JP4162588B2 - 受信装置および送信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムなどに用いられる受信装置および送信装置に関する。
無機通信システムで用いられる受信装置の一例として、ダイレクトコンバージョン受信装置が知られている。ダイレクトコンバージョン受信装置では、局部発振器の周波数と、受信信号の周波数とが同じであるため、直流オフセットが発生するという問題がある。直流オフセット対策を施した受信装置として、例えば図11に示す受信装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。図11において、1はアンテナであり、2はバンドパスフィルタ(BPF)であり、3は初段増幅器(LNA)であり、114a、114bは偶高調波ミキサであり、5a、5bはフィルタ(LPF)であり、6a、6bは可変利得増幅器(BBVGA)であり、7は復調装置であり、8は45度移相器であり、9は局部発振器である。
この文献に記載の受信装置は、図11に示すように、I信号およびQ信号を生成するための周波数変換器として、偶高調波ミキサ114a、114bを用いている。局部発振器9から出力された局部発振信号を分配し、分配された信号波と45度移相器118によって45度の位相差をもって分配された局部発振波の2倍波とを、偶高調波ミキサ114a、114bに出力し、受信信号の周波数を変換する。偶高調波ミキサ114a、114bを用いると、局部発振器の周波数と、受信信号の周波数とが異なるので、直流オフセットは発生しない。
また、直流オフセット対策を施した受信装置として、2回の周波数変換を行うものが知られている(たとえば、非特許文献1参照)。この文献に記載の受信装置は、図12に示すように、受信信号は、周波数変換器121にて、受信信号の周波数とは異なる局部発振信号を混合して、1回目の周波数変換を行う。周波数変換器124a、124bにて、この出力信号と、局部発振信号を1/4分周器8により、1/4倍の周波数に分周した信号とを混合して、2回目の周波数変換が行われ、I信号およびQ信号のベースバンド信号が出力される。この文献に記載の受信装置の場合、2回の周波数変換に用いられる局部発振信号と、1/4分周器8の出力信号とは、いずれも受信信号と異なる。このため、直流オフセットを低減することができる。
特開平8−242261号公報(特許請求の範囲、段落0069〜段落0084) 「A 5−GHz CMOS Transceiver for IEEE 802.11a Wireless LAN Systems」,IEEE JSSC, DECEMBER 2002, VOL37, No.12,pp.1688−1694
しかしながら、特許文献1に記載の受信装置は、以下のような問題がある。特許文献1に記載の構成では、偶高調波ミキサを用いるため、45度移相器を必要とする。45度移相器の設計は、一般に非常に複雑である。また、45度移相器の出力信号は、受信信号周波数の半分の周波数に設定する。このため、45度移相器に供給する局部発振信号の周波数は、45度移相器の出力周波数の4倍の周波数、すなわち受信信号周波数の2倍の周波数が必要である。例えば、IEEE802.11a規格による無線LANトランシーバ受信装置の場合、受信信号の周波数帯は、5.2GHz帯であるので、局部発振信号の周波数は10.4GHz帯となり、非常に高い発振周波数が必要となる。高い周波数帯で使用する必要があるため、局部発振器の設計が、難しくなるという問題がある。
一方、非特許文献1に記載の構成では、2段の周波数変換器を用いて、受信信号を周波数変換して、I信号およびQ信号のベースバンド信号を出力する。したがって、上記特許文献1に記載の受信装置のように、偶高調波ミキサを用いない。このため、非特許文献1に記載の構成では、45度移相器は必要とされず、90度移相を分配することができる1/4分周器を用いれば足りる。局部発振器から出力された局部発振信号は、1段目の周波数変換器に供給されるとともに、1/4分周器に供給される。1/4分周器からの出力信号が2段目の周波数変換器に供給される。このため、局部発振器で生成する局部発振信号は、受信信号周波数の4/5倍の周波数で足りる。IEEE802.11a規格による無線LANトランシーバ受信装置の場合、局部発振信号は4.16GHz帯(=5.2GHz×4/5)でよく、局部発信器の設計が容易である。しかし、この文献に記載の受信装置には、3個のギルバートセルミキサと呼ばれる周波数変換器が用いられている。このため、1つの偶高調波ミキサでよい特許文献1に記載の受信装置に比べ、周波数変換器における消費電力が多くなるという問題がある。
また、上記非特許文献1の構成において、1段目、2段目の周波数変換器は、ギルバートセルミキサと呼ばれる周波数変換器で構成されているので、少なくとも6個のトランジスタで構成されている。従って、各々のトランジスタにて発生されるノイズ成分は、2回の周波数変換により増幅回路が2回分と、スイッチ回路が2回分で、トランジスタ12個分にて発生することになる。さらに増幅回路は差動で構成されるため、シングルで構成される増幅回路に比べてノイズ発生量は倍になる。このため、高い利得を要する増幅回路を用いて、全体の雑音指数(NF)を抑えることは、周波数変換器に流す電流を増やすことにつながり、ただでさえ、ギルバートセルミキサが3つもあるために電流を多く流し、低消費電力化に貢献できない。
一方、上記の周波数変換器を送信装置に用いても、同様の問題を生ずる。上記非特許文献1の構成は、周波数変換器としてギルバートセルミキサを2段つなげて使用する構成のため、出力負荷による電流―電圧変換のために1段目の周波数変換器の出力が劣化する問題がある。また、複数のギルバートセルミキサを使用することは電流を多く消費するため、低消費電力化に貢献できない。
すなわち、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的は、直流オフセットの低減対策を施した受信器、および周波数変換に必要な周辺機器の設計が容易であり、かつ低省電力化を実現できる受信装置および送信装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の受信装置は、局部発振信号を発生する局部発振器と、前記局部発振器から供給される局部発振信号を、お互いが概略90度の位相差であり、お互いが概略同振幅であり、かつ前記局部発振信号の概略1/4の周波数である2つの出力信号に分周する分周器と、前記分周器からの2つの出力信号と、前記局部発振信号とを用いて、受信信号を周波数変換する周波数変換器と、を有する。
前記周波数変換器は、前記受信信号と前記局部発振信号を混合して第1の周波数変換を行う第1のスイッチ回路と、前記第1のスイッチ回路の出力信号と前記分周器からの出力信号の1つを混合して第2の周波数変換を行う第2のスイッチ回路と、上記第1のスイッチ回路の出力信号と前記分周器からの出力信号の他の1つを混合して第2の周波数変換を行う第3のスイッチ回路と、を有し、上記第1のスイッチ回路の出力端子は、上記第2のスイッチ回路及び上記第3のスイッチ回路の各入力端子にそれぞれ接続されていることとしてもよい。
前記受信装置において、前記第3の周波数変換器は、前期受信信号と前記を混合して第1の周波数変換を行う第1のスイッチ回路と、前記第1のスイッチ回路の出力信号と前記分周器からの出力信号の1つを混合して第2の周波数変換を行う第2のスイッチ回路と、上記第1のスイッチ回路の出力信号と前記分周器からの出力信号の他の1つを混合して第2の周波数変換を行う第3のスイッチ回路と、を有し、上記第1のスイッチ回路の出力端子は、上記第2のスイッチ回路及び上記第3のスイッチ回路の各入力端子にそれぞれ接続されていることとしてもよい。
この構成によれば、第1の周波数変換の際に、負荷となるインダクタが必要ないため、周波数変換器の線形性が劣化しない。
前記受信装置において、前記周波数変換器は、前記受信信号と前記局部発振信号を混合して第1の周波数変換を行う第1のスイッチ回路と、前記第1のスイッチ回路の出力信号と前記分周器からの出力信号の1つを混合して第2の周波数変換を行う第2のスイッチ回路と、上記第1のスイッチ回路の出力信号と前記分周器からの出力信号の他の1つを混合して第2の周波数変換を行う第3のスイッチ回路と、を有し、前記第1のスイッチ回路の出力信号が、第2のスイッチ回路および第3のスイッチ回路へ、それぞれ電流信号で伝達されることとしてもよい。
この構成によれば、第1のスイッチ回路の出力端子を、第2のスイッチ回路および第3のスイッチ回路へ、それぞれ電流回路で伝達する構成とすることにより、ギルバートセルミキサを用いた従来例の場合の増幅段トランジスタが存在しない構成となる。そのため、従来例に比べて、ノイズの発生量が増幅段トランジスタで発生するノイズの分だけ減少する。また、増幅段トランジスタで発生する信号歪み成分がなくなるため、線形性のよい信号を伝達することができる。
前記受信装置において、前記受信信号の周波数は、前記局部発振信号の周波数と前記分周器からの出力信号の周波数とは、異なることとしてもよい。この構成により、ベースバンドI、Q信号の供給が可能になる。
本発明の送信装置は、変調回路において変調出力される中間周波数を無線周波数に周波数変換して、送信する送信装置であって、局部発振信号を発生する局部発振器と、前記局部発振器から供給される局部発振信号を、2つの出力信号に分周する分周器と、前記局部発振器から供給される局部発振信号を、2つの信号として出力するポリフェーズフィルタと、前記分周器からの1つの出力信号と、前記ポリフェーズフィルタの出力信号の1つとを用いて、ベースバンドI信号を周波数変換する第1の周波数変換器と、前記分周器からの他の1つの出力信号と、前記ポリフェーズフィルタの出力信号の他の1つとを用いて、ベースバンドQ信号を周波数変換する第2の周波数変換器と、有し、前記第1の周波数変換器の出力と、前記第2の周波数変換器の出力とをたし合わせて出力し、前記分周器は、お互いが概略90度の位相差であり、お互いが概略同振幅であり、かつ前記局部発振信号の概略1/4の周波数の2つの出力信号に分周し、前記ポリフェーズフィルタは、お互いが概略90度の位相差であり、お互いが概略同振幅であり、かつ前記局部発振信号の概略同周波数の2つの出力信号として、前記第1の周波数変換器及び前記第2の周波数変換器に給電することを特徴とする。
この構成によれば、第1の周波数変換の際に、負荷となるインダクタが必要ないため、1段目の周波数変換器から2段目の周波数変換器への信号の供給が電流信号となるため、線形性良く信号の受け渡しが可能になる。また、周波数変換器を積み上げた形になるため、消費電力を抑えることができる。また、ポリフェーズフィルタを用いたことで、局部発信信号と、分周器の出力による影像周波数を抑圧することができる。
本発明の送信装置は、変調回路において変調出力される中間周波数を無線周波数に周波数変換して、送信する送信装置であって、局部発振信号を発生する局部発振器と、前記局部発振器から供給される局部発振信号を2つの出力信号に分周する分周器と、前記分周器からの1つの出力信号と、前記局部発振信号とを混合して、周波数変換する第3の周波数変換器と、前記分周器からの他の1つの出力信号と、前記局部発振信号とを混合して、周波数変換する第4の周波数変換器と、前記第3の周波数変換器の出力信号と、ベースバンドI信号とを混合して、周波数変換する第5の周波数変換器と、前記第4の周波数変換器の出力信号と、ベースバンドQ信号とを混合して、周波数変換する第6の周波数変換器と、を有し、前記第の周波数変換器の出力と、前記第の周波数変換器の出力とをたし合わせて出力し、前記分周器は、お互いが概略90度の位相差であり、お互いが概略同振幅であり、かつ前記局部発振信号の概略1/4の周波数の2つの出力信号に分周するすることとしてもよい。
この構成によれば、第1の周波数変換の際に、負荷となるインダクタが必要ないため、1段目の周波数変換器から2段目の周波数変換器への信号の供給が電流信号となるため、線形性良く信号の受け渡しが可能になる。また、周波数変換器を積み上げた形になるため、消費電力を抑えることができる。
本発明の受信装置は、受信信号の周波数変換を、受信信号の周波数とは異なる周波数を用いて行う。この結果、直流オフセットを低減することができる。また、周波数変換に用いる信号は、設計の容易な局部発振器と分周器とを用いる。この結果、簡単な設計で、受信装置を得ることができる。
また、本発明の受信装置および送信装置は、第1のスイッチ回路の出力端子を、第2のスイッチ回路の入力端子に接続するようにしたので、ギルバートセルミキサを用いた従来例の場合の増幅段トランジスタが存在しない構成となる。そのため、従来例に比べて、ノイズの発生量が増幅段トランジスタで発生するノイズの分だけ減少する。また、増幅段トランジスタで発生する信号歪み成分がなくなるため、線形性のよい信号を伝達することができる。
さらに、本発明の受信装置および送信装置は、第1のスイッチ回路の出力信号が、第2のスイッチ回路および第3のスイッチ回路へ、それぞれ電流信号で伝達されるように構成したので、ギルバートセルミキサを用いた従来例の場合の増幅段トランジスタが存在しない構成となる。そのため、従来例に比べて、ノイズの発生量が増幅段トランジスタで発生するノイズの分だけ減少する。また、増幅段トランジスタで発生する信号歪み成分がなくなるため、線形性のよい信号を伝達することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、これらによって限定されるものではない。
[受信装置]
参考の形態1
[全体構成]
図1は、参考の形態1明の受信装置の全体構成を示すブロック図である。図1において、1はアンテナであり、2はバンドパスフィルタ(BPF)であり、3は初段増幅器(LNA)であり、4a、4bは第1及び第2の周波数変換器であり、5a、5bはフィルタ(LPF)であり、6a、6bは可変利得増幅器(BBVGA)であり、7は復調装置であり、8は1/4分周器であり、9は局部発振器である。アンテナ1から受信した信号は、受信信号(RF信号)として受信信号帯のみを通すBPF2を通して、RF信号を増幅する低雑音のLNA3に入力され、増幅される。
LNA3から出力された信号は、周波数変換器4a、4bに入力され、それぞれ局部発振信号(LO1)と分周器からの出力信号(LO2a、LO2b)にて周波数変換するとともに、ベースバンドI信号およびベースバンドQ信号に直交変換される。周波数変換器4a、4bから出力された信号は、LPF5a、5bで不要な周波数が除去され、BBVGA6a、6bに出力される。BBVGA6a、6bでは、ベースバンドI信号およびベースバンドQ信号が増幅され、増幅されたベースバンドI信号およびベースバンドQ信号は、復調回路7にて、復調される。1/4分周器8は、局部発振器9から供給される局部発振信号を、お互いが概略同90度の位相差で、概略同振幅で、かつ局部発振信号の概略4分の1の周波数の2つの信号に分周する。
なお、図1の例では、LNA3は初段増幅器であるが、初段増幅器に代えて可変増幅器を用いてもよい。また、LNA3とBPF3とは、位置を入れ替えてもよい。

局部発振器9から供給される局部発振信号は、IEEE802.11a規格による無線LANトランシーバ受信装置の場合、受信信号の周波数帯は、5.2GHz帯であるので、その4/5倍の周波数である4.16GHz帯であるか、その4/3倍の周波数である約6.93GHz帯であればよい。このように、本発明の受信装置においては、局部発振器9から供給される局部発振信号は、受信信号の周波数の4/5倍の周波数にするか4/3倍の周波数にすればよいので、局部発振器の設計が容易である。
1/4分周器8は、局部発振器9から供給される局部発振信号(LO1)を、お互いが概略同90度の位相差で、概略同振幅で、かつ局部発振信号の概略4分の1の周波数の信号(LO2a、LO2b)として出力して、第1及び第2の周波数変換器4a、4bに給電する。
以下に、本発明を特徴の一つである周波数変換器について説明する。
[周波数変換器]
図2は、本実施の形態1にかかる周波数変換器の構成を示す回路図である。周波数変換器は、RF信号と局部発振信号(LO1)を混合して第1の周波数変換を行う第1のスイッチ回路11と、第1のスイッチ回路11の出力信号と分周器からの出力信号(LO2aあるいはLO2b)を混合して第2の周波数変換を行う第2のスイッチ回路2と、負荷13と、増幅回路14とを有する。
第1及び第2のスイッチ回路11、12は、いずれもダブルバランス入出力構成のスイッチ回路であり、エミッタが共通に接続された第1及び第2のバイポーラトランジスタM1,M2からなるトランジスタ差動対と、エミッタが共通に接続された第3及び第4のバイポーラトランジスタM3,M4からなるトランジスタ差動対とを有する。第1のトランジスタM1のエミッタと第2のトランジスタM2のエミッタの接続点は、差動の入力端子の一方の入力端子P1を構成し、第3のトランジスタM3のエミッタと第4のトランジスタM4のエミッタの接続点は、差動の入力端子の他方の入力端子P2を構成する。第1のバイポーラトランジスタM1のコレクタと、第3のバイポーラトランジスタM3のコレクタは共通に接続され、この接続点が差動の出力端子の一方の出力端子P3を構成し、また、第2のバイポーラトランジスタM2のコレクタと、第4のバイポーラトランジスタM4のコレクタは共通に接続され、この接続点が差動の出力端子の他方の出力端子P4を構成する。
第1のスイッチ回路11において、第1及び第4のトランジスタM1,M4のベースには局部発振器からの正相の第1のローカル信号LO1(+)が印加され、第2及び第3のトランジスタM2,M3のベースには逆相の第1のローカル信号LO1(−)が印加される。この第1のローカル信号LO1の周波数は、第1の信号RFの周波数の4/5倍(または4/3倍)とされている。これにより、第1のスイッチ回路1は、RF信号とLO1との周波数混合にて、中間周波数信号(IF信号)としてRF信号の1/5倍(または1/3倍)の周波数帯を出力する。
ここで、注目すべきは、第1のスイッチ回路11の出力端子P3は、第2のスイッチ回路12の入力端子P1に接続され、第1のスイッチ回路1の出力端子P4は、第2のスイッチ回路12の入力端子P2に接続されており、そのため、中間周波数信号IFは電流信号で第2のスイッチ回路12に伝達されように構成されていることである。これにより、ギルバートセルミキサを用いた従来例のように、第1の周波数変換された出力信号を電圧変換して電圧信号で第2の周波数変換器に伝達する場合に比べて、ノイズ成分の発生を格段に抑制することができるとともに、線形性のよい信号を伝達することが可能となる。なぜなら、第1のスイッチ回路11の出力を、電流信号で第2のスイッチ回路12に伝達する構成により、第1のスイッチ回路11と第2のスイッチ回路12との間に、ギルバートセルミキサを用いた従来例における増幅段トランジスタが存在しないことになる。そのため、ギルバートセルミキサを用いた従来例に比べて、増幅段トランジスタで発生するノイズがなくなり、また、増幅段トランジスタでの信号歪み成分がなくなり、線形性のよい信号を伝達することができることになる。さらに、第1のスイッチ回路11と第2のスイッチ回路12とに流す電流が同一であるため、ギルバートセルミキサに比べて低消費電力化につながる。
また、第2のスイッチ回路12における、第1及び第4のトランジスタM1,M4のベースには1/4分周器8からの正相ローカル信号LO2a(またはLO2b)(+)が印加され、第2及び第4のトランジスタM2,M3のベースには逆相ローカル信号LO2a(またはLO2b)(−)が印加される。ローカル信号LO2a(またはLO2b)は、LO1の1/4倍の周波数であるため、IFと同じ周波数であり、周波数変換により、ベースバンドI信号またはベースバンドQ信号を出力する。
なお、第2のスイッチ回路12の出力端子には、出力負荷13が接続されており、そのため、第2のスイッチ回路12の出力信号は電圧信号に変換されて、I信号またはQ信号のベースバンド(BB)として出力される。ここで、出力負荷13は、抵抗、インダクタ等で構成される。さらには、図3に示すように、電流源16を付加し、フィードバックアンプ15で電圧変換し、I信号またはQ信号のベースバンド(BB)を出力してもよい。図3は、本実施の形態1の受信装置にかかる周波数変換器の他の構成を示す回路図である。
また、実施の形態1においては、第1のスイッチ回路11の入力端子には増幅回路14の出力端子が接続されている。この増幅回路14は、エミッタ接地の差動対トランジスタであって、それぞれのトランジスタのコレクタを第1のスイッチ回路11の入力端子P1,P2に接続することで、本実施の形態の周波数変換器は利得を得ることが可能となっている。
上記した構成は、RFとLO1、LO2a(またはLO2b)の周波数が異なるため、RF側に、上記LO1、LO2a(またはLO2b)が漏洩しても、DCオフセットの発生を抑えることができる。このため、受信感度の劣化を抑えることができる。さらに、第1のスイッチ回路11と第2のスイッチ回路12とを積み上げた構成であるため、低消費電力化にもなる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態にかかる受信装置の全体構成を示すブロック図である。図4において、1はアンテナであり、2はバンドパスフィルタ(BPF)であり、3は初段増幅器(LNA)であり、4は周波数変換器であり、5a、5bはフィルタ(LPF)であり、6a、6bは可変利得増幅器(BBVGA)であり、7は復調装置であり、8は1/4分周器であり、9は局部発振器である。アンテナ1から受信した信号は、受信信号(RF信号)として受信信号帯のみを通すBPF2を通して、RF信号を増幅する低雑音のLNA3に入力され、増幅される。
LNA3から出力された信号は、周波数変換器4に入力され、それぞれ局部発振信号(LO1)と分周器からの出力信号(LO2a、LO2b)にて周波数変換するとともに、ベースバンドI信号およびベースバンドQ信号に直交変換される。周波数変換器4から出力された信号は、LPF5a、5bで不要な周波数が除去され、BBVGA6a、6bに出力される。BBVGA6a、6bでは、ベースバンドI信号およびベースバンドQ信号が増幅され、増幅されたベースバンドI信号およびベースバンドQ信号は、復調回路7にて、復調される。1/4分周器8は、局部発振器9から供給される局部発振信号を、お互いが概略同90度の位相差で、概略同振幅で、かつ局部発振信号の概略4分の1の周波数の2つの信号(LO2a、LO2b)に分周する。
なお、図4の例では、LNA3は初段増幅器であるが、初段増幅器に代えて可変増幅器を用いてもよい。また、LNA3とBPF3とは、位置を入れ替えてもよい。

局部発振器9から供給される局部発振信号は、IEEE802.11a規格による無線LANトランシーバ受信装置の場合、受信信号の周波数帯は、5.2GHz帯であるので、その4/5倍の周波数である4.16GHz帯であるか、その4/3倍の周波数である約6.93GHz帯であればよい。このように、本発明の受信装置においては、局部発振器9から供給される局部発振信号は、受信信号の周波数の4/5倍の周波数にするか4/3倍の周波数にすればよいので、局部発振器の設計が容易である。
1/4分周器8は、局部発振器9から供給される局部発振信号(LO1)を、お互いが概略同90度の位相差で、概略同振幅で、かつ局部発振信号の概略4分の1の周波数の信号(LO2a、LO2b)として出力して、周波数変換器4に給電する。
以下に、本発明を特徴の一つである周波数変換器について説明する。
[周波数変換器]
図5は本発明の実施形態2に係る周波数変換器の一の構成を示す回路図である。周波数変換器4は、RF信号とLO1信号を混合して第1の周波数変換を行う第1のスイッチ回路41と、第1のスイッチ回路41の出力信号とLO2a信号を混合して第2の周波数変換を行う第2のスイッチ回路42と、第1のスイッチ回路41の出力信号とLO2b信号を混合して第2の周波数変換を行う第3のスイッチ回路43と、負荷44と、増幅回路45とを有する。
第1〜第3のスイッチ回路41、42、43は、いずれもダブルバランス入出力構成のスイッチ回路であり、エミッタが共通に接続された第1及び第2のバイポーラトランジスタM1,M2からなるトランジスタ差動対と、エミッタが共通に接続された第3及び第4のバイポーラトランジスタM3,M4からなるトランジスタ差動対とを有する。第1のトランジスタM1のエミッタと第2のトランジスタM2のエミッタの接続点は、差動の入力端子の一方の入力端子P1を構成し、第3のトランジスタM3のエミッタと第4のトランジスタM4のエミッタの接続点は、差動の入力端子の他方の入力端子P2を構成する。第1のバイポーラトランジスタM1のコレクタと、第3のバイポーラトランジスタM3のコレクタは共通に接続され、この接続点が差動の出力端子の一方の出力端子P3を構成し、また、第2のバイポーラトランジスタM2のコレクタと、第4のバイポーラトランジスタM4のコレクタは共通に接続され、この接続点が差動の出力端子の他方の出力端子P4を構成する。
第1のスイッチ回路41において、第1及び第4のトランジスタM1,M4のベースには局部発振器からの正相の第1のローカル信号LO1(+)が印加され、第2及び第4のトランジスタM2,M3のベースには逆相の第1のローカル信号LO1(−)が印加される。この第1のローカル信号LO1の周波数は、第1の信号RFの周波数の4/5倍(またhあ4/3倍)とされている。これにより、第1のスイッチ回路41は、RF信号とLO1信号の周波数混合にて、中間周波数信号(IF)としてRFの1/5倍(または1/3倍)の周波数帯を出力する。
ここで、注目すべきは、第1のスイッチ回路41の出力端子P3は、第2のスイッチ回路42、及び第3のスイッチ回路43の各入力端子P1に接続され、第1のスイッチ回路41の出力端子P4は、第2のスイッチ回路42、及び第3のスイッチ回路43の各入力端子P2に接続されており、そのため、中間周波数信号IFは電流信号で第2のスイッチ回路42、及び第3のスイッチ回路43に伝達されように構成されていることである。これにより、ギルバートセルミキサを用いた従来例のように、第1の周波数変換された出力信号を電圧変換して電圧信号で第2の周波数変換器に伝達する場合に比べて、ノイズ成分の発生を格段に抑制することができるとともに、線形性のよい信号を伝達することが可能となる。なぜなら、第1のスイッチ回路41の出力を、電流信号で第2のスイッチ回路42、及び第3のスイッチ回路43に伝達する構成により、第1のスイッチ回路41と第2のスイッチ回路42との間、並びに、第1のスイッチ回路41と第3のスイッチ回路43との間に、ギルバートセルミキサを用いた従来例における増幅段トランジスタが存在しないことになる。そのため、ギルバートセルミキサを用いた従来例に比べて、増幅段トランジスタで発生するノイズがなくなり、また、増幅段トランジスタでの信号歪み成分がなくなり、線形性のよい信号を伝達することができることになる。
また、第2のスイッチ回路42における、第1及び第4のトランジスタM1,M4のベースには局部発振器からの正相ローカル信号LO2a(+)が印加され、第2及び第3のトランジスタM2,M3のベースには逆相ローカル信号LO2a(−)が印加される。LO2aは、LO1の1/4倍の周波数であるため、IFと同じ周波数帯であり、周波数変換により、Iベースバンド信号を出力する。
また、第3のスイッチ回路3における、第1及び第4のトランジスタM1,M4のベースには局部発振器からの正相ローカル信号LO2b(+)が印加され、第2及び第3のトランジスタM2,M3のベースには逆相ローカル信号LO2b(−)が印加される。LO2bは、LO1の1/4倍の周波数であるため、IFと同じ周波数帯であり、周波数変換により、Qベースバンド信号を出力する。
なお、第2のスイッチ回路42及び第3のスイッチ回路43の出力端子には、出力負荷44が接続されており、そのため、第2のスイッチ回路42の出力信号及び第3のスイッチ回路43は電圧信号に変換されて、I信号またはQ信号のベースバンド(BB)として出力される。ここで、出力負荷44は、抵抗、インダクタ等で構成される。さらには、図6に示すように、電流源46を付加し、フィードバックアンプ47で電圧変換し、I信号またはQ信号のベースバンド(BB)を出力してもよい。図6は本発明の実施形態2に係る周波数変換器の他の構成を示す回路図である。
また、実施の形態2においては、第1のスイッチ回路41の入力端子には増幅回路45の出力端子が接続されている。この増幅回路45は、エミッタ接地の差動対トランジスタであって、それぞれのトランジスタのコレクタを第1のスイッチ回路41の入力端子P1,P2に接続することで、本実施の形態の周波数変換器は利得を得ることが可能となっている。
上記した構成は、RFとLO1、LO2a(またはLO2b)の周波数が異なるため、RF側に、上記LO1、LO2a(またはLO2b)が漏洩しても、DCオフセットの発生を抑えることができる。このため、受信感度の劣化を抑えることができる。さらに、第1のスイッチ回路41と第2のスイッチ回路42と、または第1のスイッチ回路41と第3のスイッチ回路43とを積み上げた構成であるため、低消費電力化にもなる。
[送信装置]
(実施の形態3)
[全体構成]
図7は、本発明の送信装置の全体構成を示すブロック図である。図7において、1はアンテナであり、8は1/4分周器であり、9は局部発振器であり、70はポリフェーズフィルタ(PPF)であり、71は変調装置であり、72a、72bは可変利得増幅器(BBVGA)であり、73a、73bはフィルタ(LPF)であり、74は第1の周波数変換器であり、75はパワーアンプ(PA)である。音源より出力された信号は、変調装置71により、ベースバンドI信号、Q信号として変調出力され、それぞれの信号は、ベースバンドI信号、Q信号を増幅するBBVGA72a、72bに入力され、増幅される。
BBVGA72a、72bから出力されたベースバンドI信号、Q信号は、LPF73a、73bで不要な周波数が除去され、第1の周波数変換器74に出力される。周波数変換器74には、局部発振器9から供給される局部発振信号を、お互いが概略同90度の位相差で、概略同振幅で、かつ局部発振信号の概略同周波数で給電するPPF70からの2つの信号と、1/4分周器8にて分周された局部発振信号の概略4分の1の周波数の2つの信号が供給される。第1の周波数変換器74では、PPF70から供給される信号と、1/4分周器8から供給される信号とを用いて、ベースバンドI信号、Q信号を直交変換し、送信周波数帯の信号に周波数変換して、出力する。第4の周波数変換器74から出力されたPF信号は、PA75にて所望の送信出力レベルに対応して電力増幅し、アンテナ1から送信信号を出力する。
PPF70は、局部発振器9から供給される局部発振信号を、お互いが概略同90度の位相差で、概略同振幅で、かつ局部発振信号の概略同周波数の信号(LO1a、LO1b)として出力して、周波数変換器74に給電する。1/4分周器8は、局部発振器9から供給される局部発振信号を、お互いが概略同90度の位相差で、概略同振幅で、かつ局部発振信号の概略4分の1の周波数の信号(LO2a、LO2b)として出力して、周波数変換器74に給電する。
以下に、本発明を特徴の一つである周波数変換器について説明する。
[周波数変換器]
図8は、本実施の形態3にかかる周波数変換器の構成を示す回路図である。この実施の形態では、第1の周波数変換を行う第1のスイッチ回路81と第2の周波数変換を行う第3のスイッチ回路83とを組み合わせたものが第1の周波数変換器を構成し、第1の周波数変換を行う第2のスイッチ回路82と第2の周波数変換を行う第4のスイッチ回路84とを組み合わせたものが第2の周波数変換器を構成する。第4と第5の周波数変換器は、ベースバンドI信号あるいはバースバンドQ信号とPPF70からの出力信号(LO1aあるいはLO1b)を混合して第1の周波数変換を行う第1のスイッチ回路81、82と、第1のスイッチ回路81、82の出力信号と分周器からの出力信号(LO2aあるいはLO2b)を混合して第2の周波数変換を行う第2のスイッチ回路83、84と、出力負荷85と、増幅回路86、87とを有する。

第1〜第4のスイッチ回路81〜84は、いずれもダブルバランス入出力構成のスイッチ回路であり、エミッタが共通に接続された第1及び第2のバイポーラトランジスタM1,M2からなるトランジスタ差動対と、エミッタが共通に接続された第3及び第4のバイポーラトランジスタM3,M4からなるトランジスタ差動対とを有する。第1のトランジスタM1のエミッタと第2のトランジスタM2のエミッタの接続点は、差動の入力端子の一方の入力端子P1を構成し、第3のトランジスタM3のエミッタと第4のトランジスタM2のエミッタの接続点は、差動の入力端子の他方の入力端子P2を構成する。第1のバイポーラトランジスタM1のコレクタと、第3のバイポーラトランジスタM3のコレクタは共通に接続され、この接続点が差動の出力端子の一方の出力端子P3を構成し、また、第2のバイポーラトランジスタM2のコレクタと、第4のバイポーラトランジスタM4のコレクタは共通に接続され、この接続点が差動の出力端子の他方の出力端子P4を構成する。
第1のスイッチ回路81において、第1及び第4のトランジスタM1,M4のベースには局部発振器からの正相の第1のローカル信号LO1a(+)が印加され、第2及び第3のトランジスタM2,M3のベースには逆相の第1のローカル信号LO1a(−)が印加される。また、第2のスイッチ回路82において、第1及び第4のトランジスタM1,M4のベースには局部発振器からの正相の第1のローカル信号LO1b(+)が印加され、第2及び第3のトランジスタM2,M3のベースには逆相の第1のローカル信号LO1b(−)が印加される。
さらに、第3のスイッチ回路83において、第1及び第4のトランジスタM1,M4のベースにはPPFからの正相の第2のローカル信号LO2a(+)が印加され、第2及び第3のトランジスタM2,M3のベースには逆相の第2のローカル信号LO2a(−)が印加される。また、第4のスイッチ回路82において、第1及び第4のトランジスタM1,M4のベースには局部発振器からの正相の第2のローカル信号LO2b(+)が印加され、第2及び第3のトランジスタM2,M3のベースには逆相の第1のローカル信号LO2b(−)が印加される。
ここで、注目すべきは、第1のスイッチ回路81の出力端子P3は、第3のスイッチ回路83の入力端子P1に接続され、第1のスイッチ回路81の出力端子P4は、第3のスイッチ回路83の入力端子P2に接続されている。また、第2のスイッチ回路82の出力端子P3は、第4のスイッチ回路84の入力端子P1に接続され、第2のスイッチ回路82の出力端子P4は、第4のスイッチ回路84の入力端子P2に接続されている。このように、第1のスイッチ回路81あるいは第2のスイッチ回路82が、第3のスイッチ回路83あるいは第4のスイッチ回路84に、直接接続されているので、ギルバートセルミキサを用いた従来例における増幅段トランジスタが存在しないことになる。そのため、ギルバートセルミキサを用いた従来例に比べて、増幅段トランジスタで発生するノイズがなくなり、また、増幅段トランジスタでの信号歪み成分がなくなり、利得に優れる信号を伝達することができる。さらに、ポリフェーズフィルタを用いたことで、局部発信信号と、分周器の出力による影像周波数を抑圧することができる。
さらに、第3のスイッチ回路83と第4のスイッチ回路84の出力の正相同士と逆相同士とを接続し、さらに出力負荷13が接続される。この出力負荷85により、第3のスイッチ回路83と第4のスイッチ回路84の出力の出力信号は電圧信号に変換されて、PA75に入力され、アンテナ1から、送信信号として出力される。ここで、出力負荷85は、抵抗、インダクタ等で構成される。
本実施の形態において、PPFの出力信号(LO1a、LO1b)と、1/4分周器8の出力信号(LO2a、LO2b)を逆にして、周波数変換を行ってもよい。具体的には、第1のスイッチ回路81において、第1及び第4のトランジスタM1,M4のベースには局部発振器からの正相の第1のローカル信号LO2a(+)が印加され、第2及び第3のトランジスタM2,M3のベースには逆相の第1のローカル信号LO2a(−)が印加される。また、第2のスイッチ回路82において、第1及び第4のトランジスタM1,M4のベースには局部発振器からの正相の第1のローカル信号LO2b(+)が印加され、第2及び第3のトランジスタM2,M3のベースには逆相の第1のローカル信号LO2b(−)が印加される。また、第3のスイッチ回路83において、第1及び第4のトランジスタM1,M4のベースにはPPFからの正相の第2のローカル信号LO1a(+)が印加され、第2及び第3のトランジスタM2,M3のベースには逆相の第2のローカル信号LO1a(−)が印加される。また、第4のスイッチ回路82において、第1及び第4のトランジスタM1,M4のベースには局部発振器からの正相の第2のローカル信号LO1b(+)が印加され、第2及び第3のトランジスタM2,M3のベースには逆相の第1のローカル信号LO1b(−)が印加される。
(実施の形態4)
[全体構成]
図9は、本発明の送信装置の全体構成を示すブロック図である。図9において、1はアンテナであり、8は1/4分周器であり、9は局部発振器であり、71は変調装置であり、72a、72bは可変利得増幅器(BBVGA)であり、73a、73bはフィルタ(LPF)であり、75はパワーアンプ(PA)でり、91a、91bは第3及び第4の周波数変換器であり、92a、92bは第5及び第6の周波数変換器である。音源より出力された信号は、変調装置71により、ベースバンドI信号、Q信号として変調出力され、それぞれの信号は、ベースバンドI信号、Q信号を増幅するBBVGA72a、72bに入力され、増幅される。
BBVGA72a、72bから出力されたベースバンドI信号、Q信号は、LPF73a、73bで不要な周波数が除去され、第5及び第6の周波数変換器92a、92bに出力される。第5及び第6の周波数変換器92a、92bには、第3及び第4の周波数変換器91a、91bからの出力信号が供給される。第3及び第4の周波数変換器91a、91bでは、局部発振器9から供給される局部発振信号と、1/4分周器8にて分周された局部発振信号をお互いが概略同90度の位相差で、概略同振幅で、かつ局部発振信号の概略4分の1の周波数の2つの信号のぞれぞれとを混合して、出力する。第5及び第6の周波数変換器92a、92bでは、PPF70から供給される信号と、第3及び第4の周波数変換器91a、91bから供給される信号とを用いて、ベースバンドI信号、Q信号を直交変換し、送信周波数帯の信号に周波数変換して、出力する。周波数変換器74から出力されたPF信号は、PA75にて所望の送信出力レベルに対応して電力増幅し、アンテナ1から送信信号を出力する。
1/4分周器8は、局部発振器9から供給される局部発振信号を、お互いが概略同90度の位相差で、概略同振幅で、かつ局部発振信号の概略4分の1の周波数の信号(LO2a、LO2b)として出力して、第3及び第4周波数変換器91a、91bに給電する。

以下に、本発明を特徴の一つである周波数変換器について説明する。
[周波数変換器]
図10は、本実施の形態4にかかる周波数変換器の構成を示す回路図である。周波数変換器は、局部発振信号(LO1)と1/4分周器8からの出力信号(LO2aあるいはLO2b)とを混合して第1の周波数変換を行う第1のスイッチ回路91a、91b(本明細書中で、第3及び第4の周波数変換装置91a、91bということもある。)と、ベースバンドI信号あるいはバースバンドQ信号と第1のスイッチ回路からの出力信号を混合して第2の周波数変換を行う第のスイッチ回路92a、92b(本明細書中で、第5及び第6の周波数変換装置92a、92bということもある。)と、出力負荷94と、増幅回路93a、93bとを有する。なお図9においては、第3及び第4の周波数変換装置91a、91bと第5及び第6の周波数変換装置92a、92bとは別個の装置にようにみえるが、実際は、第3及び第5の周波数変換器、または第4及び第6の周波数変換器が連動して、作用する。
第1〜第4のスイッチ回路91a、91b、92a、92bは、いずれもダブルバランス入出力構成のスイッチ回路であり、エミッタが共通に接続された第1及び第2のバイポーラトランジスタM1,M2からなるトランジスタ差動対と、エミッタが共通に接続された第3及び第4のバイポーラトランジスタM3,M4からなるトランジスタ差動対とを有する。第1のトランジスタM1のエミッタと第2のトランジスタM2のエミッタの接続点は、差動の入力端子の一方の入力端子P1を構成し、第3のトランジスタM3のエミッタと第4のトランジスタM2のエミッタの接続点は、差動の入力端子の他方の入力端子P2を構成する。第1のバイポーラトランジスタM1のコレクタと、第3のバイポーラトランジスタM3のコレクタは共通に接続され、この接続点が差動の出力端子の一方の出力端子P3を構成し、また、第2のバイポーラトランジスタM2のコレクタと、第4のバイポーラトランジスタM4のコレクタは共通に接続され、この接続点が差動の出力端子の他方の出力端子P4を構成する。
第1のスイッチ回路91aにおいて、第1及び第4のトランジスタM1,M4のベースには1/4分周器からの正相の信号LO2a(+)が印加され、第2及び第3のトランジスタM2,M3のベースには逆相の信号LO2a(−)が印加される。また、第2のスイッチ回路82において、第1及び第4のトランジスタM1,M4のベースには1/4分周器からの正相の信号LO2b(+)が印加され、第2及び第3のトランジスタM2,M3のベースには逆相の信号LO2b(−)が印加される。
さらに、第3のスイッチ回路83において、第1及び第4のトランジスタM1,M4のベースにはベースバンドI信号(+)が印加され、第2及び第3のトランジスタM2,M3のベースには逆相のベースバンドI信号(−)が印加される。また、第4のスイッチ回路82において、第1及び第4のトランジスタM1,M4のベースにはベースバンドQ信号(+)が印加され、第2及び第3のトランジスタM2,M3のベースには逆相のベースバンドQ信号(−)が印加される。
ここで、注目すべきは、第1のスイッチ回路91aの出力端子P3は、第3のスイッチ回路92aの入力端子P1に接続され、第1のスイッチ回路91aの出力端子P4は、第3のスイッチ回路92aの入力端子P2に接続されている。また、第2のスイッチ回路91bの出力端子P3は、第4のスイッチ回路92bの入力端子P1に接続され、第2のスイッチ回路91aの出力端子P4は、第4のスイッチ回路92bの入力端子P2に接続されている。このように、第1のスイッチ回路91aあるいは第2のスイッチ回路91bが、第3のスイッチ回路92aあるいは第4のスイッチ回路92bに、直接接続されているので、ギルバートセルミキサを用いた従来例における増幅段トランジスタが存在しないことになる。そのため、ギルバートセルミキサを用いた従来例に比べて、増幅段トランジスタで発生するノイズがなくなり、また、増幅段トランジスタでの信号歪み成分がなくなり、利得に優れる信号を伝達することができる。
さらに、第3のスイッチ回路92aと第4のスイッチ回路92bの出力の正相同士と逆相同士とを接続し、さらに出力負荷が接続される。この出力負荷94により、第3のスイッチ回路83と第4のスイッチ回路84の出力の出力信号は電圧信号に変換されて、PA75に入力され、アンテナ1から、送信信号として出力される。ここで、出力負荷94は、抵抗、インダクタ等で構成される。
(その他の事項)
上記実施の形態では、ICチップの各要素を主にバイポーラトランジスタにて実現した例を記述したが、特にバイポーラトランジスタに限定したものでなく、MOSトランジスタなど他の形式のトランジスタで実現するようにしてもよい。
図1は、本発明の受信装置の全体構成を示すブロック図である。 図2は、本実施の形態1の受信装置にかかる周波数変換器の一の構成を示す回路図である。 図3は、本実施の形態1の受信装置にかかる周波数変換器の他の構成を示す回路図である。 図4は、本発明の第2の実施の形態にかかる受信装置の全体構成を示すブロック図である。 図5は、本発明の実施形態2に係る周波数変換器の一の構成を示す回路図である。 図6は、本発明の実施形態2に係る周波数変換器の他の構成を示す回路図である。 図7は、本発明の送信装置の全体構成を示すブロック図である。 図8は、本実施の形態3にかかる周波数変換器の構成を示す回路図である。 図9は、本発明の送信装置の全体構成を示すブロック図である。 図10は、本実施の形態4にかかる周波数変換器の構成を示す回路図である。 図11は、偶高調波ミキサを用いる従来の受信装置の構成例を示す図である。 図12は、2つのギルバートミキサを用いる従来の受信装置の構成例を示す図である。
符号の説明
1 アンテナ
2 バンドパスフィルタ
3 初段増幅器
4、4a、4b、74、91a〜91d 周波数変換器
5a、5b、73a、73b フィルタ
6a、6b、72a、72b 可変利得増幅器
7 復調装置
8 1/4分周器
9 局部発振器
70 ポリフェーズフィルタ
71 変調装置
75 パワーアンプ
114a、114b 偶高調波ミキサ
118 45度移相器

















Claims (6)

  1. 局部発振信号を発生する局部発振器と、
    前記局部発振器から供給される局部発振信号を、お互いが概略90度の位相差であり、お互いが概略同振幅であり、かつ前記局部発振信号の概略1/4の周波数である2つの出力信号に分周する分周器と、
    前記分周器からの2つの出力信号と、前記局部発振信号とを用いて、受信信号を周波数変換する周波数変換器と、
    を有する受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置において、
    前記周波数変換器は、
    前記受信信号と前記局部発振信号を混合して第1の周波数変換を行う第1のスイッチ回路と、
    前記第1のスイッチ回路の出力信号と前記分周器からの出力信号の1つを混合して第2の周波数変換を行う第2のスイッチ回路と、
    上記第1のスイッチ回路の出力信号と前記分周器からの出力信号の他の1つを混合して第2の周波数変換を行う第3のスイッチ回路と、
    を有し、
    上記第1のスイッチ回路の出力端子は、上記第2のスイッチ回路及び上記第3のスイッチ回路の各入力端子にそれぞれ接続されていることを特徴とする受信装置。
  3. 請求項1に記載の受信装置において、
    前記周波数変換器は、
    前記受信信号と前記局部発振信号を混合して第1の周波数変換を行う第1のスイッチ回路と、
    前記第1のスイッチ回路の出力信号と前記分周器からの出力信号の1つを混合して第2の周波数変換を行う第2のスイッチ回路と、
    上記第1のスイッチ回路の出力信号と前記分周器からの出力信号の他の1つを混合して第2の周波数変換を行う第3のスイッチ回路と、
    を有し、
    前記第1のスイッチ回路の出力信号が、第2のスイッチ回路および第3のスイッチ回路へ、それぞれ電流信号で伝達されることを特徴とする受信装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の受信装置において、
    前記受信信号の周波数は、前記局部発振信号の周波数と前記分周器からの出力信号の周波数とは、異なることを特徴とする受信装置。
  5. 変調回路において変調出力される中間周波数を無線周波数に周波数変換して、送信する送信装置であって、
    局部発振信号を発生する局部発振器と、
    前記局部発振器から供給される局部発振信号を、2つの出力信号に分周する分周器と、
    前記局部発振器から供給される局部発振信号を、2つの信号として出力するポリフェーズフィルタと、
    前記分周器からの1つの出力信号と、前記ポリフェーズフィルタの出力信号の1つとを用いて、ベースバンドI信号を周波数変換する第1の周波数変換器と、
    前記分周器からの他の1つの出力信号と、前記ポリフェーズフィルタの出力信号の他の1つとを用いて、ベースバンドQ信号を周波数変換する第2の周波数変換器と、
    を有し、
    前記第1の周波数変換器の出力と、前記第2の周波数変換器の出力とをたし合わせて出力し、
    前記分周器は、お互いが概略90度の位相差であり、お互いが概略同振幅であり、かつ前記局部発振信号の概略1/4の周波数の2つの出力信号に分周し、
    前記ポリフェーズフィルタは、お互いが概略90度の位相差であり、お互いが概略同振幅であり、かつ前記局部発振信号の概略同周波数の2つの出力信号として、前記第1の周波数変換器及び前記第2の周波数変換器に給電することを特徴とする送信装置。
  6. 変調回路において変調出力される中間周波数を無線周波数に周波数変換して、送信する送信装置であって、
    局部発振信号を発生する局部発振器と、
    前記局部発振器から供給される局部発振信号を2つの出力信号に分周する分周器と、
    前記分周器からの1つの出力信号と、前記局部発振信号とを混合して、周波数変換する第3の周波数変換器と、
    前記分周器からの他の1つの出力信号と、前記局部発振信号とを混合して、周波数変換する第4の周波数変換器と、
    前記第3の周波数変換器の出力信号と、ベースバンドI信号とを混合して、周波数変換する第5の周波数変換器と、
    前記第4の周波数変換器の出力信号と、ベースバンドQ信号とを混合して、周波数変換する第6の周波数変換器と、
    を有し、
    前記第の周波数変換器の出力と、前記第の周波数変換器の出力とをたし合わせて出力し、
    前記分周器は、お互いが概略90度の位相差であり、お互いが概略同振幅であり、かつ前記局部発振信号の概略1/4の周波数の2つの出力信号に分周することを特徴とする送信装置。
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