JPH10209901A - 周波数変換器およびこれを用いた無線受信機 - Google Patents

周波数変換器およびこれを用いた無線受信機

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JPH10209901A
JPH10209901A JP1411497A JP1411497A JPH10209901A JP H10209901 A JPH10209901 A JP H10209901A JP 1411497 A JP1411497 A JP 1411497A JP 1411497 A JP1411497 A JP 1411497A JP H10209901 A JPH10209901 A JP H10209901A
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辺 理 渡
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倉 哲 朗 板
Shoji Otaka
高 章 二 大
Ryuichi Fujimoto
本 竜 一 藤
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本 洋 谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイレクトコンバージョン受信機における自
己混合の問題を回避すると共に、小さい局部発振信号に
より駆動可能な周波数変換器およびこれを用いた無線受
信機を提供する。 【解決手段】 第1の入力信号RFと第2の入力信号L
oとを入力・合成して合成信号を出力する信号合成手段
10、合成信号に直流オフセットを付加するオフセット
付加手段40、直流オフセットが付加された合成信号を
増幅して振幅が一定である増幅信号を出力する振幅制限
増幅手段20、増幅信号を入力し前記増幅信号に含まれ
る不要な信号成分を除去して所望の信号成分を生成して
出力するフィルタ手段30、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信に用いら
れる周波数変換器およびこれを用いた無線受信機に係
り、特に小さい局部発振信号により駆動することのでき
る周波数変換器およびこの周波数変換器を用いることに
よりダイレクトコンバージョン受信機等における自己混
合を回避することのできる無線受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の周波数変換器は、例えば図10に
示されるように、無線周波数(RF)信号入力端子1よ
り入力されるRF信号をそのベースに入力する第1のト
ランジスタTr1と、第1および第2の局部発振(Lo,
*Lo)信号入力端子2および3より入力される局部発
振信号をそれぞれのベースに入力すると共に両者により
差動対4を構成する第2および第3のトランジスタTr2
およびTr3と、を備えている。なお、局部発振信号*L
oは信号Loの反転信号である。
【0003】トランジスタ差動対4の動作については、
P.R.Grayおよび R.G.Meyerにより著わされた「Analysis
and Design Analog Integrated Circuits」に述べられ
ているように、第1のトランジスタTr1のコレクタ電流
を第2および第3のトランジスタTr2およびTr3の両ベ
ース間の電位差に基づいて両トランジスタにそれぞれ分
配する。前記コレクタ電流は、負荷回路5によって電圧
出力に変換されて出力VOUT として送出される。前記負
荷回路5は、第4および第5のトランジスタTr4および
Tr5より構成されている。
【0004】トランジスタ差動対を用いる周波数変換器
は、変換利得の変動を少なくするため両ベース端子に大
きな電圧振幅を与えて差動対を構成する第1および第2
のトランジスタTr1およびTr2をスイッチ動作させる。
このときの出力は次式(1)により表すことができる。
【0005】 VOUT(t)=K×F(t) ×{Irf(t) +Iee} … (1) ただし、IrfはトランジスタTr1のコレクタから出力
される高周波信号電流であり、IeeはトランジスタTr
1のコレクタに流れるバイアス電流であって、F(t) は
局部発振信号の周波数と同じ周波数で1と−1が交互に
現れる関数、Kは負荷回路によって定まる定数である。
【0006】また、F(t) は局部発振信号の周波数の整
数倍の周波数成分を含み、所望の信号はF(t) の基本波
成分「sin(2πft)」とIrfとの積である。ただ
しfは局部発振周波数である。ここで、「Irf=A(t)
sin (2πfrft)」とすると、下記の式(2)のよう
に表わすことができる。
【0007】 K /2 ・A(t) [cos{2 π(frf-f)t} −cos{2 π(frf+f)t}} … (2) 低域通過フィルタを用いて上式(2)における「A(t)co
s{2 π(frf-f)t} 」の信号成分を取り出すことにより、
frfの搬送波周波数の信号を「frf−f」の搬送波周波
数の信号に変換することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成を有
し動作を行なう周波数変換器を直接周波数変換方式の受
信機(Direct-Conversion Receiver)に用いた場合、As
ad Abidi著「Low-PowerRadio-Frequency IC's for Port
able Communucations」(Proceedings of theIEEE, vo
l.83, No4, April, 1995)に述べられているように、局
部発振信号が高周波信号入力端子より漏洩し、低雑音増
幅回路やアンテナのインピーダンス不整合(ミスマッチ
ング)等のために反射されて、高周波入力信号Irfに重
畳されて周波数変換器に入力される。この信号は本来の
局部発振信号と混合されて、直流(DC―Direct Curre
nt―)オフセットとなる。また、アンテナの周囲の環境
変動に伴って漏洩される局部発振信号の反射量が変動し
たりすると、直流オフセットが変動するために周波数の
低い雑音になったりすることがある。これを解決するた
めに、特願平8−312275号が提案されている。
【0009】偶高調波ミキサにおいては、原理的には2
次相互変調歪が発生しないことになっている。しかしな
がら、実際の回路の伝達特性は、回路素子の誤差や寄生
素子の影響により、完全な奇関数ではなく偶数項を持っ
た関数になる。この偶数成分によって2次相互変調歪み
が発生する。例えばy=x3 という関数に入力オフセッ
トが加わったとすると、 y=(x+xoff 3 =x3 +3xoff 2 x+xoff 3 … (3) となり、xoff に比例するx2 の項が現れることにな
る。
【0010】このため、ダイレクトコンバージョン受信
方式の無線受信機においては、隣接チャネルに強い入力
があった場合、所望の信号周波数に2次相互変調歪みが
発生することになり、この歪みがエラーレートを劣化さ
せる要因となる。
【0011】本発明は、2次相互変調歪を小さくし、隣
接チャネル信号による感度抑圧効果を回避し得る周波数
変換器およびこれを用いた無線受信機を提供することを
目的としている。
【0012】また、本発明は、ダイレクトコンバージョ
ン受信機における自己混合の問題を回避すると共に、小
さい局部発振信号により駆動可能な周波数変換器および
これを用いた無線受信機を提供することをも目的として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る周波数変換器は、第1の入力信号と第
2の入力信号とを入力してこれら第1および第2の信号
を合成して合成信号を出力する信号合成手段と、前記信
号合成手段が出力する前記合成信号に直流オフセットを
付加するオフセット付加手段と、直流オフセットが付加
された前記合成信号を増幅して振幅が一定である増幅信
号を出力する振幅制限増幅手段と、前記振幅制限増幅手
段が出力する増幅信号を入力し前記増幅信号に含まれる
不要な信号成分をこの増幅信号より除去して所望の信号
成分を生成して出力するフィルタ手段と、を備えること
を基本構成としている。
【0014】また、請求項2に係る周波数変換器は、上
記基本構成を備える周波数変換器において、前記オフセ
ット付加手段が、ディジタルオフセット制御信号をアナ
ログ信号に変換して所定の直流オフセットを前記合成信
号に付加させるディジタル・アナログ変換器を備えるこ
とを特徴としている。
【0015】さらに、請求項3に係る周波数変換器は、
第1の入力端子に第1の入力信号を入力し第2の入力端
子に第2の入力信号を入力して、第1及び第2の入力信
号を比較する第1の比較手段と、第1の入力端子に第2
の入力信号を入力し第2の入力端子に第1の入力信号の
反転信号を入力し、入力された両信号を比較する第2の
比較手段と、前記第1の比較手段と前記第2の比較手段
のそれぞれの小信号利得を制御する利得制御手段と、第
1の比較手段の出力と第2の比較手段の出力を入力し、
両信号を合成して不要な信号成分を除去し、所望の信号
を出力するフィルタ手段と、を備えることを特徴として
いる。
【0016】また、請求項4に係る周波数変換器は、請
求項3に記載の周波数変換器において、前記利得制御手
段が、前記第1および第2の比較手段のバイアス電流を
制御することにより前記小信号利得を制御することを特
徴としている。
【0017】さらに、請求項5に係る周波数変換器は、
請求項3に記載の周波数変換器において、前記利得制御
手段が、前記第1の入力信号とこの第1の入力信号の反
転信号とに前記直流オフセットを付加することにより前
記小信号利得を制御することを特徴としている。
【0018】請求項6に係る周波数変換器は、請求項3
に記載の周波数変換器において、前記利得制御手段が、
前記入力信号としてデジタル制御信号を入力することを
特徴としている。
【0019】請求項7に係る無線受信機は、高周波信号
を入力する高周波入力回路と、この高周波入力回路を介
して入力された前記高周波信号を局部発振信号を用いて
同相成分のベースバンド信号に変換する第1の周波数変
換器と、前記局部発振信号の位相をシフトさせた信号を
用いて前記高周波信号を直交成分のベースバンド信号に
変換する第2の周波数変換器と、を備える無線受信機お
いて、前記第1および第2の周波数変換器は、第1の入
力信号と第2の入力信号とを入力し、これら第1および
第2の信号を合成して合成信号を出力する信号合成手段
と、前記信号合成手段が出力する前記合成信号に直流オ
フセットを付加するオフセット付加手段と、直流オフセ
ットが付加された前記合成信号を増幅して、振幅が一定
である増幅信号を出力する振幅制限増幅手段と、前記振
幅制限増幅手段が出力する増幅信号を入力し、前記増幅
信号に含まれる不要な信号成分をこの増幅信号より除去
して、所望の信号成分を生成して出力するフィルタ手段
と、を備えることを特徴としている。
【0020】請求項8に係る無線受信機は、高周波信号
を入力する高周波入力回路と、この高周波入力回路を介
して入力された前記高周波信号を局部発振信号を用いて
同相成分のベースバンド信号に変換する第1の周波数変
換器と、前記局部発振信号の位相をシフトさせた信号を
用いて前記高周波信号を直交成分のベースバンド信号に
変換する第2の周波数変換器と、を備える無線受信機お
いて、前記第1および第2の周波数変換器は、第1の入
力端子に第1の入力信号を入力し第2の入力端子に第2
の入力信号を入力して、第1及び第2の入力信号を比較
する第1の比較手段と、第1の入力端子に第2の入力信
号を入力し第2の入力端子に第1の入力信号の反転信号
を入力し、入力された両信号を比較する第2の比較手段
と、前記第1の比較手段と前記第2の比較手段のそれぞ
れの小信号利得を制御する利得制御手段と、第1の比較
手段の出力と第2の比較手段の出力を入力し、両信号を
合成して不要な信号成分を除去し、所望の信号を出力す
るフィルタ手段と、を備えることを特徴としている。
【0021】例えばトランジスタ差動対により振幅制限
増幅手段を構成する場合、差動対の「入力電圧−出力電
圧特性」は、"Analysis and Design of Analog Integra
tedCircuits" の第3章に記述してあるとおり、下記式
(4)となる。 Vod=αIEEC tanh (−Vid/2VT ) … (4) トランジスタの飽和電流(saturation current)IS
誤差(ばらつき)があった場合、上式(4)は、 Vod=αIEEC tanh {(−Vid−Voff /2VT )} … (5) と表わせる。ただし、上式(5)におけるVoff は、 Voff =VT 1n{(IS −△IS )/(IS −△IS )} …(6) である。したがって、入力信号Vidに予めVoff を加え
ておくと「±IS 」の誤差を打ち消すことができる。
【0022】請求項3に係る周波数変換器の構成は、比
較器の寄生素子等によって2次相互変調歪みが発生する
が、2つの比較器の出力のうち、所望信号は強め合い、
2次相互変調歪みは打ち消し合う構成である。しかしな
がら、寄生素子の影響が2つの比較器で完全に同一にな
ることはないので、2次相互変調歪みが出力される。2
つの比較器の小信号利得を制御することによって、比較
器で発生する2次相互変調歪みの大きさを揃えると、2
次相互変調歪みの発生をさらに小さくすることができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明に係る周波数変換器およびこれを用いた無線受信機
の好適な実施形態について説明する。図1は本発明の第
1実施形態に係る周波数変換器の基本構成を示すブロッ
ク図である。図1において、周波数変換器は、入力され
た2つの信号を合成する信号合成手段10と、合成され
た信号の振幅を制限し勝つ増幅する振幅制限増幅手段2
0と、振幅制限された合成信号の特定の周波数成分のみ
を取り出すフィルタ手段30と、前記合成信号に直流オ
フセットを付加するオフセット付加手段40とを備えて
いる。
【0024】前記信号合成手段10は、第1の入力信号
として高周波信号を入力し、第2の入力信号として局部
発信信号を入力し、これら2つの信号を合成して合成信
号を出力する。また、オフセット付加手段は信号合成手
段が出力する合成信号にオフセット制御信号に基づいて
直流オフセットを付加する。振幅制限増幅手段は、直流
オフセットが付加された信号合成信号を増幅し、振幅が
一定である増幅信号を出力する。フィルタ手段は前記振
幅制限増幅手段が出力する増幅信号を入力し、増幅信号
に含まれる不要信号成分を除去して、所望の信号成分を
出力する。
【0025】図2は本発明の第1実施形態に係る周波数
変換器のさらに詳細な構成を備える第2実施形態に係る
周波数変換器の構成を示す回路図である。図2におい
て、信号合成回路(手段)10は、それぞれのベースに
高周波信号が供給されるトランジスタTr10およびTr11
と、それぞれのベースに第1および第2の局部発振信号
Loおよび*Loが供給されると共にそれぞれのエミッ
タが前記トランジスタTr10およびTr11のコレクタにそれ
ぞれ接続されるトランジスタTr12およびTr13と、を備え
ている。なお、符号11はバイアス回路である。
【0026】振幅制限増幅回路(手段)20は、前記ト
ランジスタTr10とTr12のコレクタ・エミッタ間の接続点
の信号をベースに入力するトランジスタTr20と、トラン
ジスタTr11とTr13のコレクタ・エミッタ間の接続点の信
号をそのベースに入力するトランジスタTr21と、前記ト
ランジスタTr20のコレクタにそのベースが接続されたト
ランジスタTr22と、前記トランジスタTr21のコレクタに
そのベースが接続されたトランジスタTr23と、前記トラ
ンジスタTr20およびTr21のエミッタに共通接続された定
電流源21と、前記トランジスタTr22のエミッタに接続
された定電流源22と、前記トランジスタTr23のエミッ
タに接続された定電流源23と、を備えている。
【0027】前記フィルタ手段としての低域通過フィル
タ30は、抵抗を介して前記トランジスタTr22と定電流
源22との接続点の電圧を正端子に入力すると共に抵抗
を介して前記トランジスタTr23と定電流源23との接続
点の電圧を負端子に入力する差動演算増幅器31を備え
ている。
【0028】オフセット付加手段40は、ディジタルの
オフセット制御信号を電流振幅に変換して出力し、信号
合成回路10の出力においてオフセット電圧を発生させ
る機能を備えている。この機能を実現するためオフセッ
ト付加手段40は、オフセット制御信号をスイッチに対
応したスイッチ切り替え信号に変換するデコーダ41
と、ベースを定電圧発生回路42に接続されたトランジ
スタのエミッタ電流をオン・オフすることによって切替
え信号を変換する信号変換回路43と、により構成され
ている。
【0029】次に、本発明の第3実施形態に係る周波数
変換器について説明する。図3は第3実施形態に係る周
波数変換器の構成を示す回路図である。この第3実施形
態においては、周波数変換器を変調器として用いるもの
であり、変調信号を中間周波数信号に変更することによ
りアップコンバータとして用いることもできる。図3に
おいて、周波数変換器は、変調信号と局部発振信号とを
合成して合成信号をお出力する信号合成回路(手段)1
0Aと、前記合成信号の振幅を制限・増幅すると共に前
記変調信号によってPWM変調された出力を送出する振
幅制限増幅回路20Aと、この振幅制限増幅回路の出力
の中からPWM変調信号を取り出す帯域通過フィルタ
(BPF―Band Pass Filter―)30Aと、前記信号合
成回路10Aの出力に直流オフセットを付加するオフセ
ット付加回路(手段)40Aと、を備えている。
【0030】この第3実施形態に係る周波数変換器のさ
らに詳細な構成について図3を参照しながら説明する。
図3において、信号合成回路10Aは、局部発振信号
(Lo―Local ―)入力をそれぞれのエミッタに受け入
れる一対のトランジスタTr6およびTr7と、このトラン
ジスタTr6およびTr7のコレクタにそれぞれのコレクタ
が接続されると共に前記変調信号がそれぞれのベースに
供給される一対のトランジスタTr8およびTr9と、より
構成されている。
【0031】振幅制限回路20Aは、トランジスタTr6
およびTr8のそれぞれのコレクタ間の接続点出力がその
ベースに供給されるトランジスタTr24と、トランジスタ
Tr7およびTr9のそれぞれのコレクタ間の接続点出力が
そのベースに供給されるトランジスタTr25と、より成る
差動アンプにより構成されている。
【0032】帯域通過フィルタ(BPF)30Aは、差
動アンプを構成する一対のトランジスタTr24およびTr25
のそれぞれのコレクタに接続される一対のインダクタ
と、この一対のインダクタにそれぞれ並列接続される2
つのキャパシタと、それぞれの対のインダクタとキャパ
シタの接続点から変調信号としてのRF出力を取り出す
ための一対の端子6および6と、を備え、それぞれの端
子6と前記キャパシタ・インダクタ接続点との間にもキ
ャパシタが介挿されている。
【0033】オフセット付加手段40Aは、入力された
ディジタル信号のオフセット制御信号をアナログ電圧に
変換するディジタル・アナログ変換器45と、ディジタ
ルから変換されたアナログ電圧を電流に変換する電圧・
電流変換回路46と、より構成されている。このような
構成の周波数変換回路においても、オフセット付加手段
40AによりトランジスタTr24およびTr25より構成され
る差動対のベースにオフセット電圧を付加することがで
き、トランジスタの飽和電流の誤差を打ち消すことがで
きる。
【0034】次に、本発明の第4実施形態に係る周波数
変換器について図4を参照しながら説明する。この第4
実施形態は、請求項3に係る周波数変換器に相当してい
る。図4は第4実施形態に係る周波数変換器の構成を示
すブロック図であり、図4において、周波数変換器は第
1の比較器16と、第2の比較器17と、これら第1お
よび第2の比較器の出力した信号を合成し、不要な信号
成分を除去して出力するフィルタ手段30と、第1およ
び第2の小信号利得を制御する利得制御手段50と、を
備えている。
【0035】前記第1の比較器16は、第1の入力端子
に第1の入力信号としてのRF信号を入力し、第2の入
力端子に第2の入力信号としてのLo信号を入力し、入
力された両信号を比較し、比較結果を出力している。前
記第2の比較器17は、第1の入力端子に第2の入力信
号としてのLo信号を入力し、第2の入力端子に第1の
入力信号としてのRF信号の反転信号を入力し、入力さ
れた両信号を比較し比較結果を出力している。
【0036】前記利得制御手段50は、第1の比較器1
6と第2の比較器17の小信号利得を制御し、両比較器
の出力に含まれる2次相互変調歪みの振幅が揃うよう
に、利得制御信号に基づいて第1および第2の比較器1
6および17の小信号利得を制御する。フィルタ手段3
0は、第1の比較器16の出力と第2の比較器17のそ
れぞれの出力信号を入力し、両信号を合成して不要信号
成分を除去し、所望の信号を出力している。
【0037】この第4実施形態の詳細な構成が、図5に
示される第5実施形態に係る周波数変換器である。図5
において、第1の比較器16および第2の比較器17と
もトランジスタ差動対によって構成されている。すなわ
ち、第1の比較器16は、一対のトランジスタTr14およ
びTr15により構成される差動対12と、トランジスタTr
14のベースとRF入力端子15aとの接続点に並列接続
されたインダクタ13と、を備え、第2の比較器17
は、一対のトランジスタTr16およびTr17により構成され
る差動対18と、トランジスタTr16のベースと*RF入
力端子15bとの接続点に並列接続されたインダクタ1
9と、を備えている。トランジスタTr14およびTr15のそ
れぞれのエミッタの接続点には可変電流源51が接続さ
れており、また、トランジスタTr16およびTr17のそれぞ
れのエミッタの接続点には可変電流源52が接続されて
いる。可変電流源51および52には利得制御手段50
の出力が供給されるように構成されている。
【0038】以上の構成において、利得制御手段50は
利得制御信号に基づいて制御用の出力を可変電流源51
および52に供給し、これによって可変電流源51およ
び52の電流値が制御されることになる。このようにし
て、トランジスタ差動対の小信号利得はバイアス電流を
増減させることにより制限することが可能となる。この
とき、それぞれの比較器の変換利得も変換されてしまう
が、一方の比較器の変換利得を上げると共に、他方の比
較器の変換利得を下げることにより合成出力としての変
換利得を小さくすることができる。
【0039】上記第4の実施形態に係る異なる詳細な構
成として、図6に示す第6実施形態に係る周波数変換器
がある。この第6実施形態に係る周波数変換器は、第5
実施形態に係る周波数変換器を2つ組み合わせたもので
あり、したがって、第1および第2の比較器16および
17のトランジスタ差動対がそれぞれ2対ずつ設けられ
ている構成となっている。
【0040】図6において、第1の比較器16は、トラ
ンジスタ差動対12Aと、これらのエミッタ間の接続点
に接続された可変電流源51Aと、トランジスタ差動対
12Bと、これらのエミッタ間の接続点に接続された可
変電流源51Bと、を備え、トランジスタ差動対12A
は、一対のトランジスタTr14A およびTr15A により構成
され、トランジスタTr14A のベースはRF入力端子15
aに接続されている。トランジスタ差動対12Bは、一
対のトランジスタTr14B およびTr15B により構成され、
トランジスタTr14B のベースはRF入力端子15aに並
列に接続されている。なお、インダクタ等の表記は省略
されている。
【0041】また、第2の比較器17は、一対のトラン
ジスタTr16A およびTr17A により構成されるトランジス
タ差動対18Aと、これらのトランジスタのエミッタ間
に接続された可変電流源52Aと、一対のトランジスタ
Tr16B およびTr17B により構成されるトランジスタ差動
対18Bと、トランジスタTr16B およびTr17B のエミッ
タ間に接続される可変電流源52Bと、により構成さ
れ、トランジスタTr16AおよびTr16B のそれぞれのベー
スは並列接続されて、*RF入力端子15bに接続され
ている。
【0042】可変電流源51A,51B,52Aおよび
52Bには、利得制御信号により利得制御電流を供給す
る利得制御手段50が接続されている。この第6実施形
態に係る周波数変換器においては、局部発振信号も差動
入力信号Loおよび*LoとしてトランジスタTr15A ,
Tr15B ,Tr17A およびTr17B のそれぞれのベースに供給
されている。このように、局部発振信号も差動信号とす
ることにより、局部発振信号の漏洩を少なくし、周波数
変換器における自己混合を更に少なくするように構成し
ている。この局部発振信号が差動入力である周波数変換
器においても、素子のバラツキ等のために2次相互変調
歪みが発生することになるが、利得制御手段50を備え
ているので、図5に示す第5実施形態に係る周波数変換
器と同様に、バイアス電流を制御することにより素子の
バラツキを見掛け上補正することができる。
【0043】次に、本発明の第7実施形態に係る周波数
変換器について、図7を参照しながら説明する。図7
は、本発明の第7実施形態に係る周波数変換器の構成を
示す回路図である。図において、第1の比較器16は、
一対のトランジスタTr14およびTr15により構成される差
動対12と、トランジスタTr14のベースとRF入力端子
15aとの接続点に並列接続されたインダクタ13と、
を備え、第2の比較器17は、一対のトランジスタTr16
およびTr17により構成される差動対18と、トランジス
タTr16のベースと*RF入力端子15bとの接続点に並
列接続されたインダクタ19と、を備えている。第1の
比較器16のインダクタ13と、第2の比較器17のイ
ンダクタ19には、利得制御手段としてのディジタル・
アナログ変換器55が直列接続されている。
【0044】前記差動対のそれぞれにおける入力電圧と
出力電圧の関係は、下式(7)のように、 Vod=αIEEC tanh {(−Vid−Voff /2VT )} …(7) と表わすことができるので、小信号利得は式(7)をV
odで微分することにより「Vid=0」とおいたものとな
る。すなわち、下式(8)のようになる。 したがって、上式(8)におけるVoff を増減させるこ
とにより小信号利得を制御することができる。利得制御
手段としてのディジタル・アナログ変換器55は上記オ
フセット電圧を増減させる最適値を設定して、その最適
値を前記インダクタ13または19に供給することによ
り利得制御を行なっている。この性質を利用することに
より、第1の比較器16と第2の比較器17の利得を制
御でき、2次相互変調歪みを抑圧することができる。
【0045】次に、本発明の第8実施形態に係る周波数
変換器を用いた無線受信機について図7を参照しながら
説明する。図8は、第8実施形態の周波数変換器を用い
た無線受信機の概略構成を示すブロック図であり、同図
において、無線受信機60は高周波信号(RF)入力が
供給される入力端子61と、この入力端子61を介して
供給される高周波信号を受け入れる高周波入力回路62
と、局部発振(Lo)信号が供給される入力端子63
と、入力された局部発振信号を同相成分(I)および直
交成分(Q)の2つの信号成分に分配する信号分配器6
4と、信号分配器64により分配された局部発振信号を
用いて高周波入力回路62の出力をベースバンドに変換
する偶高調波周波数変換器65と、変換されたベースバ
ンドをIチャネル信号成分として出力する端子66と、
前記信号分配器64により分配された曲発振信号の位相
をシフトさせる移相器67と、この位相器により位相を
シフトされた局部発振信号を用いて高周波入力回路62
の出力をベースバンドに変換する偶高調波周波数変換器
68と、変換された偶高調波をQチャネル成分として出
力する端子69と、を備えている。
【0046】この第8実施形態に係る無線受信機は、2
つの偶高調波周波数変換器を用いて直交復調器を構成し
た例であるが、移相器67として伝送線路を用いる場
合、信号分配器64の出力インピーダンスは伝送線路イ
ンピーダンスとの整合を取る必要があるために信号振幅
は3dB小さくなる。一方、伝送線路のインピーダンス
が一定であるならば、伝送線路から周波数変換器65お
よび68に入力される熱雑音も一定であるため、2つに
分配された高周波入力信号の位相をπ/2だけずらす場
合には、信号対雑音比(S/N)が3dBほど劣化する
ことになる。位相と振幅が等しい2つの信号を得るため
には周波数変換器65および68の入力を並列に接続し
た上で、伝送線路インピーダンスと入出力インピーダン
スとの整合を取るようにすれば良い。この場合は、信号
および雑音共に半分となるので信号対雑音比の劣化はな
くなる。したがって、高周波入力回路62には移相器を
用いない方が信号対雑音比については有利である。伝送
線路を用いて局部発振信号の位相をずらした場合にも上
記と同様に信号対雑音比は劣化することになる。
【0047】しかしながら、偶高調波周波数変換器65
および68は、局部発振信号の周波数の偶数倍の雑音成
分が強く出力に現れ、奇数倍の雑音成分の影響は少な
い。必要な信号と問題となる雑音との周波数がそれぞれ
異なるので、偶数倍波抑圧手段を設けておけば、信号分
配器による信号対雑音比の劣化を回避することが可能と
なる。なお、局部発振信号の周波数は高周波信号の2倍
であることから、高周波信号のπ/2移相器と局部発振
信号のπ/4移相器とは、同じ長さの伝送線路となる。
【0048】次に、本発明の第9実施形態に係る周波数
変換器を用いた無線受信機について図9を参照しながら
説明する。図9は第9実施形態に係る周波数変換器を用
いた無線受信機の構成を示すブロック図である。図9に
おいて、無線受信機70は、無線周波数(RF)信号等
の高周波信号を受信するアンテナ71と、受信された高
周波信号を低雑音によって増幅する低雑音増幅器(Low
Noise Amplifier ―LNA―)72と、このLNA72
の増幅出力を帯域濾波するバンドパスフィルタ(BP
F)73と、帯域濾波された信号出力を分配する信号分
配器74と、局部発振信号を生成する局部発振器75
と、前記局部発振信号を可変で減衰させる可変減衰器7
6と、減衰された局部発振信号を分配する信号分配器7
7と、分配された一方の局部発す信号と信号分配器74
により分配された高周波信号とを乗算する乗算器78
と、乗算器78の出力の低域成分を通過させて乗算器7
8の出力を濾波するローパスフィルタ(LPF)79
と、このLPF79からのアナログ出力をディジタル出
力に変換するA/D変換器80と、前記信号分配器77
により分配された他方の局部発振信号の位相を所定量だ
け移相させる移相器81と、分配され、かつ移相された
他方の局部発振信号信号分配器74により分配された高
周波信号とを乗算する乗算器82と、この乗算器82の
出力の低域成分を通過させて乗算器82の出力を濾波す
るLPF83と、このLPF83のアナログ出力をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器84と、前記A/D
変換器80および84よりそれぞれ出力されるディジタ
ル信号を処理するディジタル信号処理部85と、処理さ
れたディジタル信号を出力する端子86と、を備えてい
る。
【0049】この第9実施形態に係る無線受信機70に
おいては、前記乗算器78、LPF79およびA/D変
換器80により第1の周波数変換器が形成され、前記乗
算器82、LPF83およびA/D変換器84により第
2の周波数変換器が形成されている。この第1の周波数
変換器および第2の周波数変換器のそれぞれに本発明に
係るオフセット付加手段を備えた周波数変換器が組み込
まれている。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る周波数変換器によれば、バイアス電流を制御すること
により素子のバラツキに起因する2次相互変調歪みを小
さくすることができ、隣接チャネル信号によるチャネル
抑圧効果を回避することが可能となる。
【0051】また、2つの信号を合成した合成信号に直
流オフセットを付加するようにしているので、直流オフ
セットが変動してもこれに対応してその変動分を打ち消
すことができ、小さい局部発振信号により周波数変換器
を駆動することができる。
【0052】また、この周波数変換器を無線受信機に適
用することにより、受信機を小型化できると共に、特に
集積化に適したダイレクトコンバージョン受信方式の無
線受信機においても相互変調歪みによる感度劣化を防ぐ
ことができる。
【0053】さらに、直流オフセット付加手段を設ける
ことにより、ダイレクトコンバージョン受信機における
自己混合の問題を回避することができると共に、感度の
良好な小型携帯無線端末を実現することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る周波数変換器の構
成を示すブロック図。
【図2】本発明の第2実施形態に係る周波数変換器の詳
細な構成を示す回路図。
【図3】本発明の第3実施形態に係る周波数変換器の構
成を示す回路図。
【図4】本発明の第4実施形態に係る周波数変換器の構
成を示すブロック図。
【図5】本発明の第5実施形態に係る周波数変換器の構
成を示す回路図。
【図6】本発明の第6実施形態に係る周波数変換器の構
成を示す回路図。
【図7】本発明の第7実施形態に係る周波数変換器の構
成を示す回路図。
【図8】本発明の第8実施形態に係る周波数変換器を用
いた無線受信機の構成を示すブロック図。
【図9】本発明の第9実施形態に係る周波数変換器を用
いた無線受信機の構成を示すブロック図。
【図10】従来の周波数変換器の構成を示す回路図。
【符号の説明】
10,10A 信号合成手段 16 第1の比較器 17 第2の比較器 20,20A 振幅制限増幅手段 30,20A フィルタ手段 40,40A オフセット付加手段 41 デコーダ 43 信号切換回路 45 アナログ・ディジタル変換器 50 利得制御手段 55 ディジタル・アナログ変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大 高 章 二 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内 (72)発明者 藤 本 竜 一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内 (72)発明者 谷 本 洋 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の入力信号と第2の入力信号とを入力
    し、これら第1および第2の信号を合成して合成信号を
    出力する信号合成手段と、 前記信号合成手段が出力する前記合成信号に直流オフセ
    ットを付加するオフセット付加手段と、 前記直流オフセットが付加された前記合成信号を増幅し
    て、振幅が一定である増幅信号を出力する振幅制限増幅
    手段と、 前記振幅制限増幅手段が出力する前記増幅信号を入力
    し、この増幅信号に含まれる不要な信号成分をこの増幅
    信号から除去して、所望の信号成分を生成して出力する
    フィルタ手段と、 を備えることを特徴とする周波数変換器。
  2. 【請求項2】前記オフセット付加手段が、ディジタルオ
    フセット制御信号をアナログ信号に変換して所定の直流
    オフセットを前記合成信号に付加させるディジタル・ア
    ナログ変換器を備えることを特徴とする請求項1に記載
    の周波数変換器。
  3. 【請求項3】第1の入力端子に第1の入力信号を入力し
    第2の入力端子に第2の入力信号を入力して、第1及び
    第2の入力信号を比較する第1の比較手段と、 第1の入力端子に第2の入力信号を入力し第2の入力端
    子に第1の入力信号の反転信号を入力し、入力された両
    信号を比較する第2の比較手段と、 前記第1の比較手段と前記第2の比較手段のそれぞれの
    小信号利得を制御する利得制御手段と、 第1の比較手段の出力と第2の比較手段の出力を入力
    し、両信号を合成して不要な信号成分を除去し、所望の
    信号を出力するフィルタ手段と、 を備えることを特徴とする周波数変換器。
  4. 【請求項4】前記利得制御手段は、前記第1および第2
    の比較手段のバイアス電流を制御することにより前記小
    信号利得を制御することを特徴とする請求項3に記載の
    周波数変換器。
  5. 【請求項5】前記利得制御手段は、前記第1の入力信号
    とこの第1の入力信号の反転信号とに前記直流オフセッ
    トを付加することにより前記小信号利得を制御すること
    を特徴とする請求項3に記載の周波数変換器。
  6. 【請求項6】前記利得制御手段は、前記入力信号として
    デジタル制御信号を入力することを特徴とする請求項3
    に記載の周波数変換器。
  7. 【請求項7】高周波信号を入力する高周波入力回路と、
    この高周波入力回路を介して入力された前記高周波信号
    を局部発振信号を用いて同相成分のベースバンド信号に
    変換する第1の周波数変換器と、前記局部発振信号の位
    相をシフトさせた信号を用いて前記高周波信号を直交成
    分のベースバンド信号に変換する第2の周波数変換器
    と、を備える周波数変換器を用いた無線受信機おいて、 前記第1および第2の周波数変換器は、第1の入力信号
    と第2の入力信号とを入力し、これら第1および第2の
    信号を合成して合成信号を出力する信号合成手段と、前
    記信号合成手段が出力する前記合成信号に直流オフセッ
    トを付加するオフセット付加手段と、直流オフセットが
    付加された前記合成信号を増幅して、振幅が一定である
    増幅信号を出力する振幅制限増幅手段と、前記振幅制限
    増幅手段が出力する増幅信号を入力し、前記増幅信号に
    含まれる不要な信号成分をこの増幅信号より除去して、
    所望の信号成分を生成して出力するフィルタ手段と、を
    備えることを特徴とする周波数変換器を用いた無線受信
    機。
  8. 【請求項8】高周波信号を入力する高周波入力回路と、
    この高周波入力回路を介して入力された前記高周波信号
    を局部発振信号を用いて同相成分のベースバンド信号に
    変換する第1の周波数変換器と、前記局部発振信号の位
    相をシフトさせた信号を用いて前記高周波信号を直交成
    分のベースバンド信号に変換する第2の周波数変換器
    と、を備える周波数変換器を用いた無線受信機おいて、 前記第1および第2の周波数変換器は、第1の入力端子
    に第1の入力信号を入力し第2の入力端子に第2の入力
    信号を入力して、第1及び第2の入力信号を比較する第
    1の比較手段と、第1の入力端子に第2の入力信号を入
    力し第2の入力端子に第1の入力信号の反転信号を入力
    し、入力された両信号を比較する第2の比較手段と、前
    記第1の比較手段と前記第2の比較手段のそれぞれの小
    信号利得を制御する利得制御手段と、第1の比較手段の
    出力と第2の比較手段の出力を入力し、両信号を合成し
    て不要な信号成分を除去し、所望の信号を出力するフィ
    ルタ手段と、を備えることを特徴とする周波数変換器を
    用いた無線受信機。
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