JP2001355348A - 制振構造壁 - Google Patents

制振構造壁

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JP2001355348A
JP2001355348A JP2000178218A JP2000178218A JP2001355348A JP 2001355348 A JP2001355348 A JP 2001355348A JP 2000178218 A JP2000178218 A JP 2000178218A JP 2000178218 A JP2000178218 A JP 2000178218A JP 2001355348 A JP2001355348 A JP 2001355348A
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JP2000178218A
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Kunio Ukai
邦夫 鵜飼
Masayuki Awano
昌幸 阿波野
Kingo Nabesawa
斤吾 鍋沢
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Nikken Sekkei Ltd
Maeda Corp
3M Innovative Properties Co
Original Assignee
Nikken Sekkei Ltd
Maeda Corp
3M Innovative Properties Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁の実質的な厚みを厚くすることなく、建築
構造物への揺れに対して振動エネルギーを有効に吸収
し、建築構造物に作用する揺れを速やかに減衰させるこ
とができる制振構造壁を提供すること。 【解決手段】 柱部材1と梁部材2により囲まれる部分
に形成される制振構造壁であって、相対向する一対の梁
部材2の一方に、少なくとも1つのブレース材11の一
端11aが剛的にジョイントされ、その他端11bは他
方の梁部材2に向かって伸長し、他方の梁部材2から相
対的に受ける振動エネルギーを吸収可能に、制振ダンパ
ー17を備える制振手段12を介して他方の梁部材2に
接続され、柱部材1と梁部材2により囲まれた部分には
コンクリート壁部18がブレース材11を挟み込み、実
質的な壁機能とブレース材11に作用する圧縮力に対す
る補強機能として配設されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は制振構造壁に関し、
更に詳細には建築構造物における柱部材と梁部材により
囲まれる部分に形成される壁を制振構造で形成する技術
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築構造物における壁、即ち柱部
分と梁部分により囲まれる部分に形成される壁は、本来
的には遮蔽及び遮音としての基本的な機能を得るために
設けられるものであった。しかし、近年、建築構造物に
おける壁には、前述した本来的壁機能に加えて更に、地
震などによる建築構造物の揺れを壁に仕組まれた制振機
構によって減衰させる機能を持たせるような工夫がなさ
れるようになっている。
【0003】地震などにより建築構造物が振動エネルギ
ーを受けた時、速やかにその揺れを吸収して減衰させる
ような機能を備える部材を「制振構造部材」と称してい
る。このような制振構造壁の従来例としては、例えば、
柱部材と梁部材とからなるラーメンフレームにより囲ま
れる開口部に鋼材などからなるブレース材を設置し、梁
部材から受ける振動エネルギーをこのブレース材が備え
る機械的性質により吸収するように構成されたものが知
られている。
【0004】具体的に説明すると、建築構造物に横揺れ
が起こると、上部の梁部材が下部の梁部材に相対して横
移動し、これに伴ってブレース材が引張される。振動エ
ネルギーは、ブレース材をその使用材料の機械的性質で
ある降伏点を越えた塑性域まで引張することにより吸収
され、減衰される。ところが、ブレース材として鋼材や
鉄筋を用いる従来の技術では、振動エネルギー吸収作用
を高める機械的性質を備えるように比較的に細いブレー
ス材を用いていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように振動エネルギー吸収作用を高めるのに有効な比
較的に細いブレース材を用いると、このブレース材に圧
縮応力が作用した場合にブレース材が座屈を起こす恐れ
があった。そのため、従来ではブレース材を鋼管とコン
クリートとで巻付け補強して、ブレース材が圧縮力を受
けた時の座屈に対する強度を高める工夫がなされてい
た。
【0006】ところが、ブレース材に対して鋼管とコン
クリートとによる巻付け補強を行って座屈に対する強度
を高めると、この巻付け補強部がかなりの厚さ(従来の
一般的なものでは約250mm)となり、その上、この
ブレース材を挟むように、本来的な壁機能を与えるコン
クリート版又は鉄筋コンクリート版や下地材等の断熱及
び遮音ボードなどからなる壁本体を設置すると、実質的
な壁厚が非常に厚くなり(約500mm以上となること
もある)、その結果建築構造物内の有効空間が少なくな
る、という重大な問題があった。
【0007】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、壁の実質的な厚みを厚く
することなく、建築構造物への揺れに対して振動エネル
ギーを有効に吸収し、建築構造物に作用する揺れを速や
かに減衰させることができる制振構造壁を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は制振構造壁であ
り、前述した技術的課題を解決するために以下のように
構成されている。すなわち、本発明は、柱部材と梁部材
により囲まれる部分に形成される制振構造壁であって、
相対向する一対の梁部材の一方に一端が剛的に固定さ
れ、他端が他方の梁部材に向かって伸長する少なくとも
1つのブレース材と、このブレース材の他端と他方の梁
部材とを接続する際に介在され、他方の梁部材から相対
的に受ける振動エネルギーを吸収する制振手段と、柱部
材と梁部材により囲まれた部分においてブレース材を挟
み込み、実質的な壁機能とブレース材の座屈を防止する
補強機能として配設されるコンクリート壁部とから構成
されることを特徴とする。
【0009】<本発明における具体的構成>本発明の制
振構造壁は、前述した必須の構成要素からなるが、その
構成要素が具体的に以下のような場合であっても成立す
る。その具体的構成要素とは、前記制振手段が、他方の
梁部材に取り付けられた舌片板と、この舌片板と間隔を
あけて重なり合うようにブレース材の他端に取り付けら
れた締結板と、舌片板と締結板との間の間隔部に配置さ
れ且つ舌片板と締結板に固着された制振ダンパーとから
構成されていることを特徴とする。
【0010】また、本発明の制振構造壁では、具体的に
は、一方の梁部材に2つのブレース材の各一端部が剛的
に固定され、これらの各ブレース材がほぼV字形か逆V
字形に配置されると共にそれぞれの他端部が締結板に固
定され、この締結板が他方の梁部材に設けられた舌片板
に制振ダンパーを介して接続するような構造とすること
が好ましい。
【0011】更に、本発明の制振構造壁では、コンクリ
ート壁部を鉄筋コンクリートで形成することが好まし
く、また制振ダンパーは粘弾性部材から構成することが
好ましい。制振機能を備える制振ダンパーとしては種々
のものがあるが、この発明が本来的に、制振機能を備え
ながらも厚さが厚くなり過ぎない壁を提供することにあ
るので、粘弾性部材を用いることが適している。
【0012】更にまた、本発明の制振構造壁では、ブレ
ース材を、構造用鋼材、ステンレス、鉄筋、非鉄金属
材、プラスチック、又はセラミックス等で構成すること
ができ、またブレース材を構造用鋼材、ステンレス、又
は鉄筋等で構成した場合には、ブレース材の梁部材への
剛的固定手段を、溶接、ボルト又は鉄筋定着で行うこと
が好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の制振構造壁を図に
示される実施形態について更に詳細に説明する。図1及
び図2には本発明の一実施形態に係る制振構造壁10が
示されている。この実施形態の制振構造壁10は、鉄骨
で形成された左右の柱部材1と上下の梁部材2とで囲ま
れた部分に設置される例についてのものである。
【0014】この制振構造壁10は、相対向する一対の
梁部材2間にほぼ逆V字形に配置された2つのブレース
材11を備えている。各ブレース材11は鋼板で形成さ
れ、その下端11aは、下部の梁部材2に溶接又は高力
ボルト等を用いて堅固にジョイントされている。
【0015】これらの各ブレース材11の上端は、上部
の梁部材2の近傍下方においてほぼ集合して相互に連結
され、制振手段12を介して上部の梁部材2に接続され
ている。すなわち、図3に示されるように各ブレース材
11の各上端11bは、その両側に配置された締結板1
3、14に挟み込まれ、この締結板13、14の下端部
に高力ボルト15によって堅固に締め付け固定されてい
る。他方、この締結板13、14の直上における上部の
梁部材2には、鋼板からなる舌片板16が垂下するよう
に溶接等でジョイントされている。
【0016】この舌片板16は、2枚の締結板13、1
4間に差し込まれるような位置に設けられ、各締結板1
3、14とこの舌片板16との間には制振ダンパー17
が配置されている。この制振ダンパー17は、例えば天
然ゴム、又はアクリル、シリコン、ウレタンのような樹
脂である粘弾性体で形成され、各締結板13、14と舌
片板16との間に配置された粘弾性材はそれぞれこれら
締結板13、14と舌片板16に固着されている。
【0017】この実施形態の制振構造壁10において制
振手段12とは、2つのブレース材11の集合した各上
端11bに連結された締結板13、14と、上部の梁部
材2から垂下した舌片板16と、この舌片板16と各締
結板13、14との間隔部に配置された制振ダンパー1
7とにより構成されるものをいう。
【0018】それぞれ間隔をあけて配置された左右の柱
部材1と上下の梁部材2とにより区画形成され且つ前述
したようにブレース材11が制振手段12を介して配置
された空間部即ち開口部には、更にブレース材11及び
制振手段12を埋設するように鉄筋コンクリート壁部1
8がコンクリートを現場打ちすることにより形成され
る。その時、図1に示されるようにブレース材11に複
数の穴19をあけておけば、鉄筋コンクリート壁部18
とブレース材11との相互の定着はより良好になる。
【0019】この鉄筋コンクリート壁部18は、建築構
造物に揺れが生じた際に周辺の柱梁フレームが多少変位
できるように、図1に示されるようにその周縁部18a
が各柱部材1及び各梁部材2と所定の隙間20をあける
ように形成される。しかし、最終的には、鉄筋コンクリ
ート壁部18を取り囲むように形成されたこの隙間20
には、所定の応力が作用した時に容易に破壊し且つ壁と
しての基本的な機能(遮音性や耐火性等)を備えるよう
な材料、例えば発泡コンクリートやその他公知の壁材等
が充填されて完全に遮蔽される。
【0020】次ぎに、この実施形態に係る制振構造壁1
0の動作について説明する。例えば、地震などにより建
築構造物が横揺れを起こしたとすると、図1で見て上部
の梁部材2は下部の梁部材2に対して相対的に左右に揺
れ、一方のブレース材11には引張力が作用し、他方の
ブレース材11には圧縮力が作用し、この引張力と圧縮
力は横揺れの間、交互に各ブレース材に作用する。
【0021】しかし、これらのブレース材11は、その
周囲が鉄筋コンクリート壁部18で包囲されて実質的に
補強されているため、ブレース材11に多少の圧縮力が
生じてもブレース材に座屈は生じない。その結果、ブレ
ース材11それ自体には座屈強度の高いものを使用しな
いでも、振動エネルギーによるブレース材11に作用す
る力に対抗することができる。
【0022】同時に、ブレース材11の上端11b、言
い換えればブレース材11と鉄筋コンクリート壁部18
とが一体となって構成されている剛性体と上部の梁部材
2とは、粘弾性材からなる制振ダンパー17を介在して
接続されているため、上部の梁部材2から受ける振動エ
ネルギーはこの制振ダンパー17の弾性変形と塑性変形
によって速やかに吸収され、これにより建築構造物に作
用する揺れが減衰される。
【0023】このように、本実施形態の制振構造壁10
は、例えば粘弾性材のような材料からなる制振ダンパー
を用い、且つブレース材を本来的な壁機能を与える鉄筋
コンクリート壁部により補強したことにより、ブレース
材それ自体としては例えば薄い鋼板、細い鉄筋などのよ
うなそれほど大きな強度のものを使用する必要がなく、
その結果、ラーメンフレームなどで囲まれた空間部に設
けられる壁の厚さを厚くすることなく、壁に制振機能を
持たせることができる。
【0024】前述した実施形態に係る制振構造壁10
は、2本のブレース材11のそれぞれ下端11aを下部
の梁部材2に剛的に固定し、その上端11bを集合させ
て制振手段12を介して上部の梁部材2に接続した例に
ついて説明したが、本発明はこの実施形態におけるブレ
ース材配置構成に限定されるものではない。
【0025】ブレース材配置構成については、例えば、
図4に概略的に示されるように、ブレース材11を逆V
字形に配置した構成であってもよい。具体的には、2本
のブレース材11のそれぞれ上端11bを上部の梁部材
2に剛的に固定し、その下端11aを集合させて制振手
段12を介して下部の梁部材2に接続してもよい。
【0026】また、図5に概略的に示されるように、1
本のブレース材11を下部の梁部材2からほぼ垂直に立
て、その下端11aを下部の梁部材2の剛的にジョイン
トし、上端11aを制振手段12を介して上部の梁部材
2に接続してもよい。
【0027】更に、図6に概略的に示されるように、2
本のブレース材11をV字形に配置して、それぞれ上端
を上部の梁部材2に剛的にジョイントし、それらのブレ
ース材11の下端11aをラーメンフレームのほぼ中央
部で連結集合させ、他方下部の梁部材2にも2本のブレ
ース材11の下端11aを剛的にジョイントして逆V字
形に配置し、それらの上端11aもラーメンフレームの
ほぼ中央部に連結集合させ、それぞれの連結集合部を制
振手段12を介して接続するようにして構成することも
できる。
【0028】前述した実施形態の制振構造壁10では、
鉄筋コンクリート壁部18が現場でコンクリートを打設
して形成されるものとして説明したが、本発明はこのよ
うな場合に限定されるものではなく、予め工場などで製
造されたプレキャストコンクリート版を設置してもよ
い。勿論、補強材として鉄筋以外のものを使用すること
ができるし、まったく使用せず、コンクリートだけでも
よい。
【0029】なお、図6に示されるようなブレース材配
置構成を備える制振構造壁でプレキャストコンクリート
版を使用する場合には、ラーメンフレームのほぼ中央部
に位置する2つの連結集合部を接続している制振手段1
2を境に、上半分及び下半分に分割された2つのプレキ
ャストコンクリート版を用いることが好ましい。
【0030】また、ブレース材としては、前述したよう
に比較的に厚さの薄い鋼板を用いたが、これ以外にも使
用可能なあらゆる種類の構造用鋼材、ステンレス、鉄
筋、非鉄金属材、プラスチック、又はセラミックス材な
どを用いることができることは言うまでもない。更に、
ブレース材の下部梁部材への固定手段も、溶接や高力ボ
ルトの使用以外にも、鉄筋定着など公知のあらゆる手段
を使用できる。
【0031】更に、前述した実施形態に係る制振構造壁
は、鋼材で構成された柱部分と梁部分とからなるラーメ
ンフレームに取り付けた場合についての説明であった
が、本発明はこのような鋼材で構成された柱部分と梁部
分とで構成される場合に限定されるものではなく、鉄筋
コンクリートや鋼管コンクリート等を含む種々の材料で
構成される柱部材や梁部材からなるラーメンフレームに
おいて適用されることは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の制振構造
壁によれば、壁の実質的な厚みを厚くすることなく、建
築構造物への揺れに対して壁が振動エネルギーを有効に
吸収し、建築構造物に作用する揺れを速やかに減衰させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る制振壁構造を示す正
面図である。
【図2】図1の2−2線に沿って切断して示す制振構造
壁の断面図である。
【図3】図1に示される制振構造壁において制振手段を
拡大して示す部分的な拡大断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る制振壁構造のブレ
ース配置構成を示す概略的な正面図である。
【図5】本発明の別な実施形態に係る制振壁構造のブレ
ース配置構成を示す概略的な正面図である。
【図6】本発明の更に他の実施形態に係る制振壁構造の
ブレース配置構成を示す概略的な正面図である。
【符号の説明】
1 柱部分 2 梁部分 10 制振構造壁 11 ブレース材 11a ブレース材の下端 11b ブレース材の上端 12 制振手段 13 締結板 14 締結板 15 高力ボルト 16 舌片板 17 制振ダンパー 18 鉄筋コンクリート壁部 18 鉄筋コンクリート壁部の周縁 19 穴 20 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鵜飼 邦夫 大阪市中央区高麗橋4丁目6番2号 株式 会社日建設計内 (72)発明者 阿波野 昌幸 大阪市中央区高麗橋4丁目6番2号 株式 会社日建設計内 (72)発明者 鍋沢 斤吾 大阪市中央区高麗橋4丁目6番2号 株式 会社日建設計内 Fターム(参考) 2E002 EB13 FA02 FB01 FB03 FB11 FB15 JA01 JA02 JB02 JB05 JB14 MA12 MA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱部材と梁部材により囲まれる部分に形
    成される制振構造壁であって、 相対向する一対の梁部材の一方に一端が剛的に固定さ
    れ、他端が他方の前記梁部材に向かって伸長する少なく
    とも1つのブレース材と、このブレース材の他端と他方
    の前記梁部材とを接続する際に介在され、他方の前記梁
    部材から相対的に受ける振動エネルギーを吸収する制振
    手段と、前記柱部材と前記梁部材により囲まれた部分に
    おいて前記ブレース材を挟み込み、実質的な壁機能と前
    記ブレース材の座屈を防止する補強機能として配設され
    るコンクリート壁部とから構成されることを特徴とする
    制振構造壁。
  2. 【請求項2】 前記制振手段が、他方の前記梁部材に取
    り付けられた舌片板と、前記舌片板と間隔をあけて重な
    り合うように前記ブレース材の他端に取り付けられた締
    結板と、前記舌片板と前記締結板との間の前記間隔部に
    配置され且つ前記舌片板と前記締結板に固着された制振
    ダンパーとから構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の制振構造壁。
  3. 【請求項3】 一方の前記梁部材に2つの前記ブレース
    材の各一端部が剛的に固定され、これらの各ブレース材
    がほぼV字形又は逆V字形に配置されると共にそれぞれ
    の他端部が前記締結板に固定され、この締結板が他方の
    前記梁部材に設けられた前記舌片板に前記制振ダンパー
    を介して接続されていることを特徴とする請求項2に記
    載の制振構造壁。
  4. 【請求項4】 前記コンクリート壁部が鉄筋コンクリー
    トで形成されていることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の制振構造壁。
  5. 【請求項5】 前記制振ダンパーが粘弾性部材から構成
    されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の制振構造壁。
  6. 【請求項6】 前記ブレース材が、構造用鋼材、ステン
    レス、鉄筋、非鉄金属材、プラスチック、又はセラミッ
    クスのいずれかで構成されていることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の制振構造壁。
  7. 【請求項7】 前記ブレース材が構造用鋼材、ステンレ
    ス、又は鉄筋のいずれかで構成され、前記ブレース材の
    前記梁部材への剛的固定手段が、溶接、ボルト又は鉄筋
    定着でなされていることを特徴とする請求項6に記載の
    制振構造壁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020090812A (ja) * 2018-12-04 2020-06-11 株式会社竹中工務店 制振構造
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