JP2001514987A - 書類用ホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 穴のあいていない書類を綴じて、さらに書類を細別するためにインデックスシートを用いる。 【解決手段】インデックスシートにバインダー背部に面した縁部にU字状の切り欠き部２３が設け且つこの切り欠き部分に隣接して上下に折り曲げられたストリップ２４，２５を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、バネ状のクリップホルダーを有する書類等を綴じるバインダーに関
するものであり、このクリップホルダーは、前脚部及び後脚部を有し、書類を締
め付ける位置から書類を開放する位置へとバインダーの背部の横手方向に移動可
能であり、前脚部は、バインダー背部に設けられた開口部を介してバインダーの
クランプストリップを把持することによって、このストリップが書類を締め付け
位置へと押圧する。

【０００２】 上述の種のバインダーは、独国特許第１２５５６３１号に開示されている。例
えば欧州特許第１２５５６３１号に開示されているような他のバネ式クリップホ
ルダーを有するバインダーは、穴があけられていない書類を綴じるのに用いられ
る。穴の設けられた書類用のバインダーの場合、綴じた書類を区分けするために
インデックスシートが通常用いられてきたが、インデックスシートを用いること
ができる穴のあいていない書類用のクリップホルダー式バインダーは、現在まで
存在しない。

【０００３】 本発明の目的は、穴のあいていない書類を綴じる際にインデックシートが使用
できないことによって生じる不備を解消することである。本発明では、この目的
は、穴のあいていない書類用のクリップホルダー式バインダーにタブを有する特
定の複数のインデックスシートを用いることによって達成される。この特定のイ
ンデックスシートは、バインダーの背部に面する縁部に切り欠き部と、この切り
欠き部に隣接し且つ前記縁部を折り曲げて形成されたストリップが設けられてお
り、前記切り欠き部はバネ式ホルダーのためのホルダーに設けられた開口部の領
域に位置し、前記折り曲げストリップは、ホルダーの締め付けストリップの後ろ
側に引っ掛かった状態で保持される。

【０００４】 本発明は、バインダーの適用範囲を広げるという利点を有する。本発明による
バインダーによってインデックスシートを長時間且つ確実にバインダーに保持す
ることが可能になる。

【０００５】 以下、図面を参照して、好適な実施例を説明し、本発明の特徴、効果について
詳述する。 図示したバインダーは、大部分が透明なプラスチックシート１からなるフロン
トバインダーカバーと、不透明なプラスチックシート２から形成されたリア（re
ar）バインダーカバーとを有する。プラスチックシート２の縁部は、図３に示す
ように２度９０度ずつ折り曲げ、バインダーの背部３を形成し、さらにシート２
の前方部をバインダーの背部に向かって折り曲げ、先端部を背部とは反対の方向
に折り曲げられており、即ち計４回にわたって折り曲げられており、これによっ
てバインダー背部３と、カバー４と、クランプストリップ５とを形成している。
透明プラスチックシート１は、クランプストリップ５に設けられた接合部６を介
してクランプストリップ５に接合されている。好ましくはスチール製のシート材
から形成されるバネ式クリップホルダー９は、二股に形成され図３において上方
に位置する脚部８は、バインダー背部３からカバー４の領域内に延びる開口部７
を介してバインダーを把持し、下方に位置する脚部１０は、リアバインダーカバ
ーを形成するプラスチックシート２の裏側を支持する。クリップホルダー９は、
ストッパーによって制限されるまで、バインダーの背部３の横手方向において自
由に押圧させることができる。この場合、ストッパーは、上述のホルダーの背部
の反対方向に折り曲げられた先端部１１とその折り目１２とによって形成され、
折り目１２は、クリップホルダー９の上脚部８の鋭角に曲げられた先端部１３と
係合する役割を果たす。

【０００６】 バインダーに綴じる書類を特定の項目に従って細別することを可能にするため
にバインダーには複数のインデックスシート１４，１５，１６，１７，１８が用
いられ、これらインデックスシートには、端部を切り取ることによって一体に形
成されたタブが設けられている。

【０００７】 図２に詳しく示されているように、各インデックスシートにはそのバインダー
背部に面した縁部にU字状の切り欠き部２３が設けられている。この切り欠き部 分に隣接して上下に折り曲げられたストリップ２４，２５が、設けられており、
図３に示すようにクランプストリップ５の裏側に引っ掛かった状態で保持される
。図示したようにインデックスシート１４−１８を固定することによって、安全
且つ確実にホルダーに固定され、個々のインデックスシートの間に綴じられる異
なる量のシート（書類）の束用の適度のスペースを確実に確保することできる。
クランプストリップ５とバインダー背部３の間の距離ａが、少なくともインデッ
クスシートの束の厚みＤの２倍に等しく、インデックスシート１４−１８の切り
欠き部２３に隣接するストリップ２４，２５の幅ｂ_fが、クランプストリップ５ の幅ｂ_kと上記距離ａとの和に等しければ、このようなスペースが、確保される ということが証明されている。

【図面の簡単な説明】

【図１】 バインダーの前面図である。

【図２】 インデックスシートの前面図である。

【図３】 図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿った拡大断面図である。

【符号の説明】

１ プラスチックシート ２ プラスチックシート ３ バインダー背部 ９ クリップホルダー １４ インデックスシート １９ タブ ２３ 切り欠き部 ２４ ストリップ ２５ ストリップ

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 バインダー背部と、カバーと、クランプストリップとからな
   り、書類を開放する位置から書類を綴じる位置へと前記バインダー背部に対して
   横手方向に移動可能であって上下脚部を有するバネ状のクリップホルダーを有し
   、前記上脚部が、前記バインダー背部に設けられた開口部を介して前記クランプ
   ストリップを押圧することによって書類を押圧する書類用バインダーにおいて、
   前記ホルダーは、タブを有する複数のインデックスシート（１４−１８）を有し
   、このインデックスシートの前記バインダー背部に面した縁部には、前記開口部
   （７）の領域に位置する切り欠き部（２３）と、この切り欠き部に隣接し、前記
   クランプストリップの後ろ側に引っ掛かった状態で保持されるストリップ（２４
   ，２５）とが設けられていることを特徴とする書類用バインダー。
2. 【請求項２】 前記インデックスシートのタブは、縁部を切り取って一体に
   形成されていることを特徴とする請求項１記載のバインダー。
3. 【請求項３】 前記インデックスシートの切り欠き部（２３）が、Ｕ字状で
   あることを特徴とする請求項１または２記載のバインダー。
4. 【請求項４】 前記バインダー背部（３）とクランプストリップ（５）が、
   リアバインダーカバーを形成するプラスチックシート（２）の縁部を複数回にわ
   たって折り曲げることによって形成されていることを特徴とする請求項１乃至３
   いずれか１項記載のバインダー。
5. 【請求項５】 前記バインダー背部（３）に面したクランプストリップ（５
   ）の縁部が、折り曲げられその折り目が、前記クリップホルダー（９）の上脚部
   （８）の鋭角に折り曲げられた縁部ストリップ（１３）と係合するストッパーを
   形成していることを特徴とする請求項１乃至４いずれか１項に記載のバインダー
   。
6. 【請求項６】 前記クランプストリップとバインダー背部との間の距離（ａ
   ）が、少なくともバインダーに綴じられるインデックスシートの束の厚さＤの２
   倍に等しいことを特徴とする請求項１乃至５いずれか１項に記載のバインダー。
7. 【請求項７】 インデックスシート（１４−１８）の切り欠き部（２３）に
   隣接するストリップ（２４，２５）の幅（ｂ_f）が、クランプストリップ（５） の幅（ｂ_k）とクランプストリップとバインダー背部との間の距離（ａ）との和 に等しいことを特徴とする請求項１乃至６いずれか１項記載のホルダー。