JPH06315803A - 着脱式のボーリングユニット - Google Patents

着脱式のボーリングユニット

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Publication number
JPH06315803A
JPH06315803A JP12802393A JP12802393A JPH06315803A JP H06315803 A JPH06315803 A JP H06315803A JP 12802393 A JP12802393 A JP 12802393A JP 12802393 A JP12802393 A JP 12802393A JP H06315803 A JPH06315803 A JP H06315803A
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JP
Japan
Prior art keywords
shaft
fastening
hole
screw
attachment
Prior art date
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Pending
Application number
JP12802393A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Inamori
茂 稲森
Naoki Soneda
直樹 曽根田
Yutaka Nakayasu
裕 中安
Hidenobu Tamaki
秀信 玉城
Hiroshi Soejima
寛 副島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shizuoka Prefecture
Original Assignee
Shizuoka Prefecture
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Publication date
Application filed by Shizuoka Prefecture filed Critical Shizuoka Prefecture
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Publication of JPH06315803A publication Critical patent/JPH06315803A/ja
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  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 工作機械の主軸に取付けられる取付アタッチ
メントと、その取付アタッチメントに対して着脱自在に
取付けられる刃物ユニットとからなるボーリングユニッ
トにおいて、両者を強固に且つ確実に締結できる装置を
得る。 【構成】 取付アタッチメント20と刃物ユニット30
とを主軸の軸線と同芯に配されたテーパ軸機構23を介
して芯合わせすると共に、取付アタッチメント20に回
転軸線と同軸に締結孔24および直交する方向のネジ孔
25を設ける。締結孔24に半径方向の透孔を有する締
結軸40の一端を挿入し、透孔にネジ軸26を挿通し、
そのネジ軸26に設けた円錐面29と締結軸40に形成
した傾斜面42とを係合させる。ネジ軸26には円錐面
29を挟んで両側にネジ部26a,26aを設け、ネジ
孔25,25にそれぞれ螺合させて締め付ける。刃物ユ
ニット30は締結軸40に角形スプラインを通して挿入
し、45゜回動して係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は工作機械の主軸に対し
て迅速に着脱できるようにした着脱式のボーリングユニ
ットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、工作機械の主軸に取付けられる
ボーリングユニットには、刃物を迅速に交換できるよ
う、主軸に取付けられる取付アタッチメントと超硬チッ
プなどの刃先チップを備えた刃物ユニットとで構成した
ものが使用されている。
【0003】また、前記取付アタッチメントと刃物ユニ
ットを係合させるため主軸と同軸に配したテーパ軸によ
る芯合わせ機構を用いること、および、その芯合わせ機
構を結合させる手段として前記取付アタッチメントと刃
物ユニットとの間に、締結軸を設け、その締結軸の前端
を刃物ユニットに対して係脱自在に係合させると共に、
後端を前記取付アタッチメントに設けられたクサビ機構
によって牽引して締結するようにしたすることが知られ
ており、更に、そのクサビ機構として、主軸の軸線と直
交する軸線上に円錐状の楔部材を有するネジ軸を設け、
その楔部材を刃物ユニットに設けた傾斜面と係合させる
ものが知られている(例えば、実開昭61−13740
3号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、前記楔部材を進退させるネジ軸のネジが主軸の軸線
の片側にのみ設けられていたゝめ、ネジ軸に設けた楔部
材が刃物ユニットを締着する際の反力を受けたとき、平
滑な軸部が軸方向へ移動して曲がりの発生を容易にし、
且つ、その曲がりによって刃物ユニットの締着に緩みを
生じたり、加工精度を低下させたりする不具合があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解消する
この発明は、工作機械の主軸に工具を取り付けるための
取付アタッチメントと、その取付アタッチメントに対し
て着脱可能に構成された刃物ユニットとを有し、それら
取付アタッチメントと刃物ユニットとをテーパ軸機構に
よって主軸の軸線と同芯に芯合わせすると共に、前記取
付アタッチメントに回転軸線と同軸の締結孔と直交する
ネジ孔とを設け、前記締結孔に半径方向の透孔を有する
締結軸の一端を挿入し、前記半径方向の透孔に前記ネジ
孔を通してネジ軸を挿通し、そのネジ軸に設けた円錐面
と締結軸に形成した傾斜面とを係合させる着脱式のボー
リングユニットにおいて、前記ネジ軸には円錐面を挟ん
で両側にネジ部を設け、その二つのネジ軸を取付アタッ
チメントの軸線を挟んで一側と他側とに設けたネジ孔に
それぞれ螺合させたものである。
【0006】
【作用】ネジ軸を回動させ軸方向へ移動させて、そのネ
ジ軸に設けた円錐面を回転軸方向に配置された締結軸の
斜面に押し付け、締結軸を軸方向へ引いて刃物ユニット
を取付アタッチメント側へ牽引し締着する。ネジ軸は締
結軸を挟んで取付アタッチメントの一側と他側とで支持
される。よって、その支持部の中間に締結軸を締結する
反力として曲げ力を受けるが、ネジ軸は締結軸の両側で
ねじ孔に螺合しており、前記反力によっても軸方向への
移動を生じない。そのため、反力による曲げ量は最小に
止まる。
【0007】
【実施例】以下、図示の実施例によって、この発明を説
明する。図中、10はこの発明に係る着脱式のボーリン
グユニットである。ボーリングユニット10は工作機械
の主軸11にボルト21によって堅固に取付けられる取
付アタッチメント20と、その取付アタッチメント20
に対して係脱自在に取付けられる刃物ユニット30とか
らなっている。
【0008】取付アタッチメント20は図1から明らか
なように、その上面で工作機械の主軸11に接し、下面
で刃物ユニット30に接している。取付アタッチメント
20の下面には前記工作機械の主軸11と同軸に形成し
たテーパ軸23と、その内側に穿設された締結孔24が
設けられている。更に、取付アタッチメント20には側
方から前記工作機械の主軸11に直交する方向に穿設さ
れたネジ孔25が一側から軸芯を通過して他側へ伸びて
いる。
【0009】26はそのネジ孔25に螺合したネジ軸で
あり、両端部にオネジが刻設されたネジ部26a、26
aを設ける一方で、それらの間には楔作用をなす円錐面
29が設けられている。
【0010】40は前記締結孔24へ挿通され、取付ア
タッチメント20によって軸方向へ往復動可能に支持さ
れた締結軸である。締結軸40は前記刃物ユニット30
を取付アタッチメント20へ向けて強く引き寄せ締結す
るものであり、その主軸端、すなわち、取付アタッチメ
ント20側の端部には、主軸11と直交する方向に穿設
された半径方向の透孔41が形成されている。この半径
方向の透孔41は前記ネジ軸26に比して相当に大径に
作られ、その一方の開口端が大きく面取りされて、前記
円錐面29と共働する傾斜面42をなしている。締結軸
40の端部には係止溝45を介して大径の頭部46が設
けられ、その頭部46によって刃物ユニット30を主軸
11側へ引き寄せるようにした公知の構成である。すな
わち、大径の頭部46の外周面は所々を切り欠いて角形
スプライン状としてあり、スプラインの突部を後述する
係合孔34に施した角形スプラインの凹部を通して挿入
し、45°回動させて抜け止めするように構成したもの
である。
【0011】かくて、締結軸40は取付アタッチメント
20に設けられた前記締結孔24に嵌合され、同じく取
付アタッチメント20に螺合されたネジ軸26が前記半
径方向の透孔41に挿通されると、取付アタッチメント
20から抜けなくなる。43は締結孔24の底部と締結
軸40の端部との間に介装された押し出しばねであり、
常時、締結軸40を抜く方向へ付勢している。よって、
ネジ軸26を深くねじ込むと、円錐面29が締結軸40
に形成した傾斜面42を押圧し、その分力によって締結
軸40を、換言すれば、刃物ユニット30を主軸11の
方向へ引き寄せる。逆に、ネジ軸26を緩めると円錐面
29が傾斜面42の前方から退去するので、前記押し出
しばね43の弾力によって、両者は分離する。
【0012】刃物ユニット30は前記テーパ軸23へ着
脱自在に取付けられる回転軸からなっており、その先端
部に刃物チップ31がクランプ駒39を介してクランプ
ボルト32により締着されている。刃物チップ31はセ
ラミックやサーメットや超硬金属からなるスローアウェ
イチップである。刃物ユニット30には前記取付アタッ
チメント20へ取付けるためテーパ状の軸孔33が形成
されている。すなわち、このテーパ状の軸孔33と取付
アタッチメント20に設けたテーパ軸23とは互いに嵌
合して両者の軸芯を一致させる、いわゆるテーパ軸機構
を構成する。
【0013】前記テーパ状の軸孔33は、底部に異形の
形状、例えば、角形スプライン状をなした係合孔34と
してある。すなわち、軸孔33は円周の一部を所々切欠
かれており、残余の部分が係止面35をなしている。2
7は取付アタッチメント20と刃物ユニット30との間
に設けた位置決め用のノックピンが介装されており、ノ
ックピン27は取付アタッチメント20側に圧入されて
おり、その突出部が刃物ユニット30に設けた周方向の
長孔28に嵌合している。
【0014】よって、この刃物ユニット30のテーパ状
の軸孔33を取付アタッチメント20に設けたテーパ軸
23と係合させるには、刃物ユニット30を持ち、係合
孔34に設けられたスプライン形の凹凸と、締結軸40
に形成された係合部46に設けられたスプライン形の凹
凸との位相を逆相にして係合させる。ついで、これを周
方向に45°回動させ、前記ノックピン27が長孔28
の端部に至ると、前記両凹凸の凸部と凸部とが軸方向に
整列し、以後、相互に軸方向の移動が阻止されて抜け止
めされる。
【0015】そして、その状態から前記取付アタッチメ
ント20に螺合させたネジ軸26をネジ込むことによ
り、締結軸40が主軸11側へ引かれる結果、刃物ユニ
ット30は取付アタッチメント20に対して、テーパ軸
機構によって芯合わせされて完全に同軸に整列し、か
つ、締結軸40を介して円錐面29により確実に締結さ
れる。
【0016】図中、二点鎖線で示す50は刃物チップ3
1へ切削液を給送するための供給孔であり、取付アタッ
チメント20から後方へ突出した位置決めボス51に設
けた軸孔52から締結軸40に穿設した軸方向の流路4
4、および刃物ユニット30に設けた流路37に至る一
連に形成され、前記流路37の下流端は刃物チップ31
へ向けて開口している。
【0017】以上の実施例では、ネジ軸26はそれに形
成されたねじが円錐面29によって二つに分離されてお
り、その分離された2か所のねじは、共に取付アタッチ
メント20に軸芯を挟んで一側と他側とに設けたネジ孔
25、25へ螺合している。よって、ネジ軸26に形成
した円錐面29が締結軸40に形成した傾斜面42を押
圧すると、その反作用によってネジ軸26は曲げ力を受
けるが、ネジ軸26は締結軸40を挟んだ両側で取付ア
タッチメント20に支持されているので、その曲げ力を
受けて曲がろうとしても軸方向の移動ができず、よっ
て、前記曲げ力による曲げが最小に止まり、取付アタッ
チメント20と刃物ユニット30との結合が強固に行わ
れて緩みを生じることがない。
【0018】
【発明の効果】この発明は以上のように、刃物ユニット
30に係合した締結軸40を取付アタッチメント20の
側へ引き込むため、前記締結軸40に傾斜面42を形成
する一方、その傾斜面42と係合する円錐面29を取付
アタッチメント20に支持すると共に、前記円錐面29
をねじ込むためのネジ部26aをネジ軸26の両端部に
設けて、それを取付アタッチメント20に設けたネジ孔
25、25によって支持するから、ネジ軸26の締結に
伴う反力によりネジ軸26がそれを支持するネジ孔25
から抜ける方向へずれるのを防止することが出来、その
結果、ネジ軸26は反力による曲げが最小に止められ、
刃物ユニット30の締着が確実となり、加工精度の低下
を来す不具合を回避できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す中ぐりユニットを示
す、一部を破断した平面図である。
【図2】そのII−II線断面図である。
【図3】その正面図である。
【符号の説明】
10・・・・ボーリングユニット 20・・・・取付アタッチメント 23・・・・テーパ軸(テーパ軸機構) 24・・・・締結孔 25・・・・ネジ孔 26・・・・ネジ軸 29・・・・円錐面 30・・・・刃物ユニット 33・・・・軸孔(テーパ軸機構) 34・・・・係合孔 35・・・・係止面 40・・・・締結軸 41・・・・半径方向の透孔 42・・・・傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉城 秀信 静岡県浜松市高塚町1788番地の7 大一工 具株式会社内 (72)発明者 副島 寛 静岡県浜松市高塚町1788番地の7 大一工 具株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械の主軸に工具を取り付けるための
    取付アタッチメントと、その取付アタッチメントに対し
    て着脱可能に構成された刃物ユニットとを有し、それら
    取付アタッチメントと刃物ユニットとをテーパ軸機構に
    よって主軸の軸線と同芯に芯合わせすると共に、前記取
    付アタッチメントに回転軸線と同軸の締結孔と直交する
    ネジ孔とを設け、前記締結孔に半径方向の透孔を有する
    締結軸の一端を挿入し、前記半径方向の透孔に前記ネジ
    孔を通してネジ軸を挿通し、そのネジ軸に設けた円錐面
    と締結軸に形成した傾斜面とを係合させる着脱式のボー
    リングユニットにおいて、前記ネジ軸には円錐面を挟ん
    で両側にネジ部を設け、その二つのネジ軸を取付アタッ
    チメントの軸線を挟んで一側と他側とに設けたネジ孔に
    それぞれ螺合させてなる着脱式のボーリングユニット。
JP12802393A 1993-04-30 1993-04-30 着脱式のボーリングユニット Pending JPH06315803A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12802393A JPH06315803A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 着脱式のボーリングユニット

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JP12802393A JPH06315803A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 着脱式のボーリングユニット

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JPH06315803A true JPH06315803A (ja) 1994-11-15

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ID=14974582

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JP12802393A Pending JPH06315803A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 着脱式のボーリングユニット

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JP (1) JPH06315803A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007105876A (ja) * 1997-05-02 2007-04-26 Iscar Ltd 切削工具組み立て体及び転置可能な機構
JP2010099796A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Honda Motor Co Ltd 中ぐり工具
KR20200105382A (ko) * 2019-02-27 2020-09-07 창 신-티엔 칼자루

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JP2007105876A (ja) * 1997-05-02 2007-04-26 Iscar Ltd 切削工具組み立て体及び転置可能な機構
JP2010099796A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Honda Motor Co Ltd 中ぐり工具
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