JP2001355338A - コンクリートポンプ車におけるブーム装置 - Google Patents

コンクリートポンプ車におけるブーム装置

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JP2001355338A
JP2001355338A JP2000175799A JP2000175799A JP2001355338A JP 2001355338 A JP2001355338 A JP 2001355338A JP 2000175799 A JP2000175799 A JP 2000175799A JP 2000175799 A JP2000175799 A JP 2000175799A JP 2001355338 A JP2001355338 A JP 2001355338A
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stage
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booms
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Kenji Sakai
健次 坂井
Yoshiaki Inada
善明 稲田
Masami Yoshida
政美 吉田
Katsuhiko Takada
克彦 高田
Hiroshi Kisaka
博 木坂
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • E04G21/00Preparing, conveying, or working-up building materials or building elements in situ; Other devices or measures for constructional work
    • E04G21/02Conveying or working-up concrete or similar masses able to be heaped or cast
    • E04G21/04Devices for both conveying and distributing
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    • E04G21/0436Devices for both conveying and distributing with distribution hose on a mobile support, e.g. truck

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明のコンクリートポンプ車におけるブー
ム装置は、コンクリートポンプ車本体の仕様を変更する
ことなく経済的にブーム機構の起立展開高さを高くする
ことを課題とする。 【解決手段】 複数段のブームが傾倒および起立可能に
連結され段1段のブームがコンクリートポンプ車本体に
傾倒および起立可能に設置されたブーム機構と、各段の
ブームを傾倒、起立させる駆動機構と、ブーム機構にお
ける最終段のブームに進出および後退するようにスライ
ド可能に設けられた先端付加ブームと、ブーム機構にお
ける各段のブームおよび先端付加ブームに取付けられた
コンクリートを搬送するパイプラインと、先端付加ブー
ムが最終段のアームから前進して各ブームが起立した状
態においブーム機構における各ブームの仰角をブーム機
構が転倒しない範囲に制限する制御手段とを具備するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンクリートポン
プ車におけるブーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートポンプ車は、例えば高い位
置にあるコンクリート打設箇所へ生コンクリートを搬送
供給するもので、生コンクリートを圧送するポンプを搭
載したコンクリートポンプ車にブーム装置を設置したも
のである。そして、このムーブ装置は、複数段のブーム
が傾倒および起立可能に連結され第1段のブームがコン
クリートポンプ車本体に傾倒および起立可能に設置され
たブーム機構と、このブーム機構における各段のブーム
を傾倒および起立させる駆動機構と、ブーム機構におけ
る各段のブームおよび先端付加ブームに取付けられコン
クリートポンプ車本体に設けたポンプから圧送されるコ
ンクリートを搬送するパイプラインとを具備したものが
ある。
【0003】すなわち、駆動機構によりブーム機構にお
ける各ブームを起立展開してブーム機構全体を起立させ
て高い位置にあるコンクリート打設箇所へ生コンクリー
リを搬送している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ブーム機構を備えたコンクリートポンプ車において、ブ
ーム機構における各ブームを起立展開した状態で地上か
ら約33mの高さとなる形式のものがあるが、これはコ
ンクリートポンプ車のなかでブーム機構を起立展開した
時の高さ(長さ)が高い部類に入るために多く使用され
ている。
【0005】しかし、建築工事現場によっては、コンク
リート打設位置が前記のコンクリートポンプ車において
展開したブーム機構の高さよりも高い位置にあることが
あり、この場合には起立展開したブーム機構の高さがも
う一段高い36mであるブーム機構を搭載したコンクリ
ートポンプ車を使用することになる。
【0006】しかし、起立展開高さ33mのブーム機構
を搭載したコンクリートポンプ車は、コンクリートポン
プ車本体に12トン車を使用して、車本体を支えるアウ
トリガーの幅も7.4mであるのに対して、起立展開高
さ36mのブーム機構を搭載したコンクリートポンプ車
は、車本体に15トン車を用いて、車本体を支えるアウ
トリガーの幅も8.5mと拡大している。このため、起
立展開高さ36mのブーム機構を搭載したコンクリート
ポンプ車を用いると従来に比較して機械の値段が大幅に
高くなるとともに、コンクリートポンプ車を設置して使
用する設置面積が大きくなり使用場所が制限されてしま
うため、使用できる機会も少なくなり大変経済性が悪い
という問題が残る。
【0007】しかし、実際にコンクリート打設箇所が3
3mを超える高さにある場合には、やはり起立展開高さ
36mのブーム機構を搭載したコンクリートポンプ車を
用いなければならない。
【0008】本発明は、ブーム機構における最終段のブ
ームに進退可能に設けた先端付加ブームを用いて、コン
クリートポンプ車本体の仕様を変更することなく経済的
にブーム機構の起立展開高さを高くすることができるコ
ンクリートポンプ車におけるブーム装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のコンク
リートポンプ車におけるブーム装置は、複数段のブーム
が傾倒および起立可能に連結され段1段のブームがコン
クリートポンプ車本体に傾倒および起立可能に設置され
たブーム機構と、このブーム機構における最終段のブー
ムにこのブーム対して進出および後退するようにスライ
ド可能に設けられた先端付加ブームと、前記ブーム機構
における各段のブームを傾倒して折り畳み且つ起立して
展開させる駆動機構と、前記ブーム機構における各段の
ブームおよび先端付加ブームに取付けられ前記コンクリ
ートポンプ車本体に設けたポンプから圧送されるコンク
リートを搬送するパイプラインと、前記先端付加ブーム
が前記最終段のアームから前進し且つ前記ブーム機構に
おける各ブームが起立した状態において前記ブーム機構
における各ブームの傾倒角度を前記ブーム機構が転倒し
ない範囲に制限する制御手段とを具備することを特徴と
する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1ないし図8を参照して説明する。この実施の形態で
は、ブーム機構を最大に伸張させた状態で地上から33
mの高さとなる仕様のコンクリートポンプ車を基本と
し、先端付加ブームをブーム機構に設けて伸張させるこ
とで36mの高さを得るようにしている。
【0011】図1はこの実施の形態のコンクリートポン
プ車におけるブーム装置を模式的に示す図、図2はブー
ム装置を示す正面図である。
【0012】図中1はコンクリートポンプ車本体で、こ
れは外部から供給される生コンクリートを加圧して後述
するパイプラインを介して圧送するコンクリートポンプ
2、例えば対をなすピストンーシリンダが設けられてい
る。コンクリートポンプ車本体1は高さが33mである
ブーム装置を搭載した仕様のものと同じ大きさであり、
高さが36mであるブーム装置を搭載した仕様のものと
コンクリートポンプ車本体より小型で占有床面積が小さ
い。コンクリートポンプ車本体1には本発明のブーム装
置3が設置されている。
【0013】図2はブーム装置におけるブーム機構に設
けたブームを展開して示す図、図3(a)はブーム機構
に設けた先端付加ブームを最終段ブームに収納した状態
を示す平面図および(b)は同正面図、図4はブーム機
構に設けた先端付加ブームを最終段のブームから引き出
した状態を示す平面図、図5(a),(b)および
(c)はブーム機構における段3段のブームが動作する
過程を示す図、図6(a)は先端付加ブームを最終段の
ブームに収納縮小した状態を示す正面図、(b)は先端
付加ブームを最終段のブームから引き出し状態を示す正
面図、(c)は同平面図である。図7(a)はブーム機
構を展開して起立した形態を模式的に示す図、(b)は
ブーム機構を展開して折り畳んだ形態を模式的に示す
図、図8はブーム装置の動作過程を示すフローチャート
である。
【0014】このブーム装置3は、複数段、例えば4段
のブーム12,13、14および15が傾倒および起立
可能に連結され第1段のブーム12がコンクリートポン
プ車本体1に傾倒および起立可能に設置されたブーム機
構11と、このブーム機構11における各段のブーム1
2〜15を傾倒して折り畳み且つ起立して展開させる駆
動機構と、ブーム機構11における最終段のブーム15
にこのブーム15に対して進出および後退するようにス
ライド可能に設けられた先端付加ブーム16と、ブーム
機構11における各段のブーム12〜15および先端付
加ブーム16に取付けられコンクリートポンプ車本体1
に設けたポンプ2から圧送されるコンクリートを搬送す
るパイプライン17、18,19、20および先端付加
ブーム16に設けられるホース50と、先端付加ブーム
16が最終段のブーム15から前進しブーム機構11に
おける各ブーム12〜15が起立した状態においてブー
ム機構11における各ブーム12〜15の仰角をブーム
機構11が転倒しない範囲に制限する制御手段とを具備
するものである。
【0015】ブーム機構11は次のように構成されてい
る。すなわち、下側から数えて第1段のブーム12の基
端がコンクリートポンプ車本体1に垂直軸線を中心とし
て全方向に回転可能に設けた架台22の水平な枢軸23
により上下方向回動可能に連結され、このブーム12の
先端には第2段のブーム13の基端が水平な枢軸24に
より上下方向回動可能に連結され、このブーム13の先
端には第3段のブーム14の基端が水平な枢軸25によ
り上下方向回動可能に連結され、このブーム14の先端
には第4段のブーム15の下端が水平な枢軸26により
上下方向に回動可能に連結されている。
【0016】また、第1段のブーム12の先端と第2段
のブーム13の基端とには連結部材27が渡して設けら
れ、第2段のブーム13の先端と第3段のブーム14の
基端とには連結部材28が渡して設けられ、第3段のブ
ーム14の先端と第4段のブーム15の基端とには連結
部材29が渡して設けられている。これら各連結部材2
7〜29は、図7(a)にも示すように各ブーム12〜
15を各枢軸23〜26を中心として直線をなすように
起立して展開することを可能とするとともに、図7
(b)に示すように各ブーム12〜15を各枢軸23〜
26を中心として傾倒して上下に重ねるように折り畳む
ことを可能とするものである。そして、このブーム機構
11は図7(a)にも示すように各ブーム12〜15を
垂直な直線をなすように起立して展開した状態で地上か
ら約33mの高さを有している。
【0017】駆動手段について説明する。この実施の形
態では一例として油圧シリンダを用いている。31は架
台22と第1段のブーム12とにわたって設けられた油
圧シリンダで、これはシリンダが架台22に枢着され、
ピストンロッドがブーム12の基端部に枢着されてい
る。32は油圧シリンダで、これはシリンダが第1段の
ブーム13の先端部に枢着され、ピストンロッドが連結
部材27に枢着されている。33は油圧シリンダで、こ
れはシリンダが第2段のブーム13の先端部に枢着さ
れ、ピストンロッドが連結部材28に枢着されている。
34は油圧シリンダで、これはシリンダが第3段のブー
ム14の先端部に枢着され、ピストンロッドが連結部材
29に枢着されている。これら各油圧シリンダ31〜3
4はピストンロッドを突出、没入動作して各ブーム12
〜15を各枢軸23〜26を中心として起立および傾倒
させる。なお、これらの各油圧シリンダ31〜34の動
きはコンクリートポンプ車本体1に設けた制御器61に
より制御される。
【0018】図2に示すようにブーム機構11における
各ブーム12、13、14、15には夫々外側にパイプ
ライン17、18,19,20が軸方向に沿って配置さ
れている。これらパイプライン17〜20は取付け部材
45により対応する各ブーム12〜15に夫々取付けら
れている。図3は第4段のブーム15と先端付加ブーム
16を示す平面図であり、この図3に代表的な例として
取付け部材45が示されている。
【0019】先端付加ブーム16は、ブーム機構11の
先端に取付けるので軽量化を図るために断面四角形をな
す筒体をなしている。ブーム機構11における第4段の
ブーム15も断面四角形をなす筒体をなしている。そし
て、先端付加ブーム16は第4段のブーム15の先端開
口からその内部へ軸方向に沿ってスライド可能に挿入さ
れており、作業者が手の操作で第4段のブーム15から
外側へ引き出し移動し、第4段のブーム15の内部へ押
込み移動できるようになっている。これにより先端付加
ブーム16は第4段のブーム15に対して進出および後
退するようにスライド可能に設けられ、第4段のブーム
15からの進出長さは約3mである。なお、第4段のブ
ーム15の先端部には幅方向両側面部および下面部に夫
々軸受46が設けられて先端付加ブーム16を円滑にス
ライドできるようになっている。また、第4段のブーム
15の先端部にはストッパ47が設けられ、これは先端
付加ブーム16を第4段のブーム15から最大に引き出
した状態で先端付加ブーム16の基端部と係合それ以上
抜出すことを阻止するようになっている。
【0020】先端付加ブーム16の先端部に側方に突出
する腕48を介して半円形をなす先端パイプラインガイ
ド49が取付けられ、このパイプラインガイド49には
先端ホース50が固定して設けてある。すなわち、先端
付加ブーム16を第4段のブーム15に対して後退した
状態では、図3(b)に示すように先端付加ブーム16
のホースガイド49に設けたホース50と第4段のブー
ム15に設けたパイプライン20とを直接接続し、先端
付加ブーム16を第4段のブーム15に対して引き出し
た状態では、図4に示すように先端付加ブーム16のホ
ースガイド49に設けたホース50と第4段のブーム1
5に設けたパイプライン20とを接続パイプ51で接続
するようになっている。
【0021】次に制御手段について説明する。図8はブ
ーム装置の動作の過程を示すフローチャートである。
【0022】この実施の形態では、ブーム機構11の各
ブーム12〜15全て起立展開した状態で先端付加ブー
ム16を第4段のブーム15に収納後退した場合には、
図1で示すように従来の33m仕様のブーム機構と同様
にどの角度範囲でも車体を転倒させるモーメントを受け
ることなく動作させることが可能である。これに対して
ブーム機構11の各ブーム12〜15全て起立展開した
状態で先端付加ブーム16を第4段のブーム15から引
き出して前進させた場合には、先端付加ブーム16を第
4段のブーム15から引出した分のモーメントがブーム
機構11に加わるので、このモーメントによるブーム機
構11の損傷と車体の転倒を避けるために各ブーム12
〜15毎に夫々展開角度に制限があり、図1に示すよう
使用範囲が制限される。図7に示すように第1のブーム
12の使用可能範囲角度(水平線に対する起立角度)θ
1は60〜90°であり、第1のブーム12と第2のブ
ーム13との間の使用可能範囲角度θ2は180°であ
り、第2段のブーム13と第3段のブーム14との間の
使用可能範囲角度θ3は0〜180°であり、第3段の
ブーム14と第4段のブーム13との間の使用可能範囲
角度θ4は全角度使用が可能である。
【0023】そこで、これら各箇所の角度(仰角)を検
出するために夫々検出手段として例えばリミットスイッ
チLS1〜LS3を設けている。このリミットスイッチ
LS1〜LS3は、例えば図5においてLS3として示
すように接点を内蔵したスイッチ本体52と接点部を操
作する操作体53を有するもので、接点部は常時は開放
され(OFF)操作体53が動作することにより閉じる
(ON)ようになっている。リミットスイッチLS1は
架台22に設けられ、ブーム12が使用可能範囲角度θ
1にある時にブーム12により操作体が動作されて接点
を閉じるようになっている。リミットスイッチLS2は
例えばブーム12に設けられ、ブーム13が使用可能範
囲角度θ2にある時に連結部材27により操作体が動作
されて接点を閉じるようになっている。リミットスイッ
チLS3は図5に示すように例えばブーム13に設けら
れ、操作体53を連結部材28の端部外周面に接触させ
て連結部材28の動きに応じて操作体53が変位するよ
うになっており、ブーム14が使用可能範囲角度θ3に
ある時にブーム13、14により操作体が動作されて接
点を閉じるようになっている。なお、図5(a)はブー
ム14がブーム13に対して折り畳んだ状態を示し、
(b)はブーム14がブーム13に対して折り畳んだ位
置から油圧シリンダ32により起立展開する向きに回動
されてLS3がオン動作する状態を示し、(c)はブー
ム14を最大に回転させた状態を示す図である。
【0024】また、図6(a)ないし(c)に示すよう
に第4段のブーム15には、その内部にスライド可能に
挿入された先端付加ブーム16を収納(後退、縮小)お
よび引出し(前進、伸張)を検出するリミットスイッチ
LSAが設けてある。このリミットスイッチLSAは先
端付加ブーム16をブーム15の内部に挿入した際に、
先端付加ブーム16に設けたレバー62の操作体が押さ
れてオン動作するようになっている。なお、図6(a)
は先端付加ブーム16を収納(後退、縮小)した状態を
示す平面図、(b)は先端付加ブーム16を引出した
(前進、伸張)状態を示す平面図、(c)は先端付加ブ
ーム16を引出した(前進、伸張)状態を示す正面図で
ある。
【0025】なお、前述した検出手段としてはリミット
スイッチ(マイクロスイッチ)に限定されず、近接スイ
ッチなどの他の形式のものを用いることも可能である。
【0026】また、図示はしないがブーム機構11には
インターロック機構が設けてある。このインターロック
機構は、各ブームに設置された各リミットスイッチの出
力信号の有無によってブームの作動とコンクリートポン
プの作動を規制するものである。36mモードにおい
て、各ブームのリミットスイッチ出力信号が1個でもO
FFの場合は、そのリミットスイッチを作動させるブー
ムを停止させるとともに、コンクリートポンプも停止さ
せ、ブームにとって過負荷の状態が生じないようにする
ものである。
【0027】さらに、図1および図2に示すようにコン
クリートポンプ車本体1には制御器61が設けられてい
る。この制御器61は、インターロック機構を解除する
か、しないかの選択を行うスイッチ、駆動手段の一例で
ある各油圧シリンダ31〜34を駆動、停止するスイッ
チなどのブーム装置11を制御するに必要なスイッチを
備えている。また、制御器61は、各リミットスイッチ
LS1〜LS3およびLSAからの信号を受け、さらに
図8のフローチャートで示すように第1段のブーム12
が使用可能範囲角度から外れている場合に点灯するラン
プR1、第2段のブーム13が使用可能範囲角度から外
れている場合には点灯するランプR2、第3段のブーム
14が使用可能範囲角度から外れている場合に点灯する
ランプR3、インターロック機構が解除されている場合
に点灯するランプR4、およびコンクリートポンプの運
転が可能である時に点灯するランプR5、R6が備えて
いる。そして、ブーム機構11における各ブーム12〜
15が起立した状態においてブーム機構11における各
ブーム12〜15の仰角をブーム機構11がモーメント
を受けて転倒しない範囲に制限する機能が装備されてい
る。
【0028】このように構成されたブーム装置における
動作を行う上での制御について説明する。図8はこの制
御の過程を示すフローチャートである。表1は36mモ
ード(先端付加ブーム16を引き出してブーム全体を3
6mにするモード)におけるブームが使用可能範囲に入
っている場合と外れている場合と、33mモードと、始
業および終業時とにおける各ブームおよびインターロッ
ク機構の動作状況を示す表であり、表2は表1に示す各
動作状況における表示ランプの点灯状況を示す表であ
る。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】33mモードで使用する場合には、先端付
加ブーム16に設けた先端ホース50を第4段のブーム
15に設けたパイプライン20に直接接続する。これに
よりLSAが先端付加ブーム16に設けた動作されて制
御器61において先端付加ブーム16に収納縮小した状
態に設定する。そして、各油圧シリンダ31〜34を夫
々駆動してブーム機構11における各ブーム12ないし
15を起立して展開する。各ブーム12ないし15の地
上からの長さは約33mである。この33mモードでは
各油圧シリンダ31〜34の駆動を制御することによ
り、図1に示すようにブーム12ないし15を垂直に起
立した状態から水平な状態および下向きまで自立的に旋
回することができ、打設箇所がある向きで停止させる。
コンクリートポンプ車本体1のポンプ機構21により生
コンクリートを各パイプライン17〜20および先端ホ
ース50を介して打設箇所に圧送する。
【0032】36mモードで使用する場合には、ブーム
機構11の各ブーム12〜15を展開する前に作業者が
先端付加ブーム16を第4段のブーム15から引き出し
て、先端付加ブーム16に設けた先端ホース50を接続
パイプ51を介して第4段のパイプライン20に接続す
る。先端付加ブーム16の伸張長さは3mである。これ
によりLSAが先端付加ブーム16に設けたレバー62
により動作されず制御器61において先端付加ブーム1
6を引き出し伸張した状態を設定する。また、インター
ロック機構は、36mモードにおいてブームが作動許容
範囲の外へ伸長してブーム機構へ過負荷が生じたり、転
倒モーメントが規定以上に増加して車体が転倒したりす
ることを防止する。
【0033】制御器61は各油圧シリンダ31〜34を
駆動してブーム機構11における各ブーム12〜15を
起立展開させる。ここで、前述したように先端付加ブー
ム16を伸長したことによるモーメントの増大によりブ
ーム機構11が転倒しないように各ブーム12〜14は
使用可能範囲角度がある。もし、この使用可能範囲角度
を超えた場合には各ブーム12〜14毎にランプR1な
いしR3が点灯して、油圧シリンダ31〜34の駆動が
停止される。各ブーム12〜14が使用可能範囲角度で
展開した場合には各ブーム12〜15を直線をなすよう
に展開が可能となり、各ブーム12〜15と先端付加ブ
ーム16の合計長さが約36mとなる。ブーム機構11
は33mのモードの高さを超えた36mの高さにあるコ
ンクリート打設箇所に生コンクリートを供給することが
可能となる。そして、ポンプ2が駆動して生コンクリー
トの圧送が行われる。
【0034】ここで、コンクリートポンプ車1は従来に
おける33m仕様のブーム装置を搭載したコンクリート
ポンプ車と同じ幅寸法を有している。従って、このコン
クリートポンプ車1におけるブーム装置4は、ブーム機
構11における最終段のブーム15に進退可能に設けた
先端付加ブーム16を用いて、コンクリートポンプ車本
体1の仕様を変更することなく経済的にブーム機構の起
立展開高さを高くすることができるなお、本発明は前述
した実施の形態に限定されず、種々変形して実施するこ
とができる。
【0035】
【発明の効果】本発明のコンクリートポンプ車における
ブーム装置によれば、ブーム機構における最終段のブー
ムに進退可能に設けた先端付加ズームを用いて、コンク
リートポンプ車本体の仕様を変更することなく経済的に
ブーム機構の起立展開高さを高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるブーム装置を模
式的に示す正面図。
【図2】同実施の形態のブーム装置におけるブーム機構
を示す正面図。
【図3】同実施の形態のブーム装置におけるブーム機構
に設けたブームおよび先端付加ブームを示す図。
【図4】同実施の形態のブーム装置におけるブーム機構
に設けたブームおよび先端付加ブームを示す図。
【図5】同実施の形態のブーム装置におけるブーム機構
に設けたブームの動作過程を示す図。
【図6】同実施の形態のブーム装置におけるブーム機構
に設けた先端付加ブームの動作過程を示す図。
【図7】同実施の形態のブーム装置の動作を示す図。
【図8】同実施の形態のブーム装置の動作を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
1…コンクリートポンプ車、 2…ポンプ、 3…ブーム装置、 11…ブーム機構 12…ブーム、 13…ブーム、 14…ブーム、 15…ブーム、 16…先端付加ブーム、 17…パイプライン、 18…パイプライン、 19…パイプライン、 25…パイプライン、 27…連結部材、 28…連結部材、 29…連結部材、 31…油圧シリンダ(駆動手段)、 32…油圧シリンダ(駆動手段)、 33…油圧シリンダ(駆動手段)、 34…油圧シリンダ(駆動手段)、 51…接続パイプ、 LSl…リミットスイッチ(制御手段)、 LS2…リミットスイッチ(制御手段)、 LS3…リミットスイッチ(制御手段)、 LSA…リミットスイッチ(制御手段)、 61…制御器(制御手段)、
フロントページの続き (72)発明者 吉田 政美 山口県下関市彦島江の浦町六丁目16番1号 三菱重工業株式会社下関造船所内 (72)発明者 高田 克彦 山口県下関市彦島江の浦町六丁目16番1号 三菱重工業株式会社下関造船所内 (72)発明者 木坂 博 山口県下関市彦島江の浦町六丁目16番1号 下関菱重エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2E172 AA05 CA31 CA35 CA44 CA47 CA51 CA55 3F205 AA06 AC01 BA10 CA03 CA07 CB02 HA02 HB02 HC02 KA10 3H075 AA13 CC36 DA11 DA30 EE15 EE20

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数段のブームが傾倒および起立可能に
    連結され第1段のブームがコンクリートポンプ車本体に
    傾倒および起立可能に設置されたブーム機構と、このブ
    ーム機構における最終段のブームにこのブーム対して進
    出および後退するようにスライド可能に設けられた先端
    付加ブームと、前記ブーム機構における各段のブームを
    傾倒して折り畳み且つ起立して展開させる駆動機構と、
    前記ブーム機構における各段のブームおよび先端付加ブ
    ームに取付けられ前記コンクリートポンプ車本体に設け
    たポンプから圧送されるコンクリートを搬送するパイプ
    ラインと、前記先端付加ブームが前記最終段のアームか
    ら前進し且つ前記ブーム機構における各ブームが起立し
    た状態において前記ブーム機構における各ブームの仰角
    を前記ブーム機構が転倒しない範囲に制限する制御手段
    とを具備することを特徴とするコンクリートポンプ車に
    おけるブーム装置
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101654075B (zh) * 2008-08-21 2012-06-27 上海鸿得利重工股份有限公司 一种22米rz型折叠臂架混凝土泵车
JP2013091933A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd コンクリートポンプ車
WO2014029179A1 (zh) * 2012-08-24 2014-02-27 中联重科股份有限公司 布料设备布料控制方法及布料设备
JP2015227608A (ja) * 2015-07-27 2015-12-17 極東開発工業株式会社 コンクリートポンプ車
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