JP2010276758A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1回転体の回転の有無を、第1回転体の回転数を直接検出することなく簡易な構造で判定することができる定着装置を提供すること。
【解決手段】第1回転体9aと、第1回転体9aの内部に配置され、第1回転体9aを内側から加熱するヒータ920と、第1回転体9aの内部に配置され、第1回転体9aの内周面に当接する受圧部材940と、第1回転体9aの内部に配置され、受圧部材940を支持する支持部材960と、第1回転体9aを介して受圧部材940との間で被転写材Tを挟持して定着ニップN9を形成する回転可能な第2回転体9bと、ヒータ920の発熱を制御するヒータ制御部975と、第1回転体9aの外周面における径方向の位置を検出する位置検出部材985と、位置検出部材985により検出される第1回転体9aの外周面における径方向の位置に基づいて所定の判定を行う判定部971と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、コピー機、プリンタ、ファクシミリ又はこれらの複合機などの画像形成装置、及び画像形成装置に設けられ、トナー画像を構成するトナーを溶融して用紙などの被転写材に定着させる定着装置に関する。
従来より、用紙に画像を形成(印刷)するための装置として、コピー機、プリンタ、ファクシミリ又はこれらの複合機などの画像形成装置が知られている。画像形成装置においては、感光体ドラムの表面を帯電させる帯電工程、帯電した感光体ドラムにレーザ光を照射して感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する露光工程、感光体ドラムの表面に形成された静電潜像にトナーを付着させて現像を行う現像工程、感光体ドラムの表面に付着したトナーから形成されるトナー画像を用紙へ転写する転写工程、及び用紙に転写されたトナー画像を用紙に定着させる定着工程の各工程が順次行われることによって、用紙に画像が形成される。
上記の各工程のうち、定着工程では、用紙に転写されたトナー画像を構成するトナーを用紙に定着させるために、トナーに熱を与えてトナーを溶融させる必要がある。定着工程を行う定着装置として、従来から、加熱ローラと、加熱ローラとの間でトナー画像が転写された用紙を挟持して定着ニップを形成する加圧ローラと、加熱ローラの内側から定着ニップを加熱するヒータとを備える定着装置が使用されている。
一方、定着装置において、加熱ローラに代えて、無端ベルト状(無端フィルム状を含む)で周方向に回転可能な加熱回転ベルト(第1回転体)と、加熱回転ベルトの内部に配置され加熱回転ベルトの内周面に当接する受圧部材と、を備えた加熱ベルト機構を用い、回転駆動される加圧ローラの回転により加熱回転ベルトを従動回転させるように構成したものが提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
ところで、加熱回転ベルトが無端ベルト状に構成されている場合、加熱回転ベルトが停止している状態で加熱回転ベルトの内側からヒータにより加熱されると、加熱回転ベルトが変形や発火等をしやすいという問題点がある。
ここで、加熱回転ベルトの回転数を直接検出し、加熱回転ベルトの回転数が所定の閾値を下回る場合に、ヒータへの通電を停止してヒータによる加熱回転ベルトの加熱を停止させるように構成したものが提案されている(例えば、下記特許文献2参照)。
特開2007−212907号公報 特開2000−356921号公報
しかしながら、特許文献2の定着装置のように、加熱回転ベルトの回転数を直接検出すれば、加熱回転ベルトの回転の有無を検出できるが、加熱回転ベルトの回転数を直接検出する機構は、構造が複雑となりがちである。従って、簡易な構造で加熱回転ベルトの回転の有無を検出できる定着装置が望まれている。
本発明は、無端ベルト状で周方向に回転可能な第1回転体と、第1回転体の内周面に当接する受圧部材と、第1回転体を介して受圧部材との間で被転写材を挟持して定着ニップを形成する回転可能な第2回転体とを備える定着装置において、第1回転体の回転の有無を、第1回転体の回転数を直接検出することなく簡易な構造で判定することができる定着装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記定着装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成装置に設けられ、シート状の被転写材に転写されたトナー画像を構成するトナーを溶融して前記被転写材に定着させる定着装置であって、無端ベルト状で周方向に回転可能な第1回転体と、前記第1回転体の内部に配置され、該第1回転体を内側から加熱するヒータと、前記第1回転体の内部に配置され、該第1回転体の内周面に当接する受圧部材と、前記第1回転体の内部に配置され、前記受圧部材を支持する支持部材と、前記第1回転体を介して前記受圧部材との間で前記被転写材を挟持して定着ニップを形成する回転可能な第2回転体と、前記ヒータの発熱を制御するヒータ制御部と、前記第1回転体の外周面における径方向の位置を検出する位置検出部材と、前記位置検出部材により検出される前記第1回転体の外周面における径方向の位置に基づいて所定の判定を行う判定部と、を備える定着装置に関する。
また、前記判定部は、前記第1回転体の外周面における径方向の位置の変化に基づいて前記第1回転体の回転の有無を判定する回転判定部を有し、前記ヒータ制御部は、前記回転判定部により前記第1回転体が回転していないと判定された場合に、前記ヒータによる前記第1回転体の加熱を行わない制御又は停止させる制御を行うことが好ましい。
また、前記判定部は、前記第1回転体の外周面における径方向の位置の変化量が所定の閾値より大きい場合に、前記第1回転体に故障が生じていると判定する故障判定部を有し、前記定着装置は、前記故障判定部により前記第1回転体に故障が生じていると判定された場合に、前記定着装置の故障を報知する報知部を更に備えることが好ましい。
また、本発明は、表面に静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体に形成された静電潜像にトナー画像を現像する現像器と、前記像担持体に形成されたトナー画像を直接的又は間接的にシート状の被転写材に転写する転写部と、前記定着装置と、を備える画像形成装置に関する。
本発明によれば、無端ベルト状で周方向に回転可能な第1回転体と、第1回転体の内周面に当接する受圧部材と、第1回転体を介して受圧部材との間で被転写材を挟持して定着ニップを形成する回転可能な第2回転体とを備える定着装置において、第1回転体の回転の有無を、第1回転体の回転数を直接検出することなく簡易な構造で判定することができる定着装置を提供することができる。
また、本発明によれば、前記定着装置を備える画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態のプリンタ1における各構成要素の配置を説明するための左側面図である。 本発明の一実施形態の定着装置9を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の定着装置9の機能を示す機能ブロック図である。 定着装置9における回転判定部971A及び故障判定部971Bによる判定方法を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1により、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタ1における全体構造を説明する。図1は、本発明の一実施形態のプリンタ1における各構成要素の配置を説明するための左側面図である。
図1に示すように、画像形成装置としてのプリンタ1は、装置本体Mと、所定の画像情報に基づいてシート状の被転写材としての用紙Tに所定のトナー画像を形成する画像形成部と、用紙Tを画像形成部に給紙すると共にトナー画像が形成された用紙Tを排紙する給排紙部とを有する。
図1に示すように、画像形成部は、像担持体(感光体)としての感光体ドラム2と、帯電部10と、露光ユニットとしてのレーザスキャナユニット4と、現像器16と、トナーカートリッジ5と、トナー供給部6と、ドラムクリーニング部11と、除電器12と、転写ローラ8と、定着装置9とを備える。
図1に示すように、給排紙部は、給紙カセット52と、手差し給紙部64と、用紙Tの搬送路Lと、レジストローラ対80と、排紙部50とを備える。
以下、画像形成部及び給排紙部の各構成について詳細に説明する。
まず、画像形成部について説明する。
画像形成部においては、感光体ドラム2の表面に対して、上流側から下流側に順に、帯電部10による帯電、レーザスキャナユニット4による露光、現像器16による現像、転写ローラ8による転写、除電器12による除電、ドラムクリーニング部11によるクリーニングが行われ、その後、定着装置9による定着が行われる。
感光体ドラム2は、円筒形状の部材からなり、感光体又は像担持体として機能する。感光体ドラム2は、搬送路Lにおける用紙Tの搬送方向に対して直交する方向に延びる機軸を中心に、矢印の方向に回転可能に配置される。感光体ドラム2の表面には、静電潜像が形成される。
帯電部10は、感光体ドラム2の表面に対向して感光体ドラム2の上方に配置される。帯電部10は、感光体ドラム2の表面を一様に負(マイナス極性)又は正(プラス極性)に帯電させる。
レーザスキャナユニット4は、露光ユニットとして機能するものであり、感光体ドラム2の表面から上方に離間して配置される。レーザスキャナユニット4は、不図示のレーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有して構成される。
レーザスキャナユニット4は、PC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器から出力された画像情報に基づいて、感光体ドラム2の表面を走査露光する。レーザスキャナユニット4により走査露光されることで、感光体ドラム2の表面に帯電した電荷が除去される。これにより、感光体ドラム2の表面に静電潜像が形成される。
現像器16は、感光体ドラム2に対応して感光体ドラム2の前方(図1における右側)に設けられ、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。現像器16は、感光体ドラム2に形成された静電潜像に単色(通常はブラック)のトナーを付着させて、単色のトナー画像を現像する(感光体ドラム2の表面にトナー画像を形成する)。現像器16は、感光体ドラム2の表面に対向配置可能な現像ローラ17、トナー攪拌用の攪拌ローラ18等を有して構成される。
トナーカートリッジ5は、現像器16に対応して設けられており、現像器16に対して供給されるトナーを収容する。
トナー供給部6は、トナーカートリッジ5及び現像器16に対応して設けられており、トナーカートリッジ5に収容されたトナーを現像器16に対して供給する。
転写ローラ8は、感光体ドラム2の表面に現像されたトナー画像を用紙Tに転写させる。転写ローラ8には、不図示の電圧印加手段により、感光体ドラム2に現像されたトナー画像を用紙Tに転写させるための転写バイアスが印加される。
転写ローラ8は、感光体ドラム2に対して接離される。具体的には、転写ローラ8は、感光体ドラム2に当接される当接位置と、感光体ドラム2から離間する離間位置とに移動可能に構成される。詳細には、転写ローラ8は、感光体ドラム2に現像されたトナー画像を用紙Tに転写させる場合に当接位置に移動され、他の場合に離間位置に移動される。
感光体ドラム2と転写ローラ8との間で、搬送路Lを搬送される用紙Tが挟み込まれる。挟み込まれた用紙Tは、感光体ドラム2の表面に押し当てられる。感光体ドラム2と転写ローラ8との間で、転写ニップNが形成される。転写ニップNにおいて、感光体ドラム2に現像されたトナー画像が用紙Tに転写される。
除電器12は、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。除電器12は、感光体ドラム2の表面に光を照射することにより、転写が行われた後の感光体ドラム2の表面を除電する(電荷を除去する)。
ドラムクリーニング部11は、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。ドラムクリーニング部11は、感光体ドラム2の表面に残存したトナーや付着物を除去すると共に、除去されたトナーを所定の回収機構へ搬送させて、回収させる。
定着装置9は、用紙Tに転写されたトナー画像を構成するトナーを溶融して用紙Tに定着させる。定着装置9は、ヒータ920(後述)により加熱される第1回転体としての加熱回転ベルト9aと、加熱回転ベルト9aに圧接される第2回転体としての加圧ローラ9bと、を備える。加熱回転ベルト9aと加圧ローラ9bとは、トナー画像が転写された用紙Tを挟持するようにして搬送する。加熱回転ベルト9aと加圧ローラ9bとの間に挟持されるように用紙Tが搬送されることによって、用紙Tに転写されたトナーは、溶融し、用紙Tに定着される。
定着装置9の構成の詳細については後述する。
次に、給排紙部について説明する。
図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する1個の給紙カセット52が配置される。給紙カセット52は、装置本体Mの前側(図1における右側)から水平方向に引き出し可能に構成される。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置される。給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容される。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52における用紙送り出し側の端部(図1において右側の端部)に配置されるカセット給紙部51により搬送路Lに送り出される。カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラ対63からなる重送防止機構を備える。
装置本体Mの右側面(図1において右側)には、手差し給紙部64が設けられる。手差し給紙部64は、給紙カセット52にセットされる用紙Tとは異なる大きさや種類の用紙Tを装置本体Mに供給することを主目的として設けられる。手差し給紙部64は、閉状態において装置本体Mの一部を構成する手差しトレイ65と、給紙コロ66とを備える。手差しトレイ65は、その下端が給紙コロ66の近傍に回動自在(開閉自在)に取り付けられる。開状態の手差しトレイ65には、用紙Tが載置される。手差し給紙部64は、開状態の手差しトレイ65に載置された用紙Tを手差し搬送路Laに給紙する。
装置本体Mにおける上方側には、排紙部50が設けられる。排紙部50は、第3ローラ対53により用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。排紙部50の詳細については後述する。
用紙Tを搬送する搬送路Lは、カセット給紙部51から転写ローラ8までの第1搬送路L1と、転写ローラ8から定着装置9までの第2搬送路L2と、定着装置9から排紙部50までの第3搬送路L3と、手差し給紙部64から供給される用紙を第1搬送路L1に合流させる手差し搬送路Laと、第3搬送路L3を上流側から下流側へ搬送する用紙を表裏反転させて第1搬送路L1に戻す戻り搬送路Lbとを備える。
また、第1搬送路L1の途中には、第1合流部P1及び第2合流部P2が設けられている。第3搬送路L3の途中には、第1分岐部Q1が設けられている。
第1合流部P1は、手差し搬送路Laが第1搬送路L1に合流する合流部である。第2合流部P2は、戻り搬送路Lbが第1搬送路L1に合流する合流部である。
第1分岐部Q1は、戻り搬送路Lbが第3搬送路L3から分岐する分岐部で、第1ローラ対54a及び第2ローラ対54bを有する。第1ローラ対54aの一方のローラと第2ローラ対54bの一方のローラとは兼用される。
第1搬送路L1の途中(詳細には、第2合流部P2と転写ローラ8との間)には、用紙Tを検出するためのセンサと、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正やトナー画像とのタイミングを合わせるためのレジストローラ対80が配置される。センサは、用紙Tの搬送方向におけるレジストローラ対80の直前(上流側)に配置される。レジストローラ対80は、センサからの検出信号情報に基づいて上述の補正やタイミング調整をして用紙Tを搬送する。
戻し搬送路Lbは、用紙Tの両面印刷を行う際に、既に印刷されている面とは反対面(非印刷面)を感光体ドラム2に対向させるために設けられる搬送路である。
戻し搬送路Lbによれば、第1分岐部Q1から第1ローラ対54aにより排紙部50側に搬送された用紙Tを表裏反転させて第2ローラ対54bにより第1搬送路L1に戻して、転写ローラ8の上流側に配置されたレジストローラ対80の上流側に搬送させることができる。戻し搬送路Lbにより表裏反転された用紙Tには、感光体ドラム2により非印刷面に対して所定のトナー画像が転写される。
第3搬送路L3における端部には、排紙部50が形成される。排紙部50は、装置本体Mにおける上方側に配置される。排紙部50は、装置本体Mの右側面側(図1において右側、手差し給紙部64側)に向けて開口している。排紙部50は、搬送路L3を搬送される用紙Tを第3ローラ対53により装置本体Mの外部に排紙する。
排紙部50における開口側には、排紙集積部M1が形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面(外面)に形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面が下方に窪んで形成された部分である。排紙集積部M1の底面は、装置本体Mにおける上面の一部を構成する。排紙集積部M1には、所定のトナー画像が転写され排紙部50から排紙された用紙Tが積層して集積される。
なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサが配置される。
以下、図面を参照して、本実施形態のプリンタ1における特徴部分に係る構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態の定着装置9を示す斜視図である。図3は、本発明の一実施形態の定着装置9の機能を示す機能ブロック図である。
図2及び図3に示すように、本実施形態の定着装置9は、筐体910と、第1回転体としての加熱回転ベルト9aと、第2回転体としての加圧ローラ9bと、受圧部材940と、支持部材960と、2つのヒータ920,920と、位置検出部材985と、制御部970と、を備える。
図2に示すように、筐体910は、加熱回転ベルト9a及び加圧ローラ9bの軸線方向(第2方向)D2と平行な方向に長く形成される。筐体910は、主として、矩形状の上面板911と上面板911の長手方向(第2方向D2)の端部に取り付けられた一対の側面板912,912との3つの部材から構成される。筐体910は、用紙Tの搬送方向D1から視て略コの字状に形成される。一対の側面板912,912それぞれには、長孔形状の貫通孔914が設けられている。
加熱回転ベルト9aは、ロール状(無端ベルト状)に形成されると共に耐熱性を有する。加熱回転ベルト9aは、用紙Tの搬送方向D1と直交する第2方向D2に延びる回転軸を中心に回転可能になされて構成される。例えば、加熱回転ベルト9aは、肉厚が30μm程度のSUS(ステンレス鋼)等の金属ベルトの外周面に、厚さが0.3mm程度のシリコンゴムの弾性層を設け、更に、この弾性層の外周面に、肉厚が30μm程度のPFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂製の耐熱性フィルムからなる離型層を設けることで構成される。
図2に示すように、加圧ローラ9bは、その外周面が、加熱回転ベルト9aの外周面に当接するように配置される。加圧ローラ9bは、加熱回転ベルト9aよりも軸線方向(第2方向)D2に長く形成されている。加圧ローラ9bの軸線方向の中点と加熱回転ベルト9aの軸線方向の中点とは略一致している。
加圧ローラ9bは、加熱回転ベルト9aの軸線と平行な回転軸(第2方向D2)を中心に回転可能に構成される。詳述すると、加圧ローラ9bは、直径が14mm程度のアルミニウムや鉄等の芯金の外周面に、肉厚5.5mm程度のシリコンゴム等の弾性層を設け、更に、この弾性層の表面に厚み50μm程度のPFAやPTFE等のフッ素樹脂からなる離型層を設けることで構成される。
また、図2に示すように、加圧ローラ9bの軸線方向(第2方向D2)の両端部から、回転軸となるローラ軸931が突出している。このローラ軸931は、プリンタ1における装置本体Mのケースやその他の部材により回転可能に支持される。
加圧ローラ9bのローラ軸931には、加圧ローラ9bを回転駆動させる第2回転体駆動部としての電動モータ等の加圧ローラ駆動部932(図3参照)が直結される。この加圧ローラ駆動部932により、加圧ローラ9bが所定速度で回転駆動されると共に、加圧ローラ9bの回転に従動して、加圧ローラ9bの外周面に当接する加熱回転ベルト9aが回転される。これにより、加圧ローラ9bと加熱回転ベルト9aとの間で、トナー画像が転写された用紙Tを挟持する定着ニップN9が形成される。
図3に示すように、2つのヒータ920,920は、加熱回転ベルト9aと加圧ローラ9bとの当接部である定着ニップN9を加熱する。このヒータ920は、例えば、ハロゲンヒータやセラミックヒータから構成される。2つのヒータ920,920それぞれは、加熱回転ベルト9aの内部における支持部材960よりも搬送方向D1の下流側(図3において左側)及び上流側(図3において右側)それぞれに設置される。そして、ヒータ920は、加熱回転ベルト9aと加圧ローラ9bとの間に挟持されて搬送される用紙Tに加熱回転ベルト9aを介して熱を付与する。これにより、トナー画像が転写された用紙Tを定着ニップN9に搬送し、通過させることで、用紙T上のトナーTNが溶融して用紙Tに定着される。
図2に示すように、受圧部材940は、加熱回転ベルト9aの内部において、加熱回転ベルト9aの軸線方向(第2方向)D2に長く延びて形成される。受圧部材940は、その長手方向の両端それぞれにおいて、固定部材950,950により固定される。詳細には、固定部材950,950は、筐体910の長手方向の両端に位置する側面板912,912の内側と外側とに跨るようにして、貫通孔914,914の下部に配置される。固定部材950,950は、加熱回転ベルト9aの軸線方向(第2方向)D2からみて凸型の形状を有し、筐体910に固定される。
受圧部材940は、加熱回転ベルト9aを介して加圧ローラ9bとの間に定着ニップN9を形成する部材である。受圧部材940には、加圧ローラ9bから加熱回転ベルト9aが受ける圧力を受け止めるために、一定以上の強度が必要である。また、受圧部材940は、加熱回転ベルト9aの内周面と接しているため、熱容量、耐熱性、耐摩耗性などにも優れていることが必要である。これらの必要条件を備えるため、受圧部材940は、例えば、SUS(ステンレス鋼)から構成される。なお、上記の条件を備えるのであれば、受圧部材940は、樹脂から構成することも可能である。
受圧部材940の具体的な構成について説明する。受圧部材940は、図3に示すように、加熱回転ベルト9aの内周面に摺動しながら接触する摺接平板部941と、摺接平板部941に対して垂直に延びる2つの側面板部942,942と、これら2つの側面板部942,942と摺接平板部941とを繋ぐ2つの傾斜板部943と、を有する。受圧部材940は、加熱回転ベルト9aの回転軸方向(第2方向)D2の断面において、加熱回転ベルト9aの径方向中心に向けて開放したC字形状を有する。受圧部材940は、例えば、厚みが0.2mm程度のSUS(ステンレス鋼)から構成される。受圧部材940が摺接平板部941の両側に2つの傾斜板部943,943を有することで、受圧部材940に対する加熱回転ベルト9aの摺動が滑らかになる。
図3に示すように、支持部材960は、受圧部材940が加圧ローラ9bから受ける圧力を受け止めて支持するために、すなわち、受圧部材940を補強するために、加熱回転ベルト9aの内部に配置される。支持部材960は、加熱回転ベルト9aの回転軸方向(第2方向)D2の断面において、略T字形状を有する。具体的には、支持部材960は、断熱部材962を挟んで、受圧部材940の摺接平板部941に突き当てられる下端板部960Aと、加熱回転ベルト9aの径方向中心に向かって延びる立上げ板部960Bとを有する。立上げ板部960Bは、その自由端が加熱回転ベルト9aの内周面に近接する高さを有する。
図2及び図3に示すように、支持部材960は、下端板部960Aの長手方向の両端部を固定部材950,950の溝部951に差し込むことで固定される。
上述のような支持部材960の存在により、定着ニップN9における圧力(定着圧)が安定し、定着ニップN9を通過する用紙Tに強い圧力を加えることが可能となり、定着不良を防止できる。
支持部材960は、厚みが3mm程度のSUS(ステンレス鋼)から構成される。断熱部材962は、厚みが2mm程度の耐熱性シリコンスポンジ、シリコン繊維加工布、ガラスウールなどから構成されており、受圧部材940からの伝熱を抑制する。また、支持部材960の下端板部960Aの表面及び立上げ板部960Bの両面の全域は、反射部材963により覆われている。反射部材963は、厚み0.5mm程度のアルミニウムや金膜などで構成され、ヒータ920の輻射熱が光熱変換しないように輻射熱を反射する。
図3に示すように、位置検出部材985は、加熱回転ベルト9aの外周面に接触せずに加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置を検出する。
位置検出部材985は、例えば、位置を検出する光センサから構成され、加熱回転ベルト9aの外周面に光を照射することによる反射光を利用して加熱回転ベルト9aまでの距離を計測する。これにより、位置検出部材985は、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置を検出する。
本実施形態において、位置検出部材985は、加熱回転ベルト9aの軸方向(第2方向)D2の中央部に配置されている。
図3に示すように、制御部970は、判定部971と、加圧ローラ駆動制御部972と、ヒータ制御部975と、報知部973とを備える。報知部973には、表示出力部974が接続される。判定部971は、位置検出部材985により検出される加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置が入力され、入力される位置に基づいて所定の判定を行う。
判定部971は、回転判定部971Aと、故障判定部971Bとを有して構成される。回転判定部971Aは、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化に基づいて加熱回転ベルト9aの回転の有無を判定する。故障判定部971Bは、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化量が所定の閾値より大きい場合に、加熱回転ベルト9aに故障が生じていると判定する。回転判定部971A及び故障判定部971Bによる判定の詳細については後述する。
加圧ローラ駆動制御部972は、判定部971から出力される判定信号S1に基づいて加圧ローラ駆動部932に制御信号S2を出力することにより、加圧ローラ9bの回転駆動を停止又は続行するように制御する。
ヒータ制御部975は、判定部971から出力される判定信号S1に基づいて、電源部(図示せず)からヒータ920への電力供給回路(図示せず)に介在のスイッチ(図示せず)にON/OFF信号S3を出力することにより、ヒータ920による加熱回転ベルト9aの加熱動作(ヒータ920の発熱)を行わない制御又は停止させる制御を行う。
また、報知部973は、判定部971から出力される判定信号S1に基づいて表示出力部974に制御信号S4を出力して、表示出力部974に定着装置9の故障等の警告を表示する又は表示しないように制御する。
なお、報知部973に接続する表示出力部974には、例えば、警告を点灯表示するものや、警告を文字表示するもの等がある。また、表示出力部974に代えて、警告を音により報知する警告音出力部、又は警告表示と警告音とを組み合わせたものを用いてもよい。
次に、図1を参照して、本発明の一実施形態のプリンタ1の動作について、簡単に説明する。
まず、給紙カセット52に収容された用紙Tを片面印刷する場合について説明する。
給紙カセット52に収容された用紙Tは、前送りコロ61及びローラ対63によって第1搬送路L1に送り出され、その後、第1合流部P1及び第1搬送路L1を介してレジストローラ対80に搬送される。
レジストローラ対80においては、用紙Tのスキュー補正や、トナー画像とのタイミング調整が行われる。
レジストローラ対80から排出された用紙Tは、第1搬送路L1を介して感光体ドラム2と転写ローラ8との間に導入される。そして、用紙Tには、感光体ドラム2と転写ローラ8との間において、トナー画像が転写される。
その後、用紙Tは、感光体ドラム2と転写ローラ8との間から排出され、第2搬送路L2を介して、定着装置9における加熱回転ベルト9aと加圧ローラ9bとの間の定着ニップN9に導入される。そして、定着ニップN9においてトナーTNが溶融し、トナーTNが用紙Tに定着される。
次いで、用紙Tは、第1ローラ対54aにより第3搬送路L3を通して排紙部50に搬送され、第3ローラ対53により排紙部50から排紙集積部M1に排出される。
このようにして、給紙カセット52に収容された用紙Tの片面印刷が完了する。
手差しトレイ65に載置された用紙Tを片面印刷する場合には、手差しトレイ65に載置された用紙Tは、給紙コロ66によって手差し搬送路Laに送り出され、その後、第1合流部P1及び第1搬送路L1を介して、レジストローラ対80に搬送される。それ以降の動作は、前述した、給紙カセット52に収容された用紙Tの片面印刷の動作と同様であり、説明を省略する。
次に、両面印刷を行う場合のプリンタ1の動作について説明する。
片面印刷の場合には、前述した通り、片面印刷された用紙Tが、排紙部50から排紙集積部M1に排出されて印刷動作が完了する。
これに対し、両面印刷を行う場合には、片面印刷された用紙Tが、戻し搬送路Lbを介して、片面印刷時とは表裏反転して、レジストローラ対80に再度搬送されることにより、用紙Tに両面印刷が施される。
詳述すると、片面印刷された用紙Tが第3ローラ対53により排紙部50から排出されるまでは、前述した片面印刷の動作と同様である。而して、両面印刷の場合には、片面印刷された用紙Tが第3ローラ対53により保持されている状態において、第3ローラ対53の回転を停止させ、逆方向に回転させる。このように第3ローラ対53を逆方向に回転させると、第3ローラ対53に保持されている用紙Tは、第3搬送路L3を逆方向(排紙部50から第1分岐部Q1に向かう方向)に搬送される。
前述したように、用紙Tが、第3搬送路L3を逆方向に搬送されると、(第1ローラ対54aではなく、)第2ローラ対54bに導入される。そして、用紙Tは、戻し搬送路Lb及び第2合流部P2を介して、第2搬送路L2に合流する。ここで、用紙Tは、片面印刷時とは表裏反転している。
更に、用紙Tは、レジストローラ対80により前記補正又は前記調整が行われ、第1搬送路L1を介して、感光体ドラム2と転写ローラ8との間に導入される。用紙Tは、戻し搬送路Lbを経由することにより、非印刷面が感光体ドラム2に対向するので、非印刷面にトナー画像が転写され、その結果、両面印刷が施される。
次に、図1から図3を参照して、本実施形態のプリンタ1の特徴部分である定着装置9の動作について説明する。
本実施形態のプリンタ1においては、プリンタ1の電源をONにすると、電源部から帯電部10、レーザスキャナユニット4、現像器16、転写ローラ8、プリンタ制御部(図示せず)、定着装置9、及び制御部970それぞれへ電力が供給されると共に、プリンタ制御部からの制御信号により帯電部10、レーザスキャナユニット4、現像器16、転写ローラ8及び定着装置9がそれぞれ制御される。そして、帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程及び定着工程の各工程が順に行われる。
具体的には、本実施形態のプリンタ1においては、レジストローラ対80から送り出された用紙Tは、第1搬送路L1を通って感光体ドラム2と転写ローラ8との間の転写ニップNへ搬送される。このように用紙Tが感光体ドラム2へ向かって搬送されるとき、まず、帯電部10が、帯電工程において感光体ドラム2の表面全体を帯電させると共に、レーザスキャナユニット4が、露光工程においてレーザ光源(図示せず)から感光体ドラム2へ向けてレーザ光を照射し、感光体ドラム2の表面のうちレーザ光が照射された部分に静電潜像を形成する。
次に、現像器16が、現像工程において帯電したトナーを現像ローラ17により感光体ドラム2へ供給することで、感光体ドラム2の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させて、トナー画像を現像する。続いて、転写ローラ8が、転写工程において感光体ドラム2と転写ローラ8との間を通過する用紙Tに、感光体ドラム2の表面に付着したトナー画像を転写する。
そして、転写工程においてトナー画像が転写された用紙Tは、第2搬送路L2を通って定着装置9へ向けて搬送され、定着装置9における加熱回転ベルト9aと加圧ローラ9bとの間の定着ニップN9へ搬送される。
また、前記プリンタ制御部からヒータ920へ出力される制御信号をONとすることで前記電源部からヒータ920への電力の供給が開始されて、ヒータ920が発熱し、ヒータ920による加熱回転ベルト9aの加熱が開始される。同時に、プリンタ制御部から加圧ローラ駆動部932へ出力される制御信号をONとすることで、電源部から加圧ローラ駆動部932への電力の供給が開始されて、加圧ローラ9bが回転駆動されると共に、加圧ローラ9bの回転駆動に伴って、加熱回転ベルト9aが従動回転される。これによって、定着装置9は、定着工程において加熱回転ベルト9aと加圧ローラ9bとの間の定着ニップN9を通過する用紙Tに付着したトナーTNを、ヒータ920から加熱回転ベルト9aを介してトナーTNに付与された熱によって溶解させると共に、加圧ローラ9bによって用紙Tに圧力を加えることで、トナー画像が用紙Tに定着される。
定着装置9による上述のような定着動作時において、位置検出部材985により検出される加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置に係る位置信号S5は、制御部970の判定部971に入力される。
判定部971における回転判定部971Aは、位置検出部材985により検出されて回転判定部971Aに入力される加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置に係る位置信号S5に基づいて、加熱回転ベルト9aの回転の有無を判定する。また、判定部971における故障判定部971Bは、位置検出部材985により検出されて故障判定部971Bに入力される加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置に係る位置信号S5に基づいて、加熱回転ベルト9aの故障を判定する。
回転判定部971A及び故障判定部971Bによる判定方法の具体例について、図3及び図4を参照して説明する。図4は、定着装置9における回転判定部971A及び故障判定部971Bによる判定方法を示すフローチャートである。
図3及び図4に示すように、ステップST1において、制御部970における加圧ローラ駆動制御部972は、加圧ローラ駆動部932により加圧ローラ9bを回転駆動させると共に、加熱回転ベルト9aを従動回転させる。
ステップST2において、位置検出部材985は、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置を継続的に検出する。例えば、位置検出部材985は、加圧ローラ駆動部932による加圧ローラ9bの駆動後、1秒間隔ごとに加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置を継続的に検出する。
ステップST3において、回転判定部971Aは、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化に基づいて、加熱回転ベルト9aの回転の有無を判定する。具体的には、加熱回転ベルト9aの位置が基準位置から変化のある場合(YES)には、回転判定部971Aは、加熱回転ベルト9aが回転していると判定する。加熱回転ベルト9aの位置が基準位置から変化のない場合(NO)には、回転判定部971Aは、加熱回転ベルト9aが回転していないと判定する。
例えば、加圧ローラ9bが駆動してから1秒後に位置検出部材985により検出された加熱回転ベルト9aの位置を基準位置とする。この場合、位置検出部材985が基準位置を検出してから3秒後に加熱回転ベルト9aの位置が基準位置から変化のある場合(YES)には、回転判定部971Aは、加熱回転ベルト9aが回転していると判定する。加熱回転ベルト9aの位置が基準位置から変化のない場合(NO)には、回転判定部971Aは、加熱回転ベルト9aが回転していないと判定する。加熱回転ベルト9aが回転していないと判定された場合には、定着装置9に異常があると認められるため、適切な処理を行う必要がある。
回転判定部971Aにおいて加熱回転ベルト9aが回転していないと判定される代表的な状況は、加圧ローラ9bの外周面に当接して従動回転する加熱回転ベルト9aの外周面が加圧ローラ9bに対してスリップして、加熱回転ベルト9aが全く回転していない、あるいは、加圧ローラ駆動部932の不良により加圧ローラ9bが全く回転していないなどの回転不良が発生している状況である。
ステップST3において、加熱回転ベルト9aの位置が基準位置から変化のある場合(YES)には、回転判定部971Aは、判定信号S1を出力して、ステップST4へ進む。ステップST3において、加熱回転ベルト9aの位置が基準位置から変化のない場合(NO)には、回転判定部971Aは、判定信号S1を出力して、ステップST10へ進む。ステップST3において、ステップST10へ進む場合については後述する。
ステップST4において、故障判定部971Bは、継続的に検出された加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置に基づいて、加熱回転ベルト9aに故障が生じているか否かを判定する。具体的には、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化量が所定の閾値より小さい場合(NO)には、故障判定部971Bは、加熱回転ベルト9aに故障が生じていないと判定する。加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化量が所定の閾値より大きい場合(YES)には、故障判定部971Bは、加熱回転ベルト9aに故障が生じていると判定する。加熱回転ベルト9aが回転していないと判定された場合には、定着装置9に異常があると認められるため、適切な処理を行う必要がある。
故障判定部971Bにおいて加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化量が所定の閾値より大きいと判定される代表的な状況は、何らかの要因により加熱回転ベルト9aに変形が生じて、加熱回転ベルト9aが歪んだり、加熱回転ベルト9aの外周面に凹凸が形成されている状況である。
ここで、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化量は、位置検出部材985により継続的に検出された位置に基づいて算出される。例えば、位置検出部材985は、1秒間隔ごとに検出された位置を1分間継続して検出して、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の振れ幅の距離を算出することにより変化量を算出する。
また、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化量の所定の閾値は、加熱回転ベルト9aの変形による定着装置9の機能の低下等を考慮して予め設定する。具体的には、加熱回転ベルト9aの変形により、加熱回転ベルト9aの内周面と受圧部材940との摺動性が確保できない状況や、定着ニップN9において加圧ローラ9bの外周面に対して加熱回転ベルト9aの外周面がスリップ等して加熱回転ベルト9aが回転しない状況や、加圧ローラ9bと加熱回転ベルト9aとの間でトナー画像が転写された用紙Tを挟持する定着ニップN9が形成されない状況等に至らないように、閾値を設定することが好ましい。また、所定の閾値は、設計マージンを考慮して設定することが好ましい。
ステップST4において、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化量が所定の閾値より小さい場合(NO)には、故障判定部971Bは、判定信号S1を出力して、ステップST5へ進む。ステップST4において、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化量が所定の閾値より大きい場合(YES)には、故障判定部971Bは、判定信号S1を出力して、ステップST10へ進む。ステップST4において、ステップST10へ進む場合については後述する。
ステップST5において、図3に示すように、ヒータ制御部975は、回転判定部971A及び故障判定部971Bから出力される判定信号S1に基づいて、電源部(図示せず)からヒータ920への電力供給回路(図示せず)に介在するスイッチ(図示せず)にON信号S3を出力することにより、ヒータ920による加熱回転ベルト9aの加熱動作(ヒータ920の発熱)を開始するように制御する。
ステップST5において、ヒータ920による加熱回転ベルト9aの加熱が開始されることにより、定着装置9は、定着工程において加熱回転ベルト9aと加圧ローラ9bとの間の定着ニップN9を通過する用紙Tに付着したトナーTNを、ヒータ920から加熱回転ベルト9aを介してトナーTNに付与された熱によって溶解させると共に、加圧ローラ9bによって用紙Tに圧力を加えることで、トナー画像が用紙Tに定着される。
続けて、ステップST6、ステップST7、ステップST8において、ヒータ920による加熱回転ベルト9aの加熱動作(ヒータ920の発熱)が行われている状態で、回転判定部971A及び故障判定部971Bによる判定が行われる。回転判定部971A及び故障判定部971Bによる判定方法は、上述の判定方法におけるステップST2、ステップST3、ステップST4と同様である。
具体的には、ステップST6において、上述のステップST2と同様に、位置検出部材985は、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置を継続的に検出する。ステップST6は、加熱回転ベルト9aの外周面の位置の検出方法については、上述のステップST2と同様の検出方法であるが、ヒータ920による加熱回転ベルト9aの加熱動作(ヒータ920の発熱)が行われている点においてステップST2とは異なる。
ステップST7において、上述のステップST3と同様に、回転判定部971Aは、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化に基づいて、加熱回転ベルト9aの回転の有無を判定する。加熱回転ベルト9aの位置が基準位置から変化のある場合(YES)には、回転判定部971Aは、加熱回転ベルト9aが回転していると判定する。加熱回転ベルト9aの位置が基準位置から変化のない場合(NO)には、回転判定部971Aは、加熱回転ベルト9aが回転していないと判定する。
ステップST7において、加熱回転ベルト9aの位置が基準位置から変化のある場合(YES)には、回転判定部971Aは、ステップST8へ進む。ステップST7において、加熱回転ベルト9aの位置が基準位置から変化のない場合(NO)には、回転判定部971Aは、判定信号S1を出力して、ステップST13へ進む。ステップST7において、ステップST13へ進む場合については後述する。
ステップST8において、上述のステップST4と同様に、故障判定部971Bは、継続的に検出された加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置に基づいて、加熱回転ベルト9aに故障が生じているか否かを判定する。具体的には、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化量が所定の閾値より小さい場合(NO)には、加熱回転ベルト9aに故障が生じていないと判定する。加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化量が所定の閾値より大きい場合(YES)には、加熱回転ベルト9aに故障が生じていると判定する。
ステップST8において、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化量が所定の閾値より小さい場合(NO)には、ステップST9に進む。ステップST8において、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化量が所定の閾値より大きい場合(YES)には、故障判定部971Bは、判定信号S1を出力して、ステップST13へ進む。ステップST8において、ステップST13へ進む場合については後述する。
ステップST9において、定着装置9による定着動作が停止している場合(YES)、判定処理が終了する。ステップST9において、定着装置9による定着動作が停止していない場合(NO)、ステップST6の前に戻り、位置検出部材985は、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置を検出する。このように、定着装置9による定着動作が停止するまで、判定処理は繰り返し行われる。
また、前述のステップST3において、加熱回転ベルト9aの位置が基準位置から変化のない場合(NO)には、回転判定部971Aは、加熱回転ベルト9aが回転していないと認められるため、判定信号S1を出力して、ステップST10へ進む。
また、前述のステップST4において、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化量が所定の閾値より大きい場合(YES)には、故障判定部971Bは、定着装置9に異常があると認められるため、判定信号S1を出力して、ステップST10へ進む。
ステップST10において、図3に示すように、回転判定部971A又は故障判定部971Bから出力される判定信号S1に基づいて、ヒータ制御部975は、制御信号S3を出力しない制御を行う。そのため、ヒータ920は、加熱回転ベルト9aの加熱を行わない状態を維持する。これにより、加熱回転ベルト9aは、加熱されない。なお、ヒータ制御部975は、制御信号S3を出力することにより、ヒータによる加熱回転ベルト9aの加熱を行わない制御を行ってもよい。ステップST10においてヒータ制御部975による制御が行われた後、ステップST11へ進む。
ステップST11において、図3に示すように、回転判定部971A又は故障判定部971Bから出力される判定信号S1に基づいて、加圧ローラ駆動制御部972は、加圧ローラ駆動部932に制御信号S2を出力して、加圧ローラ9bの回転駆動を停止させる制御を行う。ステップST11において加圧ローラ駆動制御部972による制御が行われた後、ステップST12へ進む。
ステップST12において、図3に示すように、回転判定部971A又は故障判定部971Bから出力される判定信号S1に基づいて、報知部973は、表示出力部974に制御信号S4を出力して、警告表示するように表示出力部974の制御を行う。ステップST12を経て、判定処理が終了する。
また、前述のステップST7において、加熱回転ベルト9aの位置が基準位置から変化のない場合(NO)には、回転判定部971Aは、加熱回転ベルト9aが回転していないと判定して判定信号S1を出力し、ステップST13へ進む。
また、前述のステップST8において、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化量が所定の閾値より小さい場合(NO)には、故障判定部971Bは、定着装置9に異常があると認められるため、判定信号S1を出力して、ステップST13へ進む。
ステップST7及びステップST8においては、ヒータ920による加熱回転ベルト9aの加熱動作(ヒータ920の発熱)が行われている状態である。
そのため、ステップST13において、図3に示すように、回転判定部971A又は故障判定部971Bから出力される判定信号S1に基づいて、ヒータ制御部975は、制御信号S3を出力して、電力供給回路中のスイッチ(図示せず)をOFF制御し、電源部からヒータ920への電力の供給を停止する。これにより、ヒータ920による加熱回転ベルト9aの加熱が停止する。
そして、ステップST11及びステップST12において、上述の場合と同様に、回転判定部971Aから出力される判定信号S1に基づいて、加圧ローラ9bの回転駆動を停止させる制御及び警告表示するように表示出力部974の制御を行う。ステップST12を経て、判定処理が終了する。
本実施形態の定着装置9によれば、次のような効果が奏される。
本実施形態によれば、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置を検出する位置検出部材985を設け、位置検出部材985により検出される加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置に基づいて所定の判定を行う判定部971を備える。そのため、加熱回転ベルト9aの回転の有無を、加熱回転ベルト9aの回転数を直接検出することなく簡易な構造で判定することができる。
また、本実施形態によれば、判定部971は、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化に基づいて加熱回転ベルト9aの回転の有無を判定する回転判定部971Aを有しており、ヒータ制御部975は、回転判定部971Aにより加熱回転ベルト9aが回転していないと判定された場合に、ヒータ920による加熱回転ベルト9aの加熱を行わない制御又は停止させる制御を行うように構成される。そのため、加熱回転ベルト9aが回転していない場合には、加熱回転ベルト9aは加熱されることがないため、加熱回転ベルト9aのヒータ920の発熱による変形や、加熱回転ベルト9aのヒータ920の発熱による発火を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、判定部971は、加熱回転ベルト9aの外周面における径方向の位置の変化量が所定の閾値より大きい場合に、加熱回転ベルト9aに故障が生じていると判定する故障判定部971Bを有しており、定着装置9は、故障判定部971Bにより加熱回転ベルト9aに故障が生じていると判定された場合に、定着装置9の故障を報知する報知部973を更に備えている。そのため、定着装置9の異常が発生してから早い時期のうちに適切な処置を講ずることが可能で、プリンタ1全体の動作への悪影響を最小限に止めることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、種々の形態で実施することができる。
例えば、上述の各実施形態においては、加圧ローラ9b(第2回転体)を回転駆動させ、加熱回転ベルト9a(第1回転体)を従動回転させているが、これに制限されず、第1回転体を回転駆動させ、第2回転体を従動回転させてもよい。
また、第2回転体として、加圧ローラ9bを用いたが、これに代えて、無端状に形成されたフレキシブルなベルトからなる加圧回転体を用いることができる。
また、上述の各実施形態では、回転判定部971Aから出力される判定信号に基づいて加圧ローラ9bの回転駆動制御及びヒータ920の発熱制御を自動的に行うようにしたが、これに制限されない。例えば、表示出力部974から発せられる警告表示を見て、人為的な操作により、加圧ローラ9bの回転駆動制御及びヒータ920の発熱制御を行ってもよい。
また、ヒータ920の個数及び配置位置、位置検出部材985の個数及び配置位置などについては、特に限定はない。例えば、位置検出部材985は、加熱回転ベルト9aの軸方向(第2方向)D2に移動可能に構成されていてもよい。この場合、故障判定部971Bは、加熱回転ベルト9aの軸方向(第2方向)D2における複数の位置において、加熱回転ベルト9aの故障を判定することができる。
本発明の画像形成装置の種類は、特に限定がなく、コピー機、プリンタ、ファクシミリ、又はこれらの複合機などであってもよい。
1……プリンタ(画像形成装置)、2……感光体ドラム(像担持体)、16……現像器、9……定着装置、9a……加熱回転ベルト(第1回転体)、9b……加圧ローラ(第2回転体)、920……ヒータ、940……受圧部材、960……支持部材、971……判定部、971A……回転判定部、971B……故障判定部、973……報知部、985……位置検出部材、T……用紙(被転写材)、TN……トナー

Claims (4)

  1. 画像形成装置に設けられ、シート状の被転写材に転写されたトナー画像を構成するトナーを溶融して前記被転写材に定着させる定着装置であって、
    無端ベルト状で周方向に回転可能な第1回転体と、
    前記第1回転体の内部に配置され、該第1回転体を内側から加熱するヒータと、
    前記第1回転体の内部に配置され、該第1回転体の内周面に当接する受圧部材と、
    前記第1回転体の内部に配置され、前記受圧部材を支持する支持部材と、
    前記第1回転体を介して前記受圧部材との間で前記被転写材を挟持して定着ニップを形成する回転可能な第2回転体と、
    前記ヒータの発熱を制御するヒータ制御部と、
    前記第1回転体の外周面における径方向の位置を検出する位置検出部材と、
    前記位置検出部材により検出される前記第1回転体の外周面における径方向の位置に基づいて所定の判定を行う判定部と、を備える
    定着装置。
  2. 前記判定部は、前記第1回転体の外周面における径方向の位置の変化に基づいて前記第1回転体の回転の有無を判定する回転判定部を有し、
    前記ヒータ制御部は、前記回転判定部により前記第1回転体が回転していないと判定された場合に、前記ヒータによる前記第1回転体の加熱を行わない制御又は停止させる制御を行う
    請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記判定部は、前記第1回転体の外周面における径方向の位置の変化量が所定の閾値より大きい場合に、前記第1回転体に故障が生じていると判定する故障判定部を有し、
    前記定着装置は、前記故障判定部により前記第1回転体に故障が生じていると判定された場合に、前記定着装置の故障を報知する報知部を更に備える
    請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 表面に静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に形成された静電潜像にトナー画像を現像する現像器と、
    前記像担持体に形成されたトナー画像を直接的又は間接的にシート状の被転写材に転写する転写部と、
    請求項1から3のいずれかに記載の定着装置と、を備える
    画像形成装置。
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