JP2001358537A - 映像周波数を強固に排除する低ノイズ周波数コンバータ - Google Patents

映像周波数を強固に排除する低ノイズ周波数コンバータ

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JP2001358537A JP2001116798A JP2001116798A JP2001358537A JP 2001358537 A JP2001358537 A JP 2001358537A JP 2001116798 A JP2001116798 A JP 2001116798A JP 2001116798 A JP2001116798 A JP 2001116798A JP 2001358537 A JP2001358537 A JP 2001358537A
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ジェローム、ピエール、ポール、ランガネイ
Benoit Feron
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    • H03C1/54Balanced modulators, e.g. bridge type, ring type or double balanced type
    • H03C1/542Balanced modulators, e.g. bridge type, ring type or double balanced type comprising semiconductor devices with at least three electrodes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線電話において、送信前に周波数シフトを
行う。 【解決手段】 本発明は、発振器VCOで生成された信
号OSの周波数FLOと、入力信号ISの周波数FIと
の差分に等しい無線周波数RFを有する出力信号を供給
する、周波数コンバータに関する。周波数コンバータ
は、発振器VCOからの信号と入力信号ISとを、直交
する2つの成分(LO1、LO2)及び(FI1、FI
2)に分離する、2つの直交モジュールQM1、QM2
と、2つずつ得られた成分を乗算する2つのミキサMX
1、MX2と、ミキサMX1、MX2の出力信号RS
1、RS2を再結合するコンビネーション手段とを、備
えている。この発明により、ノイズ及びゲインについて
良好なパフォーマンスを提供し、既知のコンバータと比
べて線形性を改善しつつ、映像周波数の良好な排除を内
部的に行う周波数コンバータが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間周波数の入力
信号と発振器で生成された発振周波数の信号とを受信
し、且つ、発振周波数と中間周波数の差分の絶対値と等
しい値の無線周波数(radio frequency)を有する出力
信号を供給するよう構成された、周波数コンバータに関
する。
【0002】
【従来の技術】そのような周波数コンバータは、RFマ
イクロ・デバイス・カンパニー(RF Micro-Devices Com
pany)により製造されたRF2640回路の仕様書によ
り、知られている。
【0003】この回路は、差分特性(differential cha
racter)の入力信号に基づいて、非対称特性(asymmetr
ical character)の出力信号を生成する。この入力信号
は発振器で生成されるが、これも非対称特性である。出
力信号は、入力信号と、発振器からくる信号の乗算処理
の結果である。そのような周波数コンバータの出力信号
が、発振周波数と中間周波数との差分に等しい周波数の
成分を備える場合、それは、発振周波数と中間周波数と
の和に等しい周波数の寄生成分(parasitic componen
t)も、備えるであろう。ここでは、この和は映像周波
数と呼ぶ。周波数コンバータの出力信号は、周波数情報
を伝播し、そして、この周波数情報は無線周波数と映像
周波数の間で分けられる。これに対して、この情報のレ
シーバは、無線周波数のみを受信するように構成される
であろう。したがって、無線周波数を有する周波数コン
バータの出力信号の成分が、送信すべき有益な情報だけ
を含むように、寄生成分は抑制されるべきである。なぜ
なら、そうしないと、送信された信号は、この情報の行
き先であるレシーバにとって無用となるであろうからで
ある。これは、周波数コンバータに、フィルタリング・
デバイスを加えて使用することを要求する。
【0004】さらに、既知の周波数コンバータのゲイン
や線形性は、多くの用途において不十分である。また、
マイクロストリップ・ラインのようなコンバータ外部の
コンポーネントにより、改善しなければならない。これ
は、既知のコンバータの使用をさらに複雑化する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ノイズ及び
ゲインに関して良好なパフォーマンスを提供し、且つ、
既知のコンバータよりも改善された線形性を提供しつ
つ、映像周波数を十分に内部的に排除することを実現可
能な周波数コンバータを提供することにより、上述の欠
点を改善することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的のための冒頭のパラグラフで述べた周波数コンバータ
は、 ● 発振器から信号を受信し、互いに位相が直交し、且
つ、周波数として発振周波数を有する第1及び第2の出
力信号を供給する、第1の直交モジュールと、 ● 周波数コンバータにおける入力信号を受信し、互い
に位相が直交し、且つ、周波数として中間周波数を有す
る第1及び第2の出力信号を供給する、第2の直交モジ
ュールと、 ● 第1及び第2の直交モジュールの第1の出力信号の
積で表現された出力信号を供給する、第1のミキサと、 ● 第1及び第2の直交モジュールの第2の出力信号の
積で表現された出力信号を供給する、第2のミキサと、 ● 前記第1及び第2のミキサの出力信号を再結合す
る、コンビネーション手段と、を備えている。
【0007】本発明の利点は、次のような例に基づけ
ば、容易に理解されるであろう。すなわち、本発明に係
る周波数コンバータの入力信号ISは、次の式により与
えられる。
【0008】IS=sin(ωFI・t) 一方、発振器VCOの出力信号OSは、次の式により与
えられる。
【0009】OS=sin(ωLO・t) この例では、第1及び第2の直交モジュールは、それぞ
れ、第1及び第2の信号(FI1、FI2)及び(LO
1、LO2)を生成するように配置されている。これら
は、次の式により記述される。
【0010】FI1=sin(ωFI・t+Π) FI2=sin(ωFI・t+3Π/2) LO1=sin(ωLO・t+Π/4) LO2=sin(ωLO・t+3Π/4) そして、ミキサにより行われた乗算結果である第1及び
第2のミキサMX1、MX2の出力信号RS1、RS2
は、通常の三角関数の式を用いて、次のように記述でき
る。
【0011】RS1=(sin((ωLO−ωFI)・
t+Π/4))/2−(sin((ωLO+ωFI)・
t+Π/4))/2 RS2=(sin((ωLO+ωFI)・t+Π/
4))/2+(sin((ωLO−ωFI)・t+Π/
4))/2 これらの出力信号を再結合した後、周波数コンバータ
は、信号RSを送出する。信号RSは、第1及び第2の
ミキサMX1、MX2の出力信号RS1、RS2の和と
して表現される。よって、次の式により与えられる。
【0012】 RS=sin((ωLO−ωFI)・t+Π/4) =sin(ωRF・t+Π/4) したがって、これはωRF/2Πに等しい無線周波数の
成分だけを含んでいる。よって、本発明に係る周波数コ
ンバータは、自動的に、映像周波数の十分な排除を行
う。なぜなら、sin((ωLO+ωFI)・t)を含
む成分が、周波数コンバータの出力信号RSの中に現れ
ないからである。
【0013】本発明の1つの実施形態においては、各ミ
キサは、ギルバート・セルを構成する2つの差分対を備
えており、その導通は、第1の直交モジュールの出力信
号の1つによりコントロールされ、これらの対は、第2
の直交モジュールの出力信号の1つにより、バイアスさ
れる。
【0014】この実施形態は、シンプルであり、テスト
されて信頼できるエレメントを使用する。さらに、第2
の直交モジュールの出力信号によるギルバート・セルの
バイアスは、周波数コンバータの入力信号とミキサとの
間のインターフェースを最小に減らし、発振器で生成さ
れた信号による入力信号の乗算で生成されるノイズを制
限する。
【0015】本発明の特定の実施形態においては、第2
の直交モジュールは、周波数コンバータの入力信号によ
り伝播された電圧情報を、電流情報に変換する、トラン
スコンダクタンス・ステージを備えている。
【0016】この実施形態は、入力信号が電圧により形
成される場合に、第2の直交モジュールとミキサの間の
インターフェースを最もシンプルにすることができる。
入力信号を電圧で形成することは、現在の技術におい
て、通常ケースである。さらに、トランスコンダクタン
ス・ステージの使用は、ミキサによって行われる乗算に
ついて、良好な線形性を得ることができるようにする。
【0017】変形した実施形態においては、第2の直交
モジュールは、入力信号により伝播された情報を表して
おり、且つ、互いに位相のずれた複数の電流の乗算をす
る多相フィルタを備えている。
【0018】本発明の特に有利な実施形態においては、
第2の直交モジュールと第1及び第2のミキサとは、同
一の集積回路内に組み込まれている。
【0019】上述した集積化は、種々の集積化エレメン
ト間の接続ラインの長さを、減少させることを許容す
る。そして、周波数コンバータにより生成されるノイズ
を、最小に減少させる。
【0020】本発明に係る周波数コンバータは、周波数
変換が必要なあらゆるタイプの分野に使用されてもよ
く、特に、無線波信号の送信前に周波数シフトを行う分
野に使用されてもよい。これらの実施形態の1つにおい
て、本発明は、シグナル・プロセッシング・ユニット
と、無線周波数信号を送信するアンテナとを有する無線
電話装置であって、シグナル・プロセッシング・ユニッ
トからその出力信号を受信する、上述の周波数コンバー
タを、さらに備えるとともに、周波数コンバータの出力
信号は、無線周波数信号を構成する、ことを特徴とす
る。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明は以下の記述から容易に理
解されるであろうが、これは一例を示すものであり、本
発明を限定するものではない。
【0022】図1は、無線電話(wireless telehone)
を模式的に示している。無線電話は、シグナル・プロセ
ッシング・ユニットSPUと、このシグナル・プロセッ
シング・ユニットSPUで発生した入力信号ISを表現
する無線周波数信号RSを送信するアンテナANTと
を、備えている。入力信号ISは、中間周波数と呼ばれ
る周波数FIを有しており、その平均値は一般に180
MHzとなるように選択される。入力信号ISの周波数
の瞬間的な値は、この信号により伝えられる情報を構成
している。この情報は、無線周波数信号RSから検索さ
れる。周波数コンバータ(QM1、QM2、MX1、M
X2、COMB)は、高い平均値の無線周波数RFを、
送信する信号RSの特性とするために用いられる。この
高い平均値は、例えば、GSM基準によれば、835M
Hzである。これを達成するために、ローカル発振器V
COは用いられ、信号OSを供給する。この信号OS
は、高い発振周波数FLOを有しており、上述の選択し
た例によれば、これは1015MHzに等しいであろ
う。この信号OSは、ミキサMX1、MX2で入力信号
ISと掛け合わされて、RF=FLO−FIとなる。本
発明に係る周波数コンバータは、その出力信号である無
線周波数信号RSを導出しない。あらゆる成分は、映像
周波数FLO+FIを有しており、GSM基準の例で
は、これは1195MHzに等しいであろう。この目的
のため、周波数コンバータは以下のものを備えている。
【0023】● 第1の直交モジュールQM1。これ
は、発振器VCOからの出力信号OSを受信し、互いに
直交位相にある第1及び第2の出力信号LO1、LO2
を供給するように構成されている。これらは共に、その
周波数として、発振周波数FLOを有している。
【0024】● 第2の直交モジュールQM2。これ
は、入力信号ISを受信し、互いに直交位相にある第1
及び第2の出力信号FI1、FI2を供給するように構
成されている。これらは共に、その周波数として、中間
周波数FIを有している。
【0025】● 第1のミキサMX1。これは、出力信
号RS1を供給するように構成されている。出力信号R
S1は、第1及び第2の直交モジュールQM1、QM2
の第1の出力信号LO1とFI1の積で表現される。
【0026】● 第2のミキサMX2。これは、出力信
号RS2を供給するように構成されている。出力信号R
S2は、第1及び第2の直交モジュールQM1、QM2
の第1の出力信号LO2とFI2の積で表現される。
【0027】● コンビネーション手段COMB。これ
は、第1及び第2のミキサMX1、MX2の出力信号R
S1、RS2を結合する。
【0028】本発明の利点は、次のような例に基づけ
ば、容易に理解されるであろう。すなわち、周波数コン
バータの入力信号ISは、次の式により与えられる。
【0029】IS=sin(ωFI・t) 一方、発振器VCOの出力信号OSは、次の式により与
えられる。
【0030】OS=sin(ωLO・t) ここで、ωFI=2Π・FIであり、ωLO=2Π・F
LOである。この例においては、第1及び第2の直交モ
ジュールQM1、QM2は、第1及び第2の信号(FI
1、FI2)及び(LO1、LO2)を、それぞれ次の
ように生成するように構成されている。
【0031】FI1=sin(ωFI・t+Π) FI2=sin(ωFI・t+3Π/2) LO1=sin(ωLO・t+Π/4) LO2=sin(ωLO・t+3Π/4) そして、ミキサにより行われた乗算結果である第1及び
第2のミキサMX1、MX2の出力信号RS1、RS2
は、通常の三角関数の式を用いて、次のように記述でき
る。
【0032】RS1=(sin((ωLO−ωFI)・
t+Π/4))/2−(sin((ωLO+ωFI)・
t+Π/4))/2 RS2=(sin((ωLO+ωFI)・t+Π/
4))/2+(sin((ωLO−ωFI)・t+Π/
4))/2 これらの出力信号を再結合した後、周波数コンバータ
は、信号RSを送出する。信号RSは、第1及び第2の
ミキサMX1、MX2の出力信号RS1、RS2の和と
して表現される。よって、次の式により与えられる。
【0033】 RS=sin((ωLO−ωFI)・t+Π/4) =sin(ωRF・t+Π/4) したがって、これはωRF/2Πに等しい無線周波数の
成分だけを含んでいる。よって、本発明に係る周波数コ
ンバータは、自動的に、映像周波数の十分な排除を行
う。なぜなら、sin((ωLO+ωFI)・t)を含
む成分が、周波数コンバータの出力信号RSの中に現れ
ないからである。互いの位相から90°ずれた2つの成
分に、発振器の出力信号を分離することは、電子産業に
おける現行の技術であり、第1の直交モジュールQM1
の多くの実施形態を、先行文献の中に見つけることがで
きる。第2の直交モジュールQM2の実現、及び、第1
及び第2のミキサMX1、MX2の相互作用は、ミキサ
MX1、MX2で行われる乗算で生成されるノイズを最
小になるように減少させつつ、可能な限り最良の線形性
と可能な限り高いゲインを提供するために、最適化され
てもよい。
【0034】図2は、第2の直交モジュールと、第1及
び第2のミキサMX1、MX2の1つの実施形態を示す
回路図である。ここでは、第2の直交モジュールと第1
及び第2のミキサMX1、MX2は、同じ集積回路に組
み込まれている。この実施形態において、周波数コンバ
ータの入力信号ISは、差分電圧信号(IS+、IS
−)である。第1の直交モジュールQM1の第1及び第
2の出力信号LO1、LO2もまた、差分特性(LO1
+、LO1−)及び(LO2+、LO2−)である。
【0035】第2の直交モジュールは、トランスコンダ
クタンス・ステージTCDSを備えている。このトラン
スコンダクタンス・ステージTCDSは、入力信号(I
S+、IS−)により形成された電圧情報を、電流情報
に変換することを可能にする。このトランスコンダクタ
ンス・ステージTCDSは、トランジスタMgと直列に
接続された抵抗Rgにより構成される。トランジスタM
gの導通は、入力信号(IS+、IS−)によりコント
ロールされる。トランジスタと抵抗の結合は、電流を生
成することを意図した電流源を構成する。この電流の値
は、トランジスタのバイアス電圧の値に比例する。した
がって、本ケースでは、入力信号(IS+、IS−)の
値に比例する。より有利には、NMOS型トランジスタ
が、電圧/電流変換における可能な限り最も良好な線形
性を得るために、選択されるであろう。
【0036】第2の直交モジュールは、さらに、回路網
RCにより形成された多相フィルタ(polyphase filte
r)PLFを備えている。これは、第1及び第2の差分
電流(FI1+、FI1−)を生成することを可能にす
る。これらの差分電流は、互いに90°位相がずれてい
る。これらの差分電流は、第2の直交モジュールの第1
及び第2の出力信号を形成し、それぞれ、前記信号によ
り伝播される有益な情報を構成する周波数の入力信号
(IS+、IS−)を表現する。90°の位相シフト
は、次のような選択により得られる。
【0037】多相フィルタPLFの極RC(pole RC)
について、 Π/2=2・arctan(2Π・R・C・FI) なお、RC=1/ωFIである。
【0038】各ミキサMXi(i=1又は2)は、ギル
バート・セルを構成する2つの差分対(Ti1、Ti
2)及び(Ti3、Ti4)を備えている。これらの導
通は、第1の直交モジュールの出力信号(LOi+、L
Oi−)の1つによりコントロールされるべきである。
また、これらの対は、第2の直交モジュールの出力信号
(FIi+、FIi−)の1つにより、バイアスされる
ことを意図している。トランジスタ(Ti1、Ti3)
のコレクタは、すべて互いに接続されており、第1の出
力信号RS1を供給する第1の出力端子を構成する。ト
ランジスタ(Ti2、Ti4)のコレクタは、すべて互
いに接続されており、第2の出力信号RS2を供給する
第2の出力端子を構成する。各出力端子は、さらに、負
荷抵抗RLを介して、供給端子VCCに接続されてい
る。
【0039】本実施形態において記述された集積回路
は、周波数コンバータの入力信号ISと、ミキサMX
1、MX2との間におけるインターフェースを最小に減
少させることに、注目できる。このため、回路で生成さ
れるノイズを減少し、これにより用いられるエレメント
は、互いに直接相互に作用して、線形性の高いものを提
供する。
【0040】個々の差分対のコレクタ間の節点接続は、
上述したコンビネーション手段の一部を構成すると、見
なされる。確かに、これらは、2つのミキサMX1、M
X2の出力信号の寄与を互いに付加してする効果を有し
ている。また、映像周波数を有するあらゆる寄生成分か
ら解放された信号RS1、RS2を生成する。さらに、
無線周波数信号RSを構成するように、第1及び第2の
信号RS1、RS2の1つを選択する可能にする。しか
し、これは、6dBのゲイン・ロスをもたらすであろ
う。生成された2つの信号RS1、RS2を、高い度合
いでこのゲイン・ロスを減少できるであろう単一の信号
に、結合することは、好ましい。
【0041】図3は、この目的のために用いられるコン
ビネーション手段COMBの1つの実施形態を示す。こ
の手段は、供給端子VCCとグランドの間に直列接続さ
れて構成された第1及び第2のトランジスタT1、T2
を有している。これらのトランジスタの導通は、それぞ
れ、ミキサの第1及び第2の出力信号RS1、RS2に
より、コントロールされる。そして、周波数コンバータ
の出力信号RSは、これらトランジスタT1及びT2の
中間接続点から、得られる。第2のトランジスタT2
は、それが飽和することを回避するために、特定のバイ
アスがされている。例えば、供給電圧VCCが3Vの場
合、信号RS1、RS2のDC成分の値は、理想的に
は、1.5Vとなり、これらの信号を瞬間的な変化にお
いて可能な限り最も広いレンジで供給する。これは、出
力信号RSのDC成分の値が、1.5V−Vbe(T
1)であることを意味している。ここで、Vbe(T
1)は、第1のトランジスタT1のベース・エミッタ間
電圧であり、これは一般に0.6V程度である。よっ
て、第2のトランジスタT2のコレクタ・エミッタ間電
圧(Vce(T2))の変動範囲は、0.9Vより高く
ならない。これは、第2のトランジスタT2に、特別な
バイアスを必要とする。この目的のため、デカップリン
グ・キャパシタCdが、トランジスタT2のベースの上
流側に配置されている。また、例えば、当業者に知られ
ている技術であるベース及びエミッタ抵抗により形成さ
れたバイアス手段POLも配置されている。これによ
り、第2のトランジスタT2のベースに、上述したよう
な動作状態により定まる電位が、供給される。
【0042】図4は、本発明に係る周波数コンバータに
より行われる映像周波数の排除を示している。このコン
バータの出力信号RSは、中間周波数FIの信号と、発
振周波数FLOの信号を乗算することにより得られる。
出力信号RSは、FLO−FIに等しい無線周波数RF
の単一のメイン成分を、示している。映像周波数FLO
+FIの成分は、図中において点線で示されており、既
知のコンバータの出力信号を表している。この成分は、
本発明のおかげで、周波数コンバータ自体の内部で、抑
制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る周波数コンバータを用いた無線電
話(wireless telephony)の機能を示す部分的なブロッ
ク図である。
【図2】そのような周波数コンバータの一部の好ましい
実施形態を示す回路図である。
【図3】本発明の特定の実施形態で用いられるコンビネ
ーション手段を示す回路図である。
【図4】本発明の利点を説明する周波数の図である。
【符号の説明】
SPU シグナル・プロセッシング・ユニット VCO 発振器 QM1 第1の直交モジュール QM2 第2の直交モジュール MX1 第1のミキサ MX2 第2のミキサ COMB コンビネーション手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands (72)発明者 ジェローム、ピエール、ポール、ランガネ イ フランス国ビヨン‐レ‐ビュイソン、ルー ト、ド、ケロン、1 (72)発明者 ブノワ、フェロン フランス国カーン、リュ、デ、フレール、 ミショー、30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中間周波数の入力信号と、発振器で生成さ
    れた発振周波数の信号とを、受信し、 発振周波数と中間周波数の差分の絶対値に等しい値の無
    線周波数の出力信号を供給する、 周波数コンバータであって、 前記発振器から入力信号を受信し、互いに位相が直交
    し、且つ、周波数として発振周波数を有する第1及び第
    2の出力信号を供給する、第1の直交モジュールと、 当該周波数コンバータにおける前記入力信号を受信し、
    互いに位相が直交し、且つ、周波数として中間周波数を
    有する第1及び第2の出力信号を供給する、第2の直交
    モジュールと、 前記第1及び第2の直交モジュールの第1の出力信号の
    積で表現された出力信号を供給する、第1のミキサと、 前記第1及び第2の直交モジュールの第2の出力信号の
    積で表現された出力信号を供給する、第2のミキサと、 前記第1及び第2のミキサの出力信号を再結合する、コ
    ンビネーション手段と、 を備えることを特徴とする周波数コンバータ。
  2. 【請求項2】各ミキサは、ギルバート・セルを構成する
    2つの差分対を備えており、 その導通は、前記第1の直交モジュールの出力信号の1
    つによりコントロールされ、 これらの対は、前記第2の直交モジュールの出力信号の
    1つにより、バイアスされる、 ことを特徴とする請求項1に記載の周波数コンバータ。
  3. 【請求項3】前記第2の直交モジュールは、当該周波数
    コンバータの前記入力信号により伝播された電圧情報
    を、電流情報に変換する、トランスコンダクタンス・ス
    テージを備えている、ことを特徴とする請求項1に記載
    の周波数コンバータ。
  4. 【請求項4】前記第2の直交モジュールは、 前記入力信号により伝播された情報を表し、且つ、互い
    に位相のずれた複数の電流を、乗算する多相フィルタ
    を、 備えていることを特徴とする請求項1に記載の周波数コ
    ンバータ。
  5. 【請求項5】前記第2の直交モジュールと前記第1及び
    第2のミキサとは、同一の集積回路内に組み込まれてい
    る、ことを特徴とする請求項1に記載の周波数コンバー
    タ。
  6. 【請求項6】シグナル・プロセッシング・ユニットと、
    無線周波数信号を送信するアンテナとを有する無線電話
    装置であって、 前記シグナル・プロセッシング・ユニットからその出力
    信号を受信する、請求項1に記載の周波数コンバータ
    を、さらに備えるとともに、 前記周波数コンバータの出力信号は、無線周波数信号を
    構成する、 ことを特徴とする無線電話装置。
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