JP2001513726A - 自動車の調節装置用のモーターギアユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 自動車の調節装置用のモーター／ギアユニットであり、モーター／ギアユニットを支持するとともにウェットスペースＡをドライスペースＢから分離する壁１の開口部１０の中へ取り付けることのできるベースプレートを有している。ギアの出力５がウェットスペース側Ａに取り付けられ、少なくとも電気モーター６と電気的に接触する部材及び場合によってはスイッチ及び／又は電子制御装置７がドライスペース側Ｂに取り付けられている。開口部１０を取り囲むシール３が壁１とベースプレート２との間に取り付けられている。ベースプレート２が少なくともギヤハウジング２０の一部とともに単一ユニットを形成し、ウェットスペース側Ａから壁１に取り付けられる（図１）。

Description

【発明の詳細な説明】 自動車の調節装置用のモーターギアユニット 発明の説明 この発明は請求項１の前文に記載されている自動車の調節装置(adjustment de vices)用のモーターギアユニットに関する。この発明はウェットスペースとドラ イスペースとを分離するための壁を有する自動車ドアにおいて使用するのに特に 適している。 自動車ドアにおいて使用されるこの種の装置はDE 195 09 282-A1に開示されて いる。この装置はサポートプレートを有しており、このサポートプレートには、 駆動及び制御ユニットを有するウィンドウリフタ、ロック、スピーカ、ケーブル ツリーなどの機能性ユニットが取り付けられている。これによって、高度な装備 を有する事前チェック可能なモジュールを製造し、高品質の自動車ドアを効率よ く製造することができる。サポートプレートはその周辺領域に周辺シールを有し ていて、内側ドアプレートに設けられた比較的大きな切り欠き部を水密性を保っ た状態で閉じている。その結果、自動車ドアは外側のウェットスペースと内側の ドライスペースに分割されている。 電気コンポーネントをコスト的に効率のよいドライスペース設計で製造するた めに、これらはサポートプレートのドライスペース側に取り付けられる。このこ とは、電気モーター、ギアボックス、電子制御装置、スイッチブロックから成る 駆動及び制御装置にも当てはまる。駆動装置の出力シャフトは、ドライルーム側 のサポートプレートとギアハウジングとの間のシールによってシールされたサポ ートプレートに設けられた小さな開口部を介して係合している。出力シャフトの 押し込み挿通された端部は、例えばボーデンチューブウィンドウリフタのケーブ ルドラム内への係合を介して、ウィンドウリフタの機構と連結している。 しかし、この解決策の欠点は、内側ドアパネルがほとんど閉じているような通 常のドアに対しては、複雑な事前チェック可能な機能モジュールの利点を使用す ることが不可能なことである。なぜなら、一方のサイド（内側ドアパネルのウェ ットスペース側）のウィンドウリフタ機構と他方のサイド（内側ドアパネルのド ライスペース側）の駆動及び制御装置との結合がドア本体の中でのみ行われるか らである。さらに、表面の大きなサポートプレートを有するモジュールを使用す るときには、駆動装置をサポートプレートの上へ固定するまえに、完成したウィ ンドウリフタに関する機能チェックを実行できることが好ましい。 この発明の目的は、ウェットスペースをドライスペースから分離するための壁 の中に設置するための完全に事前チェックが可能であるとともに予め組み立てら れるユニットとして適している自動車の調節装置用のモーター／ギアユニットを 開発することである。ここでは、電気及び電子コンポーネントはドライスペース 設計で使用される。 この発明においては、これはギアボックスハウジングの少なくとも一つの部材 を有する単一ユニットを形成するベースプレートによって実現されている。 第１の実施の形態においては、ベースプレートはウェットスペースとドライス ペースとの間の壁にウェットスペース側からのモーター／ギアユニットとともに 取り付けられている。その場合において、壁の開口部は水密性を保った状態で閉 じられている。 第２の実施の形態においては、開口部は壁の端部まで延びており、その結果、 ほぼＵ字形の形状を有する切り欠き部が形成されている。この切り欠き部の縁部 はベースプレートの細い周縁部表面に形成されたガイド溝と係合可能になってい る。係合させるためには、ベースプレートのガイド溝はほぼＵ字形の縁部へ係合 させられ、開口部が閉じられるまでベースプレートが壁と平行に動かされる。 例えば内側ドアパネルなどの壁やサポートプレートに設けられた開口部（縁部 が閉じられている）がウェットスペース側からベースプレートによって閉じられ ているような第１の実施の形態を使用するときには、開口部は少なくとも十分な 大きさを有していて、プラグコネクションなどの電気接触のための部材へドライ スペース側からアクセスできるようになっている必要がある。ウェットスペース とドライスペースとの間の境界面を形成するモーター／ギアユニットのハウジン グ壁も同様に水密性を有している必要のあることは明かである。モーター／ギア ユニットをドライスペースの方へシフトしたい場合には、開口部が十分に大きけ れば、このユニットを中へ押し込むことができる。ここでは、一般に、ベースプ レートに対するほぼフラットな設計、従って簡単な設計であって、それによって 簡単でしっかりとしたシールが可能であることが要求される。 ウェットスペースとドライスペースとの間の壁とベースプレートとの間のシー リング領域の形成は、ベースプレート又は壁に予め取り付けられる別個のシーリ ング部材を用いて行うことができる。すなわち、シールはプラスチック射出成形 用ツールによって２相プロセスでベースプレートへ一体化される。このプロセス は２−Ｋ法として知られている しかし、壁をほぼ覆っていて実際的なダンプバリヤを形成する十分な弾性を有 するシーリングフォイルをシーリング材料として使用することも可能である。シ ーリングフォイルは壁のドライスペース側に取り付けられ、開口部を通してウェ ットスペース側へ折り返されることが好ましい。その場合において、ベースプレ ートとのフィッティングシートが設けられ、ウェットスペース側にシールが形成 される。 ベースプレートと壁との間の固定用部材としては、ねじ、リベット、クリップ などを用いることができる。しかし、留意されるべきは、この固定用部材の開口 部をシールするためにさらなる対策を講じなくてもよいように、固定箇所はシー ルの内側に設けられることである。 以下では、添付図面に示されている実施の形態を参照しつつ、この発明をさら に詳しく説明する。 図１は、ウェットスペースをドライスペースから分離するための壁の開口部の 中にモーター／ギアユニットを有するベースプレートの側面図である。 図２は、図１のモーター／ギアユニットをウェットスペース側から見た図であ る。 図３は、モーター／ギアユニットを有するベースプレート及びベースプレート の上に一つの部材としてモールドされたケーブルドラムハウジングの形をしたギ アハウジングをウェットスペース側から見た斜視図である。 図４は、図３のモーター／ギアユニットを有するベースプレートをドライスペ ース側から見た斜視図である。 図５は、補助アセンブリ用の部材と、ベースプレートの中に一体化された電子 制御装置のためのハウジングとを有するモーター／ギアユニットを示す断面図で ある。 図６は、クリップオン式の固定部材と、シーリングフォイルとして形成された シールとを有するモーター／ギアユニットを示す断面図である。 図７は、適正に位置合わせされた固定用の溝を有するベースプレートと協働す る開口した切り欠き部を有するサポートプレートを示す図である。 図８は、ベースプレートがサポートプレートの開口部の中へウェットスペース 側から取り付けられるような事前取り付け式のモーター／ギアユニットを有する ダブルストランドのボーデンチューブウィンドウリフタを示す斜視図である。 図９は、ダブルストランドボーデンチューブウィンドウリフタと、アセンブリ プレートと、モーター／ギアユニットとの配置及び取り付け方法を示す斜視図で ある。 図１及び図２の実施の形態はほぼフラットなベースプレート２を用いている。 ベースプレート２はオフセット固定領域を壁１の開口部１０の縁部へ取り付ける ために若干傾斜しており、それと同時に、ギアホイール部材用のギアハウジング ２０の均一なコンポーネント部分を形成している。いわゆる２−Ｋ法を用いてベ ースプレート２を形成することを意図しているため、ベースプレートには適当な 軟らかい材料を用いた周辺シール３が一体化されている。 ベースプレート２は、その外側が、その周辺シール３によってすべてのコンポ ーネント（モーター６、ギアハウジング２０、プラグ７１，７２，７３を有する 電子制御装置７）を閉じ込めるだけの十分な大きさに形成されている。壁に設け られた開口部１０はあまり小さい寸法に形成されていないので、指定されたコン ポーネントをウェットスペース側からドライスペースの中へ容易にねじ込むこと ができる。ベースプレート２をサポートプレート１へ連結するために固定用部材 ４が設けられているが、固定用部材自身はベースプレート２の中を貫通している ため水密性を保っていなければならない。さもないと、ウェットスペースＡとド ライスペースＢとの間の透過性の連結部が形成される危険性がある。 ベースプレート２をウェットスペースＡまで貫通している単一機能部材が、出 力駆動部５のシャフトである。明かなように、出力駆動部５はベースプレート２ からシールされている。モーター／ギアユニットを自動車ドアの電動式ウィンド ウリフタに対して使用するときには、出力駆動部は例えばケーブルウィンドウリ フタのドラムドラム、ピニオン、又はウィンドウリフターアームへ取り付けるこ とができる。 図３及び図４の実施の形態は、それがギアホイール部材のギアハウジング２０ ではなくて、ベースプレート２’と組み合わされてワンピースのコンポーネント 部分を形成するケーブルアウトレット２００’を含むケーブルドラム２３０に対 するギアハウジングであるという点で、上述した実施の形態とは基本的に異なっ ている。これによって、サービス条件はかなり改善される。電子制御装置７、モ ーター６、又はギアハウジング２０に収容されたギアホイール駆動装置に損傷が 生じたときには、ベースプレート２’を取り外さずに容易に交換を行うことがで きる。このことは、ウィンドウリフタの調節機構が不要となり、その結果、サー ビス経費はかなり軽減されることを意味している。 図５の断面図はモーター／ギアユニットを示しており、そのハウジング２０ａ はギア部材と電子制御装置の部材との両方を有している。ベースプレート２ａと フック２１０ａを備えた通路２１ａから成るアセンブリ補助部材とがハウジング ２０ａへ一体化されている。アセンブリ補助部材によって、固定用ねじ４ａを取 り付けるまえに、モーター／ギアユニットをサポートプレート１ａの上へ簡単に 仮に固定することが可能となる。固定用ねじ４ａは、二つの周辺シール３ａ，３ ａａの間において、サポートプレート１ａを貫通してドライスペース側Ｂからハ ウジング２０ａのめくら穴の中へねじ込まれている。一般に外側のシール３ａを 使用するだけでシール性を確保するには十分であるが、非常に大きな負荷が加わ る場合には、第２のシールを使用することによってのみ所望の安全性を確保する ことができる。 通路２１ａの中には電気プラグ７１，７２，７３が取り付けられている。これ らの電気プラグは導電性プレート７ａ及び電子コンポーネント７０へ接続されて いる。プラグ７１，７２，７３はドライスペース側Ｂからアクセス可能であり、 モーター、電子制御装置、信号リードへ電力を供給する。モーターギアユニット の他のすべてのコンポーネントは水密性カプセルの中に設けられており、構造的 にはウェットスペース側Ａの中に配置されている。 図６のモーターギヤユニットの構造は図５のそれとほぼ同じである。しかし、 シール及び固定に関して違いがある。つまり、図６の実施の形態はフォイルタイ プのシール３ｂを用いている。シール３ｂはサポートプレート１ｂのドライスペ ース側Ｂに設置されており、開口部１０ｂを境にしてウェットスペース側Ａへ折 り返されている。モーター／ギアユニットの固定は通路２１ｂの戻り止めの歯２ １０ｂの中へしっかりと係合するクリップフィッティング式の固定用部材４ｂに よって行われている。この固定は、シーリングフォイル３ｂの折り返された部分 とハウジング２０ｂ又はベースプレート２ｂとの間に十分なシーリングを行うた めのプレスばめが形成されるように、強く締め付けられている。 この発明の変形が図７に示されている。サポートプレート１ｃに設けられた上 方へ開口した切り欠き部１０ｃから始まり、ベースプレート２ｃは上述したよう にウェットスペース側から取り付けられるのではなく、上方から取り付けられて いる。つまり、ベースプレート２ｃは狭い側端縁に設けられたその周溝２２に沿 って開口部１０ｃの中へ押し込まれ、それによって、縁部１００ｃが溝２２とし っかりと係合する。従って、例えば、内側のドアライニングを取り付けたあと十 分にしっかりとした安定性が得られるならば、別個の固定手段によってベースプ レート２ｃをサポートプレート１ｃに対してロックせずに済ますことが可能であ る。 図面に示されているギア２０ｃと、モーター６と、電気プラグ７４とから構成 されている駆動及び制御装置２２０ａは、ドライスペース側Ｂに取り付けられて いる。少なくともギヤハウジング２０ｃの一部はベースプレート２ｃへ一体化さ れている。ウェットスペース側Ａに面してベースプレート２ｃの外側に設けられ た周辺シール３ｃによって、最適な湿気保護が実現されている。 明かに、開口した切り欠き部１０ｃはＵ字形以外の形にすることも可能であり 、必要な場合には、サポートプレート１ｃの側縁の一方に取り付けることもでき る。 図８は、サポートプレート１ｄに取り付けられるように設計されているダブル ストランドボーデンチューブウィンドウリフタ８へのこの発明の使用状態を斜視 図で示している。ここで、留意すべきは、自動車ドアの内側パネルをサポートプ レート１ｄの代わりに使用することもできることである。 一体化されたベースプレート２ｄを有する駆動及び制御装置２２０ｄはウィン ドウリフタ機構８へ予め取り付けられる。その場合において、出力はケーブルド ラムハウジング８０の中に取り付けられたケーブルドラムに係合している。こう して、十分な機能を発揮するとともに事前チェック可能なユニットを形成するこ とができる。これをサポートプレート１ｄに取り付けるためには、駆動及び制御 装置２２０ｄがサポートプレート１ｄの開口部１０ｄを通してガイドされる。ベ ースプレート２ｄに取り付けられたシール３ｄが開口部１０ｄを完全に取り囲ん でこれをシールしている。その後、ケーブルツリー９の電気接続端子が接続され る。 図９は、図４の変形に類似した駆動及び制御装置２２０ｅ及び同等のウィンド ウリフタ機構８を用いた従来の技術による解決策を示している。これにおいては 、出力駆動部５ｅに対する小さな貫通開口部１０ｅを有する変形サポートプレー ト１ｅが使用されている。しかしながら、駆動及び制御装置の中に一体化されて いるベースプレート、すなわち、ウェットスペース側から取り付けることのでき るベースプレートは使用されていない。この設計では、サポートプレート１ｅ又 は内側ドアパネル（図示されていない）を除いて、完全に事前チェック可能な機 能性ユニットを製造することができない。ウィンドウリフタを内側ドアパネルへ 取り付けるときには、図８の解決策と比べて組み付けの費用が増大し、取り扱い が人間工学的に好ましくなく、それに伴う欠陥の危険性がある。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１１年２月２５日（１９９９．２．２５） 【補正内容】 請求の範囲 １． 自動車の調節装置用のモーター／ギアユニットであって、 モーター／ギアユニットを支持するとともにウエットスペースをドライスペー スから分離する壁（１，１ａ，１ｂ，１ｄ）の開口部（１０，１０ａ，１０ｂ， １０ｄ，１０ｅ）の中へ取り付けることのできるベースプレート（２，２ａ，２ ｂ，２ｄ）と、壁（１，１ａ，１ｂ，１ｄ）とベースプレート（２，２ａ，２ｂ ，２ｄ）との間に取り付けられて開口部を取り囲んでいるシーリング領域（３） とを有し、モーターギアユニットの出力（５，５’，５ｅ）がウェットスペース 側（Ａ）に取り付けられ、少なくとも電気モーター（６）と電気的に接触する部 材（７１，７２，７３）及び場合によってはスイッチ及び／又は電子制御装置が ドライスペース側（Ｂ）に取り付けられ、ベースプレート（２，２ａ，２ｂ，２ ｄ）が少なくともギヤハウジング（２０，２０’，２０ａ，２０ｂ，２０ｄ）の 一部とともに単一ユニットを形成し、 ベースプレート（２，２ａ，２ｂ，２ｄ）がウェットスペース側（Ａ）から壁 （１，１ａ，１ｂ，１ｄ）に取り付けられ、さらに、壁（１，１ａ，１ｂ，１ｄ ）の開口部（１０，１０ａ，１０ｂ，１０ｄ，１０ｅ）は、少なくとも電気モー ター（６）と電気的に接触する部材（７１，７２，７３）が、組み付けられた状 態において、その開口部（１０，１０ａ，１０ｂ，１０ｄ）を通じてドライスペ ース側（Ｂ）からアクセスできるように寸法設定されているモーター／ギアユニ ット。 ４． ウェットスペース（Ａ）とドライスペース（Ｂ）との間の壁（１，１ｄ） に設けられた開口部（１０，１０ｄ）が、モーター（６）と場合によっては電子 制御装置（７）又は駆動及び制御ユニット（２２０ｄ）とを開口部（１０，１０ ｄ）を通してガイドできるような大きさに少なくとも形成されている請求項１記 載のモーター／ギアユニット。 ５． シーリング領域（３）がモーター／ギアユニット（６，２０，２０’）の 領域及び任意の電子制御装置（７）及びプラグ（７１，７２，７３）の領域から 突出している請求項４記載のモーター／ギアユニット。 ６． 壁（１ａ）のシーリング領域に別個のシーリング部材（３ａ，３ａａ）が 固定されている請求項１記載のモーター／ギアユニット。 ７． 壁（１ｂ）のシーリング領域に別個のシーリング部材（３ｂ）が固定され 、このシーリング部材が好ましくはシーリングフォイルの形態を有し、ドライス ペース側（Ｂ）から壁（１ｂ）全体を覆っている請求項１記載のモーター／ギア ユニット。 ８． シーリング部材（３，３’）がいわゆる２Ｋ−法（２成分法）によってベ ースプレート（２，２’）に一体化されている請求項１記載のモーター／ギアユ ニット。 【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１１年４月１日（１９９９．４．１） 【補正内容】 請求の範囲 ２． ベースプレート（２）とギアホイール部材に対するギアハウジング（２０ ）とがワンピースのコンポーネント部分として形成されている請求項１記載のモ ーター／ギアユニット。 ３． ベースプレート（２）とケーブルアウトレット（２００）を有するケーブ ルドラムに対するギアハウジング（２０’）とがワンピースのコンポーネント部 分として形成されている請求項１記載のモーター／ギアユニット。 ９． ベースプレート（２，２ａ，２ｂ）と壁（１，１ａ，１ｂ）とを連結する ための例えばねじ、リベット、クリップなどの固定用部材（４，４ａ，４ｂ）が シール（３，３ａ，３ｂ）の閉じられたシーリング領域の内側に設けられている 請求項１〜請求項８のいずれか１項記載のモーター／ギアユニット。 １０． 自動車の調節装置用のモーター／ギアユニットであって、 モーター／ギアユニットを支持するとともにウェットスペースをドライスペー スから分離する壁の開口部（１０ｃ）の中へ取り付けることのできるベースプレ ート（２ｃ）と、開口部（１０ｃ）を取り囲んでいるシーリング領域とを有し、 ギアの出力がウェットスペース側（Ａ）に取り付けられ、少なくとも電気モータ ー（６）と電気的に接触する部材（７４）及び場合によってはスイッチ及び／又 は電子制御装置がドライスペース側（Ｂ）に取り付けられ、 ベースプレート（２ｃ）が少なくともギアハウジング（２０ｃ）の一部ととも に単一ユニットを形成し、開口部（１０ｃ）が壁（１ｃ）の縁部まで延びていて ほぼＵ字形の切り欠き部を形成し、ベースプレート（２ｃ）がガイド溝（２２） を有し、このガイド溝（２２）がＵ字形の切り欠き部の形状に沿って形成される とともに開口部（１０ｃ）の縁部（１００ｃ）と係合可能であるモーター／ギア ユニット。 １１． Ｕ字形の切り欠き部が上方へ開口している請求項１０記載のモーター／ ギアユニット。 １２． ベースプレート（２ｃ）がウェットスペース側（Ａ）から壁（１ｃ）に 支持された周辺シール（３ｃ）を有している請求項１０記載のモーター／ギアユ ニット。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミュネクホフ，ベルント ドイツ国 Ｄ―96237 エベルスドルフ, ローゼンバッハシュトラッセ ２ (72)発明者 ジュンケル，マンフレット ドイツ国 Ｄ―96450 コブルグ，ラン ゲ・ガッセ 18ａ (72)発明者 フレーリッヒ，トーマス ドイツ国 Ｄ―96049 バンベルグ，ア ム・ビルトライン ８

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 自動車の調節装置用のモーター／ギアユニットであって、 モーター／ギアユニットを支持するとともにウェットスペースをドライスペー スから分離する壁の開口部の中へ取り付けることのできるベースプレートと、壁 とベースプレートとの間に取り付けられて開口部を取り囲んでいるシーリング領 域とを有し、ギアの出力がウェットスペース側に取り付けられ、少なくとも電気 モーターと電気的に接触する部材及び場合によってはスイッチ及び／又は電子制 御装置がドライスペース側に取り付けられ、 ベースプレート（２，２ａ，２ｂ，２ｄ）が少なくともギヤハウジング（２０ ，２０’，２０ａ，２０ｂ，２０ｄ）の一部とともに単一ユニットを形成し、ウ ェットスペース側（Ａ）から壁（１，１ａ，１ｂ，１ｄ）に取り付けられるモー ター／ギアユニット。 ２． ベースプレート（２）とギアホイール部材に対するギアハウジング（２０ ）とが一体化された単一の構造コンポーネントとして形成されている請求項１記 載のモーター／ギアユニット。 ３． ベースプレート（２）とケーブルアウトレット（２００）を有するケーブ ルドラム（２３０）に対するギアハウジング（２０’）とが一体化された単一の 構造コンポーネントとして形成されている請求項１記載のモーター／ギアユニッ ト。 ４． ウェットスペース（Ａ）とドライスペース（Ｂ）との間の壁（１ａ，１ｂ ）に設けられた開口部（１２０ａ，１０ｂ）が電気接触のための部材（７１，７ ２，７３）ヘドライスペース側（Ｂ）からアクセスできるような大きさに少なく とも形成されている請求項１記載のモーター／ギアユニット。 ５． ウェットスペース（Ａ）とドライスペース（Ｂ）との間の壁（１，１ｄ） に設けられた開口部（１０，１０ｄ）が、モーター（６）と場合によっては電子 制御装置（７）又は駆動及び制御ユニット（２２０ｄ）とを開口部（１０，１０ ｄ）を通してガイドできるような大きさに少なくとも形成されている請求項１記 載のモーター／ギアユニット。 ６． シーリング領域（３）がモーター／ギアユニット（６，２０，２０’）の 領域及び任意の電子制御装置（７）及びプラグ（７１，７２，７３）の領域から 突出している請求項５記載のモーター／ギアユニット。 ７． 壁（１ａ）のシーリング領域に別個のシーリング部材（３ａ，３ａａ）が 固定されている請求項１記載のモーター／ギアユニット。 ８． 壁（１ｂ）のシーリング領域に別個のシーリング部材（３ｂ）が固定され 、このシーリング部材が好ましくはシーリングフォイルの形態を有し、ドライス ペース側（Ｂ）から壁（１ｂ）全体を覆っている請求項１記載のモーター／ギア ユニット。 ９． シーリング部材（３，３’）がいわゆる２Ｋ−法（２成分法）によってベ ースプレート（２，２’）に一体化されている請求項１記載のモーター／ギアユ ニット。 １０． ベースプレート（２，２ａ，２ｂ）と壁（１，１ａ，１ｂ）とを連結す るための例えばねじ、リベット、クリップなどの固定用部材（４，４ａ，４ｂ） がシール（３，３ａ，３ｂ）の閉じられたシーリングの内側に設けられている請 求項１〜請求項９のいずれか１項記載のモーター／ギアユニット。 １１． 自動車の調節装置用のモーター／ギアユニットであって、 モーター／ギアユニットを支持するとともにウェットスペースをドライスペー スから分離する壁の開口部の中へ取り付けることのできるベースプレートと、そ の領域を取り囲んでいるシーリング領域とを有し、ギアの出力がウェットスペー ス側に取り付けられ、少なくとも電気モーターと電気的に接触する部材及び場合 によってはスイッチ及び／又は電子制御装置がドライスペース側に取り付けられ 、 ベースプレート（２ｃ）が少なくともギアハウジング（２０ｃ）の一部ととも に単一ユニットを形成し、開口部（１０ｃ）が壁（１ｃ）の縁部まで延びていて ほぼＵ字形の切り欠き部などを形成し、ベースプレート（２ｃ）がガイド溝（２ ２）を有し、このガイド溝（２２）がＵ字形の切り欠き部の形状に沿って形成さ れるとともに開口部（１０ｃ）の縁部（１００ｃ）と係合可能であるモーター／ ギアユニット。 １２． Ｕ字形の切り欠き部が上方へ開口している請求項１１記載のモーター／ ギアユニット。 １３． ベースプレート（２ｃ）がウェットスペース側（Ａ）から壁（１ｃ）に 支持された周辺シール（３ｃ）を有している請求項１１記載のモーター／ギアユ ニット。