JP2001500801A - フライスカッター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、エンドミルヘッドに固定されるプルロッドを備えたエンドミルヘッド（１１’）と、プルロッドが取り付けられる穴（１４’）を設けたシャンク（１３’）とからなるエンドミルに関する。エンドミルヘッドは切れ刃を備える。プルロッド（１２’）はエンドミルヘッド（１１’）と分離可能であり、且つエンドミルヘッドとシャンク（１３’）は協動する突き合わせ面（１９、２０’）を含んでなる。突き合わせ面はエンドミルの中心軸にほぼ垂直に延在する。本発明は、さらにエンドミルヘッドと、エンドミルヘッドをシャンクに取り付ける方法とに関する。

Description

【発明の詳細な説明】 フライスカッター 発明の分野 本発明は、エンドミルヘッドに固定されたプルロッドを備えたエンドミルヘッ ドと、プルロッドが取り付けられる穴を設けたシャンクとからなるエンドミルに 関する。上記エンドミルヘッドは、切れ刃と中心軸とを含んでなる。さらに、本 発明は、エンドミルヘッドと、エンドミルヘッドをシャンクに取り付ける方法と に関する。 先行技術 既知の差し込み式エンドミルが、特開昭５７−１８９７１３号公報に開示され る。この既知の工具は、エンドミルヘッドと一体式の首状部分を含み、この首状 部分がこの工具の潜在的な破壊領域を形成する。このような先行技術には別の問 題が判明し、半径方向外側面での支持不足のために、いくつかの高速度の適用に は不安定である。さらに、高価な工具材料が不必要に首状部分に使用される。 発明の課題 本発明の目的は、性能及び使用寿命が改良されたボールエンドミルを提供する ことである。 別の本発明の目的は、ビビリマーク（chatter marks）が実質的に存在しない 機械加工を可能にするように、特に良好な安定性を備えるボールエンドミルを提 供することである。 更に別の本発明の目的は、簡単に取り付け可能なボールエンドミルを提供する ことである。 更に別の本発明の目的は、ボールエンドミルの形状によって、高価な切削工具 材料を節約できるボールエンドミルを提供することである。 図面の説明 本発明は添付された図面を参照しさらに詳細に説明する。 図１Ａは、本発明にしたがうボールエンドミルの実施態様を示す分解断面の側 面図であり、 図１Ｂは、図１Ａのボールエンドミルを組み立てたときの拡大側面図であり、 図２は、本発明にしたがうエンドミルヘッドの上面図であり、 図３Ａ及び図３Ｂは、エンドミルヘッドの側面図であり、 図４は、エンドミルヘッドの下側の底面図であり、 図５は、図３Ａの線分Ｖ−Ｖに沿うエンドミルヘッドの横断面図であり、及び 図６は、エンドミルヘッドの斜視図である。 図７Ａは、本発明にしたがう別のボールエンドミルの実施態様を示す分解断面 の側面図である。 図７Ｂは、図７Ａのボールエンドミルを組み立てたときの拡大側面図である。 図８は、本発明にしたがう別のエンドミルヘッドの上面図であり、 図９Ａ及び図９Ｂは、別のエンドミルヘッドの側面図であり、 図１０は、別のエンドミルヘッドの下側の底面図であり、及び 図１１は、別のエンドミルヘッドの横断面図である。 図１２は、図１１Ａの線分ＸＩＩ−Ｘ１１に沿う別のエンドミルヘッドの横断 面図であり、及び 図１３は、別のエンドミルヘッドの斜視図である。 発明の詳細な説明 図１Ａ及び１Ｂは、本発明にしたがう差し込み式ボールエンドミル１０の実施 態様を示す。エンドミル１０は、ミルヘッド１１、プルロッドまたはネジ１２、 及びシャンク１３を含む。ブルロッド１２はミルヘッド１１にねじ込まれ、且つ プルロッドはさらにシャンク１３に接続される。シャンクは、図示しないフライ ス盤またはボール盤の回転可能スピンドルに好ましく保持される。シャンク１３ は、プルロッド１２が取り付けられる穴１４を有する。エンドミルヘッド１１は 、少なくともヘッドの最外点から工具の中心軸１７に向かって延在する二つの個 々の切れ刃１６のような、切れ刃手段１５を有する。切れ刃手段１５は、代わり に３個または４個の個々の切れ刃を備えることができる。それぞれの切れ刃１６ は、中心軸１７の付近で好ましく交わる。エンドミルヘッド及びシャンクは協動 する突き合わせ面１９と２０を含む。突き合わせ面は、好ましくは平面で且つエ ンドミルの中心軸１７にほぼ垂直に延在する。好ましくは、切れ刃手段１５はパ スに続き、このパスは、上流に向かう送りの際に総形加工(outcopying)を可能に するように１８０°より大きい。このパスは好ましくは円形であり、パスの最大 径は突き合わせ面１９の直径及びシャンクの直径より大きい。ミルヘッドの突き 合わせ面１９の最大径及びシャンクの突き合わせ面２０の外側径は、実質的に同 一である。各切れ刃１６は、面Ｐに存在し、図３Ｂに示す図で見た場合に、中心 軸１７と鋭角βをなす。角度βは、５〜１５°、好ましくは約１０°である。プ ルロッド１２は、ネジ手段１８または図示しない差し込み式手段によってエンド ミルヘッドから取り外し可能である。エンドミルヘッドは、面１９及び２０の平 面の軸方向後方には延在しない。プルロッドとエンドミルヘッドは円錐の協動す る心だし面２１及び２２を含む。心だし面２１及び２２は、図１Ｂに示すプルロ ッドの軸方向前方の自由端に向かう中心軸１７に関して、鋭角αでテーパーをな す。角度αは、１〜２０°、好ましくは５〜１０°である。エンドミルは、プル ロッドの材料より硬質の材料で作られる。エンドミルヘッドは、焼結された硬質 合金またはサーメットの粉末をプラスチックのような有機バインダーと混合して 且つこの混合物をペレットまたは顆粒に焼結し、このペレットまたは顆粒を射出 成形工程にしたがって成形し、且つ得られた生成物を１３００〜１５００℃の温 度で焼結する。プルロッドは、比較的安価な鋼で好ましく作られる。プルロッド の自由端は、エンドミルヘッド及びシャンクのそれぞれに対応する締結手段１８ 及び２４との締結のために、ネジ２３及び２５及び差し込み式手段のような締結 手段を備える。エンドミルヘッドは、切り屑を除去するために、空気または液体 のような圧縮媒体を進ませるための穴２６を有し、この媒体は図示しない工具ホ ルダーから供給される。エンドミルヘッドは、取り付け取り外し用の外側キーつ かみ手段２７を有する。 中心軸１７周囲のエンドミルヘッドの回転中に材料を切削するために、さらに 、エンドミルヘッドは、逃げ手段２８と、心だし手段２２をその中に備える第１ の穴の盗み(recess)２９と、締結手段１８をその中に備える第２の穴の盗み(rec ess)３０とを有する。少なくとの二つの実質的に平行な洗浄チャネル２６が、エ ンドミルヘッドに設けられ、第２の穴の盗みから伸び、エンドミルヘッドの切粉 溝またはすくい面３１に集結する。穴の盗み２９、３０は浸透止まり穴が作られ 、そして止まり穴は洗浄チャネル２６が接続される程度の深さを備える穴である 。上記止まり穴は、切れ刃手段１５に向 かう方向に実質的に減少する横断面積を有する。 回転可能なボールエンドミルに使用されために延長したプルロッドは、さらに 、第１の自由端３４及び第２の自由端３５のそれぞれに、アレンキー(allen key )用の六角レンチ穴のようなキーつかみ手段３２および３３を有する。心だし面 ２１は、プルロッドの第２の自由端３５よりも第１の自由端３４の近くに設けら れる。第１の自由端３４の直径は、第２の自由端３５の直径よりも小さい。長手 方向に延在する穴３６がプルロッドに設けられ、且つ上記穴は、液体または空気 のような圧縮された媒体の進入のために、一方の自由端から他の自由端まで延在 する。切り屑を除去するための媒体は穴３６及び洗浄チャネルを通って供給され る。 なお、差し込み可能なボールエンドミルの取り付け取り外し方法は、図１Ａ及 び図１Ｂに関連し主に以下のように説明される。シャンク１３の穴１４にこのロ ッドを装入することによって及びロッドを図示しないキーで回転することによっ て、プルロッド１２が、つかみ３２または３３にあらかじめ決めた深さに装着さ れる。部分３７及び３８が、滑合わせを与えるように小さな間隙をもって製造さ れ、軸方向の移動に関して最小にする。好ましくは、ネジ２４及び２５の少なく とも一つが、ネジの緩みに対する抵抗を増加するように、プラスチックのような 締付媒体を備える。 エンドミルヘッド１１は、その後ロッドの自由端３４を越えて配置され、且つ ネジ１８及び２３の嵌合がヘッドをシャンク軸方向に向かって心出し面２１及び ２２が交差するまで引っ張って、ミルヘッドを心だしする。さらに、キーつかみ 手段２７の外側で作用するレンチによって、ヘッドの回転が、突き合わせ面１９ 及び２０が接触し、さらにロッドとヘッドとの軸方向の動きを止めるまで、ロッ ド１２を回転を生じさせる。 代わりの取り付け手順では、エンドミルヘッドとプルロッドとは互いに接続さ れ、突き合わせ面１９及び２０が嵌合しさらにロッドとヘッドとの軸方向の動き を止めるまで、心だし面２１、２２が嵌合しその後ロッドとヘッドとがシャンク 穴１４に単位体のようにねじ込まれるようにする。 切れ刃手段１５に作用する力が、それまでに堅く締付されていない場合に、さ らにそれらを互いに堅く締めつけるように、上記ネジが設けられる。代わりの締 結手段、例えば差し込み式継手を使用するときもこのようにする。 切れ刃手段１５が摩耗し且つヘッドを交換するとき、そのときはヘッドに係わ る上記手順は逆にする。ネジ２４及び２５が締結媒体によってさらに堅く相互接 続されるので、これらのネジはヘッドのネジを緩める際に緩まない。したがって 、新しいヘッドがロッド１２を取り外すことなく取り付け可能である。 代わりの好ましい差し込み式ボールエンドミルの取り付け取り外し方法を以降 に説明する。先ず、ヘッド及びプルロッドが、心だし面１９、２０が接触するま で、ネジ１８及び２３を介して互いに接続される。その後ロッド及びヘッドが、 突き合わせ面１９及び２０が嵌合し且つさらにロッドとヘッドとの軸方向の動き を止めるまで、シャンク穴１４に単位体のようにねじ込まれる。 図７Ａ〜図１３を参照し、代わりの本発明の実施態様を説明する。同一の番号 は先の実施態様に関連し記載した同一の形状を示すものである。図９Ａ及び図９ Ｂに示す差し込み可能なボールエンドミル１０は、ミルヘッド１１’、プルロッ ドまたはネジ１２’、及びシャンク１３’を有する。プルロッド１２’はミルヘ ッド１１’にねじ込まれ、さらにプルロッドはシャンク１３’に接続される。シ ャンク１３’はプルロッド１２’が取り付けられる穴１４’を備え る。エンドミルヘッド１１’は、少なくともヘッドの最外点から工具の中心軸１ ７’に向かって延在する二つの個々の切れ刃１６’のような、切れ刃手段１５’ を有する。切れ刃手段１５’は、代わりに３個または４個の個々の切れ刃を備え ることができる。それぞれの切れ刃１６’は、中心軸１７’の付近で好ましく交 わる。エンドミルヘッド及びシャンクは協動する突き合わせ面１９’と２０’を 備える。突き合わせ面は、好ましくは平面で且つエンドミルの中心軸１７’に通 常は垂直である。好ましくは、切れ刃手段１５’はパスに続き、このパスは、上 流に向かう送りの際に総形加工(outcopying)を可能にするように１８０°より大 きくなる。このパスは好ましくは円形であり、その最大径は突き合わせ面１９’ の直径及びシャンクの直径より大きい。ミルヘッドの突き合わせ面１９’の最大 径及びシャンクの突き合わせ面２０’の外側径は、実質的に等しい。各切れ刃１ ６’は、面Ｐ’に存在し、図９Ｂに示す図で見た場合に、中心軸１７’と鋭角β ’をなす。角度β’は、５〜１５°、好ましくは約１０°である。プルロッド１ ２’は、ネジ手段１８’または図示しない差し込み式手段によってエンドミルヘ ッドから分離することができる。エンドミルヘッドは、面１９及び２０の平面の 軸方向後方には部分的に延在する。シャンクとエンドミルヘッドは実質的に円形 の協動する心だし面２１及び２２をそれぞれ含む。シャンクの心出し面２１’は 、シャンクの前方自由端の凹み４０に位置する。ミルヘッドの心出し面２２’は 、突出部４１’の外側に位置して、距離Ｌで突き合わせ面１９’の後方に延在す る。心だし面２１’及び２２’は、中心軸１７’に実質的に平行に延在する。エ ンドミルは、プルロッドの材料より硬質の材料で作られる。ロッドのネジ２５’ は、その後シャンクのネジ２４’とはめ合わせられる。エンドミルヘッドは、焼 結された硬質合金またはサーメットの粉 末をプラスチックのような有機バインダーと混合して且つこの混合物をペレット または顆粒に焼結し、このペレットまたは顆粒を射出成形工程にしたがって成形 し、且つ得られた生成物を１３００〜１５００℃の温度で焼結する。プルロッド は、比較的安価な鋼で好ましく作られる。プルロッドの自由端は、エンドミルヘ ッド及びシャンクのそれぞれに対応する締結手段１８’及び２４’との締結のた めに、ネジ２３’及び２５’及び差し込み式手段のような締結手段を備える。エ ンドミルヘッドは、切り屑を除去するために、空気または液体のような圧縮媒体 を進ませるための穴２６’を有し、この媒体は図示しない工具ホルダーから供給 される。エンドミルヘッドは、取り付け取り外し用の外側キーつかみ手段２７’ を有する。 中心軸１７’に沿うエンドミルヘッドの回転中に材料を切削するために、さら に、エンドミルヘッドは、逃げ手段２８’と、心だし手段２２’をその中に備え る第１の穴の盗み２９’と、締結手段１８’をその中に備える第２の穴の盗み３ ０’とを有する。少なくとの二つの洗浄チャネル２６’が、エンドミルヘッドに 設けられ、第２の穴の盗みから伸び、エンドミルヘッドの切粉溝またはすくい面 ３１’に集結する。 回転可能なボールエンドミルに使用される延長したプルロッドは、さらに、第 １の自由端３４’及び第２の自由端３５’のそれぞれに、アレンキー(allen key )用の六角レンチ穴のようなキーつかみ手段を有する。第１の自由端３４’の直 径は、第２の自由端３５’の直径よりも小さい。長手方向に延在する穴３６’が プルロッドに設けられ、且つ上記穴は、液体または空気のような圧縮された媒体 の進入のために、一方の自由端から他の自由端まで延在する。切り屑を除去する ための媒体は穴３６’及び洗浄穴２６’を通って供給される。 なお、差し込み可能なボールエンドミルの取り付け取り外し方法は、図７Ａ及 び図７Ｂに関連し主に以下のように説明される。シャンク１３’の穴１４’にこ のロッドを装入することによって及びロッドを図示しないキーで回転することに よって、プルロッド１２’が、それぞれのつかみ３２’または３３’にあらかじ め決めた深さに装着される。その後、ロッドのネジ２５’はシャンクのネジ２４ ’にはめ込まれる。 エンドミルヘッド１１’は、その後ロッドの自由端３４’を越えて配置され、 且つネジ１８’及び２３’の嵌合がヘッドをシャンク軸方向に向かって心出し面 ２１及び２２が交差するまで引っ張って、ミルヘッドを心だしする。面２１’及 び２２’が、滑合わせを与えるように小さな間隙をもって製造され、軸方向の移 動に関して最小にする。好ましくは、ネジ２４’及び２５’の少なくとも一つが 、ネジの緩みに対する抵抗を増加するように、プラスチックのような締付媒体を 備える。さらに、キーつかみ手段２７’の外側で作用するレンチによって、ヘッ ドの回転が、突き合わせ面１９’及び２０’が接触し、さらにロッドとヘッドと の軸方向の動きを止めるまで、ロッド１２’を回転を生じさせる。 切れ刃手段１５’に作用する力が、それまでに堅く締付されていない場合に、 さらにそれらを互いに堅く締めつけるように、上記ネジが設けられる。代わりの 締結手段、例えば差し込み式継手を使用するときもこのようにする。 切れ刃手段１５’が摩耗し且つヘッドを交換するとき、そのときはヘッドに係 わる上記手順は逆にする。ネジ２４’及び２５’が締結媒体によってさらに堅く 相互接続されるので、これらのネジはヘッドのネジを緩める際に緩まない。した がって、新しいヘッドはロッド１２’を取り外すことなく取り付け可能である。 代わりの好ましい差し込み式ボールエンドミルの取り付け取り外し方法を以降 に説明する。先ず、ヘッド及びプルロッドが、ロッドがネジ１８’の底に達する まで、好ましくネジ１８’及び２３’を介して互いに接続される。その後ロッド 及びヘッドが、突き合わせ面１９’及び２０’が嵌合し且つさらにロッドとヘッ ドとの軸方向の動きを止めるまで、シャンク穴１４に単位体のようにねじ込まれ る。 上記の本発明にしたがう二つの工具の実施態様には幾つかの一般的な特徴があ る。エンドミルヘッドは好ましくは射出成形した炭化タングステンで製造され、 平坦な突き合わせ面の軸方向全部に配置された一体化したネジを備える。ミルヘ ッドが工具全体の最も大きな直径を特徴とする。工具の回転方向においてミルヘ ッドとシャンクとの間の摩擦接続だけが与えられる。プルロッドは全自由端外部 にネジが切られ、且つ洗浄媒体の分布用の洗浄チャネルを有し、広げられた領域 に洗浄チャネルを通って切れ刃領域まで連続的に運搬する。プルロッドは各シャ ンクの前端部付近に配置される。組立の際に各エンドミルヘッドの回転用のキー つかみが存在する。 しかしながら、本発明にしたがう工具の各実施態様の心だし原理は相違し、第 １のケースは、ミルヘッドの内側及びプルロッドの外側に前方をテーパーにした 状態で心だし面が設けられる。別のケースでは、ミルヘッドの外側及びシャンク の内側に工具の回転軸に平行にした状態で、心だし面が配置される。 本発明はそれらの好ましい実施態様に関して記載したが、特に記載されていな い追加、削除、改良、及び置き換えが、添付された請求の範囲に定義したように 本発明の要旨及び分野から離脱することなくできることは、当業者には理解され る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．エンドミル（１０、１０’）がエンドミルヘッド（１１、１１’）とプル ロッド（１２、１２’）と前記プルロッドを嵌め込む穴（１４、１４’）を備え るシャンク（１３、１３’）とを含んでなり、前記エンドミルヘッドが切れ刃手 段（１５、１５’）と締結手段（１８、１８’）とを備え、且つ前記エンドミル が中心軸（１７、１７’）を有するエンドミルであって、 前記エンドミルヘッド（１１、１１’）が射出成形材料で作られ、 前記締結手段（１８、１８’）と前記切れ刃手段（１５、１５’）とが、前記 エンドミルヘッドと一体化され、 前記プルロッド（１２、１２’）が前記エンドミルヘッド（１１、１１’）か ら取り外し可能であり、 前記エンドミルヘッドと前記シャンク（１３、１３’）とが協動する突き合わ せ面（１９、２０、１９’、２０’）を含んでなり、 前記突き合わせ面が前記エンドミルの前記中心軸（１７、１７’）にほぼ垂直 に延在する、 ことを特徴とするエンドミル。 ２．前記エンドミルヘッド全体が前記プルロッドの材料より硬質の材料で作ら れ、 前記プルロッドの自由端が、前記エンドミルヘッドと前記シャンクとに対応す る締結手段で嵌合するために、ネジ及び／または差し込み式手段のような締結手 段を含んでなり、且つ エンドミルヘッド（１１）とプルロッド（１２）とが、協動する心だし面（２ １、２２）を含んでなり、前記心だし面が前記中心軸（１７）に対して鋭角（α ）で前方に向かってテーパーをなし、ま たは前記エンドミルヘッド（１１’）と前記シャンク（１３）とが、協動する心 だし面（２１’、２２’）を含んでなり、前記心出し面が前記中心軸（１７’） と実質的に平行である、 ことを特徴とする請求項１記載のエンドミル。 ３．切り屑を除去するために、前記エンドミルが、空気または液体のような圧 縮媒体を進入させる洗浄チャネルを含み、且つ 前記媒体が、前記シャンク（１３、１３’）の第１のチャネル（１４、１４’ ）から前記プルロッド（１２、１２’）の第２のチャネル（３６、３６’）を通 って、且つさらに前記エンドミルヘッドの中間の広げられた領域（３０、３０’ ）を経由してエンドミルヘッド（１１、１１’）の第３のチャネル（２６、２６ ’）を通って、供給されることを特徴とする請求項１または２に記載のエンドミ ル。 ４．前記切れ刃手段（１５、１５’）が１８０度より大きいパスを囲み、 前記エンドミルヘッド（１１、１１’）の材料が、射出成形して焼結した硬質 合金またはサーメットであり、 前記エンドミルヘッドは取り付け取り外し用の外側キーつかみ手段（２７、２ ７’）を含んでなり、 二つの同一の切れ刃（１６、１６’）のような前記切れ刃手段（１５、１５’ ）が、少なくとも前記ヘッドの外側最先端から中心軸（１７、１７’）に向かっ て延在し、且つ 前記切れ刃が中心軸付近に会合する、 ことを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載のエンドミル。 ５．中心軸（１７、１７’）周囲の回転中に材料を切削するために、切れ刃手 段（１５、１５’）、逃げ手段（２８、２８’）及び 締結手段（１８、１８’）を含んでなるエンドミルヘッドであって、 前記エンドミルヘッド（１１、１１’）が、射出成形材料で作られ、 前記エンドミルヘッド（１１、１１’）が、軸方向の心だし手段（２２、２２ ’）を備え、 締結手段（１８、１８’）と前記切れ刃手段（１５、１５’）とが、前記ミル ヘッドと一体化され、且つ 前記ミルヘッドが突き合わせ面（１９、１９’）を含み、前記突き合わせ面が 前記中心軸（１７、１７’）に対してほぼ垂直に延在する、 ことを特徴とするエンドミルヘッド。 ６．二つの同一の切れ刃（１６、１６’）のような切削刃手段（１５、１５’ ）が、少なくとも前記ヘッドの外側最先端から中心軸（１７、１７’）に向かっ て延在し、 前記切れ刃が中心軸付近に会合し、 前記心だし手段（２２、２２’）が前記中心軸に対して鋭角（α）で前方に向 かってテーパーをなし、または前記中心軸（１７’）に実質的に平行であり、 前記切削手段（１５，１５’）が１８０度より大きいパスを囲み、 前記エンドミルヘッドの材料は、射出成形して焼結した硬質合金またはサーメ ットであり、 前記エンドミルヘッドが外側キーつかみ手段（２７、２７’）を含んでなり、 締結手段（１８、１８’）は、突き合わせ面（２２、２２’）の実質的に前方 に配置され、且つ 少なくても二つの洗浄チャネル（２６、２６’）が前記エンドミルヘッドに設 けられ、第１の穴の盗み（３０、３０’）から、前記エンドミルヘッドのすくい 面（３１）または逃げ面（２８’）まで延在する、 ことを特徴とする請求項５記載のエンドミルヘッド。 ７．前記ミルヘッド（１１’）の前記心だし面（２２’）は、突出部（４１’ ）の外側に位置し、突き合わせ面（１９’）の後方の距離（Ｌ）に延在すること を特徴とする請求項５または６に記載のエンドミルヘッド。 ８．エンドミル（１０、１０’）がエンドミルヘッド（１１、１１’）とプル ロッド（１２、１２’）と前記プルロッドを嵌め込む穴（１４、１４’）を備え るシャンク（１３、１３’）とを含んでなり、前記エンドミルヘッドが切れ刃手 段（１５、１５’）を備え、且つ前記エンドミルが中心軸（１７、１７’）を有 する差し込み式エンドミルをエンドミルのシャンクに取り付ける方法であって、 ・射出成形した超硬合金で、エンドミルヘッドと一体化した締結手段（１８、 １８’）と切れ刃手段とを有するエンドミルヘッドを製造する工程、 ・前記ロッドを前記シャンク（１３、１３’）の穴（１４、１４’）に差し込 むことによって、及び前記シャンクの自由端前方にあらかじめ決めた深さに前記 ロッドを固定することによって、プルロッド（１２、１２’）を装着する工程、 ・前記エンドミルヘッド（１１、１１’）を前記自由端（３４、３４’）を越 えて配置して、且つ前記シャンクに対して前記エンドミルヘッドを回転させて、 前記締結手段の嵌合が前記ヘッドを前記シャンクの軸方向に向かって引っ張って 、心だし面（２１、２１、２１’、２２’）を勘合させる工程、及び ・前記ヘッドをさらに回転させることによって、前記突き合わせ面（１９、２ ０、１９’、２０’）が接触し且つ前記ロッドと前記ヘッドとの軸方向の移動が 停止するまで、単位体のように前記ヘッドと前記ロッドの回転を起こさせる工程 、 を特徴とする差し込み式エンドミルをエンドミルのシャンクに取り付ける方法。 ９．エンドミル（１０、１０’）がエンドミルヘッド（１１、１１’）とプル ロッド（１２、１２’）と前記プルロッドを嵌め込む穴（１４、１４’）を備え るシャンク（１３、１３’）とを含んでなり、前記エンドミルヘッドが切れ刃手 段（１５、１５’）を備え、且つ前記エンドミルが中心軸（１７、１７’）を有 する差し込み式エンドミルをエンドミルのシャンクに取り付ける方法であって、 ・射出成形した超硬合金で、エンドミルヘッドと一体化した締結手段（１８、 １８’）と切れ刃手段とを有するエンドミルヘッドを製造する工程、 ・プルロッド（１２、１２’）の一端面をエンドミルヘッドの締結手段（１８ 、１８’）に装入することによって、及び前記ロッドを前記エンドミルヘッドの 後端部にあらかじめ決めた深さで固定することによって、前記エンドミルヘッド を取り付ける工程、及び ・前記シャンク（１３、１３’）の自由端を越えてユニットのように前記エン ドミルヘッド（１１、１１’）と前記プルロッドとを配置して、且つ締結手段（ ２４、２５、２４’、２５’）の嵌合が前記ヘッドをシャンクの軸方向に向かっ て引っ張るように、突き合わせ面（１９、２０、１９’、２０’）が接触して且 つさらにロッドとヘッドの軸方向の移動を停止するまで、前記シャンクに対して ユニットを回転させる工程、 を特徴とする差し込み式エンドミルをエンドミルのシャンクに取り 付ける方法。