JP3074022U - 温度検知用サーミスタ装置 - Google Patents

温度検知用サーミスタ装置

Info

Publication number
JP3074022U
JP3074022U JP2000004079U JP2000004079U JP3074022U JP 3074022 U JP3074022 U JP 3074022U JP 2000004079 U JP2000004079 U JP 2000004079U JP 2000004079 U JP2000004079 U JP 2000004079U JP 3074022 U JP3074022 U JP 3074022U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulated wire
outer case
thermistor element
base
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000004079U
Other languages
English (en)
Inventor
薫 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2000004079U priority Critical patent/JP3074022U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3074022U publication Critical patent/JP3074022U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Thermistors And Varistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁樹脂が外装ケースより引き出される絶縁
被覆電線の付け根部まではい上がるのを簡単な構造の変
更で防ぎ、外装ケースより引き出される付け根部を含む
絶縁被覆電線の耐屈曲強度を保つ。 【解決手段】 絶縁被覆電線2の接続基部20から2芯
平行線の谷間に入れるスリ割りで外装ケース3より引き
出される絶縁被覆電線2の付け根部21を単線21a,
21bとし、この絶縁被覆電線2の付け根部21を単線
単位に離間させて外装ケース3より引き出すと共に、サ
ーミスタ素子1から絶縁被覆電線2の接続基部20を外
装ケース3の内部に絶縁樹脂4で樹脂封止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、冷蔵庫,エアコン,炊飯器,電気ポット等の温度制御システムとし て組付け装備される温度検知用サーミスタ装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の温度検知用サーミスタは、図7で示すようにチップ型のNTC サ−ミスタ素子1を備えるもので、そのNTCサーミスタ素子1と2芯平行線の 絶縁被覆電線2を接続し、NTCサーミスタ素子1から絶縁被覆電線2の接続基 部を外装ケース3の内部に挿置すると共に、絶縁樹脂4を外装ケース3の内部に 充填硬化し、NTCサーミスタ素子1から絶縁被覆電線2の接続基部を外装ケー ス3の内部に樹脂封止することにより構成されている(実開平5―75632号 )。
【0003】 この温度検知用サーミスタ装置の製造工程中で、絶縁樹脂を外装ケースの内部 に充填した際、その絶縁樹脂が外装ケースより引き出される絶縁被覆電線の付け 根部まで2芯平行線の谷間に沿って毛細管現象ではい上がり、このはい上がった 絶縁樹脂が絶縁被覆電線の付け根部で2芯平行線の谷間に付着硬化する事態が生 ずる。
【0004】 この温度検知用サーミスタ装置では、メンテナンス等に伴う脱着の際に、絶縁 被覆電線が付け根部より左右に振られて多々屈曲されることがある。ところが、 絶縁被覆電線の付け根部ではい上がった絶縁樹脂が付着硬化していると、屈曲に 対して強度的に弱く、クラックが絶縁被膜に入り易くなることから欠品となって しまう。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、絶縁樹脂が外装ケースより引き出される絶縁被覆電線の付け根部ま ではい上がるのを簡単な構造の変更で防ぎ、外装ケースより引き出される付け根 部を含む絶縁被覆電線の耐屈曲強度を保てるよう改良した温度検知用サーミスタ 装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る温度検知用サーミスタ装置においては、温度検知用のサーミスタ 素子を備え、そのサーミスタ素子と2芯平行線の絶縁被覆電線を接続し、サーミ スタ素子から絶縁被覆電線の接続基部を外装ケースの内部に挿置すると共に、絶 縁樹脂を外装ケースの内部に充填硬化し、サーミスタ素子から絶縁被覆電線の接 続基部を外装ケースの内部に樹脂封止するもので、 絶縁被覆電線の接続基部から2芯平行線の谷間に入れるスリ割りで外装ケース より引き出される絶縁被覆電線の付け根部を単線とし、この絶縁被覆電線の付け 根部を単線単位に離間させて外装ケースより引き出すと共に、サーミスタ素子か ら絶縁被覆電線の接続基部を外装ケースの内部に絶縁樹脂で樹脂封止することに より構成されている。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、図1〜図6を参照して説明すると、図1で示す実施の形態は図7で示す チップ型のサーミスタ素子1を備える温度検知用サーミスタ装置と基本的に共通 する構造を有するものとして構成されている。この構成中、図7で示すものと共 通の構成部分は同じ符号で示されている。
【0008】 その温度検知用サーミスタ装置は、温度検知用のサーミスタ素子としてチップ 型のNTCサ−ミスタ素子1を備えて構成されている。このNTCサーミスタ素 子1には、図2で示すように素子本体1aを裸電線2a,2bの間に挟み込み、 両面電極1b,1cと裸電線2a,2bとを半田5で固定することにより2芯平 行線の絶縁被覆電線2が接続されている。
【0009】 その絶縁被覆電線2は、接続基部20から2芯平行線の谷間に入れるスリ割り で、外装ケース4より引き出される絶縁被覆電線2の付け根部21が単線21a ,21として予め分離形成されている。この絶縁被覆電線2を裸電線2a,2b でNTCサーミスタ素子1に接続した後、NTCサーミスタ素子1から絶縁被覆 電線2の接続基部20を外装ケース3の内部に組付け挿置する。
【0010】 そのNTCサーミスタ素子1を外装ケース3の内部に挿置する際、絶縁被覆電 線2は、図3で示すように接続基部20から付け根部21を単線単位に開いて離 間状態に保つ。この付け根部21を離間状態に保ち、NTCサーミスタ素子1か ら絶縁被覆電線2の接続基部を外装ケース3の内部に組付け挿置した後、絶縁樹 脂4を外装ケース3の内部に充填させて硬化する。
【0011】 このように構成する温度検知用サーミスタ装置では、絶縁被覆電線2の接続基 部20から付け根部21を離間状態に保ち、絶縁樹脂4を外装ケース3の内部に 充填するから、絶縁樹脂4が外装ケース3より引き出される絶縁被覆電線2の付 け根部21まではい上がることがない。このため、絶縁樹脂4が絶縁被覆電線2 の付け根部21に付着硬化することがなく、外装ケース3より引き出される付け 根部21を含む絶縁被覆電線2の強度を保てる。
【0012】 その有効性を確認するため、本案品と従来品に係るNTCサーミスタ装置の1 0個に対し、低温屈曲試験を行った。この低温屈曲試験は、各NTCサーミスタ 装置を−10℃の気中に1時間放置し、そこから取り出し直後に絶縁被覆電線の 付け根部を各10回左右に屈曲させることにより行った。
【0013】 その結果、本案品ではクラックが付け根部の絶縁被膜に入るようなことはなか った。これに対し、従来品では付け根部のクラック入りが10個中10個のいず れもに1回の屈曲で生じた。
【0014】 上述した実施の形態は、2芯平行線の谷間に入れるスリ割りを絶縁被覆電線2 の接続基部20から外装ケース4より引き出される絶縁被覆電線2の付け根部2 1まで設ける場合に基づいて説明したが、図4で示すように接続基部20の先端 側を2芯平行線のままとし、スリ割りを付け根部21に設けて略菱形に軸曲げす ることよっても離間状態に保てる。
【0015】 上述したチップ型の構成のサーミスタ素子1に代えて、図5並びに図6で示す ようにガラス封入型のサーミスタ素子1’を備えて構成するものにも適用できる 。このガラス封入型のサーミスタ素子1’を備えては、リード線1a’,1b’ を止め環6,6で絶縁被覆電線2の裸電線(図面上、現れていない。)に接続し 、サーミスタ素子1’から絶縁被覆電線2の接続基部20を外装ケース3の内部 に組付け挿置すると共に、付け根部21を離間状態に保って絶縁樹脂4を外装ケ ース3の内部に充填させて硬化することにより構成できる。
【0016】
【考案の効果】
以上の如く、本考案に係る温度検知用サーミスタ装置に依れば、絶縁被覆電線 の接続基部から2芯平行線の谷間に入れるスリ割りで外装ケースより引き出され る絶縁被覆電線の付け根部を単線とし、この絶縁被覆電線の付け根部を単線単位 に離間させて外装ケースより引き出すと共に、サーミスタ素子から絶縁被覆電線 の接続基部を外装ケースの内部に絶縁樹脂で樹脂封止することにより、絶縁樹脂 が外装ケースより引き出される絶縁被覆電線の付け根部まではい上がらず、絶縁 樹脂が絶縁被覆電線の付け根部に付着硬化することがないから、外装ケースより 引き出される付け根部を含む絶縁被覆電線の耐屈曲強度を保てる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るチップ型のサーミスタ素子を備え
て構成する温度検知用サーミスタ装置を外装ケースの断
面状態で示す説明図である。
【図2】図1の温度検知用サーミスタ装置でサーミスタ
素子から絶縁被覆電線を示す説明図である。
【図3】図1の温度検知用サーミスタ装置をA−A線で
示す断面図である。
【図4】本考案の変形例に係る絶縁被覆電線の離間構造
を代えて構成する温度検知用サーミスタ装置のサーミス
タ素子から絶縁被覆電線を示す説明図である。
【図5】本考案の別の実施例に係るガラス封入型のサー
ミスタ素子を備えて構成する温度検知用サーミスタ装置
を外装ケースの断面状態で示す説明図である。
【図6】図5の温度検知用サーミスタ装置でガラス封入
型のサーミスタ素子から絶縁被覆電線を示す説明図であ
る。
【図7】従来例に係るチップ型のサーミスタ素子を備え
て構成する温度検知用サーミスタ装置を外装ケースの断
面状態で示す説明図である。
【符号の説明】
1 サーミスタ素子 1’ ガラス封入型サーミスタ素子 2 絶縁被覆電線 20 絶縁被覆電線の接続基部 21 絶縁被覆電線の付け根部 21a,21b 付け根部単線 3 外装ケース 4 絶縁樹脂

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度検知用のサーミスタ素子を備え、そ
    のサーミスタ素子と2芯平行線の絶縁被覆電線を接続
    し、サーミスタ素子から絶縁被覆電線の接続基部を外装
    ケースの内部に挿置すると共に、絶縁樹脂を外装ケース
    の内部に充填硬化し、サーミスタ素子から絶縁被覆電線
    の接続基部を外装ケースの内部に樹脂封止する温度検知
    用サーミスタ装置において、 上記絶縁被覆電線の接続基部から2芯平行線の谷間に入
    れるスリ割りで外装ケースより引き出される絶縁被覆電
    線の付け根部を単線とし、この絶縁被覆電線の付け根部
    を単線単位に離間させて外装ケースより引き出すと共
    に、サーミスタ素子から絶縁被覆電線の接続基部を外装
    ケースの内部に絶縁樹脂で樹脂封止してなることを特徴
    とする温度検知用サーミスタ装置。
JP2000004079U 2000-06-13 2000-06-13 温度検知用サーミスタ装置 Expired - Lifetime JP3074022U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000004079U JP3074022U (ja) 2000-06-13 2000-06-13 温度検知用サーミスタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000004079U JP3074022U (ja) 2000-06-13 2000-06-13 温度検知用サーミスタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3074022U true JP3074022U (ja) 2000-12-19

Family

ID=43207215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000004079U Expired - Lifetime JP3074022U (ja) 2000-06-13 2000-06-13 温度検知用サーミスタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3074022U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111615622A (zh) * 2019-11-15 2020-09-01 株式会社芝浦电子 温度传感器、温度传感器元件及温度传感器的制造方法
JP2020527849A (ja) * 2017-07-20 2020-09-10 ティーディーケイ・エレクトロニクス・アクチェンゲゼルシャフトTdk Electronics Ag はんだ接合部を有する電気部品

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020527849A (ja) * 2017-07-20 2020-09-10 ティーディーケイ・エレクトロニクス・アクチェンゲゼルシャフトTdk Electronics Ag はんだ接合部を有する電気部品
JP7103570B2 (ja) 2017-07-20 2022-07-20 ティーディーケイ・エレクトロニクス・アクチェンゲゼルシャフト はんだ接合部を有する電気部品
CN111615622A (zh) * 2019-11-15 2020-09-01 株式会社芝浦电子 温度传感器、温度传感器元件及温度传感器的制造方法
CN111615622B (zh) * 2019-11-15 2021-04-20 株式会社芝浦电子 温度传感器、温度传感器元件及温度传感器的制造方法
WO2021095244A1 (ja) * 2019-11-15 2021-05-20 株式会社芝浦電子 温度センサ、温度センサ素子および温度センサの製造方法
EP3842775A4 (en) * 2019-11-15 2021-06-30 Shibaura Electronics Co., Ltd. TEMPERATURE SENSOR, TEMPERATURE SENSOR ELEMENT AND METHOD FOR MANUFACTURING A TEMPERATURE SENSOR

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7364478B2 (en) Connector and method for manufacturing and connecting wire
CN100444472C (zh) 用热缩管的接合连接装置和金属包皮加热器及其制造方法
WO2007041805A1 (en) Elongate lighting means
JP2009252712A (ja) 防水コネクタ及び防水コネクタの製造方法
CN104134646A (zh) 具有支撑构件的引线框架条
JPH0773063B2 (ja) 圧着端子の導電体結合構造およびその形成法
JP2021101463A (ja) 抵抗器
JP3074022U (ja) 温度検知用サーミスタ装置
US20020048312A1 (en) Sensor assembly
JP4543506B2 (ja) 温度検知用サーミスタ装置
JP2006275872A (ja) 回転センサ
CN107179099A (zh) 传感器结构及其制作方法
EP3901598A1 (en) Temperature sensor for rotating electric machine and method of manufacturing the same
JP5337781B2 (ja) サーミスタ温度センサー
CN101459286A (zh) 易插入式端子连接器与其制作方法
JP4751101B2 (ja) 温度センサ
JP2012141164A (ja) 温度センサの取付配線用具、温度センサ装置およびその取付配線用具を用いた温度センサの配線方法
JP2017187122A (ja) 熱収縮チューブおよびそれを用いた電線接続部の防水構造、並びに熱収縮チューブ付ワイヤハーネスの製造方法
JP2017073312A (ja) 端子付電線及び熱収縮チューブ
JPH0214298Y2 (ja)
JP6200830B2 (ja) トランスモジュール
JPH0338801Y2 (ja)
JPH025647Y2 (ja)
CN207781235U (zh) 一种现场局部排线式汽车线束
JPH073556Y2 (ja) 温度ヒューズ

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term