JP2001354346A - 画像形成装置の用紙搬送機構 - Google Patents

画像形成装置の用紙搬送機構

Info

Publication number
JP2001354346A
JP2001354346A JP2000175810A JP2000175810A JP2001354346A JP 2001354346 A JP2001354346 A JP 2001354346A JP 2000175810 A JP2000175810 A JP 2000175810A JP 2000175810 A JP2000175810 A JP 2000175810A JP 2001354346 A JP2001354346 A JP 2001354346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
width direction
sheet
fixing
fixing unit
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000175810A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Shinkawa
達也 新川
Nobuyuki Kimoto
信行 紀本
Seiichi Kizu
清一 木津
Shotaro Okamoto
昌太郎 岡本
Hisakazu Kusuda
久和 楠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000175810A priority Critical patent/JP2001354346A/ja
Publication of JP2001354346A publication Critical patent/JP2001354346A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着部の温度分布に大きな変化を生じさせる
ことなく、葉書等の小さなサイズの用紙を前記定着部に
連続して通紙することができる画像形成装置の用紙搬送
機構を提供する。 【解決手段】 トナー像を用紙に転写する転写部と、前
記トナー像を前記用紙に定着する定着部と、前記転写部
から前記定着部に用紙を搬送する機構を有する搬送部と
を備えた画像形成装置の用紙搬送機構であって、前記搬
送部は、前記用紙を前記定着部の幅方向に搬送する機構
を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置の用
紙搬送機構に係り、特に、葉書等の小さなサイズの用紙
にトナー像を連続して定着させる場合に、定着部におけ
る前記小さなサイズの用紙の通過位置を変更する画像形
成装置の用紙搬送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機、レーザープリンタ等の
電子写真プロセスを用いた機器には、一般に、ジアゾ
式、EF式、PPC等がある。このうち、PPC(Plai
n PaperCopier)は、現在最も普及しているものであ
り、帯電、露光、現像、転写、定着の各工程を基本にし
て装置化したものをいう。
【0003】すなわち、感光体表面に電荷(イオン)を
与える帯電工程と、前記感光体表面に光源の反射光を光
学系によって明暗像として投影し、光の影響を受けない
領域に前記電荷を残して静電潜像を形成させる露光工程
と、前記感光体表面の前記電荷に現像剤の粉末(トナ
ー)を電気的に吸引させて前記静電潜像の現像を行う現
像工程と、トナー像が形成されている前記感光体表面と
用紙を重ね、該用紙の背面から再び放電して前記トナー
を前記用紙に移行させる転写工程と、弱い静電引力のみ
で前記用紙に付着している前記トナーを溶融して前記用
紙に定着させる定着工程の各工程を経るものである。
【0004】ここで、該定着工程において現在最も多く
用いられている方式は、熱ローラ定着方式であり、定着
ローラと加圧ローラとからなり、前記定着ローラの中心
部にハロゲンランプ等の熱源を有するヒータを設け、前
記定着ローラと前記加圧ローラとの間に未定着のトナー
像を坦持する用紙を通過させてトナー像を定着させる方
式であり、一定の押圧によってニップ(定着部)が形成
される。
【0005】また、一般に、現在の画像形成装置では、
その小型化が図られるとともに、種々の大きさの用紙が
用いられており、前記定着部には、大きなサイズの用紙
に対応できる定着ローラ及び加圧ローラが備えられ、前
記定着ローラの内部に一つの熱源を配置して前記ローラ
の小径化が図られているが、この定着部に対して小さな
サイズの用紙を搬送(通紙)してトナー像の定着を行う
と、前記定着ローラのうち、前記小さなサイズの用紙に
接しない部分の温度は、非常に高温になるという問題が
ある。
【0006】図12は、前記定着部に前記小さなサイズ
の用紙を通紙した場合における前記定着ローラの温度分
布を示したものである。前記定着ローラの温度は、前記
小さなサイズの用紙が通紙される位置に設置された温度
検知センサにて検出され、該検出信号に基づいて制御装
置(図示省略)にて前記熱源が通電制御される。
【0007】図示のように、前記定着ローラ及び加圧ロ
ーラを有する前記定着部に対して小さなサイズの用紙を
通紙してトナー像の定着を行うと、前記定着ローラのう
ち、前記小さなサイズの用紙に接する部分の温度は、該
用紙に熱が奪われるために高温にならずに安定している
のに対し、該用紙に接しない部分の温度は、非常に高温
になることが分かる。そして、この温度は、前記熱源に
よる設定値以上に上昇することがあり、さらに、前記小
さなサイズの用紙を連続して通紙させるときには、前記
定着ローラの用紙に接しない部分の温度は、一層上昇す
ることがある。
【0008】すなわち、前記小さなサイズの用紙のみを
前記定着部に連続通紙してトナー像を定着させると、前
記定着ローラには、該定着ローラの幅方向に低温部分と
高温部分とが存在し、この状態で大きなサイズの用紙を
前記定着部に通紙すると、前記高温部分ではトナーが過
剰に溶融されることから、前記用紙に対する前記トナー
像の定着が均一に行われず、コピーの品質低下を招くと
いう問題がある。よって、これを解決するため、定着装
置の温度制御装置の技術が提案されている(例えば、特
開平4−256988号公報参照)。
【0009】また、前記定着ローラの高温部分による問
題の解決を図る他の従来技術としては、画像形成装置の
用紙案内装置の技術等が各種提案されている(例えば、
特開平7−13450号公報、特開平8−211770
号公報等参照)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記特開平
4−256988号公報所載の定着装置の温度制御装置
の技術は、前記定着ローラに、大きなサイズの用紙の幅
に対応する長いヒータ部材と、小さなサイズの用紙の幅
に対応する短いヒータ部材とを平行に配置し、前記用紙
の幅に応じて前記各ヒータ部材を切り換え、適切な熱量
を前記用紙に供給して前記定着ローラの高温部分による
問題の解決を図るものである。
【0011】しかし、前記定着ローラに複数の熱源を有
することは、該定着ローラが大径になって、画像形成装
置の小型化を図ることができず、また、前記小さなサイ
ズの用紙は、常に前記定着部の同じ位置に通紙されるこ
とから、前記小さなサイズの用紙に接する部分は、接し
ない部分に比して摩耗が激しく、前記定着ローラ及び前
記加圧ローラともに径の小さくなる部分が生じ、さら
に、前記小さなサイズの用紙の後に大きなサイズの用紙
を通紙すると、前記定着ローラの幅方向の温度が不均一
になり易く、定着性に悪影響を及ぼすという問題があ
る。
【0012】また、前記特開平7−13450号公報所
載の画像形成装置の技術は、用紙を定着部の幅方向にず
らしてその用紙の通過域を変更するものであるが、前記
用紙の幅方向に移動させる小サイズ紙用カセットが、給
紙部、すなわちトナー像を用紙に転写する転写工程の前
に設けられたものであり、この方式では、該転写工程に
至るまでの前記感光体表面に対する帯電、露光、現像の
各工程において、小さなサイズの用紙の給紙に対応させ
るべく、帯電位置等の切り換えを必要とすることから、
画像形成装置の小型化を図ることができず、それらの制
御も容易ではないという問題がある。
【0013】さらに、前記特開平8−211770号公
報所載の画像形成装置の用紙案内装置の技術は、用紙を
転写工程から定着工程に搬送させる搬送部を有している
が、該搬送部は、前記小さなサイズの用紙を回転させ、
すなわち前記定着部の幅方向に対して鋭角をなすよう
に、前記用紙を斜めにして前記定着部に通紙するもので
あり、該斜めにされた用紙は、前記定着部に対してその
先端が垂れた状態で挿入され易く、用紙のしわ、先端折
れ等が発生するという問題がある。また、前記小さなサ
イズの用紙、例えば、葉書を斜めにしても約B5サイズ
の用紙に相当する幅が確保されるにすぎず、前記定着部
の軸受部に近付くにしたがって高温部分が生じ、前記定
着ローラの高温部分による問題については依然として課
題を残している。
【0014】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、定着部の温度分布
に大きな変化を生じさせることなく、葉書等の小さなサ
イズの用紙を前記定着部に連続して通紙することができ
る画像形成装置の用紙搬送機構を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係る画像形成装置の用紙搬送機構は、基本的に
は、トナー像を用紙に転写する転写部と、前記トナー像
を前記用紙に定着する定着部と、前記転写部から前記定
着部に用紙を搬送する機構を有する搬送部とを備えた画
像形成装置の用紙搬送機構であって、前記搬送部は、前
記用紙を前記定着部の幅方向に搬送する機構を備えてい
ることを特徴としている。
【0016】前述の如く構成された本発明の画像形成装
置の用紙搬送機構は、定着部の幅よりも小さな幅を有す
る用紙が転写部から送られてきた場合には、前記用紙を
前記定着部の幅方向に搬送してから該定着部に通紙して
いるので、該定着部の高温部分の発生による問題を解決
し、前記用紙の前記トナー像の定着を均一に行うことが
できるとともに、用紙のしわ及び先端折れ等の発生をも
防ぐことができ、コピーの品質を向上させることができ
る、さらに、この搬送部を設けることにより、画像形成
装置の小型化及び制御の容易化を図ることができ、画像
形成装置の信頼性の向上を図ることができる。
【0017】また、本発明の画像形成装置の用紙搬送機
構の好ましい具体的態様は、前記搬送部は、前記搬送部
は、前記用紙の幅が前記定着部の幅の約1/2以下であ
る場合に、複数の前記用紙を前記定着部の幅方向に揃え
て並べ、同時に前記定着部に搬送するものであること、
若しくは前記用紙の幅が前記定着部の幅の約1/2以下
である場合に、複数の前記用紙を前記定着部の幅方向に
並べ、交互に前記定着部に搬送するものであること、又
は前記搬送部は、前記定着部の幅方向に対して垂直方向
に搬送する機構を備え、該定着部の幅方向に対して垂直
方向に搬送する機構と前記定着部の幅方向に搬送する機
構とを交互に稼動するものであることを特徴としてい
る。
【0018】さらに、本発明の画像形成装置の用紙搬送
機構の好ましい他の具体的態様は、前記搬送部は、前記
用紙を前記定着部の幅方向に対して垂直方向に搬送する
複数のベルトと、前記定着部の幅方向に搬送する複数の
ベルトとを備え、該定着部の幅方向に対して垂直方向に
搬送するベルトは、前記用紙の長さよりも長いこと、若
しくは前記定着部の幅方向に搬送するベルトは、前記定
着部の幅方向に対して垂直方向に搬送するベルトの間に
設けられていること、又は前記搬送部は、前記定着部の
幅方向に対して垂直方向に搬送するベルトを一旦停止さ
せた後に、前記定着部の幅方向に搬送するベルトを稼動
させて、前記用紙を搬送すること、若しくは前記定着部
の幅方向に搬送するベルトは、前記定着部の幅方向に対
して垂直方向に搬送するベルトが停止した場合に、上昇
すること、若しくは前記定着部の幅方向に搬送するベル
トは、該定着部の幅方向に搬送するベルトが上昇した場
合に、前記定着部の幅方向に稼動すること、又は前記搬
送部は、前記定着部の幅方向に搬送するベルトを上昇若
しくは下降させる偏心カムを有すること、又は前記定着
部の幅方向に搬送するベルトは、用紙と前記定着部の幅
方向に対して垂直方向に搬送するベルトが接触しないよ
うに待機し、該定着部の幅方向に対して垂直方向に搬送
するベルトの稼動と同時に、下降すること、並びに、前
記搬送部は、前記定着部の幅方向に対して垂直方向に搬
送するベルトを稼動及び停止させるクラッチ機構を有す
ることを特徴としている。
【0019】また、本発明の画像形成装置の用紙搬送機
構の好ましいさらに他の具体的態様は、前記定着部は、
前記定着部の幅方向に搬送する機構が稼動しない場合
に、前記搬送部に位置する前記用紙を剥離する爪を備え
ていること、前記定着部は、前記定着部の幅方向に搬送
する機構が稼動する場合に、前記搬送部に位置する前記
用紙を剥離する爪を備えていること、又は前記定着部
は、前記用紙を加熱する定着ローラと、前記用紙を加圧
する加圧ローラとを有するとともに、前記定着ローラ及
び前記加圧ローラから前記用紙を剥離させる爪を備えて
いることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明による画
像形成装置の用紙搬送機構の一実施形態について説明す
る。
【0021】図1は、本実施形態の用紙搬送機構を有す
る搬送部10を備えた画像形成装置の構成を示してい
る。該画像形成装置100は、各サイズの用紙(記録
紙)1を装置100内に供給する給紙部2と、感光体ド
ラム6Dの表面に電荷を与える帯電部3と、感光体ドラ
ム6Dの表面に光学系9によって明暗像として投影し、
光の影響を受けない領域に前記電荷を残して静電潜像を
形成させる露光部4と、感光体ドラム6Dの表面の前記
電荷に現像剤のトナーを電気的に吸引させて前記静電潜
像の現像を行う現像部5と、トナー像を形成させた感光
体ドラム6Dの表面と記録紙1を重ね、該記録紙1の背
面から再び放電して前記トナーを記録紙1に移行させる
転写部6と、記録紙1に付着している前記トナーを溶融
させて記録紙1に定着させる定着部7と、記録紙1を装
置100外に排出する排紙部8とからなり、転写部6と
定着部7との間には、転写部6から定着部7に記録紙1
を搬送(通紙)する搬送部10を備えている。
【0022】図2は、前記定着部7及び前記搬送部10
の斜視図である。搬送部10は、記録紙1を転写部6か
ら定着部7に進む方向である定着ローラ7Hの幅方向に
対して垂直方向に搬送させる機構20と、定着ローラ7
Hの幅方向に搬送する機構50とからなり、記録紙1の
幅が定着ローラ7Hの幅の約1/2以下である場合、例
えば、葉書等の小さなサイズの用紙が転写部6から送ら
れてきたときには、記録紙1を定着ローラ7Hの幅方向
に搬送した後に定着ローラ7Hに通紙している。
【0023】定着部7は、熱ローラ定着方式を用いてお
り、定着ローラ7Hと加圧ローラ7Pと軸受部75とか
らなり、定着ローラ7Hの幅方向に沿って、その中心部
にハロゲンランプ等の熱源を有するヒータが設けられて
熱量を与えるとともに、加圧ローラ7Pから一定の押圧
力を与え、定着ローラ7Hと加圧ローラ7Pとの間に未
定着のトナー像を坦持する記録紙1を通紙してニップ
(定着部)を形成し、定着ローラ7Hと加圧ローラ7P
から記録紙1を剥離して前記排紙部8に送る。
【0024】図3乃至図7は、前記搬送部10を示した
ものであり、図3は搬送部10の正面図、図4は搬送部
10の平面図、図5乃至図7は搬送部10の部分拡大図
である。
【0025】該搬送部10は、上述のように、記録紙1
を該記録紙1の本来の進行方向である定着ローラ7Hの
幅方向に対して垂直方向に搬送する機構(ローラ幅垂直
方向搬送機構)20と、前記記録紙1の本来の進行方向
に対して垂直方向である定着ローラ7Hの幅方向に搬送
する機構(ローラ幅方向搬送機構)50とからなり、前
記ローラ幅垂直方向搬送機構20は、三つのローラ幅垂
直方向通紙ベルト21、22、23と、該各通紙ベルト
を回転させる通紙ベルト用プーリ21F,21R、22
F,22R、23F,23Rと、該各プーリを回転させ
る通紙ベルト用プーリ回転軸24、25と、クラッチ機
構30とから構成され、該各プーリ回転軸のうち、通紙
ベルト用プーリ回転軸25は、ベルト稼動モータ40の
駆動力を伝達する前記クラッチ機構30と連結される。
なお、クラッチ自体の図は省略する。前記三つのローラ
幅垂直方向通紙ベルト21、22、23は、前記小さい
サイズの記録紙1の前記本来の進行方向の長さよりも長
くされており、該記録紙1を載置する。
【0026】また、前記ローラ幅方向搬送機構50は、
ベルト支持台63上に設けられた二つのローラ幅方向搬
送ベルト51、52と、該各搬送ベルトを回転させる搬
送ベルト用プーリ51F,51R、52F,52Rと、
該各プーリを回転させる搬送ベルト用プーリ回転軸5
3,54、55,56と、該各プーリ回転軸を支持する
回転軸支持部材57、58と、該各支持部材に接離して
前記搬送ベルト51、52を上下せしめる偏心カム5
9、60と、クラッチ機構90とから構成され、該各偏
心カムのうち、前記搬送ベルト51の偏心カム59は、
カム稼動モータ80の駆動力を伝達する前記クラッチ機
構90と連結され、前記搬送ベルト52のプーリ回転軸
56が、各搬送ベルト51、52の上昇に伴って、前記
ベルト稼動モータ40の駆動力を伝達するクラッチ機構
30に連結される。なお、クラッチ自体の図は省略す
る。
【0027】前記二つのローラ幅方向搬送ベルト51、
52は、前記三つのローラ幅垂直方向通紙ベルト21、
22、23の間にそれぞれ一つずつ設けられ、つまり、
ローラ幅垂直方向通紙ベルト21、22の間にローラ幅
方向搬送ベルト51、ローラ幅垂直方向通紙ベルト2
2、23の間にローラ幅方向搬送ベルト52がそれぞれ
設けられており、各ローラ幅方向搬送ベルト51、52
は、搬送ベルト用プーリ回転軸54、55の先端にそれ
ぞれ設けられたベルト連動プーリ61R、61F及び軸
連動ベルト61を介して連動する。さらに、ローラ幅方
向搬送ベルト51、52は、図5の前記ローラ幅方向搬
送機構50の部分拡大側面図に示すように、制御装置
(図示省略)からの信号に基づいてカム稼動モータ80
が起動し、この駆動力によって偏心カム59、60が回
転されることにより、上昇又は下降される。
【0028】また、前記各プーリ回転軸53,54、5
5,56のうち、ベルト稼動モータ40側の搬送ベルト
用プーリ回転軸56の先端には、ベルト側傘歯車62が
設けられており、該ベルト側傘歯車62は、ローラ幅方
向搬送ベルト51、52が上昇することにより、クラッ
チ機構30のローラ幅方向搬送ベルト稼動軸31の先端
に設けられたモータ側傘歯車32と噛合してローラ幅方
向搬送ベルト51、52が稼動し、ローラ幅方向搬送ベ
ルト51、52が下降することにより、その噛合が解か
れてローラ幅方向搬送ベルト51、52は停止する。
【0029】図6及び図7は、前記ローラ幅方向搬送機
構50の拡大斜視図であり、図6は、ローラ幅方向搬送
ベルト51、52が稼動しない場合、図7は、ローラ幅
方向搬送ベルト51、52が稼動する場合を示したもの
である。
【0030】前記ローラ幅方向搬送ベルト51、52が
稼動しない場合には、図6に示すように、モータ側傘歯
車32とベルト側傘歯車62とが噛合しない距離に位置
し、ベルト稼動モータ40と搬送ベルト用プーリ回転軸
54、56との駆動力の伝達は行われない。
【0031】一方、前記ローラ幅方向搬送ベルト51、
52が稼動する場合には、図7に示すように、前記クラ
ッチ機構90のカム支持軸65と一体に回転する偏心カ
ム59を介して、カム稼動モータ80の駆動力が回転軸
支持部材57に伝達され、この駆動力は、カム連動棒6
4を介して他の偏心カム60に伝達され、ローラ幅方向
搬送ベルト51、52を点線矢印の方向に上昇又は下降
させる。なお、該ローラ幅方向搬送ベルト51、52
は、偏心カム59、60の外周曲線に従って上下動を繰
り返すものである。
【0032】また、ローラ幅方向搬送ベルト51、52
の上昇に伴って、モータ側傘歯車32とベルト側傘歯車
62とが噛合され、前記ベルト稼動モータ40の駆動力
が前記プーリ回転軸56に伝達され、この駆動力は、軸
連動ベルト61を介して他のプーリ回転軸54に伝達さ
れ、前記ローラ幅方向搬送ベルト51、52を実線矢印
の方向(定着ローラ7Hの幅方向)に稼動させる。
【0033】このように、前記搬送部10は、前記制御
装置の出力信号に基づいて、ローラ幅垂直方向通紙ベル
ト21、22、23、ローラ幅方向搬送ベルト51、5
2を稼動及びその停止を行うことができ、言い換えれ
ば、前記ローラ幅方向搬送ベルト51、52の上昇及び
下降と、該ローラ幅方向搬送ベルト51、52による記
録紙1の定着ローラ7Hの幅方向への搬送と、前記ロー
ラ幅垂直方向通紙ベルト21、22、23による記録紙
1の転写部6から定着部7への搬送と、をそれぞれ交互
に、若しくはそれらを同時に行うことができる。
【0034】また、前記定着部7は、図8に示すよう
に、定着ローラ7Hから記録紙1を剥離する定着側剥離
爪71,72を有している。
【0035】該定着側剥離爪71,72は、トナーの溶
融によって記録紙1が定着ローラ7Hに巻き付くことを
防止するものであり、定着側剥離爪71が、前記ローラ
幅方向搬送機構50が稼動しない場合の記録紙1を通紙
後に剥離するために、該記録紙1の幅方向略中央付近に
設けられ、一方、定着側剥離爪72が、前記ローラ幅方
向搬送機構50が稼動する場合の記録紙1の他の状態1
aを剥離するために、該状態1aの幅方向略中央付近に
設けられている。前記定着側剥離爪71、72を前記位
置に設けることによって、より少ない数の爪で用紙を剥
離することができ、また、小さなサイズの記録紙のほ
か、大きなサイズの記録紙も剥離することができる。
【0036】さらに、前記定着部7は、図9に示すよう
に、加圧ローラ7Pから前記記録紙1及び該記録紙1の
他の状態1aを剥離する加圧側剥離爪73、74をも有
している。
【0037】該加圧側剥離爪73、74は、例えば、両
面印字を行った場合のように、記録紙1及び該記録紙1
の他の状態1aが定着部7に再び通紙されるときには、
前記定着ローラ7Hで既に定着された側(用紙の裏面)
のトナーが若干溶融し、加圧ローラ7Pに巻き付くこと
を防止するものであり、該加圧ローラ7Pにおいて、前
記定着側剥離爪71、72に対応する位置にそれぞれ設
けられている。
【0038】図10は、前記搬送部10による記録紙1
及び該記録紙1の他の状態1aの定着部7への通紙を示
したものである。なお、記録紙1及び前記他の状態1a
の位置は、位置検出手段(図示省略)によって検出さ
れ、前記制御装置に取り込まれる。
【0039】まず、記録紙1が前記転写部6から送られ
る前には、前記ローラ幅方向搬送ベルト51、52は、
モータ側傘歯車32とベルト側傘歯車62とが距離を有
することによってベルト稼動モータ40から搬送ベルト
用プーリ回転軸54、56の駆動力の伝達が解かれると
ともに、前記クラッチ機構90によってカム稼動モータ
80からカム支持軸65の駆動力の伝達が解かれてお
り、前記ローラ幅垂直方向通紙ベルト21、22、23
の上面よりも低い位置にて待機している(ホームポジシ
ョン)。
【0040】そして、記録紙1が前記転写部6から搬送
部10に向けて送られてくると、ベルト稼動モータ40
が駆動され、クラッチ機構30によってベルト稼動モー
タ40から通紙ベルト用プーリ回転軸25の駆動力の伝
達が行われ、ローラ幅垂直方向通紙ベルト21、22、
23が稼動し、図10(a)に示すように、前記ローラ
幅方向搬送機構50が稼動しない位置、すなわち前記ロ
ーラ幅垂直方向通紙ベルト21、22間に記録紙1を載
置する。そして、その状態でクラッチ機構30によって
ベルト稼動モータ40から通紙ベルト用プーリ回転軸2
5の駆動力の伝達が解かれ、前記ローラ幅垂直方向通紙
ベルト21、22、23の稼動が停止する。
【0041】次に、前記カム稼動モータ80が駆動さ
れ、クラッチ機構90によってカム稼動モータ80から
カム支持軸65の駆動力の伝達が行われ、ローラ幅方向
搬送ベルト51、52が上昇し、前記記録紙1は、ロー
ラ幅垂直方向通紙ベルト21、22から離れてローラ幅
方向搬送ベルト51上に載置される。そして、同時に、
前記ベルト稼動モータ40と通紙ベルト用プーリ回転軸
25との駆動力の伝達が解かれたまま、モータ側傘歯車
32とベルト側傘歯車62との噛合によってベルト稼動
モータ40から搬送ベルト用プーリ回転軸54、56の
駆動力の伝達が行われ、ローラ幅方向搬送ベルト51上
に載置された記録紙1は、図10(b)の実線の矢印で
示すように、前記定着ローラ7Hの幅方向に搬送され、
前記ローラ幅方向搬送機構50が稼動するとき、すなわ
ち前記ローラ幅垂直方向通紙ベルト22、23間のロー
ラ幅方向搬送ベルト52上に記録紙1(この状態を記録
紙1の他の状態1aとする。)を載置する。
【0042】そして、その状態において、偏心カム5
9、60が回転を続けると、前記ローラ幅方向搬送ベル
ト51、52の下降が始まり、モータ側傘歯車32とベ
ルト側傘歯車62との噛合が解かれ、ベルト稼動モータ
40から搬送ベルト用プーリ回転軸54、56の駆動力
の伝達が解かれ、前記定着ローラ7Hの幅方向への搬送
が停止する。
【0043】ここで、前記クラッチ機構90によってカ
ム稼動モータ80からカム支持軸65の駆動力の伝達が
解かれ、前記ローラ幅方向搬送ベルト52上の記録紙1
の他の状態1aは、前記ローラ幅垂直方向通紙ベルト2
2、23に接しない状態で待機される。
【0044】その後、この状態で前記クラッチ機構30
によってベルト稼動モータ40から通紙ベルト用プーリ
回転軸25の駆動力の伝達が行われ、図10(c)に示
すように、前記記録紙1の他の状態1aが前記ローラ幅
方向搬送ベルト52上に載置されたまま、前記ローラ幅
垂直方向通紙ベルト21、22間に記録紙1を載置し、
該記録紙1と該記録紙1の他の状態1aとは前記定着ロ
ーラ7Hの幅方向に沿って揃えられ、一列に並べられ
る。
【0045】そして、前記クラッチ機構90によってカ
ム稼動モータ80とカム支持軸65との駆動力の伝達が
行われ、ローラ幅方向搬送ベルト51、52が前記ホー
ムポジションまで下降し、前記記録紙1の他の状態1a
は、前記ローラ幅方向搬送ベルト52から離れてローラ
幅垂直方向通紙ベルト22、23上に載置される。この
状態になると同時に、ベルト稼動モータ40から通紙ベ
ルト用プーリ回転軸25の駆動力の伝達が行われ、ロー
ラ幅垂直方向通紙ベルト21、22、23を稼動させる
ことにより、図10(d)の矢印で示すように、定着ロ
ーラ7Hの幅方向に沿って揃えて並べられた記録紙1及
び該記録紙1の他の状態1aは、前記定着部7に同時に
通紙される。以上のように、本発明の実施形態は、上記
の構成にしたことによって次の機能を奏するものであ
る。
【0046】すなわち、前記実施形態の画像形成装置2
00における搬送部10の用紙搬送機構は、ローラ幅垂
直方向搬送機構20と、ローラ幅方向搬送機構50とか
らなり、該各機構20、50を同時に稼動させ、記録紙
1及び該記録紙1の他の状態1aを定着ローラ7Hの幅
方向に沿って一列に揃えて並べ、定着部7に同時に通紙
するので、定着ローラ7Hに通紙されない部分、すなわ
ち非通紙部分の低減を図ることができ、コピーの品質の
向上を図ることができる。さらに、転写部6及び定着部
7等の構成は従来のままで済むことから、画像形成装置
200の小型化、制御の容易化を維持し、画像形成装置
200の信頼性の向上を達成することができる。
【0047】また、搬送部10は、記録紙1の幅が定着
ローラ7Hの幅の約1/2以下の場合、例えば、葉書等
の小さなサイズの用紙が転写部6から送られてきたとき
には、記録紙1を定着ローラ7Hの幅方向に対して平行
方向に搬送した後に定着部7に通紙するので、用紙のし
わ及び先端折れ等の発生を防ぐことができるとともに、
定着ローラ7Hの温度上昇部分を低減させ、画像形成装
置200内温度の上昇を抑え、定着部7の軸受75等の
変形・溶融を防ぐことができる。さらに、定着ローラ7
Hの摩耗を該定着ローラの幅方向に均一に行わせること
により、トナー像の定着性不良及び小さなサイズの用紙
の後に普通紙を通紙した場合にも定着性の不均一化等を
防ぐことができる。
【0048】さらに、前記ローラ幅垂直方向搬送機構2
0は、定着ローラ7Hの幅方向に対して垂直方向に搬送
させる三つのローラ幅垂直方向通紙ベルト21、22、
23と、該各通紙ベルトを稼動させるベルト稼動モータ
40と、該ベルト稼動モータ40の駆動力を伝達及びそ
の伝達を解除するクラッチ機構30とから構成され、ま
た、前記ローラ幅方向搬送機構50は、前記定着ローラ
7Hの幅方向に搬送させる二つのローラ幅方向搬送ベル
ト51、52と、該各搬送ベルトを稼動させるベルト稼
動モータ40と、該ベルト稼動モータ40の駆動力を伝
達及びその伝達を解除するベルト側傘歯車62と、前記
ローラ幅方向搬送ベルト51、52を上下せしめる偏心
カム59、60と、該各偏心カムを駆動させるカム稼動
モータ80と、該カム稼動モータ80の駆動力を伝達及
びその伝達を解除するクラッチ機構90と、搬送ベルト
51、52の上下に伴って前記ベルト稼動モータ40の
駆動力を伝達するクラッチ機構30とから構成され、ロ
ーラ幅垂直方向通紙ベルト21、22の間にローラ幅方
向搬送ベルト51が、ローラ幅垂直方向通紙ベルト2
2、23の間にローラ幅方向搬送ベルト52がそれぞれ
設けられており、記録紙1を定着ローラ7Hの幅方向に
搬送するときには、記録紙1を前記ローラ幅垂直方向通
紙ベルト21、22上で停止させ、その後、前記ローラ
幅方向搬送ベルト51、52を上昇させるとともに、該
ローラ幅方向搬送ベルト51、52によって記録紙1の
他の状態1aに搬送しているので、前記定着ローラ7H
の幅方向への搬送を確実に行って、記録紙の位置がずれ
て定着ローラ7Hに対して斜めに挿入されるのを防ぐこ
とができる。
【0049】また、定着部7は、前記記録紙1を定着ロ
ーラ7Hから剥離する定着側剥離爪71と、前記記録紙
1の他の状態1aを定着ローラ7Hから剥離する定着側
剥離爪72とを備えるとともに、前記記録紙1を加圧ロ
ーラ7Pから剥離する加圧側剥離爪73と、前記記録紙
1の他の状態1aを加圧ローラ7Pから剥離する加圧側
剥離爪74をも備えているので、前記小さなサイズの記
録紙1、該記録紙1の他の状態1a、並びに大きなサイ
ズの記録紙をも剥離することができるとともに、両面印
字を行った場合にも、定着部7に対する記録紙の巻き付
きを防ぐことができる。
【0050】以上、本発明の一実施形態について詳述し
たが、本発明は前記実施形態に限定されるものでなく、
特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱しない範
囲で、設計において種々の変更ができるものである。
【0051】例えば、前記実施形態の搬送部10では、
ローラ幅垂直方向搬送機構20と、ローラ幅方向搬送機
構50とを同時に稼動し、すなわち前記ローラ幅方向搬
送ベルト51、52を下降させるとともに、前記ローラ
幅垂直方向通紙ベルト21、22、23を稼動して、前
記定着ローラ7Hの幅方向に沿って一列に揃えて並べら
れた前記記録紙1及び該記録紙1の他の状態1aを前記
定着部7に同時に通紙しているが、搬送部10の動作は
これに限られることなく、図11に示すように、ローラ
幅垂直方向搬送機構20と、ローラ幅方向搬送機構50
とを交互に稼動させて定着部7に通紙しても良いもので
ある。図11は、搬送部10による記録紙1及び該記録
紙1の他の状態1aの定着部7への他の搬送を示したも
のである。
【0052】まず、前記ホームポジションにおいて、記
録紙1が前記転写部6から送られてくると、ベルト稼動
モータ40が駆動され、クラッチ機構30によってベル
ト稼動モータ40から通紙ベルト用プーリ回転軸25の
駆動力の伝達が行われ、ローラ幅垂直方向通紙ベルト2
1、22、23が稼動し、図11(a)に示すように、
前記ローラ幅垂直方向通紙ベルト21、22間に記録紙
1を載置する。そして、その状態でクラッチ機構30に
よってベルト稼動モータ40から通紙ベルト用プーリ回
転軸25の駆動力の伝達が解かれ、ローラ幅垂直方向通
紙ベルト21、22、23の稼動が停止する。
【0053】次に、カム稼動モータ80が駆動され、ク
ラッチ機構90によってカム稼動モータ80からカム支
持軸65の駆動力の伝達が行われ、ローラ幅方向搬送ベ
ルト51、52が上昇し、前記記録紙1は、ローラ幅垂
直方向通紙ベルト21、22から離れてローラ幅方向搬
送ベルト51上に載置される。そして、同時に、ベルト
稼動モータ40から通紙ベルト用プーリ回転軸25の駆
動力の伝達が解かれたまま、モータ側傘歯車32とベル
ト側傘歯車62との噛合によってベルト稼動モータ40
から搬送ベルト用プーリ回転軸54、56の駆動力の伝
達が行われ、ローラ幅方向搬送ベルト51上に載置され
た記録紙1は、図11(b)の実線の矢印で示すよう
に、定着ローラ7Hの幅方向に搬送され、前記ローラ幅
垂直方向通紙ベルト22、23間のローラ幅方向搬送ベ
ルト52上に記録紙1の他の状態1aを載置する。
【0054】そして、その状態において、ローラ幅方向
搬送ベルト51、52の下降に伴って、ベルト稼動モー
タ40から搬送ベルト用プーリ回転軸54、56の駆動
力の伝達が解かれ、定着ローラ7Hの幅方向への搬送が
停止され、ローラ幅垂直方向通紙ベルト22,23間に
前記記録紙1aを載置する。
【0055】その後、クラッチ機構30によってベルト
稼動モータ40から通紙ベルト用プーリ回転軸25の駆
動力の伝達が行われ、図11(c)の矢印で示すよう
に、前記記録紙1の他の状態1aが前記定着部7に通紙
されるとともに、記録紙1をローラ幅垂直方向通紙ベル
ト21、22間に載置する。なお、該ローラ幅垂直方向
通紙ベルト21、22間に載置された記録紙1は、前記
ローラ幅方向搬送ベルト稼動軸51,52によって、前
記定着ローラ7Hの幅方向に搬送され、以後同じ動作が
繰り返される。
【0056】このように、前記搬送部10は、ローラ幅
方向搬送ベルト51、52を下降させ、ローラ幅垂直方
向通紙ベルト22、23上に記録紙1の他の状態1aを
載置した後に、ローラ幅垂直方向通紙ベルト21、2
2、23を稼動し、ローラ幅垂直方向搬送機構20と、
ローラ幅方向搬送機構50とを交互に稼動し、定着ロー
ラ7Hの幅方向に並べられた記録紙1の他の状態1a及
び記録紙1を定着ローラ7Hの幅方向において交互に通
紙することができ、このときにも、定着部7の非通紙部
分の低減を図ることができる。
【0057】また、前記実施形態の搬送部10は、葉書
等の小さなサイズの用紙の搬送について示されている
が、前記定着ローラ7Hの幅よりも小さな幅を有する用
紙であれば、前記ローラ幅方向搬送ベルト51、52等
により、前記用紙を前記定着ローラ7Hの幅方向に搬送
してから前記定着ローラ7Hに通紙できるものであり、
この場合にも、該定着ローラ7Hの高温部分の発生によ
る問題を解決することができる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明に係る画像形成装置の用紙搬送機構は、熱ローラ定着
方式による定着部の温度分布に大きな変化を生ずること
なく、小さなサイズの用紙を前記定着部に連続して通紙
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の用紙搬送機構を備えた画像形成装
置の構成図。
【図2】図1の定着部及び搬送部の斜視図。
【図3】図1の搬送部の正面図。
【図4】図1の搬送部の平面図。
【図5】図3及び図4の搬送部における定着部の幅方向
に搬送する機構の部分拡大側面図。
【図6】図3及び図4の搬送部における定着部の幅方向
に搬送する機構の部分拡大斜視図。
【図7】図3及び図4の搬送部における定着部の幅方向
に搬送する機構の部分拡大斜視図。
【図8】図1の定着部及び搬送部の平面図。
【図9】図1の定着部及び搬送部の側面図。
【図10】図1の搬送部による記録紙の定着部への通紙
を示した図。
【図11】図1の搬送部による記録紙の定着部への他の
通紙を示した図。
【図12】従来における定着部に小さなサイズの用紙を
通紙した場合の定着ローラの温度分布を示した図。
【符号の説明】
1 用紙(記録紙) 1a 用紙(記録紙の他の状態) 6 転写部 7 定着部 7H 定着ローラ 7P 加圧ローラ 10 搬送部 20 定着部の幅方向に対して垂直方向に搬送する機
構 21 定着部の幅方向に対して垂直方向に搬送するベ
ルト 22 定着部の幅方向に対して垂直方向に搬送するベ
ルト 23 定着部の幅方向に対して垂直方向に搬送するベ
ルト 30 クラッチ機構 50 定着部の幅方向に搬送する機構 51 定着部の幅方向に搬送するベルト 52 定着部の幅方向に搬送するベルト 59 偏心カム 60 偏心カム 71 剥離爪 72 剥離爪 73 剥離爪 74 剥離爪 100 画像形成装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木津 清一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 岡本 昌太郎 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 楠田 久和 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA03 AA45 BA08 BA12 BA16 BA21 BB01 BB28 CA17 CA35 2H072 AA16 CA07 CB01 CB08 HA02 JA03 3F053 CA09 LA01 LB03 3F102 AA01 AB01 BA06 DA11 EA08 EC01 EC07 EC12 FA03 FA07 FA08

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を用紙に転写する転写部と、前
    記トナー像を前記用紙に定着する定着部と、前記転写部
    から前記定着部に用紙を搬送する機構を有する搬送部と
    を備えた画像形成装置の用紙搬送機構において、 前記搬送部は、前記用紙を前記定着部の幅方向に搬送す
    る機構を備えていることを特徴とする画像形成装置の用
    紙搬送機構。
  2. 【請求項2】 前記搬送部は、前記用紙の幅が前記定着
    部の幅の約1/2以下である場合に、複数の前記用紙を
    前記定着部の幅方向に揃えて並べ、同時に前記定着部に
    搬送するものであることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置の用紙搬送機構。
  3. 【請求項3】 前記搬送部は、前記用紙の幅が前記定着
    部の幅の約1/2以下である場合に、複数の前記用紙を
    前記定着部の幅方向に並べ、交互に前記定着部に搬送す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置の用紙搬送機構。
  4. 【請求項4】 前記搬送部は、前記定着部の幅方向に対
    して垂直方向に搬送する機構を備え、該定着部の幅方向
    に対して垂直方向に搬送する機構と前記定着部の幅方向
    に搬送する機構とを交互に稼動するものであることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形
    成装置の用紙搬送機構。
  5. 【請求項5】 前記搬送部は、前記用紙を前記定着部の
    幅方向に対して垂直方向に搬送する複数のベルトと、前
    記定着部の幅方向に搬送する複数のベルトとを備え、該
    定着部の幅方向に対して垂直方向に搬送するベルトは、
    前記用紙の長さよりも長いことを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか一項に記載の画像形成装置の用紙搬送機
    構。
  6. 【請求項6】 前記定着部の幅方向に搬送するベルト
    は、前記定着部の幅方向に対して垂直方向に搬送するベ
    ルトの間に設けられていることを特徴とする請求項5記
    載の画像形成装置の用紙搬送機構。
  7. 【請求項7】 前記搬送部は、前記定着部の幅方向に対
    して垂直方向に搬送するベルトを一旦停止させた後に、
    前記定着部の幅方向に搬送するベルトを稼動させて、前
    記用紙を搬送することを特徴とする請求項5又は6記載
    の画像形成装置の用紙搬送機構。
  8. 【請求項8】 前記定着部の幅方向に搬送するベルト
    は、前記定着部の幅方向に対して垂直方向に搬送するベ
    ルトが停止した場合に、上昇することを特徴とする請求
    項5乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置の用紙
    搬送機構。
  9. 【請求項9】 前記定着部の幅方向に搬送するベルト
    は、該定着部の幅方向に搬送するベルトが上昇した場合
    に、前記定着部の幅方向に稼動することを特徴とする請
    求項5乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置の用
    紙搬送機構。
  10. 【請求項10】 前記搬送部は、前記定着部の幅方向に
    搬送するベルトを上昇若しくは下降させる偏心カムを有
    することを特徴とする請求項8又は9記載の画像形成装
    置の用紙搬送機構。
  11. 【請求項11】 前記定着部の幅方向に搬送するベルト
    は、用紙と前記定着部の幅方向に対して垂直方向に搬送
    するベルトが接触しないように待機し、該定着部の幅方
    向に対して垂直方向に搬送するベルトの稼動と同時に、
    下降することを特徴とする請求項10記載の画像形成装
    置の用紙搬送機構。
  12. 【請求項12】 前記搬送部は、前記定着部の幅方向に
    対して垂直方向に搬送するベルトを稼動及び停止させる
    クラッチ機構を有することを特徴とする請求項6乃至1
    1のいずれか一項に記載の画像形成装置の用紙搬送機
    構。
  13. 【請求項13】 前記定着部は、前記定着部の幅方向に
    搬送する機構が稼動しない場合に、前記搬送部に位置す
    る前記用紙を剥離する爪を備えていることを特徴とする
    請求項1乃至12のいずれか一項に記載の画像形成装置
    の用紙搬送機構。
  14. 【請求項14】 前記定着部は、前記定着部の幅方向に
    搬送する機構が稼動する場合に、前記搬送部に位置する
    前記用紙を剥離する爪を備えていることを特徴とする請
    求項1乃至13のいずれか一項に記載の画像形成装置の
    用紙搬送機構。
  15. 【請求項15】 前記定着部は、前記用紙を加熱する定
    着ローラと、前記用紙を加圧する加圧ローラとを有する
    とともに、前記定着ローラ及び前記加圧ローラから前記
    用紙を剥離させる爪を備えていることを特徴とする請求
    項13又は14記載の画像形成装置の用紙搬送機構。
JP2000175810A 2000-06-12 2000-06-12 画像形成装置の用紙搬送機構 Pending JP2001354346A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000175810A JP2001354346A (ja) 2000-06-12 2000-06-12 画像形成装置の用紙搬送機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000175810A JP2001354346A (ja) 2000-06-12 2000-06-12 画像形成装置の用紙搬送機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001354346A true JP2001354346A (ja) 2001-12-25

Family

ID=18677624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000175810A Pending JP2001354346A (ja) 2000-06-12 2000-06-12 画像形成装置の用紙搬送機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001354346A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006072246A (ja) * 2004-09-06 2006-03-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2010002653A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Ricoh Co Ltd 記録媒体位置決め装置及び画像形成装置
JP2011048003A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Canon Inc 画像形成装置
WO2015012530A1 (ko) * 2013-07-23 2015-01-29 (주) 웰텍 전자 인영 시스템의 우편물 반송장치 및 반송방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006072246A (ja) * 2004-09-06 2006-03-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2010002653A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Ricoh Co Ltd 記録媒体位置決め装置及び画像形成装置
US8494433B2 (en) 2008-06-20 2013-07-23 Ricoh Company, Ltd. Recording-medium positioning device and image forming apparatus employing the device
JP2011048003A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Canon Inc 画像形成装置
WO2015012530A1 (ko) * 2013-07-23 2015-01-29 (주) 웰텍 전자 인영 시스템의 우편물 반송장치 및 반송방법
KR101503260B1 (ko) * 2013-07-23 2015-03-17 주식회사 웰텍 전자 인영 시스템의 우편물 반송장치 및 반송방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5331742B2 (ja) 画像形成装置
JP3629354B2 (ja) 画像形成装置
JP2000177855A (ja) シ―ト材給送装置及び画像形成装置
JPS5885449A (ja) コピ−シ−トハンドリング装置
JP2001354346A (ja) 画像形成装置の用紙搬送機構
KR101117251B1 (ko) 화상형성장치
JP2005022792A (ja) シート供給装置
JP2010276758A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JPH08262824A (ja) 記録紙ジャム検知装置
JP5657050B2 (ja) 画像形成装置
JP2021182062A (ja) 画像形成装置
JP2004013038A (ja) 画像形成装置
JP2007018000A (ja) プリント装置及びプリント方法
JP6205694B2 (ja) 画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラム
JP4008531B2 (ja) 紙葉類搬送装置
JP2638957B2 (ja) 画像形成装置用の用紙反転装置
JP2003327342A (ja) 画像形成装置
JP2001080774A (ja) シート材給送装置及びシート材処理装置
JPH05204272A (ja) 定着装置
JPH08171338A (ja) 画像形成装置
JP2007106568A (ja) シート給送装置
JP3195748B2 (ja) 定着装置
JP2004074670A (ja) 連続紙プリンタ
JP2680120B2 (ja) 画像形成装置
JPH04181980A (ja) 熱定着装置