JP2011143532A - 交換式切削ヘッド及びヘッド交換式切削工具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】工具本体に取り付けられる交換式切削ヘッド2は、切削ヘッド本体20と連結部材30とを含む。切削ヘッド本体20は、刃部21と、取付部28と、凹部が形成された内周面29aを有する連結孔29とを含み、連結部材30は、切削ヘッド本体20の硬さよりも低い硬さを有する金属材料からなり、切削ヘッド本体20に連結されており、連結部材30は、連結孔29に挿入され、連結孔29の内周面29aに密着される外周部33aを有し、内周面29aに係合される先端軸部33を有し、連結部材30は、ヘッドねじ部31と、ヘッドねじ部31及び先端軸部33の内部において先端軸部33の中心線に沿うように形成された孔部34とを含む。
【選択図】図5
Description
このヘッド交換式切削工具において、交換式切削ヘッドは、刃部を有する切削ヘッド本体と、切削ヘッド本体の後端に設けられ、ヘッドねじ部を有する連結部材とを含む。
また、工具本体は、工具本体に形成された取付孔と、取付孔に形成された雌ねじ部を有する。
このようなヘッド交換式切削工具においては、交換式切削ヘッドが工具本体の取付孔に挿入され、連結部材のヘッドねじ部が工具本体の取付孔の雌ねじ部にねじ込まれている。
この構成においては、上記連結部材のヘッドねじ部が工具本体の取付孔に形成された雌ねじ部に螺合することにより、切削ヘッド本体が工具本体に着脱可能に装着されている。
この構成においては、切削ヘッド本体及び連結部材が連結された状態で、連結部材のヘッドねじ部が工具本体の取付孔に形成された雌ねじ部に螺合することにより、交換式切削ヘッドが工具本体に着脱可能に装着されている。
切削ヘッド本体と連結部材とを連結する方法においては、切削ヘッド本体及び連結部材とのいずれか一方に形成されたフック部の端部が他方に形成されたフック孔に挿入され、通過させている。
その後、切削ヘッド本体及び連結部材の両者を互いに周方向に相対的に回転させ、切削ヘッド本体と連結部材とが連結されている。
一方で、連結部材のヘッドねじ部と工具本体との螺合の際にはねじ山に応力が生じるため、切削ヘッドのヘッドねじ部は、高い靭性を有する材料で形成されていることが好ましい。
また、ねじの谷部に応力が集中することに起因して、ねじが割れてしまうという欠点がある。
このような欠点を回避するためには、応力を分散するために各ねじ山を特殊な形状に加工する必要があり、製造コストが増加する。
しかしながら、フック部又はフック孔の形状が複雑であり、フック部又はフック孔を成形するために製造コストが増加する。
また、切削ヘッド本体を工具本体に装着する際に、最初に切削ヘッド本体と連結部材と組み合わせる必要があり、手間がかかるという問題もある。
このため、ワークの切削に用いられる刃部を有する切削ヘッド本体を例えば超硬合金のような硬質材料から構成し、連結部材を例えばステンレス鋼のように靭性の高い塑性変形可能な材料から構成することができる。
これにより、切削ヘッド本体の刃部の切れ味又は耐久性を高く維持しつつ、機械加工によってねじが形成されたヘッドねじ部を有する連結部材を容易かつ低コストに形成することができる。
また、ヘッドねじ部のねじが欠け易いといった問題を解決できる。
このため、切削ヘッド本体に連結部材を容易に連結することができる。
このような切削ヘッド本体及び連結部材からなる連結構造において、例えば、連結部材の先端軸部が切削ヘッド本体の連結孔に挿入された状態で連結部材の孔部に棒状部材を圧入することによって、連結部材の先端軸部の径が増加するように連結部材が塑性変形されている。
この際、先端軸部の外周部が連結孔の内周面に密着するため、切削ヘッド本体を連結部材に確実に連結することができる。
このため、交換式切削ヘッドを製造する際に煩雑な加工工程を行う必要がなく、製造コストを低減することができる。
なお、連結部材はバーフィーダを備えた自動旋盤等を用いて安価に量産できるため、これによって交換式切削ヘッドの製造コストをより一層低減することができる。
このため、ワークの切削に用いられる刃部を有する切削ヘッド本体を例えば超硬合金のような硬質材料から構成し、連結部材を例えばステンレス鋼のように靭性の高い塑性変形可能な材料から構成することができる。
これにより、切削ヘッド本体の刃部の切れ味又は耐久性を高く維持しつつ、機械加工によってねじが形成されたヘッドねじ部を有する連結部材を容易かつ低コストに形成することができる。
また、ヘッドねじ部のねじが欠け易いといった問題を解決できる。
また、最大高さ粗さRzが5μm未満である場合、内周面が滑らかであり、切削ヘッド本体から連結部材が抜け易くなる。
また、最大高さ粗さRzが200μm以内の場合、切削ヘッド本体に連結部材を容易に挿入することができる。
そのため、内周面に形成される凹凸面の最大高さ粗さRzは、5μm以上200μm以下であることが好ましい。
このため、切削ヘッド本体に連結部材を容易かつ確実に連結することができる。
このような切削ヘッド本体及び連結部材からなる連結構造において、例えば、連結部材の先端軸部が切削ヘッド本体の連結孔に挿入された状態で連結部材の孔部に棒状部材を圧入することによって、連結部材の先端軸部の径が増加するように連結部材が塑性変形されている。
このため、交換式切削ヘッドを製造する際に煩雑な加工工程を行う必要がなく、製造コストを低減することができる。
なお、連結部材はバーフィーダを備えた自動旋盤等を用いて安価に量産できるため、これによって交換式切削ヘッドの製造コストをより一層低減することができる。
これによって、中心線方向の後端部に向けて、切削ヘッド本体に対して連結部材が離間して相対的に移動ことを防止することができる。
即ち、切削ヘッド本体から連結部材が抜けることを防止することができる。
また、中心線回りの周方向を向く壁部が凹部に形成された場合には、連結部材の先端軸部の外周部が凹部に嵌入され、凹部と外周部とが係合する。
これによって、中心線回りにおいて、切削ヘッド本体に対して連結部材が相対的に回転することを防止することができる。
切削ヘッド本体において連結部材が回転することを防止することができる。
従って、切削ヘッド本体に連結部材をより確実に連結することができる。
従って、切削ヘッド本体に連結部材をより一層確実に連結することができる。
このため、工具本体に対して切削ヘッド本体をより強固に装着することができ、切削ヘッド本体の中心線と工具本体の中心線とを完全に一致させ、心出しを行うことが可能となる。
この圧力によって高い摩擦抵抗が発生し、切削ヘッド本体と工具本体とを強固に一体化することができる。
また、この摩擦抵抗によって切削ヘッド本体及び取付部に生じる締め付けトルクの全てがヘッドねじ部及び取付ねじ部にかかってしまうことが回避されている。
これによって過大な軸力がヘッドねじ部及び取付ねじ部に発生することが防がれ、ヘッドねじ部及び取付ねじ部の破断を防止することができ、又は連結部材が切削ヘッド本体から抜けてしまうのを防止することができる。
このため、切削ヘッド本体と連結部材との連結を必要以上に強固としなくても、連結部材が切削ヘッド本体から抜けてしまうことはない。
従って、交換式切削ヘッドが工具本体から外された状態においては、切削ヘッド本体から連結部材を容易に分離することができる。
また、この範囲の中でも、傾斜角度は、2〜20°の範囲に設定されていることが好ましい。
これによって、切削ヘッド本体のテーパ部に取付孔のテーパ孔を強固かつ確実にテーパ状に嵌合(係合)させながら、切削ヘッドを取付孔から取り外すことができる。
なお、上記傾斜角度は、3°〜5°の範囲に設定されていることがより好ましい。
このような構成においては、工具本体から供給されるクーラントを貫通孔及びクーラント孔を通過させて刃部に供給することができる。
このような構成においては、回転部に、例えばレンチ等の工具を係合させて切削ヘッド本体を回転させることができる。
これにより、切削ヘッド本体及び連結部材を工具本体に強固に装着することができる。
また、この際、治具を用いて回転部を同時に支持することにより、切削ヘッド本体を安定的に固定することができる。
これにより、切削ヘッド本体を連結部材に容易に連結することができ、切削ヘッド本体から連結部材を容易に分離することができる。
また、刃部に再研磨又はPVD等のコーティングを施す際に切削ヘッド本体を確実に支持することができる。
ワークの切削に用いられる刃部を有する切削ヘッド本体を上記のような超硬合金から形成することで、切削ヘッド本体の刃部の切れ味又は耐久性を高く維持することができる。即ち、摩耗量が減少し、高い耐久性を維持することができる。
このようなヘッド交換式切削工具によれば、上記のように切削ヘッド本体に連結部材が確実に連結されている交換式切削ヘッドが取り付けられているため、切削加工時に望まれない振動が生じることが防止され、高い精度で加工を行うことが可能となる。
このため、切削ヘッド本体に連結部材を容易に連結することができる。
また、簡易な構成によって、このような切削ヘッド本体及び連結部材からなる連結構造が得られているので、製造コストを低減させることが可能となる。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明においては、工具本体10の後端面15(後述)が形成されている後端位置から先端切刃23B(後述)が形成されている先端位置に向う方向において、先端位置に近い位置を「先端側(先端、先端部)」と称する。
また、上記の先端位置から後端位置に向う方向において、後端位置に近い位置を「後端側(後端、後端部)」と称する。
第1実施形態によるヘッド交換式切削工具1は、図1に示すように、工具本体10と交換式切削ヘッド2とから構成されている。
工具本体10は、中心線Oの回りに回転する。
交換式切削ヘッド2は、工具本体10に着脱可能に装着されて固定される切削ヘッド本体20と、切削ヘッド本体20を工具本体10に装着するために用いる連結部材30とから構成されている。
工具本体10においては、先端面11から後端面15に向けて、中心線Oを中心とする取付孔12が形成されている。
テーパ孔13は、工具本体10の先端面11から後端面15に向かって内径が一定の勾配で漸次減少する略円錐台形状を有する孔である。
取付ねじ部14は、取付孔12の底部に設けられており、テーパ孔13の後端に連なり、内周面に形成された雌ねじを有する。
また、取付ねじ部14の後端には、クーラント供給孔16が形成されている。
クーラント供給孔16は、取付ねじ部14の径よりも一段小さい径を有し、中心線Oに沿って延び、工具本体10の後端面15に開口している。
なお、本実施形態においては、上記テーパ孔13の中心線Oに対する傾斜角度は、1°〜20°の範囲に設定されている。また、この範囲の中でも、傾斜角度は、2〜20°の範囲に設定されていることが好ましい。また、傾斜角度は、3°〜5°の範囲に設定されていることが更に好ましい。また、特に、最適な傾斜角度は、約4°である。
切削ヘッド本体20において、先端部に刃部21が設けられ、後端部に取付部28が設けられている。
また、取付部28の外周面は、後端側に向かうにしたがい外径が一定の勾配で漸次減少するテーパ面28bである。
これにより取付部28は、略円錐台形状を有する。
なお、本実施形態においては、上記取付部28のテーパ面28bの中心線Oに対する傾斜角度は、上記テーパ孔13の中心線Oに対する傾斜角度と略等しい。
即ち、傾斜角度は、1°〜20°の範囲に設定されている。
刃部21においては、中心線Oに関して互いに周方向に位置するように、中心線O方向の後端側に向かうにしたがい工具回転方向Tの後方方向に向かって捩れる複数の切屑排出溝22が形成されている。
複数の切屑排出溝22において、工具回転方向Tの前方方向を向く壁面の先端側部分は、すくい面24である。
このすくい面24の外周側に位置する稜線部に外周切刃23Aが形成されている。
このレンチ係合部26は、中心線Oに直交する断面において、略円形状に形成されている。
レンチ係合部26の外周面上の一部は、中心線Oに平行な方向であって外周面から中心線Oに向う方向に所定の深さで加工されている。
これによって、レンチ係合部26の外周面は、中心線Oに関して互いに反対側に位置し、かつ、互いに平行な少なくとも一対の平行面26a(切り欠き面)を有している。
本実施形態においては、このような一対の平行面26aが計3対形成されており、これによりレンチ係合部26は、中心線Oに直交する断面において略正6角形形状に形成されている。
なお、レンチ係合部26は、支持面26bを有する。支持面26bは、レンチ係合部26と取付部28との段差部を形成している。支持面26bは、後端側に向いており、中心線Oに直交する平坦面である。
この後端面28aは、中心線Oに対して直交する平坦面である。
この連結孔29は、略円筒形状に形成された内周面29aを含み、内径29bを有する。
図3に示すように、内周面29aには、環状溝(凹部)60が形成されている。
環状溝60は、連結孔29の径方向の外側に窪んだ部位であり、中心線Oを中心とする環状形状に形成されている。
この環状溝60は、中心線O方向の先端側を向く壁部60a(第1壁部)と、中心線O方向の後端側を向く壁部60b(第2壁部)とを含む。
また、図3においては、環状溝60が一つ形成された構造が示されているが、複数の環状溝60が連結孔29に形成されてもよい。
クーラント孔は、各切屑排出溝22に連通している。
図4に示すように、連結部材30は、中心線Oに沿って形成された略多段円柱形状に形成されている。
連結部材30の後端部には、その外周面に雄ねじが形成されたヘッドねじ部31が設けられている。
フランジ部32は、中心線Oに直交する断面において円形形状に形成されている。
フランジ部32の先端側に向いている面は、中心線Oに直交する平坦面であり、当接面32aである。
この先端軸部33の外周部33aは、中心線Oを中心とする円筒形状に形成された面を有する。
上記切削ヘッド本体20と連結部材30とが連結される前の状態においては、外周部33aの外径33cは、フランジ部32よりも小さく、かつ、上記切削ヘッド本体20における連結孔29の内周面29aの内径29bよりも僅かに小さい。
この状態において、外周部33aの外径33cは、例えば、連結孔29の内周面29aの内径29bよりも0.1mm〜0.5mm小さい。
本実施形態において、貫通孔34は、小径孔34aと大径孔34bを有する。
小径孔34aは、フランジ部32及び先端軸部33の内部に形成され、一定の内径35aを有している。
大径孔34bは、ヘッドねじ部31の内部に形成され、小径孔34aよりも大きな内径35bを有している。
内周面29aの内径29b及び外周部33aの外径33cは、交換式切削ヘッド2に加わるトルクの量に応じて決定される。
例えば、交換式切削ヘッド2に加わるトルクが大きい場合には、工具本体10のトルクを刃部21に確実に伝達させるために、内径29b及び外径33cを大きくする必要がある。
また、小径孔34aの内径35a及び大径孔34bの内径35bは、後述する圧入部材50の大径部50aの直径に応じて決定される。
具体的に、大径孔34bの内径35bは、圧入部材50の大径部50aの直径よりも大きい。
これによって、圧入部材50が連結部材30に挿入された際に、小径孔34aと大径孔34bとの間の入口に大径部50aが到達する。
また、小径孔34aの内径35aは、圧入部材50の大径部50aの直径よりも小さい。
このため、後述するように、小径孔34aに圧入部材50が圧入された際には、小径孔34aの内径35aが増加し、外周部33aの外径33cが増加し、連結孔29の内周面29aと先端軸部33の外周部33aとが密着する。
まず、図5に示すように、連結部材30の先端軸部33を切削ヘッド本体20の連結孔29に挿入する。
これにより、先端軸部33の外周部33aと連結孔29の内周面29aとが僅かなクリアランスを介して対向する。
なお、先端軸部33の外周部33aの外径33cが連結孔29の内周面29aの内径29bよりも小さいため、先端軸部33を容易に連結孔29内に挿入することができる。
この当接によって、切削ヘッド本体20の連結孔29内に連結部材30の先端軸部33が挿入される距離が規定され、この距離を越えて先端軸部33が連結孔29内に挿入されることが防止される。
また、後端面28a及び当接面32aは、中心線Oに対して直交する平坦面であるので、切削ヘッド本体20の中心線Oは、連結部材30の中心線Oに平行である。
この圧入部材50は、連結部材30よりも硬質の材料からなり、棒状に形成されている。圧入部材50は、先端52,大径部50a,及び小径部50bを含む。大径部50aの外径53aは、小径部50bの外径53bよりも大きい。例えば、外径53aと外径53bとの差は、20μm〜200μmである。また、大径部50aから小径部50bに向うに従って、圧入部材50の外径は、漸次減少している。
圧入部材50の大径部50aの外径53aは、先端軸部33の内部に形成された小径孔34aの内径35aよりも僅かに大きい。
また、この圧入部材50の先端52は、大径部50aの後端側から先端に向かうに従って先端52の径が漸次減少しているテーパ状に形成されている。
これにより、貫通孔34に挿入する際の圧入部材50の位置と貫通孔34との位置とを容易に一致させる(位置合わせ)ことができる。
連結部材30は、塑性変形可能な材質であるステンレス鋼から形成されているため、上記のように圧入部材50を貫通孔34に圧入すると、先端軸部33の貫通孔34の内径(小径孔34aの内径35a)が増加するように、かつ、外周部33aの外径33cが増加するように、連結部材30は塑性変形する。
これにより、図3に示すように、先端軸部33の外周部33aの一部に連結孔29の内周面29aの環状溝60に入り込むように突出する凸部33bが形成される。
また、内周面29aと外周部33aとの間の全域において、先端軸部33の外周部33aは、連結孔29の内周面29aに当接し、偏りなく均一に押圧する。
また、連結孔29の内周面29aに外周部33aが密着する。
これによって、先端軸部33の外周部33aと連結孔29の内周面29aとが係合し、切削ヘッド本体20と連結部材30とが連結される。
特に、環状溝60が中心線O方向の先端側を向く壁部60aと中心線O方向の後端側を向く壁部60bとを有する。
このため、図3に示すように環状溝60に先端軸部33の外周部33aが嵌入した際には、切削ヘッド本体20が連結部材30に対して中心線Oに沿って相対的に移動することが防止される。
即ち、切削ヘッド本体20と連結部材30との中心線O方向の相対移動が阻止され、両者が一体化される。
なお、先端軸部33は弾性範囲を超えて塑性変形しており元の形状に戻る復元力は生じないため、圧入部材50を引き抜いても先端軸部33と連結孔29との密着状態が持続される。
また、圧入部材50が貫通孔34の小径孔34a内に圧入された場合、小径孔34aの内径35aは、大径部50aの外径53aに応じて増加しているが、小径孔34aの内径35aが元の内径に戻る復元力が生じている場合がある。この場合においては、小径孔34aの一部分と、大径部50aのみが密着し、摩擦力が生じる。
具体的に、上述したように圧入部材50は、大径部50aと、大径部50aよりも小さい外径を有する小径部50bとによって構成されている。このため、貫通孔34内から圧入部材50を引き抜く場合においては、小径孔34aに小径部50bは接触していない。このため、小径孔34aと小径部50bとの間には、摩擦力が生じていない。また、小径孔34aに小径部50bが接触し、小径孔34aと小径部50bとの間に摩擦力が生じている場合であっても、その摩擦力は、小径孔34aと大径部50aとの間に生じる摩擦力よりも極めて小さい。
このため、圧入部材50を貫通孔34から引き抜く際に、大きな力は必要とされない。実質的に小径孔34aと大径部50aとの間に生じる摩擦力よりも大きい力によって、貫通孔34から圧入部材50を引き抜くことができる。
このように、貫通孔34内から圧入部材50を引き抜くことにより、貫通孔34は切削加工時に使用されるクーラントが流動する流路として利用される。
また、圧入部材50における大径部50aの外径53a及び先端軸部33における小径孔34aの内径35aは、先端軸部33と連結孔29とが密着するように適切に決定される。例えば、大径部50aの外径53aが所定の直径を超える場合、先端軸部33の外径33cが必要以上に増加し、切削ヘッド本体20が割れてしまう恐れがある。また、例えば、大径部50aの外径53aが所定の直径よりも小さい場合、連結孔29の内周面29aに先端軸部33の外周部33aを十分に密着させることができず、切削ヘッド本体20から連結部材30が抜けてしまう恐れがある。このため、切削ヘッド本体20が割れないように、かつ、連結孔29の内周面29aに先端軸部33の外周部33aを十分に密着させることができるように、大径部50aの外径53a及び小径孔34aの内径35aは、決定されている。
また、上述したように、内周面29aの内径29b及び外周部33aの外径33cは、交換式切削ヘッド2に加わるトルクの量に応じて決定されるが、連結部材30から切削ヘッド本体20にトルクを十分に伝達させるために、先端軸部33と連結孔29とが密着する必要がある。そのため、トルクの観点においても、先端軸部33と連結孔29とが密着するように、圧入部材50における大径部50aの外径53a及び先端軸部33における小径孔34aの内径35aは、適切に決定される。
まず、工具本体10の取付孔12内に切削ヘッド本体20の取付部28及び連結部材30のヘッドねじ部31を挿入する。
ヘッドねじ部31を取付孔12内の取付ねじ部14に螺合させ、切削ヘッド本体20のレンチ係合部26の平行面26aに係合させたレンチを用いて切削ヘッド本体20を中心線O回りに回転させてねじ込んでいく。
これにより、切削ヘッド本体20の取付部28のテーパ面28bの略全面が、取付孔12のテーパ孔13の内周面の略全面を押圧し、切削ヘッド本体20の中心線Oと工具本体10の中心線Oとが一致させ、心出しが行われ、交換式切削ヘッド2が工具本体10に着脱可能に装着されて固定される。
この圧力によって高い摩擦抵抗が発生し、切削ヘッド本体20と工具本体10とを強固に一体化することができる。
また、この摩擦抵抗によって切削ヘッド本体20及び取付部28に生じる締め付けトルクの全てがヘッドねじ部31及び取付ねじ部14にかかってしまうことが回避されている。
これによって過大な軸力がヘッドねじ部31及び取付ねじ部14に発生することが防がれ、ヘッドねじ部31及び取付ねじ部14の破断を防止することができ、又は連結部材30が切削ヘッド本体20から抜けてしまうのを防止することができる。
このため、切削ヘッド本体20と連結部材30とを必要以上に強固に連結しなくても、連結部材30が切削ヘッド本体20から抜けてしまうことはない。
従って、交換式切削ヘッド2が工具本体10から外された状態においては、切削ヘッド本体20から連結部材30を容易に分離することができる。
筒部の先端面71aには開口部が形成されている。
開口部には、切削ヘッド本体20及び連結部材30からなる連結構造の後端が挿入される。
切削ヘッド本体20及び連結部材30が開口部に挿入されると、治具本体71の先端面71aが切削ヘッド本体20のレンチ係合部26(図6において省略)の支持面26bに当接する。
これにより、切削ヘッド本体20及び連結部材30からなる連結構造のうち取付部28及びヘッドねじ部31のみが治具本体71の内部に挿入された状態で、治具本体71に連結構造が支持される。
また、この治具本体71の筒部には、中心線Oを挟んで互いに対向するように配置された一対の切欠孔71bが形成されている。
切欠孔71bは、筒部の外周面を貫通するように中心線Oに平行に形成されている。
また、スライド部材72の中央には、中心線O方向に沿った雌ねじ孔72aが形成されている。
切削ヘッド本体20及び連結部材30が治具本体71に支持された状態において、連結部材30のヘッドねじ部31がスライド部材72の雌ねじ孔72aに螺合する。
これによりスライド部材72と連結部材30とが中心線O方向に固定され、一体化される。
ボルト部材73の外周面には雄ねじが形成されている。
ボルト部材73の先端は、上記治具本体71の後端に当接されている。
なお、ボルト部材73は、治具本体71に対して相対的に回転することが可能である。
また、ボルト部材73の後端側には、レンチ等の工具が係合させるボルト回転部73aが設けられている。
ナット部材74は、ボルト部材73に対して相対的に回転した際に、中心線O方向にボルト部材73を相対的に移動させる。
ナット部材74の外周面には、中心線Oに直交する方向に延びる一対の支持部75,75が設けられている。
支持部75,75は、中心線Oを中心として対称に設けられている。
アーム部76,76の先端は、中心線Oを中心とする径方向の内側に向かって屈折し、先端に向いているスライド部材72の面に係合するようにスライド部材72に連結されている。
これにより、支持部75,75、アーム部76,76を介してナット部材74に連結されたスライド部材72が、治具本体71に対して後端側に向かってスライドする。
切削ヘッド本体20は治具本体71に支持されており、中心線O方向に切削ヘッド本体20が移動することが制限されている。
このため、スライド部材72に螺合された連結部材30のみが中心線O方向の後端側に向かって引っ張られる。
このため、先端軸部33の塑性変形に起因する環状溝60に凸部33bが嵌入された構造と、及び先端軸部33を連結孔29に密着させている密着力とに対抗して、切削ヘッド本体20から連結部材30が引き抜かれ、切削ヘッド本体20から連結部材30を容易に分離することができる。
そして、刃部21の外周切刃23A及び先端切刃23Bによって被削材に切削加工が施され、その際に発生する切屑は切屑排出溝22によって刃部21の先端から後端側に送られ排出される。
また、切削加工の際、工具本体10のクーラント供給孔16にクーラントが供給され、クーラントは連結部材30内の貫通孔34、切削ヘッド本体20に設けられたクーラント孔(図示省略)を介して切屑排出溝22に吐出される。
従って、切削ヘッド本体20の材質と連結部材30の材質とを異ならせることができる。
即ち、被削材の切削加工に用いられる刃部21を有する切削ヘッド本体20を超硬合金、サーメット、セラミックのような硬質材料から構成し、連結部材30を例えばステンレス鋼のように高い靭性を有する塑性変形可能な材料から構成することができる。
このため、刃部21の切れ味又は耐久性を高く維持しつつ、機械加工によってヘッドねじ部31を容易かつ低コストに連結部材30に形成でき、さらに、ヘッドねじ部31のねじに欠けが生じるのを回避することができる。即ち、刃部21の摩耗量が減少し、高い耐久性を維持することができる。
このため、切削ヘッド本体20に連結部材30を簡単に連結することができる。
従って、切削ヘッド本体20に連結部材30を容易に連結することができる。
同時に、先端軸部33の外周部33aが連結孔29の内周面29aに密着されるので、切削ヘッド本体20と連結部材30とを確実に連結して一体化することができる。
このため、切削ヘッド本体20及び連結部材30を製造する際に煩雑な加工工程を行う必要がなく、製造コストを低く抑えることができる。
従って、切削ヘッド本体20と連結部材30とをより確実に連結することができる。
このため、工具本体10に対して切削ヘッド本体20をより強固に装着することができ、切削ヘッド本体20の中心線Oと工具本体10の中心線Oとを完全に一致させて心出しを行うことが可能となる。
この摩擦抵抗により、切削ヘッド本体20と工具本体10とを強固に一体化することができ、この摩擦抵抗によって切削ヘッド本体20及び取付部28に生じる締め付けトルクの全てがヘッドねじ部31及び取付ねじ部14にかかってしまうことが回避されている。
これによってヘッドねじ部31及び取付ねじ部14の破断を防止することができ、又は連結部材30が切削ヘッド本体20から抜けてしまうのを防止することができる。
これにより、切削ヘッド本体20から連結部材30を容易に分離することができる。
このため、工具本体10のクーラント供給孔16を介して供給されるクーラントを刃部21に排出することができ、切削加工時の潤滑性を向上させ、加工熱を除去し、加工精度を向上させることが可能となる。
このため、例えば、切削ヘッド本体20の刃部21が摩耗によって使用不可能となった場合であっても、超硬合金、サーメット、セラミック等からなる切削ヘッド本体20のみを不純物の混じらない資源として単独で回収することができ、再度部品を形成する等のリサイクルを図ることができる。
従って、取付部28のテーパ面28bが取付孔12のテーパ孔13を押圧する際に、取付部28の径が僅かに減少しながらテーパ面28bがテーパ孔13に密着するため、テーパ孔13と取付部28とを馴染みよく確実にテーパ状に嵌合させることができる。
これにより、切削ヘッド本体20を工具本体10により確実に装着することができる。
即ち、この場合、テーパ孔13にテーパ面28bが当接されている第1構造における摩擦力と、支持面26bが先端面11に当接されている第2構造における摩擦力とが生じる。これによって装着強度を向上させることができる。
従って、切削ヘッド本体20が工具本体10に確実に装着された状態で、切削加工を行うことができる。
次に、本発明の第2実施形態のヘッド交換式切削工具80について図7及び図8を参照して説明する。
なお、図7及び図8において、第1実施形態に係るヘッド交換式切削工具1と同様の構成要素には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
レンチ係合部86においては、中心線Oを中心とする円柱の外周面を有する。
この外周面上の一部は、中心線Oに平行な方向であって外周面から中心線Oに向う方向に所定の深さで加工されている。
これによって、レンチ係合部86の外周面は、一対の平行面86a(切り欠き面)を計2対有している。
ただし、周方向において互いに隣接する平行面86aの間には外周面の一部である曲面が残されている。
これによって、レンチ係合部86は、中心線Oに直交する断面にて中心線Oを中心とする正方形の各角部が同じ中心線Oを中心とする円弧で面取りされた形状を有する。
なお、図7及び図8においては、中心線Oを直交する断面から見たフランジ87の形状は略円形であるが、円形に限られず、フランジ87が多角形状又は楕円形状等の他の形状に形成されてもよい。
また、フランジ87の形状は、中心軸Oの周方向全域に突出している形状のみならず、複数の平行面86aのうちの一部の平行面86aから突出した形状であってもよい。
フランジ面87a,87bはレンチ係合部86の各平行面86aに対して垂直に交差している。
また、フランジ面87a,87bに上記治具を当接させると同時にレンチ係合部86の平行面86aに上記治具を当接させる構造を採用することにより、切削ヘッド本体81をより強固かつ安定的にヘッド固定治具90に固定することができる。
従って、切削ヘッド本体81と連結部材30とを容易に連結することができ、切削ヘッド本体81から連結部材30を容易に分離することができる。
また、刃部に再研磨又はPVD等のコーティングを施す際に、切削ヘッド本体81を確実に支持することができる。
円筒部91の外形は、軸線Lを中心とする略円筒形状である。
円筒部91の周方向の一部分には、U字形状の刃部挿入部92が形成されている。
刃部挿入部92は、周方向において所定の幅を有している。
刃部挿入部92は、円筒部91の一端から他端に向かけて加工することにより形成されている。
刃部挿入部92の大きさは、円筒部91の径方向の外側から内側に向けて刃部挿入部92を通じて切削ヘッド本体81の刃部21を挿入することができるように決定されている。
蓋部93には、径方向において外周側から内側に向かってU字状に形成された挿入スリット94が設けられている。
挿入スリット94は、互いに平行に対向するスリット側縁部94aを有する。
挿入スリット94の幅、即ち、スリット側縁部94aの間隔は、切削ヘッド本体81におけるレンチ係合部86の一対の平行面86aの間隔と略同じである。
また、挿入スリット94の奥端に位置するスリット奥縁部94bは、一対のスリット側縁部94aの各々に直交している。
即ち、切削ヘッド本体81の刃部21は、ヘッド固定治具90の径方向の外側から刃部挿入部92を通じて円筒部91内に挿入される。
また、切削ヘッド本体81のレンチ係合部86は、蓋部93の挿入スリット94に挿入される。
この際、交換式切削ヘッド2の中心線Oとヘッド固定治具90の軸線Lとが一致し、フランジ87のフランジ面87aは蓋部93の一端に当接する。また、フランジ面87bは、フランジ支持部71cに当接する。
さらに、切削ヘッド本体81のレンチ係合部86における3つの平行面86aの各々は、一対のスリット側縁部94a及びスリット奥縁部94bに当接する。
これにより、切削ヘッド本体81の位置と中心軸O方向とを一致させる(位置合わせ)ことができ、切削ヘッド本体81を安定的かつ強固に固定することができる。
これにより、切削ヘッド本体81から連結部材30を引き抜いて切削ヘッド本体81から連結部材30を容易に分離することが可能となる。
これによって、連結解除治具70を用いて安定的かつ容易に切削ヘッド本体81から連結部材30を分離させることができる。
また、連結部材30から分離された切削ヘッド本体81は、ヘッド固定治具90に固定されているので、切削ヘッド本体81の脱落等が防止され、安全に分離作業を実施することができる。
まず、図11に示すように、上述したヘッド固定治具90に切削ヘッド本体81を固定する。切削ヘッド本体81がヘッド固定治具90に固定される構造は、図9に示す構造と同じである。図11において、切削ヘッド本体81の中心線Oとヘッド固定治具90の軸線Lとが一致し、フランジ87のフランジ面87aは蓋部93の一端に当接する。次に、図11に示すように、連結部材30を切削ヘッド本体81に挿入する。具体的には、図5に示すように、連結部材30の先端軸部33を切削ヘッド本体81の連結孔29に挿入する。次に、連結部材30の後端から貫通孔34内に圧入部材50を挿入し、圧入部材50を小径孔34a内に圧入し、小径孔34aの内径35aを増加させる。この時、交換式切削ヘッド2の中心線Oとヘッド固定治具90の軸線Lとが一致し、フランジ87のフランジ面87aは蓋部93の一端に当接する。更に、圧入部材50の挿入に伴って、蓋部93の一端に圧力が加わり、切削ヘッド本体81に連結部材30が圧入される。これによって、切削ヘッド本体81が安定的に固定された状態で切削ヘッド本体81に連結部材30を圧入することができる。
このため、外周切刃23A及び先端切刃23Bを含む刃部21(切刃)が切削ヘッド本体81に形成された後であっても、刃部21を傷めることなく、連結部材30と切削ヘッド本体81とを連結することができる。
また、ヘッド固定治具90によってフランジ87が支持されるので、切削ヘッド本体81が落下することなく、切削ヘッド本体81から連結部材30を分離することができる。
一般的に、連結部材と切削ヘッド本体とを連結する作業は、切刃を形成する前に行われている。
即ち、連結部材と切削ヘッド本体とが連結された状態で、コーティング工程を含む高温プロセスによって切刃が形成される。
この場合、切削ヘッド本体及び連結部材からなる連結構造が高温雰囲気に曝されてしまい、温度変化に伴う連結部材が変形し、ヘッドねじ部の精度が低下する恐れがある。
これに対し、本実施形態においては、予め外周切刃23A及び先端切刃23Bを含む刃部21(切刃)を切削ヘッド本体81に形成した後に、切削ヘッド本体81をヘッド固定治具90に固定し、切削ヘッド本体81と連結部材とが連結される。
この場合、切削ヘッド本体81及び連結部材30からなる連結構造が、コーティング工程等の高温雰囲気に曝されない。
即ち、連結部材が変形することなく、ヘッドねじ部の精度を確保することができる。
次に、本発明の第3実施形態のヘッド交換式切削工具100について図12及び図13を参照して説明する。
なお、図12及び図13において、第1実施形態に係るヘッド交換式切削工具1と同様の構成要素には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
これにより、切削ヘッド本体110の軽量化を実現できるため、切削加工時に望まれない振動が刃部21に発生することが抑制され、高い精度で加工を行うことが可能となる。
これにより、切削ヘッド本体20と連結部材30とが連結された状態において連結部材30に凸部33bが形成された場合には、切削ヘッド本体20と連結部材30とが中心線O方向に離間して相対的に移動することが防止される。
なお、切削ヘッド本体20に連結部材30が挿入される方向(中心線O方向)においては、切削ヘッド本体20の取付部28の後端面28aと連結部材30のフランジ部32の当接面32aとが当接するので、連結部材30が切削ヘッド本体20に挿入される距離が規定される。
このため、中心線O方向の後端側を向く壁部60bが形成されていない場合であっても、問題が生じることはない。
この場合、直線溝は、中心線O回りの周方向に向く壁部を有する。
これによって、切削ヘッド本体20と連結部材30とが連結された状態において連結部材30に直線溝に嵌入する凸部33bが形成された際に、切削ヘッド本体20と連結部材30との中心線O回りの相対回転をより確実に防止することができる。
なお、このような直線溝と上記環状溝60の両方が形成されてもよく、また、このような環状溝60又は直線溝が複数箇所に形成されていてもよい。
さらに、軸線Oを中心として形成された螺旋状の溝が形成されてもよく、捩れの向きが軸線Oを中心として互いに反対である少なくとも2条の螺旋溝が形成されていてもよい。
さらに、内周面29aに形成されている凹部としては、溝に限定されず、複数の点状の凹部が形成された構造が採用されてもよい。
切削ヘッド本体20の内周面29aと連結部材30の先端軸部33とが係合される構造であれば、上述した構造に限らず、他の形状を有する凹部が内周面29aに形成されてもよい。
また、上述した実施形態においては、切削ヘッド本体20の内周面29aに凹部が形成された構造を説明したが、連結部材30の先端軸部33に凸部を設け、先端軸部33を内周面29aに固定させてもよい。
ただし、この場合、先端軸部33が塑性変形可能な材質であるステンレス鋼によって構成され、切削ヘッド本体20がステンレス鋼よりも硬い硬質材料によって構成されているので、上記のように圧入部材50を貫通孔34に圧入すると、先端軸部33に設けられた凸部が圧縮され、塑性変形し、切削ヘッド本体20の内周面29aと連結部材30の先端軸部33とが接触される。
このように先端軸部33に凸部が設けられている場合、内周面29aと先端軸部33との間の接触面積を十分に得ることができない恐れがある。
また、連結部材30の先端軸部33に凹部を設け、先端軸部33を内周面29aに固定させてもよい。
ただし、この場合、先端軸部33の凹部に内周面29aが係合されないため、切削ヘッド本体20から連結部材30が抜け易くなるという恐れがある。
従って、切削ヘッド本体20に連結部材30が確実に固定される構造としては、上述したように、切削ヘッド本体20の内周面29aに凹部が形成された構造を採用することが好ましい。
また、上述した実施形態においては、内周面29aと外周部33aとの間の全域において、先端軸部33の外周部33aが連結孔29の内周面29aに当接された構造を説明したが、内周面29aと外周部33aとの間の一部の領域において外周部33aが内周面29aに当接された構造が採用されてもよい。
即ち、連結孔29の内部において、塑性変形に起因して外周部33aの径が大きい領域と、塑性変形されていない領域とを有する構造が採用されてもよい。
この場合、切削ヘッド本体20及び連結部材30からなる連結構造における連結強度が十分に得られるように、外周部33aと内周面29aとが当接される面積が設定される。
この構造においては、図6又は図9に示すように切削ヘッド本体から連結部材30を分離する際に、切削ヘッド本体から連結部材30を取り外すための力を比較的低減することができ、分離工程を容易に実施することができる。
また、凹部が形成される位置としては、連結孔29の内部において、等間隔に凹部が形成されてもよいし、連結孔29の内部の一部分に凹部が形成されてもよい。
例えば、図2の符号85で示された領域即ち、連結孔29の開口部の近傍(後端面28aに近い位置)に凹部(環状溝60)が形成されてもよい。
この場合、図4の符号95で示された領域、即ち、フランジ部32の近傍の位置を塑性変形させるように貫通孔34内に圧入部材50を挿入することが好ましい。
この場合、圧入部材50を貫通孔34内の全てに挿入する必要はない。
凹部が形成されている位置に対応するように、圧入部材50が挿入される深さが規定されている。
このようにすれば、凹部が形成されている連結孔29の領域85において集中的に外周部33aが塑性変形し、凸部33bが形成され、切削ヘッド本体と連結部材30とを強固に係合させることができる。
即ち、内周面29aと外周部33aとの間の全域において外周部33aを塑性変形させずに、連結孔29の入り口近傍において部分的に外周部33aを塑性変形させることで、十分な連結強度が得られる。
また、内周面29aと外周部33aとの間の全域において外周部33aが塑性変形していないため、切削ヘッド本体から連結部材30を分離する際に、切削ヘッド本体から連結部材30を取り外すための力を比較的低減することができ、分離工程を容易に実施することができる。
このような構成においても、連結部材30の先端軸部33の外周部33aの一部が突出して凹部に嵌入され、切削ヘッド本体20から連結部材30が中心線O方向において離間して相対的に移動することを防止することができ、あるいは切削ヘッド本体20に対して連結部材30が中心線O回りに相対的に回転することを防止することができる。
切削ヘッド本体20を製造する工程は、成型工程と焼結工程とを有する。
成型工程は、微粉末材料を固めて切削ヘッド構造体を得る第1工程(第1成型工程)と、この切削ヘッド構造体を加工する工程と、所望の表面粗さを有する面を切削ヘッド構造体に形成する第2工程(第2成型工程)とを含む。
第2工程における形成条件を調整することにより、凹凸面の状態が制御される。
このように凹凸面を形成する際には、連結孔29の内周面29a上に、上記環状溝60、直線溝、又は凹部が形成されていてもよいし、形成されていなくてもよい。
このように連結孔29の内周面29aに凹凸面が形成されている場合、切削ヘッド本体20の連結孔29に連結部材30の先端軸部33を挿入し、連結部材30の貫通孔34に圧入部材50を圧入すると、連結部材30の先端軸部33の外周部33aが上記連結孔29の内周面29aの凹凸面に沿うように塑性変形する。
これにより、連結孔29の内周面29aと先端軸部33の外周部33aとの間に摩擦力が生じ、切削ヘッド本体20と連結部材30とが容易かつ確実に連結される。
また、内周面29aの表面には、切削ヘッド本体20の構成材料の一つであるコバルトを多く含むコバルトリッチ領域が形成されている。このようなコバルトリッチ領域は、上記の焼結工程において切削ヘッド構造体を加熱することによって内周面29aの表面に現れた領域である。また、このようなコバルトリッチ領域は、コバルトを主成分とし、0.5〜5μmの厚さを有する薄膜であってもよい。
次に、具体的に、内周面29aの最大高さ粗さRzの調整方法について説明する。
まず、第1成型工程において切削ヘッド構造体を形成する。その後、第2成型工程において、所定の表面粗さを得るように内周面29aに対して加工を行い、内周面29aの粗さが調整される。第2成型工程の後、焼結工程を行うことによって切削ヘッド構造体を加熱し、切削ヘッド構造体を焼結させ、切削ヘッド本体20を得る。これによって、最終的に得られる内周面29aの粗さ、即ち、内周面29aの最大高さ粗さRzが5μm以上200μm以下に設定される。
このように切削ヘッド本体20を製造する方法においては、焼結工程によって最終的に得られる内周面29aの粗さ(第2の粗さ)を考慮して、第2成型工程において内周面29aの粗さ(第1の粗さ)が予め調整されている。
即ち、第2成型工程において、内周面29aの表面が所定の粗さ(第1の粗さ)を有するように切削ヘッド構造体を加工し、その後、第2成型工程において得られた切削ヘッド構造体を焼結することによって、第2の粗さを有する内周面29aが形成された切削ヘッド本体20が製造される。この場合、第2成型工程における成型条件と、焼結工程における焼結条件によって、内周面29aの最終的な表面粗さが決定される。
また、第2成型工程において、内周面29aの表面を加工せずに、第1成型工程において得られた粗さ(第1の粗さ)を有する内周面29aが形成された切削ヘッド構造体を焼結させ、切削ヘッド本体20を製造してもよい。この場合、第1成型工程における成型条件と、焼結工程における焼結条件によって、内周面29aの最終的な表面粗さが決定される。
切削ヘッド本体20に連結部材30を連結させた後に切削ヘッド本体20を破壊して連結部材30を回収し先端軸部33の外周部33aの最大高さ粗さRzの値を測定すると、最大高さ粗さRzが5.5μmに変化していることが確認された。
これにより、連結部材30の先端軸部33の外周部33aが連結孔29の内周面の最大高さ粗さRzに沿って塑性変形していることが分かる。
なお、上記Rzは、JIS B 0601:2001(ISO 4287:1997)に規定された最大高さ粗さであり、基準長さ:0.8mm、カットオフ値λs=0.0025mm、λc=0.8mmという評価条件下で測定した結果である。
このような構成においても、径が大きくなるように先端軸部33が塑性変形した際に、上記平面状の壁面に先端軸部33の外周部33aが密着し、この壁面に沿って外周部33aが変形し、外周部33aに凹部が形成される。
このため、周方向に向く壁部が凹部に形成され、中心線O回りに切削ヘッド本体20に対して連結部材30が相対的に回転することが防止される。
従って、切削ヘッド本体20に連結部材30を確実に連結することができる。
例えば、取付ねじ部14として機能する雄ねじが設けられたボルトと、貫通孔34の大径孔34bに雌ねじが設けられた連結部材30とを用いる構造が採用されてもよい。
この場合、ボルトを工具本体10に形成された貫通孔に通し、大径孔34bに設けられた雌ねじとボルトに設けられた雄ねじとが螺合される。
しかしながら、この構造においては、クーラントを切屑排出溝22に供給することが困難になるおそれがある。
このため、上述した実施形態のように、工具本体10の取付ねじ部14に雌ねじが設けられ、連結部材30のヘッドねじ部31に雄ねじが設けられた構造を採用することが望ましい。
2 交換式切削ヘッド
10 工具本体
12 取付孔
13 テーパ孔
14 取付ねじ部
16 クーラント供給孔
20 切削ヘッド本体
21 刃部
26 レンチ係合部(回転手段)
26a 平行面
28 取付部
28b テーパ面
29 連結孔
29a 内周面
30 連結部材
31 ヘッド側ねじ部
32a 当接面
33 先端軸部
33a 外周部
33b 凸部
34 貫通孔(孔部)
50 パンチ(棒状部材)
60 環状溝(凹部)
70 連結解除治具
80 ヘッド交換式切削工具
81 切削ヘッド本体
86 レンチ係合部(回転手段)
86a 平行面
87 フランジ
87a フランジ面
90 ヘッド固定治具
91 円筒部
92 刃部挿入部
93 蓋部
94 挿入スリット
100 ヘッド交換式切削工具
110 切削ヘッド本体
Claims (12)
- 工具本体に形成された取付孔に挿入されて前記取付孔の底部に設けられた取付ねじ部に螺着され、前記工具本体に着脱可能に取り付けられる交換式切削ヘッドであって、
切削ヘッド本体と連結部材とを含み、
前記切削ヘッド本体は、硬質材料からなり、
前記切削ヘッド本体は、先端部に設けられた刃部と、後端部に設けられて前記取付孔に挿入される取付部と、凹部が形成された内周面を有する連結孔とを含み、
前記連結部材は、前記硬質材料の硬さよりも低い硬さを有する金属材料からなり、前記切削ヘッド本体に連結されており、
前記連結部材は、前記連結孔に挿入され、前記連結孔の前記内周面に密着される外周部を有し、前記内周面に係合される先端軸部を有し、
前記連結部材は、前記取付ねじ部に螺合されるヘッドねじ部と、前記ヘッドねじ部及び前記先端軸部の内部において前記先端軸部の中心線に沿うように形成された孔部とを含む
ことを特徴とする交換式切削ヘッド。 - 請求項1に記載の交換式切削ヘッドであって、
前記凹部は、最大高さ粗さRzが5μm以上200μm以下の凹凸面であり、
前記先端軸部の前記外周部が前記連結孔の内周面に密着し、前記外周部の一部が前記凹凸面に沿うように塑性変形されていることを特徴とする交換式切削ヘッド。 - 請求項1又は請求項2に記載の交換式切削ヘッドであって、
前記凹部には、前記先端部に向く壁部と、前記中心線回りの周方向を向く壁部とのうち、少なくとも一つが形成されていることを特徴とする交換式切削ヘッド。 - 請求項3に記載の交換式切削ヘッドであって、
前記連結孔には、前記中心線方向に延びる平面状の壁面が形成されており、
前記壁面は、前記凹部における前記中心線回りの周方向を向く壁部であることを特徴とする交換式切削ヘッド。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の交換式切削ヘッドであって、
前記取付部は、外周面を有し、
前記工具本体の取付孔は、テーパ形状に形成されたテーパ孔であり、
前記外周面は、前記後端部に向かうに従い外径が漸次減少するテーパ形状に形成され、前記テーパ孔に嵌合するテーパ面を有することを特徴とする交換式切削ヘッド。 - 請求項5に記載の交換式切削ヘッドであって、
前記テーパ面の前記中心線に対する傾斜角度は、1°〜20°の範囲に設定されていることを特徴とする交換式切削ヘッド。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の交換式切削ヘッドであって、
前記孔部は、前記連結部材を前記中心線に沿って貫通する貫通孔であり、
前記切削ヘッド本体には、前記貫通孔に連通して前記刃部に開口するクーラント孔が形成されていることを特徴とする交換式切削ヘッド。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の交換式切削ヘッドであって、
前記切削ヘッド本体は、前記中心線に対して平行な少なくとも一対の平行面を有する回転部を含むことを特徴とする交換式切削ヘッド。 - 請求項8に記載の交換式切削ヘッドであって、
前記回転部は、後端を有し、
前記回転部の前記後端には、前記中心線を中心とする径方向の外側に突出したフランジが設けられていることを特徴とする交換式切削ヘッド。 - 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の交換式切削ヘッドであって、
前記取付部は、後端を有し、
前記連結孔は、前記取付部の前記後端から前記刃部の内部に延びていることを特徴とする交換式切削ヘッド。 - 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の交換式切削ヘッドであって、
前記切削ヘッド本体は、超硬合金、サーメット、及びセラミックのいずれかの材料を用いて成型されていることを特徴とする交換式切削ヘッド。 - ヘッド交換式切削工具であって、
工具本体と、
前記工具本体に取り付けられた請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の交換式切削ヘッドと、を含むことを特徴とするヘッド交換式切削工具。
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