JP2001503955A - ラップ型ケーブルクロージャー端シール - Google Patents
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Classifications
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G15/00—Cable fittings
- H02G15/013—Sealing means for cable inlets
Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
可撓性のある弾性材料のコア部分(20)を具備するスプライスクロージャー用または末端用の端シール(15)が開示される。コア部分(20)は、外周囲と、コア部分(20)を通って延在する開口(24)とを有する。開口(24)は、外周囲に連通する。テール部分(22)は、コア周囲と一体であり、コア周囲から延在し、コア(20)とその中に配置されるケーブルとの周りに巻かれる。シーラントストリップは、ケーブルの周りに且つコア(20)とそこに巻かれたテール部分(22)との当接部間に延在する。ストリップは、シーラントストリップを加熱し、ストリップをケーブルの隣接接触表面及び本体に結合させるために、電気刺激または電磁刺激に対して反応する。
Description
【発明の詳細な説明】
ラップ型ケーブルクロージャー端シール
発明の背景
本発明は、主にケーブルクロージャー端シールに関し、特に、それを通ってケ
ーブルが位置決めされるクロージャーの端または末端で領域をシールし、ケーブ
ルの周りの領域をシールして湿分または他の汚染がクロージャーに入るのを制止
するのに使用されるラップ型端シールに関する。
電気通信ケーブルの端を互いに接合するかまたは添え継ぎするためには様々な
方法がある。そうするにあたって、相溶性のある材料の使用、何本のケーブルを
添え継ぎするか、添え継ぎされたケーブルは土壌中に埋めるべきか、水に浸すべ
きかまたは空中に懸架すべきか、接合するためにはどんな熱源が必要か、例えば
引火性ガスか、スプライスは稼働中の回路を中断せずに再度開放して再度行う必
要があるか、接合は十分な機械的強度を有するか、コストは実行可能なものか、
など、多くの重要な問題がある。
電気通信ケーブルは、一般に、金属製強度及び干渉外皮によって囲繞される導
体バンドルと、一般にポリエチレンである外保護コーティングとから構成される
。そのようなケーブルが添え継ぎされ再接合されるときには、再接合されたケー
ブルの強度と結合性とが重要である。エンクロージャーまたはクロージャー本体
を使用してシールしてスプライスを囲繞する。
スプライスクロージャーを使用することに関する1つの持続する問題は、スプ
ライスまたはクロージャー本体の周りの完全なシールが必要なことである。多く
の先行技術のスプライスクロージャーは、ナットとボルト、クランプ、ガスケッ
ト及び熱収縮管材料の複雑なアレイと更に注封ゲル及び樹脂とを様々な組み合わ
せで提供することによってシーリングを達成する。これらのクロージャー方法が
かなりの組立時間を必要とする他に、クロージャーは、特にそのシールに沿って
、依然として漏れまたは破裂が発生しやすい。この問題は、ほんのわずかな欠陥
でさえジャケットに沿ってまたはクロージャーの内表面に沿って湿分が入り込む
結
果となりうるケーブルジャケットへのクロージャーのシーリングで更に重大であ
る。完全な(ハーメチック)シールが欠けることは、加圧されたクロージャーに
は特に有害である。
これらのシールは接着剤の使用によって強化されるが、形成された接着剤結合
は、一般にポリエチレンであるクロージャー材料の低表面エネルギにより通常弱
い。ポリエチレン等の熱可塑性ポリマーをシールするための別の技術は溶融結合
である。この技術は一般に、材料がそのシール表面で溶融するまで材料を加熱し
て界面で一緒に流れさせることを含み、突合せ溶接、カップリング接合及び修理
スリーブに使用することができる。溶融結合の2つの特定の方法、すなわち、(
i)直接加熱法、及び(ii)誘導加熱法を使用して、熱硬化性接着剤及び熱可
塑性(ホットメルト)接着剤、更には熱弾性(熱収縮)管材料を活性化すること
ができる。誘導加熱法は、電磁結合(EMB)と称されることもある。
直接加熱法(抵抗加熱法としても知られている)において、熱は、加熱要素を
物品に直接接着することによって、結合する対象の熱可塑性物品に加えられる。
要素を通って流れる電流が要素を加熱する。電流は要素に直接接続された電源に
よって加えられるが、加熱は常に有効ではない。そのようなシステムの1つの利
点は放射線の放出を含まないことであるが、材料の不均一な加熱という不利点も
ある。
誘導加熱法は、ポリマー材料をシールし結合するのに広く使用されている。複
合結合材料(CMB)は、溶接する対象の熱可塑性体と相溶性のある(混合でき
る)熱可塑性キャリヤ内に磁気的に反応するサセプタを排出することによって形
成される。この材料が交流電磁場に置かれる場合、H場が磁気材料内に熱を誘導
する。熱は次の2つの作用のうちの1つによって生じることができる。すなわち
、ヒステリシス損失か、または誘導された渦電流からの抵抗損失である。E場は
磁気物品とは相互作用しない。直接加熱技術と誘導加熱技術とを組み合わせても
よい。
端シールは、代替結合材料としてホットメルトとともに使用することができる
。ホットメルトは抵抗線の間に置かれ、ワイヤが加熱されてケーブルと端シール
表面との間に結合を形成する。ホットメルト結合は、発泡材、エラストマー及び
熱
可塑性樹脂等異なる端シール材料とともに使用することができるが、結合強度は
溶融結合シールより弱い。
スプライスクロージャー用の端シールまたは末端に関連する先行技術には、様
々なクロージャー端に適合するシステムが豊富である。これらのシールの1つは
、可撓性があり弾性がある自己接着材料のコア部分を含む。コア部分は、外周囲
とそれを通って延在する開口とを有する。開口は外周囲と連通する。細長い可撓
性のあるテール部分がコア周囲と一体になり、コア周囲から延在し、コア周囲は
コア部分と開口内に置かれるケーブルの周りに巻かれる。しかし、この材料は用
途によっては適切ではない。
残念ながら、設置の容易さ、シール結合性及び強度に関連する問題への適切な
解決は、先行技術では十分には述べられていない。したがって、必要なことは、
それを通ってケーブルが位置決めされるクロージャーの端または末端で領域をシ
ールするために、且つ、湿分または他の汚染がクロージャーに入るのを制止する
ためにケーブルの周りの領域をシールするために、使用する端シールである。設
置が容易であり、且つシール結合性及び強度を維持することができ、様々な数の
ケーブル及びケーブルサイズを収納することができる装置を提供することも大い
に望まれる。
発明の開示
本発明は、したがって、湿分または他の汚染がクロージャーに入るのを制止す
るためにケーブルスプライスをシール的に覆い保護するように使用されるケーブ
ルクロージャー本体の端をシールするための装置を提供する。この目的のために
、ケーブル端シールは、拡張したテール部分に接続されるコア部分を含む本体を
具備する。コア部分は外周囲面と間隔をおいた端とを有する。周囲面は、端の間
を延在するコア部分が通る複数の円筒形開口を含む。各開口の縁はコア部分の外
周囲面に連通し、各開口への入口スロットを規定する。テール部分は可撓性があ
り対向する端を有する。第1の端はコアの外周囲部分と一体であり且つそこから
接線方向へ延在する。テールは、コアの外周囲面に当接状態で巻きつくのに十分
な長さを有し、各開口の入口スロットとその中に置かれるケーブルとを覆う。テ
ー
ルの第2の自由端はテーパがつけられ厚さが減少している。テール部分とコア部
分との間の当接部に隣接して各円筒形開口の環状表面に沿って延在する手段が設
けられ、この手段は、電気刺激に対して反応して隣接する材料を加熱し、各ケー
ブルと本体とを接着し、シールされたユニットを構成する。
本発明の第1の利点は、一体型端シールが、端シール内のポートを通って延在
する複数のケーブルを捉えることができるということである。電気刺激を使用し
て、当接するケーブルとシール部材表面とを加熱して接着し、シールされたユニ
ットを構成する。これは、中に包埋された導体を有する連続シーラントストリッ
プを使用して増強されることが可能であり、ポート内のケーブルを加熱しシール
して、一緒に接合されるときに本体部分の係合された面をシールする。
図面の簡単な説明
図1は、本発明の端シールの実施例を例示する斜視図である。
図2は、本発明の別の実施例を例示する端面図であり、例示のために端部分は
部分的に切断されている。
図3は、本発明の更なる実施例を例示する端面図であり、例示のために端部分
は部分的に切断されている。
図4は、本発明の更に別の実施例を例示する端面図であり、例示のために端部
分は切断されている。
図5は、図4の端シールを例示する端面図であり、テール部分はコア部分及び
各ケーブルポートを通って延在するケーブルの周りに巻かれる。
図6は、本発明の端シールの実施例を例示する底面図である。
図7は、図1の線7−7に沿って切られる断面図であり、本発明によるテール
プロファイルの実施例を例示する。
図8は、本発明のテール部分の実施例を例示する部分図である。
図9は、本発明によるテールプロファイルの別の実施例を例示する断面図であ
る。
図10は、本発明の端シールの更に別の実施例を例示する端面図である。
図11は、図10の端シールを例示する端面図であり、テール部分はコア部分
及び2つのケーブルポートを通って延在するケーブルの周りに巻かれる。
図12は、スプライスクロージャーハウジング内に装着される図5の端シール
を例示する斜視図である。
図13は、本発明のシーラントストリップの実施例を例示する斜視図である。
図14は、本発明のシーラントストリップの別の実施例を例示する斜視図であ
る。
図15は、本発明の溝付テールの実施例を例示する部分斜視図である。
図16は、本発明のシーラントストリップの実施例を例示する部分斜視図であ
る。
図17〜21は、本発明のワイヤ構成の実施例を例示する部分平面図である。
好適な実施例の説明
図1には、ポリオレフィンエラストマー材料から形成され、コア部分20とテ
ール部分22とを含む本体18を具備し、全体として符号15を付された端シー
ルの等角投影図が例示される。コア部分20は円形状に形成され、弓形壁25に
よって規定される複数の開口24を有し、弓形壁25は一対の対向する端26の
間に延在するが図1にはそのような端26の一方のみを示す。壁25は、コア部
分20の外周囲面で開始し終了して、開口24と連通するスロット状開口を形成
し、コア部分20がエンドレスケーブルまたはワイヤを受けられるようにする。
テール部分22の内表面は、壁25に対して略接線方向である開口24の1つか
ら延在し、スロット状開口の位置から延在する。テール部分22は、自由端36
近傍までその長さ方向に沿って略均一な厚さと断面とを有し、そこで厚さは自由
端に向けて減少するかまたはテーパし、コア部分20の周囲面30の周りと、も
しあれば開口24の各々に配置されるワイヤまたはケーブルの露出部分の周りと
、に巻かれた後に、それ自体の外表面34への滑らかな転移を形成する。
図2は、本発明による端シール15を例示し、コア部分20には一対の開口2
4が形成される。図3は、コア部分20が外周囲面30の周りに位置する直径の
異なる開口24を有する端シール15を例示する。図4は、対称的ではない複数
の開口24を備えたコア部分20を例示する。テール部分22も様々な構成を有
することができる。しかし、テール部分22は、コア部分20の外周囲面30を
、少なくとも1回はその中心に対しておよそ360度巻くのに十分な長さを有す
ることが重要である。しかし、テール部分22は、コア部分20の外周囲の円周
よりも大きないずれの長さを有してもよい。図5は、コア部分20の周りを巻い
たテール部分22を例示し、テール部分22はコア部分20を2まわり以上して
おり、端シール15内に3本のケーブル28が配置される。
図6は、テール部分22が長さ方向にもテーパすることができ、自由端36に
向けて狭くなるようにテール部分の幅を変えることを例示する。図7は、テール
部分22が、均一な幅であれ減少する幅であれ、横方向にテーパし、シールの内
端を外端とは異なる外直径を有させ、結果としてテーパ状または円錐状の端シー
ルを得ることを例示する。この実施例において、テール部分22の両縁はテール
部分の長さ方向に沿って異なる厚さを有する。更に、縁の厚さまたは寸法は自由
端に向けて減少してもよい。テール部分は、コア部分の周りに複数回巻くように
される。
図8は、予め形成されたスリット31を設けたテール部分22を例示し、その
ためテール部分22は、スリット31を越えた端部分を分離することによって異
なる長さに容易に裂けることができる。図9の側方向断面図に示されるように、
嵌め合い畝またはリブ33及び溝35を形成することができ、これらはテール部
分22には、テール部分22の両面に形成される。この実施例において、リッジ
33は、台形形状であり、巻かれるときにテール部分の外表面34に沿って延在
し、次の巻きで溝35がリッジ33を覆い、端シールの軸に沿った軸方向力が大
きく且つテール部分22のラップが摺動したり互いに対して竹の子状になったり
しないように、巻きの間のシールに沿った路と摩擦係数とを増加する。
図10は、略円形とは反対の長円形であるコア部分20を備えた端シール15
を例示する。コア部分20は、テール部分22が外表面の周りをきつく巻くこと
ができクロージャーの湿分シールを形成するように略凸表面の形状である。コア
部分20には、複数のケーブル受け開口24が形成される。図11において、端
シール15は、一対のケーブル28が、1つ以上の導体を備えて2つの開口24
内に配置して示され、プラグ40が第3の開口内に例示され、本発明の端シール
は多様性がありケーブルが必要でない場合シールが依然として機能することを示
す。プラグ40は、中実円筒形部材であり、テール部分がその周りに巻かれた追
加開口24内に配置することができる。開口24にはその内表面に溝を形成する
ことができ、その軸の周りに延在し、プラグ40には外円筒形表面を取り巻くリ
ブを形成することができ、プラグが開口24から容易に出ないようにこのリブが
溝と嵌まり合う。
本発明の端シールのために選択される材料は、適切なシーリングを提供する良
好な結合能力を必要とし、更に汚染、湿分及び圧カへの耐性を提供する。シール
される接合部の結合は、選択された材料が、接合部自体とケーブルジャケットと
使用されるシーラントとへ結合することを含む。シーリングは加熱によって達成
されるため、選択された材料は溶融結合に適切に反応するものでなければならな
い。そのようであるため、ポリオレフィンエラストマーが適切であり、そのグル
ープの、ミシガン州ミドランドのダウケミカル社がENGAGEの名称で販売の可撓性
のあるエチレンアルファオレフィンコポリマーが好適である。
本発明のシーラントのために選択される材料は、満足のいく溶融結合をする親
和力が必要である。したがって、本発明にシーラントが使用される場合、いくつ
かの代替例がある。しかし、第1に、適切な結合は、当接面にまたはその近傍に
ニクロム線を配置することによって当接面を抵抗加熱することによって達成する
ことができる場合もあると理解すべきである。ワイヤの電気刺激が囲繞する材料
を十分に加熱し、すべての加熱された当接面を結合し、硬化過程を通してかけら
れる圧力で適切な溶接をもたらすことができる。
ニクロム線は、一般的な丸ワイヤ形態であっても平らなストリップであっても
よく、ポリエチレン等の適切なシーラント材料のストリップを塗布されるかその
中に包埋されるかまたはそれに積層されることが可能である。ワイヤの電気刺激
が囲繞するシーラント材料とシールされる当接面とを加熱する。すべての当接面
はこのようにしてシールすることができ追加または余剰のシーラント材料によっ
て増強され、これは、溶接過程を通してかけられる圧力で適切なシールを提供す
る助けをする。
ポリエチレン等のシーラント材料のストリップを塗布されるかその中に包埋さ
れるかまたはそれに積層されるワイヤを使用することに加えて、材料を含むサセ
プタを、RFエネルギを吸収してこれを熱エネルギに変えるシーラントに加える
ことができる。この場合、ワイヤは銅であることが好ましく、アンテナとして機
能する。生成された熱は、ポリエチレンバインダーを含む材料を含むサセプタと
当接面とをシールさせる。ここでまた、シーリングは、追加または余剰のシーラ
ント材料によって増強され、これは、適切なシールに溶接過程を通してかけられ
る圧力を提供する助けをする。
組み合わせるシーラント材料、サセプタ材料及びワイヤ型のすべての可能な繰
り返しを検討する必要はないが、前述によりシーリングが増強されることは明ら
かである。
本発明によると、溶融結合されたシールは、図5において、コア20の外周囲
面30とテール22の内表面32との間にある当接部50に沿って提供される。
溶融結合されたシールは、例えば図2の各円筒形開口24の環状壁25に沿って
も提供される。シールは、上述のように適切な表面に加えられるか包埋されるか
した、図2及び10において点線で例示される抵抗線を提供することによって達
成される。抵抗線52は、動力用に交流(AD)または直流(DC)が加えられ
る閉回路を形成する。更に、抵抗線52は、図1のテール22の外表面34にも
加えられる。このようにして、テール22がコア22の周りに巻かれるときに、
外周囲テール表面34は、図12の当接スプライスクロージャーハウジング54
に結合することができ、その中に端シール15が配置するように設けられる。ま
た、ケーブル28は開口24に結合される。抵抗線52は丸断面であってもよく
、または図13、14の編組ワイヤまたは平らなリボンの形態であってもよい。
ワイヤ52は、ポリエチレン材料のシーラントストリップ56内へ成形すること
ができ、または積層されたポリエチレンシートのストリップの間に置かれて、積
層シーラントストリップ58を形成することもできる。このようにして、ストリ
ップ56または58は前述のように適切な表面に沿って置くことができる。
図15の溝60は、突出するタブ62を含むテール22の内表面32内に設け
ることができる。図16においてタブ62に保留係合するストリップに開口64
を設けることによって、ストリップ56、58のいずれかが、溝60内に位置決
めされその中に保持されることが可能である。図17〜21において、抵抗線5
2の様々な構成及びパターンがコア15に加えられてもよい。そのようなパター
ンが円筒形開口24の抵抗線の密度を上げ、図11、12のケーブル28の外環
状表面66の周りを適切に加熱することと、開口24内のケーブル28を適切に
シールすることとを保証すると考えることは有利であると注目された。
操作において、ケーブルは端シールの適切な開口内に置かれ、テール部分はコ
ア部分の周りに巻かれる。テールとコアとの間の当接面に沿って延在し開口の環
状壁とその中のケーブルの表面との間に延在する抵抗線は、電力が加えられると
十分な熱を提供し、囲繞するシール材料をすべての接触面に結合させる。同様に
、端シールがスプライスクロージャー本体内に配置されるときに、巻かれたテー
ルの外周囲の周りのワイヤは、クロージャー本体内に端シールをシールするのに
必要な結合を提供することができる。シーリングを増強するために、追加のシー
ラント材料が、その中に埋められたワイヤを有するシーラントストリップの形態
で提供されることが可能である。このようにして、追加されたシーラントが溶融
結合過程とシール結合性を増強する。
明らかなように、本体の原理的利点は、ポートを通って延在するケーブルの周
りに接合されるときに、ケーブル周囲面とポートとの間にシールを形成し、これ
らの部分が一緒に接合されるときに端シールの可動本体部分の間にシールを形成
する一体型装置を提供することである。
溶融結合された端シールは、端シール結合性に対する過去のアプローチよりも
利点がある。本発明によると、端シールは可撓性があり、複数の範囲のケーブル
直径を収容する。ケーブルとシールとの間の溶融結合強度は、従来のホットメル
トシステムよりも高い。端シールは、複数のケーブル直径にトリミングの必要が
ない一体型装置である。端シール材料は、再度入れることができ、材料を切断す
ることによってケーブルから取り除くことができる。本発明の端シールは加熱用
のトーチの使用を必要としない。
ケーブル表面をシールし隣接するケーブルクロージャー本体にシールされるた
め、本発明の有用性によって、端シールはケーブルクロージャー本体の主シーリ
ング部材であることが可能である。これは、外部要素に対して気密圧力及び湿分
シールを形成する。端シールの基礎特徴は、内部歪取りと、異なるケーブル直径
の受け入れと、ケーブルが通って延在する比較的動くことができる端シール本体
部分とそれが装着されるクロージャー本体との間の総合シール結合性と、を提供
する。更に、ポートのケーブルをシールし、本体部分が一緒に係合されるときに
本体部分の係合面をシールする連続シーラントの使用によって、容易な設置が提
供される。
本発明の例示的実施例が示され記載されてきたが、幅広い修正例、変更例及び
代替例が前述の開示には企図され、場合によっては本発明のいくつかの特徴は、
他の特徴の対応使用なしで使用することができる。したがって、添付の請求の範
囲は、広く且つ本発明の範囲に一致するように解釈されることが適切である。
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月25日(1999.6.25)
【補正内容】
請求の範囲
1.延在するテール部分に接続されたコア部分を備えた本体と、伝導手段と、を
含むケーブル端シールであって、
上記コア部分は外周囲面および対向する両端を有し、外周囲面は、当該コア部
全長に渡って両端の間に延在する複数の開口を備え、各開口の縁は外周囲面に連
なって各開口への入口スロットを規定し、
上記テール部分は可撓性を有するとともに対向する両端を有し、第1端部は、
コア部分の外周囲面と一体でありそこから接線方向に延びており、当接状態で外
周囲面に巻き付き、各開口の入口スロットおよびその中に配置されたケーブルを
覆うのに十分な長さを有しており、
上記伝導手段は、テール部分とコア部分との間の当接部近傍に配置され、電気
的刺激に反応して隣接する本体および各ケーブルの材料を加熱して、テール部分
をコア部分および各開口内のケーブルへと溶融接着し、これによって、各ケーブ
ル、コア部分、およびテール部分を溶融接着してシールされたユニットを構成す
る、ケーブル端シール。
2.上記テール部分には、その長さ方向に沿って間隔をおいて斜めのスリットが
複数形成されており、テール部分を任意のスリットにおいて選択的に切断するこ
とにより当該テール部分を短くできる、請求項1記載のケーブル端シール。
3.上記テール部分にはその一面に溝が形成されており、この溝は、その内部に
シーラントストリップが配置され、テール部分とコア部分との間の当接部および
各円筒形開口の環状表面に沿って延在しており、
シーラントストリップは、電気的刺激に反応して当該シーラントストリップを
加熱して、上記本体および各ケーブルを接着して、シールされたユニットを構成
する、請求項1記載のケーブル端シール。
4.上記伝導手段は、テール部分とコア部分との間の当接部近傍において上記本
体内に埋設され、各円筒形開口の環状表面に沿って延在しており、電気的刺激に
反応して隣接する上記本体および各開口の材料を加熱し、これにより、ケーブル
、コア部分、およびテール部分が溶融接着され、シールされたユニットが構成さ
れ
る請求項1記載のケーブル端シール。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
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,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
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Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,
CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G
E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR
,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,
MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P
L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK
,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,
YU
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.延在するテール部分に接続されるコア部分を含む本体であって、 コア部分は外周囲面と間隔をおいた端部とを有し、外周囲面は、該端部の間に 延在するコア部分を通る複数の円筒形開口を含み、各開口の縁はコア部分の外周 囲面に連通して、各開口への入口スロットを規定し、 テール部分は、可撓性があり対向する端部を有し、対向する端の第1の端はコ ア部分の外周囲面と一体であり且つ該外周囲面から接線方向へ延在し、該テール 部分は、コア部分の外周囲面に当接状態で巻きつくのに十分な長さを有し、各開 口の入口スロットとその中に置かれるケーブルとを覆い、該テール部分の第2の 自由端はテーパがつけられ厚さが減少している、本体と、 上記テール部分とコア部分との間の当接部に隣接し且つ各円筒形開口の環状表 面に沿って延在する手段であって、電気的刺激に反応して隣接する材料を加熱し 、上記本体とその内部に配置された各ケーブルとを接着し、シールされたユニッ トを構成する手段と、 を具備するケーブル端シール。 2.前記各円筒形開口は各他の円筒形開口とは異なる直径を有する請求項1記 載の端シール。 3.前記テール部分には、その長さ方向に沿って間隔をおいて傾斜スリットが 設けられており、このスリットにおいてテール部分を選択的に切断することによ り、テール部分を短くできる請求項1記載の端シール。 4.前記コア部分は略円形である請求項1記載の端シール。 5.前記コア部分は略長円形である請求項1記載の端シール。 6.前記テール部分には、一方の面にリブが形成され、その反対側の面に溝が 形成される請求項1記載の端シール。 7.延在するテール部分に接続されるコア部分を含む本体であって、 コア部分は外周囲面と間隔をおいた端部とを有し、外周囲面は、該端部の間に 延在するコア部分を通る複数の円筒形開口を含み、各開口の縁はコア部分の外周 囲面に連通して、各開口への入口スロットを規定し、 テール部分は、可撓性があり対向する端部を有し、対向する端の第1の端はコ ア部分の外周囲面と一体であり且つ該外周囲面から接線方向へ延在し、該テール 部分は、コア部分の外周囲面に当接状態で巻きつくのに十分な長さを有し、各開 口の入口スロットとその中に置かれるケーブルとを覆い、該テール部分の第2の 自由端はテーパがつけられ厚さが減少している、本体と、 上記テール部分とコア部分との間の当接部に沿って且つ各円筒形開口の環状表 面に沿って延在するシーラントストリップと、 該ストリップ内に配置され、電気的刺激に反応して該ストリップを加熱し、上 記本体とその内部に配置された各ケーブルとを接着し、シールされたユニットを 構成する手段と、 を具備するケーブル端シール。 8.上記各円筒形開口は各他の円筒形開口とは異なる直径を有する請求項7記 載の端シール。 9.前記テール部分には、その長さ方向に沿って間隔をおいて傾斜スリットが 設けられており、このスリットにおいてテール部分を選択的に切断することによ り、テール部分を短くできる請求項7記載の端シール。 10.前記コア部分は略円形である請求項7記載の端シール。 11.前記コア部分は略長円形である請求項7記載の端シール。 12.前記テール部分には、一方の面にリブが形成され、その反対側の面に溝 が形成される請求項7記載の端シール。 13.前記テール部分には、一方の面に溝が形成される請求項7記載の端シー ル。 14.前記シーラントストリップは前記溝内に配置されている請求項13記載 の端シール。 15.前記溝は突出するタブを含み、前記シーラントストリップは、該ストリ ップを溝の中に保持するようにタブを受けるための開口をその中に有する請求項 14記載の端シール。 16.電気刺激に対して反応する前記手段は、導電ワイヤである請求項7記載 の端シール。 17.電気刺激に対して反応する前記手段は、導電ストリップである請求項7 記載の端シール。 18.前記コアの周りに巻かれる前記テールと、該コアの周りの該テールの外 周囲面とを具備し、該外周囲面は、その周りに拡張されて該外周囲テール面を加 熱するために電気刺激に対して反応する更なる手段を含み、そのため該外周囲テ ール面は当接するストリップクロージャーハウジングに結合することができ、そ の中へ前記端シールが置かれるように設けられる請求項1記載の端シール。 19.前記コアの周りに巻かれる前記テールと、該コアの周りの該テールの外 周囲面とを具備し、該外周囲面は、該ストリップを加熱するためにその中で電気 刺激に対して反応する手段を有する更なるシーラントストリップを含み、そのた め該外周囲テール面は当接するストリップクロージャーハウジングに結合するこ とができ、その中へ前記端シールが置かれるように設けられる請求項7記載の端 シール。 20.延在するテール部分に接続されるコア部分を含む本体であって、 コア部分は外周囲面と間隔をおいた端部とを有し、外周囲面は、該端部の間に 延在するコア部分を通る複数の円筒形開口を含み、各開口の縁はコア部分の外周 囲面に連通して、各開口への入口スロットを規定し、 テール部分は、可撓性があり対向する端部を有し、対向する端の第1の端はコ ア部分の外周囲面と一体であり且つ該外周囲面から接線方向へ延在し、該テール 部分は、コア部分の外周囲面に当接状態で巻きつくのに十分な長さを有し、各開 口の入口スロットとその中に置かれるケーブルとを覆い、該テール部分の第2の 自由端はテーパがつけられ厚さが減少している、本体と、 上記開口の少なくとも1つを通って延在するケーブルと、 上記テール部分とコア部分との間の当接部に沿って且つ各円筒形開口の環状表 面に沿って延在する手段であって、電気的刺激に反応して隣接する材料を加熱し 、上記本体とその内部に配置された各ケーブルとを接着し、シールされたユニッ トを構成する手段と、 を具備するケーブル端シール。 21.延在するテール部分に接続されるコア部分を含む本体であって、 コア部分は外周囲面と間隔をおいた端部とを有し、外周囲面は、該端部の間に 延在するコア部分を通る複数の円筒形開口を含み、各開口の縁はコア部分の外周 囲面に連通して、各開口への入口スロットを規定し、 テール部分は、可撓性があり対向する端部を有し、対向する端の第1の端はコ ア部分の外周囲面と一体であり且つ該外周囲面から接線方向へ延在し、該テール 部分は、コア部分の外周囲面に当接状態で巻きつくのに十分な長さを有し、各開 口の入口スロットとその中に置かれるケーブルとを覆い、該テール部分の第2の 自由端はテーパがつけられ厚さが減少している、本体と、 上記開口の少なくとも1つを通って延在するケーブルと、 上記開口の少なくとも1つの中にあるシーリングプラグと、 上記テール部分とコア部分との間の当接部に沿って且つ各円筒形開口の環状表 面とその中の各ケーブルとの間に延在するシーラントストリップと、 該ストリップ内に配置され、電気的刺激に反応して該ストリップを加熱し、上 記本体とその内部に配置された各ケーブルとを接着し、シールされたユニットを 構成する手段と、 を具備するケーブル端シール。
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