JP2001507015A - 人あるいは動物の消化器官に酸化窒素を放出可能なプロピオン酸バクテリアを含む被吸収性組生物 - Google Patents

人あるいは動物の消化器官に酸化窒素を放出可能なプロピオン酸バクテリアを含む被吸収性組生物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、人あるいは動物の消化管に生理学的に有意な量の酸化窒素を放出可能な普通の食品組成物、あるいは被吸収性の食用ないし薬用組生物を得るためにプロピオン酸バクテリアを使用することに関係している。

Description

【発明の詳細な説明】 人あるいは動物の消化器官に酸化窒素を放出可能なプロピオン酸バクテリアを含 む被吸収性組生物 本発明は、人あるいは動物の消化器官に生理学的に有意な量の酸化窒素を放出 可能なプロピオン酸バクテリアを含む被吸収性の通常の食品組成物、あるいは被 吸収性の食用ないし薬用組生物に関するものである。 何十年もの間、酸化窒素は生命及び生命の維持に必要な要素の一つであること が全く無視されてきた。その結果、4、5年前まで、薬学、栄養学、あるいは生 理学のいずれの研究者も、この酸化物の存在に伴う利益に注意を払うことはほと んどなかった。 驚くほど多くの生理機能が酸化窒素の属性によるものであることが判ったのは ほんの最近のことであり、次のような仮説が提唱された。すなわち、このガスは 、動脈圧、マクロファージの特殊でない細胞障害作用、血小板凝縮および神経伝 達を制御したり、消化器官の運動性を制御したりさまざまな機能に広く関与する ものである。 この仮説を出発点として、酸化窒素に関する研究が急激に広がり、このガスの 重要性が確認されるようになった。 酸化窒素は非常に不安定(生体半減期は5秒に満たない)で、人および動物中 で、L−アルギニンからNO−シンセターゼ(NOS)として知られている一団 の酵素による生合成によつて作られることが知られている。NO−シンセターゼ には、主に2つのタイプが有り、その一つは、成分としてのNOSであり、これ は、特に、内皮細胞、血小板および神経細胞中に発現するものであり、他の一つ は、誘導性のNOSであり、これは、免疫系のある種の細胞(特にマクロファー ジおよび多形核球)、あるいは血管平滑筋および内皮細胞によって発現されるも のである。 注目すべきは、誘導性のNOSによるNO(酸化窒素)の生成は、成分として のNOSによるそれよりも、量において数等大きいが、如何なる場合にも、その 生成量は比較的小さい。 前記した酸化窒素の有用な働きを考慮すると、その生成量を、特に、自然の食 物代謝を利用して増加させ得ることが望ましい。 しかしながら、そのような結果を達成する手段は、これ迄のところ、何も提案 されていない。 本発明によれば、驚くことに、特定のタイプのバクテリア即ちプロピオン酸バ クテリアが酸化窒素を生成できること、およびそのようなバクテリアのうちある 種のもの及びその種のもののうちある株(菌種)がそれを大量に生成することを 観測したことにより、所望の目的を達成することが可能となった。 プロピオン酸バクテリアは、通常ミルクベースのデザートやその他の発酵酪農 製品を介して人体に摂取される乳酸菌やビフィドバクテリアのグループには属さ ないが、それにもかかわらず、数世紀の間人間の食物の中に存在していたもので ある。実際、「エーメンタル」として知られるチーズの製造中に穴を空けるのは 、これらのバクテリアである。そのチーズは、熟成後には、約109細胞/gの プロピオン酸バクテリアを含んでいる。 これらのバクテリアの発酵によって、とりわけ、プロピオン酸、酢酸および二 酸化炭素が生成されることは注目すべきである。 前記の発見は全て非常な驚きである。何故なら、農業食品の分野で普通に用い られる乳酸菌、ビフィドバクテリアおよび/またはイースト菌は一酸化炭素を生 成しないことを確認出来ていたからである。 従って、本発明は、人あるいは動物の消化器官に生理学的に有意な量の酸化窒 素を放出可能な被吸収性の通常の食品組成物、あるいは被吸収性の食用ないし薬 用組生物を製造するために、プロピオン酸バクテリアを使用することに関するも のである。 本発明によれば、この組生物は、精巧な調整品からなり、液体の形(特に発酵 液体の形)で、乾燥した形で、あるいは、中程度に水分を含んだ形で提供され得 る。 より具体的には、その組生物は、本発明の範囲から外れることなく: − 唯一生理学的目的、すなわち、有意な量の酸化窒素を放出できるプロピオン 酸バクテリアを摂取するとの目的にかなった特別な調整品の形で、 − あるいは、それと共に、他のより厳格に効果的なあるいは機能的な目的を有 する精巧な食品調整品の形でありうる。後者の場合、プロピオン酸バクテリアは 、食品そのものに、特にチーズに、あるいはセリアルフレークのようなダイエッ ト繊維に、あるいはまた、発酵乳、デザートクリーム、ケーキや強壮ドリンク剤 などに、添加あるいは伴なわせることができる。 本発明によれば、プロピオン酸バクテリアは、微生物団塊(biomass)の形で 、あるいは、本来増殖するパン種の形で導入できる。 その組生物は、乾燥されると、好ましいことに、規則正しく吸収されるに必要 な服用量のバクテリアを含む個々の断片の形となる。 これらの断片は、直接、あるいは、液体にあらかじめ溶かして摂取することが でき、吸収しやすい形で、例えば、タブレット、顆粒の袋、液体等での形で、パ ッケージされる。 このようなプロピオン酸バクテリアの濃縮した乾燥調整品を4℃で1年間保存 したところ、濃度の低下は、1Log単位(one Log unit)以下であることが確 認された。 耐胃生のものでもなくても、ゼラチンカプセルが特に好ましい包装であること が経験的に判った。 本発明の他の特徴によれば、個々の断片の各々は多数のバクテリア、好ましく 、109個より多いバクテリアを含んでいる。 培養中にNOを生成するというプロピオン酸バクテリアのさまざまな株の非常 に特殊な能力が、種々の実験で、すなわち、まず、亜硝酸塩イオンNO2を測定 することによって間接的に、続いて、嫌気性媒体中での質量分析によって直接的 に、確認された。 これらの実験においては、第1段階で、富アルギニンおよび貧硝酸塩(50μ M)媒体中での亜硝酸塩濃度が調査され、観測されたNOの生成には、アルギニ ンは決定的ファクターではないことが判った。 第2段階では、硝酸塩を追加した媒体が調査された。その結果から、酸化窒素 の生成は硝酸塩に依存することが明らかになった。 1.比較予備テスト 種々のバクテリア株(ヨーグルト接種物、ビフィドバクテリア、乳酸菌)を、 イースト抽出物(10g/l)を添加して再構成したミルク媒体(100ml)中 に培養し、続いて、37℃で恒温した。 亜硝酸塩の蓄積量をその間に測定した。 これらの予備テストは、下記の条件で行われた: ・0時間、4時間、7時間、および10時間、37℃で恒温。 ・3回の繰り返し。 ・ブランールーベ(Bran−Luebbe)システムによる亜硝酸塩の定量分 析 分析する抽出物の特性を考慮して、二重遠心分離(2×10分、4℃、15, 000回転/分)によってサンプルの純度を上げ、ミニプレップ(Minipr ep)10カートリッジ(MW>10KDのプロテインを保持した)上で限外ろ 過し、続いてサンプルをウォーターズC18樹脂(55〜105μm)を通過さ せて部分洗浄した。 この方法を、第一段階で、標準亜硝酸塩サンプルに付いてテストし(図1に示 す)、次に、7時間恒温された乳酸菌培養抽出物、それに既知の量の亜硝酸塩を 添加したもの、またはその他のものに付いて、テストした(図2に示す)。 図1は、ブランールーベ自動分析線で得られた比色定量分析の概要を示し: (1)は、10時間恒温後のビフィドバクテリア培養媒体のものであり、 (2)は、標準亜硝酸塩溶液のものであり、 (3)は、同じものであるが、限外ろ過した溶液のものであり、 (4)は、同じものであるが、限外ろ過した後C18樹脂を通過させ溶液のもの である。 図2は、ブランールーベ自動分析線で得られた比色定量分析の概要を示し: (1)は、37℃で10時間恒温後の乳酸菌培養媒体のものであり、 (2)および(3)は、410μg/lの亜硝酸塩を含む標準溶液のものであり 、 (4)および(5)は、37℃で10時間恒温された乳酸菌培養抽出物に、既知 の量の亜硝酸塩を添加して820μg/lの亜硝酸塩を含む溶液としたものにつ いてである。 これらのサンプルは、前記した条件下で、遠心分離、限外ろ過、およびC18 樹脂の通過によって、純度を上げた。これらのテストによれば、ヨーグルト接種 物、ビフィドバクテリア属、乳酸菌のいずれを使用しても、その恒温時間(0、 4、7および10時間)には関係なく、亜硝酸塩の蓄積は測定されなかった。 2.プロピオン酸バクテリア培養物による亜硝酸塩の蓄積の例証 準備したYEL媒体中の存在するかもしれない硝酸塩あるいは亜硝酸塩を比色 定量分析(ベーリンジャー(Boehringer)キットによってあらかじめ 調査した。これにより、この媒体中に、この媒体の作成に使用するイースト抽出 物から北かもしれない硝酸塩が多少量(濃度50〜100μM)存在することを 実証することができた。他方、YEL媒体が亜硝酸塩を全く含んでいないことが 確認された。 プロピオン酸バクテリア培養物(YEL媒体100ml当たり1gの凍結乾燥 物)がテストされた。 これらのテストは、下記の条件下で行われた: ・30℃にて、24,48,あるいは72時間恒温、 ・24時間恒温を3回繰り返し、 ・沸騰によって恒温停止、 ・遠心分離および抽出物のC18樹脂の通過によって生成物の純度を上げる、 ・ブランールーベシステムによる分析によって、媒体中の亜硝酸塩の定量分析。 YEL媒体上でのバクテリアの恒温時間を関数とする亜硝酸塩の蓄積の動態論 を打ち立てるために、プロピオン酸バクテリアによって蓄積された亜硝酸塩を定 量分析した。 図3は、一方では(□)、恒温時間(時間)の関数とした硝酸生成量(μg/培 養物100ml)の変化を表し、他方では(○)、恒温時間(時間)の関数とした 混濁度(λ=650nmにおける吸収)の変化を示している。 この図は、亜硝酸塩の量が、恒温時間24時間で最大となり、48時間後およ び72時間後に顕著に減少することを示している。 この減少は、多分、亜硝酸塩がその還元酵素によりNO、NO2あるいは他の 化合物へ還元されることの結果であると考えられる。 本発明によれば、NO2の蓄積は使用するプロピオン酸バクテリアの種あるい は株によることを確認できた。 3.プロピオン酸バクテリアの4つの異なる種の9株に付いて培養媒体中の亜硝 酸塩蓄積の比較例証 このテストでは、調査は、種P.フロイデンライチイ(freudenrei chii)の株P20、P23、2408、2410、2500、および250 1、更に、種P.トエニイ(thoenii)、P.アシディプロピオニチ(a cidipropionici)、およびP.ジエンセニイ(jensenii )のそれぞれの株TL221、TL223およびTL207について行われた。 ここで、TL(technologie Iaitiere(酪農技術))株は INRA−LRTLに属し、他方、P23株(即ちITG23)は、Insti tute Pasteur(パスツール協会)のNational Colle ction of Micro−oarganism Cultures(CN CM)(国立微生物培養コレクション)に、No.I−1804で1996年12 月18日付けにて登録されている。 種々のプロピオン酸バクテリア株(1gの凍結乾燥物あるいは5mlの新鮮な 培養物)が、約50μMの亜硝酸塩を含む100mlのYEL媒体上で、下記の 条件で、培養された: ・30℃にて、12、24、36あるいは48時間恒温、 ・3回繰り返し、 ・沸騰により恒温停止、 ・遠心分離および抽出物のC18樹脂の通過によって生成物の純度を上げる ・ブランールーベシステムによる分析によって、媒体中の亜硝酸塩の蓄積量の測 定、 ・650nmの吸収を読んで測定される各培養物の発酵の推定。 各株に対して得られた結果を、図4に対照して示した。 この図は、各々に付いて、恒温時間を関数とした、亜硝酸塩の蓄積量(□)お よび培養媒体物の混濁度(○)の変化を示している。これらの値は、n=3に対 する平均値±平均の標準誤差に対応している。 ここで、亜硝酸塩蓄積量のスケールは、株P23およびTL223の場合、2 5倍になっていることに注意すべきである。 これらの結果から、培養物の混濁度の変化から推定すると、バクテリアの成長 は調査される株の全てに付いて同様であり、48時間恒温後において、約2〜2 .5ODに達することが判る。ただし、TL221株だけは、混濁度は2日後に わずかに0.6ODに達するだけである。 他方、恒温時間を関数とする亜硝酸塩の蓄積量に付いては、非常に大きな差が 存在する。 特に、株2500、2408、P20、2501、2410、TL207およ びTL221は、比較的少量の亜硝酸塩を蓄積する。それらの最大値(NO2 -/ mlが0.1μg)は、それぞれ、恒温時間36時間、12時間、36時間、1 2時間、12時間、24時間および24時間後に到達する。 対照的に、株P23およびTL223では、非常に大きな亜硝酸塩の蓄積が得 られ、それぞれ36時間後および12時間後に、NO2 -/mlが1.8μgの最 大蓄積量に達する。 前記の第2のテストで分析された(図3)プロピオン酸バクテリア株は、0. 5μg/mlのNO2 -最大蓄積量を持つ中間位置に有ることに注目すべきである 。 これらのテストから、4つの異なる種の中の異なるプロピオン酸バクテリア株 によって生成される亜硝酸塩の量には、有意な差が有り、それらの差は株の成長 とは無関係であるということができる。 これらの結果は、培養媒体中の亜硝酸塩濃度の変化を、各株に付いて、その混 濁度の関数として、したがってバクテリア成長の関数として調査することによっ て確認することが出来た。 最後のテストの結果を図5に示す。そこでは、各値は、n=3に対する平均値 ±平均の標準誤差に対応している。 前記のテストは、調査した株の中で、TL223株が亜硝酸塩を最も多く蓄積 し、その亜硝酸塩は12時間後に消滅することを確証するために計画された。こ の株は、したがって、嫌気性媒体中での質量分析による酸化窒素の生成の直接測 定に関する補充的テストにおいて選択された。 4.ヘリウム雰囲気のもとでTL223株によるNOの生成の予備測定 このテストにしたがって、50μMの硝酸塩とTL223株の0.25mlの 新鮮な培養物を含んだYEL媒体を入れた10mlチューブの中に培養物を準備 した。 チューブの大気は、ヘリウムの流れ(100ml/分)によって、100秒で 即座に排除された。 チューブ中の雰囲気内のNOの蓄積を、下記の条件で、その間に測定した: ・30℃において、24時間、48時間あるいは72時間恒温、 ・4回繰り返し、 ・質量分析によるNOの蓄積量の測定、 ・650nmの吸収を読んで測定される各培養物の発酵の推定。 この予備テストの間、ガス純化装置(Roboprep G+)−質量分析計 (Twenty−Twenty)は、酸化窒素の量の増加と伴に目盛校正された 。 このガスは、KIおよびH2SO4の溶液の存在下でNaNO2から発生される 。 酸化窒素の同定と定量は、その質量、即ち、1416○では30、1516Oおよ び1417Oでは31、に基づいて行われる。続いて、この同定は、アイソトープ 比:31/30=[1516O+1417O]/1416Oを測定することによって確 認された。ここで、NOの理論的アイソトープ比31/30は、17Oによる汚染 がなければ、0.00367である。 この予備テストの結果を図6に示す。そこでは、左半分Aは、酸化窒素の量を 定めるために用いた質量分析計の目盛校正曲線に対応し、右半分Bは、アイソト ープ比31/30の測定に対応する。 このテストの実際の結果を図7に示す。 詳細には、図7Aは、媒体の混濁度を関数としたチューブの雰囲気中のNOの 蓄積量の変化を示す。図7Bは、恒温時間を関数とした蓄積量の変化を表す。 垂直バーおよび水平バーがそれぞれのプロットマークより大きな幅のときは、 n=4に対する平均の標準誤差を表している。 図7B(それは、ヘリウム下における培養媒体のその間における混濁度の変化 をあらわしている)と図4(それは、空気中での同じ変化を表している)とを比 較すると、TL223株の成長は基本的にヘリウムから成る雰囲気によってほと んど影響されないことが判る。 また、雰囲気中への酸化窒素の蓄積速度は、恒温の最初の45時間に亘って一 定であり、その後、混濁度が1.5ODに接近する(図7A)ことに対応して湾 曲する(図7B)。 65時間の恒温後(混濁度1.7OD以上)、ヘリウム雰囲気中に、培養媒体 1ml当たり約1.5μgのNOが蓄積されている。 得られた大きさの程度は、空気に接触した培養媒体で測定された亜硝酸塩含有 量に匹敵する。 後者の場合、実際、TL223株は混濁度1.5ODで、最大1.8μgのN O2 -/mlを蓄積したことが明らかである(図5)。これは、約1.2μgのN O/mlに対応する。 TL223株によるNOの生成についてのこの予備直接測定から、本発明にし たがって、この酸化窒素の合成ルートを確認する企てがなされ、この目的のため に、この合成が亜硝酸塩あるいは硝酸塩の供給によって活発化されるか否かとい う考えが提案された。 以下に概括的に述べるテストによって、そのような活発化を確認することがで きた。 5.亜硝酸塩あるいは硝酸塩の供給によるNOの生成の活発化の研究 プロピオン酸バクテリアによるNOの生成がNO2 -あるいはNO3 -から可能で あるか否かを調査するために、TL223株が1mMのKNO2あるいはKNO3 15Nで表される同位体を持つか持たないかに関わらず)の存在下にあるときN Oの生成の増加が観測されるか否かを明らかにする調査が行われた。 この実験は、次の条件で行われた: ・TL223株を、YEL媒体中だけ(制御)に、また、15Nで表される同位体 を持つ1mMのKNO2あるいはKNO3を添加(濃度50%)したものに、1% の濃度で接種した、 ・30℃において、24時間、48時間または72時間恒温、 ・ポイント当たりまた処理当たり3回繰り返し、 ・NOの蓄積と、質量分析によるアイソトープ比の決定、 ・650nmにおける吸収を読むことによって測定される各培養体の発酵(混濁 度)の推定、 ・バクテリア媒体の回収、遠心分離、ベーリンジャーキットによる測定後の硝酸 塩および亜硝酸塩の定量分析。 NO3 -濃度(100、150、350、650および1050μM)あるいは NO2 -濃度(50、100、400、800、および1000μM)の関数とし て、30℃において(TL223株はYEL媒体中に1%の濃度で接種された) 72時間の恒温後、NOの蓄積量が、分析された。 分析するサンプルは、NO分析チューブにそれぞれ分配され、厳密な嫌気性条 件を得るために、150秒間ヘリウムを噴射供給することによって、その大気は 、即座に、排除された。 質量分析計によるNOの可能な検出に対するこのヘリウムの噴射の影響を、無 菌のYEL媒体でテストした。このYEL媒体は、あらかじめヘリウムの噴射を うけ、30℃において72時間恒温された。0時間、24時間、48時間および 72時間(3回の繰り返し)の恒温後、NOの生成は検出されず、混濁度は0の ままであった。 このようにして、ヘリウム噴出の品質、いかなるバクテリアによる汚染もない こと、ヘリウム噴出と質量分析によるNOの測定との間に相互作用のないことを チエックすることができた。 前記のテストから、亜硝酸塩あるいは硝酸塩の存在におけるNOの蓄積の動態 についての結果を、図8に示す。 より詳細には: − 図8Aは、時間の関数としてNOの蓄積の変化を示している、 − 図8Bは、時間の関数として混濁度の変化を表している。 − 図8Cは、時間を関数としてのアイソトープ比(質量31)/(質量30+ 質量31)の変化を示している。 − 図8Dは、混濁度を関数としたNO生成量の変化を表している。 これらの図の各々は、YEL単独、1mlの硝酸塩(50%の割合の15NO3 −と14NO3 -)を含んだもの、1mMの亜硝酸塩を含んだもので培養したTL2 23株に付いて示している。 垂直のバーは、それらがプロットマークより大きいときは、n=3に対する平 均の±標準誤差を表している。 この図から、1mMのKNO3(窒素15と付記されたものあるいは付記のな いもの)で、あるいは1mMのKNO2で培養されたTL223によるNOの蓄 積量は、30℃において48時間恒温後、1μg/mlのNOに接近することが わかる。この値は、硝酸塩および亜硝酸塩の添加のないYEL媒体の場合の3. 5倍である(図8A参照)。これらの差は媒体の組成によって生ずる成長変動によ るものではない。何故なら、成長終了時の混濁度は、YEL単独の場合(72時 間後で4.5OD単位である)と、同じ媒体に硝酸塩あるいは亜硝酸塩を添加し た場合(72時間後で5OD単位である−図8Bおよび8D参照)とで同じオー ダーの大きさである。 図8Cから、K15NO3を50%の割合で添加すると約48時間の恒温後に、 40%の割合でその同位体を含むNOを得ることができることが判った。このよ うに、硝酸塩の形で添加した質量15の窒素がTL223株によって合成された NO中に発見された。 また、TL223株がK15NO3で培養されるとき、質量31(1516O)の ピークの概要は付記のない硝酸塩を含むYEL媒体に付いて分析されたNOと比 較して大幅に増加することが観測された。 さらに、付記のないKNO3あるいは、KNO2を1mM添加することによって 、NOがアイソトープ比0.75%(48時間の恒温後−図8C参照)を持って 生成される。この値は、天然のNOのアイソトープ比(約0.4%)についての 値に非常に近似している。 この最後の観測から、質量分析されたガスは正にNOで有ったことが明らかで ある。 このように、これらのテストから、TL223株は、亜硝酸塩から直接、ある いは硝酸塩の存在下でこの硝酸塩が亜硝酸塩に還元された後、NOを合成するこ とが可能であるということができる。 1mMのK15NO3を50%の割合で添加したYEL媒体で得られたアイソト ープ比を根拠として、硝酸塩が亜硝酸塩へ添加する程度を推定することは可能で ある。即ち、添加されたK15NO3の20%がTL223株で酸化窒素に転換さ れる。 無菌のYEL媒体に元々有る硝酸塩が、TL223による観測されたNOの生 成(72時間の恒温後におけるNOは2μg/mlである。−図7参照)を説明 する。 硝酸塩あるいは亜硝酸塩の関数としてNOの生成量の変化を図9に示す。詳細 には: − 図9Aは、TL223株をYEL媒体上で培養し72時間後におけるNO生 成量と混濁度の変化を、初期の硝酸塩濃度を関数として示している。 − 図9Bは、TL223株をYEL媒体上で培養し72時間後におけるNO生 成量と混濁度の変化を、初期の亜硝酸塩濃度を関数として示している。 − 図9Cは、初期の硝酸塩濃度を関数として、硝酸塩がNOに転換する程度の 変化を示している。 − 図9Dは、初期の亜硝酸塩濃度を関数として、硝酸塩がNOに転換する割合 の変化を示している。 これらの図において、YEL媒体単独のなかに約50μMの硝酸塩が存在する ことを考慮して、硝酸塩濃度は、修正され、100、150、350、550、 650、および1050μMとされる。 亜硝酸塩濃度は、50、100、400、800、および1000μMとされ る。 これらの図から、選択されたレンジにおいて、TL223株による酸化窒素の 生成は、YEL媒体における硝酸塩(図9A)または亜硝酸塩(図9B)の初期 濃度に比例することが明らかである。この関係は直線的である。 両方の場合、高原状態は観測されなかった。このことから、使用された硝酸塩 および亜硝酸塩濃度では、プロピオン酸バクテリアTL223株によるNOの最 大蓄積レベルを達成できないことが仮定される。 ここで注意すべきは、硝酸塩および亜硝酸塩の存在は、テストされた全ての濃 度において72時間後の混濁度が酷似していることからして、バクテリアの成長 には影響を与えない。 さらに、図9Aおよび9Bの曲線は重ね合わせることができることを指摘して おく。このことは、生成されるNOが、亜硝酸塩から直接あるいは、硝酸塩から 亜硝酸塩への還元を通して、得られることを意味している。 さらに、これらの結果から、TL223株の使用について、硝酸塩の亜硝酸塩 への還元工程が、この実験で選択された硝酸塩濃度に限定されるものではないこ とが判る。 また、NO3 -の転換の程度(図9C)およびNO2 -の転換の程度(図9D)は 、有効な基質の量の関数として変化する。即ち、NO3 -あるいはNO2 -濃度が1 000から100μMに変化するとき、20から60%に変化することを指摘す ることも重要である。 このことは、NOの生成量は大きく規制されること、また、窒素合成のための 5価の窒素(nitric nitrogen)の使用に大いに関わっているこ とを示唆している。 前記の結論から、NOの生成量を、2つの異なる種のプロピオン酸バクテリア の12の株について調査した。これらのテストの結果を下に示す。 6.プロピオン酸バクテリアの異なる株によるNOの生成nついての研究 このテストのために選択されたプロピオン酸バクテリアの株は次の通りである 。 P.フロイデンライチイ:LS410、LS2501、LS2502、 ITG23、CNRZ89、CNRZ277、CNRZ81 P.アシディプロピオニチ:TL223、NCDO1072、PR75、 CNRZ80、CNRZ86、CNRZ287 CNRZ80、CNRZ81、CNRZ86、CNRZ89、CNRZ277 、 CNRZ287は、INRA−CNRZパブリックコレクションに属しており、 NCDO1072は英国コレクション「国立酪農微生物コレクション(Nati onal Collection of Dairy Organisms)」 に属し、他のものは私的コレクションに属する。 550μMの硝酸塩の存在するYEL媒体への接種後、バクテリア培養物は、 即座に、閉じたチューブ中に5ml単位で分配され、ヘリウムを噴出供給された (嫌気性条件)。次に、このプロピオン酸バクテリア株は、下記の実験条件で処理 された: ・30℃において、24時間、48時間または72時間恒温、 ・3回繰り返し、 ・雰囲気中のNOの蓄積と、質量分析によるアイソトープ比の決定、 ・650nmにおける吸収を読むことによって測定される各培養体の発酵(混濁 度)の推定、 ・バクテリアの媒体を回収し、遠心分離、およびベーリンジャーキットによる測 定後硝酸塩と亜硝酸塩との質量分析。 図10は、550μMの硝酸塩を含むYEL媒体中で培養したTL223およ び他の12のプロピオン酸バクテリア株によるNOの生成量の時間を関数とした 変化を示している。このTL223株は、比較のためにいずれの場合にも表した 。 垂直バーは、プロットマークより大きいときは、n=3の場合の平均の±標準 誤差を表している。 この図は、プロピオン酸バクテリアの異なる株の間に大きな発散が有ることを 示している。 全体的には、72時間の恒温後におけるNOの生成量のレベルを比較すること によって、これらの株は、次の3つのカテゴリーに分類できる: ・4〜4.5μgNO/mlを生成可能な株:TL223、CNRZ80、NC DO1072、PR75。これらの株によって生成されるNOのアイソトープ比 は2〜2.5%(T=72時間)である。 ・約2μgNO/mlを生成可能な株:CNRZ81、CNRZ86、CNRZ 89、CNRZ277、LS2502、ITG23。これらの株によって生成さ れるNOのアイソトープ比は4〜5.5%(T=72時間)である。 ・1μg未満NO/mlを生成可能な株:LS410、LS2501、CNRZ 287。培養媒体中に550μMの硝酸塩が存在するが、これら3種の株は非 常に少量のNOを生成したにすぎない。そのアイソトープ比は約10〜13%( T=72時間)であった。これらの値は、これらのバクテリア中に検出される質 量30および31のピークは酸化窒素に対応しないことを示唆している。 ここで注意すべきは、最初の2つのカテゴリーに属する株では、生成されるN Oは成長の終了によって減少しないこと、従ってプロピオン酸バクテリアによっ て再使用されないことである。かくして、NOが蓄積される。 図11は、550μMの硝酸塩を含むYEL媒体中で培養し前記13種のプロ ピオン酸バクテリア株によるNOの生成量の混濁度を関数とした変化を示してい る。TL223株を、比較のためにいずれの場合にも表した。 垂直バーは、プロットマークより大きいときは、n=3の場合の平均の±標準 誤差を表している。 図12は、550μMの硝酸塩を含むYEL媒体中で培養し分析された前記1 3種のプロピオン酸バクテリア株による時間を関数とした混濁度(650nmに けるOD)の変化を示している。 TL223株を、比較のためにいずれの場合にも表した。 垂直バーは、プロットマークより大きいときは、n=3の場合の平均の±標準 誤差を表している。 最大のNOを生成する株(TL223、CNRZ80、NCDO1072、お よびPR75)は全て高い混濁度(72時間恒温後4〜5OD単位)に達する。 これらの株の中で、注意すべきことは、バクテリアNCDO1072およびP R75は、TL223に比してそれほど急速には成長しないが、大量のNOを急 速に蓄積できることである。 すなわち、PR75は、混濁度0.5OD単位においてNO2.8g/mlを 生成する。NCDO1072およびPR75において最大のNO生成量は1.5 ODの混濁度において記録され、これは、TL223における3.4ODと対比 される。 これらの結果を整理するために、調査された13種類のプロピオン酸バクテリ ア株に付いて、恒温時間を関数とした培養体のNOの変化、硝酸塩および亜硝酸 塩濃度の変化を分析した。 それにより得られた結果を下記の表中に対照して示した。そこでは、濃度は、 μMで表してある。各株に付いて、測定は、バクテリアを遠心力で除去後チュー ブ上で行なった。 この表から以下の観察が可能である: −4μgのNO/mlを生成する株は、24時間恒温後、使用可能な硝酸塩(即 ち550μM)を完全に還元できる。さらに、恒温の最初の48時間の間に得ら れた亜硝酸塩を全て還元することができる。 − LS410およびCNRZ287の株は、非常に低レベルのNOを生成する が、媒体中に有る硝酸塩を十分に吸収することができない。 − NOの中程度の蓄積を呈する株に付いては、硝酸塩および亜硝酸塩の濃度に ついての非常に異なる変化が、NO3 -の吸収速度の大きな差および/またはNO3 - およびNO2 -の還元速度の大きな差を反映して、観測され得る。すなわち、C NRZ81株は、24時間恒温後に硝酸塩の全てを還元することができる。また 、48時間後には、NO3 -の還元によって得られたNO2 -の全てを還元する。対 照的に、CNRZ277は、72時間の恒温後にも、なお、246μMのNO3 - および85μMのNO2 -を含んでいる。 前記したテストから、ある種のプロピオン酸バクテリア株は、培養媒体中の硝 酸塩を還元し、NOを合成するに必要な亜硝酸塩を生成することが明らかになっ た。 ここで注意すべきは、最も多くのNOを生成するプロピオン酸バクテリア株( TL223、CNRZ80、NCD01027、PR75)は、全て、P.アシ ジプロピオニチに属し、更に、全て硝酸塩還元酵素能を有している。 対照的に、NOをほとんどあるいは全く何も(質量分析計の検出限界)生じな い菌株は、公知の硝酸塩還元酵素能を持たないバクテリア(LS410、LS2 501、CNRZ287)である。 あるプロピオン酸バクテリア株については、NO生成動態論は硝酸塩還元酵素 能に直接関連しないように見える。 これらの結果から、本発明は、また、被吸収性の食用あるいは薬用組生物に関 し、550μMの硝酸塩を含むYEL媒体に対して少なくとも1μg/mlの割 合で酸化窒素を放出および/または蓄積する能力の関数として選択された大量の 、好ましくは109セル/gより多いプロピオン酸バクテリア株を含む調整品か らなることを特徴とするものである。 本発明の他の特徴によれば、この組生物は、P.アシジプロピオニチ種のTL 223、CNRZ80、CNRZ86、およびNCDO1072の少なくとも1 つに属するプロピオン酸バクテリア株を含んでいる。 これらの株の中で、TL223が特に有利であることが証明された。 ここで注意すべきは、CNRZ80は、高濃度のNOを蓄積でき、しかもそれ を迅速に(比較的低い混濁度において)行うことができることから、生産性の観 点から非常に特殊な価値が有るものである。 更に本発明の他の特徴によれば、この組生物は、P.フロイデンライチイ種の ITG23、CNRZ81、CNRZ89、CNRZ277およびLS2502 の少なくとも1つに属するプロピオン酸バクテリア株を含んでいる。 更に、本発明の他の特徴によれば、その組生物は、ビフィドバクテリアおよび /または乳酸菌のような他のバクテリアを含有することができる。 前記の結果を完成させるために、2種類の非プロピオン酸バクテリア:亜硝酸 塩を還元する能力を持つとして知られているE.コリ(coli)およびラクト バシラスファーシミニス(Lactbasillus farciminis) について、実験を行った。 7.E.コリ株およびラクトバシラスファーシミニス(L.ファーシミニス)株 によるNO生成の研究 これらのテストは、主に、「インターナショナル・ジャーナル・オブ・フッド ・マイクロバイオロジー」10、(1990)、323〜330頁における、グッ ドラン・ウォルフ(Gudrun Wolf)、エルケ・ケー・アレント(Elk e K.Arendt)、ウテ・フェーラー(Ute Pfahler)、および ウォルター・ピー・ハメス(Walter P.Hammes)による論文「乳 酸菌によるヘム依存性およびヘム独立性亜硝酸塩還元が異なるN含有製品に結果 する」の存在に基づいて行われた。その論文には、ある種の乳酸菌(L.ファー シミニス)は亜硝酸塩から酸化窒素を生成できることが開示されている。 予備実験によれば、1mMの硝酸塩を添加されたMRS中で5時間30分L. ファーシミニス株を成長させた後では、硝酸塩および亜硝酸塩は、最早、培養体 中には検出されなかった。 E.コリ株ついて1ml硝酸塩を添加されたBHI媒体で7時間30分成長後 、同じ観測をした。 その成長の間、L.ファーシミニス株は、MRS媒体を酸性化する(5〜6時 間培養後約pH5)ことが知られている。 YEL媒体で行われたテストから、亜硝酸塩が酸性媒体中でNOに転換される ことを観測することができた。 これらのテストは、下記の実験条件の下で行われた: − YEL媒体をHClで酸性化、 − 400μMの濃度で亜硝酸塩を添加した、 − 媒体を圧力釜に入れる、 − 3回の繰り返し。 得られた結果を図13に対照して示す。同図は、亜硝酸塩を添加したYEL媒 体中での、37℃にて24時間恒温後における、NOの生成量のpHによる変化 を示している。 この図から、媒体が酸性であるときその媒体中であ硝酸塩からNOを生成でき ること、その生成量はpHの減少と共に増加することが明らかである。 この結果、NOを生成しないとされていた(Eur.J.Bio.Chem. ,209,793〜802頁のBrittain T,Blackmore R ,Greenwood C & Thomspn AJ による論文「微生物の 亜硝酸塩還元酵素」参照)L.ファーシミニス株およびE.コリ株によるNO生 成の比較テストを行なった。 これらのテストは、次の条件の下に行われた: − BHI媒体(E.コリ)あるいはMRS媒体(L.ファーシミニス)上で3 7℃にて恒温、 − この媒体に硝酸塩を濃度1mMで添加、 − 各チューブの雰囲気にヘリウムを100秒間噴出、 − 3回繰り返し、 − 恒温終了時に混濁度を測定。 これらのテストにより図14に示される結果を得た。 詳細には: − 図14Aは恒温時間を関数としたNO生成量の変化を示す。 − 図14Bは媒体の混濁度を関数としたNO生成量の変化を示す。 得られたNO生成量の値は、有意と認められる閾値1μg/mlよりはるかに 低い値であることに注目すべきである。この結果から、培養チューブ内にNOの 蓄積がないことが判る。 これらの結果から、予備実験において、それぞれ、5時間30分後(L.ファ ーシミニス)および7時間30分後(E.コリ)に硝酸塩および亜硝酸塩が観測 されなかったことを、化学的にも(媒体の酸性化に伴う)また微生物学的にも、 NOの蓄積によって補うことができないことを示している。 L.ファーシミニス株の場合、これらの結果を、乳酸塩を含有するバッファー 燐酸塩で調整したpH=6.5における休止セルの形のバクテリアについて行っ たテストによって確認した。このテストは、下記の条件によって行われた: − 37℃にて恒温、 − 硝酸塩を濃度400μMで添加、 − 各チューブの雰囲気にヘリウムを100秒間噴出、 − 3回繰り返し、 − 恒温終了時に混濁度を測定。 この分析の結果を図15に示す。そこでは: − 図15Aは、恒温時間を関数としたNO生成量の変化を示す。 − 図15Bは、媒体の混濁度を関数としたNO生成量の変化を示す。 これらの結果から前記のことが確認された。すなわち、得られたNO生成量の 値はあまりに小さく、有意とは認められず、しかも、L.ファーシミニス株は酸 化窒素を蓄積することができない。しかしながら、多分、この菌株は、成長の開 始時において酸化窒素を生成することができるが、その酸化窒素の幾分かはこの バクテリアによって再利用される。 それぞれ30℃および37℃にて恒温後休止セルの形のTL223株およびC NRZ80株について、補助テストを行った。 8.休止セルの形のプロピオン酸バクテリアによるNO生成量の変化 この実験は下記の条件で行われた: − 乳酸塩を含むpH=6.5のバッファード燐酸塩中に休止セルを縣濁、 − 30℃または37℃にて恒温 − 亜硝酸塩を濃度400μMで添加、 − 各チューブの雰囲気にヘリウムを100秒間噴出、 − 3回繰り返し、 − 恒温終了時に混濁度を測定。 ここで、30℃での恒温に関わるテストの間、TL223およびCNRZ80 株に加えて、CNRZ81株が二重バクテリア濃度で検査された。 この実験の結果を図16および17に示す。詳細には: − 図16Aは、恒温時間を関数とした、30℃での休止セルによるNO生成量 の変化を示す。 − 図16Bは、媒体の混濁度を関数とした、30℃での休止セルによるNO生 成量の変化を示す。 − 図17Aは、恒温時間を関数とした、37℃での休止セルによるNO生成量 の変化を示す。 − 図17Bは、媒体の混濁度を関数とした、37℃での休止セルによるNO生 成量の変化を示す。 この結果から、P.アシディプロピオニチ種の2つの株(TL223およびC NRZ80)ばかりでなく、P.フロイデンライチイ種の株(CNRZ81)の 場合にも、休止セルによるNOの生成が当然あることが証明された。 全体的には、同じバクテリア濃度においては、休止セルによるNOの生成量は 、YEL媒体で培養されたバクテリアの場合に観察されたと同じオーダーである 。 休止セルによるNOの生成は、基本的には、恒温の最初の5時間に生じ、これ を過ぎると、生成量は低くなる。 また、37℃におけるNOの生成量は、30℃における生成量と同じか(TL 223)、あるいはわずかに高い(CNRZ80)。 加えて、プロピオン酸バクテリアの接種に伴う利点を、健康な人間について調 査して確認した。 9.プロピオン酸バクテリアの摂取による健康な人間の腸の通過への影響の研究 この研究は、カーンの大学病院において、19人の健康な男性ボランティアを 対象に病院看護の下に行われた。 このテストの開始時に、各ボランティアには、連続8日間、10個の放射線遮 断マーカー(radio−opaque marker)を吸収させた。この処 置は、文献、アーハン・ピー(Arhan P)、デブロード・ジー(Devro ede G)、ジェハニン・ビー(Jehannin B)等による「デイス・ コロン・レクタム(Dis Colon Rectum)」1981;24:62 5−9、およびブーチョーチャー・エム(Bouchaoucha M)、デブロ ード・ジー(Devroede G)、アーハン・ピー(Arhan P)等によ る「デイス・コロン・レクタム(Dis Colon Rectum)」1992 ;35:773−82の開示にしたがってなされた。 この処置にしたがって、通過調査は、腹部前方映像中に分布する腹腔の異なる 領域に摂取された放射線遮断マーカーを数えることによって行われる。これらの 領域(右結腸、左結腸、全部S字曲部)は、5番目の腰部脊椎と骨盤の輪郭と結 ぶ仮想線によって規定される。通過時間は、式T=1/N−n・Δtにしたがっ て計算される。ここで、Nは10マーカー、nはある領域で数えられたマーカー の数、Δtは24時間を表す。 この摂取の次の日、すなわち9日目に、ボランティア達に、何らの事前準備を せずに、腹部の前方レントゲン写真を撮ってもらった。 その次の日、すなわち10日目から毎日、2週間にわたり、各ボランティアに ゼラチンカプセルを摂取してもらった。このカプセルには、チーズ生産業で使用 され人間に全く無害の菌株のバンクから入手したプロピオン酸バクテリアが5× 1010個入っている。 通過時間に関するこの最初の研究と類似の第2の研究を、プロピオン酸バクテ リアの摂取の第2週目の間、すなわち、17日目から26日目まで行った。 この研究から、左結腸の通過時間については、はっきりした減速が現れること が明らかになった(ウィルコクスン・マッチド−ペアード・サインド−ランクス ・スタティスティカル・テスト(Wilcoxon Matched−Pair e d Signed−Ranks statistical test)によるp <0.05);右結腸および前部S字曲部の通過時間は、プロピオン酸バクテリ アの摂取によってはほとんど影響されなかった。 かくして、この研究から、プロピオン酸バクテリアの摂取は腸の運動性へ影響 を与えることが証明される。これらの結果は、プロピオン酸バクテリアによる酸 化窒素の合成に伴われるものであると思われる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 1/308 A23L 1/308 A61P 1/14 A61P 1/14 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ルグラン,マルク アンリ フランス共和国,エフ―14000 カーン, ル ヴァンドーム,アレ ボーセジュール 6 (72)発明者 ローラン,ナタリー フランス共和国,エフ―35000 ランヌ, ルー パプ 62,バティモン アー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 人あるいは動物の消化器官に生理学的に有意な量の酸化窒素を放出可能な 被吸収性の通常の食品組成物、あるいは被吸収性の食用ないし薬用組生物 を製造するためにプロピオン酸バクテリアを使用する使用方法。 2. 前記組成物が乾燥された調整品であることを特徴とする請求項1の使用方 法 3. 前記組成物が、規則正しく吸収されるに必要な服用量のバクテリアを含む 個々の断片の形であることを特徴とする請求項2の使用方法 4. 前記個々の断片の各々は、109個のバクテリアを含んでいることを特徴 とする請求項3の使用方法 5. 前記組成物が、発酵したあるいは発酵されていない液体調整品であること を特徴とする請求項1の使用方法 6. 前記組成物が、プロピオン酸バクテリアをチーズやダイエット繊維のよう な食品に添加した精巧な調整品であることを特徴とする請求項1の使用方 法 7. 550μMの硝酸塩を含むYEL媒体に対して少なくとも1μg/mlの 割合で酸化窒素を放出および/または蓄積する能力の関数として選択され た大量の、好ましくは109セル/gより多いプロピオン酸バクテリア株を 含む調整品からなることを特徴とする被吸収性の食用あるいは薬用組生物 。 8. 前記組生物が、P.アシジプロピオニチ種のTL223、CNRZ80、 CNRZ86、およびNCDO1072の少なくとも1つに属するプロピ オン酸バクテリア株を含んでいることを特徴とする請求項7の組成物。 9. 前記組生物が、P.アシジプロピオニチ種のTL223に属するプロピオ ン酸バクテリア株を含んでいることを特徴とする請求項8の組成物。 10.前記組生物が、CNRZ80に属するプロピオン酸バクテリア株を含んで いることを特徴とする請求項8の組成物。 11.前記組生物が、P.フロイデンライチイ種のITG23、CNRZ81、 CNRZ89、CNRZ277およびLS2502の少なくとも1つに属 するプロピオン酸バクテリア株を含んでいることを特徴とする請求項7の 組成物。 12.前記組生物が、ビフィドバクテリアおよび/または乳酸菌のような他のバ クテリアを含有することを特徴とする請求項7から11のいずれか1つの 組成物。
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