JP2001515436A - 捩れにより閉成された包装用ラッパーと包装方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 少なくとも１つの捩れ（２２）により密封可能なシートから成り、被包装物品の両側で２つの長手方向ストリップ（１２、１４）形態の冷間密封用被覆材を含み、捩れが保持されている包装用ラッパー。また、シートは、長手方向ストリップ（１２、１４）に対して直角にシート（２０）の一縁に沿って延在する、冷間密封用被覆材から成る少なくとも１つの追加の横方向ストリップ（２４、２６）を有する。包装方法は、捩れ（２２）を通る軸線に平行な方向で横方向ストリップ（２４、２６）によりラッパーを閉成する作業を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 捩れにより閉成された包装用ラッパーと包装方法 本発明は物品のための包装用ラッパー(wrapper：包装紙等)に係わり、該ラッ パーは少なくとも１つの捩れにより閉ざされる。 本発明は、捩れにより閉ざされた包装体を作り出すことにも係わる。 特に、本発明は、菓子製品の包装技術に関するものである。 菓子製品は、一般に、予めプリントされた適切な寸法および形状のフィルムに 個々に包装され、これら個々に包装された製品は、適切な寸法の小さな包装袋に まとめて包装することができる。典型的には、被包装物品は、先ず最初に、矩形 のフィルム片に完全に包まれ、形成されたラッパーは、被包装物品のいずれかの 側に位置している２点で捩れにより閉ざされる。 留意すべきは、これらのパッケージは必ずしも２つの捩れによって閉じられる とは限らないことである。例えば、被包装物品を適宜のフィルム片の中心に置く ことができ、物品を越えて延在しているフィルム部分を物品の頂部で折り畳んで 巻くことによって単一の捩れにしてラッパーが閉成される。 本発明に関連する斯かる文脈において、「捩れ」とは、巻きつけることによる ラッパーの閉成結果を意味している。 これに関係して生ずる重要な問題は、捩れを保持することである。この保持は 、基材として用いられるフィルムの特別の選択を犠牲にしてのみ得ることができ るものであり、該基材は、柔軟性、あるいは、特に、フィルムの巻き付け後に初 期位置に戻らないはっきりした傾向のごとき適切な機械的性質を示さなければな らない。 特に、この問題は、小寸法物品の包装時、および概ね丸い断面の物品（例えば 、ボンボン、棒付きキャンデー、大麦糖、フルーツゼリー、チョコレート被覆さ れたバー、または嵩張る製品（例：ボトル状体、ロール状体等の嵩張る製品）） の包装時に明らかになる。 解決策として、前記基材の撓み性を増大させる適当量の添加物を含むワックス が塗布された紙あるいはセロハン、あるいは、合成フィルムのような高い柔軟性 を有するものとして知られている特定の基材を選択することが知られている。 この解決策は明らかに満足できるものではない。即ち、包装用基材として用い られるフィルムの選択可能性が大幅に制限され、また、コストがかなり増大して しまう。 熱密封用被覆材で予め被覆された基材から成る、捩れにより閉成されたパッケ ージが市場で知られている。包装されるべき物品を収容するラッパーの端部で捩 れが形成される時、温度約１２０℃〜１６０℃の熱源（一般に、巻き付けを行う 加熱顎（ジョー）であるが、適当寸法のパイプにより熱空気を送ることも可能で ある）を所定時間捩り形成部に近づけて熱密封用被覆材を溶融させ、該被覆材が 冷却されると、形成された捩れで密封がなされる。 この解決策は、包装用基材の選択幅が広がることを可能にするが、それにもか かわらず、なお、完全に満足できるものではない。何故なら、上昇温度で強度の 低い基材を選ぶことができないからであり、また、さらに大事なことだが、熱感 受性物品の包装に全く不適当だからであり、特に、チョコレート製品には全く不 適当だからである。この解決策の別の欠陥は、それにより課せられる速度が比較 的低速である点であり、事実、密封用被覆材を溶融させるために十分な時間、捩 れと加熱素子を接触状態に保つことが必要である。 一般に、巻きつけによって形成された捩れを熱密封させて、ラッパーを閉成す る原理で作動する包装用ユニットでは、一分当たり８００個の物品を包装するこ とが、可能な最も高い速度であると見なされている。 熱密封の欠点を克服するために、かつ、利用されるフィルムの選択に制限を課 すことなくその熱密封の欠点を克服するために、ＧＢ−Ａ−１０９６０５８は、 捩れの巻きつけ形成によりラッパーが閉成された後、優れた保持性を示す冷間密 封用被覆材を有するフィルムを提案している。この冷間密封用被覆材は２つの長 手方向ストリップの形になされており、該２つのストリップは被包装物品のいず れの側の捩れ形成領域にも存在している。 冷間密封とは、温度約０℃〜５０℃で接触させるだけで瞬時に行われる密封を 意味する。実際には、温度は、冷間密封用被覆材により密封を得るための臨界パ ラメータではなく、実際上、得られる密封体の品質になんらの影響も有しない。 それ故、包装用ユニットが置かれた空間の周囲温度で、何等付加的な熱入力を必 要とすることなく、密封が行われる。 事実、今までは、ほとんど変形を受けない基材上の層として、とりわけ冷間密 封用被覆材が用いられてきた。平坦でない基材上にこの冷間密封用被覆材を用い る場合、該冷間密封用被覆材の自己接着性のために、かなりのブロッキング問題 が予想される。 前記ＧＢ−Ａ−１０９６０５８に記載されている方法は、捩れの保持を得るた めに、この特性を有利に利用している。 また、冷間密封用被覆材によって保持される捩れの場合、捩れの全長に圧力を 加える必要はない。それにもかかわらず、このことにより、ラッパーの巻きつけ 時に付与される捩れ力の作用によって、捩れの全長にわたって均一な密封結果と なる。 したがって、この方法は、物品の形状あるいは熱感受性に関して何等制限を受 けずに物品を包装するための、低廉かつ優れた特性（剛性、印刷性能、美的品質 ）を示すフィルムを用いることを可能にする。 巻きつけと形成された捩れの冷間密封による包装体の閉成原理に基づいて作動 する包装ユニットで達成可能な速度については、その速度上の制限のみが機械自 体によって課せられる点に留意することが適当である。したがって、この包装方 法では、１分間に少なくとも物品１５００個の速度に達することが可能である。 本発明の目的は、この形式の包装の既知の利点全てを示すとともに、実質上密 封した包装閉成を可能にする捩れ形式の新規な冷間密封包装体を提供することで ある。本発明の別の目的は、この形式の包装に特に適する新規な包装方法を提供 することである。 かかる本発明の目的は、少なくとも１つの捩れによって閉成されるべきフィル ム製包装用ラッパーであって、被包装物品の両側に沿って設けられ、被包装物品 との関係で内側に位置する、冷間密封用被覆材から成る２つの平行長手方向スト リップを含む該包装用ラッパーによって達成される。該ラッパーの特徴は、前記 フィルムが、一方のフィルム縁に沿って、冷間密封用被覆材から成る前記長手方 向ストリップに対して直角に設けられた、冷間密封用被覆材から成る少なくとも １つの横方向付加ストリップを備え、もって、ラッパーを巻きつけた後、２つの 捩れ部分を通る軸線に対して平行方向に沿うラッパーの閉成が可能になっている ことである。 かくて、包装体は、実質的に密封閉成される。この閉成は、物品の保存上非常 に有利である。何故なら、その包装体は水分の侵入、ガスの侵入、空気の侵入あ るいは他の物質の侵入を防ぎ、同時に、内部の風味を維持するからである。 有利な具体例によれば、フィルムは、対向縁に沿って長手方向ストリップの間 に直角に延在する冷間密封用被覆材から成る２つの横方向ストリップを有する。 このように、包装を企図してフィルム上に物品を置いた時に、冷間密封用ストリ ップによって完全に包囲される。 冷間密封用被覆材から成る２つの長手方向ストリップ、および長手方向ストリ ップの間で直角に一方の縁に沿って延在する冷間密封用被覆材の少なくとも１つ の横方向ストリップを含むフィルムで物品を包装するための新規な方法も本発明 によって提供される。その方法によれば、前記ストリップの側部でフィルム上に 物品が載置され、長手方向ストリップに対して直角な２つの部分が実質上垂直姿 勢で持ち上げられて物品の頂部上で密接した状態になされ、それらの縁が加圧に よって互いに密封され、かくして密封された２つの縁が物品上に折り返され、ま た、物品のいずれかの側部を越えて、かつ、物品のいずれの側にも延在するフィ ルムの突出部分が巻きつけられて長手方向ストリップ位置で２つの捩れを形成す る。 圧力の使用が許容される本発明方法により、捩れ間のフィルム全長に亘る完全 な閉成が可能である。密封用被覆材により捩れ位置で良好な閉成も可能であると 仮定すれば、包装体は全ての側部で完全に耐漏れ性である。 フィルムが２つの長手方向ストリップと２つの横方向ストリップとを有する場 合、単一の捩れを有する耐漏れ性の包装体を作ることも可能である。４つのスト リップの中央に物品を置き、フィルムの４つの部分を持ち上げ、また、それら４ つの部分を物品の頂部で巻きつけて捩れを形成すれば十分である。 その１面に密封用被覆材が被着されている包装用フィルムのリール（巻回体） を用意する場合、使用フィルムの少なくとも部分的な解放（レリース）被覆材を 他方の面に適用して、リール作業時、密封用被覆材が被着された面と他方の面と の間の接触による接着を防止するのが好ましい。しかし、いわゆる「ドライ」な （乾燥状態の）冷間密封用被覆材が存在し、該ドライな冷間密封用被覆材が、ポ リプロピレンフィルムのような基材と共に使用される場合、かような解放被覆材 を必要としないことに留意するのは適切なことである。これらの両方法は、本発 明の範囲内でも用いることができる。 冷間密封用被覆材のストリップを担持するフィルム面の裏側に、従来塗布され ているいかなる解放被覆材も、本発明の範囲内で用いることができる。特に、適 当な解放被覆材はポリアミド樹脂とポリエチレンワックス（例えば、Siegwerk社 製品１０−６０９３４５−３ｐと、SICPA社製品９９４４０４−ｘ）の混合材か ら成っている。一般に、これらの解放被覆材は速度１〜５ｇ／ｍ²で基材上に被 着される。 特に有利な具体例によれば、冷間密封用被覆材が被着され、包装用ラッパーを 形成するためのフィルム片が、幅１〜５０ｍｍに亘って冷間密封用被覆材で被覆 された領域を有しており、該領域は被包装物品用に確保された空間の周囲に位置 する。このようにして、包装された物品と冷間密封用被覆材との間の汚染問題が 、必要に応じて回避され、しかも、密封用被覆材をかなり節約できる。他方、捩 れを保持する特性は完全に維持される。何故なら、冷間密封用被覆材で被覆され た領域が、捩れの形成されたフィルム箇所に適切に設けられているからである。 したがって、冷間密封用被覆材は、好ましくは、被包装物品に適する適切なパ ターンに従って設けられる。 冷間密封用被覆材で被覆された前記領域は（例えば、包装体が２つの捩れを有 するボンボンまたは棒付きキャンデーの場合）、平行ストリップ形態になし、あ るいは、被包装物品の形状または物品の体裁（例えば、棒付きキャンデーまたは 大麦糖の包装は、単一の捩れを有する）に依存して非連続領域の形状（三角形、 四辺形）にすることができる。 上述のとおり、冷間密封用被覆材の利点の１つは、使用する基材の性質に関し て広範囲の可能性の採用を可能にすることである。適宜の基材の例は、押し出し 加工されて指向製を与えられたポリプロピレン、鋳造フィルム形態のポリプロピ レン、ポリエステル、ポリエチレン、押し出し加工されて指向製を与えられたポ リアミドまたは鋳造フィルム形態のポリアミドから作られたほぼ１０〜１００ミ クロンのプラスチックフィルムである。 本発明によれば、（機械で光沢処理され、または、被覆処理された）紙製基材 を用いることも可能である。一般に、いかなる可撓性の支持材料あるいは包装用 材料も、本発明による基材として適したものであり得る。これら種々の基材は、 単一層、メタライズ処理された単一層、または、多数の積層体および／または一 体に押し出された層から成っていてもよい。 冷間密封用被覆材の選択は重要な性質のものではない。冷間密封用被覆材とし ては、圧力感知式接着剤を考えることができ、該圧力感知式接着剤は、永久的に 接着性であり、また、中程度の圧力の作用下で多くの材料の表面に自然に接着す る基材である。 一般原則として、圧力感知式接着剤は、改質されたセロハン、フェノールフォ ルムアルデヒド樹脂、または、炭化水素樹脂（ワックス）との組み合わせで用い られる天然ゴムおよび／または合成ゴムをベースにした組成物である。ゴムの他 に、スチレンをベースにしたポリマー、（メタ）アクリル酸、またはビニールエ ーテルを、単独で、または混合して、あるいはまた、樹脂との組み合わせで幅広 く用いられる。最後に、シリコーン樹脂も用いることができる。好ましくは、天 然ゴムと合成ゴムの混合物および（メタ）アクリル酸とスチレンのコポリマーを 含む組成物が用いられる。 本発明によれば、冷間密封用被覆材は、ほぼ１〜５ｇ／ｍ²の割合で基材上に 被着される。 冷間密封用被覆材は、溶液形態で、または、分散形態で、または、溶融状態で でも塗布することができる。 冷間密封用被覆材のストリップ間に、および／または、ストリップの両側に、 例えば、不活性被覆材または解放被覆材のような別の被覆材を堆積させることも できる。被包装製品の性質に適合する被覆材を、その他の被覆材として用いるこ とができる。一般に、これらの他の被覆材も、ほぼ１〜５ｇ／ｍ²の割合で基材 上に被着される。 本発明によるフィルムは、例えば、写真製版印刷またはフレキソ印刷またはオ フセット印刷のごとき当業者には周知である被覆材被着技術により用意される。 添付図面を参照して、例示として、以下に提示されるいくつかの具体例の記載 を読めば、本発明をよりよく理解できるだろう。図面中、 図１は、ＧＢ−Ａ−１０９６０５８に記載されている種類の既知の包装材を示 す。 図２ａ、図２ｂおよび図２ｃは、図１のフィルムによる物品包装の連続段階を 断面で示す。 図３ａ、図３ｂおよび図３ｃは、図２に示された各包装段階の斜視図である。 図４は、２つの捩れで包装された物品を示す。 図５は、本発明による包装用フィルムの平面図である。 図６は、包装用フィルムのリールの斜視図を示す。 図７ａ、図７ｂ、図７ｃおよび図７ｄは、本発明によるフィルムにより物品を 包装する連続したシーケンスである。 図８ａ、図８ｂおよび図８ｃは、本発明のフィルムで物品を包装するシーケン スの斜視図である。 図９は、２つの捩れを形成した後の包装物品を示す。 図１０および図１１は、捩れを通る軸線に平行な方向における本発明による包 装体の密封および折り畳みを示す。 図１は、全体が符号１０で示された帯状フィルムを示しており、該帯状フィル ムは、冷間密封用被覆材から成る２つの長手方向ストリップ１２、１４で被覆さ れている。被包装物品は、符号１６により点線で示されている。帯状フィルムは 、フィルム２０の小片を提供するために線１８に沿って切断される予定であり、 フィルム２０の小片は互いに同一であり、物品１６の包装用ラッパーとなる。ま た、図１に点線で示されているのは捩れ２２の輪郭であり、該捩れ２２は、被包 装物品１６の両側における突出部を巻きつけて得られる。 図２、図３は、在来の包装方法の各種シーケンスを示しており、図２は、後で 形成される捩れを通過する軸線に対して直角な面に沿う断面である。 被包装物品１６は薄いフィルム２０上に置かれ、また、図１の切断縁１８を有 する２つの部分が物品１６に対して垂直に持ち上げられている。留意すべきは、 図示例において、物品１６は薄いフィルム２０上で中心がずらされていて、それ ら部分のうちの１つ、この場合Ａで示されている部分は、図２ａが示すとおり、 部分Ｂよりも長い。次に、最短部分Ｂが物品１６上に折り返され（図２ｂおよび 図３ｂ参照）、次に、部分Ａが物品１６および部分Ｂの縁上に折り返されて（図 ２ｃ参照）、図３ｃの構造体を形成する。次に、物品１６を越えて延在する２つ の端部が、部分Ａの折り返される方向に各々を回転させることにより巻きつけら れて、図４に示される２つの捩れ２２が形成される。 図５は、本発明による包装用フィルム３０を示している。この図において、図 １のものに対応する部分を示すために同一符号が用いられている。理解される通 り、フィルム３０も冷間密封用被覆材から成る２つの長手方向ストリップ１２、 １４を有する。本発明によれば、フィルムは、包装されるべき物品１６のために 確保されている空間の両側で、長手方向ストリップ１２、１４間にあってそれら と直角に切断縁に沿って延在する付加的横方向ストリップ２４、２６を有する。 使用時、フィルム３０は図６に示されたごときリールから巻き戻され、冷間密 封用被覆材構造３４が巻回フィルムの内側にある。次に、フィルム３０は、横方 向ストリップの中間部を通る切断線１８に沿って切断されて個々の薄いフィルム ２０となる。 フィルム３０は、本発明により提案され、かつ以下の図７〜図１１を参照して 極めて詳細に説明される有利な包装方法に特にうまく適合する。物品１６は、冷 間密封用被覆材の枠内で薄いフィルム２０の上に載置され、また、２つの側辺部 分が、図７ａおよび図８ａに示されるように上方に折り畳まれる。しかし、既知 の方法と違って、物品１６は、この時、薄いフィルムの中央部に置かれ、２つの 部分Ａ、Ｂが完全に同一長でなければならない。次に、２つの部分が物品１６上 で同時に折り返され、横方向ストリップ２４、２６を有するそれらの内側の縁部 分が、次に、図７ｂに示されるごとく、互いに接して位置づけられる。図１０に 示されるごとく、部分ＡとＢの縁部分の各々の外側に幅全体にわたって圧力が加 えられ、これら２つの部分をそれらの冷間密封用被覆材位置で、互いに首尾よく 密封する。部分ＡとＢの折り畳みおよびそれらの縁部分の密封作業は、プレス２ ８の顎部間で単一作業によって行われてもよい（図７ｂ）。かくて、密封用リブ ３２が得られ、該密封用リブ３２は、図７ｃおよび図８ｂとして示されるごとく 、幅全体に亘って延在する。次に、このリブが折り畳まれ、図７ｄおよび図８ｃ に従って、好ましくは、図１１に従って垂直圧力を加えることにより包装体に魅 力ある外観を与えるために、該包装体上に折り返される。包装体は、２つの端部 をリブ３２の折り返し方向に巻きつけることにより２つの捩れを形成して完成す る。 冷間密封用被覆材の横方向ストリップ２４、２６が存在していることにより、 また、圧力を用いることにより、包装体の幅全体に亘って完全な閉成がなされる 。長手方向ストリップ１２、１４は、捩れが形成される時に、側部密封を付加的 に保証する。かくして、実質的に密封された包装体が作られ、その実質的に密封 された包装体は風味の放出を防ぎ、あるいはまた、空気、水分、有害な臭気等の 進入を防ぐ。 以下の例は、本発明を制限することなく、該本発明を補足説明している。 例１：解放（レリース）被覆（Siegwerk社製１０−６０９３４５−３ｐ）を、 厚さ３０ミクロンの方向付けされたポリプロピレン製の白いフィルム上に、速度 １．５ｇ／ｍ²で被着させる。同じフィルムの他の面には、冷間密封用被覆材（C roda社製２２−３９２）である幅１５ｍｍの長手方向ストリップを、速度３ｇ／ ｍ²で４０ｍｍ離して被着させ、長手方向ストリップの間で、これに直角に冷間 密封用被覆材（Croda社製２２−３９２）である幅１５ｍｍの平行ストリップを 、速度３ｇ／ｍ²で８０ｍｍ離して、４０ｍｍの長さで被着させる。 例２：捩れにより閉成された包装体の製造にフィルムを用いること。 例１のフィルム（各種寸法、重量および形状のフィルム）でチョコレート製造 工場の製品を、Pactec社製包装用巻きつけ機で包装する。その機械は製品速度１ ２００個／分に設定されている。 かくて、非難の余地のない外観を有するとともに、優れた状態で保持された捩 れで閉成されたラッパーに包装されている物品が得られる。例１のフィルムで形 成された包装体は、完全に密封されて耐漏洩性であるという特別な特徴を有して いる。

【手続補正書】 【提出日】平成１１年７月２６日（１９９９．７．２６） 【補正内容】 【図３】 【図４】【図６】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＢ，ＢＧ，Ｂ Ｒ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ， ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，Ｌ Ｖ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ， ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも１つの捩れ（２２）によって閉成されるべきフィルム（２０） から成る包装用ラッパーであって、被包装物品（１６）の両側に沿って設けられ 、被包装物品（１６）との関係で内側に位置する、冷間密封用被覆材から成る２ つの平行長手方向ストリップ（１２、１４）を含む該包装用ラッパーにおいて、 前記フィルム（２０）は、一方のフィルム縁に沿って、冷間密封用被覆材から 成る前記長手方向ストリップ（１２、１４）に対して直角に設けられた、冷間密 封用被覆材から成る少なくとも１つの横方向付加ストリップ（２４）、（２６） を備え、もって、ラッパーを巻いた後、捩れ部分（２２）を通る軸線に対して平 行方向に沿うラッパーの閉成が可能になっていることを特徴とする包装用ラッパ ー。 2. 前記フィルム（２０）は、前記長手方向ストリップ（１２、１４）間で、 対向するフィルム縁に沿って直角に延在する冷間密封用被覆材から成る２つの横 方向ストリップ（１２、２４）を含むことを特徴とする請求項１に記載された包 装用ラッパー。 3. 冷間密封用被覆材から成る前記ストリップを支承している面と反対側の前 記フィルム（２０）の面が解放被覆材で被覆されていることを特徴とする請求項 １または請求項２に記載された包装用ラッパー。 4. 冷間密封用被覆材から成る２つの長手方向ストリップ（１２、１４）と、 該長手方向ストリップ（１２、１４）間でそれに直角に一方のフィルム縁に沿っ て延在する、冷間密封用被覆材から成る少なくとも１つの横方向ストリップ（２ ４、２６）とを含み、それにより、前記ストリップ側の前記フィルム（２０）上 に物品が載置され、前記長手方向ストリップに対して直角である２つの部分が実 質上垂直に持ち上げられ、該２つの部分が前記物品（１６）の頂部で接近状態に なされ、それらの縁部分が圧力により互いに密封され、かくして密封された２つ の前記縁部分が前記物品上で折り返され、前記物品の各側を越えて延在する前記 フィルムの突出部分が巻きつけられて前記長手方向ストリップ（１２、１４）位 置で２つの捩れが形成される物品（１６）をフィルム（２０）で包装する方法。 5. 前記物品の頂部上で前記縁部分を折り畳んで密封する作業が、プレスの顎 部間の単一作業として実行されることを特徴とする請求項４に記載された物品を フィルムで包装する方法。