JP2001358001A - 温度検知用サーミスタ装置 - Google Patents

温度検知用サーミスタ装置

Info

Publication number
JP2001358001A
JP2001358001A JP2000176742A JP2000176742A JP2001358001A JP 2001358001 A JP2001358001 A JP 2001358001A JP 2000176742 A JP2000176742 A JP 2000176742A JP 2000176742 A JP2000176742 A JP 2000176742A JP 2001358001 A JP2001358001 A JP 2001358001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulated wire
outer case
thermistor element
base
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000176742A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001358001A5 (ja
JP4543506B2 (ja
Inventor
Kaoru Sasaki
薫 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2000176742A priority Critical patent/JP4543506B2/ja
Publication of JP2001358001A publication Critical patent/JP2001358001A/ja
Publication of JP2001358001A5 publication Critical patent/JP2001358001A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4543506B2 publication Critical patent/JP4543506B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermistors And Varistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁樹脂が外装ケースより引き出される絶縁
被覆電線の付け根部まではい上がるのを簡単な構造の変
更で防ぎ、外装ケースより引き出される付け根部を含む
絶縁被覆電線の耐屈曲強度を保つ。 【解決手段】 絶縁被覆電線2の接続基部20から2芯
平行線の谷間に入れるスリ割りで外装ケース3より引き
出される絶縁被覆電線2の付け根部21を単線21a,
21bとし、この絶縁被覆電線2の付け根部21を単線
単位に離間させて外装ケース3より引き出すと共に、サ
ーミスタ素子1から絶縁被覆電線2の接続基部20を外
装ケース3の内部に絶縁樹脂4で樹脂封止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、冷蔵庫,エアコン,炊
飯器,電気ポット等の温度制御システムとして組付け装
備される温度検知用サーミスタ装置の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の温度検知用サーミスタ
は、図7で示すようにチップ型のNTCサ−ミスタ素子
1を備えるもので、そのNTCサーミスタ素子1と2芯
平行線の絶縁被覆電線2を接続し、NTCサーミスタ素
子1から絶縁被覆電線2の接続基部を外装ケース3の内
部に挿置すると共に、絶縁樹脂4を外装ケース3の内部
に充填硬化し、NTCサーミスタ素子1から絶縁被覆電
線2の接続基部を外装ケース3の内部に樹脂封止するこ
とにより構成されている(実開平5―75632号)。
【0003】この温度検知用サーミスタ装置の製造工程
中で、絶縁樹脂を外装ケースの内部に充填した際、その
絶縁樹脂が外装ケースより引き出される絶縁被覆電線の
付け根部まで2芯平行線の谷間に沿って毛細管現象では
い上がり、このはい上がった絶縁樹脂が絶縁被覆電線の
付け根部で2芯平行線の谷間に付着硬化する事態が生ず
る。
【0004】この温度検知用サーミスタ装置では、メン
テナンス等に伴う脱着の際に、絶縁被覆電線が付け根部
より左右に振られて多々屈曲されることがある。ところ
が、絶縁被覆電線の付け根部ではい上がった絶縁樹脂が
付着硬化していると、屈曲に対して強度的に弱く、クラ
ックが絶縁被膜に入り易くなることから欠品となってし
まう。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、絶縁樹脂が
外装ケースより引き出される絶縁被覆電線の付け根部ま
ではい上がるのを簡単な構造の変更で防ぎ、外装ケース
より引き出される付け根部を含む絶縁被覆電線の耐屈曲
強度を保てるよう改良した温度検知用サーミスタ装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係る温度検知用
サーミスタ装置においては、温度検知用のサーミスタ素
子を備え、そのサーミスタ素子と2芯平行線の絶縁被覆
電線を接続し、サーミスタ素子から絶縁被覆電線の接続
基部を外装ケースの内部に挿置すると共に、絶縁樹脂を
外装ケースの内部に充填硬化し、サーミスタ素子から絶
縁被覆電線の接続基部を外装ケースの内部に樹脂封止す
るもので、絶縁被覆電線の接続基部から2芯平行線の谷
間に入れるスリ割りで外装ケースより引き出される絶縁
被覆電線の付け根部を単線とし、この絶縁被覆電線の付
け根部を単線単位に離間させて外装ケースより引き出す
と共に、サーミスタ素子から絶縁被覆電線の接続基部を
外装ケースの内部に絶縁樹脂で樹脂封止することにより
構成されている。
【0007】
【考案の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して説明
すると、図1で示す実施の形態は図7で示すチップ型の
サーミスタ素子1を備える温度検知用サーミスタ装置と
基本的に共通する構造を有するものとして構成されてい
る。この構成中、図7で示すものと共通の構成部分は同
じ符号で示されている。
【0008】その温度検知用サーミスタ装置は、温度検
知用のサーミスタ素子としてチップ型のNTCサ−ミス
タ素子1を備えて構成されている。このNTCサーミス
タ素子1には、図2で示すように素子本体1aを裸電線
2a,2bの間に挟み込み、両面電極1b,1cと裸電
線2a,2bとを半田5で固定することにより2芯平行
線の絶縁被覆電線2が接続されている。
【0009】その絶縁被覆電線2は、接続基部20から
2芯平行線の谷間に入れるスリ割りで、外装ケース4よ
り引き出される絶縁被覆電線2の付け根部21が単線2
1a,21として予め分離形成されている。この絶縁被
覆電線2を裸電線2a,2bでNTCサーミスタ素子1
に接続した後、NTCサーミスタ素子1から絶縁被覆電
線2の接続基部20を外装ケース3の内部に組付け挿置
する。
【0010】そのNTCサーミスタ素子1を外装ケース
3の内部に挿置する際、絶縁被覆電線2は、図3で示す
ように接続基部20から付け根部21を単線単位に開い
て離間状態に保つ。この付け根部21を離間状態に保
ち、NTCサーミスタ素子1から絶縁被覆電線2の接続
基部を外装ケース3の内部に組付け挿置した後、絶縁樹
脂4を外装ケース3の内部に充填させて硬化する。
【0011】このように構成する温度検知用サーミスタ
装置では、絶縁被覆電線2の接続基部20から付け根部
21を離間状態に保ち、絶縁樹脂4を外装ケース3の内
部に充填するから、絶縁樹脂4が外装ケース3より引き
出される絶縁被覆電線2の付け根部21まではい上がる
ことがない。このため、絶縁樹脂4が絶縁被覆電線2の
付け根部21に付着硬化することがなく、外装ケース3
より引き出される付け根部21を含む絶縁被覆電線2の
強度を保てる。
【0012】その有効性を確認するため、本案品と従来
品に係るNTCサーミスタ装置の10個に対し、低温屈
曲試験を行った。この低温屈曲試験は、各NTCサーミ
スタ装置を−10℃の気中に1時間放置し、そこから取
り出し直後に絶縁被覆電線の付け根部を各10回左右に
屈曲させることにより行った。
【0013】その結果、本案品ではクラックが付け根部
の絶縁被膜に入るようなことはなかった。これに対し、
従来品では付け根部のクラック入りが10個中10個の
いずれもに1回の屈曲で生じた。
【0014】上述した実施の形態は、2芯平行線の谷間
に入れるスリ割りを絶縁被覆電線2の接続基部20から
外装ケース4より引き出される絶縁被覆電線2の付け根
部21まで設ける場合に基づいて説明したが、図4で示
すように接続基部20の先端側を2芯平行線のままと
し、スリ割りを付け根部21に設けて略菱形に軸曲げす
ることよっても離間状態に保てる。
【0015】上述したチップ型の構成のサーミスタ素子
1に代えて、図5並びに図6で示すようにガラス封入型
のサーミスタ素子1’を備えて構成するものにも適用で
きる。このガラス封入型のサーミスタ素子1’を備えて
は、リード線1a’,1b’を止め環6,6で絶縁被覆
電線2の裸電線(図面上、現れていない。)に接続し、
サーミスタ素子1’から絶縁被覆電線2の接続基部20
を外装ケース3の内部に組付け挿置すると共に、付け根
部21を離間状態に保って絶縁樹脂4を外装ケース3の
内部に充填させて硬化することにより構成できる。
【0016】
【考案の効果】以上の如く、本考案に係る温度検知用サ
ーミスタ装置に依れば、絶縁被覆電線の接続基部から2
芯平行線の谷間に入れるスリ割りで外装ケースより引き
出される絶縁被覆電線の付け根部を単線とし、この絶縁
被覆電線の付け根部を単線単位に離間させて外装ケース
より引き出すと共に、サーミスタ素子から絶縁被覆電線
の接続基部を外装ケースの内部に絶縁樹脂で樹脂封止す
ることにより、絶縁樹脂が外装ケースより引き出される
絶縁被覆電線の付け根部まではい上がらず、絶縁樹脂が
絶縁被覆電線の付け根部に付着硬化することがないか
ら、外装ケースより引き出される付け根部を含む絶縁被
覆電線の耐屈曲強度を保てる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るチップ型のサーミスタ素子を備え
て構成する温度検知用サーミスタ装置を外装ケースの断
面状態で示す説明図である。
【図2】図1の温度検知用サーミスタ装置でサーミスタ
素子から絶縁被覆電線を示す説明図である。
【図3】図1の温度検知用サーミスタ装置をA−A線で
示す断面図である。
【図4】本考案の変形例に係る絶縁被覆電線の離間構造
を代えて構成する温度検知用サーミスタ装置のサーミス
タ素子から絶縁被覆電線を示す説明図である。
【図5】本考案の別の実施例に係るガラス封入型のサー
ミスタ素子を備えて構成する温度検知用サーミスタ装置
を外装ケースの断面状態で示す説明図である。
【図6】図5の温度検知用サーミスタ装置でガラス封入
型のサーミスタ素子から絶縁被覆電線を示す説明図であ
る。
【図7】従来例に係るチップ型のサーミスタ素子を備え
て構成する温度検知用サーミスタ装置を外装ケースの断
面状態で示す説明図である。
【符号の説明】
1 サーミスタ素子 1’ ガラス封入型サーミスタ素子 2 絶縁被覆電線 20 絶縁被覆電線の接続基部 21 絶縁被覆電線の付け根部 21a,21b 付け根部単線 3 外装ケース 4 絶縁樹脂
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月16日(2001.4.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 温度検知用サーミスタ装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫,エアコン,炊
飯器,電気ポット等の温度制御システムとして組付け装
備される温度検知用サーミスタ装置の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の温度検知用サーミスタ
は、図7で示すようにチップ型のNTCサ−ミスタ素子
1を備えるもので、そのNTCサーミスタ素子1と2芯
平行線の絶縁被覆電線2を接続し、NTCサーミスタ素
子1から絶縁被覆電線2の接続基部を外装ケース3の内
部に挿置すると共に、絶縁樹脂4を外装ケース3の内部
に充填硬化し、NTCサーミスタ素子1から絶縁被覆電
線2の接続基部を外装ケース3の内部に樹脂封止するこ
とにより構成されている(実開平5―75632号)。
【0003】この温度検知用サーミスタ装置の製造工程
中で、絶縁樹脂を外装ケースの内部に充填した際、その
絶縁樹脂が外装ケースより引き出される絶縁被覆電線の
付け根部まで2芯平行線の谷間に沿って毛細管現象では
い上がり、このはい上がった絶縁樹脂が絶縁被覆電線の
付け根部で2芯平行線の谷間に付着硬化する事態が生ず
る。
【0004】この温度検知用サーミスタ装置では、メン
テナンス等に伴う脱着の際に、絶縁被覆電線が付け根部
より左右に振られて多々屈曲されることがある。ところ
が、絶縁被覆電線の付け根部ではい上がった絶縁樹脂が
付着硬化していると、屈曲に対して強度的に弱く、クラ
ックが絶縁被膜に入り易くなることから欠品となってし
まう。
【0005】
発明が解決しようとする課題】本発明は、絶縁樹脂が
外装ケースより引き出される絶縁被覆電線の付け根部ま
ではい上がるのを簡単な構造の変更で防ぎ、外装ケース
より引き出される付け根部を含む絶縁被覆電線の耐屈曲
強度を保てるよう改良した温度検知用サーミスタ装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る温度検知用
サーミスタ装置においては、温度検知用のサーミスタ素
子を備え、そのサーミスタ素子と2芯平行線の絶縁被覆
電線を接続し、サーミスタ素子から絶縁被覆電線の接続
基部を外装ケースの内部に挿置すると共に、絶縁樹脂を
外装ケースの内部に充填硬化し、サーミスタ素子から絶
縁被覆電線の接続基部を外装ケースの内部に樹脂封止す
るもので、絶縁被覆電線の接続基部から2芯平行線の谷
間に入れるスリ割りで外装ケースより引き出される絶縁
被覆電線の付け根部を単線とし、この絶縁被覆電線の付
け根部を単線単位に離間させて外装ケースより引き出す
と共に、サーミスタ素子から絶縁被覆電線の接続基部を
外装ケースの内部に絶縁樹脂で樹脂封止することにより
構成されている。
【0007】
発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して説明
すると、図1で示す実施の形態は図7で示すチップ型の
サーミスタ素子1を備える温度検知用サーミスタ装置と
基本的に共通する構造を有するものとして構成されてい
る。この構成中、図7で示すものと共通の構成部分は同
じ符号で示されている。
【0008】その温度検知用サーミスタ装置は、温度検
知用のサーミスタ素子としてチップ型のNTCサ−ミス
タ素子1を備えて構成されている。このNTCサーミス
タ素子1には、図2で示すように素子本体1aを裸電線
2a,2bの間に挟み込み、両面電極1b,1cと裸電
線2a,2bとを半田5で固定することにより2芯平行
線の絶縁被覆電線2が接続されている。
【0009】その絶縁被覆電線2は、接続基部20から
2芯平行線の谷間に入れるスリ割りで、外装ケース4よ
り引き出される絶縁被覆電線2の付け根部21が単線2
1a,21として予め分離形成されている。この絶縁被
覆電線2を裸電線2a,2bでNTCサーミスタ素子1
に接続した後、NTCサーミスタ素子1から絶縁被覆電
線2の接続基部20を外装ケース3の内部に組付け挿置
する。
【0010】そのNTCサーミスタ素子1を外装ケース
3の内部に挿置する際、絶縁被覆電線2は、図3で示す
ように接続基部20から付け根部21を単線単位に開い
て離間状態に保つ。この付け根部21を離間状態に保
ち、NTCサーミスタ素子1から絶縁被覆電線2の接続
基部を外装ケース3の内部に組付け挿置した後、絶縁樹
脂4を外装ケース3の内部に充填させて硬化する。
【0011】このように構成する温度検知用サーミスタ
装置では、絶縁被覆電線2の接続基部20から付け根部
21を離間状態に保ち、絶縁樹脂4を外装ケース3の内
部に充填するから、絶縁樹脂4が外装ケース3より引き
出される絶縁被覆電線2の付け根部21まではい上がる
ことがない。このため、絶縁樹脂4が絶縁被覆電線2の
付け根部21に付着硬化することがなく、外装ケース3
より引き出される付け根部21を含む絶縁被覆電線2の
強度を保てる。
【0012】その有効性を確認するため、本案品と従来
品に係るNTCサーミスタ装置の10個に対し、低温屈
曲試験を行った。この低温屈曲試験は、各NTCサーミ
スタ装置を−10℃の気中に1時間放置し、そこから取
り出し直後に絶縁被覆電線の付け根部を各10回左右に
屈曲させることにより行った。
【0013】その結果、本案品ではクラックが付け根部
の絶縁被膜に入るようなことはなかった。これに対し、
従来品では付け根部のクラック入りが10個中10個の
いずれもに1回の屈曲で生じた。
【0014】上述した実施の形態は、2芯平行線の谷間
に入れるスリ割りを絶縁被覆電線2の接続基部20から
外装ケース4より引き出される絶縁被覆電線2の付け根
部21まで設ける場合に基づいて説明したが、図4で示
すように接続基部20の先端側を2芯平行線のままと
し、スリ割りを付け根部21に設けて略菱形に軸曲げす
ることよっても離間状態に保てる。
【0015】上述したチップ型の構成のサーミスタ素子
1に代えて、図5並びに図6で示すようにガラス封入型
のサーミスタ素子1'を備えて構成するものにも適用で
きる。このガラス封入型のサーミスタ素子1'を備えて
は、リード線1a',1b'を止め環6,6で絶縁被覆電
線2の裸電線(図面上、現れていない。)に接続し、サ
ーミスタ素子1'から絶縁被覆電線2の接続基部20を
外装ケース3の内部に組付け挿置すると共に、付け根部
21を離間状態に保って絶縁樹脂4を外装ケース3の内
部に充填させて硬化することにより構成できる。
【0016】
発明の効果】以上の如く、本発明に係る温度検知用サ
ーミスタ装置に依れば、絶縁被覆電線の接続基部から2
芯平行線の谷間に入れるスリ割りで外装ケースより引き
出される絶縁被覆電線の付け根部を単線とし、この絶縁
被覆電線の付け根部を単線単位に離間させて外装ケース
より引き出すと共に、サーミスタ素子から絶縁被覆電線
の接続基部を外装ケースの内部に絶縁樹脂で樹脂封止す
ることにより、絶縁樹脂が外装ケースより引き出される
絶縁被覆電線の付け根部まではい上がらず、絶縁樹脂が
絶縁被覆電線の付け根部に付着硬化することがないか
ら、外装ケースより引き出される付け根部を含む絶縁被
覆電線の耐屈曲強度を保てる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチップ型のサーミスタ素子を備え
て構成する温度検知用サーミスタ装置を外装ケースの断
面状態で示す説明図である。
【図2】図1の温度検知用サーミスタ装置でサーミスタ
素子から絶縁被覆電線を示す説明図である。
【図3】図1の温度検知用サーミスタ装置をA−A線で
示す断面図である。
【図4】本発明の変形例に係る絶縁被覆電線の離間構造
を代えて構成する温度検知用サーミスタ装置のサーミス
タ素子から絶縁被覆電線を示す説明図である。
【図5】本発明の別の実施例に係るガラス封入型のサー
ミスタ素子を備えて構成する温度検知用サーミスタ装置
を外装ケースの断面状態で示す説明図である。
【図6】図5の温度検知用サーミスタ装置でガラス封入
型のサーミスタ素子から絶縁被覆電線を示す説明図であ
る。
【図7】従来例に係るチップ型のサーミスタ素子を備え
て構成する温度検知用サーミスタ装置を外装ケースの断
面状態で示す説明図である。
【符号の説明】 1 サーミスタ素子 1' ガラス封入型サーミスタ素子 2 絶縁被覆電線 20 絶縁被覆電線の接続基部 21 絶縁被覆電線の付け根部 21a,21b 付け根部単線 3 外装ケース 4 絶縁樹脂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度検知用のサーミスタ素子を備え、そ
    のサーミスタ素子と2芯平行線の絶縁被覆電線を接続
    し、サーミスタ素子から絶縁被覆電線の接続基部を外装
    ケースの内部に挿置すると共に、絶縁樹脂を外装ケース
    の内部に充填硬化し、サーミスタ素子から絶縁被覆電線
    の接続基部を外装ケースの内部に樹脂封止する温度検知
    用サーミスタ装置において、 上記絶縁被覆電線の接続基部から2芯平行線の谷間に入
    れるスリ割りで外装ケースより引き出される絶縁被覆電
    線の付け根部を単線とし、この絶縁被覆電線の付け根部
    を単線単位に離間させて外装ケースより引き出すと共
    に、サーミスタ素子から絶縁被覆電線の接続基部を外装
    ケースの内部に絶縁樹脂で樹脂封止してなることを特徴
    とする温度検知用サーミスタ装置。
JP2000176742A 2000-06-13 2000-06-13 温度検知用サーミスタ装置 Expired - Lifetime JP4543506B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000176742A JP4543506B2 (ja) 2000-06-13 2000-06-13 温度検知用サーミスタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000176742A JP4543506B2 (ja) 2000-06-13 2000-06-13 温度検知用サーミスタ装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001358001A true JP2001358001A (ja) 2001-12-26
JP2001358001A5 JP2001358001A5 (ja) 2007-07-26
JP4543506B2 JP4543506B2 (ja) 2010-09-15

Family

ID=18678433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000176742A Expired - Lifetime JP4543506B2 (ja) 2000-06-13 2000-06-13 温度検知用サーミスタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4543506B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010108813A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Mitsubishi Cable Ind Ltd リード線付き電子部品およびリード線の絶縁被覆方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62265703A (ja) * 1986-05-14 1987-11-18 三井金属鉱業株式会社 サ−ミスタ−とリ−ド線の結合装置
JPH0361620U (ja) * 1989-10-12 1991-06-17
JP2000058310A (ja) * 1998-08-11 2000-02-25 Murata Mfg Co Ltd 電子部品の製造方法
JP2000074751A (ja) * 1998-08-27 2000-03-14 Tdk Corp Ntcサーミスタ装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62265703A (ja) * 1986-05-14 1987-11-18 三井金属鉱業株式会社 サ−ミスタ−とリ−ド線の結合装置
JPH0361620U (ja) * 1989-10-12 1991-06-17
JP2000058310A (ja) * 1998-08-11 2000-02-25 Murata Mfg Co Ltd 電子部品の製造方法
JP2000074751A (ja) * 1998-08-27 2000-03-14 Tdk Corp Ntcサーミスタ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010108813A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Mitsubishi Cable Ind Ltd リード線付き電子部品およびリード線の絶縁被覆方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4543506B2 (ja) 2010-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8305181B2 (en) Chip inductor and manufacturing method thereof
KR101609675B1 (ko) 전열케이블
JP2001358001A (ja) 温度検知用サーミスタ装置
JP5369294B2 (ja) チップインダクタおよびその製造方法
JP3074022U (ja) 温度検知用サーミスタ装置
US6134771A (en) Method of encasing leads of an electronic part
JP2004303648A (ja) 面状ヒータ
JP2003270053A (ja) シース型熱電対のアダプタ端子
JPS59115501A (ja) 固定抵抗器
JPH0665840U (ja) 温度センサ
JPH0731479Y2 (ja) 温度ヒューズ
JPH0721807A (ja) ガイドライトおよびその製造方法
ITMI970551A1 (it) Cappuccio di collegamento per l'innesto su una candela di accensione candela a incandescenza o bobina di accensione di un
JP2571046Y2 (ja) 温度ヒューズ
JP2000058310A (ja) 電子部品の製造方法
JPH0616836U (ja) サーミスタ温度センサ
JP2004270897A (ja) トランスミッションハーネス構造
JPH073556Y2 (ja) 温度ヒューズ
JPH0517834Y2 (ja)
JP3887875B2 (ja) 電線の接続構造
JPH0552669A (ja) 温度センサ
JPH11132866A (ja) サーミスタ温度センサ
JPS5919343Y2 (ja) 面状発熱体のリ−ド線取り出し構造
JPH049731Y2 (ja)
JP2000231866A (ja) 温度ヒューズ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070613

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20091218

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091218

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100608

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100621

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4543506

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

EXPY Cancellation because of completion of term