JP2001353029A - 昇降式収納装置 - Google Patents

昇降式収納装置

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JP2001353029A
JP2001353029A JP2000179645A JP2000179645A JP2001353029A JP 2001353029 A JP2001353029 A JP 2001353029A JP 2000179645 A JP2000179645 A JP 2000179645A JP 2000179645 A JP2000179645 A JP 2000179645A JP 2001353029 A JP2001353029 A JP 2001353029A
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motor
storage rack
elevating
rack
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Koji Oka
浩二 岡
Shigeru Shirai
白井  滋
Tsuneo Akutsu
統雄 垰
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納ラックを昇降させるに際し、収納ラック
が勢いよく動き出し、収納物に余計な振動を与えたりし
ないようにする。 【解決手段】 収納ラック昇降用のモータ14の回転角
速度を制御する速度制御手段19を備えているので、収
納ラック12の内容物の重さに関係なく一定速度で収納
ラック12を駆動させることができる上に、収納ラック
12が昇降動作を開始する際にはモータ14の回転速度
を徐々に加速させて、急激に動き出さないようにでき、
よって収納ラック12に余計な振動を与えず、内容物が
収納ラック12内で転倒するなどして破損することなく
安定した昇降が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キッチンなどで使
用する昇降式収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の昇降式収納装置としては、
例えば特開平04−300503号公報に記載されてい
るようなものがあった。図2は前記公報に記載された従
来の昇降式収納装置を示すものである。図2において、
1は収納ラック、2は収納ラック1を昇降させる昇降装
置、3は昇降装置2に設けられたモータ、4は天井付近
から吊されたロープ、5はロープを巻き取るためのリー
ル、6はモータ3の回転をリールに伝達するためのベル
トである。
【0003】ここで、モータ3が駆動すると、伝達ベル
ト6を介してリール5が回転し、リール5に巻かれたロ
ープ4を引き出したり、または巻き取ったりすることで
収納ラック1を昇降させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、モータ3が回転を開始する場合には、徐
々に加速して回転速度を速めるのではなく、ステップ的
に回転し始めるため、収納ラック1は昇降開始時に勢い
よく動き出して、収納物に余計な振動を与えたりしてい
た。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するもので、
収納ラック1の昇降開始時には、モータ3の駆動をゆっ
くり動かし始めるように速度制御した昇降式収納装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、収納キャビネットと、前記収納キャビネ
ット内に設けた収納ラックと、前記収納ラックを垂直方
向に昇降させる昇降手段と、前記昇降手段に昇降動作を
行わせる正逆回転が可能なモータと、前記モータを制御
する制御手段と、前記モータの回転角速度を制御する速
度制御手段を備え、前記モータは回転角度を検知する角
度検知手段を有する昇降式収納装置である。
【0007】本発明によれば、角度検知手段と、速度制
御手段を用いて電気的、ソフト的に速度制御が可能なの
で利用者が特に複雑な操作をしなくても、収納ラックの
内容物の重さに関係なく一定速度で収納ラックを駆動さ
せることができる上に、収納ラックが昇降動作を開始す
る際にはモータの回転速度を徐々に加速させて、急激に
動き出さないようにできるので、収納ラックに余計な振
動を与えず、内容物が収納ラック内で転倒するなどして
破損することなく安定した昇降が可能である。また、収
納ラックが最大下降位置で下降動作を停止する場合や、
上昇動作によって収納キャビネット内に完全に収納され
る場合も同様に、速度制御をしながらゆっくり停止させ
ることによって、やはり収納ラックの振動を抑えた昇降
停止が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、収納キャ
ビネットと、前記収納キャビネット内に設けた収納ラッ
クと、前記収納ラックを垂直方向に昇降させる昇降手段
と、前記昇降手段に昇降動作を行わせる正逆回転が可能
なモータと、前記モータを制御する制御手段と、前記モ
ータの回転角速度を制御する速度制御手段を備え、前記
モータは回転角度を検知する角度検知手段を有している
ので、角度検知手段と電気的、ソフト的に速度制御が可
能なので利用者が特に操作手段を用いて複雑な操作をし
なくても、収納ラックの内容物の重さに関係なく一定速
度で収納ラックを駆動させることができる上に、収納ラ
ックが昇降動作を開始する際にはモータの回転速度を徐
々に加速させて、急激に動き出さないようにできるの
で、収納ラックに余計な振動を与えず、内容物が収納ラ
ック内で転倒するなどして破損することなく安定した昇
降が可能である。また、収納ラックが最大下降位置で下
降動作を停止する場合や、上昇動作によって収納キャビ
ネット内に完全に収納される場合も同様に、速度制御を
しながらゆっくり停止させることによって、やはり収納
ラックの振動を抑えた昇降停止が可能となる。また、収
納ラックは垂直方向に昇降を行うため、手前方向にせり
出しつつ回動昇降する場合よりも、比較的小さなモータ
トルクで昇降が可能となる。
【0009】請求項2記載の発明は、前記収納ラックの
昇降動作に連動して収納キャビネットに設けた扉を開閉
する開閉手段を備えているので、収納ラックを昇降させ
る際に手で扉を開閉させる必要がなく、使い勝手がよ
い。また、収納ラックの下降に連動して扉が開く瞬間
も、収納ラックの急激な駆動開始が抑えられるので、扉
も急に激しく開くことはなく、利用者を驚かさなくてす
む。
【0010】請求項3記載の発明は、モータは商用電源
電圧仕様のDCモータとしたので、商用電源仕様なので
変圧用のトランスは必要なく、また半波整流以外の整流
を行わないのでコンデンサも必要ではなく、よって省ス
ペース設計が可能であり、さらにDCモータであるため
モータ本体も比較的小さくできる上に高荷重の昇降にも
対応できる。
【0011】請求項4記載の発明は、制御手段はモータ
に流れる電流を検知する電流検知手段と、収納ラック内
の収納物が重すぎて前記モータに過電流が流れた場合に
電流を遮断する電流遮断手段を備えているので、過電流
が流れてモータを破壊させるのを防止することができ
る。
【0012】請求項5記載の発明は、収納物が重すぎる
ことを利用者に知らせる過重量報知手段を備えているの
で、収納ラックの昇降が収納物の過荷重のために停止し
た場合に利用者にそのことを知らせることができるた
め、急に収納ラックが昇降しなくなったことに対して、
利用者に不要な疑問を与えなくてすむ。
【0013】請求項6記載の発明は、収納ラックの下降
停止させる位置情報を記憶する記憶手段と、その位置情
報を記憶手段に記憶させる記憶操作手段を備えているの
で、利用者が自分の身長に応じた任意の固定位置を最大
下降位置とさせたい場合に、その位置情報を記憶手段に
記憶操作手段を用いて記憶させ、最大下降の際、常にそ
の位置で収納ラックを停止させることができる。
【0014】請求項7記載の発明は、収納ラックが収納
キャビネット内に完全に収まっていない場合に、そのこ
とを報知する半開き報知手段を備えているので、収納ラ
ックが収納キャビネット内に完全収納されないために収
納ラックの動きに連動して開閉する扉が略少し開いたま
まの場合でも、角度検知手段によってそのことが検知で
き、利用者にこれを半開き報知手段を用いて知らせるこ
とが可能なので、扉が略少し開いたままの、いわゆる半
開きの状態で長時間放置することで、その開いた隙間か
ら害虫や小動物が収納キャビネット内に進入するのを防
げる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1を参照
しながら説明する。
【0016】(実施例1)図1は、本発明の実施例にお
ける昇降式収納装置の左断面図を示すものである。図1
において、11はキッチンなどの壁面上方に設置された
収納キャビネット、12は収納キャビネット11内に格
納される収納ラック、14は収納ラック12を昇降させ
るための正逆回転が可能なモータで、収納キャビネット
11内で収納ラック12の格納の邪魔にならない空いた
空間に配設され、無通電時にも人力により正逆回転する
ように構成されている。21は歯車などの減速手段、1
3は減速手段21から伝達された回転運動を受けて収納
ラック12を上下方向に昇降させるための昇降手段、1
5はモータ14の駆動を制御する制御手段で、リモコン
式の操作手段16より伝送される信号によりモータ14
は正逆回転される。16は収納ラック12を昇降させる
際に使用者が操作するための操作手段、17は収納キャ
ビネット11の底板を兼ねる扉、18は収納ラック12
の昇降に連動して扉17を開閉させるための開閉手段で
ある。
【0017】20はモータの回転角度を検出するための
角度検知手段、19は角度検知手段から得られた角度情
報を基に算出される角速度情報を利用して収納ラック1
2の昇降速度を制御するための速度制御手段、23は収
納ラック12が収納キャビネット11内に完全に収納さ
れずに収納キャビネットの扉17が略少し開いている際
にそのことを利用者等に報知するための半開き報知手
段、24は無通電時に収納ラック12を操作する場合、
あるいはモータ14の回転を人力で補助する場合に利用
者が手で握るための取っ手、25はモータ14に流れる
電流値を検知する電流検知手段、26はモータ14に過
電流が流れた場合にこれを遮断するための電流遮断手
段、27は収納ラック12に重い収納物を載せすぎて、
モータ14に負荷がかかりすぎ、電流遮断手段26がは
たらいて収納ラック12の昇降動作が停止した際に、利
用者に収納物が重すぎることを報知する過重量報知手
段、29は収納ラック12の最大下降位置を任意に設定
する際に操作を行うための記憶操作手段で、28はその
位置を記憶するための記憶手段である。
【0018】上記構成における動作について説明する。
収納ラック12の下降時には、使用者が操作手段16を
操作すると、制御手段15がはたらいて、モータ14が
回転し、減速手段21を介して昇降手段13は駆動を開
始し、収納ラック12は図1に示したように垂直下方向
に動いて、使用者が駆動を停止させる目的で操作手段1
6を操作したり、最大下降位置で角度検知手段20が機
能すると、収納ラック12の下降は停止する。ここで、
収納ラック12が下降する際には、所定の速度に達する
までは速度制御手段19のはたらきにより、徐々に加速
しながら下降を開始し、所定速度に達した後は一定速度
で駆動を続ける。そして、停止する際には徐々に減速し
ながら停止する。
【0019】続いて、最大下降位置およびその近傍で使
用者が収納ラック12の収納物を出し入れした後、収納
ラック12を上昇させる場合も下降時と同様にして、再
度操作手段16を操作すると、収納ラック12は速度制
御手段19のはたらきによって、徐々に加速しながら上
昇を開始し、その後一定速度のまま上昇を続け、収納キ
ャビネット11内の完全収納位置で角度検知手段20に
より上昇を停止する際は徐々に減速しながら、収納キャ
ビネット11内で停止格納される。
【0020】ここで、本昇降式収納装置は緊急停止機能
を備えた構成とすることも可能である。この場合、使用
者は収納ラック12の回動を停止させるのに徐々に減速
しながら回動を停止させるのではなく、回動を急停止を
させることができる。なお、以上の動作については、特
に使用者が複雑な操作を行わなくても速度制御手段19
が自動的に制御を行う。また、上昇ならびに下降開始時
の加速動作については、収納ラック12がいかなる位置
にあっても実施される。
【0021】また、開閉手段18のはたらきにより、収
納ラック12の下降に応じて収納キャビネット11の扉
18は開き、少なくとも収納ラック12が収納キャビネ
ット11内に完全に格納されていると、扉17は閉じる
構成となっている。開閉手段18の構成としてはちょう
つがいにバネ等の弾性体を組み込んだものを扉17に備
え、収納ラック12が下降する際はその弾性体に反力を
与えるように扉17を押し開けながら下降し、収納ラッ
ク12が上昇し終え、収納キャビネット11内に再び完
全に収まると、弾性体の力によって、扉17が閉じるも
のや、開放リンク機構を構成して、収納ラック12を下
降させると扉17を開放リンクのアームが押し開け、上
昇の際には開放リンクのアームが収まるため扉17が自
重で閉じるといったものなどが考えられる。
【0022】また、モータ14に流れる電流は絶えず電
流検知手段25にて検知されており、例えば収納ラック
への収納物を重く載せすぎるなどしてモータ14に大き
な負荷を与えた結果、所定の値よりも大きな電流が流れ
た場合には、電流遮断手段がはたらいて通電を遮断す
る。そして、収納物が過重量であることを音や光などを
用いて利用者に報知する。
【0023】また、利用者にとってその身長にあった最
も適した最大下降位置で収納ラックを常に下降停止させ
たい場合に、その位置情報を記憶操作手段29を用いて
記憶手段28に記憶させて利用することができる。あら
かじめ所望の下降位置に収納ラック12を下降させてお
き、その位置で記憶操作手段29に設けられたスイッチ
を押すと、その位置情報が記憶手段28に記憶され、収
納ラック12の下降動作を行った場合にはそこが最大下
降位置となって収納ラック12の昇降が停止する。この
場合、下降時に速度制御手段19がはたらいて、収納ラ
ック12の昇降がゆっくりと停止する最大下降位置は記
憶手段28に入力された位置となる。また、記憶手段2
8の利用を中止したい場合には利用解除用のスイッチを
押すなどの方法がある。
【0024】また、扉17が開閉手段18を備えている
場合、手動で収納ラック12を上昇させた際に、上昇し
終わらないうちに上昇を止めた場合など、収納ラック1
2が収納キャビネット11内に完全に収まっていない
と、扉17は完全に閉まらずに略少し開いたいわゆる半
開きの状態となる。しかし、これは角度検知手段20に
よって検知でき、扉17が半開きか否かを検出するのに
特に他のセンサを用いなくても良い。
【0025】以上のように、収納ラック12を昇降自在
に支持する昇降支持装置13と正逆回転するモータ14
を備えることにより、人力に頼ることなく自在に収納ラ
ック12を電動で昇降でき、使い勝手の良い昇降式収納
装置を提供することができる。
【0026】また、速度制御手段19を備えているの
で、収納ラック12の動き出しや停止時の加減速を徐々
に行えるので、収納ラック12が激しく動き出したり、
止まったりするのを抑えることができ、収納ラック内の
収納物を転倒させるなどして破損させなくてすむ。
【0027】また、収納ラック12は垂直方向に昇降を
行うため、手前前方にせり出しつつ回動昇降する場合よ
りも、比較的小さなモータトルクで昇降が可能となる。
【0028】また、開閉手段18を備えているので、収
納ラック12の昇降の際に、わざわざ手で扉17を開け
閉めしなくても良いので使い勝手の良い昇降式収納装置
を提供することができる。
【0029】また、モータ14を商用電源電圧仕様のD
Cモータとすると、変圧用のトランスは必要なく、また
半波整流以外の整流を行わないのでコンデンサも必要で
はなく、よって省スペース設計が可能であり、さらにD
Cモータであるためモータ本体も比較的小さくできる上
に高荷重の昇降にも対応できる。
【0030】また、電流検知手段25、電流遮断手段2
6、過重量報知手段27を備えているので、過電流が流
れてモータ14を破損させることはなく、また収納物が
重すぎて電流遮断手段26がはたらいてモータ14駆動
が停止した場合でも、過重量報知手段27を用いてその
ことを報知するため、利用者に余計な疑問を抱かせたり
しなくてすむ。
【0031】また、記憶手段28並びに記憶操作手段2
9を備えているので、利用者は常に自分の身長にあった
最適の最大下降位置で収納ラック12を下降停止させる
ことができ、使い勝手がよい。
【0032】また、半開き報知手段23を備えているの
で、収納ラック12が収納キャビネット11内に完全に
収納されていない場合に、収納ラック12の昇降と連動
して開閉する扉17が完全に閉じていないと光や音を利
用して利用者にこれを報知するので、扉17の隙間が開
いていることによって収納キャビネット11内に害虫や
小動物が進入するのを防ぐことができる。
【0033】なお、モータ14は、人力により無通電時
にも正逆回転を可能な構成とすることにより、停電時な
どは人力によって収納ラック12を昇降することができ
る。ここで、収納ラック12は、下方に昇降操作用の取
っ手24を備えることにより、上記の際に収納ラック1
2を容易に取り扱える上、通常の場合で特に重い収納物
を上昇格納する際でも、この取っ手24を押し上げてモ
ータ14の回転を人力で補助することができる。
【0034】なお、収納ラック12の昇降におけるモー
タ14の回転制御方法として、収納ラック12が扉17
を開けながら下降する際、あるいは扉17を閉めながら
上昇する際にはトルク制御を行い、扉17が開ききった
状態での昇降では速度制御を行う、という方法を利用す
ることもできる。これにより、モータ14にかかる負荷
を考慮しながら制御が可能となる上、扉17の開閉もス
ムーズに行える。
【0035】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように請求項
1記載の発明によれば、速度制御手段を用いて電気的、
ソフト的に速度制御が可能なので、利用者が特に複雑な
操作をしなくても、収納ラックの内容物の重さに関係な
く一定速度で収納ラックを駆動させることができる上
に、収納ラックが昇降動作を開始する際にはモータの回
転速度を徐々に加速させて、急激に動き出さないように
できるので、収納ラックに余計な振動を与えず、内容物
が収納ラック内で転倒するなどして破損することなく安
定した昇降が可能である。また、収納ラックが最大下降
位置で下降動作を停止する場合や、上昇動作によって収
納キャビネット内に完全に収納される場合も同様に、速
度制御をしながらゆっくり停止させることによって、や
はり収納ラックの振動を抑えた昇降停止が可能となる。
また、収納ラックは垂直方向に昇降を行うため、手前方
向にせり出しつつ回動昇降する場合よりも、比較的小さ
なモータトルクで昇降が可能となる。
【0036】請求項2記載の発明によれば、収納ラック
を昇降させる際に手で扉を開閉させる必要がなく、使い
勝手がよい。また、収納ラックの下降に連動して扉が開
く瞬間も、収納ラックの急激な駆動開始が抑えられるの
で、扉も急に激しく開くことはなく、利用者を驚かさな
くてすむ。
【0037】請求項3記載の発明によれば、商用電源仕
様なので変圧用のトランスは必要なく、また半波整流以
外の整流を行わないのでコンデンサも必要ではなく、よ
って省スペース設計が可能であり、さらにDCモータで
あるためモータ本体も比較的小さくできる上に高荷重の
昇降にも対応できる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、過電流が流
れてモータを破壊させるのを防止することができる。
【0039】請求項5記載の発明によれば、収納ラック
の昇降が収納物の過荷重のために停止した場合に利用者
にそのことを知らせることができるため、急に収納ラッ
クが昇降しなくなったことに対して、利用者に不要な疑
問を与えなくてすむ。
【0040】請求項6記載の発明によれば、利用者が自
分の身長に応じた任意の固定位置を最大下降位置とさせ
たい場合に、その位置情報を記憶手段に記憶操作手段を
用いて記憶させ、最大下降の際、常にその位置で収納ラ
ックを停止させることができる。
【0041】請求項7記載の発明によれば、収納ラック
が収納キャビネット内に完全収納されないために収納ラ
ックの動きに連動して開閉する扉が略少し開いたままの
場合でも、角度検知手段によってそのことが検知でき、
利用者にこれを半開き報知手段を用いて知らせることが
可能なので、扉が略少し開いたままの、いわゆる半開き
の状態で長時間放置することで、その開いた隙間から害
虫や小動物が収納キャビネット内に進入するのを防げ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の昇降式収納装置における収
納ラックの下降状態を示す左側断面図
【図2】従来例の昇降式収納装置を示す断面図
【符号の説明】
11 収納キャビネット 12 収納ラック 13 昇降手段 14 モータ 15 制御手段 16 操作手段 17 扉 18 開閉手段 19 速度制御手段 20 角度検知手段 23 半開き報知手段 25 電流検知手段 26 電流遮断手段 27 過重量報知手段 28 記憶手段 29 記憶操作手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 垰 統雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B060 EA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納キャビネットと、前記収納キャビネ
    ット内に設けた収納ラックと、前記収納ラックを垂直方
    向に昇降させる昇降手段と、前記昇降手段に昇降動作を
    行わせる正逆回転が可能なモータと、前記モータを制御
    する制御手段と、前記モータの回転角速度を制御する速
    度制御手段を備え、前記モータは回転角度を検知する角
    度検知手段を有する昇降式収納装置。
  2. 【請求項2】 収納ラックの昇降動作に連動して収納キ
    ャビネットに設けた扉を開閉する開閉手段を備えた請求
    項1記載の昇降式収納装置。
  3. 【請求項3】 モータは商用電源電圧仕様のDCモータ
    とする請求項1または2記載の昇降式収納装置。
  4. 【請求項4】 制御手段はモータに流れる電流を検知す
    る電流検知手段と、前記モータに過電流が流れた場合に
    電流を遮断する電流遮断手段を有する請求項1から3の
    いずれか1項に記載の昇降式収納装置。
  5. 【請求項5】 収納物が重すぎることを利用者に知らせ
    る過重量報知手段を備えた請求項4記載の昇降式収納装
    置。
  6. 【請求項6】 収納ラックの下降停止させる位置情報を
    記憶する記憶手段と、その位置情報を記憶手段に記憶さ
    せる記憶操作手段を備えた請求項1〜5のいずれか1項
    に記載の昇降式収納装置。
  7. 【請求項7】 収納ラックが収納キャビネット内に完全
    に収まっていない場合に、そのことを報知する半開き報
    知手段を備えた請求項1から6のいずれか1項に記載の
    昇降式収納装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007205665A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気装置
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