JP2529943Y2 - 織機の開口装置 - Google Patents

織機の開口装置

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JP2529943Y2 JP1990042535U JP4253590U JP2529943Y2 JP 2529943 Y2 JP2529943 Y2 JP 2529943Y2 JP 1990042535 U JP1990042535 U JP 1990042535U JP 4253590 U JP4253590 U JP 4253590U JP 2529943 Y2 JP2529943 Y2 JP 2529943Y2
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、織機の開口装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、織機の開口装置として、特開昭58-132135号公
報等に示すものがある。
これを第8図に基づき説明すると、カム軸45の中間に
は図示しない合わせカムからなる開口カムが固定されて
おり、該カム軸45と開口カムとが織機の主軸の回転に伴
い回転されるようになっている。回転自在なカムレバー
軸46a,46bの一端にはL字形のカムレバー47a,47bが夫々
固定されており、これらのカムレバー47a,47bの各両端
にはカムフォロア48a,48b,48c,48dが回転自在に装着さ
れている。
カムフォロア48aと48dとは前記開口カムの一方のカム
に対して略180°ずれた位置で当接し、カムフォロア48b
と48cは他方のカムに対して略180°ずれた位置で当接し
ている。
カムレバー軸46a,46bの他端には夫々リング49a,49bが
固定されており、これらのリンク49a,49bの先端にはピ
ン50を介してリンク51a,51bの一端が回動自在に連結さ
れ、しかもリンク51a,51bの他端には開口軸52a,52bに固
定されたリンク53a,53bの先端がピン54を介して回動自
在に連結されている。ここで、リンク53a,53bの先端側
には溝55が形成されており、これらの溝55にピン54を位
置調整自在に挿入して適宜位置でボルト56を締め付ける
ことによりピン54を固定し、又、ピン54の位置を調整す
ることによりヘルドフレーム57のストローク量(経糸の
開口量)を調整するようになっている。
開口軸52a,52bは回動自在に支持されており、開口レ
バー58a,58bが固定される。
この開口レバー58a,58bの先端にはピン59を介してロ
ッドエンド60a,60bが回動自在に連結されている。ロッ
ドエンド60a,60bはターンバックル61a,61bを介してもう
一方のロッドエンド62a,62bに接続され、これらロッド
エンド62a,62bにはピン63を介してヘルドフレームブラ
ケット64a,64bが回転自在に連結されている。これらヘ
ルドフレームブラケット64a,64bには前記ヘルドフレー
ム57の下端部が夫々ボルト締めされている。
そして、開口カムによりヘルドフレーム57を上下動さ
せて経糸を開口するようになっている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来の開口装置にあって
は、多数の機械要素が用いられているため、布種(織物
種)等に応じてヘルドの開口量や開口タイミング等を変
更する場合に、その変更作業が非常に面倒である。
例えば、ヘルドの開口量の調整は、ボルト56を緩めて
リンク53a,53bの先端側の溝55におけるピン54の位置を
調整し、再びボルト56を締め付けることによりピン54を
固定する作業が必要である。
又、開口タイミングの調整は、開口カムの回転位置調
整を行う作業が必要である。
このため、開口量や開口タイミング等の調整作業に時
間が掛かり、作業性に劣るという欠点がある。
しかも、これらの調整は勘に頼ることが多く、適切な
調整が行えないのが実情である。
この考案は以上のような従来の問題点に鑑み、布種等
に応じてヘルドの開口量や開口タイミングの調整を自動
的に行う構成により、かかる調整作業性の向上と調整の
確実性の向上を図った織機の開口装置を提供することを
目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本考案の織機の開口装置は、変速しつつヘ
ルドの開口運動を行う手段と、 予め設定された布種信号及び予め設定ないし織機アン
グルセンサの出力から得られた織機主軸回転速度信号に
基づいて主軸角度に対するヘルドの開口量を設定する手
段と、 該設定手段から出力される信号と織機アングルセンサ
から出力される織機主軸角度信号に基づいて前記ヘルド
の開口運動を行う手段の駆動速度を制御する開口制御手
段と、 織機の稼働状況に応じて前記設定手段(11)に開口量
の補正指示を行う補正指示手段と、を備えた構成とす
る。
〈作用〉 上記の構成において、開口量の設定は、開口量設定手
段に、予め設定された布種信号、即ち、例えば平織や綾
織等の布種情報を作業者が指定して入力すると共に、予
め設定しない織機アングルセンサの出力から得られた織
機主軸回転速度信号、即ち、作業者が指定して入力する
か織機アングルセンサからの信号による主軸回転速度情
報を入力する。
開口量設定手段は、上述のように入力された布種信号
及び織機主軸回転速度信号に基づいて主軸角度に対する
ヘルドの開口量を演算する。
又、開口量設定手段には補正指示手段からの信号が入
力され、この信号に基づいて設定された開口量に補正さ
れる。尚、この補正要素としては、織機の稼働状況、例
えば、開口不良による緯入れ不良や経糸切れ頻度等が設
定される。
このように演算されかつ補正された開口量設定信号を
開口制御手段に出力する。
この開口制御手段は、開口量設定手段から出力される
信号と織機主軸角度信号に基づいてベルトの開口運動を
伴う手段の駆動速度を制御する。
これにより、ヘルドの開口量が設定した値に自動的に
調整される。
従って、ヘルドの開口量や開口タイミング等を変更す
る場合に、その変更作業が非常に簡単にしかも確実に行
え、作業性の向上並びに信頼性の向上を図ることが可能
となり、もって生産性が上がり、効率の良い製織を行う
ことができると共に、織機主軸回転速度に応じてヘルド
の開口運動を行う手段の駆動が遅れることなく確実に追
従でき、上記調整の信頼性向上を図ることができる。
特に、例えば開口不良による緯入れ不良や経糸切れ頻
度等の織機の稼働状況に応じて設定された開口量の補正
指示が行われるため、例えば開口不良による緯入れ不良
や経糸切れの発生等が防止される。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る開口装置の実施例を採用した織
機の概略構造を示す図である。
まず、織機の構造を作用的に述べると、ワープビーム
1から繰り出される全経糸Yはバックローラ2,ヘルド3,
リード4を経て織り前Pに到達し、織機の緯入れ運動と
後述する開口装置による開口運動と、筬打ち運動とで織
られた織布Cがブレトスビーム5を経て、テイクアップ
ローラ6と2つのプレスローラ7,8とでニップされつつ
クロスローラ9に巻き取られる。
上記の開口装置は、変速しつつヘルド3の開口運動を
行う手段10と、布種及び織機主軸回転速度に基づいて主
軸角度に対するヘルド3の開口量を設定する手段11と、
該設定手段11から出力される信号に基づいて前記ヘルド
3の開口運動を行う手段10の駆動を制御する開口制御手
段としての開口コントローラ12と、から構成される。
尚、ここで言う主軸角度に対するヘルド3の開口量と
は、或るタイミングにおける開口量のことであり、ヘル
ド3の開口量と開口タイミングとを指している。
又、上記布種に基づいて主軸角度に対するヘルド3の
開口量を設定するのは、平織や綾織等に対応した開口量
を得るためである。
更に、上記織機主軸回転速度に基づいて主軸角度に対
するヘルド3の開口量を設定するのは、主軸回転速度に
応じて前記ヘルド3の開口運動を行う手段10の遅れ時間
を調整するためである。
ここで、前記ヘルド3の開口運動を行う手段として
は、後述するサーボモータ或いは油圧シリンダ等のアク
チュエータが適用される。
前記開口量設定手段11は、布種及び主軸回転速度の設
定器13と、該設定器13からの信号により主軸角度に対す
る開口量を演算する演算器14と、該演算器により演算さ
れた開口量を設定する設定器15と、から構成される。
前記開口量設定器15から出力される信号は前記開口コ
ントローラ12に入力される。
この開口コントローラ12には、その他織機の運動信号
と後述する織機アングルセンサから出力される織機主軸
角度信号とが入力され、これらの信号と前記開口量設定
器15から出力される開口量設定信号とに基づいて前記ヘ
ルド3の開口運動を行う手段10の駆動速度を制御する。
又、前記開口量演算器14に補正指示手段としての補正
指示器16からの信号を入力し、この信号に基づいて演算
された開口量を補正するように構成される。この補正要
素としては、織機の稼働状況、例えば、開口不良による
緯入れ不良や経糸切れ頻度等を設定する。
例えば、緯糸の先端もつれが生じる場合は、開口量が
不足するので、開口量を多くするように補正する。又、
緯糸飛走速度が速い場合は、開口タイミングが速くなる
ように補正する。
更に、経糸切れ頻度が大きい時には、開口量を少なく
して経糸に加わる張力を低減するように補正する。
次に、上記変速しつつヘルド3の開口運動を行う手段
10としてのアクチュエータとして、サーボモータ及び油
圧シリンダを具体的に適用した開口装置の構成を説明す
る。
第2図はサーボモータを使用した開口装置の構造を示
すものである。
即ち、図において、ヘルドフレーム17の下端部には夫
々連結部材18が固定取付されており、該連結部材18の側
面に上下方向にラック19が形成されている。このラック
19にはサーボモータ20の出力軸先端に取り付けられたピ
ニオン21が噛み合わされており、サーボモータ20の回転
によりピニオン21が回転することで、連結部材18を介し
てヘルドフレーム17が上下動するようになっている。
尚、サーボモータ20にはロータリーエンコーダ22が付
設され、モータ20の位置現在値を知らすべくパルス信号
が出力されるようになっている。
第3図は上記サーボモータ20の駆動制御回路を示すも
のである。
即ち、図において、開口コントローラ12は、織機アン
グルセンサ23により検出された織機主軸角度に対応し、
かつ上述した開口量設定器15から出力される信号に基づ
く設定開口量に対応したモータ速度・加減速レート指令
をモータ速度・加速度設定器24に出力する。
又、開口コントローラ12は、織機主軸角度と設定開口
量に対応するモータ位置指令値を演算し、これをモータ
位置指令値レジスタ25にセットする。一方、上述したロ
ータリーエンコーダ22から出力されるパルス信号(モー
タ位置現在値)がパルス倍率設定器26を介して位置現在
値レジスタ27に送られ、ここでカウントされてモータ位
置現在値が示される。
前記位置指令値レジスタ25及び位置現在値レジスタ27
の各値は減算器28に入力され、その差がモータ速度・加
速度設定器24に入力される。
モータ速度・加速度設定器24は、モータ速度・加減速
レート指令に基づき、モータ位置指令値と位置現在値と
の差を考慮して、モータ速度・加速度を設定する。一
方、速度計算器29は、ロータリーエンコーダ22からのパ
ルス信号に基づいてモータ速度を計算している。
モータ速度・加速度設定器24からの設定値と速度計算
器29による実際値とは減算器30に入力され、その差が電
流値設定器31に入力される。
電流値設定器31は、その差に基づいて電流値を設定す
る。一方、電流検出器32は、モータ20に流れる電流値を
検出している。
電流値設定器31からの設定電流値と電流検出器32から
の検出電流値とは減算器33に入力され、その差が電流値
制御器34に入力される。
電流値制御器34は、その差に基づいて制御電流値を決
定し、パワー段35を介してモータ20に印加する。
このようにして、ロータリーエンコーダ22によりモー
タ位置現在値をフィードバックしつつ、モータ位置を制
御して、ヘルドフレーム17の開口位置を制御する。
第4図は油圧シリンダを使用した開口装置の構造を示
すものである。
即ち、図において、油圧シリンダ36の作動ロッド36a
はターンバックル37を介してロッドエンド38に接続さ
れ、これらロッドエンド38にはピン39を介してヘルドフ
レームブラケット40が回転自在に連結されている。これ
らヘルドフレームブラケット40にはヘルドフレーム17の
下端部が夫々ボルト締めされている。
油圧シリンダ36には、図示しないオイル供給源からの
オイル供給管41が接続されており、該オイル供給管41に
はオイルポンプ42と圧力制御バルブ43とが上流側から下
流側に順に介装されている。
上記圧力制御バルブ43は、上記の開口コントローラ12
からの信号が入力される油圧ドライバ44により駆動制御
され、これにより、油圧シリンダ36の作動ロッド36aの
上下位置が制御されてヘルドフレーム17の開口位置が制
御される。
次に、かかる構成の作用について説明する。
開口量の設定は、布種及び主軸回転速度の設定器13
に、平織や綾織等の布種情報を作業者が指定して入力す
ると共に、主軸回転速度情報を作業者が指定して入力す
るか或いはアングルセンサ23からの信号を入力する。
布種及び主軸回転速度の設定器13は、上述のように入
力された布種及び主軸回転速度の情報を開口量演算器14
に出力する。
この演算器14は、主軸角度に対する開口量を演算す
る。即ち、予め布種及び主軸回転速度に対応して記憶さ
れた開口量のテーブルマップに基づくき、前記設定器13
により設定された布種及び主軸回転速度に対応する開口
量の情報を設定器15に出力する。
この設定器15は入力された開口量の情報を開口量設定
信号として開口コントローラ12に出力する。
この開口コントローラ12には、開口量設定信号の他に
織機の運転信号と織機アングルセンサ23から出力される
織機主軸角度信号とが入力され、織機主軸角度と開口量
とに対応して予め記憶されたサーボモータ20或いは油圧
シリンダ36の駆動制御テーブルに基づいてサーボモータ
20或いは油圧シリンダ36の駆動速度制御を実行する。
尚、前記開口量演算器14には、補正指示器16からの信
号が入力され、この信号に基づいて演算された開口量を
補正する。
第5図〜第7図は、夫々上述の開口コントロールによ
って定められる開口曲線図である。
第5図(a)〜(d)は、平織の開口曲線図を示して
おり、ヘルドフレーム17の各1〜4枠の開口パターンを
示している。図の点線は経糸さばきを良好にするために
張力を上げた場合の開口パターンを示している。
第6図(a)〜(d)は、1/3綾織の開口曲線を示し
ており、同様にヘルドフレーム17の各1〜4枠の開口パ
ターンを示している。図の点線はやはり経糸さばきを良
好にするために張力を上げた場合の開口パターンを示し
ている。
第7図(a)〜(d)は、1/3綾織から平織に変更し
た場合の開口曲線を示しており、同様にヘルドフレーム
17の各1〜4枠の開口パターンを示している。
かかる構成によると、次のような効果を奏する。
即ち、ヘルド3を直接サーボモータ20や油圧シリンダ
36等のアクチュエータの直線往復運動に基づいて開口運
動させるようにしたから、開口装置の部品点数を少なく
することができ、メンテナンスの容易化を図ることがで
きる。
そして、布種及び織機主軸回転速度に基づいて主軸角
度に対するヘルド3の開口量を設定し、この設定された
開口量 織機主軸角度に基づいて前記アクチュエータの
駆動速度を制御して開口制御を行うようにしたから、ヘ
ルド3の開口量や開口タイミングを自動的に変更するこ
とができ、従来のように各種機械要素の手作業による調
整作業等が全く不要である。
この結果、開口量や開口タイミングの調整作業時間の
短縮化を図れ、作業性の向上を図ることができ、もって
生産性が上がり、効率の良い製織を行うことができる。
しかも勘に頼ることなく確実に開口量や開口タイミン
グの調整を行え、調整の信頼性を向上することができ
る。
特に、布種に基づいて開口量を自動的に設定できるの
で、平織や綾織等の要望に容易に応えることができ、平
織から綾織からの開口パターンの変更等も容易に行うこ
とができる。
又、織機毎に異なる主軸回転速度に基づいて開口量を
自動的に設定できるので、アクチュエータの遅れ時間の
補正を自動的に行うことができる。
即ち、織機の回転速度を変更した場合、駆動回路から
駆動の指令信号が出力されてから、変速しつつヘルドの
開口運動を行う手段が動作するまでの遅れ時間は同一で
あるから、例えば高速化した場合は、指令信号を従前と
同一の織機主軸角度で出力すると同一遅れ時間であって
も織機主軸の遅れ角度は大きくなる。
もって、所定の主軸角度で所定の開口量を実現するこ
とができなくなるので、指令信号の出力時期を早める必
要がある。
上記の本願考案の構成では、予め設定された布種信号
及び予め設定しない織機アングルセンサ23の出力から得
られた織機主軸回転速度信号に基づいて主軸角度に対す
るヘルド3の開口量を設定するようにしたから、上記の
作業が自動でなされるので、織機主軸角度に対する開口
運動を設定通りに行うことができ、もって開口運動の追
従が確実に行え、稼働の向上が図れる。前記開口量演算
器14に補正指示器16からの信号を入力し、この信号に基
づいて演算された開口量を補正するように構成したか
ら、開口不良による緯入れ不良や経糸切れ頻度等に応じ
て最適な開口量並びに開口タイミングを設定することが
でき、緯入れ不良や経糸切れの発生に簡単に対処するこ
とができる。
尚、上記の実施例は本考案の構造的制約を示すもので
はなく、要は変速しつつヘルドの開口運動を行う手段
と、予め設定された布種信号及び予め設定ないし織機ア
ングルセンサの出力から得られた織機主軸回転速度信号
に基づいて主軸角度に対するヘルドの開口量を設定する
手段と、該設定手段から出力される信号と織機アングル
センサから出力される織機主軸角度信号に基づいて前記
ヘルドの開口運動を行う手段の駆動速度を制御する開口
制御手段と、織機の稼働状況に応じて前記設定手段に開
口量の補正指示を行う補正指示手段と、を備えた構成で
あれば良い。
例えば、変速しつつヘルド3の開口運動を行う手段と
して、実施例に示したサーボモータ20や油圧シリンダ36
の他に、リニアモータや油圧モータ等のアクチュエータ
を適用しても良い。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、予め設定され
た布種信号及び予め設定ないし織機アングルセンサの出
力から得られた織機主軸回転速度信号に基づいて主軸角
度に対するヘルドの開口量を設定し、この設定された開
口量と織機アングルセンサから出力される織機主軸角度
信号に基づいて変速しつつヘルドの開口運動を行う手段
の駆動速度を制御するようにしたから、ヘルドの開口量
や開口タイミングを自動的に変更することができ、開口
量や開口タイミングの調整作業時間の短縮化を図れ、作
業性の向上を図ることができ、もって生産性が上がり、
効率の良い製織を行うことができると共に、上記の調整
の信頼性向上を図ることができると共に、織機主軸回転
速度に応じてヘルドの開口運動を行う手段の駆動が遅れ
ることなく確実に追従でき、上記調整の信頼性向上を図
ることができ、特に、例えば開口不良による緯入れ不良
や経糸切れ頻度等の織機の稼働状況に応じて設定された
開口量の補正指示を行うようにしたから、例えば開口不
良による緯入れ不良や経糸切れの発生等を効果的に防止
することが可能となる実用的効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る織機の開口装置の一実施例の概略
構成図、第2図は同上実施例における開口を行う手段と
してサーボモータを使用した実施例の具体的構成を示す
正面図、第3図は同上のサーボモータの駆動制御回路
図、第4図は開口を行う手段として油圧シリンダを使用
した実施例の具体的構成を示す正面図、第5図(a),
(b),(c),(d)、第6図(a),(b),
(c),(d)及び第7図(a),(b),(c),
(d)は夫々開口曲線図、第8図は従来の開口装置の構
成を示す図である。 3……ヘルド、10……ヘルドの開口運動を行う手段、11
……開口量設定手段、12……開口コントローラ、13……
布種及び主軸回転速度設定器、14……開口量演算器、15
……開口量設定器、16……補正指示器、17……ヘルドフ
レーム、20……サーボモータ、23……織機アングルセン
サ、36……油圧シリンダ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速しつつヘルド(3)の開口運動を行う
    手段(10)と、 予め設定された布種信号及び予め設定ないし織機アング
    ルセンサ(23)の出力から得られた織機主軸回転速度信
    号に基づいて主軸角度に対するヘルドの開口量を設定す
    る手段(11)と、 該設定手段(11)から出力される信号と織機アングルセ
    ンサ(23)から出力される織機主軸角度信号に基づいて
    前記ヘルド(3)の開口運動を行う手段(10)の駆動速
    度を制御する開口制御手段(12)と、 織機の稼働状況に応じて前記設定手段(11)に開口量の
    補正指示を行う補正指示手段(16)と、 を備えたことを特徴とする織機の開口装置。
JP1990042535U 1990-04-23 1990-04-23 織機の開口装置 Expired - Lifetime JP2529943Y2 (ja)

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