JP2001510093A - 管状の工作物に溝構造を成形するための装置および方法 - Google Patents
管状の工作物に溝構造を成形するための装置および方法Info
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
管状の工作物(7)の内側に溝構造を成形するためのプレスローラ装置(1)が、成形工具(2)を中心に回転するプレスローラ(4,5,6)を有しており、これらのプレスローラ(4,5,6)は軸方向に互いにずらされていて、これらのプレスローラ(4,5,6)のうち少なくとも2つのプレスローラ(4,5)が互いに同方向に駆動される。これらの配置によって工作物のねじれが十分に回避される。
Description
【0001】 本発明は、管状の工作物の内面に、たとえばねじ山や歯列の溝構造を成形する
ためのプレスローラ装置および方法に関する。
ためのプレスローラ装置および方法に関する。
【0002】 内側歯列や雌ねじ山を備えた管を製造するために、外側歯列を備え、管状の工
作物が被せ嵌められる丸い成形工具を有する装置が公知である。プレス工具によ
って、外側から圧力が、被せ嵌められた管に加えられるので、管の内側に成形工
具に相応する雌ねじ山が成形される。プレス工具は管の長手方向で送り運動され
るので、外面のあらゆる位置で等しい圧力が加えられる。
作物が被せ嵌められる丸い成形工具を有する装置が公知である。プレス工具によ
って、外側から圧力が、被せ嵌められた管に加えられるので、管の内側に成形工
具に相応する雌ねじ山が成形される。プレス工具は管の長手方向で送り運動され
るので、外面のあらゆる位置で等しい圧力が加えられる。
【0003】 いわゆる円筒プレス方法(zylindrisches Drueckverfahren )では、厚い壁厚を
備えた比較的短い工作物から薄い壁厚の滑らかな円筒形の管が製造される。この
過程において、工作物に対して回転する押し出し成形過程(Fliesspressvorgang)
が行われる。工作物はねじ山や歯列が設けられた円筒形の成形工具に被せ嵌めら
れ、これに対して、工作物の外側では複数のプレスローラが成形工具および工作
物の周囲をめぐって円運動し、このようにして工作物は成形工具の輪郭部分に押
しつけられ、この際に、工作物は送られながら圧延される。成形工具とプレスロ
ーラとの間で金属の押し出し変形過程(Fliessverformvorgang)が行われ、この際
に、工作物の最初の壁厚が減少され長さが増大される。
備えた比較的短い工作物から薄い壁厚の滑らかな円筒形の管が製造される。この
過程において、工作物に対して回転する押し出し成形過程(Fliesspressvorgang)
が行われる。工作物はねじ山や歯列が設けられた円筒形の成形工具に被せ嵌めら
れ、これに対して、工作物の外側では複数のプレスローラが成形工具および工作
物の周囲をめぐって円運動し、このようにして工作物は成形工具の輪郭部分に押
しつけられ、この際に、工作物は送られながら圧延される。成形工具とプレスロ
ーラとの間で金属の押し出し変形過程(Fliessverformvorgang)が行われ、この際
に、工作物の最初の壁厚が減少され長さが増大される。
【0004】 ドイツ連邦共和国特許出願公開第2420014号明細書ではいわゆる回転送
りプレス方法(Abstreckdruekverfahren)について記載されている。工具心棒上
に位置する工作物は、工作物をめぐって円運動し、軸方向に送り運動される少な
くとも3つのプレスローラによって、雄ねじ山や歯列を有する成形工具に対して
押しつけられるので、工作物内に雌ねじ山や歯列が成形される。駆動されるプレ
スローラは成形工具の半径方向の平面に設けられる、つまり、同一の3つのプレ
スローラが工作物の等しい円周領域に当接する。成形工具はプレスローラに対し
て相対的に回転されるので、工作物に比較的大きなねじり力が作用し、このねじ
り力によって、プレスローラによる塑性変形の間に工作物にねじれが生じる。工
作物のねじれによって、成形工具の形状を与える成形体に負荷がかかり、これに
よって、成形工具の耐用年数は著しく減少される。場合によっては、形状成形体
のせん断も生じ得る。
りプレス方法(Abstreckdruekverfahren)について記載されている。工具心棒上
に位置する工作物は、工作物をめぐって円運動し、軸方向に送り運動される少な
くとも3つのプレスローラによって、雄ねじ山や歯列を有する成形工具に対して
押しつけられるので、工作物内に雌ねじ山や歯列が成形される。駆動されるプレ
スローラは成形工具の半径方向の平面に設けられる、つまり、同一の3つのプレ
スローラが工作物の等しい円周領域に当接する。成形工具はプレスローラに対し
て相対的に回転されるので、工作物に比較的大きなねじり力が作用し、このねじ
り力によって、プレスローラによる塑性変形の間に工作物にねじれが生じる。工
作物のねじれによって、成形工具の形状を与える成形体に負荷がかかり、これに
よって、成形工具の耐用年数は著しく減少される。場合によっては、形状成形体
のせん断も生じ得る。
【0005】 本発明の課題は、内側の溝構造を備えた管状の工作物の製造方法を改良して、
工作物のねじれ、ひいては成形工具の負荷が著しく減少されるようにすることで
ある。
工作物のねじれ、ひいては成形工具の負荷が著しく減少されるようにすることで
ある。
【0006】 この課題は請求項1もしくは請求項7の特徴によって解決されている。
【0007】 本発明によれば、最後に当接するプレスローラの進入角が前方のプレスローラ
の進入角よりも大きい場合に、工作物のねじれがほぼ完全に防止されるというこ
とが明らかになった。
の進入角よりも大きい場合に、工作物のねじれがほぼ完全に防止されるというこ
とが明らかになった。
【0008】 最後のプレスローラの進入角は30°であり、とくにこの進入角が最初のプレ
スローラの進入角よりも約50%大きいと有利である。
スローラの進入角よりも約50%大きいと有利である。
【0009】 本発明のさらに有利な構成は、従属請求項および図面に関して詳しく述べられ
ている 図1に示したプレスローラ装置1は、円筒状の成形工具2を有しており、該成
形工具2の外面に螺旋形の溝成形体3が取り付けられている。成形工具2は硬化
された鋼または硬質合金から成っている。成形工具2をめぐって3つのプレスロ
ーラ4,5,6が円運動する。プレスローラ4,5,6は軸方向で互いに僅かに
離れて位置しているので、送り方向で見て第1のプレスローラ4が先ず、成形工
具2上に存在する工作物7に当接する。プレスローラ4,5,6はそれぞれ約0
.1mmから5mmの間隔を有しており、これは70mmから80mmのローラ
幅と比べて僅かである。オフセットはこの場合、ローラが互いに間隔を有してい
ることを意味するのではなく、たとえばプレスローラ4,5,6の各作用点が0
.1mmから5mmずらされていること、つまりプレスローラ4,5,6の回転
軌道が互いに重なり合っていることを意味している。
ている 図1に示したプレスローラ装置1は、円筒状の成形工具2を有しており、該成
形工具2の外面に螺旋形の溝成形体3が取り付けられている。成形工具2は硬化
された鋼または硬質合金から成っている。成形工具2をめぐって3つのプレスロ
ーラ4,5,6が円運動する。プレスローラ4,5,6は軸方向で互いに僅かに
離れて位置しているので、送り方向で見て第1のプレスローラ4が先ず、成形工
具2上に存在する工作物7に当接する。プレスローラ4,5,6はそれぞれ約0
.1mmから5mmの間隔を有しており、これは70mmから80mmのローラ
幅と比べて僅かである。オフセットはこの場合、ローラが互いに間隔を有してい
ることを意味するのではなく、たとえばプレスローラ4,5,6の各作用点が0
.1mmから5mmずらされていること、つまりプレスローラ4,5,6の回転
軌道が互いに重なり合っていることを意味している。
【0010】 工作物7は加工されていない初期状態で中空円筒であって、成形工具2の端部
に被せ嵌められ、この場合、工作物7の内径は、この内径が隆起した溝成形体3
に当接するように寸法設計されている。工作物7の成形のために成形工具2は該
成形工具2に固定された工作物7を連行しながら回転して、図示していない送り
キャリッジに固定されているプレスローラ4,5,6は軸方向に送り運動される
。プレスローラ4,5,6は半径方向で工作物7に押しつけられているので、該
工作物7は塑性変形される。
に被せ嵌められ、この場合、工作物7の内径は、この内径が隆起した溝成形体3
に当接するように寸法設計されている。工作物7の成形のために成形工具2は該
成形工具2に固定された工作物7を連行しながら回転して、図示していない送り
キャリッジに固定されているプレスローラ4,5,6は軸方向に送り運動される
。プレスローラ4,5,6は半径方向で工作物7に押しつけられているので、該
工作物7は塑性変形される。
【0011】 図1ではプレスローラ4,5,6はよりわかりやすくするために図平面に旋回
せしめられているが、実際の配置は図2に示されている。3つのプレスローラ4
,5,6は周方向で等間隔に配置されている、つまり3つのプレスローラ4,5
,6はそれぞれ120°の円周角を保って設けられている。
せしめられているが、実際の配置は図2に示されている。3つのプレスローラ4
,5,6は周方向で等間隔に配置されている、つまり3つのプレスローラ4,5
,6はそれぞれ120°の円周角を保って設けられている。
【0012】 プレスローラ4,5,6は回転可能に支承されており、この場合、3つプレス
ローラ4,5,6は成形工具2と同方向に駆動されている(図2において反時計
回り)。これによって、たとえばプレスローラ4の押圧力を受け可塑的になった
、工作物7の材料が、プレスローラ4と成形工具2との間である程度減速され、
ひいてはより良好に溝成形体3に押し付けられる。
ローラ4,5,6は成形工具2と同方向に駆動されている(図2において反時計
回り)。これによって、たとえばプレスローラ4の押圧力を受け可塑的になった
、工作物7の材料が、プレスローラ4と成形工具2との間である程度減速され、
ひいてはより良好に溝成形体3に押し付けられる。
【0013】 図3では3つのプレスローラ4,5,6はよりわかりやすくするために図平面
に示されているが、実際にはこれらの3つのプレスローラ4,5,6は周方向で
それぞれ120°ずらされている。よりわかりやすくするためにプレスローラ4
,5,6の間のオフセットw4,w5,w6は実際よりも大きく示されている。
に示されているが、実際にはこれらの3つのプレスローラ4,5,6は周方向で
それぞれ120°ずらされている。よりわかりやすくするためにプレスローラ4
,5,6の間のオフセットw4,w5,w6は実際よりも大きく示されている。
【0014】 第1のプレスローラ4が工作物7に最初に接触する。第1のプレスローラ4の
円錐形のプレス面8が工作物7に当接する。軸方向送り運動によって工作物7の
壁厚は第1のプレスローラ4によって、元来の壁厚S0から厚さd4だけ減少さ
れる。この場合、第1のプレスローラ4は工作物7の表面を螺旋形の軌道に沿っ
て走行する。送り速度と、プレスローラ4が工作物7を転動する回転速度とは、
プレスローラ4が工作物7の表面全体をカバーするように互いに調節されている
。第1のプレスローラ4の進入角α4は5°から30°までの角度範囲、有利に
は20°である。進入角は、プレス面8と、工作物7の外面との間の角度である
。第2のプレスローラ5のプレス面9は同様の幾何学形状を有している。第3の
プレスローラ6のプレス面10は、第1および第2のプレスローラ4,5の進入
角α4,α5よりも大きい進入角α6で延びている。この進入角α6は10°か
ら40°の範囲、有利には30°である。
円錐形のプレス面8が工作物7に当接する。軸方向送り運動によって工作物7の
壁厚は第1のプレスローラ4によって、元来の壁厚S0から厚さd4だけ減少さ
れる。この場合、第1のプレスローラ4は工作物7の表面を螺旋形の軌道に沿っ
て走行する。送り速度と、プレスローラ4が工作物7を転動する回転速度とは、
プレスローラ4が工作物7の表面全体をカバーするように互いに調節されている
。第1のプレスローラ4の進入角α4は5°から30°までの角度範囲、有利に
は20°である。進入角は、プレス面8と、工作物7の外面との間の角度である
。第2のプレスローラ5のプレス面9は同様の幾何学形状を有している。第3の
プレスローラ6のプレス面10は、第1および第2のプレスローラ4,5の進入
角α4,α5よりも大きい進入角α6で延びている。この進入角α6は10°か
ら40°の範囲、有利には30°である。
【0015】 プレス面10に移行領域11が接続しており、この移行領域11はプレスロー
ラ6の出口面12に移行している。移行領域11は曲率半径R6を有しており、
この曲率半径R6は初期壁厚S0と工作物7の最終壁厚S1の半分との和にほぼ
相当している(R6=S0+0.5S1)。第1および第2のプレスローラ4,
5もそれぞれ曲率半径R4もしくは曲率半径R5を備えた移行領域を有しており
、この場合、これらの曲率半径は曲率半径R6に相当している。出口面は工作物
7の外壁に関連して出口角β4,β5,β6で延びている。これらのプレスロー
ラ4,5,6の出口角βは同じ大きさであって、0°から15°の角度範囲、有
利には3°から5°の角度範囲内にある。
ラ6の出口面12に移行している。移行領域11は曲率半径R6を有しており、
この曲率半径R6は初期壁厚S0と工作物7の最終壁厚S1の半分との和にほぼ
相当している(R6=S0+0.5S1)。第1および第2のプレスローラ4,
5もそれぞれ曲率半径R4もしくは曲率半径R5を備えた移行領域を有しており
、この場合、これらの曲率半径は曲率半径R6に相当している。出口面は工作物
7の外壁に関連して出口角β4,β5,β6で延びている。これらのプレスロー
ラ4,5,6の出口角βは同じ大きさであって、0°から15°の角度範囲、有
利には3°から5°の角度範囲内にある。
【0016】 オフセットw4,w5,w6、つまりプレスローラ4,5,6の間の各軸方向
間隔はそれぞれ0.1mmから5mmまでである。
間隔はそれぞれ0.1mmから5mmまでである。
【0017】 プレスローラ4,5,6は成形工具2もしくは工作物7に対して種々異なる半
径方向の間隔を有している。第1のプレスローラ4は、工作物7を最初に加工す
るので最も大きい間隔を有している。第1のプレスローラ4のプレス面8の出口
側の端部において、工作物7の最初の壁厚S0は値d4だけ減少される。この半
径方向の間隔S0−d4で、第2のプレスローラ5のプレス面9の、入口側の端
部が当接する。第2のプレスローラ5のプレス面9によって壁厚が値d5だけ減
少される。最後のプレスローラ6は、工作物7の所望の目的壁厚S1に達するま
で、壁厚を値d6だけ減少させる。つまり、工作物7の壁厚は最初の壁厚S0か
ら目的壁厚S1に減少される。壁厚減少分dは個々の減少分d4,d5,d6か
ら構成され、この場合、それぞれ個々の減少分は全減少分dの0.2から0.4
倍である。
径方向の間隔を有している。第1のプレスローラ4は、工作物7を最初に加工す
るので最も大きい間隔を有している。第1のプレスローラ4のプレス面8の出口
側の端部において、工作物7の最初の壁厚S0は値d4だけ減少される。この半
径方向の間隔S0−d4で、第2のプレスローラ5のプレス面9の、入口側の端
部が当接する。第2のプレスローラ5のプレス面9によって壁厚が値d5だけ減
少される。最後のプレスローラ6は、工作物7の所望の目的壁厚S1に達するま
で、壁厚を値d6だけ減少させる。つまり、工作物7の壁厚は最初の壁厚S0か
ら目的壁厚S1に減少される。壁厚減少分dは個々の減少分d4,d5,d6か
ら構成され、この場合、それぞれ個々の減少分は全減少分dの0.2から0.4
倍である。
【0018】 内側の溝構造の成形も区分ごとに行われる。プレスローラ操作の開始時に工作
物7は成形工具2の隆起した溝成形体3に当てつけられる。工作物7の壁厚S0 は以下の式に相応する: S0=2×S1+2.2×m この場合、S1は最終壁厚で、mは成形工具2の歯のモジュールであり、このモ
ジュールmは2つの隣接する溝の側面間の間隔をπで割った値に相当する。第1
のプレスローラ4は工作物7の材料を成形工具2の溝成形体3にやや押し込む。
プレスローラ5は工作物7の材料をさらに溝成形体3に押し込み、これに対して
、最後のプレスローラ6は溝成形体3に工作物7の材料を完全に押し込み、所望
の目的壁厚S1に調節する。
物7は成形工具2の隆起した溝成形体3に当てつけられる。工作物7の壁厚S0 は以下の式に相応する: S0=2×S1+2.2×m この場合、S1は最終壁厚で、mは成形工具2の歯のモジュールであり、このモ
ジュールmは2つの隣接する溝の側面間の間隔をπで割った値に相当する。第1
のプレスローラ4は工作物7の材料を成形工具2の溝成形体3にやや押し込む。
プレスローラ5は工作物7の材料をさらに溝成形体3に押し込み、これに対して
、最後のプレスローラ6は溝成形体3に工作物7の材料を完全に押し込み、所望
の目的壁厚S1に調節する。
【図1】 プレスローラ装置を示す斜視図である。
【図2】 図1で示したプレスローラを矢印IIの方向で後方から見た図である。
【図3】 プレスローラ装置を示す長手方向断面図である。
1 プレスローラ装置、 2 成形工具、 3 溝成形体、 4,5,6 プ
レスローラ、 7 工作物、 8,9,10 プレス面、 11 移行領域、1
2 出口面、 d 壁厚減少分、 d4,d5,d6 減少分、 R4,R5,
R6 曲率半径、 S0,S1 壁厚、 w4,w5,w6 オフセット、 α 4 ,α5,α6 進入角、 β4,β5,β6 出口角
レスローラ、 7 工作物、 8,9,10 プレス面、 11 移行領域、1
2 出口面、 d 壁厚減少分、 d4,d5,d6 減少分、 R4,R5,
R6 曲率半径、 S0,S1 壁厚、 w4,w5,w6 オフセット、 α 4 ,α5,α6 進入角、 β4,β5,β6 出口角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハインツ シュタインハウアー ドイツ連邦共和国 トロイスドルフ パス トールゼルレン 11 (72)発明者 ヴィルヘルム ツィンマーマン ドイツ連邦共和国 ザンクト アウグステ ィン シュールシュトラーセ 29
Claims (7)
- 【請求項1】 管状の工作物(7)に溝構造を形成するためのプレスローラ
装置(1)であって、溝成形体(3)を有する管状の成形工具(2)を備えてい
て、該成形工具(2)に対して相対的に円運動しながら送り方向で軸方向に可動
な少なくとも3つのプレスローラ(4,5,6)が設けられており、これらのプ
レスローラ(4,5,6)が回転駆動されており、この場合、これらのプレスロ
ーラ(4,5,6)がそれぞれ所定の進入角(α4,α5,α6)で延びている
円錐形のプレス面(8,9,10)を有している形式のものにおいて、 最後のプレスローラ(6)のプレス面(10)が、前方のプレスローラ(4,
5)よりも大きい進入角(α6)を有していることを特徴とする、管状の工作物
に溝構造を形成するためのプレスローラ装置。 - 【請求項2】 最後のプレスローラ(6)のプレス面(10)が約30°の
進入角(α6)を有しており、その他のプレスローラ(4,5)がそれぞれ約2
0°の進入角(α4,α5)を有している、請求項1記載のプレスローラ装置。 - 【請求項3】 プレスローラ(4,5,6)が互いに僅かに軸方向にずらさ
れており、この場合、成形工具(2)に対する、プレスローラ(4,5,6)の
半径方向の間隔が、送り方向で次第に増大している、請求項1または2記載のプ
レスローラ装置。 - 【請求項4】 プレスローラ(4,5,6)のオフセット(w4,w5,w 6 )が0.1mmから5mmまでである、請求項3記載のプレスローラ装置。
- 【請求項5】 プレスローラ(4,5,6)がプレス面(8,9,10)と
出口面(12)との間の移行領域(11)として曲率半径(R4,R5,R6)
を有しており、この場合、これらの曲率半径(R4,R5,R6)は、工作物(
7)の初期壁厚(S0)と最終壁厚(S1)の半分との和に相当する、請求項1
から4までのいずれか1項記載のプレスローラ装置。 - 【請求項6】 工作物(7)の初期壁厚が次の式: S0=2×S1+2.2×m に相当し、この場合、S1は溝成形体(3)上における完成された工作物(7)
の材料厚さであり、mは成形工具(2)の歯のモジュールである、請求項1から
5までのいずれか1項記載のプレスローラ装置。 - 【請求項7】 軸方向にずらされ、成形工具(2)を中心に回転するプレス
ローラ(4,5,6)を有しているプレスローラ装置(1)を使用して、管状の
工作物(7)に溝構造を成形するための方法において、以下の方法段階、すなわ
ち、 目的壁厚S1よりも厚い初期壁厚S0を有している工作物(7)を成形工具(
2)に装着し、 成形工具(2)を回転させ、 プレスローラ(4,5,6)を工作物(7)に沿って前方に押し出し、この場
合、送り方向で最後のプレスローラ(6)に、前方のプレスローラ(4,5)の
進入角(α4,α5)よりも大きい進入角(α6)を有するプレス面(10)を
備えることを特徴とする、管状の工作物に溝構造を成形するための方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19731055.9 | 1997-07-19 | ||
DE19731055A DE19731055A1 (de) | 1997-07-19 | 1997-07-19 | Vorrichtung und Verfahren zum Einformen einer Rillenstruktur in ein rohrförmiges Werkstück |
PCT/EP1998/004148 WO1999003618A1 (de) | 1997-07-19 | 1998-07-04 | Vorrichtung und verfahren zum einformen einer rillenstruktur in ein rohrförmiges werkstück |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001510093A true JP2001510093A (ja) | 2001-07-31 |
Family
ID=7836252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000502899A Pending JP2001510093A (ja) | 1997-07-19 | 1998-07-04 | 管状の工作物に溝構造を成形するための装置および方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6295854B1 (ja) |
EP (1) | EP0998359A1 (ja) |
JP (1) | JP2001510093A (ja) |
DE (1) | DE19731055A1 (ja) |
WO (1) | WO1999003618A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105880440A (zh) * | 2016-05-18 | 2016-08-24 | 常州市环华机械有限公司 | 内螺纹管的冷轧方法 |
CN111229834A (zh) * | 2020-02-25 | 2020-06-05 | 沈阳时代传感器科技有限公司 | 一种自收缩带筋紧固管套及其制备方法 |
Families Citing this family (8)
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