JP2001354345A - 枚葉印刷機のシートガイド装置 - Google Patents

枚葉印刷機のシートガイド装置

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JP2001354345A JP2000176141A JP2000176141A JP2001354345A JP 2001354345 A JP2001354345 A JP 2001354345A JP 2000176141 A JP2000176141 A JP 2000176141A JP 2000176141 A JP2000176141 A JP 2000176141A JP 2001354345 A JP2001354345 A JP 2001354345A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枚葉印刷機のシートガイド装置に関し、搬送
するシートの変形やばたつきを十分に抑制して、良好な
印刷物を得ることができるようにする。 【解決手段】 複数のノズル4からの吹き出し空気によ
って搬送中のシート1をガイド3aに沿うように案内す
る枚葉印刷機のシートガイド装置において、上記の複数
のノズル4が格子状に配置されるとともに、各ノズル4
からの空気の吹き出し方向がシート1の搬送方向に逆ら
う方向に設定されて、格子状に配置された各ノズル4の
相互間のうち、ノズル4からの空気噴き出し方向の間隔
Pを、60mm〜95mmの範囲内又は140mm〜1
80mmの範囲内に設定する、及び/又は、ノズル4か
らの空気噴き出し方向に対し直角方向の間隔Sを、65
mm〜95mmの範囲内に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枚葉印刷機のシー
トパスラインに近接して設備し、印刷を行っているシー
ト(枚葉紙)を安定的に移送するためのシートガイド装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】枚葉印刷機には、そのシートパスライン
に近接してシートガイド装置(単に、シートガイドとも
いう)が設備されている。図15は一般的な枚葉印刷機
の全体構成を示す概略側面図であり、図15に示すよう
に、一般的な枚葉印刷機は、主なユニット(構成要素)
として、給紙装置18,印刷装置7,排紙装置9等をそ
なえて構成されている。
【0003】このうち、給紙装置18は給紙テーブル1
9上へ被印物であるシート(枚葉紙)1を積重させてお
き、該シート1を1枚ずつ順次次工程の印刷工程へ供給
する装置である。次の印刷工程には、通常、墨,藍,
紅,黄色等のインキや、その他の特殊な色のインキを備
えた複数組の印刷装置7a〜7n(複数組の印刷装置全
体については符合7で示す)が並設されており、給紙装
置18から連続的に供給されてくるシート1を、圧胴1
5,中間胴8に具備させた図示しない爪装置を介して順
次下流へ移送し、その途上において、各印刷装置7a〜
7nが分担している色のインキを転移させ、多色印刷を
行なう。
【0004】上記印刷装置7では、必要量のインキを図
示しないインキ装置で調整した後、版胴20の表面に装
着している刷版21へ供給し、版21の絵柄部分に転移
されたインキを更にゴム胴22の表面へ転写し、このゴ
ム胴22外周面の絵柄をゴム胴22と圧胴15との間を
搬送されているシート1へ転写することにより印刷を行
なう。なお、印刷終了後のシート1は下流の排紙装置9
へ移送される。
【0005】排紙装置9は、シート搬送装置とシート積
重装置13とから構成されており、印刷を終了したシー
ト1を揃えながらシート積重装置13へ積重し、適宜外
部へ排出するようになっている。このような構成によ
り、図15に太線で示すルートに従ってシート1は搬送
される。第1印刷装置7aで1色目の印刷を終えたシー
ト1は、第1印刷装置7aの圧胴15aから中間胴8a
に渡され、更に第2印刷装置の圧胴15bへ受け渡さ
れ、2色目の印刷をする。同様にして第3,第4印刷装
置へ順次移載され、目的とする多色印刷が施される。
【0006】これにより、所定の印刷を終えたシート1
は、最終印刷装置7nの圧胴15nから排紙軸10を巻
回して走行するエンドレスチェン12のチェングリッパ
16へ受け渡され、チェングリッパ16に把持された状
態で排紙テーブル14上まで移送され、排紙テーブル1
4上へ落下積重されるようになっている。そして、排紙
テーブル14上に所定枚数のシート1が積重されると、
積重されたシート1は外部へ搬出される。
【0007】ところで、枚葉印刷機は高速でシート1を
搬送するため、搬送過程でシート1の汚れ、破れ、印刷
ずれ等種々トラブルの発生を抑えるべく、例えば中間胴
8の下方、排紙装置9部における排紙軸10から真空車
11に至る立ち上がり部等々に位置してそれぞれシート
ガイド装置2が設備されている。図16〜図18は、中
間胴8の下方に配置した従来の枚葉印刷機用シートガイ
ド(特開平10−109404号公報)を示すもので、
図16はその概略構成を示す側面図、図17はその空気
循環系統の説明図、図18はその概略構成を示す平面図
であり、図16において図15と同符号は同様なものを
示す。
【0008】シートガイド装置2は、図16に示すよう
に、中間胴8の下方に配置され、図17に示すように、
エアボックス3と、エアボックス3に図18に示すよう
な向きに形成されたノズル(エアーノズル)4と、エア
ボックス3に空気を供給する配管5及びブロア(空気
源)6と、エアボックス3の両側部に設けられた吸引孔
23及び空気吸引ボックス24とを備えている。
【0009】これにより、ノズル4から印刷機両側に向
けて吐出された空気は、印刷機両側のフレームに当る
が、側外部に設けられた吸引孔23から空気吸引ボック
ス24に吸引されるため、印刷機両側における空気の反
射が抑制され、空気の反射により発生する乱気流が規制
される。このため、搬送するシート1のばたつきが防止
されるようになっている。
【0010】図19は、排紙装置9の立ち上がり部に配
置した従来の枚葉印刷機用シートガイドを示すものであ
る。この枚葉印刷機用シートガイド2も、エアボックス
3とノズル4と配管5とブロア6とをそなえる。なお、
10は排紙軸、11は真空車、12はエンドレスチェ
ン、16はチェングリッパである。このほか、シートガ
イド装置2としては、今日種々多様な形式の装置が提案
されており、シート1等がガイド等に吸着力を作用させ
ながら、しかも接触しない様に、ガイド面から空気を吹
き出す方法も提案されている。その公知例として、例え
ば図20(特許2667582号公報)に示すように、
空気を吹き出すノズル4の配置を、列毎にノズル4の位
置をずらせた千鳥状配列としたものがある。また、この
他にノズル4の配置には、格子状配列としたものもあ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シートガイ
ド装置2においては、ノズル4から噴出する空気等の流
れによって、シート1をガイドに沿わせ、且つガイドに
接触させないようにし、しかも、良好な印刷をできるよ
うにする必要がある。そのためには、単にノズル4から
空気を吹き出すだけでは不十分である。例えばノズル4
から吹き出した空気の噴流によって、搬送されているシ
ート1が大きく波うっていると、多色印刷では各色とも
同じ絵柄で本来巨視的には同じところへ印刷されるべき
であるが、微妙にずれが起こる。このように印刷が微妙
にずれるのは上述したシート1が大きく波うっていると
きだけでなく、激しくばたついているときも同様の課題
が生じる。印刷する前のガイドにおいて微妙な変動を次
行程に与えるのは、排紙部9においても紙揃え精度に影
響を与えてしまう。
【0012】この点、前述の特開平10−109404
号に記載のもの(図17,図18参照)では、搬送する
シート1の通路から外れた側外部に設けた吸引孔23を
通じて、ノズル4から吹き出された空気を吸引して乱気
流の発生を規制しているので、シート1の波うちばたつ
きを防止し得る。しかし、この技術のように、機械中央
を境に両サイド方向に空気を吹き出している場合には、
この方法でも良いが、空気の吹き出し方向がシート1の
流れ方向やこれと反対方向であったり、シート1の流れ
方向やこれと反対方向の成分を多く有している場合に
は、空気が反射する場所がシート1の搬送経路内にな
り、この方法では乱気流の発生を規制するには不十分で
ある。したがって、乱気流が発生してしまい、搬送して
いるシート1の変形やばたつきを十分抑えることができ
ないので、印刷のダブリ等の不具合が発生することがあ
る。
【0013】なお、印刷のダブリとは、図21(印刷部
分をルーペ等で拡大した拡大図)に示すように、シート
(印刷紙)1に印刷した網点26の位置と1枚前(或い
は数枚前)に印刷した網点26´の位置とがずれて印刷
されていることをいう。ここで、代表的なダブリの発生
メカニズムについて説明しておく。網点26で構成され
ている絵柄がゴム胴22からシート1に転写されたと
き、ゴム胴22上のインキは約半分づつシート1とゴム
胴22とに別れる。シート1上のインキは次の印刷装置
7のゴム胴22と圧胴15の間で押し付けられるので、
シート1上のインキは一部分ゴム胴22に取られる。こ
のゴム胴22に取られたインキが次のシート1上に印刷
される。
【0014】このとき、インキが同じ位置であれば問題
ないが位置がずれるとダブリになる。即ち、図21に示
す網点26´がそれであり、搬送されるシート1の位置
がずれることによってダブリが生じるのである。もちろ
ん、インキのずれが目視してわからない程度の微小のも
のであれば問題なく、ここで問題とするダブリは、目視
してわかる程度にインキの位置がずれていることをい
う。なお、他にもダブリの発生するメカニズムがあるが
ここでは省略する。
【0015】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、搬送するシートの変形やばたつきを十分に抑制で
きるようにして、良好な印刷物を得ることができるよう
にした、枚葉印刷機のシートガイド装置を提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の枚葉印刷機のシートガイド装置は、複数のノ
ズルからの吹き出し空気によって搬送中のシートをガイ
ドに沿うように案内する枚葉印刷機のシートガイド装置
において、上記の複数のノズルが格子状に配置されると
ともに、各ノズルからの空気の吹き出し方向が該シート
の搬送方向に逆らう方向に設定されて、格子状に配置さ
れた各ノズルの相互間のうち、該ノズルからの空気吹き
出し方向の間隔が、60mm〜95mmの範囲内又は1
40mm〜180mmの範囲内に設定されたことを特徴
としている。
【0017】請求項2記載の本発明の枚葉印刷機のシー
トガイド装置は、複数のノズルからの吹き出し空気によ
って搬送中のシートをガイドに沿うように案内する枚葉
印刷機のシートガイド装置において、上記の複数のノズ
ルが格子状に配置されるとともに、各ノズルからの空気
の吹き出し方向が該シートの搬送方向に逆らう方向に設
定されて、格子状に配置された各ノズルの相互間のう
ち、該ノズルからの空気吹き出し方向に対し直角方向の
間隔が、65mm〜95mmの範囲内に設定されたこと
を特徴としている。
【0018】請求項3記載の本発明の枚葉印刷機のシー
トガイド装置は、複数のノズルからの吹き出し空気によ
って搬送中のシートをガイドに沿うように案内する枚葉
印刷機のシートガイド装置において、上記の複数のノズ
ルが格子状に配置されるとともに、各ノズルからの空気
の吹き出し方向が該シートの搬送方向に逆らう方向に設
定されて、格子状に配置された各ノズルの相互間のう
ち、該ノズルからの空気吹き出し方向の間隔が、60m
m〜95mmの範囲内又は140mm〜180mmの範
囲内に設定され、該ノズルからの空気吹き出し方向に対
し直角方向の間隔が、65mm〜95mmの範囲内に設
定されたことを特徴としている。
【0019】なお、該ノズルからの空気吹き出し方向
を、該シートの搬送方向に逆らう方向で、且つ、該シー
トの幅方向中央を中心に左右対称で斜め方向外側に設定
することが好ましく、また、該ノズルからの空気吹き出
し方向を終端部近辺に、該吹き出し空気を吸い込む空気
吸引孔を設けることが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明する。まず、本発明の第1実施形態
について説明すると、図1〜図5は本発明の第1実施形
態としての枚葉印刷機のシートガイド装置を示すもの
で、図1はその模式的な平面図及び側断面図、図2はそ
のシート搬送状態を示す模式的な斜視図、図3はそのノ
ズル配置例を示す模式的な正面図、図4,図5はそのノ
ズル配置の設定について説明するための実験結果を示す
図、図6〜図9はその配置例について説明する図であ
る。なお、これらの図中、前記した従来技術のものと共
通する部品,部位については同一の符号を付し、一部説
明は省略する。
【0021】本実施形態のシートガイド装置2は、空気
噴流を用いて搬送シート1を案内する空気噴流式のもの
であり、図1に示すように、エアボックス(エアチャン
バ)3と、エアボックス3のガイド面(ガイド)3aに
設けられた複数個のノズル4と、エアボックス3に圧送
空気を供給する配管5と、圧送空気を発生させるブロワ
(空気源)6とをそなえている。ここでは、配管5の途
中に電磁弁31が介装され、空気の供給時期を制御でき
るようになっている。
【0022】そして、ブロワ6で発生した圧送空気が配
管5を通じてエアボックス3に供給され、ガイド面3a
の各ノズル4からガイド面3aに沿うように噴射され、
この空気噴流によって搬送シート1の走行姿勢の安定化
を図るようになっている。つまり、空気噴流によって、
搬送するシート1の上下面に空気の流速差を生じさせる
ことにより、ガイド面3aの静圧を減少させ、シート1
をガイド面3aに沿わせる吸着力を発生させ、シート1
をガイド面3aの近傍に保持させる。ガイド面3aの近
傍において、シート1に加わる力(自重等)と噴流とが
バランスしたところでは、噴流側に接近しなくなるの
で、シート1は、ガイド面3aから僅かに浮上して、ガ
イド面3aに非接触で走行するようになっているのであ
る。
【0023】ここで、本シートガイド装置2では、空気
を吹き出す各ノズル4の吹き出し方向をシート1の搬送
方向に対して逆方向にする(図1,図2参照)ととも
に、複数のノズル4を格子状に配置し、隣接する各ノズ
ル4の相互間隔は、空気の吹き出し方向への間隔Pを6
0mmから95mmの範囲内(より好ましくは約80m
m)とし、吹き出し方向に対し直角方向への間隔Sを6
5mmから95mm(より好ましくは約80mm)の範
囲内としている。なお、この設定は中型の枚葉印刷機に
対応したもので、大型機械に適用する場合は、空気の吹
き出し方向への間隔Pについては140mmから180
mmの範囲内(より好ましくは約160mm)にしても
良い。
【0024】このような設定の根拠について説明する。
まず、上述のように、ガイド面3aに沿って空気を吹き
出すことで、ガイド面3aの静圧を減少させシート1を
ガイド面3aに沿わせる吸着力を発生させて、シート1
をガイド面3aの近傍に保持させているが、これに加え
て、各ノズル4の吹き出し方向をシート1の搬送方向に
対して逆方向にしているのは、以下の理由による。つま
り、空気の吹き出し方向をシート1の搬送方向に対して
逆方向にすると、各ノズル4からの空気噴流のシート1
に対する相対速度が高くなり、上記のシート1をガイド
面3aに沿わせる吸着力が高まる一方で、ガイド面3a
のさらに近傍においては、相対速度の高い空気噴流によ
る、シート1を一定以上に噴流側(ガイド面3a)に接
近させないようにする作用が強まって、シート1をガイ
ド面3aから所定の距離に安定して保持させることがで
きるからである。
【0025】次に、上記の各数値設定の根拠について図
4,図5を参照して説明する。図4は格子状に配置した
ノズル4の幅方向間隔Sを特定値に決めたときのノズル
4からの空気噴流により搬送シート1に加わる吸着力の
実験結果を示すもので、縦軸が吸着力に比例する係数
(吸着力係数)で、横軸がノズル4の空気噴流方向の配
置間隔Pを示す。実線で示すグラフは噴流速度Vが20
m/sの場合を示し、一点鎖線で示すグラフは噴流速度
Vが10m/sの場合を示している。
【0026】このグラフによると、ノズル4の噴流方向
配置間隔Pは約80mm近辺又は約160mm近辺で吸
着力が最大になり、この近辺にノズル4を配置すると、
搬送されているシート1を速やか且つ確実にガイドに沿
わせ、シート1がばたつくのを抑える力が大きく、シー
ト1をより安定させて搬送できることがわかる。通常の
枚葉印刷機においては、160mm間隔ではノズルの数
が少なくなるので、約80mm近辺にするのがよく、図
4に示すように、Pが略60mm〜略95mmの範囲が
吸着力係数の高い領域であり、この範囲にノズル4を設
けるのが良い。大型機械の場合には、160mm間隔で
もノズルの数はある程度確保されるので、約80mm近
辺の他に約160mm近辺にしてもよく、約160ミリ
メートル近辺にする場合は,図4に示すように、Pは略
140mm〜略180mmの範囲が良い。
【0027】また、図5はノズル4の吹き出し方向間隔
Pを特定値に決めたときに、ノズル4の横方向間隔(空
気吹き出し方向と直角方向の間隔)Sの変化に対し、空
気噴流により搬送されるシート1の変形量δ、及びシー
ト1のばたつきの強さに関係する係数である変動エネル
ギの実験結果をグラフにしたものである。縦軸が変形エ
ネルギ及び変形量δを示し、横軸がノズル4の幅方向間
隔Sを示す。
【0028】実線で示すグラフはノズル4を格子配列に
した場合を示し、一点鎖線で示すグラフはノズル4を千
鳥配列にした場合を示す。なお、シート1の変形量δ
は、図2に示すように、搬送されるシート1の変形量を
示す。また、格子配列は、図3(a)に示すように、ノ
ズル4が空気の吹き出し方向に対し規則正しく格子状に
配置されたものを示し、千鳥配列は、図3(b)に示す
ように、空気吹き出し方向に対するある列のノズル4の
配置に対して次の列(隣の列)の配置が、ある列の配置
の中間に位置するようなものを示す。
【0029】図5に示すように、シート1の変形量δは
ノズル4を格子配列にしたものより、千鳥配列にした方
が少なくなっている。シート1の搬送時変形、特に中間
胴8での搬送時のシート変形量(変形量δ)が大きくな
ると、中間胴8から次の印刷を行う圧胴15に搬送され
た時その影響が残り、ダブリが発生する。ダブリの量が
ある程度を超える(すなわち、図5に示すダブリ不良域
に達する)と印刷物を見て差異を感じる程になり、不適
当な商品となる。印刷物の種類などにより許容される量
は異なるが一般的な許容値があり、その値を超えないよ
うにするのが好ましい。
【0030】変動エネルギは搬送シート1のばたつきの
強さの指数で、変動エネルギが大きいと、変形量が大き
い時と同様にダブリが発生する。図5からわかるよう
に、変動エネルギは格子配列に比べ千鳥配列のものが遥
かに大きく、千鳥配列ではダブリが発生し易い。ダブリ
を許容できる量(ダブリ不良域との境界)を図5に示す
ように設定すると、シート変形量からすると格子配列の
ノズル4の横方向間隔Sは約95mm以下として、千鳥
配列のノズル4の横方向間隔Sは110mm以下とすれ
ばよい。ところが、変動エネルギからすると、格子配列
の場合はノズル4の横方向間隔Sは約65mm以上であ
ればよいが、千鳥配列の場合は110mm以下には許容
範囲がない。したがって、千鳥配列ではダブリを所定以
下に抑えることができず、格子配列にして、ノズル1の
横方向間隔Sを略65mmから略95mmの範囲(約8
0mm付近が変形量δ,変動エネルギがバランスよく低
くなりより好ましい)にするのが良い。
【0031】本発明の第1実施形態としての枚葉印刷機
のシートガイド装置は、上述のように構成されているの
で、ノズル4の空気吹き出しによる吸引力が大きく、か
つ、搬送時の変形やバタツキが少なく、従って、シート
1の汚れや破れ、印刷ずれ(ダブリ,図21参照)の少
ない良好な印刷を行なうことができる効果がある。加え
て、シート1の吸引力が大きく搬送するシート1を良好
な状態を保つことができるので、印刷に適用できるシー
ト1の剛性幅(厚み幅)が広がる効果がある。
【0032】つまり、各ノズル4の吹き出し方向をシー
ト1の搬送方向に対して逆方向に向けてガイド面3aに
沿って空気を吹き出すことで、各ノズル4からの空気噴
流のシート1に対する相対速度が高くなり、シート1を
ガイド面3aに沿わせる吸着力が高まるのとともに、ガ
イド面3aのさらに近傍においては、相対速度の高い空
気噴流によって、シート1が一定以上に噴流側(ガイド
面3a)に接近しないようにされるため、シート1がガ
イド面3aから所定の距離に安定した状態で走行する。
【0033】しかも、格子状に配置したノズル4の空気
噴流方向の配置間隔Pを、60mm〜95mmの範囲
内、又は(特に、大型機械の場合には)140mm〜1
80mmの範囲内に設定しているので、上記吸着力が十
分に大になり、搬送されているシート1を速やか且つ確
実にガイドに沿わせ、シート1がばたつくのを抑える力
が大きく、シート1をより安定させて搬送できる。した
がって、シート1のばたつきも抑制され、ダブリの少な
い良好な印刷を行なうことができる効果や、印刷に適用
できるシート1の剛性幅(厚み幅)を広ゲルことができ
る効果がある。
【0034】また、ノズル4を格子配列にし、ノズル4
の横方向間隔(空気吹き出し方向と直角方向の間隔)S
を65mm〜95mmの範囲内に設定することで、中間
胴8での搬送時のシート変形量(変形量δ)を抑え且つ
搬送シート1のばたつきを抑えることができ、シート1
の汚れや破れを防止するとともに、ダブリの発生を確実
に抑えることができる効果がある。
【0035】次に、本発明の第2実施形態について説明
すると、図10は本発明の第2実施形態としての枚葉印
刷機のシートガイド装置を示す模式的な平面図である。
本実施形態のシートガイド装置では、図10に示すよう
に、各ノズル4の位置は、第1実施形態と同様に格子状
配列とされているが、第1実施形態では、ノズル4の噴
射方向がシート1の搬送方向に対して完全に逆方向に設
定され、各ノズル4の配置もシート1の搬送方向と平行
に設定されているのに対して、本実施形態では、ノズル
4の噴射方向及びノズル4の配列方向が、シート1の搬
送方向に対して完全に逆方向ではなく、この逆方向に対
し印刷機幅方向の中心を境界線として、両外側に角度θ
を付けた斜め配向になっている。
【0036】即ち、ノズル4の噴射方向は、シート1の
搬送方向に対して逆方向の成分と、印刷機幅方向の外側
へ向かう成分とを有しており、シート1の搬送方向に逆
らう方向で、且つ、シート1の幅方向中央を中心に左右
対称で斜め方向外側に設定されている。なお、各ノズル
4は格子状配置とされ、各ノズル4の間隔P,Sは第1
実施形態と同様に設定されている。
【0037】本発明の第2実施形態としての枚葉印刷機
のシートガイド装置は、上述のように構成されているの
で、第1実施形態と同様に設定されることにより、第1
実施形態と同様の作用・効果が得られるのに加え、ノズ
ル4からの空気噴射方向が、シート1の搬送方向に対し
て逆方向であるとともに、印刷機幅方向の外側へ向けら
れているので、シート1をシート幅方向へ広げる力が作
用する効果があり、シート1にしわが付きにくく、従っ
てシート1の安定性がよくなって、良好な印刷状態を保
つことができるようになる。
【0038】なお、角度θについては、0°<θ<90
°の範囲内で種々設定し得る。シート幅方向へ広げる力
を強めたければ角度θを大きくすれば良いが、空気噴流
のシート1に対する相対流速を確保するためには、θの
大きさをある程度抑えることが必要であり、これらの点
をバランスさせるように、角度θの大きさを設定するこ
とが好ましい。
【0039】次に、本発明の第3実施形態について説明
すると、図11〜図14は本発明の第3実施形態として
の枚葉印刷機のシートガイド装置を示すもので、図11
はその概略構成を示す模式的な側面図、図12はその要
部構成を示す図、図13,図14はそのシートガイド装
置を枚葉印刷機の排紙装置部に配置した例を示す模式的
な側面図である。なお、図11〜図14において、記述
の符号は一部説明を省略する。
【0040】第1,2実施形態のものが、シートガイド
装置2がノズル4から空気を吹き出すだけであったのに
対して、本実施形態では、これに加えて、吹き出された
空気の回収経路を設けている。つまり、図11は本実施
形態のシートガイド装置2を中間胴8の下部に設けた例
であるが、図11に示すように、シートガイド装置2に
おけるエアボックス3の下流部分(空気流の下流部
分)、即ち、ノズル4から吹き出された空気の最終溜り
部分の近辺に、空気吸引孔23を介してノズル4からの
空気が進入し得るエアボックス24が設けられ、この空
気吸引ボックス24はノズル4から吹き出す空気の送風
源であるブロア6の吸引側に配管5によって接続されて
いる。もちろん、吸引用のブロアは、送風用のブロア6
とは別の例えば専用のものを用いるようにしても良い。
【0041】これにより、ブロア6を通じて空気吸引ボ
ックス24内は減圧され、ノズル4からの空気が空気吸
引孔23からエアボックス24内に円滑に流れ込むよう
になっている。なお、本実施形態のノズル4の配置は、
第1実施形態と同様に、格子状配置とされ、各ノズル4
の間隔P,Sは第1実施形態と同様に設定されている。
また、ノズル4の噴射方向も、第1実施形態と同様にシ
ート1の搬送方向に逆らう方向に設定されている。
【0042】本発明の第3実施形態としての枚葉印刷機
のシートガイド装置は、上述のように構成されているの
で、第1実施形態と同様に設定されることにより第1実
施形態と同様の作用・効果が得られる上に、吹き出され
た空気の最終的な行き場所(通路)が明確に確保される
ため、空気の噴流が圧胴15等にぶつかって生じる反射
流によって搬送シート1の搬送形状が乱れてしまうよう
な不具合をより確実に防止することができ、全体の空気
の流れが整流化させることから、搬送シート1の搬送形
状をより安定化させる効果がある。
【0043】なお、図12(a),(b)に示すよう
に、シートガイド装置2のエアボックス3の下流部分近
辺の幅方向両側にも空気吸引孔23,空気吸引ボックス
24を設けるように構成してもよい。つまり、空気吸引
孔23はエアボックス3の両側端だけでなく、隣接する
印刷装置の圧胴15の端部まで設け、これに連続するよ
うに空気吸引ボックス24を設けるのである。
【0044】この場合、ノズル4の噴射方向は、第2実
施形態と同様にシート1の搬送方向に逆らう方向で、且
つ、シート1の幅方向中央を中心に左右対称で斜め方向
外側に設定することが好ましい。かかる構成によって、
第2実施形態と同様の作用・効果が得られる上に、エア
ボックス3の幅方向両側にも吹き出された空気の最終的
な行き場所(通路)が明確に確保されるため、搬送され
るシート1の左右両縁部をより安定させることができる
効果がある。
【0045】また、空気吸引孔23,空気吸引ボックス
24を適用した第3実施形態のシートガイド装置2を、
図13(図8に対応),図14(図9に対応)に示すよ
うに排紙装置9の上流に設けるようにしても上記と同様
の作用効果を得ることができる。なお、図13,図14
中には空気吸引孔23を図示しないが、図11,図12
と同様に,空気が空気吸引ボックス24に円滑に進入す
るように空気吸引孔23が設けられるものとする。
【0046】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこれら実施形態に限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
することができる。例えば各実施形態では、各ノズル4
の間隔P,Sについていずれも数値限定しているが、各
ノズル4を格子状に配置した上で、ノズル4の空気噴流
方向の配置間隔Pを、60mm〜95mm(又は140
mm〜180mm)の範囲内に設定するのみ(即ち、ノ
ズル4の横方向間隔Sは65mm〜95mm外でも良
い)、或いは、ノズル4の横方向間隔Sを65mm〜9
5mmの範囲内に設定するのみ(即ち、ノズル4の空気
噴流方向の配置間隔Pは上記設定範囲外でも良い)とし
ても、一定の効果は得られえられる。
【0047】また、各実施形態の要部を適宜組み合わせ
ても良い。例えば、各ノズル4の配列方向は第1実施形
態のようにシート搬送方向に沿うように設定しながら
(即ちθ=0°)、各ノズル4からの空気の噴出し方向
のみを第2実施形態のようにシート1の搬送方向に逆ら
う方向で、且つ、シート1の幅方向中央を中心に左右対
称で斜め方向外側に設定することも考えられる。この場
合にも、第1,2実施形態に近い作用効果を期待でき
る。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜3記載
の本発明の枚葉印刷機のシートガイド装置によれば、ノ
ズルからの空気吹き出しによるシート吸引力が大きくな
って、かつ、搬送時の変形やバタツキが少なくなるた
め、シートの汚れや破れ、印刷ずれ(ダブリ)の少ない
良好な印刷を行なうことができる効果があり、また、シ
ート吸引力が大きくシートを良好な状態を保つことがで
きるので、印刷に適用できるシートの剛性幅(厚み幅)
が広がる効果がある。
【0049】また、ノズルからの空気吹き出し方向を、
シートの搬送方向に逆らう方向で、且つ、シートの幅方
向中央を中心に左右対称で斜め方向外側に設定すること
によって、シートをシート幅方向へ広げるように吹き出
し空気が作用し、シートにしわが付きにくくなってシー
トの安定性がよくなり、良好な印刷状態を保つことがで
きるようになる(請求項4)。
【0050】さらに、ノズルからの空気吹き出し方向を
終端部近辺に、吹き出し空気を吸い込む空気吸引孔を設
けることによって、吹き出された空気の最終的な行き場
所(通路)が明確に確保されるようになり、空気の噴流
が圧胴等にぶつかって生じる反射流によってシートの搬
送形状が乱れてしまうような不具合をより確実に防止す
ることができ、全体の空気の流れが整流化させることか
ら、シートの搬送形状をより安定化させる効果がある
(請求項5)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての枚葉印刷機のシ
ートガイド装置を示す図であり、(a)は模式的な平面
図、(b)は模式的な側断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態としての枚葉印刷機のシ
ートガイド装置によるシート搬送状態を示す模式的な斜
視図である。
【図3】本発明の第1実施形態としての枚葉印刷機のシ
ートガイド装置にかかるノズル配置状態を示す模式的な
正面図であり、(a)は本実施形態の配置状態を示し、
(b)はそれに比較する配置状態を示す。
【図4】本発明の第1実施形態としての枚葉印刷機のシ
ートガイド装置によるノズル配置の設定について説明す
るための実験結果を示す図であって、ノズルの噴出方向
ピッチの影響について示すグラフである。
【図5】本発明の第1実施形態としての枚葉印刷機のシ
ートガイド装置によるノズル配置の設定について説明す
るための実験結果を示す図であって、ノズルの噴出方向
の直角方向ピッチに対する変動エネルギ及びシートの変
形量の関係について示すグラフである。
【図6】本発明の第1実施形態としての枚葉印刷機のシ
ートガイド装置を枚葉印刷機のシート走行経路部に配置
した例を示す模式的な側面図である。
【図7】図7に示す配置例のシートガイド装置の模式的
な正面展開図である。
【図8】本発明の第1実施形態としての枚葉印刷機のシ
ートガイド装置を枚葉印刷機の排紙装置部に配置した第
1例を示す模式的な側面図である。
【図9】本発明の第1実施形態としての枚葉印刷機のシ
ートガイド装置を枚葉印刷機の排紙装置部に配置した第
2例を示す模式的な側面図である。
【図10】本発明の第2実施形態としての枚葉印刷機の
シートガイド装置を示す模式的な平面図である。
【図11】本発明の第3実施形態としての枚葉印刷機の
シートガイド装置の概略構成を示す模式的な側面図であ
る。
【図12】本発明の第3実施形態としての枚葉印刷機の
シートガイド装置の変形例にかかる要部構成を示す図で
あって、(a)は模式的な側面図,(b)は模式的な正
面図である。
【図13】本発明の第3実施形態としての枚葉印刷機の
シートガイド装置を枚葉印刷機の排紙装置部に配置した
第1例を示す模式的な側面図である。
【図14】本発明の第3実施形態としての枚葉印刷機の
シートガイド装置を枚葉印刷機の排紙装置部に配置した
第2例を示す模式的な側面図である。
【図15】一般的な枚葉印刷機の全体構成を示す概略側
面図である。
【図16】従来の枚葉印刷機用シートガイドの概略構成
を示す側面図である。
【図17】図16の従来例に適用される空気循環系統の
説明図である。
【図18】図16の従来例に係る枚葉印刷機用シートガ
イドの概略構成を示す平面図である。
【図19】従来の枚葉印刷機の排紙部入口に設備された
シートガイド装置の一例を示す模式的な側面図である。
【図20】従来のシートガイド装置におけるエアーノズ
ルの配置例を示す平面図である。
【図21】印刷障害(ダブリ)を説明するシート(枚葉
紙)の印刷部分の拡大図である。
【符号の説明】
1 シート(印刷紙) 2 シートガイド装置 3 エアボックス 3a ガイド面(ガイド) 4 ノズル 5 配管 6 ブロア(空気源) 7 印刷装置 8 中間胴 9 排紙装置 10 排紙軸 11 真空車 12 エンドレスチェン 13 シート積重装置 14 排紙テーブル 15 圧胴 16 チェングリッパ 17 紙当て 18 給紙装置 19 排紙テーブル 20 版胴 21 刷版 22 ゴム胴 23 空気吸引孔 24 空気吸引ボックス 25 空気吸引ポンプ 26 網点 31 電磁弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズルからの吹き出し空気によっ
    て搬送中のシートをガイドに沿うように案内する枚葉印
    刷機のシートガイド装置において、 上記の複数のノズルが格子状に配置されるとともに、各
    ノズルからの空気の吹き出し方向が該シートの搬送方向
    に逆らう方向に設定されて、格子状に配置された各ノズ
    ルの相互間のうち、該ノズルからの空気吹き出し方向の
    間隔が、60mm〜95mmの範囲内又は140mm〜
    180mmの範囲内に設定されたことを特徴とする、枚
    葉印刷機のシートガイド装置。
  2. 【請求項2】 複数のノズルからの吹き出し空気によっ
    て搬送中のシートをガイドに沿うように案内する枚葉印
    刷機のシートガイド装置において、 上記の複数のノズルが格子状に配置されるとともに、各
    ノズルからの空気の吹き出し方向が該シートの搬送方向
    に逆らう方向に設定されて、格子状に配置された各ノズ
    ルの相互間のうち、該ノズルからの空気吹き出し方向に
    対し直角方向の間隔が、65mm〜95mmの範囲内に
    設定されたことを特徴とする、枚葉印刷機のシートガイ
    ド装置。
  3. 【請求項3】 複数のノズルからの吹き出し空気によっ
    て搬送中のシートをガイドに沿うように案内する枚葉印
    刷機のシートガイド装置において、 上記の複数のノズルが格子状に配置されるとともに、各
    ノズルからの空気の吹き出し方向が該シートの搬送方向
    に逆らう方向に設定されて、格子状に配置された各ノズ
    ルの相互間のうち、該ノズルからの空気吹き出し方向の
    間隔が、60mm〜95mmの範囲内又は140mm〜
    180mmの範囲内に設定され、該ノズルからの空気吹
    き出し方向に対し直角方向の間隔が、65mm〜95m
    mの範囲内に設定されたことを特徴とする、枚葉印刷機
    のシートガイド装置。
  4. 【請求項4】 該ノズルからの空気吹き出し方向を、該
    シートの搬送方向に逆らう方向で、且つ、該シートの幅
    方向中央を中心に左右対称で斜め方向外側に設定したこ
    とを特徴とする、請求項1〜3のいずれかの項に記載の
    枚葉印刷機のシートガイド装置。
  5. 【請求項5】 該ノズルからの空気吹き出し方向を終端
    部近辺に、該吹き出し空気を吸い込む空気吸引孔を設け
    たことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかの項に記
    載の枚葉印刷機のシートガイド装置。
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