JP4058697B2 - ラック用柱脚およびそのラック用柱脚が配設されているラック - Google Patents

ラック用柱脚およびそのラック用柱脚が配設されているラック Download PDF

Info

Publication number
JP4058697B2
JP4058697B2 JP2004159725A JP2004159725A JP4058697B2 JP 4058697 B2 JP4058697 B2 JP 4058697B2 JP 2004159725 A JP2004159725 A JP 2004159725A JP 2004159725 A JP2004159725 A JP 2004159725A JP 4058697 B2 JP4058697 B2 JP 4058697B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rack
column base
plastic deformation
deformation member
buckling prevention
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004159725A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005336921A (ja
Inventor
徹 竹内
良彦 中村
秀司 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP2004159725A priority Critical patent/JP4058697B2/ja
Publication of JP2005336921A publication Critical patent/JP2005336921A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4058697B2 publication Critical patent/JP4058697B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

本発明は、地震によりラック構成用の柱脚部にかかる圧縮力または引っ張り力のエネルギーを吸収する制振構造を有するラック用柱脚およびそのラック用柱脚が配設されているラックに関する。
上記のようなラック用柱脚は、例えば、自動倉庫におけるラックに用いられ、ラック架構の柱脚部とラック設置用床面との間に配設されてラック架構を支持し、地震の発生により柱脚部にかかる圧縮力や引っ張り力のエネルギー吸収により制振を行い、ラックの損傷を防止するようにしているものである。
このようなラック用柱脚として、従来、例えば、銅管などの筒状部材の内部に鋼材よりなる芯材が挿入され、その芯材と筒状部材との間に、コンクリートやモルタルなどの緩衝材を介在させて、芯材の上端部を柱材に固着しかつ芯材の下端部をラック設置用床面に固着しているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−338018号公報
しかしながら、上記従来のラック用柱脚では、筒状部材の内部に芯材を挿入するだけでなく、さらに、芯材と筒状部材との間に緩衝材を介在させなければならないので、制振構造を有するラック用柱脚を構成するに当って、構成の複雑化を招くとともに、コンクリートやモルタルなどの特殊な緩衝材を用いることから、コストアップを招くものとなっている。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、構成の簡素化およびコストの低減を図ることができる制振構造を有するラック用柱脚およびそのラック用柱脚が配設されているラックを提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明にかかるラック用柱脚の第1特徴構成は、圧縮および引っ張りが作用する状態でラック構成用の柱脚部に組み付けられる塑性変形部材と、その塑性変形部材を横側方より挟み込む一対の座屈防止部材とが設けられ、
前記座屈防止部材は、ラック設置用床面に固着され、前記塑性変形部材は、その上端部が柱材に固着されかつその下端部が前記ラック設置用床面または前記座屈防止部材において前記ラック設置用床面の近傍箇所に固着されている点にある。
すなわち、塑性変形部材を圧縮および引っ張りが作用する状態でその上端部を柱材に固着しかつその下端部をラック設置用床面または座屈防止部材におけるラック設置用床面の近傍箇所に固着し、一対の座屈防止部材を塑性変形部材に対して横側方より挟み込む状態でラック設置用床面に固着することにより、ラック用柱脚を構成することができることになる。
そして、地震により柱脚部に圧縮力や引っ張り力がかかると、塑性変形部材の塑性変形により圧縮力や引っ張り力のエネルギー吸収を行い、座屈防止部材により塑性変形部材の座屈を防止することができ、制振することができることになる。
したがって、単に、一対の座屈防止部材を塑性変形部材の横側方から挟み込む状態で固着するだけで、制振構造を有するラック用柱脚を構成できることとなって、構成の簡素化およびコストの低減を図ることができる制振構造を有するラック用柱脚を提供できるに至った。
本発明にかかるラック用柱脚の第2特徴構成は、前記塑性変形部材は、その長さ方向の中央部の幅を幅狭とした板状に構成され、前記座屈防止部材は、前記塑性変形部材との間に粘弾性体を介在させてその粘弾性体を挟み込む状態で設けられている点にある。
すなわち、塑性変形部材が、その長さ方向の中央部の幅を幅狭としているので、その幅狭の部分に応力が集中し塑性変形を生じ易くすることができ、柱脚部にかかる圧縮力や引っ張り力に対するエネルギーの吸収を積極的に行うことができることになる。
しかも、板状の塑性変形部材を一対の座屈防止部材にて単純に挟み込むことができることにより、より一層構成の簡素化を図ることができることになる。
そして、座屈防止部材と塑性変形部材との間に粘弾性体を介在させることにより、塑性変形部材が塑性変形によりその横側方へ広がっても、粘弾性体が弾性変形することにより塑性変形部材の横側方への広がり分を吸収して、塑性変形部材のポアソン比分の面外変形を吸収することができることになる。
本発明にかかるラック用柱脚部の第3特徴構成は、前記塑性変形部材は、炭素鋼材またはステンレス鋼材により構成されている点にある。
すなわち、塑性変形部材を、制振を行うのに適した炭素鋼材またはステンレス鋼材にて構成することができ、地震により発生するエネルギー吸収を塑性変形部材の塑性変形により的確に行うことができることになる。
本発明にかかるラック用柱脚部の第4特徴構成は、前記塑性変形部材は、前記ラック設置用床面の近傍箇所において、前記座屈防止部材にボルト接合され、前記座屈防止部材は、前記塑性変形部材を挟み込む部分から外側方に延びるL字状に形成されて、アンカーボルトにより前記ラック設置用床面に固着されている点にある。
すなわち、塑性変形部材については、その下端部をボルト接合という簡易な構成により座屈防止部材に固着することができ、座屈防止部材については、塑性変形部材を挟み込む部分から外側方に延びる部分を利用することにより、アンカーボルトにて簡易にラック設置用床面に固着することができることになる。
したがって、塑性変形部材を座屈防止部材に固着する構成および座屈防止部材をラック設置用床面に固着する構成の簡素化を図ることができることになる。
本発明にかかるラックの特徴構成は、上記本発明にかかるラック用柱脚部の第1〜4特徴構成のいずれかに記載のラック用柱脚が、3本の柱が並立したラック架構の両端部において、前記柱脚部と前記ラック設置用床面との間に配設されている点にある。
すなわち、3本の柱が並立したラック架構の両端部に配設される制振構造を有するラック用柱脚にて、柱脚部にかかる圧縮力や引っ張り力に対するエネルギー吸収を行うことができるので、3本の柱のうち、真中に位置する柱の柱脚部に対して、圧縮力や引っ張り力がほとんどかからないようにしながら、地震に対してラック全体の制振を行うことができることになる。
したがって、3本の柱の柱脚部のうち、制振構造を有するラック用柱脚を配設する数を極力減らしながら、地震に対するラック全体の制振を行うことができ、ラック全体としての構成の簡素化およびコストの低減を図ることができることになる。
本発明にかかるラックの別の特徴構成は、上記本発明にかかるラック用柱脚部の第1〜4特徴構成のいずれかに記載のラック用柱脚が、2本の柱が並立したラック架構の一端部において、前記柱脚部と前記ラック設置用床面との間に配設されている点にある。
すなわち、2本の柱が並立したラック架構の一端部に配設される制振構造を有するラック用柱脚にて、柱脚部にかかる圧縮力や引っ張り力に対するエネルギー吸収を行うことができ、そのラック架構が柱の並び方向に短いので、2本の柱の他端部に位置する柱の柱脚部に対して、圧縮力や引っ張り力がほとんどかからないようにしながら、地震に対するラック全体の制振を行うことができることになる。
したがって、2本の柱の柱脚部の一端部だけに制振構造を有するラック用柱脚を配設することにより、地震に対してラック全体の制振を行うことができ、ラック全体としての構成の簡素化およびコストの低減を図ることができることになる。
本発明にかかるラック用柱脚部を適応した自動倉庫の実施形態を図面に基づいて説明を加える。
この自動倉庫は、図1に示すように、複数のラック架構1をその間に間隔を隔てる状態でラック設置用床面2上に並べて構成され、図示はしないが、ラック架構1どうしの間には、スタッカークレーンを走行するための走行経路を形成するように構成されている。
複数のラック架構1どうしは、上部梁3にて連結されており、複数のラック架構1の夫々は、複数本の柱4、柱4どうしを連結する横梁5、および、柱4どうしを斜めに連結する斜材6から構成されている。
そして、ラック架構1は、4本の柱4が並立した第1ラック架構1aと、2本の柱4が並立した第2ラック架構1bとからなり、両端部に第2ラック架構1bを配置し、その第2ラック架構1bの間に2つの第1ラック架構1aを配置するように構成されている。
前記第1ラック架構1aは、柱4の並び方向で中央に位置する2本の柱4を隣接する状態で配設し、図2に示すように、第1ラック架構1aの両端部に位置する柱4の柱脚部7において、その柱脚部7とラック設置用床面2との間に制振構造を有する制振ラック用柱脚8が配設されている。
また、ラック架構1の中央部に位置する2本の柱4の柱脚部7において、その柱脚部7とラック設置用床面2との間に非制振ラック用脚部9が配設されている。
前記非制振ラック用柱脚9は、詳細な図示はしないが、板状に構成されて柱材の下端部に溶接などにより接合され、アンカーボルト10によりラック設置用床面2に固着されている。
そして、第2ラック架構1bは、2本の柱4の柱脚部7のいずれにおいても、その柱脚部7とラック設置用床面2との間に非制振ラック用柱脚9が配設されている。
前記制振ラック用柱脚8は、本発明にかかるラック用柱脚であり、以下、制振ラック用柱脚8の構成について説明を加える。
前記制振ラック用柱脚8は、図3〜図5に示すように、圧縮および引っ張りが作用する状態で柱脚部7に組み付けられる塑性変形部材11と、その塑性変形部材11を横側方より挟み込む一対の座屈防止部材12とから構成され、座屈防止部材12は、塑性変形部材11との間に例えばゴムシートからなる粘弾性体13を介在させてその粘弾性体13を挟み込む状態で設けられている。
ちなみに、図3は、制振ラック用柱脚8の分解斜視図であり、図4は、制振ラック用柱脚を組み付けた状態での側面図であり、図5は、制振ラック用柱脚を組み付けた状態での正面図である。
前記塑性変形部材11は、炭素鋼材またはステンレス鋼材からなり、その長さ方向の中央部の幅を幅狭とした板状に構成されている。
すなわち、塑性変形部材11は、下方幅広部分11a、中央幅狭部分11b、上方幅広部分11cが一連に連なるH状に形成され、下方幅広部分11aには、左右一対の下端部接合用孔11dが設けられている。
前記座屈防止部材12は、鋼材からなり、塑性変形部材11を挟み込む起立部材12aとその起立部材12aから外側方に延びるフランジ部材12bとからなるL字状に形成されている。
そして、起立部材12aとフランジ部材12bとは溶接により接合され、起立部材12aには、左右一対の塑性変形部材接合用上方孔12cと左右一対の塑性変形部材接合用下方孔12dとが上下に並ぶ状態で設けられ、フランジ部材12bにも、左右一対の床面接合用孔12eが設けられている。
また、起立部材12aが倒れるのを防止するために起立部材12aとフランジ部材12bとを連結する三角状の補強部材12fが設けられている。
前記塑性変形部材11は、上方幅広部分11cの上端縁を柱4の下端部に設けられた板状鋼材14に溶接することにより、その上端部を柱4の柱材に固着するように構成されている。
そして、塑性変形部材11の下端部については、ラック設置用床面2の近傍箇所においてボルト接合により座屈防止部材12に固着するように構成されている。
説明を加えると、一対の座屈防止部材12にて塑性変形部材11の横側方から挟み込んだ状態において、座屈防止部材12の塑性変形部材接合用下方孔12d、塑性変形部材11の下端部接合孔11d、座屈防止部材12の塑性変形部材接合用下方孔12dにボルト15を貫通させて接合するとともに、塑性変形部材11の中央幅狭部分11bを両側から挟み込む状態で座屈防止部材12の塑性変形部材接合用上方孔12cどうしにボルト15を貫通させて接合するように構成されている。
前記座屈防止部材12は、床面接合孔12eにアンカーボルト10を挿入させて接合することにより、アンカーボルト10によりラック設置用床面2に固着するように構成されている。
前記粘弾性体13は、塑性変形部材11における上方幅広部分11aおよび中央幅狭部分11bの形状と同形状のT字状に形成され、塑性変形部材11における下方幅広部分11cの形状と同形状の孔付きシムプレート16が設けられ、粘弾性体13とシムプレート16とを組み合わせることにより塑性変形部材11と同形状となるように構成されている。
そして、塑性変形部材11の下端部と座屈防止部材12とを固着する際に、図3に示すように、粘弾性体13とシムプレート16とを、塑性変形部材11と座屈防止部材12の間に介在させて、それら粘弾性体13とシムプレート16とを挟み込む状態で固着するように構成されている。
図6に基づいて、地震により制振ラック用柱脚8に対して力がかかった場合について説明を加える。
前記制振ラック用柱脚部8が、図6の(イ)に示すように、塑性変形部材11の厚みをTとし、粘弾性体13の厚みをtとして構成されている。
そして、図6の(ロ)に示すように、制振ラック用柱脚8に対して圧縮力がかかると、塑性変形部材11が、塑性変形により、上下方向にΔLだけ縮み、横側方にΔTだけ広がって塑性変形部材11の厚みがT+ΔTとなる。
このとき、粘弾性体13の弾性変形によって、塑性変形部材11の横側方へのΔTだけの広がりを吸収して、粘弾性体13の厚みがt−ΔT/2となるように構成されている。
このようにして、塑性変形部材11の塑性変形により柱脚部7にかかる圧縮力や引っ張り力のエネルギー吸収を行って制振を行い、塑性変形部材11の横側方への塑性変形を粘弾性体13にて吸収しながら、座屈防止部材12にて塑性変形部材11の座屈を防止するように構成されている。
また、図2に示すように、第1ラック架構1において、制振ラック用柱脚8を柱4の並ぶ方向の両端部に配設することにより、図2の矢印で示すように、地震の発生によりラック架構1に対して転倒モーメントがかかると、制振ラック用柱脚8の一方には圧縮力がかかり、他方には引っ張り力がかかることになるので、一方の制振ラック用柱脚8では圧縮力のエネルギー吸収を行い、かつ、他方の制振ラック用柱脚8では引っ張り力のエネルギー吸収を行い、転倒モーメントに対するエネルギー吸収も行うことができるように構成されている。
このようにして、第1ラック架構1において、制振ラック用柱脚8を柱4の並ぶ方向の両端部に配設することにより、中央部に位置する2本の柱4の柱脚部7に圧縮力や引っ張り力がかからずに、第1ラック架構1についての地震に対する制振を行うことができるように構成されている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、制振ラック用柱脚部8を4本の柱4が並立したラック架構1に対して配設した例を示したが、例えば、3本の柱4が並立したラック架構1に対して、その柱4の並び方向の両端部に制振ラック用柱脚部8を配設して実施することも可能である。
また、2本の柱4が並立したラック架構1に対しては、図7に示すように、その一端部において、柱脚部7とラック設置用床面2との間に制振ラック用柱脚部8を配設して実施することが可能である。
すなわち、複数の柱4が並立したラック架構1に対して、どの位置に制振ラック用柱脚8を配設するか、および、制振ラック用柱脚8を何個配設するかついては、適宜変更が可能であり、ラック架構1に対して制振ラック用柱脚8をどのように配設するかについては適宜変更が可能である。
(2)上記実施形態では、塑性変形部材11を、その長さ方向の中央部の幅を幅狭としているが、その長さ方向の一端部から他端部まで同幅として塑性変形部材11を構成することもでき、塑性変形部材11の形状については適宜変更が可能である。
また、座屈防止部材12の形状についても、塑性変形部材11を挟み込む部分から外側方に延びるL字状に限らず、その形状については適宜変更が可能である。
(3)上記実施形態では、塑性変形部材11を、炭素鋼材またはステンレス鋼材により構成した例を示したが、他の鋼材にて塑性変形部材11を構成することも可能である。
(4)上記実施形態では、塑性変形部材11の上端部を溶接により柱材に固着し、下端部をボルト接合により座屈防止部材12におけるラック設置用床面2の近傍箇所に固着しているが、例えば、塑性変形部材11の上端部をボルト接合により柱材に固着するようにしてもよく、塑性変更部材11を固着する構成については、ボルト接合や溶接など適宜変更することが可能である。
また、座屈防止部材12は、アンカーボルト10によりラック設置用床面2に固着するようにしているが、座屈防止部材12をラック設置用床面2に固着する構成についても適宜変更が可能である。
(5)上記実施形態では、塑性変形部材11の下端部については、ラック設置用床面2に固着される座屈防止部材12におけるラック設置用床面2の近傍箇所に固着されているが、塑性変形部材11の下端部をラック設置用床面2に直接固着することも可能である。
ラックの全体を示す側面図 ラック架構の要部を示す側面図 制振ラック用柱脚の分解斜視図 制振ラック用柱脚の組み付け側面図 制振ラック用柱脚の組み付け正面図 制振ラック用柱脚の作用を示す図 別実施形態におけるラック架構の要部を示す側面図
符号の説明
1 ラック架構
2 ラック設置用床面
4 柱
7 柱脚部
10 アンカーボルト
11 塑性変形部材
12 座屈防止部材
13 粘弾性体
15 ボルト

Claims (6)

  1. 圧縮および引っ張りが作用する状態でラック構成用の柱脚部に組み付けられる塑性変形部材と、その塑性変形部材を横側方より挟み込む一対の座屈防止部材とが設けられ、
    前記座屈防止部材は、ラック設置用床面に固着され、前記塑性変形部材は、その上端部が柱材に固着されかつその下端部が前記ラック設置用床面または前記座屈防止部材において前記ラック設置用床面の近傍箇所に固着されているラック用柱脚。
  2. 前記塑性変形部材は、その長さ方向の中央部の幅を幅狭とした板状に構成され、前記座屈防止部材は、前記塑性変形部材との間に粘弾性体を介在させてその粘弾性体を挟み込む状態で設けられている請求項1に記載のラック用柱脚。
  3. 前記塑性変形部材は、炭素鋼材またはステンレス鋼材により構成されている請求項1または2に記載のラック用柱脚。
  4. 前記塑性変形部材は、前記ラック設置用床面の近傍箇所において、前記座屈防止部材にボルト接合され、前記座屈防止部材は、前記塑性変形部材を挟み込む部分から外側方に延びるL字状に形成されて、アンカーボルトにより前記ラック設置用床面に固着されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のラック用柱脚。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のラック用柱脚が、3本の柱が並立したラック架構の両端部において、前記柱脚部と前記ラック設置用床面との間に配設されているラック。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のラック用柱脚が、2本の柱が並立したラック架構の一端部において、前記柱脚部と前記ラック設置用床面との間に配設されているラック。
JP2004159725A 2004-05-28 2004-05-28 ラック用柱脚およびそのラック用柱脚が配設されているラック Expired - Fee Related JP4058697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004159725A JP4058697B2 (ja) 2004-05-28 2004-05-28 ラック用柱脚およびそのラック用柱脚が配設されているラック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004159725A JP4058697B2 (ja) 2004-05-28 2004-05-28 ラック用柱脚およびそのラック用柱脚が配設されているラック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005336921A JP2005336921A (ja) 2005-12-08
JP4058697B2 true JP4058697B2 (ja) 2008-03-12

Family

ID=35490785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004159725A Expired - Fee Related JP4058697B2 (ja) 2004-05-28 2004-05-28 ラック用柱脚およびそのラック用柱脚が配設されているラック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4058697B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5319902B2 (ja) * 2007-09-12 2013-10-16 積水化学工業株式会社 建物の制振構造
JP6651774B2 (ja) * 2015-10-01 2020-02-19 住友ゴム工業株式会社 制震ユニットおよび制震装置
CN109296245B (zh) * 2018-10-11 2020-07-28 广东博智林机器人有限公司 一种摩擦摆滑移建筑隔震系统
CN112726863A (zh) * 2021-01-05 2021-04-30 常州工学院 一种新型井状建筑用阻尼装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005336921A (ja) 2005-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5908688B2 (ja) 鉄骨柱の露出型柱脚構造
KR101319698B1 (ko) 캔틸레버 거동식 강재 댐퍼
JP2003193699A (ja) 弾塑性・粘弾性ブレース
KR102125691B1 (ko) 감쇠성능이 향상된 좌굴방지 브레이스
JP2007191987A (ja) 対震ブレース
JP4058697B2 (ja) ラック用柱脚およびそのラック用柱脚が配設されているラック
JP3603765B2 (ja) 制震ラック
KR101487134B1 (ko) 베어링을 사용한 캔틸레버형 제진장치
JP2004300782A (ja) 制震装置
JP4635700B2 (ja) 建物の制震構造
JP4771136B2 (ja) 対震ブレース
JP2006257688A (ja) 制振形のボルト接合構造
JPH11324399A (ja) せん断降伏型鋼材ダンパー
KR20200065414A (ko) 접합 댐퍼구조물 및, 기둥부재와 보부재의 접합구조물
JP5270477B2 (ja) 建築物の制振構造
JP7300166B2 (ja) 制振装置及び制振耐力壁
JP3974120B2 (ja) 制振構造
JP2014234677A (ja) ブレースダンパー
JP4971697B2 (ja) 耐力壁フレーム
JP2020090812A (ja) 制振構造
JP5318426B2 (ja) 制振構造
KR102327175B1 (ko) 내진기능을 갖는 경량철골구조물
JP7487649B2 (ja) 制振システム及び制振方法
JP7284641B2 (ja) 制振構造
JP2000045563A (ja) 制振壁パネル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071205

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4058697

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131228

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees