JP2001506715A - 織機用の耳挿入装置 - Google Patents

織機用の耳挿入装置

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JP2001506715A JP52834498A JP52834498A JP2001506715A JP 2001506715 A JP2001506715 A JP 2001506715A JP 52834498 A JP52834498 A JP 52834498A JP 52834498 A JP52834498 A JP 52834498A JP 2001506715 A JP2001506715 A JP 2001506715A
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    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/40Forming selvedges
    • D03D47/48Forming selvedges by inserting cut end of weft in next shed, e.g. by tucking, by blowing

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Abstract

(57)【要約】 駆動部によって緯糸に送ることができ、共通の駆動シャフト(40)を含む、少なくとも1つの挿入アーム(18)と、少なくとも1つの糸挟持部(17)とを有する織機用の耳挿入装置(13)では、駆動シャフト(40)用に個々の駆動モータ(61)が設けられ、この駆動モータの運転のためにプログラミング可能な制御部(14)が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】 織機用の耳挿入装置 本発明は、駆動部によって緯糸に送ることができ、共通の駆動シャフトを含む 、少なくとも1つの挿入アームと、少なくとも1つの糸挟持部とを有する織機用 の耳挿入装置に関する。 冒頭に述べた種類の既知の耳挿入装置(米国特許第4905740号、第49 09283号および第4957145号、欧州特許第A0626476号)では 、駆動シャフトの駆動は織機のメインシャフトによって導かれる。したがって、 耳挿入装置は織機のメインシャフトと同期して作動し、またその速度に応じて作 動される。 また、それぞれ専用の駆動モータが割り当てられた挿入アームと糸挟持部と糸 ハサミとを備える耳挿入装置が既知である(米国特許第5158119号)。挿入 アームは1つのモータによって軸方向に運転可能であり、また別の1つのモータ によって回転自在である。糸挟持部と糸ハサミはそれぞれ専用のモータによって 軸方向に運転可能である。 この耳挿入装置の運転は個々のモータを制御するマイクロプロセッサによって行 われる。このマイクロプロセッサはさらに織機の織りサイクルに関する情報を受 信する。さらに挿入アームには、直ちに機能障害を確認する位置センサが設けら れ、これに従って挿入アームおよび/または糸挟持部と、ハサミと、筬との間の 機械的な作動を阻止するために、マイクロプロセッサはモータを停止する。 本発明の課題は、改良した耳形成が得られるように冒頭に述べた種類の耳挿入 装置を形成することである。 上記課題は、駆動シャフト用に個々の駆動モータを設け、そのモータの運転の ためにプログラミング可能な制御部を設けることによって解決される。 本発明は、織機のメインシャフトが一定の速度で回転されないという認識を起 点としている。このことは、このメインシャフトが筬框および杼口形成手段のよ うな機械要素を往復運動することによって引き起こされる。この場合、変化する 速度は経糸の織り方の模様にも関係し、上方に動かされる所定数の経糸と、下方 に動かされる所定数の経糸とによってそれぞれ杼口を形成するために、前記織り 方の模様に従って、連続する杼口用の杼口形成手段が持ち上げられまた下降され る。本発明に基づき耳挿入装置の駆動モータは専用のプログラミング可能な制御 部によって作動されるので、緯糸の端部が常に同一の方法で挿入されるように、 耳挿入装置の位置、特に挿入アームの速度を選択することができる。このことは 、挿入アームが常に所定の時点に、また所定の速度で経糸の中に動かされ、また 再び動かして出されることによって可能となり、この結果緯糸端部は常に正確に 引き続く杼口に挿入され、これは杼口の品質を改善する。このことは、挿入アー ムに予め設定された速度が織機のメインシャフトの速度変動に無関係であるので 可能となる。 本発明の形態では、制御部が、緯糸端部を挿入する際に制御部で呼び出し可能 なプログラムに従って駆動モータの速度を制御する手段を含むように意図されて いる。これによって、挿入アームを可能な限り長く経糸の間に置いておくことが 可能となり、これは優れた耳形成にとって利点である。 本発明の形態では、駆動モータの運転のために呼び出し可能なプログラムが制 御部に記憶され、前記プログラムが、異なった種類の緯糸におよび/または異な った織り方の模様に調整されるように意図されている。これによって、駆動モー タの作動方法を、したがって特に挿入アームの位置と速度とをそれぞれの緯糸の 加工方法に、および/またはそれぞれ使用される1つまたは複数の織り方の模様 に適合させることが簡単に可能である。 本発明のさらなる形態では、制御部が、筬の運動の推移と、挿入アームおよび 糸挟持部の運動の推移とを比較すると共に衝突の危険の際に衝突を避けるために 駆動モータの作動方法を変更するように意図される。このようにして、筬が挿入 アームまたは糸挟持部にぶつかり、これによって筬および/または挿入アームま たは糸挟持部の損傷がもたらされるかもしれない機能故障または誤調整も防止す ることができる。 本発明のさらなる特徴と利点が図面に示した実施例の引き続く説明から明らか となる。 図1は、本発明に基づく複数の耳挿入装置を有する織機の部分概略図である。 図2は、図1の矢印F2の方向の図面である。 図3は、図1のラインIII−IIIに沿った部分断面図である。 図4は、耳挿入装置の部分変更した実施形態の図3に類似した部分断面図であ る。 図5は、織機のメインシャフトの速度推移および耳挿入装置の駆動シャフトの 速度推移のグラフである。 図1に示した織機部分は、横枠3によって相互に結合された2つのサイドフレ ーム1と2と、筬5を有する筬框4と、筬框4を駆動する織機のメインシャフト 8のための駆動部9に2つのプーリとベルトとからなる伝達装置7によって結合 された駆動モータ6と、緯糸切断装置10と、複数の耳挿入装置11、12、1 3と、制御部14とを含む。緯糸切断装置10は、切断ブレードを備える緯糸ハ サミ15と、駆動ユニット16とを含む。耳挿入装置11は糸挟持部17および 挿入アーム18とを含む。耳挿入装置12は2つの糸挟持部17と、2つの挿入 アーム18と、両方の糸挟持部17の間に配設されて切断ブレードを備えた緯糸 ハサミ19とを含む。耳挿入装置13は糸挟持部17と、挿入アーム18と、切 断ブレードを備えた緯糸ハサミ19とを含む。 織機のメインシャフト8の上には、センサ21が割り当てられた符号器ディス ク20が配設され、このセンサは、符号器ディスク20、したがってメインシャ フト8の角度位置に対応する信号を制御部14に出力する。さらに、それぞれの 商品の縁24と25を有する2つの織物22と23、ならびに経糸26が示され ている。サイドフレーム1または2に向かい合った織物22、23の側縁には、 近接センサ28を有するテンプル27がそれぞれ設けられている。近接センサ2 8は筬5に応答し、また対応する信号を発生する。実施例は、筬框4の上に取り 付けられた2つの主噴射ノズル29を備えるエアノズル織機を示している。切断 装置10、耳挿入装置11、12、13およびテンプル27は横枠3の上に配設 されている。 図2には耳挿入装置13が示されている。挿入アーム18は、ねじ32によっ て駆動ロッド31に固定された挟持体30を備える。挿入アーム18は駆動ロッ ド31によってその軸方向に可動自在であり、また駆動ロッド31を回転するこ とによって方向Rに回転することができる。糸挟持部17は駆動ロッド33によ ってその軸方向に調整可能である。さらに糸挟持部は、開口のために、挟持体3 0のドライバ35によって操作可能であるタペット34を備える。糸ハサミ19 は駆動ロッド36の上に取り付けられ、またこの駆動ロッドに軸方向に調整可能 である。筬5の方向への運動の場合、この運動は概略的にのみ示した手段37に よって糸ハサミ19の切断ブレードの切断運動に変換される。糸挟持部17を開 口するための、また糸ハサミ19を操作するための手段は、従来技術に既知であ り、したがって詳細に説明しない。耳挿入装置13はアダプタ38によって横枠 3に固定される。 駆動ロッド31、33、36は、耳挿入装置13のハウジングのフロント部分 39の中に取り付けられた図示していない平軸受内で、駆動ロッドが軸方向に移 動できるようにそれぞれ案内される。駆動ロッド33と36は軸方向に延在する 偏平を有し、これに平軸受の形状が対応している。これによって、駆動ロッド3 3、36が回転できないように防止される。駆動ロッド31用の平軸受は、駆動 ロッド31の回転を可能にするために円筒状の内部輪郭を有する。 図3から理解されるように、耳挿入装置13は糸挟持部17の駆動ロッド33 の駆動部のために、挿入アーム18の駆動ロッド36のために、および糸ハサミ 19の駆動ロッド31のために共通の駆動シャフト40を含む。駆動シャフト4 0は、そのシャフト上に軸方向の間隔で互いに回転不能に配設された、カムプロ フィール43、44および45、46を備えるカムプレート41、42を駆動す る。さらに耳挿入装置13は、3つのレバー48が回転自在に軸受けされたアク スル47を含む。レバー48はそれぞれジャーナル49とフォーク形状の端部5 0とを有する。第1のレバー48のジャーナル49は、カムプロフィール43の 中で案内される。この第1のレバー48のフォーク形状の端部50は駆動ロッド 36の2つの径方向の肩部36Aの間を掴む。駆動シャフト40の回転によって 、レバー48はカム49を介してアクスル47を中心として回転され、これによ って駆動ロッド36は、肩部36Aの間を掴むフォーク形状の端部50によって 軸方向に移動される。駆動ロッド31と33は、適切な方法で駆動シャフト40 の回転によってレバー48を介して軸方向に調整され、駆動シャフトとレバーは それぞれジャーナル49とフォーク形状の端部50とを有する。駆動ロッド31 は2つの径方向の肩部31Aを備え、また駆動ロッド33は2つの肩部33Aを 備え、これら肩部の間に当該レバー48のフォーク形状の端部50がそれぞれ係 合する。 駆動ロッド31は、ホルダ52によって駆動ロッド31の軸方向に固定された レバー51を備える。駆動ロッド31はレバー51の範囲で軸方向に移動するこ とができるが、円周方向では回転不動の結合が行われる。耳挿入装置13の範囲 では別のレバー53が配設され、このレバーは、図示していないアクスルを中心 に回転自在であり、またジャーナル54を有し、このジャーナルはカムプレート 42のカムプロフィール46に係合する。駆動シャフト40の回転の際に、レバ ー53は方向Vに往復運動する。駆動ロッド31のレバー53とレバー51は、 ボールジョイントを介してそれぞれレバー51と53にヒンジ結合された結合ロ ッド55によって相互に結合される。したがって、方向Vのレバー53の運動は 、回転方向R(図2)の駆動ロッド31の回転運動に変換される。 したがって、駆動シャフト40の回転によって糸挟持部17、挿入アーム18 および糸ハサミ19の直線運動が得られ、この場合挿入アーム18になお1つの 回転運動が重ねられる。カムプロフィール43から46、結合ロッド55および レバー48、51、53の形状と寸法は、要求する運動が実現されるように決定 される。糸挟持部17、挿入アーム18および糸ハサミ19の運動は駆動シャフ ト40との機械的結合に基づき発生されるので、これらの運動が互いに正確に同 期化され、また耳挿入装置13の運転においても同期化が維持されるという利点 が得られる。糸挟持部17、糸ハサミ19および挿入アーム18の共通の駆動シ ャフト40による駆動は、1つの駆動モータ61のみによって駆動され、したが って駆動モータ61の制御部は糸挟持部17、挿入アーム18および糸ハサミ1 9の内部同期化に影響を及ぼさないという利点が提供され、この結果駆動モータ 61の制御部に対する要求度は、すべての要素をそれぞれ専用の駆動モータを介 して駆動し、また適切に制御しなければならない場合よりも小さくなる。 耳挿入装置13の駆動シャフト40は軸受56、57によってハウジング58 の中に軸受けされる。駆動シャフト40を軸方向に固定するために、軸受56は 駆動シャフト40上にねじ止めされたナット59によって固定されている。軸受 56はハウジング58の中に固定部材60によって位置固定されている。軸受5 7は例えばプレスばめによってハウジング58の中に保持されている。 耳挿入装置13は、制御部14を介して制御される駆動モータ61を含む。モ ータシャフト62は軸受63と64によって軸受けされている。軸受63はモー タハウジング65の中に軸受けされ、一方軸受64は隔壁66の中に配設されて いる。モータハウジング65はねじ67によってハウジング58に固定されてい る。モータシャフト62は可塑性の連結部68によって駆動シャフト40に連結 されている。この可塑性の連結部68はモータシャフト62と駆動シャフト40 との間の整合誤差を補整するが、円周方向における相対運動は許容しない。駆動 シャフト40の上には、ハウジング65内に配設されたセンサ70と協働する符 号器ディスク69が配設され、前記センサは符号器ディスク69、したがって駆 動シャフト40の角度位置に関係する信号を制御部14に送信する。モータシャ フト62には電動モータのロータ71が割り当てられ、モータハウジング65内 に配設された駆動モータのステータ72と協働する。 図3を部分変更した実施形態では、駆動モータ61のモータシャフト62およ び耳挿入装置13の駆動シャフト40は軸方向に延在しないで前後に配設されて いる。この場合、これら部材は伝達要素によって相互に結合されている。モータ シャフトおよび駆動シャフト40は平行にまたは例えば互いに90°の角度で配 設することもできる。前者の場合には、ギヤ伝達またはベルト伝達を設けること ができ、一方後者の場合にはベベルギヤ伝達が設けられる。 図4による実施例では、駆動モータ61と耳挿入装置13は、1つのみのハウ ジングを有する構成ユニットとして形成される。図3の実施例に対応する要素は 同一の参照番号を備え、ここではこれ以上述べない。ロータ71は、したがって モータシャフトとなる駆動シャフト40上に配設されている。所属のステータ7 2は緯糸挿入装置13のハウジング58内に格納されている。この駆動モータ6 1も制御部14によって制御される。問題なく取り付けるために、同時にモータ シャフトである駆動シャフト40の軸受56、57は、ねじ74でハウジング5 8に固定されたフランジ73にそれぞれ配設されている。図4による実施例は、 図3の実施例と比較して構成ユニットがよりコンパクトであり、また織機内の必 要スペースがより小さいという利点を有する。 次に耳挿入装置13の機能について説明する。しかし、この説明は耳挿入装置 11と12の機能にもそのまま適用される。 符号器ディスク20に割り当てられたセンサ21は、織機のメインシャフト8 の角度位置に基づく信号を制御部14に送り、この信号は、筬框4の位置につい ても、また詳細に示していない杼口形成手段、したがって経糸26から形成され る杼口の位置を表す。耳挿入装置13の駆動シャフト40の位置は、符号器ディ スク69と協働するセンサ70の信号によって制御部14に入力される。 制御ユニット14は、速度に関して制御可能な耳挿入装置13の駆動モータ6 1を制御する。速度制御は、既知の方法で周波数制御または位相制御によって実 施することができる。この場合、制御ユニット14はセンサ70の信号をフィー ドバックのために使用することができる。 本発明に基づき、駆動モータ61の速度が織機のメインシャフト8の速度に同 期化されるのみならず、むしろ同時に緯糸端部を挿入する際に駆動モータ61の 速度も所望の行程に基づき制御される。対応する運転方法が図5に示されている 。曲線75は、織機のメインシャフト8の測定速度の推移を示している。曲線7 6、77および76A、77Aは駆動シャフト40が制御される速度の推移を示 している。これらの曲線は2つの織りサイクルにわたる推移を示している。曲線 76と76Aは挿入される緯糸および/または織り方の模様、すなわち挿入され た緯糸が経糸26の間に結ばれる織り方の種類に応じて選択される。強度の小さ い緯糸の場合、曲線76と76Aは、挿入アーム18が激しく変化する大きな力 を緯糸に及ぼさないように選択される。上部杼口でわずかな数の経糸26によっ て織る場合、例えば曲線76および76Aは、上部杼口で多くの経糸26によっ て織る場合よりも挿入アーム18が経糸群の間に長く留まるように選択される。 初期位置0は、耳挿入装置13または少なくともその挿入アーム18がまだ緯 糸に送られていない位置に一致する。この場合、織機のメインシャフト8は、例 えば筬5のストッパ位置の100°後方に位置する正確に規定された基準位置に ある。駆動モータ61の速度は、少なくとも挿入アーム18の速度が緯糸挿入中 に所定の推移を有するように制御される。 このため駆動モータ61の速度は、駆動シャフト40と駆動ロッド31との間 の機械的な伝達を考慮して所定の推移に基づき制御される。このような推移は図 5の曲線76によって示されている。制御部14では、挿入すべき各種の緯糸に ついて適切な推移がメモリに記憶される。初期位置0から、駆動モータ61の速 度が、制御部14から呼び出されるプログラムに基づき、詳しくは織機のメイン シャフト8の速度に関係なく制御される。センサ70の信号を用いて、曲線76 による要求速度推移に応じて駆動モータ61が実際に制御されているかどうかが 点検される。必要な場合、駆動モータ61を前記推移に適応させるために補正が 実施される。この速度推移の制御は、少なくとも緯糸端部が挿入アーム18から 次の杼口内に挿入される時間の間行われるが、耳挿入装置13が緯糸に作用する 全体の時間の間行われるのが好ましい。この場合、この制御は初期位置0と、耳 挿入装置13の駆動シャフト40の端部位置PEとの間で行われ、前記端部位置 は例えば120の°から180°遅れて位置し、また前記端部位置では耳挿入装 置13はもはや緯糸に作用しない。推移76は、挿入アーム18の速度が機械的 な伝達条件を考慮してほぼ一定であるか、または必要ならば若干上昇するように 選択することができる。これによって、緯糸端部が挿入アーム18のフック内に 張られままであるという利点が達成され、この結果挿入アーム18が緯糸端部を 見失う可能性が小さくなる。 駆動シャフト40が端部位置PEにある時点の後にも、駆動シャフト40の速 度推移は駆動モータ61によって制御され、詳しくは織機のメインシャフト8の 位置と速度とに応じて制御される。この推移は、メインシャフト8が次の基準位 置にある時に駆動シャフト40が再び次の初期位置0にあるように設定される。 メインシャフト8が基準位置に達すると予想される時点は、制御部14によって 、センサ21の信号に基づき別の影響を考慮して、例えば織り方の模様に従って 織機が運転される制御ユニット14に記憶されたその織り方の模様を考慮して決 定される。この場合、駆動モータ61の速度は、駆動シャフト40が所定の時点 に初期位置0にあるように制御される。この場合駆動モータ61の速度は、前述 の端部位置PEと、次の初期位置0との間の速度がほぼ一定であるように制御さ れ る。前述の端部位置PEと引き続く初期位置0における速度は、制御部14に記 憶された推移によって決定される。曲線77による推移は、曲線76と76Aの 推移にスムースに移行しなければならない。 曲線75によって示されるメインシャフト8の速度の不均等な推移は、耳挿入 装置13が緯糸端部と協働する限り駆動シャフト40の速度推移に影響を及ぼさ ない。この場合、駆動シャフト40は、制御部14に記憶された所定の速度推移 に従って制御される。織機のメインシャフト8の不均等な速度推移の影響は、制 御部14によって、曲線77、77Aに基づき駆動モータ61の適切な制御によ って調整され、一方耳挿入装置13は緯糸端部と協働しない。この場合発生する 速度およびその推移は耳形成に影響を及ぼさない。 駆動モータ61の速度がメインシャフト8の速度に完全に同期化された場合、 耳挿入装置13の速度は、緯糸とのその協働の際に変更されるであろう。この場 合、この速度は緯糸端部挿入のためにもはや最適でないと思われる。駆動シャフ ト40の先行する端部位置と次の初期位置0との間で、速度変化の調整が簡単に また問題なく可能であるが、これはこの速度変化が緯糸に対する耳挿入装置13 の作用に影響を与えないからである。 緯糸端部の挿入の際に、耳挿入装置13は織機のメインシャフト8とは完全に無 関係に制御されるので、耳挿入装置13の部分、例えば糸挟持部17、挿入アー ム18または糸ハサミ19が織機の筬5と接触する危険はない。耳挿入装置13 の駆動シャフト40と、織機のメインシャフト8との間の同期誤差が規定の限度 値を越えた場合、この危険は起こるかもしれない。この問題を避けるのために、 制御部14は、メインシャフト8の位置について規定された筬5の位置に基づき 、耳挿入装置13の駆動モータ61を制御する手段を含み、糸ハサミ19、挿入 アーム18または糸挟持部17が織機の筬5と接触するのが防止される。この手 段によって、挿入アーム18が可能な限り長く経糸の間に存在するように、制御 部14で呼び出されるプログラムに従って耳挿入装置13を制御することが可能 に なり、これは同期誤差の場合に衝突の危険が生じることなく、耳を形成するため に有効である。 このための方法は、筬5の位置を例えばセンサ21によって確認すること、お よび駆動シャフト40とメインシャフト8との間の同期解除が規定の限度値外に あることが確認された場合、確認された位置に基づき、また図5に示した速度の 推移76、76Aと無関係に、耳挿入装置13の駆動モータ61を制御し、糸挟 持部17、挿入アーム18および糸ハサミ19が筬5と接触できないようにする ことにある。駆動シャフト40とメインシャフト8の同期解除は、センサ21の 信号と、センサ70の信号とを比較することによって確認される。このため、キ ーボードを介してまたは他の電子的な方法で、耳挿入装置13の上述の要素が筬 5と接触するかもしれない駆動シャフト40とメインシャフト8の位置が、制御 部14に入力される。図5の曲線76、76Aによる速度の推移に従って駆動モ ータ61を制御する際に、接触の危険があること、すなわちメインシャフト8と 駆動シャフト40の可能な位置が制御部14に入力された限度値の範囲内にある ことを制御部14が確認した場合、駆動モータ61は異なって制御され、この結 果相互の同期解除が停止される。このことは緯糸端部の挿入には不都合となる可 能性があるが、糸挟持部17、挿入アーム18および糸ハサミ19および/また は筬5を損傷しないという利点を提供する。このような損傷はより長い織機停止 をもたらすのみならず、耳挿入装置13の損傷した要素または損傷した筬5は織 物品質の低下をもたらす可能性がある。 異なった実施形態では、筬5の位置はセンサ21によっては確認されず、1つ または複数の近接センサ28によって確認される。各近接センサ28は、筬5の 位置を示す信号を制御部14に送る。1つまたは複数の近接センサ28は、筬5 の基準位置、例えばストッパ位置を決定するためにも使用することができる。 1つのみの糸挟持部17と挿入アーム18とを備える耳挿入装置11は、記述 した耳挿入装置13に応じて形成することができる。この場合、所属のレバー4 8を有する駆動ロッド36と、カムプロフィール43とを当然省略することがで きる。2つの糸挟持部17と、2つの挿入アーム18と、1つの糸ハサミ19と を含む耳挿入装置12は、同様に、記述した耳挿入装置13に応じて形成するこ とができる。この場合、所属のレバー48と所属のカムプロフィール44とを有 する第2の駆動ロッド33、ならびに所属のレバー51、53とホルダ52とを 有する第2の駆動ロッド31、ならびに結合ロッド55およびカムプロフィール 46を当然設けなければならない。この場合、耳挿入装置11と12の制御およ び機能は耳挿入装置13の機能に一致する。 2つの織物22と23の間にある耳挿入装置12では、さらに本発明は、欠陥 のある緯糸が確認された場合、この耳挿入装置12の糸ハサミ19が該当する緯 糸を切断しないように、この耳挿入装置12の駆動モータ61が制御されるとい う利点を提供する。例えばこのことは、緯糸検出器75が誤って挿入された緯糸 を確認して制御部14に伝送した場合、耳挿入装置12の駆動モータ61が励起 されないことによって行うことができる。欠陥のある緯糸はこの緯糸のストッパ の前で常に確認されるので、また耳挿入装置12はたいていストッパの後にこの 緯糸に作用するので、適時に駆動モータ61をそれ以上駆動しないようにするこ とによって、この緯糸の切断を簡単に防止することができる。耳挿入装置12の 後方にある誤って挿入された緯糸の端部は、米国特許第4898214号に開示 された方法に従って取り除くことができる。 誤って挿入された緯糸がすでに織り込まれてしまった後に、それを取り除く場 合、いわゆる緯糸探知運動が実施され、この場合縦糸の結びは杼口形成要素によ ってほどかれ、一方筬框5は所定の位置で停止される。本発明に基づく耳挿入装 置11、12、13の駆動モータ61は、前記運動の際に制御されず、この結果 耳挿入装置11、12、13は前記緯糸探知運動の際に操作されない。これによ って、筬框5および杼口形成手段は耳挿入装置11、12、13による影響なし に、前方にも後方にも、筬框の規定の位置へ走行できる利点が提供され、これを 出発点としていわゆる緯糸探知運動が実施される。 メインシャフト40の速度の推移76、76Aは、図示していない入力装置を 介してまたは他の各電子式方法で制御部14に入力することができる。初期およ び最終位置を適切な入力ユニットを介して制御部14に入力することも可能であ る。入力した値は、緯糸端部の最適な挿入を実現するためにもちろん常に変更す ることができる。もちろん本発明は、図面を参考にして示し、また説明してきた 実施例に限定されない。他の形態と寸法が簡単に可能である。保護範囲は添付し た請求の範囲のみによって決定される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.駆動部によって緯糸に送ることができ、共通の駆動シャフト(40)を含む 、少なくとも1つの挿入アーム(18)と、少なくとも1つの糸挟持部(17) とを有する織機用の耳挿入装置(11、12、13)において、 駆動シャフト(40)用に個々の駆動モータ(61)が設けられ、該駆動モータ の運転のためにプログラミング可能な制御部(14)が設けられることを特徴と する耳挿入装置。 2.制御部(14)が、織機のメインシャフト(8)の位置を検出するための手 段(20、21、28)に結合されることを特徴とする、請求項1に記載の耳挿 入装置(11、12、13)。 3.制御部(14)が、駆動シャフト(40)の位置を検出するための手段(6 9、70)に結合されることを特徴とする、請求項1または2に記載の耳挿入装 置。 4.制御部(14)が、緯糸端部を挿入する際に制御部(14)で呼び出し可能 なプログラムに従って駆動モータの速度を制御する手段を含むことを特徴とする 、請求項1から3のいずれかに記載の耳挿入装置。 5.制御部(14)が、筬(5)の運動の推移と、駆動シャフト(40)の運動 の推移とを比較すると共に衝突の危険の際に衝突を避けるために駆動モータ(6 1)の作動方法を変更する手段を含むことを特徴とする、請求項1から4のいず れかに記載の耳挿入装置。 6.駆動モータ(61)の運転のために呼び出し可能なプログラムが制御部(1 4)に記憶され、前記プログラムが、異なった種類の緯糸におよび/または異な った織り方の模様に調整されることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに 記載の耳挿入装置。 7.制御部(14)が、織機の筬(5)の1つまたは複数の位置を検出するため の手段(28)に結合されることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記 載の耳挿入装置。 8.共通の駆動シャフト(40)が緯糸ハサミ(19)の駆動部に機械的に結合 されることを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の耳挿入装置。 9.制御部(14)に1つまたは複数の緯糸検出器(75)が接続され、また緯 糸欠陥が検知された場合に前記制御部が駆動モータ(61)の運転を遮断するこ とを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載の耳挿入装置。 10.駆動モータ(61)のモータシャフトが駆動シャフト(40)として形成 されることを特徴とする、請求項1から9のいずれかに記載の耳挿入装置。
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