一方は粒子へ会合している請求項47のキット。 50. 前記標識は認識配列である請求項47のキット。 51. 前記ヌクレオチド連結基の少なくとも一部分は認識配列である請求項 48のキット。 52. 前記S1の3’末端は前記S2の5’末端へヌクレオチド連結基によ って連結されており、前記S3の3’末端は前記S4の5’末端へヌクレオチド 連結基によって連結されている請求項47のキット。 53. 前記連結基は認識配列を含んでいる請求項52のキット。 54. 前記認識配列に対し相補的なヌクレオチドN1およびN2を含み、前 記N1およびN2は各自レポーター分子で標識されている請求項53のキット。 55. 前記N1は会合した光増感剤を有する粒子へ会合し、前記N1は会合 した化学発光化合物を有する粒子へ会合している請求項54のキット。 56. 第2のオリゴヌクレオチドプライマーを含んでいる請求項47のキッ ト。 57. 前記粒子は前記プローブへ結合しているか、または結合することがで きる請求項49のキット。 58. 包装された組合せにおいて、標的ポリヌクレオチド配列の増幅を実施 するための試薬と、前記標的ポリヌクレオチド配列の増幅産物へ結合することが できる二つの標識したオリゴヌクレオチドプローブとを含み、前記プローブの少 なくとも一方は非隣接であり、かつ前記増幅産物の1本鎖上の隣接もしくは非隣 接部位へ結合することができる二つの配列を有する、標的ポリヌクレオチド配列 の検出のためのキット。 59. (a)組合せにおいて、標的ポリヌクレオチド配列を有する標的ポリ ヌクレオチドを含有している疑いのあるサンプルと、前記標的ポリヌクレオチド 配列を増幅してそのコピーを生産するための試薬と、第1のオリゴヌクレオチド プローブと第2のオリゴヌクレオチドプローブであって、前記プローブは、(i )前記増幅の間前記コピーへ実質上ハイブリダイズせず、(ii)前記増幅を妨害 せず、そして(iii)前記増幅の後、前記プローブの両方は前記コピーのストラ ンドの一つへハイブリダイズすることができ、そして前記プローブの少なくとも 一方は粒子へ会合している前記プローブを用意し、そして (b)前記組合せを、前記コピーを生産するように前記標的ポリヌクレオチド 配列を増幅するための条件へ服させ、 (c)その後前記組合せを、前記プローブの両方が前記ストランドの一つへハ イブリダイズしそして前記粒子の凝集を生ずる条件へ服させ、 (d)前記凝集の存在は前記標的ポリヌクレオチド配列の存在を指示する、前 記凝集を検出する、 ことを含む標的ポリヌクレオチド配列を増幅しそして検出するための方法。 60. (a)標的ポリヌクレオチド配列を、前記標的ヌクレオチド配列の同 じストランドへ結合して3分子複合体を形成することができる二つのプローブで あって、前記プローブの少なくとも一方は非隣接でありそして前記標的ポリヌク レオチド配列の1本鎖上の隣接もしくは非隣接部位へ結合することができる二つ の配列を有する二つのプローブと組合せること、および (b)前記3分子複合体を検出すること を含む標的ヌクレオチド配列を検出する方法。 61. (a)標的ポリヌクレオチド配列を含有している疑いのあるサンプル を、前記標的ポリヌクレオチド配列の同じストランドへ結合することができる二 つのプローブであって、前記プローブの各自は粒子へ結合しているかまたは結合 することができる前記二つ のプローブと組合せるステップ、および (b)前記粒子の会合を検出することによって前記ポリヌクレオチド配列を検 出するステップを含み、前記プローブの少なくとも一方は非隣接であってそして 前記標的ポリヌクレオチド配列の1本鎖上の隣接もしくは非隣接部位へ結合する ことができる二つの配列を有するプローブである、標的ポリヌクレオチド配列を 検出する方法。 63. 標的ポリヌクレオチド配列を検出するための試薬であって、前記標的 ポリヌクレオチド配列の1本鎖へ結合することができる二つのオリゴヌクレオチ ドプローブよりなり、前記プローブの一方は、非隣接でありそして前記標的ポリ ヌクレオチド配列の1本鎖上の隣接もしくは非隣接部位へ結合できるか、または (ii)前記標的ポリヌクレオチド配列の1本鎖上の非隣接部位へ結合できる二つ の配列を有している、前記試薬。
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