JP2005528095A5 - - Google Patents

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Claims (23)

  1. 核移植過程を介して非ヒト哺乳類をクローン化する方法であって、
    (i)ドナー核の供給源として使用する所望の分化哺乳類細胞を得る;
    (ii)ドナー核の供給源である前記細胞と同種の哺乳類から、少なくとも1つの卵母細胞を得る;
    (iii)前記少なくとも1つの卵母細胞を除核する;
    (iv)前記所望の分化細胞またはその細胞核を、前記除核卵母細胞へ移入して細胞対を形成する
    (v)前記細胞対を同時に融合および活性化して第一のトランスジェニック胚を形成する;
    (vi)少なくとも1回の追加の活性化によって、前記工程(v)における活性化によって活性化されるが融合して第一のトランスジェニック胚を形成しなかった細胞対をさらに活性化して第二のトランスジェニック胚を形成する;
    (vii)前記活性化した第一および/または第二のトランスジェニック胚を、発生の2細胞期より大きくなるまで培養する;および
    (viii)胚が発生して胎児になるように、前記第一および/または第二のトランスジェニック胚を宿主哺乳類へ移植する;工程を含み、
    ここで、カリオプラストとして使用する所望の分化哺乳類細胞株が、分裂および/または融合パターンの客観的なパラメータに基づいて選択されることを特徴とする方法。
  2. (i)ドナー核の供給源として使用する所望の分化哺乳類細胞を得る;
    (ii)ドナー核の供給源である前記細胞と同種の哺乳類から、少なくとも1つの卵母細胞を得る;
    (iii)前記少なくとも1つの卵母細胞を除核する;
    (iv)前記所望の分化細胞または細胞核を、前記除核卵母細胞へ移入して細胞対を形成する
    (v)前記細胞対を同時に融合および活性化して第一のトランスジェニック胚を形成する;
    (vi)少なくとも1回の追加の活性化によって、前記工程(v)における活性化後に融合して第一のトランスジェニック胚を形成はしなかったが活性化された細胞対をさらに活性化して第二のトランスジェニック胚を作成する;および
    (vi)前記活性化した胚から得られた細胞を培養して、培養内部細胞塊を得る;工程を含み、
    ここで、カリオプラストとして使用する所望の分化哺乳類細胞株が、分裂および/または融合パターンの客観的なパラメータに基づいて選択されることを特徴とする、培養内部細胞塊を作成する方法。
  3. ドナー核またはドナー細胞核の供給源として使用する前記分化哺乳類ドナー細胞が、中胚葉、内胚葉、外胚葉、胎児体細胞組織、胎児体細胞、繊維芽細胞、または成体非ヒト哺乳類の体細胞に由来することを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  4. ドナー核またはドナー細胞核の供給源として使用する前記分化哺乳類ドナー細胞が、上皮細胞、神経細胞、表皮細胞、ケラチン生成細胞、造血細胞、メラニン細胞、軟骨細胞、Bリンパ球、Tリンパ球、赤血球、マクロファージ、単球、繊維芽細胞および筋細胞より成る群から選択されることを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  5. ドナー核またはドナー細胞核の供給源として使用する前記分化哺乳類ドナー細胞が、皮膚、肺、膵臓、肝臓、胃、腸、心臓、生殖器官、膀胱、腎臓、および尿道より成る群から選択される器官に由来することを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  6. ドナー核またはドナー細胞核の供給源として使用する前記分化哺乳類ドナー細胞が、非休止期の体細胞、または非休止期の体細胞から単離された核であることを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  7. ドナー核またはドナー細胞核の供給源として使用する前記分化哺乳類ドナー細胞が、有蹄類に由来することを特徴とする請求項1か6いずれか1項記載の方法。
  8. 前記ドナー細胞またはドナー細胞核が、ウシ、ヒツジ、ブタ、ウマ、ヤギ、およびバッファローより成る群から選択される有蹄類に由来することを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 前記非ヒト哺乳類が齧歯類であることを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載の方法。
  10. 除核前に、前記少なくとも1つの卵母細胞をin vivoまたはin vitroで成熟させることを特徴とする請求項1から9いずれか1項記載の方法。
  11. in vitro成熟の約10から60時間後に、前記少なくとも1つの卵母細胞を除核することを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 前記分化哺乳類細胞または細胞核を前記除核卵母細胞へ挿入する前に、所望の遺伝子を、前記分化哺乳類細胞または細胞核中に挿入し、またはそれらから除去し、または改変させることを特徴とする請求項1から11いずれか1項記載の方法。
  13. サイトカラシンBがクローニング手続に使用されることを特徴とする請求項1から12いずれか1項記載の方法。
  14. サイトカラシンBがクローニング手続に使用されないことを特徴とする請求項1から12いずれか1項記載の方法。
  15. 前記胎児または培養内部細胞塊が発生して子孫となることを特徴とする請求項1から14いずれか1項記載の方法。
  16. 請求項15記載の方法によって得られた子孫。
  17. キメラであることを特徴とする請求項16記載の子孫。
  18. 前記培養内部細胞塊が、移植用の機能器官を開発するのに用いられることを特徴とする請求項2記載の方法。
  19. 前記培養内部細胞塊が、器官形成に用いられることを特徴とする請求項2記載の方法。
  20. (i)ドナー核の供給源として使用する所望の分化哺乳類細胞を得る;
    (ii)ドナー核の供給源である前記細胞と同種の哺乳類から、少なくとも1つの卵母細胞を得る;
    (iii)前記卵母細胞を除核する;
    (iv)前記所望の分化細胞または細胞核を、前記除核卵母細胞へ移入して細胞対を形成する;
    (v)少なくとも2回の電気ショックを細胞対に用いて該細胞対の融合および活性化を開始させて、活性化および融合した胚を形成する;
    (vi) 前記活性化および融合した胚を、発生の2細胞期より大きくなるまで培養する;
    (vii) 胚が発生して胎児になるように、前記胚を宿主哺乳類へ移植する;工程を含み、
    ここで、前記少なくとも2回の電気ショックの2番目は、最初の電気ショックの少なくとも15分後に与えられ;
    前記分化哺乳類細胞または細胞核を前記除核卵母細胞へ挿入する前に、所望の遺伝子が、前記分化哺乳類細胞または細胞核中に挿入され、それらから除去され、または改変され;さらに
    カリオプラストとして使用する所望の分化哺乳類細胞株が、分裂および/または融合パターンの客観的なパラメータに基づいて選択されることを特徴とする、核移植過程を介して非ヒト哺乳類をクローニングする方法。
  21. 核移植によって非ヒト哺乳類をクローニングするための改良された方法であって、
    核移植(NT)単位を形成するための、非ヒト哺乳類のドナー細胞または非ヒト哺乳類のドナー細胞核の、該ドナー細胞またはドナー細胞核と同一の種の非ヒト哺乳類の除核卵母細胞への導入、
    NT単位の前記種の代理母の子宮への移植、および
    NT単位を発生させクローン哺乳類にすることを含み、
    プレスクリーニングした分化哺乳類細胞株をカリオプラストとして利用し、該カリオプラストが成功した分裂パターンに基づいて選択されることを特徴とする方法。
  22. 核移植によって非ヒト哺乳類をクローニングするための改良された方法であって、
    核移植(NT)単位を形成するための、非ヒト哺乳類のドナー細胞または非ヒト哺乳類のドナー細胞核の、該ドナー細胞またはドナー細胞核と同一の種の非ヒト哺乳類の除核卵母細胞への導入、
    NT単位の前記種の代理母の子宮への移植、および
    NT単位を発生させてクローン哺乳類にすることを含み、
    プレスクリーニングした分化哺乳類細胞株をカリオプラストとして利用し、該カリオプラストが成功した融合パターンに基づいて選択されることを特徴とする方法。
  23. 核移植によって非ヒト哺乳類をクローニングするための改良された方法であって、
    核移植(NT)単位を形成するための、非ヒト哺乳類のドナー細胞または非ヒト哺乳類のドナー細胞核の、ドナー細胞またはドナー細胞核と同一の種の非ヒト哺乳類の除核卵母細胞への導入、
    NT単位の前記種の代理母の子宮への移植、および
    NT単位を発生させクローン哺乳類にすることを含み、
    プレスクリーニングした分化哺乳類細胞株をカリオプラストとして利用し、該カリオプラストが成功した分裂および融合パターンに基づいて選択されることを特徴とする方法。
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