JP2001508847A - 窓遮蔽装置用の自在取付及び平行案内装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 取付及び平行案内装置は、遮蔽装置の底部棒と取り外し可能に相互接続されるように構成されて貫通中空部を有する取付棒（１）と、それぞれ前記取付棒に挿通されて取付棒の各端部から突出する端部部分を有する２本の平行案内コード（２，３）と、前記端部部分の各自由端部用の設置ブラケット（４〜７）と、を備える。コード用の２つの設置ブラケット（４，６；５，７）は、第１の主枠の頂部又は第１の側部サッシ部材の頂部と他方の主枠の底部又は第１の側部サッシ部材とは反対側の側部サッシ部材の底部とにそれぞれ固定されるようになっている。取付棒（１）と底部棒との取り外し可能な相互接続は、クリップを用いて行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】 窓遮蔽装置用の自在取付及び平行案内装置 技術分野 本発明は、窓特に屋根窓用の少なくとも１つの遮蔽装置のための自在取付及び 平行案内装置であって、前記遮蔽装置が、遊休位置では巻上げられ或いは折り畳 まれ或いは折り重ねられて窓の主枠又はサッシ部材内に或いは主枠又はサッシ部 材の位置に置かれ、自由端部では底部棒即ち形材又はストリップに接続される遮 蔽物本体を備えた、取付及び平行案内装置に関する。 従来技術 例えば仏国特許出願第２，６１５，２４０号公報及び米国特許第６１２，６０ ６号公報及び同第７８５，８０６号公報から、窓用の遮光カーテン、ロールブラ インド、プリーツブラインド或いはベネチアンブラインド等の遮光装置が平行案 内装置と共に組立てられており、例えばロールブラインド又はプリーツブライン ドでは平行案内装置がそれぞれ一方の側部サッシ部材の底部端部からブラインド の底部棒を通って反対側の側部サッシ部材の上端部まで挿通され且つ全長に亘り 中空な底部棒を通過するときに互いに交差する２本のコード系を有することは、 良く知られている。 発明の開示 取付け前に消費者がその色や形状をよく見ようとして遮蔽装置を完全に抜き取 ってしまった場合には特にそうであるが、コードの取り扱い、特に窓サッシ内で のコードの位置決めは常に全く単純で明瞭とはいえず、特にこれらの公知の遮蔽 装置のコード系が取付けに関連して問題を生じることは稀ではない。加えて、コ ードは、かなりもつれ易い。特に、遮光カーテンでは、遮蔽装置がサッシ側部に 沿って耐光性のストリップ又はレールも有するので、取付けは極めて難しく手間 のかかるものになりがちである。 本発明の目的は、前記欠点が解消され、且つロールブラインド、プリーツブラ インド或いはベネチアンブラインドのいずれでもまたこれらが平行案内装置を備 えているかどうかに拘わりなく少なくとも１つの遮蔽装置と一緒に簡単に取り付 けることができる、冒頭に記載した型の取付及び平行案内装置を提供することで ある。 このため、本発明による自在取付及び平行案内装置は、前記遮蔽装置の底部棒 即ち形材レール又はストリップと取り外し可能に相互接続されるように構成され て貫通中空部を有する少なくとも１本の取付棒と、それぞれ前記取付棒に挿通さ れて当該取付棒の各端部から突出する端部部分を有する２本の平行案内コードと 、前記端部部分の各自由端部用の設置ブラケットとを備え、コード系用の２つの 設置ブラケットが好ましくは第１の主枠の頂部又は第１の側部サッシ部材の頂部 と他方の主枠の底部又は第１の側部サッシ部材とは反対側の側部サッシ部材の底 部とにそれぞれ固定されるようになっていることを特徴とする。 これにより、かかる取付及び平行案内装置は、既に設置された窓上にも比較的 容易に取付け得ると共に、ロールブラインド、プレーツブラインド又はベネチア ンブラインド等の一般的な遮蔽装置とりわけ平行案内装置を予め備えていない遮 蔽装置と併用し得る、ある種の単純な基部構成体を構成する。かかる遮蔽装置は 、例えば、基部構成体の設置ブラケットと容易に接続可能な相互接続ブラケット を有して構成されたケーシング、キャビネット、カセット等を備えてもよい。 本発明による装置のもう１つの好適な実施形態では、平行案内コード系は、好 ましくは前記設置ブラケットに接続して位置決めされた予め張力を与えるばねに より或いは弾性コード等により張力を加えられる。 これにより、前記コード系と前記取付棒との間では特に良好な平行案内が実現 され、遮蔽物本体が接続されている場合でも、取付棒を任意の位置に保持するた めの適度な摩擦が継続的に得られる。 本発明の有利な展開例によれば、主枠或いは頂部又は底部サッシ部材内に若し くは主枠或いは頂部又は底部サッシ部材の位置に取付けられる引張コード用巻取 りドラムを有する電気作動装置に接続された少なくとも１本の引張コードに取付 棒を接続することにより、遮蔽装置の電気作動を目的として基部構成体を構成す ることができる。 本発明の更なる詳細及び利点は、請求の範囲の従属項から明らかとなろう。 以下、実施形態の例に基づき、概略的図面を参照して本発明を更に説明する。 図面の簡単な説明 図１は、本発明による取付及び平行案内装置の正面図を示す。 図２は、窓に取付けられた本発明による取付及び平行案内装置を示す。 図３及び図４は、図２の一部を拡大して示す。 図５は、本発明による装置のもう１つの実施形態の詳細図を示す。 図６は、本発明による取付及び平行案内装置の別の実施形態の図である。 発明を実施するための最良の形態 図１において、様々な種類の遮蔽装置との併用で基部構成体を構成する取付及 び平行案内装置が、配送状態で示されている。かかる遮蔽装置は、冒頭に述べた ように、巻き上げ可能（例えばロールブラインド）、折り畳み可能（例えばベネ チアンブラインド）、或いは折り重ね可能（例えばプリーツブラインド）な遮蔽 物本体を備える。装置は、その全長に亘り中空の取付棒１と、当該取付棒１を貫 通する２本の平行な案内コード２，３と、当該コード２、３の各自由端部に位置 する設置ブラケット４，５，６，７と、を備える。コード２の一方の自由端部は 、予め張力を与えるばね８を介して対応する設置ブラケッ４に接続され、コード ３の一方の自由端部は対応するばね９を介してその設置ブラケット５に接続され る。 以下、図１に示したような装置の窓内への取付けの一例を、図２〜４を参照し て説明する。 底部部材１０と頂部部材１１と２つの側部部材１２，１３とを有する図２に示 した窓のサッシに、頂部部材１１の近傍で側部部材１２に固定されたブラケット １４を介して、ブラケット４を固定する。ブラケット１４は、図３に示したよう に、ブラケット４と取り外し可能に係合するためのスナップ係止部として構成す ることができる。反対側のサッシ部材１３には、ブラケット１４に対向して、ブ ラケット５と係合するように対応して構成されたブラケットを取付ける。その後 、ブラケット６，７を側部サッシ部材１３，１２にそれぞれ底部サッシ部材１０ の 近傍でブラケットを介して固定する。当該ブラケットのうち、左側ブラケット１ ７は図４に示されており、図２に示した位置を得るためにやはり互いに反対側の スナップ係止部として構成される。 次に、遮蔽装置をそれ自体公知の態様で任意に例えば頂部サッシ部材１１に固 定することができる。その遮蔽本体をその静止位置から引き出し、遮蔽装置の底 部棒即ち形材レール又はストリップを取付棒１に例えばクリップを介して接続す る。このようにして取付けられた遮蔽装置を移動すると、底部棒は、常にサッシ 及び主枠の両方の底部及び頂部部材に略平行になる。予め張力を与えるばね８， ９により、平行案内コード２，３には常に張力がかかるようになっている。これ らのばねは勿論必ずしも図示したように位置決めする必要はなく、例えば外側か らじかに見えないようにブラケット４内に組み込んでもよい。 取付及び平行案内装置を例えばロールブラインド型の遮光カーテンと併用する 場合、分かり易くするために取付及び平行案内装置を省略した図５に示したよう な別個の横側案内レール１８，１９を側部サッシ部材１２，１３に取付けて遮光 性を増大させることもできる。一例として、案内レール１８，１９の下端部を下 側ブラケット１７に接続することもでき、この場合上側ブラケット１４に適合さ せた後レール１８，１９を側部サッシ部材１２，１３に堅固に螺合する。その後 、ロールブラインドの底部棒をレール１８，１９の頂部内に案内してロールブラ インドの遮蔽本体例えば布の一部を後続させ、ロールブラインドのロール管をカ バーストリップと共に上側ブラケット１４に固定する。最後に、ロールブライン ドの底部棒を上述したように基部構成体の取付棒１に接続する。 また、取付及び平行案内装置の下側ブラケット６，７をサッシ部材１３，１２ のそれぞれに底部サッシ部材１０の近傍でブラケット１７を介して固定すること から取付けを開始してもよい。 遮蔽装置をまだ窓に取付けていない場合は、頂部サッシ部材１１の位置に頂部 ケーシング、例えばロールブラインドであればカーテンカセットを介して設置す ることができる。次に、取付及び平行案内装置の上側ブラケット４，５を遮蔽装 置の頂部ケーシングに接続するが、これは、各ブラケット４，５により遮蔽装置 用の端部部品即ち挿入部品を介して側部サッシ部材上のブラケット１４に頂部ケ ーシングを保持することにより行なう。 次に、別個の側部案内レール１８，１９を取付けて例えば螺子を用いて固定し た後、遮蔽装置の底部棒を上述したように取付及び平行案内装置の取付棒に接続 する。 上側ブラケット４，５もまた、窓に保持することなく例えば単にスナップ係合 だけで遮蔽装置のケーシングに接続され、側部案内レール１８，１９により頂部 ケーシングを窓に保持すべく構成することができる。 しかしながら、上述した取付け例の全てについて、通常は遮蔽装置全体を取り 外すことなく取付及び平行案内装置をいつでも取り外せるということが言える。 また、その一方の端部が取付棒に接続され、遮蔽本体を使用していない場合は 取付棒と、遮蔽本体を使用している場合は窓の主枠又はサッシ側部部材上の取付 ブラケットと、に選択的に接続するための底部棒即ち形材レール又はストリップ をその自由端部に備えた別の遮蔽本体を、装置に設けることも想到し得る。 別の遮蔽本体を追加した装置は、その場合、全長に亘り中空で特別に設計した 底部棒即ち形材レール又はストリップを備える。ここでも前記特別な底部棒即ち 形材レール又はストリップには２本の平行案内コード系が個々に挿通可能であり 、取付ブラケットを有する前記コード系の自由端部を例えば隣接した主枠又はサ ッシ側部部材に固定する。 第１の場合、色や透光性等について適切に選定する限り、遮蔽装置の通常の遮 蔽本体と共に追加の遮蔽本体を簡単に取付けることが可能になり、当然装置の使 用の可撓性が大きく増大することになる。後の場合、追加の遮蔽本体が二重平行 案内により窓開口部の任意の部分を覆うべく窓開口部内に簡単に且つ任意に位置 決め可能となる。 取付棒及び底部棒の両方に保持部材を設け、特に遮蔽本体を使用し得ない場合 に当該部材の幾つかに２つの棒間の相互接続を確立すべく寄与させることができ る。他の保持要素は、例えば第１の遮蔽装置のためのカバーストリップ即ちケー シングへの接続を確立すべく寄与する。 ２本の棒を設けたことにより、これらの棒が互いに対して独立に移動し得るよ うに当該棒のそれぞれの平行案内が可能となる。 自在取付及び平行案内装置の図示しない別の使用法は、同時に２つ以上の装置 を適用することである。 隣接した２つの装置の取付棒の間には、窓内の上方及び／又は下方に位置決め された遮蔽装置の補充として、独立した遮蔽装置を配設することができる。 図６には、本発明による取付及び平行案内装置の展開例が示されており、下側 サッシ部材にはＷＯ９６／２２４４７号公報からそれ自体公知の駆動装置が設け られている。 この図では、取付及び平行案内装置の取付棒１のみが示されており、当該棒は クリップ２０，２１を介してロールブラインドの底部棒２２に接続されている。 当該ロールブラインドは、一定の長さの遮蔽物から成り、ブラケット２５を介し て頂部サッシ部材に固定されたロール２４上で上方に巻き上げられる。 駆動装置は、更には図示しない歯車装置を有する電気駆動モータ２６から成り 、モータ軸２７を介してドラム２８から成る巻上げ装置に接続されている。２本 の引張コード２９，３０は、取付棒１に接続される一方の端部と、案内ロール３ １，３２を介して案内されてドラム２８上に絡み付けられる他方の端部とを有す る。 ２本の引張コード２９，３０の代わりに、単一のコードを用いてもよく、その場 合には当該単一のコードは取付棒１の全体に亘り挿通される。ドラムは、互いに 逆のピッチ方向を有するねじ切り部を持って構成され、当該ねじ切り部は、対応 するねじ山を有するナット要素３３，３４と係合する。ナット要素３３，３４は 、軸線方向に互いに対して移動可能である。 ロールブラインドを下ろすときは、モータ２６はモータ軸２７を介してドラム ２８を駆動し、各ドラム部のねじ山に位置する引張コード２９，３０を同時に巻 き付けながらナット要素３３，３４を互いに離間する方向に移動させる。この結 果、取付棒１従ってロールブラインドの底部棒は、サッシ及び／又は主枠の底部 部材の方向に引き下ろされる。

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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．窓特に屋根窓用の少なくとも１つの遮蔽装置のための自在取付及び平行案内 装置であって、 前記遮蔽装置が、遊休位置では巻上げられ或いは折り畳まれ或いは折り重ねら れて窓の主枠又はサッシ部材内に或いは主枠又はサッシ部材の位置に置かれ、自 由端部では底部棒即ち形材又はストリップに接続される遮蔽物本体を備えた、取 付及び平行案内装置において、 前記遮蔽装置の底部棒即ち形材レール又はストリップと取り外し可能に相互接 続されるように構成されて貫通中空部を有する少なくとも１本の取付棒（１）と 、 それぞれ前記取付棒に挿通されて当該取付棒の各端部から突出する端部部分を 有する２本の平行案内コード（２，３）と、 前記端部部分の各自由端部用の設置ブラケット（４〜７）と、 を備え、 コード系用の２つの設置ブラケット（４，６；５，７）が、好ましくは、第１ の主枠の頂部又は第１の側部サッシ部材の頂部と他方の主枠の底部又は第１の側 部サッシ部材とは反対側の側部サッシ部材の底部とにそれぞれ固定されるように なっている、 ことを特徴とする取付及び平行案内装置。 ２．前記平行案内コード系（２，３）が、好ましくは前記設置ブラケット（４， ５）と接続して位置決めされた予め張力を与えるばね（８，９）により或いは弾 性コード等により、張力を加えられる、 ことを特徴とする請求の範囲第１項記載の取付及び平行案内装置。 ３．前記取付棒（１）と底部部材との取外し可能な相互接続が、クリップを用い て行なわれる、 ことを特徴とする前記請求の範囲のいずれか一項に記載の取付及び平行案内装 置。 ４．それぞれのコード自由端部に接続された前記設置ブラケット（４〜７）が、 主枠又は側部サッシ部材上に固定される予め取付け可能なブラケット（１４，１ ７）から成る固定ブラケットとスナップ相互接続するように構成されている、 ことを特徴とする前記請求の範囲のいずれか一項に記載の取付及び平行案内装 置。 ５．各コード系に対してそれぞれのコード自由端部に接続された設置ブラケット が、遮蔽装置用のケーシングと取外し可能に相互接続するように構成されている 、 ことを特徴とする請求の範囲第１項〜第３項のいずれか一項に記載に取付及び 平行案内装置。 ６．前記設置ブラケットが、遮蔽装置のケーシングを主枠又はサッシ部材に保持 するために、前記ケーシングの各端部内の挿入部品を介して、主枠又は側部サッ シ部材に固定される予め取付け可能なブラケットから成る固定ブラケットと相互 接続するように構成されている、 ことを特徴とする請求の範囲第５項記載の取付及び平行案内装置。 ７．更に、対向する主枠又は側部サッシ部材（１２，１３）上に取付けられる耐 光性側部案内レール（１８，１９）を備える、 ことを特徴とする前記請求の範囲のいずれか一項に記載で且つ遮光カーテンと 併用される取付及び平行案内装置。 ８．前記側部案内レールが、少なくとも１つの設置ブラケット（１７）と接続す るように構成されている、 ことを特徴とする請求の範囲第７項記載の取付及び平行案内装置。 ９．前記取付棒（１）が、少なくとも１本の引張コード（２９，３０）と接続さ れ、当該引張コードが、主枠或いは頂部又は底部サッシ部材内に若しくは主枠或 いは頂部又は底部サッシ部材の位置に取付けられる引張コード用巻取りドラム（ ２８）を有する電気作動装置と接続する、 ことを特徴とする前記請求の範囲のいずれか一項に記載の取付及び平行案内装 置。