JP4455026B2 - 車両搭載用クレーン - Google Patents
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Description
しかし、このようにブーム99を格納するためには、ベース94上に立設された基台95又はコラム97の高さを低くしなければならない。このため、図10に示すように、車両92の前方側のクレーン作業では、運転室91や荷台93の鳥居98と干渉するので、ブーム99を水平角度まで倒伏できず作業範囲Aが狭くなり、車両92の後方側のクレーン作業では、車両92の後方にある荷物Wを荷台93に積載するとき、ブーム99との干渉をさけるために、コラム97付近には荷物Wを高く積載することができないという不具合が生じる。
この車両搭載用クレーンは、走行時には基台を縮小してブーム上端の高さが車両の運転室の上面の高さを越えないようにブームを格納し、作業時には基台を伸長して作業範囲を広げることができる。
この車両搭載用クレーンでは、コラムがベース上面の側方に偏倚して設けられている旋回機台上で起伏するので、車両走行時には車両の全高が増加しないようにブームを格納できる。また、作業時にはコラムを高くして最大地上揚程を高く確保することが可能で、車両前方側のクレーン作業では、運転室や荷台の鳥居と干渉することなくブームを水平角度まで倒伏して作業範囲を拡大し、車両後方側のクレーン作業では、コラム付近にも荷物を高く積載することができる。
コラム起伏用アクチュエータの起立管路から分岐してブーム起伏用アクチュエータの起立管路を接続し、ブーム起伏用アクチュエータの倒伏管路から分岐してコラム起伏用アクチュエータの倒伏管路を接続し、ブーム起伏用アクチュエータの起立管路の途中にコラム起伏用アクチュエータの起立動作終端でブーム起伏用アクチュエータの起立管路を連通させる切換弁を設け、コラム起伏用アクチュエータの倒伏管路の途中にブーム起伏用アクチュエータの倒伏動作終端でコラム起伏用アクチュエータの倒伏管路を連通させる切換弁を設けると、作業開始の際に先ずコラムを起立させてその後ブームを起立させ、格納の際には先ずブームを倒伏させてその後コラムを倒伏させる順序作動が自動的に行われる。
また、本発明の車両搭載用クレーンを車両の全高が2m以内に制限されるいわゆる小型のトラックではなく、これらの制限がない中型又は大型のトラックに搭載する場合にも車両の全高を車両自体の高さとすることができるので、車両運行時にクレーンの架装高さを考慮することなしに走行でき、運転者の心理的負担をなくすことができる。
この車両搭載用クレーンは、ベース1が車両2の荷台3上に設置されている。ベース1上面には側方(図1上、左方)へ偏倚して固定基台4が設置されており、この固定基台4上には旋回装置5を介して旋回機台6が設けられている。
ブーム9は公知の多段伸縮ブームであり、ブーム伸縮用シリンダ17を内蔵している。ブーム9の基端部にはウインチ18が設けられている。また、固定基台4には旋回装置5を駆動する旋回用油圧モータ19が設けられている。
切換弁装置30は、図3のようにコラム起伏用シリンダ11、ブーム起伏用シリンダ14、ブーム伸縮用シリンダ17、ウインチ18、及び旋回用油圧モータ19を切換操作するための起伏シリンダ用切換弁31、ブーム伸縮用切換弁37、ウインチ用切換弁38及び旋回用切換弁39を連結して構成した多連結弁装置である。
なお、倒伏切換弁41のロッド43の先端を伸長室14A内に嵌入せず、例えば図7に示すように、ブーム起伏用シリンダ14のピストンロッド14Rにロッド押具14Cを設けて、ブーム起伏用シリンダ14の縮小作動終端でロッド押具14Cがロッド43を押すように構成することもできる。
クレーン作業を開始するときには、先ず、図2のように格納した状態から図1のようにコラム7を起立させなければならない。
起伏シリンダ用切換弁31を起立側に切換えると、圧油はコラム起伏用シリンダ11の縮小室11Aに流入し、コラム起伏用シリンダ11が縮小してコラム7が起立する。このとき、ブーム起伏用シリンダ14の起立管路33は起立切換弁40で遮断されているので、ブーム起伏用シリンダ14の伸長室14Aには圧油は流入しない。
クレーン作業が終了したらブーム9を格納する。図5のような状態から格納する場合、起伏シリンダ用切換弁31を倒伏側に切換えると、圧油はブーム起伏用シリンダ14の縮小室14Bに流入し、ブーム起伏用シリンダ14が縮小してブーム9が倒伏する。このとき、コラム起伏用シリンダ11の倒伏管路36は倒伏切換弁41で遮断されているので、コラム起伏用シリンダ11の伸長室11Bには圧油は流入しない。
このため、作業状態において、起伏シリンダ用切換弁31を倒伏側に操作し続けた場合、あるいはブーム9やコラム7がある程度倒伏した状態で旋回用切換弁39を操作した場合に、ブーム9やコラム7が車両2の運転室21や鳥居22に衝突するおそれがある。
旋回位置検出器50は、旋回位置がブーム9を車幅方向に向ける所定の格納位置であるとき作動するリミットスイッチ、ブーム角検出器51は、コラム7が起立した状態でブーム9が地面に対して水平となる所定角度未満で作動するリミットスイッチであり、旋回位置検出器50とブーム角検出器51の作動、非作動に対応して、ブーム9の起伏作動と旋回作動が表1に示すように規制される。
旋回位置が格納位置であり旋回位置検出器50が作動しているときは、ブーム角検出器51が作動してもブーム9の倒伏作動及びコラム7の倒伏作動は許容され、格納可能であるが、旋回作動は不能となる。
図4のようにコラム7が起立すると、コラム起伏用シリンダ11の縮小作動終端で起立切換弁40のロッド42がピストン11Pに押され、ブーム起伏用シリンダ14の起立管路33が連通するので、ブーム起伏用シリンダ14の伸長室14Aに圧油が流入し、ブーム起伏用シリンダ14が伸長して、ブーム9が起立を開始する。
作業準備完了後は、図6に示すように、ブーム9を車両2の前方や後方へ旋回させたり、水平より上方へ起立させてクレーン作業を行う。ブーム9を水平より下方へ倒伏させるとブーム角検出器51が作動するので、ブーム9の倒伏及び旋回が不作動となる。
コラム7を起立させることで、車両2前方側のクレーン作業では、運転室21や荷台3の鳥居22と干渉することなくブーム9を水平角度まで倒伏できるので作業範囲Aが広くなり、車両2後方側のクレーン作業では、コラム7付近にも荷物Wを高く積載することができる。
図4のようにブーム9が倒伏すると、ブーム起伏用シリンダ14の縮小作動終端で倒伏切換弁41のロッド43がピストン14Pに押され、コラム起伏用シリンダ11の倒伏管路36が連通するので、コラム起伏用シリンダ11の伸長室11Bに圧油が流入し、コラム起伏用シリンダ11が伸長して、コラム7が倒伏し、図2のようにブーム9が格納される。
ブーム9は上端の高さが車両2の運転室21の上面の高さを越えないように格納できるので、走行時にブーム9による支障は生じない。
2 車両
3 荷台
4 固定基台
5 旋回装置 6 旋回機台
7 コラム
9 ブーム
11 コラム起伏用シリンダ
11P ピストン
14 ブーム起伏用シリンダ
14P ピストン
17 ブーム伸縮用シリンダ
18 ウインチ
19 旋回用油圧モータ
20 油圧ポンプ
21 運転室
22 鳥居
30 切換弁装置
31 起伏シリンダ用切換弁
32 起立管路
33 起立管路
35 倒伏管路
36 倒伏管路
37 ブーム伸縮用切換弁
38 ウインチ用切換弁
39 旋回用切換弁
40 起立切換弁
41 倒伏切換弁
42、43 ロッド
46 アンロード弁
50 旋回位置検出器
51 ブーム角検出器
Claims (3)
- ベース上面に側方へ偏倚して設置された固定基台上に旋回装置を介して設けられた旋回機台と、該旋回機台上に枢支軸にて起伏自在に枢支されたコラムと、該コラムの先端部に起伏自在に枢支されたブームと、前記旋回機台と前記コラム中央部との間に取付ピンで取付られたコラム起伏用アクチュエータと、旋回機台とブームとの間に取付ピンで取付られたブーム起伏用アクチュエータとを備えた車両搭載用クレーンであって、
前記旋回機台に対して、前記コラムを枢支する枢支軸よりも上方に前記コラム起伏用アクチュエータの取付ピンが配置されるとともに、このコラム起伏用アクチュエータの取付ピンよりも上方に前記ブーム起伏用アクチュエータの取付ピンが配置され、さらに旋回位置がブームを車幅方向に向けた所定の格納位置であるときに、前記コラム起伏用アクチュエータおよび前記ブーム起伏用アクチュエータの各取付ピンは、前記コラムを枢支する枢支軸よりも前記固定基台の偏倚された方向の側方側に位置するように配置されており、
クレーン格納の際には、前記コラム起伏用アクチュエータを伸長させることで前記コラムが略水平に倒伏されるとともに、前記ブーム起伏用アクチュエータを縮小させることで前記ブームが前記コラムの上方に互いに平行となるように倒伏されることを特徴とする車両搭載用クレーン。 - コラム起伏用アクチュエータとブーム起伏用アクチュエータとは、油圧回路にて並列接続されており、
コラム起伏用アクチュエータの起立管路から分岐してブーム起伏用アクチュエータの起立管路を接続し、ブーム起伏用アクチュエータの倒伏管路から分岐してコラム起伏用アクチュエータの倒伏管路を接続し、ブーム起伏用アクチュエータの起立管路の途中にコラム起伏用アクチュエータの起立動作終端でブーム起伏用アクチュエータの起立管路を連通させる切換弁を設け、コラム起伏用アクチュエータの倒伏管路の途中にブーム起伏用アクチュエータの倒伏動作終端でコラム起伏用アクチュエータの倒伏管路を連通させる切換弁を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両搭載用クレーン。 - 固定基台に対するコラムの旋回位置を検出する旋回位置検出器と、コラムに対するブームの起伏角度を検出するブーム角検出器とを設け、旋回位置が非格納位置であるとき、ブーム角が所定値未満になるとブーム倒伏作動と旋回作動を不能とし、旋回位置が格納位置であるとき、ブーム角が所定値未満になると、ブーム倒伏作動及びコラム倒伏作動を許容し、旋回作動は不能とするよう構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の車両搭載用クレーン。
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