JP4701346B2 - ワイヤレス通信装置の送信パス用の補償手段を有する直接変換デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤレス通信装置の送信パスに関し、より正確には、直接変換アーキテクチャを有する送信パスにおけるベースバンドアナログI/Q信号の無線周波数(RF)変換に関する。
ここで、“I信号”は、同相成分信号を意味し、“Q信号”は、直交成分信号を意味する。
直接変換アーキテクチャを有するいくつかの変換デバイスにおいて、差動アナログI/Q電圧である入力ベースバンド信号は、一対の直交ミキサを備えるスイッチコア内の局部発振器(LO:local oscillator)によって供給されたサインおよびコサインRF搬送波による乗算によって、RF信号に変換される。
この種の直接変換は、位相および振幅情報の両方を含むRF信号の生成を可能にし、GSM、EDGE、WCDMAおよびOFDMなどの広範囲の無線規格に適している。直接変換は、簡素な回路をもたらし、特定数の条件(または要求)が満たされる限り、適切な性能を提供し、特に、
―許容可能な信号/雑音性能を達成する、十分なI/Q信号の事前調整、
―いわゆる“影像スペクトル”を減少する、IおよびQチャンネルの間の良好な整合、
―影像スペクトルを減少させるLOサインおよびコサインパスの間の良好な位相整合、
―搬送波リークを減少させる、低い直流(DC)不整合またはオフセット、
―望まれない出力スペクトル劣化を避ける良好なRF分離、
―スペクトル成長を避ける、ベースバンド回路内の低い高調波歪み、
―出力電力の範囲をカバーする信号を供給するためのミキサの前後の利得制御、
を提供する。
当業者に知られるように、これらのいくつかの条件(または要求)は、対立している。例えば、整合されたトランジスタのサイズを大きく選択して、i)ランダムなリソグラフィ誤差を減少し、次いで不整合を減少し、かつii)デバイス面積を増加させ、1/f雑音寄与を減少させることが可能であるが、同時に、サイズを小さく選択して、寄生キャパシタンスを減少させ、開ループ利得×帯域幅の積(product)を増加させる必要がある。
従って、このような直接変換アーキテクチャに要求される回路を実施する場合、高い性能が必要とされる多くのケースで、電子構成要素の寸法、またはトランジスタ構造の選択は、適切な最適条件を見出すための対立する要求の間での妥協の結果から行われる。
よって、本発明の目的は、この状況を改善することであり、より正確には、導入される妥協の数を可能な限り減少させて、上述の対立する条件(または要求)を解決することである。
この目的のために、本発明は、ワイヤレス通信装置の送信パスにおいて、ベースバンドアナログI/Q入力信号を無線周波数(RF)信号に変換するための変換デバイスを提供し、変換デバイスは、
―第1および第2の処理パスであって、
≫入力信号の第1または第2の部分を受信するように構成された入力ノードと、
≫入力ノードに接続され、入力信号の第1または第2の部分を表す入力電流を供給するように構成された入力パスと、
≫入力電流の供給を受ける第1の入力と、コモンモード電流の供給を受ける第2の入力とを備え、増幅信号を出力するように構成された増幅手段と、
≫増幅信号から、第1および第2の電流を供給するように構成されており、この第1の電流は、増幅手段の第1の入力に接続された負のフィードバックパスに供給され、入力電流にほぼ等しく、この第2の電流は、第1の電流の選択されたスケーリングされたコピーであり、入力信号の第1および第2の部分の間の電圧差を表す、トランスコンダクタと、
をそれぞれが備える第1および第2の処理パスと、
―第1および第2の処理パスの入力ノードに接続され、入力信号の第1および第2の部分から、コモンモード電流を供給し、各増幅手段の第2の入力に供給を行なうように構成されたコモンモード入力パスと、
―トランスコンダクタのうちの選択された1つによって供給された第2の電流を、選択された無線周波数で、局部発振器搬送波と混合して、入力信号を表す第1または第2の出力RF信号を供給するように構成されたスイッチコアと、
を備える。
本発明に係る変換デバイスは、個別にまたは組み合わせて考慮される追加の特性を含んでもよく、特に、
―各入力パスは、選択された抵抗の抵抗構造を備えてもよく、前記抵抗構造は、互いに同じものであり、
≫各抵抗構造は、スイッチトレジスタ構造であってもよく、
≫コモンモードパスは、選択された抵抗を有し、第1の処理パスの入力ノードに接続された第1の端子と、第2の端子とを有する第1の抵抗構造と、選択された抵抗を有し、第2の処理パスの入力ノードに接続された第1の端子と、第2の端子とを有する第2の抵抗構造と、を備えてもよく、前記抵抗構造は、同一のものであり、これらの間に、前記第2の端子は接続されて、これらの間で、増幅手段の第2の入力に接続されたコモンモードノードを定義し、
≫各抵抗構造は、スイッチトレジスタ構造であってもよく、
≫コモンモードパスは、コモンモードノードに接続された容量構造を備えてもよく、
―変形において、各入力パスは、i)直列に接続され、第1および第2の選択された抵抗を有する、第1および第2の抵抗構造であって、前記第1の抵抗構造は、互いに同じものであり、前記第2の抵抗構造は、互いに同じものである、第1および第2の抵抗構造と、 ii)容量構造であって、第1および第2の抵抗構造の間に接続された第1の端子と、第2の端子とを有し、前記第2の端子は、前記容量構造の間で接続されている、容量構造と、を備えてもよく、
≫少なくとも各第1の抵抗構造は、スイッチトレジスタ構造であってもよく、
―補助増幅手段は、増幅手段の第1の入力の前で、入力パスにそれぞれ接続された、第1および第2の入力と、増幅手段の出力とそれぞれ並列に接続された、第1および第2の出力と、を備えてもよく、
≫この補助増幅手段は、i)第1のバイアスDC電流を供給するように構成された、第1のバイアスパスと、ii)その第1および第2の入力および第1のバイアスパスに、それぞれ接続され、その第1および第2の出力を、それぞれ定義する、第1および第2のトランジスタと、を備えてもよく、
・この第1のバイアスパスは、選択された抵抗の抵抗構造を備えてもよく、
≫各増幅手段は、i)入力電流、コモンモード電流および第2のバイアスDC電流から駆動電流を供給するように構成された入力差動ステージと、ii)駆動電流から増幅された信号を供給するように構成された電流ミラーステージと、iii)入力差動ステージに、第2のバイアスDC電流を供給するための第2のバイアスパスと、を備えてもよく、
≫各第2のバイアスパスは、選択された抵抗の抵抗構造を備えてもよく、前記抵抗構造は、同一のものであり、
・各抵抗構造は、スイッチトレジスタ構造であってもよく、
―各トランスコンダクタは、i)第3のバイアスDC電流を供給するための第3のバイアスパスと、ii)並列に接続された第1および第2の電圧制御電流源であって、第1の電圧制御電流源は、出力増幅信号および第3のバイアスDC電流から、第1の電流を供給するように構成され、第2の電圧制御電流源は、出力増幅信号から第2の電流を供給するように構成されている、第1および第2の電圧制御電流源と、を備えてもよく、
≫各トランスコンダクタは、また、第1の電圧制御電流源と並列に接続された容量構造を備えてもよく、
―スイッチコアは、ダブルバランスミキサ構造を定義するように共に構成された2つのミキサを備えてもよい。
本発明は、また、ワイヤレス通信装置の送信パスにおいて、ベースバンドアナログI/Q入力信号を、RF信号に変換するためのコンバータを提供し、コンバータは、2つの上述したものなどの変換デバイスを備え、変換デバイスは、直交位相関係を有する異なる入力信号の供給を受け、直交位相関係を有する異なる局部発振器RF搬送波の供給を受けるそれぞれのトランスコンダクタを有する。
本発明は、また、上述したものなどの制御デバイスまたはコンバータを備えるワイヤレス通信装置を提供する。
このような装置は、例えば携帯電話であってもよい。
発明を実施するための形態
本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な明細書および添付の図面を考察することにより、明らかとなるであろう。
添付の図面は、本発明の完成だけでなく、必要に応じて、その定義への寄与にも役立つものである。
図1に概略的に示されるように、直接変換アーキテクチャにおいて、ワイヤレス通信装置の送信パスTPは、デジタルベースバンドプロセッサ(またはデバイス)BBDと、ベースバンドおよび音声インターフェイスデバイスBAIと、無線周波数(RF)デバイスRFDと、電力増幅器PAとを主に備える。
以下の説明では、ワイヤレス通信装置は携帯電話であるとみなし、これは例えば、GSMまたはGPRS/EDGEあるいはUMTSの携帯電話であり、位相および/または振幅変調信号を送信(および受信)するように構成されている。しかし、本発明は、この種の装置に限定されない。本発明は、例えば通信デバイスを備えるラップトップまたはPDA(Personal Digital Assistant)であってもよい。
送信方向のために、(例えば)携帯電話のデジタルベースバンドデバイスBBDは、スピーチコーダと、チャンネルコーダと、インターリーバと、暗号化器とを主に備える。ベースバンドおよび音声インターフェイスデバイスBAIは、変調器Mと、無線周波数デバイスRFDとインターフェイシングするデジタル−アナログコンバータDACと、を主に備える。変調器Mは、例えば、8PSKまたはGMSK I/Q変調器であってもよい。無線周波数デバイスRFDの送信部は、フィルタと、利得ステージと、電力増幅器PAに接続された、本発明に係るコンバータCV(または変換デバイスCD)とを主に備える。最後に、電力増幅器PAは、無線周波数アンテナANに接続されている。
デジタルベースバンドプロセッサBBD、BAIおよび無線周波数(RF)デバイスRFDは、同一チップ上、または個別のチップ上に定義してもよく、あるいはこれら3つのデバイスのうち2つの任意の組合せを、同一チップ上に定義してもよい。よって、(これらが同一チップに集積されている場合)これらを互いに“チップ対チップ接続モード”または“ブロック対ブロック接続モード”で接続してもよい。
本発明は、変調器Mによって供給されたベースバンドアナログI/Q信号を、無線周波数(RF)信号に変換するように構成されたコンバータCV(または変換デバイスCD)を提供することを目的としている。
このコンバータCVは、以下に図3〜図6を参照して説明されるデバイスなどの、1つのみの変換デバイスCDを備える。
しかし、図2に示されるように、コンバータCVは、短側波帯の周波数変換を可能にするために、2つの変換デバイスCD1およびCD2を備えてもよい。この場合、第1のCD1および第2のCD2変換デバイスは、直交位相関係を有する異なる入力信号(I+,I−)および(Q+,Q−)、および直交位相関係を有する異なる局部発振器RF搬送波の供給を受ける。第1のCD1および第2のCD2変換デバイスは、それぞれ、転送するためのRF電流(信号)を供給する第1および第2の出力を備える。第1の変換デバイスCD1の第1の出力、および第2の変換デバイスCD2の第2の出力によって供給される、RF電流(信号)は、電流加算ノードである、第1の加算器AD1内で結合される。第1の変換デバイスCD1の第2の出力、および第2の変換デバイスCD2の第1の出力によって供給される、RF電流(信号)は、電流加算ノードである、第2の加算器AD2によって組み合わさる。
このようなコンバータCVは、例えばトランシーバで使用することができる。
ここで、図3を参照して、本発明に係る変換デバイスCDを詳細に説明する。
変換デバイスCDは、第1のPP1および第2のPP2処理パスと、第1のPP1および第2のPP2処理パスに接続されるコモンモード入力パスCIPと、第1のPP1および第2のPP2処理パスに接続されるスイッチコアSCとを備える。
第1のPP1および第2のPP2処理パスは、それぞれベースバンドアナログ同相成分差動信号“I+”またはベースバンドアナログ直交成分信号“Q+”と、ベースバンドアナログ同相成分差動信号“I−”またはベースバンドアナログ直交成分信号“Q−”とを受信するが、同一のものである。
これらのベースバンドアナログI/Q信号は、第1のPP1および第2のPP2処理パスの入力ノードIN1およびIN2にそれぞれ印加される電圧である。
各処理パスPPi(ここでi=1または2)は、入力パスIPi(IP1またはIP2)を備え、入力パスIPiは、入力ノードINiに接続されており、ベースバンドアナログ入力信号IまたはQを表す入力電流を供給するように構成されている。
実施形態の一例において、各入力パスIPiは、1つの抵抗構造を備える。これら2つの抵抗構造の抵抗値は、同一である。
図4に示される実施形態の他の例において、各入力パスIPiは、フィルタリングを提供するための抵抗および容量構造の両方を備えてもよい。入力パスIP1およびIP2の容量構造を互いに結合して、異なる信号パスを提供してもよい。
また、いくつかの抵抗構造の代わりに、スイッチトレジスタ構造を使用して、複数のパスの間の選択を可能にし、例えば、フィルタ帯域幅を設定する、および/または信号利得を選択することも可能である。
各処理パスPPiは、また、対応する入力パスIPiにより供給された入力電流の供給を受ける第1の入力と、コモンモード入力パスCIPによって供給されたコモンモード電流の供給を受ける第2の入力とを備える、増幅器Ai(A1またはA2)を備える。
各増幅器Aiは、増幅信号を供給する1つの出力を備える。
これら2つの増幅器A1およびA2は、同一のものであり、選択された利得を有する。
以下に詳細に述べるように、各増幅器Aiは、演算増幅器であってもよい。
各処理パスPPiは、また、対応する増幅器Aiによって供給された増幅された信号から、第1および第2の電流を供給するように構成されたトランスコンダクタTi(T1またはT2)を備える。トランスコンダクタT1およびT2は、同一のものである。
各トランスコンダクタTiは、(電圧である)増幅信号を、第1および第2の電流に変換する。第1の電流は、対応する増幅器Aiの第1の入力に接続された負のフィードバックパスに供給される。第2の電流は、第1の電流のスケーリングされたコピーであり、スイッチコアSCを対象としている。
負のフィードバックは、増幅器Aiの第1の入力において、仮想グランドノードVGNiを生成するように選択される。このようにして、増幅器Aiが十分な利得を有することを考慮すると、対応するトランスコンダクタTiから出力される第1の電流は、対応する入力パスIPiによって供給(またはそれを通して供給)される電流に、基本的に等しくなるよう強制される。従って、入力パスIPiを流れる電流は、入力ノードIN1およびIN2の間に印加される電圧差に比例する。
コモンモード入力パスCIPは、第1のPP1および第2のPP2処理パスの入力ノードIN1およびIN2と、増幅器A1およびA2の第2の入力とに接続される。
このコモンモード入力パスCIPは、入力ノードIN1およびIN2に印加された、ベースバンドアナログI/Q入力信号(入力信号の第1および第2の部分)から、増幅器A1およびA2を対象とするコモンモード電圧を供給するように構成されている。このコモンモード電圧は、I/Q入力ノードIN1およびIN2に印加されているコモンモード信号を表している。
実施形態の一例において、コモンモード入力パスCIPは、2つの抵抗構造R1およびR2を備える。これら2つの抵抗構造の抵抗値は、同一である。第1の抵抗構造R1は、第1の処理パスPP1の入力ノードIN1に接続された1つの端子と、コモンモードノードCNに接続された第2の端子とを備える。第2の抵抗構造R2は、第2の処理パスPP2の入力ノードIN2に接続された1つの端子と、増幅器A1およびA2の第2の入力に接続されたコモンモードノードCNに接続された第2の端子とを備える。
図4に示されている実施形態の他の例において、コモンモード入力パスCIPは、コモンモード高周波信号のフィルタリングを提供するための、抵抗および容量構造の両方を含んでもよい。
抵抗構造R1およびR2の代わりに、スイッチトレジスタ構造を使用することも可能である。これらのスイッチトレジスタ構造は、増幅器A1およびA2によって見られるインピーダンスを調整し、次いで、増幅器A1およびA2の反転(−)および非反転(+)入力に接続された2つの分岐を整合することを、可能にしてもよい。例えば、入力ステージがバイポーラタイプである場合、スイッチトレジスタ構造は、ベース電流によって生成されたオフセットを平衡化することを、可能にしてもよい。
スイッチコアSCは、トランスコンダクタTiのうちの選択された1つによって供給される第2の電流を、選択された無線周波数(RF)で、局部発振器搬送波LOと混合して、入力ノードINiに印加されるIまたはQ入力信号を表す第1のOAまたは第2のOB出力RF信号を供給するように構成されている。
それぞれ、1つの入力ノードIN1またはIN2から動作し、コモンモードバイアス点(CN)を共有する、名目上同一の2つの処理パスPP1およびPP2の使用は、入力ノードIN1およびIN2に印加される差動入力電圧に比例する、2つのトランスコンダクタT1およびT2から出力される電流差をもたらす。
上述したように、直交位相関係を有するベースバンドアナログI/Q入力信号(I+,I−)および(Q+,Q−)と、直交位相関係を有する局部発振器RF搬送波との供給を受ける、上述したものなどの2つの変換デバイスCD1およびCD2を組み合わせることによって、短側波帯変換すなわち影像排除混合が得られる。
トランスコンダクタT1およびT2からの第2の電流が、第1の電流のスケールされたコピーであり、各第1の電流は、入力パスIPiからの電流の複製となるように強制されるので、スイッチコアSCに供給される各第2の電流が、入力パスIP1およびIP2に印加される差動電圧の忠実な影像であることが確実となる。
図3を参照して上述した、変換デバイスCDのトランジスタレベルでの、実施形態の詳細な例が、図4に示されている。
この例では、入力パスIP1およびIP2は、直列に接続された2つの抵抗器(R3およびR4)ならびに(R5およびR6)と、1つのキャパシタC1またはC2とを、それぞれ備える。
抵抗器R3およびR5は、同一のものである。抵抗器R4およびR6も、同一のものである。
キャパシタC1は、2つの抵抗器R3およびR4の間に接続された第1の端子と、第2の端子とを備える。キャパシタC2は、2つの抵抗器R5およびR6の間に接続された第1の端子と、キャパシタC1の第2の端子に接続された第2の端子C2とを備える。キャパシタC1およびC2は、第1オーダーの低域通過差動フィルタを実施して、高周波雑音に寄与するものを減少させる。
キャパシタC1およびC2は、同一のものである。簡素化された装置においては、2つのキャパシタC1およびC2は、C1の半分またはC2の半分に等しい値を有する単一の構成要素にまとめることができる。
さらに、この例では、コモンモード入力パスCIPは、上述したように、2つの抵抗器R1およびR2と、キャパシタC3とを備える。このキャパシタC3は、コモンモード高周波信号のフィルタリングを可能にする。
さらに、この例では、各差動増幅器Ai(A1またはA2)は、入力差動ステージおよび電流ミラーステージの、複数のステージを含む演算増幅器である。
各入力差動ステージは、例えば、入力電圧およびコモンモード電圧(共に入力誤り信号を定義する)を、対応する電流ミラーステージを駆動する電流に変換するように構成された2つのPMOSトランジスタ(P1およびP2)または(P3およびP4)を備える。
各電流ミラーステージは、例えば、2つの整合されたnpnトランジスタ(N1およびN2)または(N3およびN4)を備える。各npnトランジスタN1〜N4は、そのエミッタにおいて、名目上同一の抵抗器、それぞれR7,R8,R9およびR10によって、劣化されている。
各差動増幅器Ai(A1またはA2)は、また、対応する入力差動ステージにバイアスDC電流を供給するように構成されたバイアスパスBPi(BP1またはBP2)を備える。例えば、各バイアスパスBPiは、PMOSトランジスタ(P1およびP2)または(P3およびP4)の共通ソースノード間に接続された抵抗器R11またはR12と、バイアスDC電流供給ノード(図示せず)とを備える。
さらに、この例では、各トランスコンダクタTi(T1またはT2)は、並列に接続された2つの電圧制御電流源を備える。例えば、これらの電圧制御電流源は、npnトランジスタから、エミッタとグランドの間に接続された抵抗器と共に、構築される。入力電圧が、npnベースに印加され、出力電流は、そのコレクタから取られる。各第1の電流源(N5およびR13)または(N7およびR15)は、対応する第2の電流源(N6およびR14)または(N8およびR16)と並列に結び付けられる。
加えて、各トランスコンダクタTi(T1またはT2)は、対応する第1の電圧制御電流源(N5およびR13)または(N7およびR15)にバイアスDC電流を供給するように構成された、バイアスパス(BP3またはBP4)を備える。例えば、各バイアスパスBP3またはBP4は、対応するnpnトランジスタN5またはN7とバイアスDC電流供給ノード(図示せず)の間に接続された抵抗器R17またはR18を備える。
各トランスコンダクタTiは、また、第1の電圧制御電流源(N5およびR13)または(N7およびR15)と並列に接続されたキャパシタC4またはC5を備えてもよい。各キャパシタC4またはC5を用いて、対応する増幅器Aiの開ループ優勢極を固定して、フィードバックループ内のその安定度を保証する。加えて、各キャパシタC4またはC5は、回路直線性の決定および回路雑音寄与のフィルタリングにおいて、役割を果たす。
トランジスタN6およびN8のコレクタである、第2の電圧制御電流源(N6およびR14)ならびに(N8およびR16)のそれぞれの出力は、スイッチコアSCに接続される。
このスイッチコアSCは、例えば、二対のnpnトランジスタ(N9およびN10)ならびに(N11およびN12)を備える。例えば、これら4つのnpnトランジスタN9,N10,N11およびN12は、時には“ギルバートセル(Gilbert cell)”と呼ばれる、良く知られたダブルバランスミキサ構造で互いに接続される。第1および第2の対のトランジスタN9およびN11の共通コレクタ出力は、外部の負荷に電流OAを供給し、一方、第1および第2の対のトランジスタN10およびN12の共通コレクタ出力は、電流OBを他の外部負荷に供給する。トランジスタN9およびN12のベースは、第1の局部発振器信号によって、所望のRF周波数で駆動され、トランジスタN10およびN11のベースは、第2の局部発振器信号によって、同一のRF周波数で駆動される。第1および第2の局部発振器RF信号は、差動信号である。
スイッチコアSCへの供給を意図している、異なる電流コピーの選択を可能にするために、各トランスコンダクタTi(T1またはT2)は、いくつかの(少なくとも2つの)同一の第2の電流源(N6およびN14)または(N8およびR16)を備えてもよい。
この場合、第2の電流源のコレクタは、出力ノードに接続されており(出力ノード自体はスイッチコアSCに接続されている)、一方、これらの第2の電流源のベースは、専用のスイッチを通して、対応する増幅器出力に個別に接続されている。このようなスイッチは、例えば、NMOSトランジスタであってもよい。
このような装置により、電流利得係数は、対応する増幅器出力に同時に接続された第2の電流源の数に依存する。例えば、Nのうちの1つのみの第2の電流源が、対応する増幅器出力に接続される場合、スイッチコアSCに供給される電流コピーは、Iに等しい。ここで、Nのうちの3つの第2の電流源が、対応する増幅器出力に接続される場合、スイッチコアSCに供給される電流コピーは、3×Iに等しい。より概略的には、Nのうちの、n(1≦n≦N)個の第2の電流源が、対応する増幅器出力に接続される場合、スイッチコアSCに供給される電流コピーは、n×Iに等しい。
変換デバイスCDのいくつかの性能パラメータは、特定の構成要素の寸法決めにリンクされている。例えば、各増幅器Aiの入力差動PMOSトランジスタのサイズは、次のようないくつかの点で寄与する。
―差動PMOSトランジスタ面積が増加するにつれて、固有の1/f雑音が減少し、
―安定性の要求に入る第2の極は、より小さな差動PMOSトランジスタと共に、より高い周波数に移動し、
―長さに対するチャンネル幅の比率が、トランジスタのトランスコンダクタンス(Gm)を決定する。より高いGmは、開ループ利得および閉ループ直線性を増加するが、優勢極を、より高い周波数に押しやり、
―より大きなトランジスタは、より良い整合を有し、これはDCオフセットを減少させる。
従って、結果として、最適なトランジスタサイズは、これらの異なる性能要求の間の妥協に依存している。このような変換デバイスCDが、チェーンの下での振幅変調の忠実な再生を可能にする、リミッタ回路のない直線送信チェーンで動作するように設計されている場合、通常、信号レベルの広い範囲で動作することを要求される。例えば、EDGE規格の場合、信号範囲は、50dBにほぼ等しく、アンテナ放射電力において要求される変化に対応する。同時に、この信号範囲にわたって、次のような特定の回路不完全性を、所与のレベルより下に維持する必要がある。
―影像排除に寄与するI/Q利得の不整合
―結果として搬送波リークを生じる、信号レベルに比例するDCオフセット
―所望の信号出力レベルが下降するにつれて縮小する熱雑音源
導入される妥協の数を、なおも減少させ、可能であれば抑制するために、変換デバイスCDの上述の例を修正することができる。
第1の解決策は、抵抗構造(または抵抗器)のいくつかを、適当にスケーリングされた、スイッチトレジスタ構造(または抵抗器)と置き換えることに存する。好ましくは、同時に、入力パスIP1およびIP2の抵抗構造R3,R4,R5およびR6と、トランスコンダクタT1およびT2のバイアスパスBP3およびBP4の抵抗構造R17およびR18を、置き換えてもよい。加えて、抵抗器R3,R4の共通ノードと、抵抗器R5,R6の共通ノードの間で、抵抗器を、直列キャパシタC1およびC2と並列にスイッチして、抵抗器R3〜R6の値の範囲をかならずしも大きく変更することなく、利得ステップの範囲を増加させることができる。
所与の入力差動電圧(I/Q)のために、第1のレジスタR3およびR5は、増幅器仮想グランドノードVGN1およびVGN2に対して電流を設定し、これに対して、第2の抵抗器R17およびR18は、トランスコンダクタの第1の電流源(N5およびR13)または(N7およびR15)に対して、DCバイアス電流を設定するため、従って、全体の変換デバイス利得を同時に設定し、かつDCバイアスを適合させて、所望の変調深さのレベルを決定することが可能である。
変調深さは、信号電流レベルにおけるピーク変動に対するデバイスノードを通るDC電流の比率であることを想起されたい。変調深さが100%に近づくにつれ、デバイス電力効率が、その最大レベルへと増加する。さらに、DC電力を信号レベルまでスケーリングすることにより、トランジスタ雑音源の寄与などの、特定の不完全性の効果、およびいくつかのDCオフセットの効果を、スケーリングすることが可能である。しかし、高すぎる変調深さは、増加された固有の非直線性などの、他の問題を生じる。よって、2つの処理パスPP1およびPP2における、抵抗器の比率の賢明な選択は、異なる出力信号電力に対するこれらの制約の間に、適切な妥協を見出すことを可能にする。
第2の解決策が、図5に示されている。図5に示される変換デバイスCDは、図3および図4を参照して上述したものと同一であるが、DC補償増幅器として機能する補助増幅器AAを有する。
この補助増幅器AAは、2つの処理パスPP1およびPP2の間で、より正確にはそれぞれの仮想グランドノードVGN1およびVGN2の間で、増幅器A1およびA2の第1の入力の直前に対称的に接続された、2つの入力を備える。また、補助増幅器AAは、処理パスPP1およびPP2の増幅器A1およびA2とトランスコンダクタT1およびT2の間で、処理パスPP1およびPP2にそれぞれ並列に接続された2つの出力を備える。
補助増幅器AAのトランジスタレベルでの実施形態の詳細な例が、図4に示されている。
この例では、補助増幅器AAは、PMOSトランジスタP5およびP6の差動対と、PMOSトランジスタP5およびP6の差動対にバイアスDC電流を供給するバイアスパスBP5と、を備える。例えば、バイアスパスBP5は、抵抗器R19を備える。
各増幅器Aiを構成する構成要素と比べて、補助増幅器AA(またはDC補償増幅器)の入力PMOSトランジスタは、好ましくは、面積が著しく大きくなるように選択される。DCバイアス抵抗器R19も、好ましくは、より小さなバイアスDC電流を供給するために、高い値に選択される。
補助増幅器AAの効果を理解するためには、最初に、各増幅器の仮想グランドノードVGNiに存在する信号を分析する必要がある。
両方とも、各増幅器Aiの回りの負のフィードバックから来る、2つの主な項が存在する。
まず、各増幅器Aiの第1および第2の入力の間のDC電圧差は、異なるステージのDC不整合の寄与の尺度である。両方の増幅器A1およびA2のための組織的なオフセットは、増幅器電流ミラーステージにより必要とされるものと比べると、トランスコンダクタ電流源を駆動するために必要とされるベース電流などの、構造的な不均衡によって生じる。これらの組織的な効果は、両方のパスに現れるので、仮想グランドノードVGN1とVGN2、すなわち補助増幅器AA(またはDC補償増幅器)の2つの入力の間に、電位差を導入しない。しかし、名目上同一の成分の間のランダムな不整合が、フィードバックループ内の、適当な荷重と共に加えられ、各増幅器Aiに対する独立したDCオフセット項を生成する。補助増幅器AA(またはDC補助増幅器)は、従って、この電圧に比例する差動出力電流を生成する。差動出力電流は、出力にて、極性を有して導入され、オフセットをほぼ相殺する。
さらに、第2の信号は、変調電流の影像である。影像は、有限の開ループ増幅器利得によるものであり、従って、増幅器Aiを必要な方向に駆動するために必要な、小さな入力誤り信号をもたらす。増幅負荷インピーダンスは、トランスコンダクタTiにより生じる負荷によって、ほとんど決定されると仮定して、フィードバック低周波AC電流が、次の式によって決定される。
Figure 0004701346
ここで、ΔVINは、増幅器差動入力電圧であり、GPMOSは、PMOS入力トランジスタ差動対トランスコンダクタンスであり、Nは、出力とフィードバックトランスコンダクタT1およびT2の間の電流比率であり、VSは、インピーダンスRINを有する入力パスIPiに印加される入力信号(IまたはQ)である。
AC信号電圧に対する増幅器の差動入力電位の比率は、よって、次式に等しい。
Figure 0004701346
典型的な回路設計は、1%未満の電圧比率、すなわち、40dBを超える開ループ利得をもたらす。比較すると、増幅器入力は、完全に、均等な入力オフセット電圧を見る(100%)。
より高い周波数にて、優勢極のキャパシタは、トランスコンダクタ入力によって生じる負荷インピーダンスと平行に、増幅器出力での負荷インピーダンスを減少させる。これは、ループ利得の下降を引き起こし、よって、結果として、増幅器フィードバックを駆動するために、より大きな入力誤り信号を生じる。
ここで、増幅器ループの主な目的は、トランスコンダクタTiを直線化して、高い変調深さをサポートし、所与のベースバンド直線性レベルに対してより低い雑音をもたらすことである。従って、結果として、増幅器入力は、トランスコンダクタのベースで必要とされる、ミラーするための事前に歪められた信号を見る。主な非直線項は、指数的なベース−エミッタ電圧の法則から来る。これはしかし、電流に関しては、様々な並列負荷インピーダンスのためにより複雑である。事前の歪みは、変調信号の高調波項を含む。変調信号が、増幅器の優勢極の周波数により近づくほど、事前の歪み電圧は、縮小する利得を有するループのまわりのフィードバックの効果によって、高オーダーの高調波に対するプレエンファシス(pre-emphasis)を見る。
よって、補助増幅器AAに印加される信号は、
―ランダムな成分不整合による、増幅器Aiの均等な入力DCオフセット、
―所望の変調の小部分を表すAC信号、および
―フォワードパスにおける非直線性による、高調波歪み項、
の3つの項を含むことが分かる。
補助増幅器AAは、その入力トランジスタP5およびP6のサイズの選択、およびバイアスパスBP5によって供給されるDCバイアス電流により、寸法が決められる。トランジスタP5およびP6は、本質的に低い統計的な不整合、よって減少されたDCオフセット、およびより低い1/f雑音コーナー周波数を有するように、増幅器A1およびA2でのそれらよりも著しく大きく選択される。これらは、DCに対してのみ補償を行い、好ましくは、信号項に対して作用しないように意図されているため、DCバイアス電流およびトランスコンダクタンスは、減少された利得、よって増幅器Aiのそれよりも低いカットオフ周波数を与えるように選択される。
導入されるDC補償の度合いは、相対的なトランジスタトランスコンダクタンスに依存する。さらに、補正は、補助増幅器AAのDCバイアス電流のレベルまでのみ、導入することができる。補助増幅器AAをソースとする電流よりも大きな電流を導入するオフセットは、補正することができない。
本発明に係る変換デバイスCDおよびコンバータCVは、チップ産業での製造で用いられる任意の技術において実現される、集積回路であってもよい。
本発明は、単なる例としての上述の変換デバイス、コンバータおよびワイヤレス通信装置の実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲内で当業者によって考案され得る全ての代わりの実施形態を包含する。
図1は、直接変換アーキテクチャにおける送信パスの例を概略的に示している。 図2は、単一側波帯周波数変換に専用の、本発明に係るコンバータの例を概略的に示している。 図3は、本発明に係る変換デバイスの実施形態の第1の例を概略的に示している。 図4は、図3に示されている変換デバイスを、トランジスタレベルでより詳細に示している。 図5は、本発明に係る変換デバイスの実施形態の第2の例を概略的に示している。 図6は、図5に示されている変換デバイスの補助増幅器の実施形態の例を、より詳細に示している。

Claims (19)

  1. ワイヤレス通信装置の送信パスにおいて、ベースバンドアナログI/Q入力信号を、無線周波数信号に変換するための変換デバイスであって、
    ―第1および第2の処理パスであって、i)前記入力信号の第1または第2の部分を受信するように構成された入力ノードと、ii)前記入力ノードに接続され、前記入力信号の前記第1または第2の部分を表す入力電流を供給するように構成された入力パスと、iii)前記入力電流の供給を受ける第1の入力と、コモンモード電流の供給を受ける第2の入力とを備え、増幅信号を出力するように構成された増幅手段と、iv)前記増幅信号から、第1および第2の電流を供給するように構成されており、前記第1の電流は、前記増幅手段の前記第1の入力に接続された負のフィードバックパスに供給され、前記入力電流に等しく、前記第2の電流は、前記第1の電流の選択されたスケーリングされたコピーであり、且つ、前記第2の電流は、前記入力信号の前記第1および第2の部分の間の電圧差を表す、トランスコンダクタと、をそれぞれが備える第1および第2の処理パスと、
    ―前記第1および第2の処理パスの前記入力ノードに接続され、前記入力信号の前記第1および第2の部分から、前記コモンモード電流を供給し、各増幅手段の前記第2の入力に供給を行なうように構成されたコモンモード入力パスと、
    ―前記トランスコンダクタのうちの選択された1つによって供給された前記第2の電流を、選択された無線周波数で、局部発振器搬送波と混合して、前記入力信号を表す第1または第2の出力RF信号を供給するように構成されたスイッチコアと、
    を備えることを特徴とする変換デバイス。
  2. 各入力パスは、選択された抵抗値の抵抗構造を備え、前記抵抗構造は、同一のものである、ことを特徴とする請求項1に記載の変換デバイス。
  3. 前記コモンモード入力パスは、
    選択された抵抗を有し、前記第1の処理パスの前記入力ノードに接続された第1の端子と、第2の端子とを有する第1の抵抗構造と、
    選択された抵抗を有し、前記第2の処理パスの前記入力ノードに接続された第1の端子と、第2の端子とを有する第2の抵抗構造と、を備え、
    前記第1および第2の抵抗構造は、同一のものであり、これらの間に、前記第2の端子は接続されて、これらの間で、前記増幅手段の前記第2の入力に接続されたコモンモードノードを定義する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の変換デバイス。
  4. 各抵抗構造は、スイッチトレジスタ構造である、ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の変換デバイス。
  5. 前記コモンモード入力パスは、前記コモンモードノードに接続された容量構造を備える、ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の変換デバイス。
  6. 各入力パスは、
    i)直列に接続され、第1および第2の選択された抵抗値を有する、第1および第2の抵抗構造であって、前記第1の抵抗構造は、互いに同じものであり、前記第2の抵抗構造は、互いに同じものである、第1および第2の抵抗構造と、
    ii)容量構造であって、前記第1および第2の抵抗構造の間に接続された第1の端子と、第2の端子とを有し、前記第2の端子は、当該容量構造の間で接続されている、容量構造と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の変換デバイス。
  7. 少なくとも各第1の抵抗構造は、スイッチトレジスタ構造である、ことを特徴とする請求項6に記載の変換デバイス。
  8. 前記増幅手段の前記第1の入力の前で、前記入力パスにそれぞれ接続された、第1および第2の入力と、前記増幅手段の前記出力とそれぞれ並列に接続された、第1および第2の出力と、を備える補助増幅手段を備える、ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の変換デバイス。
  9. 前記補助増幅手段は、
    i)第1のバイアスDC電流を供給するように構成された、第1のバイアスパスと、
    ii)前記第1および第2の入力および前記第1のバイアスパスに、それぞれ接続され、前記第1および第2の出力を、それぞれ定義する、第1および第2のトランジスタと、
    を備えることを特徴とする請求項8に記載の変換デバイス。
  10. 前記第1のバイアスパスは、選択された抵抗値の抵抗構造を備える、ことを特徴とする請求項9に記載の変換デバイス。
  11. 各増幅手段は、
    i)前記入力電流、前記コモンモード電流および第2のバイアスDC電流から駆動電流を供給するように構成された入力差動ステージと、
    ii)前記駆動電流から前記増幅信号を供給するように構成された電流ミラーステージと、
    iii)前記入力差動ステージに、前記第2のバイアスDC電流を供給するための第2のバイアスパスと、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の変換デバイス。
  12. 各第2のバイアスパスは、選択された抵抗値の抵抗構造を備え、前記抵抗構造は、同一のものである、ことを特徴とする請求項11に記載の変換デバイス。
  13. 各抵抗構造は、スイッチトレジスタ構造である、ことを特徴とする請求項12に記載の変換デバイス。
  14. 各トランスコンダクタは、
    i)第3のバイアスDC電流を供給するための第3のバイアスパスと、
    ii)並列に接続された第1および第2の電圧制御電流源であって、当該第1の電圧制御電流源は、前記増幅信号および前記第3のバイアスDC電流から、前記第1の電流を供給するように構成され、当該第2の電圧制御電流源は、前記増幅信号から前記第2の電流を供給するように構成されている、第1および第2の電圧制御電流源と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の変換デバイス。
  15. 各トランスコンダクタは、前記第1の電圧制御電流源と並列に接続された容量構造も備える、ことを特徴とする請求項14に記載の変換デバイス。
  16. 前記スイッチコアは、ダブルバランスミキサ構造を定義するように共に構成された2つのミキサを備える、ことを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれかに記載の変換デバイス。
  17. ワイヤレス通信装置の送信パスにおいて、ベースバンドアナログI/Q入力信号を、無線周波数信号に変換するためのコンバータであって、
    請求項1乃至請求項16のいずれかに記載の2つの変換デバイスを備え、前記変換デバイスは、直交位相関係を有する異なる入力信号の供給を受け、直交位相関係を有する異なる局部発振器RF搬送波の供給をそれぞれ受けるトランスコンダクタを有する、ことを特徴とするコンバータ。
  18. 送信パスを備えるワイヤレス通信装置であって、
    前記送信パスは、請求項1乃至請求項16のいずれかに記載の変換デバイスを備える、ことを特徴とするワイヤレス通信装置。
  19. 送信パスを備えるワイヤレス通信装置であって、
    前記送信パスは、請求項17に記載のコンバータを備える、ことを特徴とするワイヤレス通信装置。
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