JP4765029B2 - 映像周波数を強固に排除する低ノイズ周波数コンバータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、中間周波数の入力信号と発振器で生成された発振周波数の信号とを受信し、且つ、発振周波数と中間周波数の差分の絶対値と等しい値の無線周波数(radio frequency)を有する出力信号を供給するよう構成された、周波数コンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】
そのような周波数コンバータは、RFマイクロ・デバイス・カンパニー(RF Micro-Devices Company)により製造されたRF2640回路の仕様書により、知られている。
【0003】
この回路は、差分特性(differential character)の入力信号に基づいて、非対称特性(asymmetrical character)の出力信号を生成する。この入力信号は発振器で生成されるが、これも非対称特性である。出力信号は、入力信号と、発振器からくる信号の乗算処理の結果である。そのような周波数コンバータの出力信号が、発振周波数と中間周波数との差分に等しい周波数の成分を備える場合、それは、発振周波数と中間周波数との和に等しい周波数の寄生成分(parasitic component)も、備えるであろう。ここでは、この和は映像周波数と呼ぶ。周波数コンバータの出力信号は、周波数情報を伝播し、そして、この周波数情報は無線周波数と映像周波数の間で分けられる。これに対して、この情報のレシーバは、無線周波数のみを受信するように構成されるであろう。したがって、無線周波数を有する周波数コンバータの出力信号の成分が、送信すべき有益な情報だけを含むように、寄生成分は抑制されるべきである。なぜなら、そうしないと、送信された信号は、この情報の行き先であるレシーバにとって無用となるであろうからである。これは、周波数コンバータに、フィルタリング・デバイスを加えて使用することを要求する。
【0004】
さらに、既知の周波数コンバータのゲインや線形性は、多くの用途において不十分である。また、マイクロストリップ・ラインのようなコンバータ外部のコンポーネントにより、改善しなければならない。これは、既知のコンバータの使用をさらに複雑化する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ノイズ及びゲインに関して良好なパフォーマンスを提供し、且つ、既知のコンバータよりも改善された線形性を提供しつつ、映像周波数を十分に内部的に排除することを実現可能な周波数コンバータを提供することにより、上述の欠点を改善することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、この目的のための冒頭のパラグラフで述べた周波数コンバータは、
● 発振器から信号を受信し、互いに位相が直交し、且つ、周波数として発振周波数を有する第1及び第2の出力信号を供給する、第1の直交モジュールと、
● 周波数コンバータにおける入力信号を受信し、互いに位相が直交し、且つ、周波数として中間周波数を有する第1及び第2の出力信号を供給する、第2の直交モジュールと、
● 第1及び第2の直交モジュールの第1の出力信号の積で表現された出力信号を供給する、第1のミキサと、
● 第1及び第2の直交モジュールの第2の出力信号の積で表現された出力信号を供給する、第2のミキサと、
● 前記第1及び第2のミキサの出力信号を再結合する、コンビネーション手段と、
を備えている。
【0007】
本発明の利点は、次のような例に基づけば、容易に理解されるであろう。すなわち、本発明に係る周波数コンバータの入力信号ISは、次の式により与えられる。
【0008】
IS=sin(ωFI・t)
一方、発振器VCOの出力信号OSは、次の式により与えられる。
【0009】
OS=sin(ωLO・t)
この例では、第1及び第2の直交モジュールは、それぞれ、第1及び第2の信号(FI1、FI2)及び(LO1、LO2)を生成するように配置されている。これらは、次の式により記述される。
【0010】
FI1=sin(ωFI・t+Π)
FI2=sin(ωFI・t+3Π/2)
LO1=sin(ωLO・t+Π/4)
LO2=sin(ωLO・t+3Π/4)
そして、ミキサにより行われた乗算結果である第1及び第2のミキサMX1、MX2の出力信号RS1、RS2は、通常の三角関数の式を用いて、次のように記述できる。
【0011】
RS1=(sin((ωLO−ωFI)・t+Π/4))/2
−(sin((ωLO+ωFI)・t+Π/4))/2
RS2=(sin((ωLO+ωFI)・t+Π/4))/2
+(sin((ωLO−ωFI)・t+Π/4))/2
これらの出力信号を再結合した後、周波数コンバータは、信号RSを送出する。信号RSは、第1及び第2のミキサMX1、MX2の出力信号RS1、RS2の和として表現される。よって、次の式により与えられる。
【0012】
したがって、これはωRF/2Πに等しい無線周波数の成分だけを含んでいる。よって、本発明に係る周波数コンバータは、自動的に、映像周波数の十分な排除を行う。なぜなら、sin((ωLO+ωFI)・t)を含む成分が、周波数コンバータの出力信号RSの中に現れないからである。
【0013】
本発明の1つの実施形態においては、各ミキサは、ギルバート・セルを構成する2つの差分対を備えており、その導通は、第1の直交モジュールの出力信号の1つによりコントロールされ、これらの対は、第2の直交モジュールの出力信号の1つにより、バイアスされる。
【0014】
この実施形態は、シンプルであり、テストされて信頼できるエレメントを使用する。さらに、第2の直交モジュールの出力信号によるギルバート・セルのバイアスは、周波数コンバータの入力信号とミキサとの間のインターフェースを最小に減らし、発振器で生成された信号による入力信号の乗算で生成されるノイズを制限する。
【0015】
本発明の特定の実施形態においては、第2の直交モジュールは、周波数コンバータの入力信号により伝播された電圧情報を、電流情報に変換する、トランスコンダクタンス・ステージを備えている。
【0016】
この実施形態は、入力信号が電圧により形成される場合に、第2の直交モジュールとミキサの間のインターフェースを最もシンプルにすることができる。入力信号を電圧で形成することは、現在の技術において、通常ケースである。さらに、トランスコンダクタンス・ステージの使用は、ミキサによって行われる乗算について、良好な線形性を得ることができるようにする。
【0017】
変形した実施形態においては、第2の直交モジュールは、入力信号により伝播された情報を表しており、且つ、互いに位相のずれた複数の電流の乗算をする多相フィルタを備えている。
【0018】
本発明の特に有利な実施形態においては、第2の直交モジュールと第1及び第2のミキサとは、同一の集積回路内に組み込まれている。
【0019】
上述した集積化は、種々の集積化エレメント間の接続ラインの長さを、減少させることを許容する。そして、周波数コンバータにより生成されるノイズを、最小に減少させる。
【0020】
本発明に係る周波数コンバータは、周波数変換が必要なあらゆるタイプの分野に使用されてもよく、特に、無線波信号の送信前に周波数シフトを行う分野に使用されてもよい。これらの実施形態の1つにおいて、本発明は、シグナル・プロセッシング・ユニットと、無線周波数信号を送信するアンテナとを有する無線電話装置であって、シグナル・プロセッシング・ユニットからその出力信号を受信する、上述の周波数コンバータを、さらに備えるとともに、周波数コンバータの出力信号は、無線周波数信号を構成する、ことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明は以下の記述から容易に理解されるであろうが、これは一例を示すものであり、本発明を限定するものではない。
【0022】
図1は、無線電話(wireless telehone)を模式的に示している。無線電話は、シグナル・プロセッシング・ユニットSPUと、このシグナル・プロセッシング・ユニットSPUで発生した入力信号ISを表現する無線周波数信号RSを送信するアンテナANTとを、備えている。入力信号ISは、中間周波数と呼ばれる周波数FIを有しており、その平均値は一般に180MHzとなるように選択される。入力信号ISの周波数の瞬間的な値は、この信号により伝えられる情報を構成している。この情報は、無線周波数信号RSから検索される。周波数コンバータ(QM1、QM2、MX1、MX2、COMB)は、高い平均値の無線周波数RFを、送信する信号RSの特性とするために用いられる。この高い平均値は、例えば、GSM基準によれば、835MHzである。これを達成するために、ローカル発振器VCOは用いられ、信号OSを供給する。この信号OSは、高い発振周波数FLOを有しており、上述の選択した例によれば、これは1015MHzに等しいであろう。この信号OSは、ミキサMX1、MX2で入力信号ISと掛け合わされて、RF=FLO−FIとなる。本発明に係る周波数コンバータは、その出力信号である無線周波数信号RSを導出しない。あらゆる成分は、映像周波数FLO+FIを有しており、GSM基準の例では、これは1195MHzに等しいであろう。この目的のため、周波数コンバータは以下のものを備えている。
【0023】
● 第1の直交モジュールQM1。これは、発振器VCOからの出力信号OSを受信し、互いに直交位相にある第1及び第2の出力信号LO1、LO2を供給するように構成されている。これらは共に、その周波数として、発振周波数FLOを有している。
【0024】
● 第2の直交モジュールQM2。これは、入力信号ISを受信し、互いに直交位相にある第1及び第2の出力信号FI1、FI2を供給するように構成されている。これらは共に、その周波数として、中間周波数FIを有している。
【0025】
● 第1のミキサMX1。これは、出力信号RS1を供給するように構成されている。出力信号RS1は、第1及び第2の直交モジュールQM1、QM2の第1の出力信号LO1とFI1の積で表現される。
【0026】
● 第2のミキサMX2。これは、出力信号RS2を供給するように構成されている。出力信号RS2は、第1及び第2の直交モジュールQM1、QM2の第1の出力信号LO2とFI2の積で表現される。
【0027】
● コンビネーション手段COMB。これは、第1及び第2のミキサMX1、MX2の出力信号RS1、RS2を結合する。
【0028】
本発明の利点は、次のような例に基づけば、容易に理解されるであろう。すなわち、周波数コンバータの入力信号ISは、次の式により与えられる。
【0029】
IS=sin(ωFI・t)
一方、発振器VCOの出力信号OSは、次の式により与えられる。
【0030】
OS=sin(ωLO・t)
ここで、ωFI=2Π・FIであり、ωLO=2Π・FLOである。この例においては、第1及び第2の直交モジュールQM1、QM2は、第1及び第2の信号(FI1、FI2)及び(LO1、LO2)を、それぞれ次のように生成するように構成されている。
【0031】
FI1=sin(ωFI・t+Π)
FI2=sin(ωFI・t+3Π/2)
LO1=sin(ωLO・t+Π/4)
LO2=sin(ωLO・t+3Π/4)
そして、ミキサにより行われた乗算結果である第1及び第2のミキサMX1、MX2の出力信号RS1、RS2は、通常の三角関数の式を用いて、次のように記述できる。
【0032】
RS1=(sin((ωLO−ωFI)・t+Π/4))/2
−(sin((ωLO+ωFI)・t+Π/4))/2
RS2=(sin((ωLO+ωFI)・t+Π/4))/2
+(sin((ωLO−ωFI)・t+Π/4))/2
これらの出力信号を再結合した後、周波数コンバータは、信号RSを送出する。信号RSは、第1及び第2のミキサMX1、MX2の出力信号RS1、RS2の和として表現される。よって、次の式により与えられる。
【0033】
したがって、これはωRF/2Πに等しい無線周波数の成分だけを含んでいる。よって、本発明に係る周波数コンバータは、自動的に、映像周波数の十分な排除を行う。なぜなら、sin((ωLO+ωFI)・t)を含む成分が、周波数コンバータの出力信号RSの中に現れないからである。互いの位相から90°ずれた2つの成分に、発振器の出力信号を分離することは、電子産業における現行の技術であり、第1の直交モジュールQM1の多くの実施形態を、先行文献の中に見つけることができる。第2の直交モジュールQM2の実現、及び、第1及び第2のミキサMX1、MX2の相互作用は、ミキサMX1、MX2で行われる乗算で生成されるノイズを最小になるように減少させつつ、可能な限り最良の線形性と可能な限り高いゲインを提供するために、最適化されてもよい。
【0034】
図2は、第2の直交モジュールと、第1及び第2のミキサMX1、MX2の1つの実施形態を示す回路図である。ここでは、第2の直交モジュールと第1及び第2のミキサMX1、MX2は、同じ集積回路に組み込まれている。この実施形態において、周波数コンバータの入力信号ISは、差分電圧信号(IS+、IS−)である。第1の直交モジュールQM1の第1及び第2の出力信号LO1、LO2もまた、差分特性(LO1+、LO1−)及び(LO2+、LO2−)である。
【0035】
第2の直交モジュールは、トランスコンダクタンス・ステージTCDSを備えている。このトランスコンダクタンス・ステージTCDSは、入力信号(IS+、IS−)により形成された電圧情報を、電流情報に変換することを可能にする。このトランスコンダクタンス・ステージTCDSは、トランジスタMgと直列に接続された抵抗Rgにより構成される。トランジスタMgの導通は、入力信号(IS+、IS−)によりコントロールされる。トランジスタと抵抗の結合は、電流を生成することを意図した電流源を構成する。この電流の値は、トランジスタのバイアス電圧の値に比例する。したがって、本ケースでは、入力信号(IS+、IS−)の値に比例する。より有利には、NMOS型トランジスタが、電圧/電流変換における可能な限り最も良好な線形性を得るために、選択されるであろう。
【0036】
第2の直交モジュールは、さらに、回路網RCにより形成された多相フィルタ(polyphase filter)PLFを備えている。これは、第1及び第2の差分電流(FI1+、FI1−)を生成することを可能にする。これらの差分電流は、互いに90°位相がずれている。これらの差分電流は、第2の直交モジュールの第1及び第2の出力信号を形成し、それぞれ、前記信号により伝播される有益な情報を構成する周波数の入力信号(IS+、IS−)を表現する。90°の位相シフトは、次のような選択により得られる。
【0037】
多相フィルタPLFの極RC(pole RC)について、
Π/2=2・arctan(2Π・R・C・FI)
なお、RC=1/ωFIである。
【0038】
各ミキサMXi(i=1又は2)は、ギルバート・セルを構成する2つの差分対(Ti1、Ti2)及び(Ti3、Ti4)を備えている。これらの導通は、第1の直交モジュールの出力信号(LOi+、LOi−)の1つによりコントロールされるべきである。また、これらの対は、第2の直交モジュールの出力信号(FIi+、FIi−)の1つにより、バイアスされることを意図している。トランジスタ(Ti1、Ti3)のコレクタは、すべて互いに接続されており、第1の出力信号RS1を供給する第1の出力端子を構成する。トランジスタ(Ti2、Ti4)のコレクタは、すべて互いに接続されており、第2の出力信号RS2を供給する第2の出力端子を構成する。各出力端子は、さらに、負荷抵抗RLを介して、供給端子VCCに接続されている。
【0039】
本実施形態において記述された集積回路は、周波数コンバータの入力信号ISと、ミキサMX1、MX2との間におけるインターフェースを最小に減少させることに、注目できる。このため、回路で生成されるノイズを減少し、これにより用いられるエレメントは、互いに直接相互に作用して、線形性の高いものを提供する。
【0040】
個々の差分対のコレクタ間の節点接続は、上述したコンビネーション手段の一部を構成すると、見なされる。確かに、これらは、2つのミキサMX1、MX2の出力信号の寄与を互いに付加してする効果を有している。また、映像周波数を有するあらゆる寄生成分から解放された信号RS1、RS2を生成する。さらに、無線周波数信号RSを構成するように、第1及び第2の信号RS1、RS2の1つを選択する可能にする。しかし、これは、6dBのゲイン・ロスをもたらすであろう。生成された2つの信号RS1、RS2を、高い度合いでこのゲイン・ロスを減少できるであろう単一の信号に、結合することは、好ましい。
【0041】
図3は、この目的のために用いられるコンビネーション手段COMBの1つの実施形態を示す。この手段は、供給端子VCCとグランドの間に直列接続されて構成された第1及び第2のトランジスタT1、T2を有している。これらのトランジスタの導通は、それぞれ、ミキサの第1及び第2の出力信号RS1、RS2により、コントロールされる。そして、周波数コンバータの出力信号RSは、これらトランジスタT1及びT2の中間接続点から、得られる。第2のトランジスタT2は、それが飽和することを回避するために、特定のバイアスがされている。例えば、供給電圧VCCが3Vの場合、信号RS1、RS2のDC成分の値は、理想的には、1.5Vとなり、これらの信号を瞬間的な変化において可能な限り最も広いレンジで供給する。これは、出力信号RSのDC成分の値が、1.5V−Vbe(T1)であることを意味している。ここで、Vbe(T1)は、第1のトランジスタT1のベース・エミッタ間電圧であり、これは一般に0.6V程度である。よって、第2のトランジスタT2のコレクタ・エミッタ間電圧(Vce(T2))の変動範囲は、0.9Vより高くならない。これは、第2のトランジスタT2に、特別なバイアスを必要とする。この目的のため、デカップリング・キャパシタCdが、トランジスタT2のベースの上流側に配置されている。また、例えば、当業者に知られている技術であるベース及びエミッタ抵抗により形成されたバイアス手段POLも配置されている。これにより、第2のトランジスタT2のベースに、上述したような動作状態により定まる電位が、供給される。
【0042】
図4は、本発明に係る周波数コンバータにより行われる映像周波数の排除を示している。このコンバータの出力信号RSは、中間周波数FIの信号と、発振周波数FLOの信号を乗算することにより得られる。出力信号RSは、FLO−FIに等しい無線周波数RFの単一のメイン成分を、示している。映像周波数FLO+FIの成分は、図中において点線で示されており、既知のコンバータの出力信号を表している。この成分は、本発明のおかげで、周波数コンバータ自体の内部で、抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る周波数コンバータを用いた無線電話(wireless telephony)の機能を示す部分的なブロック図である。
【図2】そのような周波数コンバータの一部の好ましい実施形態を示す回路図である。
【図3】本発明の特定の実施形態で用いられるコンビネーション手段を示す回路図である。
【図4】本発明の利点を説明する周波数の図である。
【符号の説明】
SPU シグナル・プロセッシング・ユニット
VCO 発振器
QM1 第1の直交モジュール
QM2 第2の直交モジュール
MX1 第1のミキサ
MX2 第2のミキサ
COMB コンビネーション手段
Claims (4)
- 中間周波数の入力信号と、発振器で生成された発振周波数の信号とを、受信し、
発振周波数と中間周波数の差分の絶対値に等しい値の無線周波数の出力信号を供給する、
周波数コンバータであって、
前記発振器から入力信号を受信し、互いに位相が直交し、且つ、周波数として発振周波数を有する第1及び第2の出力信号を供給する、第1の直交モジュールと、
当該周波数コンバータにおける前記入力信号を受信し、互いに位相が直交し、且つ、周波数として中間周波数を有する第1及び第2の出力信号を供給する、第2の直交モジュールと、
前記第1及び第2の直交モジュールの第1の出力信号の積で表現された出力信号を供給する、第1のミキサと、
前記第1及び第2の直交モジュールの第2の出力信号の積で表現された出力信号を供給する、第2のミキサと、
前記第1及び第2のミキサの出力信号を再結合する、コンビネーション手段と、
を備えるとともに、
前記第2の直交モジュールは、
当該周波数コンバータの前記入力信号により伝播された電圧情報を、電流情報に変換する、トランスコンダクタンス・ステージと、
RC回路により構成されており、変換された前記電流情報に基づいて、互いに位相のずれた複数の電流を、当該第2の直交モジュールの前記第1及び第2の出力信号として生成する、多相フィルタであって、前記複数の電流は前記入力信号により伝播された情報を表している、多相フィルタと、
を備える、ことを特徴とする周波数コンバータ。 - 各ミキサは、ギルバート・セルを構成する2つの差分対を備えており、
その導通は、前記第1の直交モジュールの出力信号の1つによりコントロールされ、
これらの対は、前記第2の直交モジュールの出力信号の1つにより、バイアスされる、
ことを特徴とする請求項1に記載の周波数コンバータ。 - 前記第2の直交モジュールと前記第1及び第2のミキサとは、同一の集積回路内に組み込まれている、ことを特徴とする請求項1に記載の周波数コンバータ。
- シグナル・プロセッシング・ユニットと、無線周波数信号を送信するアンテナとを有する無線電話装置であって、
前記シグナル・プロセッシング・ユニットからその出力信号を受信する、請求項1に記載の周波数コンバータを、さらに備えるとともに、
前記周波数コンバータの出力信号は、無線周波数信号を構成する、
ことを特徴とする無線電話装置。
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