JP2001358231A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
可能なSRAMを提供すること。 【解決手段】 第1層であるゲート電極層21a、21
bと、第2層であるドレイン−ドレイン接続層と、第3
層であるドレイン−ゲート接続層と、がフリップフロッ
プ用の導電層となる。負荷トランジスタQ5、Q6のソー
スコンタクト層61bは、ゲート電極層21a、21b
の端部21a2、21b2の付近に位置し、端部21a
2、21b2のそれぞれが、ソースコンタクト層61b
との接触を避けるように、外側に曲がっている。
Description
(static random access memory)のような半導体記憶
装置に関する。
記憶装置の一種であるSRAMは、リフレッシュ動作が
不要なのでシステムを簡単にできることや低消費電力で
あるという特徴を有する。このため、SRAMは、例え
ば、携帯電話のような携帯機器のメモリに好適に使用さ
れる。携帯機器には、小型化の要請があり、このために
は、SRAMのメモリセルサイズを縮小しなければなら
ない。
化することが可能な半導体記憶装置を提供することであ
る。
ンジスタ、第2駆動トランジスタ、第1負荷トランジス
タ、第2負荷トランジスタ、第1転送トランジスタおよ
び第2転送トランジスタを含むメモリセルを備えた半導
体記憶装置であって、第1ゲート電極層および第2ゲー
ト電極層を備え、前記第1ゲート電極層は、前記第1駆
動トランジスタおよび前記第1負荷トランジスタのゲー
ト電極を含み、前記第2ゲート電極層は、前記第2駆動
トランジスタおよび前記第2負荷トランジスタのゲート
電極を含み、前記第1ゲート電極層、前記第2ゲート電
極層は、それぞれ、直線状のパターンをし、かつ、これ
らは、互いに平行に配置されており、前記第1ゲート電
極層と前記第2ゲート電極層との間の距離は、前記負荷
トランジスタが位置する側と前記駆動トランジスタが位
置する側とで異なる、ことを特徴とする。
ゲート電極層との間の距離は、負荷トランジスタが位置
する側と駆動トランジスタが位置する側とで異なる。こ
のため、本発明によれば、メモリセル領域を有効利用で
きる。その結果、低消費電流、安定動作などの特性を改
善しながら、メモリセルの小型化が可能となる。例え
ば、以下のようなメモリセル領域の有効利用がある。駆
動トランジスタ側の第1ゲート電極層と第2ゲート電極
層との間の距離は、駆動トランジスタのソースコンタク
ト層(ソースコンタクト層とは、ソース領域と配線層と
の接続に用いられる導電層)がゲート電極層間領域(ゲ
ート電極層間領域とは、第1ゲート電極層と第2ゲート
電極層との間の領域)内に配置できるような大きさと
し、負荷トランジスタ側の第1ゲート電極層と第2ゲー
ト電極層との間の距離は、設計ルール上の最小値とす
る。
る側における前記第1ゲート電極層と前記第2ゲート電
極層との間の距離(例えば、0.2〜0.4μm)は、
前記駆動トランジスタが位置する側における前記第1ゲ
ート電極層と前記第2ゲート電極層との間の距離(例え
ば、0.41〜0.6μm)より短い、ことを特徴とす
る。本発明は、上記した「前記第1ゲート電極層と前記
第2ゲート電極層との間の距離は、前記負荷トランジス
タが位置する側と前記駆動トランジスタが位置する側と
で異なる」場合の第1態様である。なお、第2態様とし
ては、駆動トランジスタが位置する側における第1ゲー
ト電極層と第2ゲート電極層との間の距離(例えば、
0.2〜0.4μm)が、負荷トランジスタが位置する
側における第1ゲート電極層と第2ゲート電極層との間
の距離(例えば、0.41〜0.6μm)より短い、が
ある。
AMメモリセルでは、100μAオーダの、セル読み出
し電流が駆動トランジスタに流れるので、駆動トランジ
スタのソース部の寄生抵抗を低減する必要がある。一
方、セルノード高電位側を保持する機能の負荷トランジ
スタは、電流能力は小さくて良いが、オフリーク電流を
小さくすることが必要である。上記第1態様では、前記
第1ゲート電極層と前記第2ゲート電極層との間の距離
が、前記負荷トランジスタ側の方が前記駆動トランジス
タ側より短い。また、ソースコンタクト層は、駆動トラ
ンジスタ側はゲート電極間領域に配置され、負荷トラン
ジスタ側はゲート電極間領域を避けた外側に配置され
る。従って、駆動トランジスタのソース部の寄生抵抗を
低減できるので、高速安定動作を実現できる。また、負
荷トランジスタは、第1ゲート電極層と第2ゲート電極
層との距離が短いので、チャネル部とドレイン側の領域
を広くできる。このため、負荷トランジスタのチャネル
長を駆動トランジスタ側より長くすることができる。従
って、負荷トランジスタの短チャネル効果に起因するリ
ーク電流を低減できる。以上から、本発明の第1態様に
よれば、メモリセル領域を有効利用できるので、低消費
電流、安定動作などの特性を改善しながら、メモリセル
の小型化が可能となる。
コンタクト層が、前記負荷トランジスタ側における、前
記第1および前記第2ゲート電極層の端部付近に位置
し、前記端部のそれぞれが、前記負荷トランジスタのソ
ースコンタクト層との接触を避けるように、外側に曲が
っている、ことを特徴とする。本発明によれば、上記端
部を外側に曲げることにより、負荷トランジスタのチャ
ネル領域の外側(負荷トランジスタのソースコンタクト
側)のゲート電極層の面積を大きくできる。従って、ア
ライメントがずれた場合でも、ゲート電極層が負荷トラ
ンジスタのチャネル領域をカバーできるので、負荷トラ
ンジスタのチャネル漏れ電流の増加を防止できる。ま
た、本発明によれば、上記端部が外側に曲がっているの
で、上記端部の形状が光の近接効果を補正する。したが
って、本発明によれば、上記端部にシェリフ等の光の近
接効果補正手段を付加する必要がなくなる。
る側における前記第1ゲート電極層と前記第2ゲート電
極層との間の距離が、設計ルール上の最小値である、こ
とを特徴とする。負荷トランジスタの第1ゲート電極層
と第2ゲート電極層との間の距離が、設計ルール上の最
小値である場合、負荷トランジスタのソース抵抗が上昇
する。しかし、負荷トランジスタは電流能力が小さいの
で、特性の劣化が生ずることはない。従って、本発明に
よれば、特性を犠牲にすることなく、メモリセルの小型
化が可能となる。
ネル型である、ことを特徴とする。一般に、pチャネル
型トランジスタは、nチャネル型トランジスタより短チ
ャネル効果(パンチスルー電流の増加、サブスレッショ
ルド領域のリーク電流増加)が大きい。短チャネル効果
によるリークを抑えるためには、pチャネル型トランジ
スタのゲート長をnチャネル型トランジスタのゲート長
より大きくする必要がある。上記第1態様において、負
荷トランジスタがpチャネル型の場合、負荷トランジス
タのゲート長を大きくしても、負荷トランジスタのドレ
イン領域側に余裕があるので、メモリセル面積を大きく
せずに、低消費電流を実現できる。
コンタクト層が、前記第1ゲート電極層と前記第2ゲー
ト電極層との間の領域であるゲート電極層間領域内に位
置する、ことを特徴とする。上記第1態様においては、
駆動トランジスタが位置する側における第1ゲート電極
層と第2ゲート電極層との間の距離を比較的長くできる
ので、駆動トランジスタのソースコンタクト層をゲート
電極層間領域内に位置するさせることができる。このよ
うに、本発明によれば、駆動トランジスタのソースコン
タクト層がゲート電極層間領域内に位置するので、駆動
トランジスタのチャネル部からソースコンタクト層まで
の距離が短くなり、ソース部の寄生抵抗を低減できる。
同時に、駆動トランジスタのソースコンタクト層は、メ
モリセルの中央に配置され、隣接メモリセルとソースコ
ンタクト層を共用しない。よって、データ読み出し動作
時に、ソースコンタクト層に流れる電流は、いかなる場
合でも1セル分であり、ソースコンタクト層に隣接メモ
リセルの動作電流が流れ込むことはない。以上から、本
発明によれば、駆動トランジスタのソース部の寄生抵抗
と読み出し電流とに起因する、ソース端子の電位上昇を
低減できるので、高速動作と安定動作を実現できる。ま
た、ソースコンタクト層がゲート電極層間領域内に位置
するので、ワード線の配置に関して、駆動トランジスタ
のソースコンタクト層を考慮しなくてよく、ワード線を
直線のレイアウトにできる。従って、本発明では、ワー
ド線の加工が容易になり、ワード線幅の寸法(転送トラ
ンジスタのチャネル長)のばらつきを低減できる。ま
た、本発明では、ワード線の抵抗を低減できるので、高
速動作を実現できる。
イン接続層、第1および第2ドレイン−ゲート接続層を
備え、前記ゲート電極層、前記ドレイン−ドレイン接続
層、前記ドレイン−ゲート接続層は、それぞれ異なる層
に位置し、平面的には、前記第1ドレイン−ドレイン接
続層と前記第2ドレイン−ドレイン接続層との間に、前
記第1および前記第2ゲート電極層が位置し、前記第1
ドレイン−ドレイン接続層は、前記第1駆動トランジス
タのドレイン領域と前記第1負荷トランジスタのドレイ
ン領域を接続し、前記第2ドレイン−ドレイン接続層
は、前記第2駆動トランジスタのドレイン領域と前記第
2負荷トランジスタのドレイン領域を接続し、前記第1
ドレイン−ゲート接続層は、前記第1ドレイン−ドレイ
ン接続層と前記第2ゲート電極層を接続し、前記第2ド
レイン−ゲート接続層は、前記第2ドレイン−ドレイン
接続層と前記第1ゲート電極層を接続する、ことを特徴
とする。
ト電極層と、インバータのドレイン同士を接続するドレ
イン−ドレイン接続層と、一方のインバータのゲートと
他方のインバータのドレインとを接続するドレイン−ゲ
ート接続層と、を備えている。本発明の半導体記憶装置
は、三層(ゲート電極層、ドレイン−ドレイン接続層、
ドレイン−ゲート接続層)を用いて、フリップフロップ
が形成される。このため、二層を用いてフリップフロッ
プを形成する場合に比べて、各層のパターンを単純化
(例えば、直線状のパターン)することができる。この
ように、本発明の半導体記憶装置によれば、各層のパタ
ーンを単純化できるので、例えば、メモリセルサイズ
が、4.5μm2以下の微細な半導体記憶装置にするこ
とができる。
面的には、第1ドレイン−ドレイン接続層と第2ドレイ
ン−ドレイン接続層との間に、第1および第2ゲート電
極層が位置している。さらに、ソースコンタクト層が接
続される配線(ドレイン−ドレイン接続層と同一層にあ
る)をセル中央部に配置できる。このため、駆動トラン
ジスタのソースコンタクト層をメモリセル中央部に配置
することができる。これにより、第1および第2ドレイ
ン−ゲート接続層形成の自由度が増すので、この点から
も、メモリセルサイズの小型化に有利となる。
ランジスタは、n型であり、前記第1および前記第2負
荷トランジスタは、p型であり、前記第1および前記第
2転送トランジスタは、n型であり、第1層、第2層、
第3層および第4層の導電層を備え、前記第1層には、
前記第1ゲート電極層、前記第2ゲート電極層、および
副ワード線が位置し、前記第2層には、前記第1ドレイ
ン−ドレイン接続層、前記第2ドレイン−ドレイン接続
層、電源線、第1コンタクトパッド層、第2コンタクト
パッド層、および第3コンタクトパッド層が位置し、前
記第3層には、前記第1ドレイン−ゲート接続層、前記
第2ドレイン−ゲート接続層、主ワード線、第4コンタ
クトパッド層、第5コンタクトパッド層、および第6コ
ンタクトパッド層が位置し、前記第4層には、第1ビッ
ト線、第2ビット線、および接地線が位置し、前記副ワ
ード線は、第1方向に延び、前記電源線は、前記負荷ト
ランジスタのソース領域と接続され、前記第1コンタク
トパッド層は、前記第1ビット線と前記第1転送トラン
ジスタのソース/ドレイン領域との接続に用いられ、前
記第2コンタクトパッド層は、前記第2ビット線と前記
第2転送トランジスタのソース/ドレイン領域との接続
に用いられ、前記第3コンタクトパッド層は、前記駆動
トランジスタのソース領域を、前記接地線と接続させる
のに用いられ、前記主ワード線は、第1方向に延び、前
記第4コンタクトパッド層は、前記第1ビット線と前記
第1転送トランジスタのソース/ドレイン領域との接続
に用いられ、前記第5コンタクトパッド層は、前記第2
ビット線と前記第2転送トランジスタのソース/ドレイ
ン領域との接続に用いられ、前記第6コンタクトパッド
層は、前記駆動トランジスタのソース領域を、前記接地
線と接続させるのに用いられ、前記第1および前記第2
ビット線は、第1方向と直角に交わる第2方向に延び
る、ことを特徴とする。
れる様々な性能(例えば、小型化、信頼性、安定性、ス
ピード)を、バランスよく高めることが可能となる。
続層、前記第2ドレイン−ドレイン接続層は、それぞ
れ、直線状のパターンをし、かつ前記第1ゲート電極
層、前記第2ゲート電極層、前記第1ドレイン−ドレイ
ン接続層、前記第2ドレイン−ドレイン接続層は、互い
に平行に配置されている、ことを特徴とする。本発明に
よれば、パターンが単純なので、微細なメモリセルサイ
ズの半導体記憶装置にすることができる。
一実施形態について説明する。本実施形態は、本発明に
かかる半導体記憶装置を、SRAMに適用したものであ
る。まず、本実施形態の構造の概略を説明し、それから
構造の詳細し、最後に本実施形態の主な効果を説明す
る。
半導体記憶装置は、6個のMOS電界効果トランジスタ
により、一つのメモリセルが構成されるタイプである。
本実施形態の構造の概略を、メモリセルのフリップフロ
ップを構成する部分の構造と、メモリセルの構造と、に
分けて説明する。
る部分の構造}図1は、本実施形態のメモリセルアレイ
の一部における導電層の第1層、第2層および第3層を
示す平面図である。図1の理解を容易にするため、ま
ず、第1層、第2層、第3層について個別に説明する。
層21a、21bおよび副ワード線23が配置されてい
る。第2層は、図5に示すように、ドレイン−ドレイン
接続層31a、31b等が配置されている。第3層は、
図8に示すように、ドレイン−ゲート接続層41a、4
1b等が配置されている。図3に示す構造上に、図5に
示す構造が位置し、図5に示す構造上に、図8に示す構
造が位置している。これを一つの図で表したのが図1で
ある。
分が表れている。これを、領域Aに着目して説明する。
領域Aは、一つのメモリセルが形成される領域である。
他の図面の領域Aもこの意味である。
ジスタ、つまり、nチャネル型の転送トランジスタ
Q1、Q2、nチャネル型の駆動トランジスタQ3、Q4お
よびpチャネル型の負荷トランジスタQ5、Q6が形成さ
れている。駆動トランジスタQ3と負荷トランジスタQ5
とで、一つのCMOSインバータが構成されている。ま
た、駆動トランジスタQ4と負荷トランジスタQ6とで、
一つのCMOSインバータが構成されている。この二つ
のCMOSインバータをクロスカップルすることによ
り、フリップフロップが構成される。領域Aにある6個
のMOS電界効果トランジスタで構成される回路を、等
価回路で示すと図16のようになる。
a、およびゲート電極層21bは、それぞれ、直線状の
パターンをしている。ゲート電極層21aは、駆動トラ
ンジスタQ3および負荷トランジスタQ5のゲート電極を
構成し、さらに、これらのゲート電極同士を接続してい
る。また、ゲート電極層21bは、駆動トランジスタQ
4および負荷トランジスタQ6のゲート電極を構成し、さ
らに、これらのゲート電極同士を接続している。
ランジスタQ5のドレインとは、ドレイン−ドレイン接
続層31aにより接続される。また、駆動トランジスタ
Q4のドレインと負荷トランジスタQ6のドレインとは、
ドレイン−ドレイン接続層31bにより接続される。ド
レイン−ドレイン接続層31aおよびドレイン−ドレイ
ン接続層31bは、それぞれ、直線状のパターンをして
いる。
スタQ5のゲート電極(ゲート電極層21a)とドレイ
ン−ドレイン接続層31bとは、ドレイン−ゲート接続
層41bにより接続されている。また、駆動トランジス
タQ4および負荷トランジスタQ6のゲート電極(ゲート
電極層21b)とドレイン−ドレイン接続層31aと
は、ドレイン−ゲート接続層41aにより接続されてい
る。ドレイン−ゲート接続層41aおよびドレイン−ゲ
ート接続層41bは、それぞれ、L字状のパターンをし
ている。L字状のパターンの第1の辺と第2の辺とで形
成される角度は、ほぼ90度である。ドレイン−ゲート
接続層41aの第1の辺は、ドレイン−ゲート接続層4
1bの第1の辺と対向している。ドレイン−ゲート接続
層41aの第2の辺は、ドレイン−ゲート接続層41b
の第2の辺と対向している。ドレイン−ゲート接続層4
1aとドレイン−ゲート接続層41bとは、点対称であ
る。
b、ドレイン−ドレイン接続層31aおよびドレイン−
ドレイン接続層31bは、互いに平行に配置されてい
る。そして、平面的に見ると、ドレイン−ドレイン接続
層31aとドレイン−ドレイン接続層31bとの間に、
ゲート電極層21a、21bが位置している。
メモリセルの構造を説明する。本実施形態のメモリセル
は、フィールド上に、第1層、第2層、第3層、第4層
の導電層を、層間絶縁層を介して、順に重ねた構造をし
ている。フィールドは、図2に示すように、活性領域1
1、13、15、17と素子分離領域19とが位置する
領域である。第4層は、図10に示すように、ビット線
51等が位置する層である。本実施形態のメモリセル
は、図2に示すフィールド上に、前述した図1に示す第
1層、第2層、第3層の導電層が位置し、そして、この
上に、図10に示す第4層の導電層が位置する構造をし
ている。
構造の詳細を、下層から順に、図2〜図15を用いて説
明する。なお、図2〜図13には、B1−B2線、C1
−C2線が記載されている。B1−B2線に沿った断面
を示すのが図14であり、C1−C2線に沿った断面を
示すのが図15である。
ルドおよび第1層の導電層を示す平面図である。まず、
フィールドについて、図2、図14および図15を用い
て説明する。図2は、フィールドを示す平面図である。
フィールドは、活性領域11、13、15、17および
素子分離領域19を有する。活性領域11、13、1
5、17は、シリコン基板の表面に形成されている。
る。複数の活性領域11が、図2中、x軸方向に並んで
いる。活性領域11には、図1に示す転送トランジスタ
Q1、Q2、駆動トランジスタQ3、Q4が形成される。
る。複数の活性領域13が、図2中、x軸方向に並んで
いる。活性領域13には、図1に示す負荷トランジスタ
Q5、Q6が形成される。
2メモリセル毎に一つが形成される。活性領域15に
は、nウェルのウェルコンタクト領域が形成される。よ
って、32メモリセル分に対応するnウェルが、このウ
ェルコンタクト領域を介して、VDD配線(電源線)と接
続される。
ル毎に一つが形成される。活性領域17には、pウェル
のウェルコンタクト領域が形成される。よって、2メモ
リセル分に対応するpウェルが、このウェルコンタクト
領域を介して、VSS配線(接地線)と接続される。
ぞれ、素子分離領域19(深さ、例えば、400nm)
により、他の活性領域から分離されている。素子分離領
域19としては、例えば、STI(shallow trench iso
lation)がある。
C1−C2断面は、それぞれ、図14、図15に示すと
おりである。これらの断面には、活性領域11、13や
素子分離領域19が表れている。
いて、図3、図11、図14および図15を用いて説明
する。図3は、第1層の導電層を示す平面図であり、第
1層には、複数のゲート電極層21a、21bおよび複
数の副ワード線23が配置されている。ゲート電極層2
1a、21bおよび副ワード線23は、例えば、ポリシ
リコン層上にシリサイド層を形成した構造を有する。
れ、図3中、y軸方向に延びた直線状のパターンを有す
る。一組のゲート電極層21a、21bが、互いに平行
に、一つのメモリセル領域に配置される。ゲート電極層
21a、21bは、図1に示す駆動トランジスタQ3、
Q4、負荷トランジスタQ5、Q6のゲート電極となる。
駆動トランジスタQ3、Q4のゲート長は、例えば、0.
18μmである。負荷トランジスタQ5、Q6のゲート長
は、例えば、0.20μmである。
し、図3中、x軸方向に延びている。副ワード線23
は、駆動トランジスタ側に位置している。副ワード線2
3は、上層に位置する主ワード線によって活性化/非活
性化される。副ワード線23は、転送トランジスタのゲ
ート電極となる。転送トランジスタのゲート長は、例え
ば、0.24μmである。
−C2断面は、それぞれ、図14、図15に示すとおり
である。これらの断面には、副ワード線23やゲート電
極層21bが表れている。
イン領域等について説明する。図11に示すように、活
性領域11には、n+型ソース/ドレイン領域11aが
形成される。ソース/ドレイン領域とは、ソースおよび
ドレインのうち、少なくとも一方の機能を果たす領域と
いう意味である。例えば、n+型ソース/ドレイン領域
11aのうち、駆動トランジスタQ3、Q4のソース領域
は、n+型ソース領域11a1である。活性領域13に
は、p+型ソース/ドレイン領域13aが形成される。
例えば、p+型ソース/ドレイン領域13aのうち、負
荷トランジスタQ5、Q6のソース領域は、p+型ソース
領域13a1である。活性領域15には、n+型ウェル
コンタクト領域15aが形成される。活性領域17に
は、p+型ウェルコンタクト領域17aが形成される。
えば、シリコン酸化層のような層間絶縁層(図11中に
は図示せず)が形成されている。図14および図15に
示すように、この層間絶縁層65は、CMPにより平坦
化の処理がなされている。層間絶縁層65には、n+型
ソース/ドレイン領域11a等を露出する複数のコンタ
クトホール63が形成されている。これらのコンタクト
ホール63には、プラグ61が埋め込まれている。プラ
グ61は、n+型ソース/ドレイン領域11a、p+型ソ
ース/ドレイン領域13a、n+型ウェルコンタクト領
域15a、p+型ウェルコンタクト領域17aに接続さ
れている。プラグ61の平面パターンは、図4に示すと
おりである。プラグ61の材料としては、例えば、タン
グステンがある。なお、コンタクトホール63の上端部
の径は、例えば、0.30μmであり、下端部の径は、
例えば、0.24μmである。
に位置する。第2層の導電層は、図5に示すように、複
数のドレイン−ドレイン接続層31a、31b、VDD配
線33、複数のBL(ビット線、ビット線/)コンタク
トパッド層35a、35b、複数のVSS局所配線37が
配置されている。これらは、例えば、下敷きとなるチタ
ン層(厚さ例えば、8.5nm)上に、チタンナイトラ
イド層(厚さ例えば、135nm)を形成した構造を有
する。
は、それぞれ、図5中、y軸方向に延びた直線状のパタ
ーンを有する。ドレイン−ドレイン接続層31aの本体
部31a3の幅は、ドレイン−ドレイン接続層31aの
端部31a1、31a2の幅より小さい。同様に、ドレ
イン−ドレイン接続層31bの本体部31b3の幅は、
ドレイン−ドレイン接続層31bの端部31b1、31
b2の幅より小さい。本体部31a3および本体部31
b3の幅の値は、設計ルール上の最小値である。一組の
ドレイン−ドレイン接続層31a、31bが、一つのメ
モリセル領域に配置される。ドレイン−ドレイン接続層
31aとドレイン−ドレイン接続層31bとの間には、
平面的に見ると、図1に示すように、一組のゲート電極
層21a、21bが位置している。
延びた直線状のパターンを有する。VSS局所配線37の
端部の幅は、VSS局所配線37の本体部の幅より大き
い。V SS局所配線37は、ドレイン−ドレイン接続層3
1aの端部31a2とドレイン−ドレイン接続層31b
の端部31b2との間に位置する。そして、この位置か
ら、VSS局所配線37は、図5中、下に位置するメモリ
セルのドレイン−ドレイン接続層31aの端部31a2
とドレイン−ドレイン接続層31bの端部31b2との
間にまで延びている。VSS局所配線37は、二つのメモ
リセルにつき、一つが配置される。
線とn+型ソース/ドレイン領域11a(図11参照)
とを接続するためのパッド層として機能する。同様に、
BLコンタクトパッド層35bは、ビット線/とn+型
ソース/ドレイン領域11aとを接続するためのパッド
層として機能する。
リセルのドレイン−ドレイン接続層31aと、図5中、
その下にあるメモリセルのドレイン−ドレイン接続層3
1aとの間に位置する。同様に、BLコンタクトパッド
層35bは、一メモリセルのドレイン−ドレイン接続層
31bと、図5中、その下にあるメモリセルのドレイン
−ドレイン接続層31bとの間に位置する。BLコンタ
クトパッド層35a、35bは、二つのメモリセルにつ
き、それぞれ、一つが配置される。
た直線状のパターンを有する。VDD配線33は、n+型
ウェルコンタクト領域15a(図11参照)と立体的に
交差するように延びている。VDD配線33は、n+型ウ
ェルコンタクト領域15aの上方に、分岐部33a、3
3bを有する。
レイン接続層31a、31b、VDD配線33、BLコン
タクトパッド層35a、35b、VSS局所配線37は、
図11に示すプラグ61と接続されている。この接続
を、図5ではコンタクト部61mで表す。
14に示すとおりである。この断面には、ドレイン−ド
レイン接続層31b、BLコンタクトパッド層35bが
表れている。
化層のような層間絶縁層(図5中には図示せず)が形成
されている。図14および図15に示すように、この層
間絶縁層71は、CMPにより平坦化の処理がなされて
いる。図14に示すように、層間絶縁層71には、ドレ
イン−ドレイン接続層31b等を露出する複数のスルー
ホール79が形成されている。スルーホール79には、
プラグ75が埋め込まれている。また、図15に示すよ
うに、層間絶縁層71、65には、ゲート電極層21b
を露出するスルーホール77が形成されている。スルー
ホール77には、プラグ73が埋め込まれている。プラ
グ73、75と第2層の導電層との平面的関係を図示し
たのが図12である。
の平面パターンは、図6に示すとおりである。プラグ7
3は、ゲート電極層21a、21b(図3参照)に、接
続されている。プラグ73の断面を、図15を用いて説
明する。プラグ73は、二つの層間絶縁層65、71を
貫通するスルーホール77に埋め込まれている。この断
面において、プラグ73は、ゲート電極層21bと接続
されている。プラグ73の材料としては、例えば、タン
グステンを用いることができる。なお、スルーホール7
7の上端部の径は、例えば、0.32μmであり、下端
部の径は、例えば、0.24μmである。
の平面パターンは、図7に示すとおりである。プラグ7
5は、図12に示すように、ドレイン−ドレイン接続層
31a、31b、VDD配線33の分岐部33a、33
b、BLコンタクトパッド層35a、35b、VSS局所
配線37に接続されている。プラグ75の断面を、図1
4を用いて説明する。プラグ75は、層間絶縁層71を
貫通するスルーホール79に埋め込まれている。この断
面において、プラグ75は、ドレイン−ドレイン接続層
31b、BLコンタクトパッド層35bと接続されてい
る。プラグ75の材料としては、例えば、タングステン
を用いることができる。なお、スルーホール79の上端
部の径は、例えば、0.30μmであり、下端部の径
は、例えば、0.24μmである。
に位置する。第3層の導電層は、図8に示すように、複
数のドレイン−ゲート接続層41a、41b、主ワード
線43、複数のBLコンタクトパッド層45a、45
b、複数のVSSコンタクトパッド層47、複数のVDDコ
ンタクトパッド層49が配置されている。これらは、例
えば、下から順に、チタンナイトライド層、アルミニウ
ム−銅合金層、チタン層、チタンナイトライド層が積層
された構造を有する。
41a3と二つの端部41a1、41a2とを有する。
本体部41a3は、図8中、x軸方向に延びている部分
である。端部41a1は、ドレイン−ゲート接続層41
b側に曲がっている部分である。同様に、ドレイン−ゲ
ート接続層41bは、本体部41b3と二つの端部41
b1、41b2とを有する。本体部41b3は、図8
中、x軸方向に延びている部分である。端部41b1
は、ドレイン−ゲート接続層41a側に曲がっている部
分である。一組のドレイン−ゲート接続層41a、41
bが、一つのメモリセル領域に配置される。
線とn+型ソース/ドレイン領域11aとを接続するた
めのパッド層として機能する。同様に、BLコンタクト
パッド層45bは、ビット線/とn+型ソース/ドレイ
ン領域11aとを接続するためのパッド層として機能す
る。BLコンタクトパッド層45a、45bは、二つの
メモリセルにつき、それぞれ、一つが配置される。
y軸方向に延び、二つの端部を有する。VSSコンタクト
パッド層47は、BLコンタクトパッド層45aとBL
コンタクトパッド層45bとの間に位置する。VSSコン
タクトパッド層47は、二つのメモリセルにつき、一つ
が配置される。
直線状に延びている。主ワード線43は、図5に示すV
DD配線33の上方に位置する。VDDコンタクトパッド層
49は、図5に示すVDD配線33の分岐部33a、33
bの上方に位置する。
a1、ドレイン−ゲート接続層41bの端部41b1
は、それぞれ、図12に示すプラグ73と接続されてい
る。この接続を、図8ではコンタクト部73mで表す。
また、ドレイン−ゲート接続層41aの端部41a2、
ドレイン−ゲート接続層41bの端部41b2、BLコ
ンタクトパッド層45a、45b、VSSコンタクトパッ
ド層47、VDDコンタクトパッド層49は、図12に示
すプラグ75と接続されている。この接続を、図8では
コンタクト部75mで表す。
−C2断面は、それぞれ、図14、図15に示すとおり
である。この断面には、ドレイン−ゲート接続層41
a、41b、BLコンタクトパッド層45b、主ワード
線43が表れている。これらを含む第3層の導電層上に
は、シリコン酸化層からなるハードマスク層40が形成
されている。ハードマスク層40をマスクとして、第3
層の導電層のパターンニングがなされる。これは、メモ
リセルの小型化により、レジストをマスクとして、第3
層の導電層のパターンニングをするのが困難だからであ
る。
化層のような層間絶縁層が形成されている。図14およ
び図15に示すように、この層間絶縁層85は、CMP
により平坦化の処理がなされている。層間絶縁層85に
は、BLコンタクトパッド層45a等が露出するスルー
ホール83が形成されている。スルーホール83には、
プラグ81が埋め込まれている。これを図示した平面図
が図13である。プラグ81は、図13に示すように、
BLコンタクトパッド層45a、45b、VSSコンタク
トパッド層47、VDDコンタクトパッド層49に接続さ
れている。プラグ81の平面パターンは、図9に示すと
おりである。プラグ81の材料としては、例えば、タン
グステンである。なお、スルーホール83の上端部の径
は、例えば、0.36μmであり、下端部の径は、例え
ば、0.28μmである。
に位置する。第4層は、図10に示すように、複数のビ
ット線51、複数のビット線/53、複数のVSS配線5
5、VDD配線57が配置されている。VSS配線55は、
ビット線51とビット線/53とに挟まれ、メモリセル
の中央に配置されている。VDD配線57は、例えば、x
軸方向に並ぶ32メモリセル毎に一本が配置される。こ
れらは、図10中、y軸方向に、直線状に延びている。
これらは、それぞれ、図13に示すプラグ81と接続さ
れている。この接続を、図10ではコンタクト部81m
で表す。ビット線51等は、例えば、下から順に、チタ
ンナイトライド層、アルミニウム−銅合金層、チタンナ
イトライド層が積層された構造を有する。
図14に示すとおりである。この断面には、ビット線/
53が表れている。ビット線/53には、ビット線51
に流れる信号と相補の信号が流れる。以上が本実施形態
の構造の詳細である。
ンは、設計パターンである。これらのパターンは角部を
有する。しかし、実際に半導体基板上に形成されるパタ
ーンは、光の近接効果により、角部を規定する線が曲線
になっている。
な効果を説明する。
ゲート電極層21aの端部21a2およびゲート電極層
21bの端部21b2に、光近接効果を補正する手段を
付加する必要がない。この理由を説明する前に、まず、
光近接効果の補正について説明する。光近接効果によ
り、設計パターンに対して忠実にレジストパターンが形
成されないことがある。そこで、光近接効果を補正する
ことにより、レジストパターンを設計パターンにできる
だけ近づける。光近接効果を補正する手段としては、例
えば、シェリフがある。図17は、シェリフが付加され
たゲート電極層21a、21bのマスクパターンであ
る。すなわち、ゲート電極層21aの端部21a1には
シェリフ87aが付加され、ゲート電極層21bの端部
21b1にはシェリフ87bが付加されている。
1b2にシェリフを付加する必要がない理由を説明す
る。図11に示すように、負荷トランジスタQ5、Q6の
ソースコンタクト層61b(ソースコンタクト層61b
とは、p+型ソース領域13a1にあるプラグ61であ
る。)は、ゲート電極層21a、21bの端部21a
2、21b2の付近に位置し、端部21a2、21b2
のそれぞれが、ソースコンタクト層61bとの接触を避
けるように、外側に曲がっている。このように、本実施
形態によれば、端部21a2、21b2が外側に曲がっ
ているので、端部21a2、21b2の形状が光の近接
効果を補正する。したがって、本実施形態によれば、端
部21a2、21b2にシェリフ等の近接効果補正手段
を付加する必要がなくなる。
1b2が外側に曲がっている構造であるが、端部21a
2、21b2を端部21a1、21b1のような形状に
してもよい。そして、光近接効果を補正する必要がある
なら、端部21a2、21b2にシェリフを付加しても
よい。
ように、端部21a2、21b2を外側に曲げることに
より、負荷トランジスタQ5、Q6のチャネル領域の外側
(負荷トランジスタのソースコンタクト側)のゲート電
極層21a、21bの面積を大きくできる。従って、ア
ライメントがずれた場合でも、ゲート電極層21a、2
1bが負荷トランジスタQ5、Q6のチャネル領域をカバ
ーできるので、負荷トランジスタQ5、Q6のチャネル漏
れ電流の増加を防止できる。
型化を図ることができる。この理由は、以下のとおりで
ある。本実施形態では、メモリセルのフリップフロップ
で情報の記憶を行う。フリップフロップは、一方のイン
バータの入力端子(ゲート電極)を他方のインバータの
出力端子(ドレイン)に接続し、かつ他方のインバータ
の入力端子(ゲート電極)を一方のインバータの出力端
子(ドレイン)に接続することにより、構成される。つ
まり、フリップフロップは、第1のインバータと第2の
インバータをクロスカップル接続したものである。フリ
ップフロップを二層で作製する場合、例えば、インバー
タのドレイン同士を接続するドレイン−ドレイン接続層
と、インバータのゲートとインバータのドレインを接続
するドレイン−ゲート接続層と、を一つの導電層にする
ことにより、クロスカップル接続ができる。
は、一方のインバータのドレインが位置する領域と、他
方のインバータのゲートが位置する領域と、これらを連
結する領域と、にわたって形成される。よって、この導
電層は、三つ端部を有するパターン(例えば、T字状や
h字状のような分岐部を有するパターン)や、互いに腕
部分が入り込み合った渦巻き状のパターンとなる。な
お、T字状のパターンとしては、例えば、特開平10−
41409号公報の図1に開示されている。h字状のパ
ターンとしては、例えば、M.Ishida,et.al.,IEDM
Tech.Digest(1998)、第201頁の図4(b)に開示
されている。渦巻き状のパターンとしては、例えば、
M.Ishida,et.al.,IEDM Tech.Digest(1998)、第
201頁の図3(b)に開示されている。このような複
雑なパターンは、パターンが微細化すると、フォトエッ
チング工程での正確な形状再現が困難となるので、所望
のパターンが得られず、メモリセルサイズの小型化の妨
げとなる。
CMOSインバータのゲートとなるゲート電極層(21
a、21b)、CMOSインバータのドレイン同士を接
続するドレイン−ドレイン接続層(31a、31b)、
一方のCMOSインバータのゲートと他方のCMOSイ
ンバータのドレインとを接続するドレイン−ゲート接続
層(41a、41b)を、それぞれ、異なる層に形成し
ている。したがって、フリップフロップを形成するの
に、三層が用いられることになる。よって、二層を用い
てフリップフロップを形成する場合に比べて、各層のパ
ターンを単純化(例えば、直線状に)することができ
る。このように、本実施形態によれば、各層のパターン
を単純化できるので、例えば、0.18μm世代におい
て、メモリセルサイズが、4.5μm2以下の微細なS
RAMにすることができる。
も、メモリセルの小型化が可能となる。まず、この理由
を説明するために使う用語であるゲート電極層間領域に
ついて説明し、それからこの理由を説明する。ゲート電
極層間領域とは、図11を参照して、ゲート電極層21
aとゲート電極層21bとの間の領域、つまり、ゲート
電極層21aと、ゲート電極層21aの端部21a1と
ゲート電極層21bの端部21b1とを結ぶ線と、ゲー
ト電極層21bと、ゲート電極層21bの端部21b2
とゲート電極層21aの端部21a2とを結ぶ線と、で
規定される領域である。
をする。SRAMのメモリセルでは、100μAオーダ
の、セル読み出し電流が駆動トランジスタQ3、Q4に流
れるので、駆動トランジスタQ3、Q4にn+型ソース領
域11a1の寄生抵抗を低減する必要がある。一方、セ
ルノード高電位側を保持する機能の負荷トランジスタQ
5、Q6は、電流能力は小さくて良いが、オフリーク電流
を小さくすることが必要である。
5、Q6が位置する側におけるゲート電極層21aとゲー
ト電極層21bとの間の距離d1(0.2〜0.4μ
m)は、駆動トランジスタQ3、Q4が位置する側におけ
るゲート電極層21aとゲート電極層21bとの間の距
離d2(0.41〜0.6μm)より短い。そして、本
実施形態において、距離d2を駆動トランジスタのソー
スコンタクト層61a(ソースコンタクト層61aと
は、n+型ソース領域11a1にあるプラグ61であ
る。)が配置可能な大きさとしている。また、本実施形
態において、ソースコンタクト層61b(ソースコンタ
クト層61bとは、p+型ソース領域13a1にあるプ
ラグ61である。)は、ゲート電極層間領域内に位置し
ていないため、距離d1を設計ルール上の最小値まで短
くできる。
ジスタQ3、Q4のn+型ソース領域11a1の寄生抵抗
を低減できるので、高速安定動作を実現できる。また、
負荷トランジスタQ5、Q6は、ゲート電極層21aとゲ
ート電極層21bとの距離が短いので、チャネル部とド
レイン側の領域を広くできる。このため、負荷トランジ
スタQ5、Q6のチャネル長を駆動トランジスタ側より長
くすることができる。従って、負荷トランジスタQ5、
Q6の短チャネル効果に起因するリーク電流を低減でき
る。以上から、本実施態様によれば、メモリセル領域を
有効利用できるので、低消費電流、安定動作などの特性
を改善しながら、メモリセルの小型化が可能となる。
層61bがゲート電極層間領域内に位置していないが、
ソースコンタクト層61bがゲート電極層間領域内に位
置してもよい。また、ソースコンタクト層61aがゲー
ト電極層間領域内に位置しているが、ソースコンタクト
層61aがゲート電極層間領域内に位置していなくても
よい。
も、メモリセルの小型化が可能となる。一般に、pチャ
ネル型トランジスタは、nチャネル型トランジスタより
短チャネル効果(パンチスルー電流の増加、サブスレッ
ショルド領域のリーク電流増加)が大きい。短チャネル
効果によるリークを抑えるためには、pチャネル型トラ
ンジスタのゲート長をnチャネル型トランジスタのゲー
ト長より大きくする必要がある。図11に示す本実施形
態において、負荷トランジスタQ5、Q6がpチャネル型
なので、負荷トランジスタQ5、Q6のゲート長を大きく
しても、負荷トランジスタQ5、Q6のドレイン領域側に
余裕があるので、メモリセル面積を大きくせずに、低消
費電流を実現できる。
よれば、駆動トランジスタQ3、Q4のソースコンタクト
層61aがゲート電極層間領域内に位置するので、駆動
トランジスタQ3、Q4のチャネル部からソースコンタク
ト層61aまでの距離が短くなり、n+型ソース領域1
1a1の寄生抵抗を低減できる。同時に、駆動トランジ
スタQ3、Q4のソースコンタクト層61aは、メモリセ
ルの中央に配置され、隣接メモリセルとソースコンタク
ト層を共用しない。よって、データ読み出し動作時に、
ソースコンタクト層61aに流れる電流は、いかなる場
合でも1セル分であり、ソースコンタクト層61aに隣
接メモリセルの動作電流が流れ込むことはない。以上か
ら、本実施形態によれば、駆動トランジスタQ3、Q4の
n+型ソース領域11a1の寄生抵抗と読み出し電流と
に起因する、ソース端子の電位上昇を低減できるので、
高速動作と安定動作を実現できる。また、ソースコンタ
クト層61aがゲート電極層間領域内に位置するので、
副ワード線23の配置に関して、駆動トランジスタ
Q3、Q4のソースコンタクト層61aを考慮しなくてよ
く、副ワード線23を直線のレイアウトにできる。従っ
て、本実施形態では、副ワード線23の加工が容易にな
り、副ワード線23幅の寸法(転送トランジスタのチャ
ネル長)のばらつきを低減できる。また、本実施形態で
は、副ワード線23の抵抗を低減できるので、高速動作
を実現できる。
ド線23(図3参照)と主ワード線43(図8参照)か
らなる構造としているが、主ワード線を設けず、副ワー
ド線の位置にワード線が配置された構造でもよい。
第1層、第2層および第3層の導電層を示す平面図であ
る。
フィールドを示す平面図である。
第1層の導電層を示す平面図である。
プラグ61を示す平面図である。
第2層の導電層を示す平面図である。
プラグ73を示す平面図である。
プラグ75を示す平面図である。
第3層の導電層を示す平面図である。
プラグ81を示す平面図である。
る第4層の導電層を示す平面図である。
ラグ61を示す平面図である。
5を示す平面図である。
す平面図である。
面図である。
面図である。
ある。
ターンを示す平面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 第1駆動トランジスタ、第2駆動トラン
ジスタ、第1負荷トランジスタ、第2負荷トランジス
タ、第1転送トランジスタおよび第2転送トランジスタ
を含むメモリセルを備えた半導体記憶装置であって、 第1ゲート電極層および第2ゲート電極層を備え、 前記第1ゲート電極層は、前記第1駆動トランジスタお
よび前記第1負荷トランジスタのゲート電極を含み、 前記第2ゲート電極層は、前記第2駆動トランジスタお
よび前記第2負荷トランジスタのゲート電極を含み、 前記第1ゲート電極層、前記第2ゲート電極層は、それ
ぞれ、直線状のパターンをし、かつ、これらは、互いに
平行に配置されており、 前記第1ゲート電極層と前記第2ゲート電極層との間の
距離は、前記負荷トランジスタが位置する側と前記駆動
トランジスタが位置する側とで異なる、半導体記憶装
置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記負荷トランジスタが位置する側における前記第1ゲ
ート電極層と前記第2ゲート電極層との間の距離は、前
記駆動トランジスタが位置する側における前記第1ゲー
ト電極層と前記第2ゲート電極層との間の距離より短
い、半導体記憶装置。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記負荷トランジスタのソースコンタクト層は、前記負
荷トランジスタ側における、前記第1および前記第2ゲ
ート電極層の端部付近に位置し、 前記端部のそれぞれが、前記負荷トランジスタのソース
コンタクト層との接触を避けるように、外側に曲がって
いる、半導体記憶装置。 - 【請求項4】 請求項2または3において、 前記負荷トランジスタが位置する側における前記第1ゲ
ート電極層と前記第2ゲート電極層との間の距離が、設
計ルール上の最小値である、半導体記憶装置。 - 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかにおいて、 前記負荷トランジスタがpチャネル型である、半導体記
憶装置。 - 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかにおいて、 前記駆動トランジスタのソースコンタクト層が、前記第
1ゲート電極層と前記第2ゲート電極層との間の領域で
あるゲート電極層間領域内に位置する、半導体記憶装
置。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 第1および第2ドレイン−ドレイン接続層、第1および
第2ドレイン−ゲート接続層を備え、 前記ゲート電極層、前記ドレイン−ドレイン接続層、前
記ドレイン−ゲート接続層は、それぞれ異なる層に位置
し、 平面的には、前記第1ドレイン−ドレイン接続層と前記
第2ドレイン−ドレイン接続層との間に、前記第1およ
び前記第2ゲート電極層が位置し、 前記第1ドレイン−ドレイン接続層は、前記第1駆動ト
ランジスタのドレイン領域と前記第1負荷トランジスタ
のドレイン領域を接続し、 前記第2ドレイン−ドレイン接続層は、前記第2駆動ト
ランジスタのドレイン領域と前記第2負荷トランジスタ
のドレイン領域を接続し、 前記第1ドレイン−ゲート接続層は、前記第1ドレイン
−ドレイン接続層と前記第2ゲート電極層を接続し、 前記第2ドレイン−ゲート接続層は、前記第2ドレイン
−ドレイン接続層と前記第1ゲート電極層を接続する、
半導体記憶装置。 - 【請求項8】 請求項7において、 前記第1および前記第2駆動トランジスタは、n型であ
り、 前記第1および前記第2負荷トランジスタは、p型であ
り、 前記第1および前記第2転送トランジスタは、n型であ
り、 第1層、第2層、第3層および第4層の導電層を備え、 前記第1層には、前記第1ゲート電極層、前記第2ゲー
ト電極層、および副ワード線が位置し、 前記第2層には、前記第1ドレイン−ドレイン接続層、
前記第2ドレイン−ドレイン接続層、電源線、第1コン
タクトパッド層、第2コンタクトパッド層、および第3
コンタクトパッド層が位置し、 前記第3層には、前記第1ドレイン−ゲート接続層、前
記第2ドレイン−ゲート接続層、主ワード線、第4コン
タクトパッド層、第5コンタクトパッド層、および第6
コンタクトパッド層が位置し、 前記第4層には、第1ビット線、第2ビット線、および
接地線が位置し、 前記副ワード線は、第1方向に延び、 前記電源線は、前記負荷トランジスタのソース領域と接
続され、 前記第1コンタクトパッド層は、前記第1ビット線と前
記第1転送トランジスタのソース/ドレイン領域との接
続に用いられ、 前記第2コンタクトパッド層は、前記第2ビット線と前
記第2転送トランジスタのソース/ドレイン領域との接
続に用いられ、 前記第3コンタクトパッド層は、前記駆動トランジスタ
のソース領域を、前記接地線と接続させるのに用いら
れ、 前記主ワード線は、第1方向に延び、 前記第4コンタクトパッド層は、前記第1ビット線と前
記第1転送トランジスタのソース/ドレイン領域との接
続に用いられ、 前記第5コンタクトパッド層は、前記第2ビット線と前
記第2転送トランジスタのソース/ドレイン領域との接
続に用いられ、 前記第6コンタクトパッド層は、前記駆動トランジスタ
のソース領域を、前記接地線と接続させるのに用いら
れ、 前記第1および前記第2ビット線は、第1方向と直角に
交わる第2方向に延びる、半導体記憶装置。 - 【請求項9】 請求項7または8において、 前記第1ドレイン−ドレイン接続層、前記第2ドレイン
−ドレイン接続層は、それぞれ、直線状のパターンを
し、かつ 前記第1ゲート電極層、前記第2ゲート電極層、前記第
1ドレイン−ドレイン接続層、前記第2ドレイン−ドレ
イン接続層は、互いに平行に配置されている、半導体記
憶装置。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかにおいて、 前記メモリセルのサイズが、4.5μm2以下である、
半導体記憶装置。
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