JP2001359291A - モータ制御回路 - Google Patents

モータ制御回路

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JP2001359291A
JP2001359291A JP2000177274A JP2000177274A JP2001359291A JP 2001359291 A JP2001359291 A JP 2001359291A JP 2000177274 A JP2000177274 A JP 2000177274A JP 2000177274 A JP2000177274 A JP 2000177274A JP 2001359291 A JP2001359291 A JP 2001359291A
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Minoru Hiwatari
樋渡  稔
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成部品点数が少なく、かつ、安価な構成部
品を用いて簡単な構成にしたモータ保護回路を有するモ
ータ制御回路を提供する。 【解決手段】 モータ1、モータ1に直列接続した電流
検出抵抗4、電源10と基準電位点間に接続された操作
スイッチ5とスイッチング素子6とリレー巻線7の直列
回路、スイッチング素子6にバイアス電圧を供給するバ
イアス回路8を備え、バイアス回路8は電流検出抵抗4
に近接配置された温度依存抵抗81 を含み、操作スイッ
チ5を投入すると、スイッチング素子6がオンしてリレ
ー巻線7を付勢し、リレー接点3を切替えてモータ1を
駆動させるもので、モータ1の駆動時に、電流検出抵抗
4に過電流が流れ、温度依存抵抗81 が電流検出抵抗4
の温度異常を感知してその抵抗値が変化すると、バイア
ス回路8を通してスイッチング素子6をオフにし、モー
タ1の駆動を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ制御回路に
係わり、特に、負荷の異常によってモータに過電流が流
れたとき、その過電流を検出してモータの駆動を停止
し、モータの破損を防止する、構成が簡単なモータ保護
回路を備えたモータ制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のパワーウインド装置にお
いては、ウインドを開閉するためにウインド開閉モータ
が用いられている。このウインド開閉モータは、ウイン
ド閉スイッチ(ウインドアップスイッチ)を操作する
と、その操作の間だけ、ウインド開閉モータが一方方向
に回転し、ウインド開閉モータに連結されたウインド操
作機構を介してウインドを閉方向に移動させ、一方、ウ
インド開スイッチ(ウインドダウンスイッチ)を操作す
ると、その操作の間だけ、ウインド開閉モータが他方方
向に回転し、ウインド操作機構を介してウインドを開方
向に移動させる。また、ウインド閉スイッチとともにウ
インド閉オートスイッチ(ウインドアップオートスイッ
チ)を操作すると、ウインド閉スイッチやウインド閉オ
ートスイッチの操作を停止しても、ウインド開閉モータ
が一方方向に回転し続け、ウインドを完全閉位置まで移
動させ、同じように、ウインド開スイッチとともにウイ
ンド開オートスイッチ(ウインドダウンオートスイッ
チ)を操作すると、ウインド開スイッチやウインド開オ
ートスイッチの操作を停止しても、ウインド開閉モータ
が他方方向に回転し続け、ウインドを完全開位置まで移
動させる。
【0003】このような構成を有するパワーウインド装
置においては、ウインド操作機構やウインド自体の不具
合により、ウインド開閉モータの負荷が極端に大きくな
り、ウインド開閉モータに過電流が流れると、ウインド
開閉モータが焼損して、発煙が発生したり、発火したり
する恐れがある。このため、ウインド開閉モータのモー
タ制御回路においては、モータ保護回路を組み込み、ウ
インド開閉モータに過電流が流れたとき、モータ保護回
路を働かせてウインド開閉モータの駆動を停止するよう
にしている。
【0004】ところで、パワーウインド装置に用いられ
る既知のモータ制御回路は、モータ保護回路として、ウ
インド開閉モータに直列接続された電流検出抵抗と、モ
ータ制御用カスタム集積回路(ASIC)と、コンパレ
ータとからなるものが用いられていた。このモータ保護
回路は、電流検出抵抗に流れるウインド開閉モータの駆
動電流を電流検出抵抗の両端から電圧として取り出し、
取り出した電圧をコンパレータで基準電圧と比較するも
ので、コンパレータから出力される比較電圧が所定値以
上になったとき、その比較電圧によってウインド開閉モ
ータの駆動電流を制御し、ウインド開閉モータの駆動電
流が一定値以上にならないようにして、 .ウインド開閉モータの焼損の発生を防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記パワーウインド装
置に用いられる既知のモータ制御回路は、モータ保護回
路を備えていて、ウインド開閉モータの駆動電流が一定
値以上にならないように制御し、ウインド開閉モータの
焼損の発生を防止できるものであるが、モータ保護回路
の構成に、モータ制御用カスタム集積回路(ASIC)
やコンパレータ等の比較的高価な部品が用いられるの
で、モータ保護回路の製造コストが上昇し、また、モー
タ保護回路を構成する構成部品点数が比較的多いことか
ら、モータ制御回路を製造する際に組立て工程が増え、
組立て手順が複雑になる。
【0006】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その目的は、構成部品点数が少なく、
かつ、安価な構成部品を用いて簡単な構成にしたモータ
保護回路を有するモータ制御回路を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によるモータ制御回路は、負荷に結合された
モータと、モータに直列接続された電流検出抵抗と、電
源と基準電位点間に接続された操作スイッチとスイッチ
ング素子とリレー巻線の直列回路と、スイッチング素子
にバイアス電圧を供給するバイアス回路とを備え、バイ
アス回路は、電流検出抵抗に近接配置された温度依存抵
抗を含み、操作スイッチを投入すると、スイッチング素
子がオンになってリレー巻線を付勢し、そのリレーの接
点を切替えてモータが駆動されるもので、モータの駆動
時に、電流検出抵抗に過電流が流れ、温度依存抵抗が電
流検出抵抗の温度異常を感知し、その抵抗値が変化する
と、バイアス回路を通してスイッチング素子をオフに
し、モータの駆動を停止させる構成を具備している。
【0008】このような構成にすれば、モータに過電流
が流れたときに直ちにモータの駆動を停止させるモータ
保護回路を、電流検出抵抗と温度依存抵抗とスイッチン
グ素子とリレーとによって構成しているので、既知のこ
の種のモータ保護回路に比べて、構成部品点数が少なく
なり、かつ、構成部品に安価なものを用いることがで
き、その結果、既知のモータ制御回路に比べて、構成を
簡単にし、製造コストを安価にすることができる。
【0009】この場合、本発明におけるスイッチング素
子は、トランジスタで、そのベースとエミッタまたはコ
レクタとの間にバイアス抵抗が接続され、操作スイッチ
を投入すると、バイアス抵抗を通して自己バイアスをベ
ースに印加し、トランジスタをオンにすることが好まし
い。
【0010】このような構成にすれば、スイッチング素
子に、最も汎用的で、安価なトランジスタを用いてお
り、かつ、そのトランジスタをオンする際に、操作スイ
ッチの投入により、バイアス抵抗を通してトランジスタ
のベースに自己バイアスを印加することによって行って
いるので、モータ保護回路の構成が簡単になり、かつ、
モータ保護回路のコストが安価になる。
【0011】また、本発明におけるバイアス供給回路に
含まれる温度依存抵抗は、正特性の温度抵抗素子または
負特性の温度抵抗素子であることが好適である。
【0012】このような構成にすれば、電流検出抵抗を
流れるモータ駆動電流の変化に伴う電流検出抵抗の温度
変化を、温度依存抵抗が感知したときに、その抵抗値が
大きく変化するので、バイアス供給回路の電圧変化が大
きくなり、高感度でスイッチング素子のオンオフを制御
することができる。
【0013】さらに、本発明において、モータをパワー
ウインド装置のウインド開閉モータに選び、操作スイッ
チをパワーウインド装置のウインド開スイッチまたはウ
インド閉スイッチに選ぶことができる。
【0014】このような構成にすれば、パワーウインド
装置のモータ制御回路を小型で、安価なものにすること
ができ、しかも、モータ保護回路を備えることにより、
各モータの焼損の発生を未然に防ぐことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明によるモータ制御回路の第
1の実施の形態を示すもので、その要部構成を表わす回
路図であり、パワーウインド装置に適用した例を示すも
のである。
【0017】図1に示されるように、第1の実施の形態
のモータ制御回路は、モータ(M)1と、ウインド閉ス
イッチ(UP SW)2と、リレー接点3と、電流検出
抵抗4と、ウインド開スイッチ(DN SW)5と、ス
イッチングトランジス,タ6と、リレー巻線7と、バイ
アス回路8と、火花発生防止用ダイオード9と、電源端
子10とを備えている。また、バイアス回路8は、正の
温度抵抗素子(温度依存抵抗)81 と分路抵抗82 と直
列抵抗83 とからなり、リレー接点3とリレー巻線7
は、同じリレーの巻線とその接点を構成している。さら
に、正の温度抵抗素子81 は、電流検出抵抗4に近接し
た箇所に配置されている。この場合、リレー接点3、電
流検出抵抗4、スイッチングトランジスタ6、リレー巻
線7、バイアス回路8からなる構成部分は、モータ保護
回路を構成している。
【0018】そして、モータ1は、一端がウインド閉ス
イッチ2の可動接点に接続され、他端がリレー接点3の
可動接点に接続される。ウインド閉スイッチ2は、一方
の固定接点が電源端子10に接続され、他方の固定接点
が電流検出抵抗4の一端に接続される。リレー接点3
は、一方の固定接点が電源端子10に接続され、他方の
固定接点が接地点に接続される。電流検出抵抗4は他端
が接地点に接続される。ウインド開スイッチ5は、固定
接点が電源端子10に接続され、可動接点がスイッチン
グトランジスタ6のエミッタに接続される。スイッチン
グトランジスタ6は、コレクタがリレー巻線7の一端に
接続され、ベースがバイアス回路8の分路抵抗82 と直
列抵抗83 の各一端に接続され、エミッタが分路抵抗8
2 の他端に接続される。リレー巻線7は、一端が火花発
生防止用ダイオード9のカソードに接続され、他端が火
花発生防止用ダイオード9のアノードとともに接地点に
接続される。バイアス回路8は、正特性の温度抵抗素子
1 の一端が直列抵抗83 の他端に接続され、他端が接
地点に接続される。
【0019】ここで、前記構成によるモータ制御回路の
動作は、次の通りである。
【0020】始めに、モータ制御回路が正常に動作する
場合について説明する。
【0021】いま、ウインド閉スイッチ2がスイッチオ
フ状態にあるとき、可動接点が他方の固定接点に切替え
接続され、ウインド開スイッチ5がスイッチオフ状態に
あるとき、可動接点が固定接点から切離されている。こ
の状態のときは、スイッチングトランジスタ6に電源電
圧が供給されず、スイッチングトランジスタ6がオフ状
態にあるので、リレー巻線7が付勢されず、リレー接点
3がスイッチオフ状態にあって、可動接点が他方の固定
接点に切替え接続されている。このため、モータ1の両
端にはそれぞれ接地電圧が供給され、モータ1は回転駆
動されない。
【0022】ここで、ウインド開のマニュアル動作を行
うために、ウインド開スイッチ5をスイッチオン状態に
切替え接続すると、可動接点が固定接点に接続され、電
源端子10の電源電圧(B+)がウインド開スイッチ5
を通してスイッチングトランジスタ6のエミッタとバイ
アス回路8に供給される。バイアス回路8に供給された
電源電圧は、分路抵抗82 を通してスイッチングトラン
ジスタ6のベースに供給され、そのベース・エミッタ間
に順方向バイアスを与え、スイッチングトランジスタ6
をターンオンする。スイッチングトランジスタ6がオン
すると、コレクタ電流がリレー巻線7を通して接地点に
流れ、リレー巻線7を付勢する。リレー巻線7の付勢で
リレー接点3がスイッチオン状態に切替わり、可動接点
が一方の固定接点に切替え接続される。このとき、モー
タ1は、他端に電源電圧が、一端に接地電圧がそれぞれ
印加されるので、電流検出抵抗4を通して駆動電流がモ
ータ1を流れ、モータ1を他方方向に回転させ、ウイン
ドを開方向に移動させる。このウインドの開方向への移
動は、ウインド開スイッチ5がスイッチオン状態に切替
え接続されている間中連続して行われる。
【0023】次に、ウインド閉のマニュアル動作を行う
ために、ウインド開スイッチ5がスイッチオフ状態にあ
るとき、ウインド閉スイッチ2をスイッチオン状態に切
替えると、可動接点が一方の固定接点に切替え接続され
る。このとき、モータ1は、一端に電源電圧が、他端に
接地電圧がそれぞれ印加されるので、電流検出抵抗4を
通して前の場合と逆極性の駆動電流がモータ1を流れ、
モータ1を一方方向に回転し、ウインドを閉方向に移動
させる。このウインドの閉方向への移動は、ウインド閉
スイッチ2がスイッチオン状態に切替え接続されている
間中連続して行われる。
【0024】これらのウインド開のマニュアル動作及び
ウインド閉のマニュアル動作が行われる場合に、モータ
1を流れる電流が通常の電流値であれば、電流検出抵抗
4の温度も常温に近い状態にあって、電流検出抵抗4の
温度が正特性の温度抵抗素子81 に伝達されることもな
く、正特性の温度抵抗素子81 は規定の抵抗値を保って
いる。このため、スイッチングトランジスタ6のベース
・エミッタ間電圧は、正常なバイアス値になっており、
スイッチングトランジスタ6がオン駆動される。
【0025】次に、このモータ制御回路の負荷の状態が
不具合になり、モータ制御回路の動作が異常になった場
合について説明する。
【0026】ウインド開スイッチ5がスイッチオン状態
に切替えられ、スイッチングトランジスタ6がオン状態
にあって、リレー巻線7の付勢によりリレー接点3がス
イッチオン状態に切替わり、モータ1が他方方向に回転
しているときに、モータ1とウインドとを結合するウイ
ンド移送機構またはウインド自体に不具合が発生する
と、モータ1に過電流が流れることがある。このとき、
電流検出抵抗4にはモータ1の過電流と同じ大きさの過
電流が流れ、電流検出抵抗4の温度が上昇する。電流検
出抵抗4の温度が上昇すると、上昇した温度が電流検出
抵抗4の近傍に配置されている正特性の温度抵抗素子8
1 に伝達され、正特性の温度抵抗素子81の温度を上昇
させて、正特性の温度抵抗素子81 の抵抗値を急増させ
る。正特性の温度抵抗素子81 の抵抗値が急増すると、
バイアス回路8の分路抵抗82 と直列抵抗83 の接続点
の電圧、すなわちスイッチングトランジスタ6のベース
電圧を正方向に急増させるので、スイッチングトランジ
スタ6が直ちにターンオフする。
【0027】このために、リレー巻線7は付勢が停止
し、リレー接点3の可動接点が他方の固定接点に切替え
接続されるので、モータ1の過電流の通流を即座に停止
させ、過電流によってモータ1が焼損するのを未然に防
止することができる。
【0028】そして、ウインド移送機構またはウインド
自体の不具合が修正されると、ウインド開スイッチ5を
スイッチオン状態に切替えることにより、再び、正常な
ウインド開のマニュアル動作によりウインドを開方向に
移動させることができる。
【0029】次に、図2は、本発明によるモータ制御回
路の第2の実施の形態を示すもので、その要部構成を表
わす回路図であり、パワーウインド装置に適用した例を
示すものである。
【0030】この第2の実施の形態は、ウインド開のマ
ニュアル動作時及びウインド閉のマニュアル動作時のい
ずれかにおいて、モータ1に過電流が流れたときにモー
タ保護回路を働かせるようにしたものである。
【0031】図2に示されるように、第2の実施の形態
によるモータ制御回路は、前述の第1の実施の形態のモ
ータ制御回路が備える各構成要素の他に、リレー接点
3’と、ウインド閉スイッチ(UP SW)5’と、ス
イッチングトランジスタ6’と、リレー巻線7’と、バ
イアス回路8’と、火花発生防止用ダイオード9’とを
備えている。この場合、バイアス回路8’は正特性の温
度抵抗素子(温度依存抵抗)81 ’と分路抵抗82 ’と
直列抵抗83 ’とからなる。リレー接点3’とリレー巻
線7’は同じリレーの巻線とその接点を構成しており、
正特性の温度抵抗素子81 ’は正特性の温度抵抗素子8
1 と同様に電流検出抵抗4に近接した箇所に配置されて
いる。また、リレー接点3’、電流検出抵抗4、スイッ
チングトランジスタ6’、リレー巻線7’、バイアス回
路8’からなる構成部分も、第1の実施の形態のモータ
制御回路におけるリレー接点3、スイッチングトランジ
スタ6、リレー巻線7、バイアス回路8からなる構成部
分とともにモータ保護回路を構成している。
【0032】そして、モータ1は、一端が電流検出抵抗
4を通してリレー接点3’の可動接点に接続される。リ
レー接点3’は、一方の固定接点が電源端子10に接続
され、他方の固定接点が接地点に接続される。ウインド
閉スイッチ5’は、固定接点が電源端子10に接続さ
れ、可動接点がスイッチングトランジスタ6’のエミッ
タに接続される。スイッチングトランジスタ6’は、コ
レクタがリレー巻線7’の一端に接続され、ベースがバ
イアス回路8’の分路抵抗82 ’と直列抵抗83’の各
一端に接続され、エミッタが分路抵抗82 ’の他端に接
続される。リレー巻線7’は、一端が火花発生防止用ダ
イオード9’のカソードに接続され、他端が火花発生防
止用ダイオード9’のアノードとともに接地点に接続さ
れる。バイアス回路8’は、正特性の温度抵抗素子
1 ’の一端が直列抵抗83 ’の他端に接続され、他端
が接地点に接続される。
【0033】なお、前記構成及び接続関係を除く他の構
成及び接続関係は、既に説明した第1の実施の形態のモ
ータ制御回路における構成及び接続関係と同じである。
【0034】前記構成による第2の実施の形態のモータ
制御回路の動作は、次の通りである。ここでも、始め
に、モータ制御回路が正常の動作する場合について説明
する。
【0035】いま、ウインド開スイッチ5及びウインド
閉スイッチ5’がともにスイッチオフ状態にあると、ス
イッチングトランジスタ6及びスイッチングトランジス
タ6’がオフ状態にあって、リレー巻線7及びリレー巻
線7’がともに付勢されず、リレー接点3及びリレー接
点3’の可動接点がいずれも他方の固定接点に切替え接
続されている。これらの状態のときは、モータ1’の両
端にそれぞれ接地電圧が供給され、モータ1は回転駆動
されない。
【0036】ここで、ウインド開のマニュアル動作を行
うために、ウインド開スイッチ5をスイッチオン状態に
切替えると、可動接点が固定接点に切替え接続され、電
源端子10の電源電圧(B+)がウインド閉スイッチ5
を通してスイッチングトランジスタ6とバイアス回路8
に供給される。バイアス回路8に供給された電源電圧
は、分路抵抗82 を通してスイッチングトランジスタ6
のベース・エミッタ間に順方向バイアスを与え、スイッ
チングトランジスタ6をオンさせる。スイッチングトラ
ンジスタ6のオンにより、コレクタ電流がリレー巻線7
を通して接地点に流れ、リレー巻線7を付勢し、リレー
接点3の可動接点が一方の固定接点に接続される。この
とき、モータ1は、一端に電流検出抵抗4を通して電源
電圧が、他端に接地電圧がそれぞれ印加され、駆動電流
がモータ1を流れ、モータ1を一方方向に回転駆動し、
ウインドを開方向に移動させる。このウインドの開方向
への移動は、ウインド開スイッチ5がスイッチオン状態
に切替えられている間中連続して行われる。
【0037】一方、ウインド開スイッチ5がスイッチオ
フ状態にあるとき、ウインド閉のマニュアル動作を行う
ために、ウインド閉スイッチ5’をスイッチオン状態に
切替えると、可動接点が固定接点に切替え接続され、電
源端子10の電源電圧(B+)がウインド閉スイッチ
5’を通してスイッチングトランジスタ6’とバイアス
回路8’に供給される。バイアス回路8’に電源電圧が
供給されると、分路抵抗82 ’を通してスイッチングト
ランジスタ6’のベース・エミッタ間に順方向バイアス
を与え、スイッチングトランジスタ6’をオンする。ス
イッチングトランジスタ6’がオンになると、コレクタ
電流がリレー巻線7’を付勢し、リレー接点の可動接点
が一方の固定接点に接続される。このとき、モータ1
は、一端に電流検出抵抗4を通して接地電圧が、他端に
電源電圧がそれぞれ印加され、駆動電流が前の場合と逆
極性でモータ1を流れ、モータ1を他方方向に回転駆動
し、ウインドを閉方向に移動させる。このウインドの閉
方向への移動は、ウインド開スイッチ5’がスイッチオ
ン状態に切替えられている間中連続して行われる。
【0038】次に、このモータ制御回路の負荷の状態が
不具合になり、モータ制御回路の動作が異常になった場
合について説明する。
【0039】ウインド開スイッチ5がスイッチオン状態
に切替えられ、スイッチングトランジスタ6がオン状態
にあって、リレー巻線7の付勢によりリレー接点3の可
動接点が一方の固定接点に接続され、それによりモータ
1が一方方向に回転駆動しているときに、モータ1とウ
インドとを結合するウインド移送機構またはウインド自
体に不具合が発生したとすると、モータ1に過電流が流
れることがある。このとき、電流検出抵抗4にもモータ
1の過電流と同じ大きさの過電流が流れ、電流検出抵抗
4の温度が上昇する。電流検出抵抗4が温度上昇する
と、その温度が電流検出抵抗4の近傍に配置された正特
性の温度抵抗素子81 に伝達され、正特性の温度抵抗素
子81 の温度が上昇してその抵抗値が急増し、バイアス
回路8の分路抵抗82 と直列抵抗83 の接続点の電圧、
すなわちスイッチングトランジスタ6のベースバイアス
を正方向に急増させるので、スイッチングトランジスタ
6を直ちにターンオフする。
【0040】このために、リレー巻線7は付勢が停止
し、リレー接点3の可動接点が他方の固定接点に切替え
接続されるので、モータ1の過電流の通流を即座に停止
させ、過電流によってモータ1が焼損するのを未然に防
止することができる。
【0041】同様に、ウインド閉スイッチ5’がスイッ
チオン状態に切替えられ、モータ1が他方方向に回転駆
動しているときに、負荷の不具合によりモータ1に過電
流が流れた場合も、同じような動作経緯によってスイッ
チングトランジスタ6’が直ちにターンオフする。
【0042】このために、リレー巻線7’は付勢が停止
し、リレー接点3’の可動接点が他方の固定接点に切替
え接続されるので、モータ1の過電流の通流を即座に停
止させ、過電流によってモータ1が焼損するのを未然に
防止することができる。
【0043】そして、ウインド移送機構またはウインド
自体の不具合が修正された場合、ウインド閉スイッチ5
またはウインド開スイッチ5’をスイッチオン状態に切
替えることにより、再び、正常な状態でウインドを閉方
向または開方向に移動させることができる。
【0044】次いで、図3は、本発明によるモータ制御
回路の第3の実施の形態を示すもので、その要部構成を
表わす回路図であり、パワーウインド装置に適用した例
を示すものである。
【0045】この第3の実施の形態は、ウインド開のマ
ニュアル動作及びウインド開のオート動作と、それらの
動作時にモータ1に過電流が流れたとき、モータ保護回
路を働かせるようにしたものである。
【0046】図3に示されるように、第3の実施の形態
によるモータ制御回路は、前述の第1の実施の形態のモ
ータ制御回路が備える各構成要素の他に、電圧検出回路
11と、スイッチング状態自己保持回路12と、第1バ
ッファダイオード13とを備えている。また、バイアス
回路8は、前述の第1の実施の形態のバイアス回路8が
備える各構成要素の他に、バッファダイオード84 とバ
ッファ抵抗85 とを備えている。この場合、電圧検出回
路11は、電圧検出用トランジスタ111 と入力バッフ
ァ抵抗112 と出力バッファ抵抗113 とを備える。ス
イッチング状態自己保持回路12は、ウインド開オート
スイッチ(DN AUTO SW)12 1 を含んでい
る。なお、第3の実施の形態によるモータ制御回路にお
いては、リレー接点3、電流検出抵抗4、スイッチング
トランジスタ6、リレー巻線7、バイアス回路8、電圧
検出回路11、スイッチング状態自己保持回路12の一
部からなる構成部分がモータ保護回路を構成している。
【0047】そして、バイアス回路8において、正特性
の温度抵抗素子81 は、一端が直列抵抗83 の他端に接
続され、他端がスイッチング状態自己保持回路12の他
方の出力端と第2バッファダイオード84 のアノードに
接続される。バッファ抵抗8 5 は、一端が第2バッファ
ダイオード84 のカソードに接続され、他端がウインド
閉スイッチ2の可動接点に接続される。電圧検出回路1
1において、電圧検出用トランジスタ111 は、コレク
タが出力バッファ抵抗113 の一端に接続され、ベース
が入力バッファ抵抗112 の他端に接続され、エミッタ
が接地点に接続される。入力バッファ抵抗112 は、一
端がウインド閉スイッチ2の他方の固定接点に接続さ
れ、出力バッファ抵抗113 は、他端がスイッチング状
態自己保持回路12の入力端に接続される。また、ウイ
ンド開オートスイッチ121 は、一端がスイッチング状
態自己保持回路12の入力端に接続され、他端が電源端
子10に接続される。
【0048】なお、第3の実施の形態によるモータ制御
回路における前記構成及び接続関係以外の構成及び接続
関係は、既に説明した第1の実施の形態によるモータ制
御回路における前記構成及び接続関係以外の構成及び接
続関係と同じである。
【0049】前記構成による第3の実施の形態のモータ
制御回路の動作は、次の通りである。ここでも、始め
に、モータ制御回路が正常の動作する場合について説明
する。
【0050】ウインド閉スイッチ2がスイッチオフ状態
にあるときは、可動接点が他方の固定接点に切替え接続
され、また、ウインド開スイッチ5がスイッチオフ状態
にあるときは、スイッチングトランジスタ6がオフ状態
にあり、リレー巻線7が駆動されないので、リレー接点
3の可動接点が他方の固定接点に切替え接続されてい
る。これらの状態にあるときは、モータ1の両端にはそ
れぞれ接地電圧が供給され、モータ1が回転駆動されな
い。
【0051】ここで、ウインド開のマニュアル動作を行
うために、ウインド開スイッチ5をスイッチオン状態、
すなわち可動接点を一方の固定接点に切替え接続する
と、電源端子10の電源電圧(B+)がウインド開スイ
ッチ5を通してスイッチングトランジスタ6とバイアス
回路8に供給される。このとき、バイアス回路8は、電
源電圧が供給されると、分路抵抗82 を通してスイッチ
ングトランジスタ6のベース・エミッタ間に順方向バイ
アスを与え、スイッチングトランジスタ6をオンにし
て、コレクタ電流がリレー巻線7を付勢し、リレー接点
3の可動接点が一方の固定接点に接続される。このと
き、モータ1は、他端に電源電圧が、一端に接地電圧が
それぞれ印加され、電流検出抵抗4を通して駆動電流が
モータ1を流れ、モータ1を他方方向に回転駆動し、ウ
インドを開方向に移動させる。このウインドの開方向へ
の移動は、ウインド開スイッチ5がスイッチオン状態に
切替えられている間中連続して行われる。
【0052】次に、ウインド閉のマニュアル動作を行う
ために、ウインド開スイッチ5がスイッチオフ状態のと
き、ウインド閉スイッチ2をスイッチオン状態、すなわ
ち可動接点を一方の固定接点に切替え接続すると、電源
端子10の電源電圧(B+)がウインド閉スイッチ2を
通してモータ1の一端に供給される。このとき、モータ
1は、一端に電源電圧が、他端に接地電圧がそれぞれ印
加され、電流検出抵抗4を通して前の場合と反対極性の
駆動電流がモータ1を流れ、モータ1が一方方向に回転
駆動して、ウインドを閉方向に移動させる。このウイン
ドの閉方向への移動は、ウインド閉スイッチ2がスイッ
チオン状態に切替えられている間中連続して行われる。
【0053】次いで、ウインド開のオート動作を行うた
めに、ウインド開スイッチ5をスイッチオン状態にし、
その直後に、ウインド開オートスイッチ14をスイッチ
オン状態にすると、スイッチング状態自己保持回路12
の入力端にウインド開オートスイッチ14を通して電源
電圧が供給される。このとき、スイッチング状態自己保
持回路12は、ウインド開オートスイッチ14をスイッ
チオン状態にしてから一定時間の間、供給された電源電
圧をスイッチング状態自己保持回路12の入力端に自己
保持し、その自己保持電圧を一方の出力端に出力する。
そして、ウインド開スイッチ5とウインド開オートスイ
ッチ14を併せてスイッチオン状態にした後、ウインド
開スイッチ5やウインド開オートスイッチ14をスイッ
チオフ状態にしたとき、ウインド開スイッチ5の可動接
点が他方の固定接点に切替え接続され、かつ、スイッチ
ング状態自己保持回路12の入力端が電源電圧と切離さ
れたとしても、前記一定時間の間であれば、スイッチン
グ状態自己保持回路12の入力端の電圧は自己保持さ
れ、それにより切替え接続されたウインド開スイッチ5
を通してバイアス回路8に自己保持電圧が供給されるの
で、スイッチングトランジスタ6を前と同様にオン状態
に保持される。このため、モータ1は引き続いて他方方
向に回転駆動され、ウインドを開方向に移動させる。そ
して、このオート動作によるウインドの開方向への移動
は、ウインドが全開位置にまで達したときに自動的に停
止する。
【0054】次に、このモータ制御回路の負荷の状態が
不具合になり、モータ制御回路の動作が異常になった場
合について説明する。
【0055】ウインド開スイッチ5がスイッチオン状態
に切替えられ、スイッチングトランジスタ6がオン状態
になって、リレー巻線7の付勢によりリレー接点3の可
動接点が一方の固定接点に接続され、モータ1が他方方
向に回転駆動しているとき、モータ1とウインドとを結
合するウインド移送機構またはウインド自体に不具合が
発生すると、モータ1に過電流が流れることがある。こ
のとき、電流検出抵抗4にはモータ1の過電流と同じ大
きさの過電流が流れ、電流検出抵抗4の温度が上昇す
る。電流検出抵抗4が温度上昇すると、その温度が電流
検出抵抗4の近傍に配置されている正特性の温度抵抗素
子81 に伝達され、正特性の温度抵抗素子81 の温度が
上昇し、正特性の温度抵抗素子81 の抵抗値が急増す
る。これにより、バイアス回路8の分路抵抗82 と直列
抵抗83 の接続点の電圧、すなわちスイッチングトラン
ジスタ6のベースバイアスを正方向に急増させ、スイッ
チングトランジスタ6を直ちにターンオフする。
【0056】このために、リレー巻線7は付勢が停止
し、リレー接点3の可動接点が他方の固定接点に切替え
接続されるので、モータ1の過電流の通流を即座に停止
させ、過電流によってモータ1が焼損するのを未然に防
止することができる。
【0057】そして、ウインド移送機構またはウインド
自体の不具合が修正された場合、ウインド開スイッチ5
をスイッチオン状態に切替えることにより、再び、正常
な状態でウインドを開方向に移動させることができる。
【0058】また、ウインド開スイッチ5がスイッチオ
ン状態に切替えられ、これと同時にウインド開オートス
イッチ14がスイッチオン状態に切替えられて、ウイン
ド開のオート動作が実行されているときに、モータ1と
ウインドとを結合するウインド移送機構またはウインド
自体に不具合が発生すると、同じようにモータ1に過電
流が流れることがある。このとき、電流検出抵抗4には
モータ1の過電流と同じ大きさの過電流が流れ、電流検
出抵抗4の端子間電圧が急増する。そして、電圧検出回
路11は、電圧検出用トランジスタ111 がこの急増し
た端子間電圧をベース・エミッタ間で受け、順方向バイ
アスになってそれまでのオフ状態からオン状態に切替わ
る。電圧検出用トランジスタ111 のオン状態によっ
て、スイッチング状態自己保持回路12の入力端は、そ
れまでの自己保持電圧(電源電圧)から接地電圧に近い
電圧にまで急降下し、その電圧降下に対応して、スイッ
チング状態自己保持回路12の一方の出力端に出力して
いた自己保持電圧が直ちに接地電圧に近い電圧にまで急
降下する。これにより、スイッチングトランジスタ6の
エミッタに供給される正電圧(電源電圧)が接地電圧に
近い電圧に低下し、スイッチングトランジスタ6を直ち
にターンオフする。
【0059】このために、リレー巻線7は付勢が停止
し、リレー接点3の可動接点が他方の固定接点に切替え
接続されるので、モータ1の過電流の通流を即座に停止
させ、過電流によってモータ1が焼損するのを未然に防
止することができる。
【0060】そして、ウインド移送機構またはウインド
自体の不具合が修正された場合、ウインド開スイッチ5
及びウインド開オートスイッチ14を同時にスイッチオ
ン状態に切替えることにより、再び、正常なオート動作
状態でウインドを開方向に移動させることができる。
【0061】ところで、第3の実施の形態のモータ制御
回路は、ウインドの開動作時に、モータ1に過電流が流
れた場合、モータ保護回路を働かせるものであるが、図
2に図示の第2の実施の形態のように、ウインドの開動
作時とウインド閉動作時の双方において、モータ1に過
電流が流れた場合、それぞれモータ保護回路を働かせる
ような構成に変更してもよい。
【0062】なお、前記第1乃至第3の実施の形態にお
いては、モータ制御回路を自動車のパワーウインド装置
に適用した例を挙げて説明したが、本発明によるモータ
制御回路を適用する場合は自動車のパワーウインド装置
に限られるものでなく、パワーウインド装置に類似の装
置にも、同様に適用することができる。
【0063】また、前記第1乃至第3の実施の形態にお
いては、温度依存抵抗に正特性の温度抵抗素子81 を用
いた例を挙げて説明したが、本発明によるモータ制御回
路は温度依存抵抗に正特性の温度抵抗素子81 を用いた
ものに限られず、負特性の温度抵抗素子を用いたもので
あってもよい。そして、負特性の温度抵抗素子を用いた
場合は、スイッチングトランジスタ6としてPNP型の
ものの代わりにNPN型のものを用い、ベース・エミッ
タ間に分路抵抗82 を接続する代わりに、コレクタ・ベ
ース間に分路抵抗を接続するようにすればよい。
【0064】さらに、前記第1乃至第3の実施の形態に
よるモータ制御回路は、基本的な回路構成を変更しない
限り、適宜その回路構成を変更することができる。例え
ば、スイッチング素子に接合型のスイッチングトランジ
スタ6を用いる代わりに、FET等の他の型式のトラン
ジスタを用いるようにしてもよく、電流検出抵抗4の接
続箇所を、モータ1に直列接続される限り、他の箇所に
変更してもよい。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、スイッ
チング素子に、最も汎用的で、安価なトランジスタを用
いており、かつ、そのトランジスタをオンする際に、操
作スイッチの投入により、バイアス抵抗を通してトラン
ジスタのベースに自己バイアスを印加することによって
行っているので、モータ保護回路の構成が簡単になり、
かつ、モータ保護回路のコストを安価にすることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるモータ制御回路の第1の実施の形
態を示すもので、その要部構成を表わす回路図である。
【図2】本発明によるモータ制御回路の第2の実施の形
態を示すもので、その要部構成を表わす回路図である。
【図3】本発明によるモータ制御回路の第3の実施の形
態を示すもので、その要部構成を表わす回路図である。
【符号の説明】
1 モータ(M) 2、5’ ウインド閉スイッチ(UP SW) 3、3’ リレー接点 4 電流検出抵抗 5 ウインド開スイッチ(DN SW) 6、6’ スイッチングトランジスタ 7、7’ リレー巻線 8、8’ バイアス回路 81 、81 ’ 正特性の温度抵抗素子(温度依存抵抗) 82 、82 ’ 分路抵抗 83 、83 ’ 第1直列抵抗 84 バッファダイオード 85 バッファ抵抗 9、9’ 火花発生防止用ダイオード 10 電源端子 11 電圧検出回路 111 電圧検出用トランジスタ 112 入力抵抗 113 出力抵抗 12 スイッチング状態自己保持回路 13 第2バッファダイオード 14 ウインド開オートスイッチ(DN AUTO S
W)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に結合されたモータと、前記モータ
    に直列接続された電流検出抵抗と、電源と基準電位点間
    に接続された操作スイッチとスイッチング素子とリレー
    巻線の直列回路と、前記スイッチング素子にバイアス電
    圧を供給するバイアス回路とを備え、前記バイアス回路
    は、前記電流検出抵抗に近接配置された温度依存抵抗を
    含み、前記操作スイッチを投入すると、前記スイッチン
    グ素子がオンになって前記リレー巻線を付勢し、前記リ
    レーの接点を切替えて前記モータが駆動されるもので、
    前記モータの駆動時に、前記電流検出抵抗に過電流が流
    れ、前記温度依存抵抗が前記電流検出抵抗の温度異常を
    感知し、その抵抗値が変化すると、前記バイアス回路を
    通して前記スイッチング素子をオフにし、前記モータの
    駆動を停止させることを特徴とするモータ制御回路。
  2. 【請求項2】 前記スイッチング素子は、トランジスタ
    で、そのベースとエミッタまたはコレクタとの間にバイ
    アス抵抗が接続され、前記操作スイッチを投入すると、
    前記バイアス抵抗を通して自己バイアスを前記ベースに
    印加し、前記トランジスタをオンにすることを特徴とす
    る請求項1に記載のモータ制御回路。
  3. 【請求項3】 前記温度依存抵抗は、正特性の温度抵抗
    素子または負特性の温度抵抗素子であることを特徴とす
    る請求項1に記載のモータ制御回路。
  4. 【請求項4】 前記モータは、パワーウインド装置のウ
    インド開閉モータであり、前記操作スイッチは、パワー
    ウインド装置のウインド開スイッチまたはウインド閉ス
    イッチであることを特徴とする請求項1に記載のモータ
    制御回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10222539A1 (de) * 2002-05-17 2003-11-27 Siemens Ag Verfahren zum Betreiben eines Stellantriebs
KR101081078B1 (ko) 2008-11-14 2011-11-07 주식회사 엘지화학 센스 저항 파괴를 감지하여 배터리 팩을 보호하는 장치 및 방법

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DE10222539A1 (de) * 2002-05-17 2003-11-27 Siemens Ag Verfahren zum Betreiben eines Stellantriebs
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