JP2001509362A5

JP2001509362A5 -

Info

Publication number: JP2001509362A5
Application number: JP2000500927A
Authority: JP
Filing date: 1998-07-01
Publication date: 2006-01-05

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】ブタのクローニング方法であって、
（i）所望の分化ブタ細胞又は細胞核を核導入（ＮＴ）単位の形成に適した条件下で除核ブタ卵母細胞に挿入する工程、
（ii）得られた核導入単位を活性化する工程、そして
（iii）前記ＮＴ単位を非ヒト宿主哺乳類に導入して、該ＮＴ単位を胎児に発達させる工程、
を特徴とするブタのクローニング方法。
【請求項２】前記分化細胞が、生殖細胞又は体細胞である請求の範囲第１項記載の方法。
【請求項３】前記分化細胞が、in vitroで増大される請求の範囲第２項記載の方法。
【請求項４】前記分化細胞又は細胞核が外胚葉、内胚葉又は中胚葉に由来する請求の範囲第１項記載の方法。
【請求項５】前記分化細胞が、上皮細胞、神経細胞、表皮細胞、ケラチノサイト、造血細胞、メラノサイト、軟骨細胞、リンパ球（Ｂリンパ球及びＴリンパ球）、赤血球、マクロファージ、単球、単核細胞、繊維芽細胞及び心筋細胞からなる群から選択される請求の範囲第１項記載の方法。
【請求項６】前記分化細胞が、皮膚、肺、膵臓、肝臓、胃、腸、心臓、生殖器官、膀胱、腎臓、尿道及びその他の尿器官からなる群から選択される器官から得られる請求の範囲第１項記載の方法。
【請求項７】胎児を子に発育させることを更に含む請求の範囲第１又は３項記載の方法。
【請求項８】所望のＤＮＡを、前記分化ブタ細胞又は細胞核中で挿入、除去又は修飾して、遺伝的に変化したＮＴ単位の生成をもたらす請求の範囲第１項記載の方法。
【請求項９】胎児を子に発育させることを更に含む請求の範囲第３項記載の方法。
【請求項１０】２細胞より大きい発育段階まで前記活性化核導入単位を培養することを含む請求の範囲第１項記載の方法。
【請求項１１】前記分化ブタ細胞又は細胞核が、繊維芽細胞又は細胞核である請求の範囲第１項記載の方法。
【請求項１２】前記除核卵母細胞を、除核の前に成熟させる請求の範囲第１項記載の方法。
【請求項１３】融合核導入単位を、二つの電気パルスへの暴露により活性化する請求の範囲第１項記載の方法。
【請求項１４】融合核導入単位を、単一電気パルスへの暴露により活性化する請求の範囲第１項記載の方法。
【請求項１５】融合核導入単位を、精子細胞由来の少なくとも一種の活性化因子への暴露により活性化する請求の範囲第１項記載の方法。
【請求項１６】マイクロインジェクション又はエレクトロポレーションを使用して異種ＤＮＡを挿入する請求の範囲第８項記載の方法。
【請求項１７】請求の範囲第８項記載の方法により得られるトランスジェニック子。
【請求項１８】クローン化ＮＴ単位を、受精胚と組み合わせてキメラ胚を生成することを更に含む請求の範囲第１項記載の方法。
【請求項１９】胎児を子に生育することを更に含む請求の範囲第１８項記載の方法。
【請求項２０】請求の範囲第１８項記載の方法により得られる胎児。
【請求項２１】請求の範囲第７、９又は１９項記載の方法により得られる子。
【請求項２２】請求の範囲第２１項記載の哺乳類の子孫。
【請求項２３】ＣＩＣＭ細胞系の生成方法であって、
（i）所望の増殖する分化ブタ細胞又は細胞核を、核導入（ＮＴ）単位の形成に適した条件下で除核ブタ卵母細胞に挿入する工程、
（ii）得られた核導入単位を活性化する工程、そして
（iii）前記ＮＴ単位から得られた細胞を培養してブタＣＩＣＭ細胞系を得る工程、
を特徴とするＣＩＣＭ細胞系の生成方法。
【請求項２４】２細胞より大きい発育段階まで前記活性化核導入単位を培養することを含む請求の範囲第２３項記載の方法。
【請求項２５】請求の範囲第２３項記載の方法により得られるＣＩＣＭ細胞系。
【請求項２６】所望のＤＮＡを、前記分化ブタ細胞又は細胞核中で挿入、除去又は修飾し、それにより遺伝的に変化したＮＴ単位の生成をもたらす請求の範囲第２３項記載の方法。
【請求項２７】請求の範囲第２６項に従って得られるトランスジェニックＣＩＣＭ細胞系。
【請求項２８】得られたＣＩＣＭ細胞系を分化するように誘導する請求の範囲第２３項記載の方法。
【請求項２９】請求の範囲第２８項記載の方法により得られる分化細胞。
【請求項３０】請求の範囲第２１項記載のトランスジェニック子により発現される医薬上活性なタンパク質を単離することを特徴とする医薬上活性なタンパク質の生成方法。
【請求項３１】クローン化ＮＴ単位を、受精胚と組み合わせてキメラを生成することを更に含む請求の範囲第２３項記載の方法。
【請求項３２】キメラＣＩＣＭ細胞系をキメラ胚に発育させることを更に含む請求の範囲第３１項記載の方法。
【請求項３３】請求の範囲第３２項に従って得られるキメラ胚。
【請求項３４】キメラ胚をキメラ胎児に発育させることを更に含む請求の範囲第３２項記載の方法。
【請求項３５】請求の範囲第３４項に従って得られるキメラ胎児。
【請求項３６】キメラ胎児をキメラ子に発育させることを更に含む請求の範囲第３４項記載の方法。
【請求項３７】請求の範囲第３６項に従って得られるキメラ子。
【請求項３８】所望のＤＮＡを、前記分化ブタ細胞又は細胞核中で挿入、除去又は修飾し、それにより遺伝的に変更したＮＴ単位の生成をもたらす請求の範囲第３１項記載の方法。
【請求項３９】キメラＣＩＣＭ細胞系をキメラ胚に生育することを更に含む請求の範囲第３８項記載の方法。
【請求項４０】請求の範囲第３９項に従って得られるキメラ胚。
【請求項４１】キメラ胚をキメラ胎児に発育させることを更に含む請求の範囲第３９項記載の方法。
【請求項４２】請求の範囲第４１項に従って得られるキメラ胎児。
【請求項４３】キメラ胎児をキメラ子に発育させることを更に含む請求の範囲第４１項記載の方法。
【請求項４４】請求の範囲第３８項に従って得られるキメラ子。
【請求項４５】請求の範囲第２１項の子から得られる異種トランスジェニック細胞を含むことを特徴とする医薬組成物。
【請求項４６】医薬上活性なタンパク質を含む医薬組成物であって、前記タンパク質が、請求の範囲第２１項の子の乳から単離されることを特徴とする医薬組成物。
【請求項４７】細胞移植治療用である請求の範囲４５又は４６に記載の医薬組成物。
【請求項４８】前記細胞移植治療が、パーキンソン病、ハンチントン病、アルツハイマー病、ＡＬＳ、脊髄欠陥又は損傷、多発性硬化症、筋ジストロフィー、膵のう胞性繊維炎、肝臓疾患、糖尿病、心臓疾患、軟骨欠陥又は損傷、火傷、足潰瘍、血管疾患、尿道疾患、ＡＩＤＳ及び癌からなる群から選ばれた疾患又は症状を治療する請求の範囲第４７項記載の医薬組成。