JP4864980B2 - 差動回路からの2次相互変調積を低減するシステム - Google Patents

差動回路からの2次相互変調積を低減するシステム Download PDF

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Description

無線通信におけるRF信号から低周波信号への変換に関する。さらに具体的には、本発明は、直接変換受信機のパッシブミキサに関する。
無線装置は、音声およびデータのモバイル通信を可能とするために、長年にわたって用いられている。このような装置は、たとえば、携帯電話機および無線機器対応の携帯情報端末(PDA)を含む。図1は、このような無線装置のコアコンポーネントの一般的なブロック図である。無線コア10は、無線装置のアプリケーション特有の機能を制御し、且つ音声またはデータ信号を無線周波数(RF)トランシーバチップ14とやり取りするベースバンド処理部12を含む。RFトランシーバチップ14は、送信信号の周波数アップコンバージョン、および受信信号の周波数ダウンコンバージョンに関与している。RFトランシーバチップ14は、基地局または他のモバイル機器からの送信信号を受信するアンテナ18に接続された受信機コア16、および利得回路22を介してアンテナ18により信号を送信する送信機コア20を含む。当業者であれば、図1は簡略化されたブロック図であり、適切な動作および機能を可能とするのに必要な他の機能ブロックを含んでもよいことを理解されたい。
一般に、送信機コア20は、基地局からの電磁信号を送信用のより高い周波数に変換するのに関与する。一方、受信機コア16は、それらの信号が受信機に到達したときに、それらの周波数を元の周波数バンドへ変換するのに関与する。これらは、それぞれアップコンバージョンおよびダウンコンバージョン(または変復調)として知られる処理である。原信号またはベースバンド信号は、たとえば、データ、音声またはビデオであってよい。これらのベースバンド信号は、マイクロホンまたはビデオカメラなどのトランスデューサにより生成されてもよく、コンピュータにより生成されてもよく、または電子記憶装置から転送されてもよい。一般に、高周波は、ベースバンド信号よりも長距離および高性能のチャネルを提供する。そして、高周波電波(RF)信号は、空気中を伝搬するので、ハード・ワイヤードのチャネルまたはファイバチャネルと同様に、無線通信に対しても好適に用いられる。
これらの信号の全ては、通常、高周波(RF)信号と称され、電磁信号である。すなわち、電波伝搬に通常関係する電磁スペクトル内において電気的および磁気的な特性を備える波形である。
受信機コア16は、低雑音増幅器、1つ以上のミキサ、フィルタ、アナログ・デジタル変換器および可変利得増幅器で構成される受信機パス(receiver path)を含むことができる。受信機コアにおけるコンポーネントのこのリストは、包括的なものではないが、当業者であれば、特定の構成は、準拠する通信規格および選択された受信機のアーキテクチャ実装に依存することを理解するであろう。
スーパーへテロダイン、イメージ除去(image rejection)、直接変換、ニアゼロIF変換、およびハーモニックミキシングアーキテクチャなどの、いくつかの異なる受信機アーキテクチャが知られている。直接変換アーキテクチャは、RFからベースバンド周波数への変換をシングルステップで実行する。RF信号は、搬送周波数で局部発振器と混ぜ合わされ、従って、信号を破損させるイメージ周波数およびイメージコンポーネントは存在しない。イメージ周波数およびイメージコンポーネントは、他のアーキテクチャにとって問題となる。
受信機パスの重要なコンポーネントは、入力RF信号をベースバンド周波数クロックに変調(ダウンコンバートまたはアップコンバート)するのに関与するミキサ回路である。理想的には、ミキサ回路は、理想的な線形回路である。理想的な線形回路とは、回路の入力信号と回路の出力信号との間の関係が線形(リニア)であることを意味する。
周知の差動ミキサ回路の例が図2に示されている。差動対ミキサ回路40は、アクティブなミキサ回路であり、電圧源VCCとnチャネルトランジスタ44のドレイン入力端子との間に直列に接続された負荷抵抗R1およびnチャネルトランジスタ42と、VCCとnチャネルトランジスタ44の同じドレイン入力端子との間に直列に接続された負荷抵抗R2およびnチャネルトランジスタ46とを含む。nチャネルトランジスタ42のゲート端子は、信号zを受信し、nチャネルトランジスタ46のゲート端子は、zと表される信号zの相補(complement)信号を受信する。nチャネルトランジスタ44のゲート端子は、RF入力信号xを受信し、そのソース端子は、VSSに接続されている。結果として生じる相補的な出力信号yおよびyは、それぞれnチャネルトランジスタ42および46のドレイン端子から得られる。ミキサ回路40の一方の出力パス48は、nチャネルトランジスタ44のドレイン入力とノードyとの間にあり、他方の出力パス50は、nチャネルトランジスタ44のドレイン入力とノードyとの間にある。
この回路の問題は、入力トランジスタ44の非線形性にある。この非線形性は、望まれていない相互変調積を有する出力y/yを発生させる。入力トランジスタ44を通る電流「I」は、下記の式(1)で表すことができる。
(1)I=g *Vx
ここで、gは、相互コンダクタンスであり、Vxは、入力信号xの電圧である。
しかしながら、トランジスタ44のgは非線形であるため、実電流「I」は、式(2)で表される。
(2)I=aVx+aVx+aVx+aVx...
ここで、a、a、aおよびaは係数であり、a以降の項は、n次の相互変調積と見なされている。
相互変調積の影響は、z(t)によりベースバンドにダウンコンバートされたミキサ回路40の出力y(t)に見ることができる。出力y(t)は、RF信号周波数において、大きな周波数成分を有する。図3aは、2つのトーン(tone)のωおよびωで構成された入力信号x(t)を示している。図3bは、信号x(t)をダウンコンバートするのに用いられるωに周波数トーンを有する信号z(t)を示している。ダウンコンバート後、トーンωおよびωは、ωにより置き換えられる。図3cは、ωおよびωを、それぞれω−ωおよびω−ωとして置き換えた様子を示している。トーンω−ωは、式(2)の2次の項により生成される。このトーンは、無線通信のSNRを事実上低下させる。従って、2次相互変調積の影響を軽減するために、a以外の全ての係数をゼロとすることにより線形関係が理想的に維持されており、その結果、それらの項は消滅する。
しかしながら、ミキサ回路40は差動型の回路であるので、係数aはもともとゼロまで低減されるべきである。図2に示されたような差動回路は、通常、回路内に導入されるかもしれない任意のひずみ成分を本質的に相殺するべき2つの相補的なデータパスを有している。通常、差動型回路は、全ての偶数次の項のa、a、aなどを0に設定する。
しかしながら実際には、偶数次の項は、2つの相補的なデータパスが完全に同じように一致した場合のみ相殺(キャンセル)される。たとえば図2のミキサ回路40においては、偶数次の項は、抵抗R1とR2の両方の特性が等しく(すなわち、R1=R2)、トランジスタ42と46の両方の電気的特性が等しく、トランジスタ44から42の間の接続部とトランジスタ44から46の間の接続部が等しい場合にのみ、相殺される。この状況では、両方のデータパスは、一致していると見なすことができる。それゆえ、2次相互変調積は、本質的に相殺されるはずである。
しかしながら、この状況は理想的なものであり、実際には2つのデータパス48および50は、互いに電気的に同一ではない。半導体回路のレイアウトおよび/またはほんのわずかなプロセス変動および/またはチップにわたる異常(anomaly)が2つのパス間にミスマッチ(不一致)をもたらす可能性がある。図2に関していうと、2つの負荷抵抗はほんのわずかに異なる値を有する可能性があり、またはトランジスタ42および46は、ほんのわずかに異なるドーピングレベルや寸法の違いを有する可能性があり、またはトランジスタ間の接続部におけるアンバランスな寄生容量があり、これらは、パスにおけるミスマッチを生じさせるのに十分である。このミスマッチは、2次相互変調積を発生させる可能性がある。データパスのミスマッチは、負荷抵抗の一方または両方をトリミングすることにより、またはチップに前もって形成された異なる値の抵抗にデジタル処理で切り替えることにより、補償することができる。これは、通常は製造された装置をテストする間に、2次相互変調積の振幅を検出および測定し、その後2次相互変調積の大きさを最小化する適切な抵抗を選択することにより行われる。
2次の相互変調積を最小化する別の周知のスキームは、パスの一方から電流を直接追加または除去することにより、ミキサの相補的な出力パスを釣り合わせる(balancing)または一致させる(matching)ことである。これは、図4に示される差動ミキサ60に関して示されている。
図4の差動ミキサ60は、図2に示される差動対ミキサ回路40と実質的によく似ているが、図2の回路は、入力信号xの単相(single phase)に応答するだけであるのに対して、入力信号x(xおよびx)の両方の位相に応答するように構成されている。差動ミキサ60は、事実上、併合された2つの差動対型ミキサ回路である。第1差動対回路は、共通負荷抵抗R1、バイポーラトランジスタ62、バイポーラトランジスタ64、バイポーラトランジスタ66および共通負荷抵抗R2を含む。共通負荷抵抗R1およびバイポーラトランジスタ62は、VCCとバイポーラトランジスタ66のコレクタ端子との間に直列に接続されている。共通負荷抵抗R2およびバイポーラトランジスタ64は、VCCとバイポーラトランジスタ66のコレクタ端子との間に直列に接続されている。バイポーラトランジスタ66は、入力信号xを受信するベース端子と、VSSに接続されたエミッタとを有する。バイポーラトランジスタ62のベース端子は、信号zを受信し、一方、バイポーラトランジスタ64のベース端子は、信号zの逆位相の信号zを受信する。出力信号OUTは、バイポーラトランジスタ62のコレクタ端子から生成される。
第2差動対回路は、共通負荷抵抗R2、バイポーラトランジスタ68、バイポーラトランジスタ70、バイポーラトランジスタ72、および共通負荷抵抗R1を含む。共通負荷抵抗R2およびバイポーラトランジスタ70は、VCCとバイポーラトランジスタ72のコレクタ端子との間に直列に接続されている。共通負荷抵抗R1およびバイポーラトランジスタ68は、VCCとバイポーラトランジスタ72のコレクタ端子との間に直列に接続されている。バイポーラトランジスタ72は、xの逆位相である入力信号xを受信するベース端子と、VSSに接続されたエミッタとを有する。バイポーラトランジスタ70のベース端子は、信号zを受信し、一方、バイポーラトランジスタ68のベース端子は、zを受信する。出力信号OUTは、バイポーラトランジスタ70のコレクタ端子から生成される。
差動ミキサ60の動作は、簡単である。zがハイ電圧レベルのとき、トランジスタ62および70はオンにされ、一方、トランジスタ64および68はオフにされる。逆に、zがハイ電圧レベルのとき、トランジスタ64および68はオンにされ、一方、トランジスタ62および70はオフにされる。その一方で、トランジスタ66および72は、入力信号x/xのレベルに応じてオンオフされる。それ故、トランジスタ66および72は、信号zが所定周波数で発振しているときに、outおよびoutに交互につながれる。出力パスにおけるミスマッチを補正するために、プログラマブル電流源74で構成された補償回路をVCCとバイポーラトランジスタ62のコレクタ端子との間に接続することができる。この電流源は、ひとそろいの異なる電流源からデジタル処理で切り替えることができる。これに代えて、プログラマブル電流源74は、回路における入力ノード「r」に接続されてもよい。
図4に示されるように、ミキサ回路は、バイポーラ技術、またはSiGe、GaAs、およびその他のヘテロ接合技術を用いて製造することができる。これらの技術は、RF回路に対していくつかの利点を提供するが、比較的新しく、非常に複雑で、従って高価である。結果的に、これらのRF装置を製造するコストは、ひどく高い。一方、相補性金属酸化膜半導体(CMOS)技術は、半導体装置の製造において、非常に熟成され、且つ安価な製造プロセスである。
残念なことに、図4のミキサ回路において、バイポーラトランジスタをCMOSトランジスタで直接置き換えた場合、大きなノイズが負荷され、これは望ましくない。より具体的には、ミキサ回路のトランジスタは、絶えずスイッチがオンオフされるため、大きなDC電流が回路を流れる。このDC電流は、かなりの量のノイズを付加し、このノイズは受信機のSNRを低下させる。
たとえノイズのレベルを許容できるレベルまで低減できたとしても、回路パスのミスマッチの問題は依然として当てはまり、2次相互変調積を発生させる結果となるかもしれない。1つの解決法は、回路パスのレイアウトが対称で且つ一致するようにすることである。しかしながら、潜在的なCMOSトランジスタのミスマッチは、たとえ対称な回路レイアウトであったとしても、回路パスのミスマッチの一因となる可能性がある。これは、主にトランジスタの閾値電圧の変動が原因である。トランジスタの閾値電圧の厳密な管理は、トランジスタのサイズが大きくなるほど、より容易に得ることができるが、トランジスタのサイズを大きくすると、消費電力が増加するのに加えて、帯域幅が制限されてしまう。
それ故、回路パスのミスマッチにより生じる偶数次の相互変調積が最小化された、低コストで、低ノイズのCMOSミキサ回路を提供することが望ましい。
本発明の目的は、従来の差動CMOSパッシブミキサ回路における少なくとも一つの不利点を取り除くまたは軽減することである。特に、本発明の目的は、CMOSパッシブミキサ回路の差動信号パスを釣り合わせ、相互変調積を低減することである。
第1の態様において、本発明は、入力信号をクロック信号を用いて変調する差動パッシブCMOSミキサを提供する。このミキサは、第1信号パス、第2信号パス、およびミスマッチ補正回路を含む。第1信号パスは、クロック信号に応じて入力信号を第1出力ノードにつなぐ第1トランジスタを有する。第2信号パスは、相補クロック信号(a complement of the clock signal)に応じて入力信号を第2出力ノードにつなぐ。ミスマッチ補正回路は、オフセット信号に応じてオフセット電圧を生成し、オフセット電圧は、第1信号パスと前記第2信号パスの電気的特性を釣り合わせるために第1信号パスに動作可能なように接続され、2次相互変調積を最小化する。
本発明の具体化によれば、第1信号パスおよび第2信号パスは、対称的なレイアウトを有することができ、ミスマッチ補正回路は、オフセット信号に応じてオフセット電圧を生成する少なくとも1つのデジタル・アナログ変換器を含むことができる。オフセット信号は、nビットワードであり、nは0よりも大きい任意の整数値である。ミスマッチ補正回路は、第2オフセット信号に応じて第2オフセット電圧を生成する第2デジタル・アナログ変換器を含む。ミスマッチ補正回路は、第1組のレジスタ、第2組のレジスタおよびマルチプレクサ回路を含むことができる。第1組のレジスタは、nビットのオフセット信号を記憶し、第1組のレジスタは、nビットのオフセット信号をデジタル・アナログ変換器に供給する。第2組のレジスタは、nビットの第2オフセット信号を記憶し、第2組のレジスタは、nビットの第2オフセット信号を第2デジタル・アナログ変換器に供給する。ここで、オフセット信号と第2オフセット信号は順々に(in sequence)受信される。マルチプレクサ回路は、オフセット信号を第1組のレジスタに、第2オフセット信号を第2組のレジスタに選択的につなぐ。オフセット信号および第2オフセット信号は、デジタル・アナログ変換器および第2デジタル・アナログ変換器により並列に受信されてもよい。
本態様のさらなる具体化において、第1トランジスタは、第1トランジスタの閾値電圧を調整するために、オフセット電圧につながれたバルク端子を有し、第2トランジスタは、第2トランジスタの閾値電圧を調整するために、第2オフセット電圧につながれたバルク端子を有する。あるいはまた、オフセット電圧は、第1出力ノードに直接つながれ、オフセット電圧は、コモンモード電圧と調整電圧との和であってもよい。第2オフセット電圧は、第2出力ノードに直接つながれ、第2オフセット電圧は、コモンモード電圧と調整電圧の和であってもよい。
本態様のさらに別の具体化において、差動パッシブCMOS回路は、第3信号パスと第4信号パスとをさらに含んでもよい。第3信号パスは、相補クロック信号に応じて相補入力信号を第1出力ノードにつなぐ第3トランジスタを有する。第4信号パスは、クロック信号に応じて相補入力信号を第2出力ノードにつなぐ第4トランジスタを有する。ミスマッチ補正回路は、オフセット信号に応じて、第2オフセット電圧、第3オフセット電圧および第4オフセット電圧をさらに生成する。第2オフセット電圧は、第2トランジスタのバルク端子につながれてもよく、第3オフセット電圧は、第3トランジスタのバルク端子につながれてもよく、第4オフセット電圧は、第4トランジスタのバルク端子につながれてもよい。あるいはまた、ミスマッチ補正回路は、オフセット信号に応じて第2オフセット電圧をさらに生成し、オフセット電圧は、第1出力ノードに直接つながれ、第2オフセット電圧は、第2出力ノードに直接つながれる。あるいはまた、ミスマッチ補正回路は、オフセット信号に応じて第2オフセット電圧をさらに生成し、オフセット電圧は、入力信号につながれ、前記オフセット電圧は、前記相補入力信号につながれる。
第2の態様において、本発明は、差動パッシブCMOSミキサを提供する。この差動パッシブCMOSミキサは、第1共通入力端子に並列につながれた第1トランジスタおよび第2トランジスタ、第2共通入力端子に並列につながれた第3トランジスタおよび第4トランジスタ、第1オフセット電圧、第2オフセット電圧、第3オフセット電圧、および第4オフセット電圧を含む。第1トランジスタは、クロック信号により制御され、第2トランジスタは、相補クロック信号により制御される。第3トランジスタは、相補クロック信号により制御され、第4トランジスタは、クロック信号により制御される。第1トランジスタおよび第3トランジスタは、第1共通出力端子に並列に接続されており、第2トランジスタおよび第4トランジスタは、第2共通出力端子に並列に接続されている。第1オフセット電圧は、第1トランジスタの閾値電圧を設定するために、第1トランジスタのバルク端子につながれている。第2オフセット電圧は、第2トランジスタの閾値電圧を設定するために、第2トランジスタのバルク端子につながれている。第3オフセット電圧は、第3トランジスタの閾値電圧を設定するために、第3トランジスタのバルク端子につながれている。第4オフセット電圧は、第4トランジスタの閾値電圧を設定するために、第4トランジスタのバルク端子につながれている。
本態様の具体化において、第1オフセット電圧、第2オフセット電圧、第3オフセット電圧、および第4オフセット電圧は、nビットのオフセット信号に応じてミスマッチ補正回路により生成され、ここでnは0より大きい整数値である。ミスマッチ補正回路は、第1デジタル・アナログ変換器、第2デジタル・アナログ変換器、第3デジタル・アナログ変換器、および第4デジタル・アナログ変換器を含んでもよい。第1デジタル・アナログ変換器は、第1iビット信号に応じて前記第1オフセット電圧を生成する。第2デジタル・アナログ変換器は、第2iビット信号に応じて第2オフセット電圧を生成する。第3デジタル・アナログ変換器は、第3iビット信号に応じて第3オフセット電圧を生成する。第4デジタル・アナログ変換器は、第4iビット信号に応じて第4オフセット電圧を生成する。nビットのオフセット信号は、前記第1から第4iビット信号を含み、ここでiは0より大きい整数値である。
第3の態様において、本発明は、オフセット電圧の組み合わせを印加することにより、パッシブCMOSミキサ回路における差動出力のミスマッチを補正する方法を提供する。この方法は、オフセット電圧のデフォルトの組み合わせをミキサ回路に印加するステップと、ミキサ回路のIIP2値を測定するステップと、IIP2値を所定値と比較するステップと、測定されたIIP2値が所定値を満たさない場合に新しいオフセット電圧の組み合わせを印加するステップと、測定されたIIP2値が少なくとも所定値となるまでステップb)からd)を繰り返すステップとを含む。
本態様の具体化によれば、オフセット電圧のデフォルトの組み合わせは、デフォルトのオフセットコードに対応し、新しいオフセット電圧の組み合わせのそれぞれは、新しいオフセットコードに対応する。オフセット電圧の組み合わせは、ミキサ回路におけるn個のトランジスタの対応するバルク端子につながれたn個のオフセット電圧を含み、nは0より大きい整数値である。あるいはまた、オフセット電圧の組み合わせは、ミキサ回路の差動出力端子および差動出力端子のうちの1つにつながれた2つのオフセット電圧を含む。
本発明の別の態様および特徴は、以下の具体的な実施の形態の説明を添付の図面と併せて検討することで、当業者にとって明らかである。
概して、本発明は、2つの出力パスの電気的特性を釣り合わせるミスマッチ補正回路を備えたパッシブCMOS差動ミキサ回路を提供する。差動回路の出力パスが出来るだけ近くなるように釣り合わされ(balanced)、または一致される(matched)ので、2次相互変調積の発生は、抑制されるか、または少なくとも許容可能なレベルまで低減される。ミスマッチ補正回路は、少なくとも1つのnビットのデジタルオフセット信号を受信し、1つ以上の対応する電圧を生成する。生成された電圧は、差動ミキサ回路に印加され、その電気的特性を釣り合わせる。
本発明の実施の形態によれば、回路の選択されたトランジスタのバックゲートバイアス電圧に電圧信号を印加して、それらのトランジスタの閾値電圧を調整してそれらが全て一致するようにすることができる。あるいはまた、電圧信号は、選択された信号パスに直接印加されるコモンモード電圧を調整して、それらの信号パスの電気的特性が一致するようにすることができる。前述の本発明の実施の形態は、パッシブ差動ミキサ回路に適用可能であり、DC電流に起因してノイズが発生することはない。パッシブミキサ回路のスイッチングトランジスタは、スイッチング信号駆動負荷を低減するために、最小限のサイズに維持することが可能であり、その結果、より大きなスイッチングトランジスタが用いられた場合よりも、低消費電力且つ高動作周波数をもたらす。
図5は、本発明の実施の形態に係る差動パッシブCMOSミキサ回路の回路図である。本実施の形態においては、2次相互変調積の発生を低減または除去するために、ミキサ回路のトランジスタの閾値電圧を一致させることができる。たとえば、公称閾値電圧(nominal threshold)は、最小の大きさのトランジスタに対しては望ましいかもしれないが、製造に起因して、結果として得られるトランジスタの閾値電圧は変化する可能性がある。あるいはまた、その他の回路コンポーネントが回路をアンバランス(unbalance)にする可能性があり、閾値電圧は、バランスのとれた状態を維持するのに十分な値に個々に設定することができる。言い換えると、図5に示した実施の形態は、閾値電圧を公称値(nominal value)または任意の所望の事前に選択した値に調整する。
図5の回路は、RF入力信号INの両方の位相に従って動作するデュアル差動構成であるという点において、図2の回路に似ている。差動パッシブCMOSミキサ回路100は、nMOSトランジスタ102および104で構成される第1差動対と、nMOSトランジスタ106および108で構成される第2差動対とを含む。トランジスタ102から104を通じて生じるDC電流が存在しないため、この回路はパッシブである。これは、それらのトランジスタに接続されたVCCおよびVSSサプライがないためである。回路がパッシブであるため、抵抗R1およびR2は、コモンモード電圧VCMを設定するために、出力ノードOUTpおよびOUTmとつながれている。
トランジスタ102および104は、入力信号INpの一方の位相を受信する共通のソース端子を有しているが、トランジスタ102のドレイン端子は、出力ノードOUTpにつながれ、トランジスタ104のドレイン端子は、出力ノードOUTmにつながれている。OUTpおよびOUTmは、出力信号OUTの二相(two phases)である。トランジスタ102のゲート端子は、信号周波数信号zを受信し、一方、トランジスタ104のゲート端子は、相補的な周波数信号zを受信する。第1差動対のレイアウトは、バランスがとられ(balanced)、マッチされている(matched)ことが望ましい。これは、OUTpおよびOUTmを伝える導線(conductor line)の物理特性が一致していることを意味している。たとえば、導線の幾何学的形状(ジオメトリ)は、実質的に互いに一致しているべきである。第1信号パスは、トランジスタ102のソース端子から始まり、トランジスタ102を通って、導線を経由して出力ノードOUTpまでである。同様に、第2信号パスは、トランジスタ104のソース端子から、トランジスタ104を通って、導線を経由して出力ノードOUTmまで形成されている。
第2差動対は、第1差動対と同じように構成されている。トランジスタ106および108は、入力信号INmの他方の位相を受信する共通のソース端子を有しているが、トランジスタ106のドレイン端子は、出力ノードOUTpにつながれ、トランジスタ108のドレイン端子は、出力ノードOUTmにつながれている。トランジスタ106のゲート端子は、信号zを受信し、一方、トランジスタ108のゲート端子は、相補的な信号zを受信する。第2差動対のレイアウトもまた、その第1および第2信号パスに関して対称性を有し(symmetrical)、且つ第1差動対の信号パスに関して対称性を有する。
ミキサ回路100のトランジスタ102、104、106および108は、閾値電圧のミスマッチ(mis-matched)を有していてもよい。このミスマッチは、トランジスタ102、104、106および108のバックゲートバイアス電圧を個別に制御することにより、補償することができる。本発明の実施の形態によれば、ミスマッチ補正回路110は、トランジスタ102、104、106および108の各々に対して個別のバックゲートバイアス電圧を生成するために設けられる。図5において、ミスマッチ補正回路110は、nビットのデジタルオフセット信号を受信し、4つのバックゲートバイアス電圧VSET1、VSET2、VSET3およびVSET4を生成する。これらは、それぞれトランジスタ102、104、106および108のバックゲートバイアス接続部につながれている。電圧VSET1、VSET2、VSET3およびVSET4は、事前に選択した同じデフォルト値に設定することができ、そして要求に応じて個別に調整される。電圧VSET1、VSET2、VSET3およびVSET4は、つながれたトランジスタの閾値電圧を微調整(fine tune)し、従って、その対応する信号パスの電気的特性を調整する。
ミスマッチ補正回路110は、4つの個別のデジタル・アナログ変換回路(DAC)を含み、それぞれは、iビット信号に応じて1つのオフセット電圧を生成する。図5において、ミスマッチ補正回路110は、そのような4つのiビット信号、OFFSET[1]、OFFSET[2]、OFFSET[3]およびOFFSET[4]を受信する。これらは、nビット信号OFFSET[1:4]として集合的に表されている。変数「i」は、オフセット電圧レベルの所望の分解能(resolution)および制御に応じて、任意の所望の整数を選択できる。たとえば、オフセット電圧は、0.5ミリボルト単位で、15ミリボルトまで増減することができる。従って、各DAC回路がiビットの分解能で構成されている場合、全てのDAC回路が同時にそれらの各iビット信号を受信するとすると、OFFSET[1:4]は、n=4×iビットとなる。シリコン面積を消費する幅の広いバス(bussing)を最小化するために、ミスマッチ補正回路110への入力バス(bus)は、幅をiビットに制限でき、iビットのオフセット信号が連続的に供給される。この構成において、ミスマッチ補正回路110は、マルチプレクサ回路および各デジタルオフセット信号を記憶するレジスタを含むことができる。当業者であれば、このような回路の構成および制御は、実装が容易であることを理解されたい。信号OFFSETは、ベースバンド処理部により供給され、ヒューズプログラムされ(fuse-programmed)、または任意の適切な手段により生成される。
ここで、オフセット電圧の選択方法について以下に説明する。
前述したように、nビットのデジタルOFFSET[1:4]信号は、ミスマッチ補正回路のDAC回路内に入力される。各DACは、独特且つ望ましい電圧(distinct and desired voltage)を生成可能である。ここで、望ましい電圧は、ベース電圧プラスまたはマイナス調整電圧、すなわちオフセット電圧として見ることができる。オフセット信号に対するDACコードの関係は、後述する。
信号パスにおけるミスマッチは、チップテストの間に検出可能であり、IIP2値として数値で表すことができる。IIP2は、当業者に知られている標準測定値であり、高いIIP2値が好ましい。数学的には、IIP2値は、a/aに比例する。ここで、aおよびaは、式2において示した非線形関数の最初の2項の係数である。従って、aを最小化することにより、IIP2の値は、最大化することができる。一般的に、最大化されたIIP2値は、実質的な線形回路の動作の指標である。
図6は、図5に示すnMOS差動ミキサ回路におけるIIP2対DACコードのプロット図である。3つのIIP2曲線の例が示されており、曲線200は、信号パスのミスマッチが無いバランスのとれた回路(balanced circuit)に対応する。曲線200は、未調整の電圧オフセット信号に対応するデフォルトコードであるDACコード32において、IIP2のピークを有する。言い換えると、未調整電圧は、ベース印加電圧(base application voltage)にゼロの調整電圧(adjustment voltage)を加えたものである。IIP2がDACコード32に対する最大値であると測定された場合、回路は、実質的に理想的であり、且つ実質的に線形な動作であり、ミスマッチ補正が必要ないと見なされる。
曲線202および204は、実質的に理想的な回路と比較して、正および負にミスマッチされた(positively and negatively mismatched)信号パスを備える回路に対応している。ここで示す例において、曲線202は、曲線200のIIP2ピークから−15mVシフトされたピークIIP2を有すると見なされる。逆に、曲線204は、曲線200のIIP2ピークから+15mVシフトされたピークIIP2を有すると見なされる。デフォルトDACコード32でのIIP2測定が低いIIP2値を生じていることは、回路がミスマッチの信号パスを有することを示している。その後、DACコードをデフォルトDACコードのいずれかの方向に変更し、且つさらにIIP2測定を行うことにより、テストシステムは、最大のIIP2が測定されるようにDACコードを迅速に変更することができる。曲線202において、最大のIIP2値は、DACコード13において生じる。曲線204において、最大のIIP2値は、DACコードが54において生じている。IIP2は、a/aに比例するが、ゼロのa値が無限大のIIP2を与えるため、最大のIIP2値は、実際には有限の限界(finite limits)を示す。
図6のx軸に示されるDACコード番号は、図5で用いられた対応するiビットオフセット信号の10進法の表現である。より具体的には、各iビットオフセット信号は、1つのDAC回路により受信され、対応する電圧信号を生成する。たとえば図5において、各DACの分解能がi=6ビットであり、且つ全てのDAC回路がそれらの信号を並列に受信する場合、OFFSET[1:4]の信号の全体の幅は、n=24ビットとなる。
図5に示される本発明の実施の形態は、トランジスタ102、104、106および108の各々に対し1つずつの、4つのオフセット電圧の生成を必要とする。2つのオフセット電圧のみの生成を必要とするミスマッチ補償の代わりのスキームが、図7に示されている。
図7の差動パッシブCMOSミキサ300は、図5のミキサ100と同じであるが、従来のコモンモード電圧入力をOUTpおよびOUTmノードにうまく利用している。本実施の形態において、ミスマッチ補正回路302は、信号OFFSET[1:2]に応じて、2つのオフセット電圧VSET1およびVSET2を生成する。これらは、それぞれ抵抗R1およびR2につながれている。本実施例において、nビットのOFFSET[1:2]は、個別の信号OFFSET[1]およびOFFSET[2]を含み、それぞれiビットの分解能を有している。抵抗R1は、VSET1をトランジスタ102および104の共通端子につなぎ、抵抗R2は、VSET2をトランジスタ106および108の共通端子につなぐ。基本的に、VSET1およびVSET2は、望ましいコモンモード電圧レベルに調整電圧をプラスまたはマイナスしたものである。ここでも、信号OFFSETは、各DACの所望の分解能に対して選択されたnビットのデジタル信号とすることができ、VSET1およびVSET2は、出力ノードOUTpおよびOUTmから見たときに、信号パスの電気的特性が釣り合うように個別に調整可能である。これに代えて抵抗R1およびR2は、同様の効果を達成するために、回路の入力端子において、「r」と表されたノードにつながれてもよい。
それ故、図5および図7の回路では、オフセット電圧を直接パスのコンポーネントに印加することにより、差動パッシブCMOSミキサ回路100の信号パスのミスマッチが補正できる。図5の場合、オフセット電圧は、トランジスタのバックゲートバイアスに印加され、図7の場合、オフセット電圧は、自身の伝導パスに印加される。当業者であれば、チップ上の各ミキサ回路に対して1つのミスマッチ補正回路を置くことができることを理解されたい。
ここで、本発明の実施の形態に係る回路のミスマッチ補正方法が、図8のフローチャートを参照して以下に示される。無線コアが製造されており、図5および図7に示したようなミスマッチ補正回路110/302を備えるパッシブ差動ミキサ回路が試験手順を受けていると仮定する。以下の方法は、別のテストルーチンとして容易に統合することができる。
この方法は、ステップ400において始まる。ここでは、ミキサ回路のIIP2の測定がなされる。初期測定は、印加されたデフォルトDACコードで実行されるこのが好ましい。ここで測定されたIIP2が所定レベルに基づいて許容できる場合、この方法は、ステップ404で終了し、最新の印加されたDACコードが記憶または記録される。許容できない場合、この方法は、ステップ406に進む。ステップ406では、オフセットコードが変更される。そしてこの方法は、IIP2が所定レベルと等しいかまたは超えるまで、ステップ400、402および406を繰り返す。DACコードを変更する適切な方向を決定するために、付加的なインテリジェンスを図10の方法に組み込むことが可能である。これにより、DACコードにおける各連続的変更が以前のIIP2測定よりもよいIIP2の測定を提供するようになる。この方向の決定は、最初のIIP2の測定の後に一度だけ行われる。2回目のIIP2の測定が前回のDACコードのIIP2よりも小さいIIP2を提供する場合、DACコードの変更は、IIP2値を増加させるべきオフセット電圧を提供するために反転されるべきである。
要約すると、本明細書で説明した本発明の実施の形態は、差動型回路における2次相互変調積を最小限にする、または除去し、その結果、実質的に線形な動作をもたらす。パッシブ差動設計は、ミキサ回路のアプリケーションに特に有利である。ミキシングトランジスタを最小限の大きさにでき、それらのゲートを駆動する回路の負荷を低減することにより消費電力を低減するからである。パッシブ設計であるため、ミキサトランジスタを流れるDC電流はなく、回路のノイズを最小化する。本発明の実施の形態の実現において、電流およびシリコン面積の消費におけるコストは低い。
図5および図7の回路は、デュアル差動ミキサ回路構成を示しているが、本発明の実施の形態は、シングル差動ミキサ回路構成に同様に適用される。たとえば、図5のミキサ回路は、トランジスタ102および104、またはトランジスタ106および108のみから構成することができる。図5および図7に示された本発明の実施の形態は、組み合わせ可能である。
本明細書で説明された実施の形態は、各ミキサ回路のバックゲートバイアス接続部、または回路の両方の出力ノードに印加されたオフセット電圧を示している。代替となる実施の形態は、図5および図7に示された2つの技術を組み合わせることができる。
本発明の上述の実施の形態は、例示のみを意図している。当業者による特定の実施の形態に対する代替、変更および変形は、本発明の範囲を逸脱することなく有効であり、発明の範囲は、添付された請求項のみにより規定される。
無線装置のコアのブロック図である。 従来技術のアクティブミキサ回路の回路図である。 直接変換操作に帰因する2次トーンを表すパワースペクトラムのプロット図である。 直接変換操作に帰因する2次トーンを表すパワースペクトラムのプロット図である。 直接変換操作に帰因する2次トーンを表すパワースペクトラムのプロット図である。 別の従来技術のアクティブバイポーラ差動ミキサ回路の回路図である。 本発明の実施の形態に係るトランジスタのバルク補償を用いたパッシブ差動CMOSミキサ回路の回路図である。 図5に示すパッシブ差動CMOSミキサ回路のオフセット電圧体IIP2のプロット図である。 本発明の実施の形態に係るコモンモード補償を備えたパッシブ差動CMOSミキサ回路の回路図である。 本発明の実施の形態に係る差動ミキサの出力パスのミスマッチを補償する方法を示す図である。

Claims (19)

  1. 入力信号をクロック信号を用いて変調する差動パッシブCMOS回路であって、
    前記クロック信号に応じて前記入力信号を第1出力ノードにつなぐ第1トランジスタを有する第1信号パスと、
    相補クロック信号に応じて前記入力信号を第2出力ノードにつなぐ第2トランジスタを有する第2信号パスと、
    オフセット信号に応じてオフセット電圧を生成する少なくとも1つのデジタル・アナログ変換器を含むミスマッチ補正回路であって、前記オフセット信号は、nビットワードであり、nは0よりも大きい任意の整数値であり、前記オフセット電圧は、前記第1信号パスと前記第2信号パスの電気的特性を釣り合わせるために前記第1信号パスに動作可能なように接続され、2次相互変調積を最小化するミスマッチ補正回路と、
    を備えることを特徴とする差動パッシブCMOSミキサ。
  2. 前記第1信号パスおよび前記第2信号パスは、対称的なレイアウトを有することを特徴とする請求項1に記載の差動パッシブCMOS回路。
  3. 前記ミスマッチ補正回路は、第2オフセット信号に応じて第2オフセット電圧を生成する第2デジタル・アナログ変換器を含むことを特徴とする請求項に記載の差動パッシブCMOS回路。
  4. 前記ミスマッチ補正回路は、
    nビットの前記オフセット信号を記憶し、nビットの前記オフセット信号を前記デジタル・アナログ変換器に供給する第1組のレジスタと、
    nビットの前記第2オフセット信号を記憶し、nビットの第2オフセット信号を第2デジタル・アナログ変換器に供給する第2組のレジスタと、
    前記オフセット信号と前記第2オフセット信号は順々に受信され、
    前記オフセット信号を前記第1組のレジスタに、前記第2オフセット信号を前記第2組のレジスタに選択的につなぐマルチプレクサ回路と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の差動パッシブCMOS回路。
  5. 前記オフセット信号および前記第2オフセット信号は、前記デジタル・アナログ変換器および前記第2デジタル・アナログ変換器により並列に受信されることを特徴とする請求項に記載の差動パッシブCMOS回路。
  6. 前記第1トランジスタは、前記第1トランジスタの閾値電圧を調整するために、前記オフセット電圧につながれたバルク端子を有することを特徴とする請求項1に記載の差動パッシブCMOS回路。
  7. 前記第2トランジスタは、前記第2トランジスタの閾値電圧を調整するために、前記第2オフセット電圧につながれたバルク端子を有することを特徴とする請求項に記載の差動パッシブCMOS回路。
  8. 前記オフセット電圧は、前記第1出力ノードに直接つながれ、前記オフセット電圧は、コモンモード電圧と調整電圧との和であることを特徴とする請求項1に記載の差動パッシブCMOS回路。
  9. 前記第2オフセット電圧は、前記第2出力ノードに直接つながれ、前記第2オフセット電圧は、コモンモード電圧と調整電圧の和であることを特徴とする請求項に記載の差動パッシブCMOS回路。
  10. 前記相補クロック信号に応じて相補入力信号を前記第1出力ノードにつなぐ第3トランジスタを有する第3信号パスと、
    前記クロック信号に応じて前記相補入力信号を前記第2出力ノードにつなぐ第4トランジスタを有する第4信号パスと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の差動パッシブCMOS回路。
  11. 前記ミスマッチ補正回路は、前記オフセット信号に応じて、第2オフセット電圧、第3オフセット電圧および第4オフセット電圧をさらに生成し、前記第2オフセット電圧は、前記第2トランジスタのバルク端子につながれ、前記第3オフセット電圧は、前記第3トランジスタのバルク端子につながれ、前記第4オフセット電圧は、前記第4トランジスタのバルク端子につながれることを特徴とする請求項10に記載の差動パッシブCMOS回路。
  12. 前記ミスマッチ補正回路は、前記オフセット信号に応じて第2オフセット電圧をさらに生成し、前記オフセット電圧は、前記第1出力ノードに直接つながれ、前記第2オフセット電圧は、前記第2出力ノードに直接つながれることを特徴とする請求項10に記載の差動パッシブCMOS回路。
  13. 前記ミスマッチ補正回路は、前記オフセット信号に応じて第2オフセット電圧をさらに生成し、前記オフセット電圧は、前記入力信号につながれ、前記第2オフセット電圧は、前記相補入力信号につながれることを特徴とする請求項10に記載の差動パッシブCMOS回路。
  14. 第1共通入力端子に並列につながれた第1トランジスタおよび第2トランジスタであって、前記第1トランジスタは、クロック信号により制御され、前記第2トランジスタは、相補クロック信号により制御される第1トランジスタおよび第2トランジスタと、
    第2共通入力端子に並列につながれた第3トランジスタおよび第4トランジスタであって、前記第3トランジスタは、前記相補クロック信号により制御され、前記第4トランジスタは、前記クロック信号により制御される第3トランジスタおよび第4トランジスタと、
    前記第1トランジスタおよび前記第3トランジスタは、第1共通出力端子に並列に接続されており、前記第2トランジスタおよび前記第4トランジスタは、第2共通出力端子に並列に接続されており、
    前記第1トランジスタの閾値電圧を設定するために、前記第1トランジスタのバルク端子につながれた第1オフセット電圧と、
    前記第2トランジスタの閾値電圧を設定するために、前記第2トランジスタのバルク端子につながれた第2オフセット電圧と、
    前記第3トランジスタの閾値電圧を設定するために、前記第3トランジスタのバルク端子につながれた第3オフセット電圧と、
    前記第4トランジスタの閾値電圧を設定するために、前記第4トランジスタのバルク端子につながれた第4オフセット電圧と、
    ミスマッチ補正回路と、
    を備え
    前記ミスマッチ補正回路は、
    第1iビット信号に応じて前記第1オフセット電圧を生成する第1デジタル・アナログ変換器と、
    第2iビット信号に応じて前記第2オフセット電圧を生成する第2デジタル・アナログ変換器と、
    第3iビット信号に応じて前記第3オフセット電圧を生成する第3デジタル・アナログ変換器と、
    第4iビット信号に応じて前記第4オフセット電圧を生成する第4デジタル・アナログ変換器と、を有し、
    前記第1から第4iビット信号は、nビットのオフセット信号を構成しており、nおよびiは0より大きい整数値である、
    ことを特徴とする差動パッシブCMOSミキサ。
  15. オフセット電圧の組み合わせを印加することにより、製造されたパッシブCMOSミキサ回路における差動出力のミスマッチを補正する方法であって、
    a)オフセット電圧のデフォルトの組み合わせを前記ミキサ回路に印加するステップとと、
    b)前記ミキサ回路のIIP2値を測定するステップと、
    c)前記IIP2値を所定値と比較するステップと、
    d)測定されたIIP2値が所定値を満たさないときに新しいオフセット電圧の組み合わせを印加するステップと、
    e)測定されたIIP2値が所定値を満たさないとき、測定されたIIP2値が少なくとも所定値となるまでステップb)からd)を繰り返すステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  16. オフセット電圧のデフォルトの組み合わせは、デフォルトのオフセットコードに対応することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 新しいオフセット電圧の組み合わせのそれぞれは、新しいオフセットコードに対応することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. オフセット電圧の組み合わせは、前記ミキサ回路におけるn個のトランジスタの対応するバルク端子につながれたn個のオフセット電圧を含み、nは0より大きい整数値であることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  19. オフセット電圧の組み合わせは、前記ミキサ回路の差動出力端子につながれた2つのオフセット電圧、または前記ミキサ回路の差動入力端子につながれた2つのオフセット電圧を含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
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