JP2001351097A - 人体検出装置 - Google Patents

人体検出装置

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JP2001351097A
JP2001351097A JP2000171376A JP2000171376A JP2001351097A JP 2001351097 A JP2001351097 A JP 2001351097A JP 2000171376 A JP2000171376 A JP 2000171376A JP 2000171376 A JP2000171376 A JP 2000171376A JP 2001351097 A JP2001351097 A JP 2001351097A
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Kenji Kawai
健児 河井
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Noritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、人体検出装置の取り付け場所が明
るい場合も、暗い場合にも人の動き量を安定して出力す
ることができる人体検出装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】一定の検知領域の画像データのみ調整部を
介して所定の階調に調整する階調調整手段とを設けたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浴室、洗面所、トイ
レ等において、人の動きを検出できる人体検出装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人体検出装置を用いて浴室内の人
体の検出を行なう場合には、人体の動きを迅速に判断す
る必要からして、浴室の撮像範囲を4つに分割してその
画像データの各々を平均して全体を一定階調(例えば1
00/256階調)となるように調整していた。そして
この調整に際しては、撮像した撮像画像が一定の階調に
なるように検出装置のゲイン(絞り)と蓄積時間(シャ
ッタースピード)とをマイクロコンピュータ(マイコ
ン)により自動的に調整したのち、浴室への入室から、
洗場、浴槽への移動及び浴室からの退出まですべて同一
の撮像状態で人体の検出を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、浴室は
その施工状態により洗場及び浴槽あるいは浴室壁の色彩
等がそれぞれ異なる。このため、全体を同じ階調で撮像
すると暗い個所では撮像した画像データが鮮明になら
ず、浴室内の人体検出を確実に行なえない難点を有して
いた。例えば浴室に設置された浴槽が光を吸収しやすい
黒色であって洗場及び浴室壁は光を反射しやすい明るい
白色の場合においては、浴槽内の明るさが平均的に低下
するため、特に浴槽内の人の動きが検出しにくくなると
いう問題があった。
【0004】本発明は上記問題に鑑み、人体検出装置の
取り付け場所が明るい場合も、暗い場合にも人の動き量
を安定して出力することができる人体検出装置を提供す
ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の人体検出装置は、人体の動きを撮像する画
像検出部と、該画像検出部によって検出された画像を処
理する画像処理部と、撮像のためのゲイン及び蓄積時間
を調整する調整部と、前記画像検出部によって検知され
る検知領域を分割する領域分割手段と、一定の検知領域
の画像データのみ前記調整部を介して所定の階調に調整
する階調調整手段とを設けたことを第1の特徴としてい
る。この第1の特徴によれば、浴室等において浴槽等の
色彩、明度の如何にかかわらず、人体検出の必要な特定
の領域について人体の動き量を安定して出力することが
できたものである。
【0006】さらに、本発明の人体検出装置は、人体の
動きを撮像する低解像度の画像検出部と、該画像検出部
によって検出された画像を処理する画像処理部と、撮像
のためのゲイン及び蓄積時間を調整する調整部と、前記
画像検出部によって検知される検知領域を分割する領域
分割手段と、一定の検知領域の画像データのみ前記調整
部を介して所定の階調に調整する階調調整手段とを設け
たことを第2の特徴としている。この第2の特徴によれ
ば、動き量の変化を安定的に捕えることができるのみな
らず低解像度の画像検出部とすることでモザイク状の画
像となり人体の輪郭がくっきりと表示されることはな
く、プライバシーを保護できる利点がある。
【0007】さらに、本発明の人体検出装置は、人体の
動きを撮像する低解像度の画像検出部と、該画像検出部
によって検出された画像を処理する画像処理部と、撮像
のためのゲイン及び蓄積時間を調整する調整部と、前記
画像検出部によって検知される検知領域を分割する領域
分割手段と、一定の検知領域の画像データのみ前記調整
部を介して所定の階調に調整する階調調整手段とを設
け、浴室への入室を検知した場合に洗場と浴槽の画像デ
ータを平均して一定の階調に調整したことを第3の特徴
としている。この第3の特徴によれば、人が浴室に入っ
たときには浴室内の画像データを重視することで、浴室
内の人の動き量を良好に検知し得て、動き量の検出が安
定するのである。さらに、本発明の人体検出装置は、人
体の動きを撮像する低解像度の画像検出部と、該画像検
出部によって検出された画像を処理する画像処理部と、
撮像のためのゲイン及び蓄積時間を調整する調整部と、
前記画像検出部によって検知される検知領域を分割する
領域分割手段と、一定の検知領域の画像データのみ所定
の階調に調整する階調調整手段とを設け、浴槽において
人体を検知した場合には浴槽の画像データのみ一定の階
調に調整したことを第4の特徴としている。この第4の
特徴によれば、浴槽内の人の動き量が小さくなるのを防
止し得て、浴槽内の画像データの信頼性を向上させるこ
とができた。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の人体検
出装置を浴室に設置した例を示す全体構成図である。図
2は本発明の一実施形態を示す天井側から見た人体検出
装置と検知領域との関係を示す説明図である。図3は本
発明の一実施形態を示す階調調整手段の制御ブロックを
示す説明図である。図4は本発明の一実施形態を示す電
気回路のブロック図である。図5は人体検出装置の画像
検出部の1画素を構成する画像コア回路の構成を示す回
路図である。図6は人体検出装置の撮像範囲と検知範囲
及び検知領域との関係を示す説明図である。図7は階調
調整の制御状態を示すフローチャートである。
【0009】図1は本発明の人体検出装置を浴室1に取
付けた実施形態を示すもので、浴室1を側方から見た断
面図であり、本発明の一実施形態の概略を示すものであ
って、浴室1内部には浴槽2及び洗場3を設けてある。
4は浴室1への出入用のドアである。そして、浴室1の
天井には人体検出装置5が設置されている。天井の人体
検知装置5は、後述するような人工網膜を利用した撮像
装置を有している。
【0010】人体検出装置5の出力は、図示しない信号
線を通じて浴室用リモコンや台所用リモコンへ接続され
る。そして、熱源機である給湯器を制御するリモコンに
は浴室1に入浴者がいることを知らせるランプ等の表示
部を有しており、人体検出装置5が入浴者を検知して検
知信号を出力すると表示部が点灯等するようになってい
る。
【0011】図4は人工網膜チップを利用した人体検出
装置5の具体的構成を示したものであり、人体を検出す
ると共に検出した画像を処理する撮像装置6と、撮像装
置6に制御信号を与えると共に処理情報を判定する制御
装置7とから構成されている。なお、人体検出装置5の
他に図示しない赤外線センサを設け、浴室1が暗い場合
の監視の補填を行なうようにしてもよい。
【0012】前記撮像装置6の撮像部8には、縦32×
横32画素(=1024画素)からなる画像検出部9を
設けている。画素数を少なくして低解像度とすること
で、人体の細部の輪郭が撮影されずプライバシーの保護
にも配慮でき、しかも演算速度も速くできる。また撮像
部8は、前記画像検出部9の他に結像レンズ10、スキ
ャナ11、マルチプレクサ12及びスキャナ駆動制御部
13から構成されている。画像検出部9の画素はそれぞ
れモノクロ256階調「レベル0(黒)〜255(白)
の256階調」で表現される。カラーの多段階調として
もなんら差し支えない。
【0013】そして、撮像部8においては、浴室1内の
画像は、結像レンズ10によって画像検出部9に結像さ
れる。スキャナ11は、スキャナ駆動制御部13によっ
て駆動制御されており、画像検出部9の各画素列を順次
一定周期毎に受光状態(オン状態)となるように制御し
ている。受光状態となった1列の各画素から同時に出力
された光電流は、マルチプレクサ12によってアナログ
データからシリアルデータに変換され、増幅器14で増
幅された後、画像データとして画像処理部15へ入力さ
れる。なお、アナログデータからシリアルデータへの変
換等は外部に設けた制御装置7部あるいは別途設けたI
C等により行なってもよい。
【0014】また、画像検出部9の各画素は、図5に示
すように画素コア回路17によって構成されている。画
素コア回路17は受光素子18、電荷蓄積回路19、感
度可変回路20から構成されており、感度可変端子21
及びリセット端子22がスキャナ11に接続され、光電
流出力端子23がマルチプレクサ12に接続されてい
る。図4において調整部16は、画像処理部15におけ
る画像データの画像平均値(画像の明るさ)をチェック
し、一定階調例えば100階調(100/256階調)
となるように調整する。画像平均値が適切な範囲から外
れていれば、増幅器14によって撮像装置6のゲインを
調整すると共にスキャナ駆動制御部13によって画像検
出部9の蓄積時間を調整し、適正な明るさの画像が得ら
れるように調光する。
【0015】人工網膜を用いた撮像装置6では、画像デ
ータの画像平均値は、通常は画像検出部9を構成する3
2×32個の全画素における階調(0階調(黒)〜25
5階調(白)の256階調)の平均値であるが、本発明
では後述するように検知領域を複数に分割して区画し、
一定の検知領域のみ所定の階調(例えば100階調)に
調整する場合には、特定した一定領域の画像データのみ
の平均値である。この画像平均値は増幅器14のゲイン
と、スキャナ駆動制御部13による画像検出部9の蓄積
時間とによって決定される。ここで、ゲインはカメラの
絞りに相当し、蓄積時間はカメラのシャッタースピード
に相当する。従って、撮像装置6の適正な画像平均値と
なる100階調を得ようとすれば、100階調を得るた
めに必要な最小の蓄積時間を決めた後、これに対応する
ゲインを選定すればよい。このように特定の検知領域に
対して画像データを一定の階調になるようにゲイン及び
蓄積時間を調整する階調調整手段40を制御装置7のマ
イコンにプログラムしてある。この階調調整手段40は
後述する判定手段32からの入力情報によって調整を開
始するようになっている。
【0016】そして、図4において少なくとも撮像をお
こなう画像検出部9と画像処理を行なう画像処理部15
とは1チップで構成されている。このチップは人工網膜
チップと称される。また、このチップの裏面位置には、
制御装置7を設けてあり、制御装置7はマイクロコンピ
ュータ(マイコン)から構成してある。
【0017】次に、撮像装置8による撮像範囲と検知領
域及び検知領域の設定について説明する。ここに検知領
域の設定とは、画像処理部15に入力された画像情報を
処理するため制御装置7であるマイコン内のポイントテ
ーブル25を複数域に分割するものである。すなわち図
6に示すように、人体検出装置5による検出可能な撮像
能力範囲(ポイントテーブル25全体に相当)を、まず
画像処理の必要な検知領域26と、画像処理を行なわな
い非検知領域27とに区画する。すなわち、撮像能力範
囲のすべてを検知領域とはしていない。これにより検出
処理可能な検出処理領域のうちの一部を実際に検知して
処理する検知領域として使用することで画像の処理範囲
を限定して、画像処理の速度を早めている。具体的に
は、前記の検知領域26を、浴室の出入口側から順次連
続して出入口領域(1)28、出入口領域(2)29、
洗場領域30及び浴槽領域31の複数領域に分割したも
のである。
【0018】検知領域26の分割に際しては、標準的な
浴室の形状に見合ったソフトによるか、あるいは浴室の
形状に見合った複数個のソフトを予め制御装置7内に内
蔵しておき、その中から適切なソフトを選定して領域分
割手段24としてある。また、別途に設けたパソコンに
よって人体検出装置5の外部から画像検出処理に必要な
ソフトを、現場毎に現場の状況に対応させて、制御装置
7側のマイコン等に書込むようにしてもよい。一方、特
定の検知領域の画像データのみ所定の階調に調整する階
調調整手段40は、図3に示されるように出入口領域
(1)28、出入口領域(2)29及び洗場領域30の
各領域の画像データを加算してその平均値が所定階調
(例えば100階調)となるようにゲイン及び蓄積時間
を調整する3領域画像データ調整手段41と、洗場領域
30及び浴槽領域31の各領域の画像データを加算して
その平均値が所定階調(例えば100階調)となるよう
にゲイン及び蓄積時間を調整する2領域画像データ調整
手段42と、洗場領域30の画像データが所定階調(例
えば100階調)となるようにゲイン及び蓄積時間を調
整する洗場領域画像データ調整手段43と、浴槽領域3
1の画像データが所定階調(例えば100階調)となる
ようにゲイン及び蓄積時間を調整する浴槽領域画像デー
タ調整手段44とから構成されている。なお、階調調整
手段40は上記の例に限られず、出入口領域の画像デー
タのみ、所定階調となるようにゲイン及び蓄積時間を調
整するようにしてもよい。これにより、浴室における出
入口部の人の動き、特に幼児のような小さな物体の動き
量を大きな動き量として捉えることができる。また、洗
場領域と浴槽領域との2分割でのみ検知する方法におい
ては、洗場領域で人を検知した場合には洗場領域の画像
データが所定階調となるようにゲイン及び蓄積時間を調
整してもよく、また浴槽領域で人を検知した場合には浴
槽領域の画像データが所定階調となるようにゲイン及び
蓄積時間を調整してもよい。そして、人体検出装置5を
構成する結像レンズ10と撮像装置6と制御装置7と
は、1つのケースに納められ、人体検出センサセットと
して浴室1の天井に取り付けられる。
【0019】検知領域設定後において、撮像装置6によ
り検出した画像は次のように画像処理される。画像処理
部15は、画像検出部9を構成する全画素から画像情報
を一定時間毎に受信する一方、制御装置7から領域分割
手段24を介して各領域ごとの画像処理指令が出され
る。画像処理部15は、一定時間毎に画像情報を受け取
ると、該画像情報を各領域毎に処理し、判定手段32に
出力して入浴者の動きを監視するのである。
【0020】具体的には、まず画像検出部9で検出した
一定時間前の画像(前画像)と現時点での画像(現画
像)との受光量の差(差分)を画像処理部15で演算す
る。差分が正の画素は+で表わし、負の画素は−で表わ
し、差が0の画素は0で表わす。対象物の動きは画像の
境界によって判定できるので、画像の境界の移動はそこ
での差分の正または負となって表れる。これにより画像
境界の移動の方向が推定される。そして差分の総和を見
ることで大まかな人の動きが把握される。
【0021】また、上記解析方法を2次元の画像に適用
して、具体的には画素上の方向を縦方向、横方向、右上
がり斜め方向、右下がり斜め方向の4つに分けて、この
4つの方向毎に現画像と前画像との差分(スカラー)を
求めて、この差分の画像から各方向ごとの動きを判定
し、各方向の差分をベクトルとして表わすようにしても
よい。そして該画素とその周辺の3×3画素の差分ベク
トルを平均化することで(オプチカルフロー)、浴室に
おける人の存在や人の動きを検知することができる。
【0022】次に、浴室1内に人がいるのか、照明のオ
ン、オフや太陽光などによる光量変化であるのか否かの
判別について説明する。図6に示すように人体検出装置
5の検知領域26は、出入口領域(1)28、出入口領
域(2)29、洗場領域30、浴槽領域31の4つのエ
リアに分けられ、各エリア毎に差分の総和若しくは動き
量を検知している。出入口領域(1)と(2)とは、合
わせて1つの領域としてもよい。ここで、動き量とは、
各領域28、29、30、31毎に各画素のオプチカル
フローのスカラー量を平均したもの(スカラー平均)、
もしくはスカラー量の和(スカラー和)である。そして、
各領域での動き量の差分量、すなわち ΔH1=|出入口領域(1)における動き量―出入口領
域(2)における動き量| ΔH2=|出入口領域(2)における動き量―洗場領域
における動き量| ΔH3=|洗場領域における動き量―浴槽領域における
動き量| ΔH4=|浴槽領域における動き量―出入口、洗場領域
における動き量| をそれぞれ求め、この差分量ΔH1〜ΔH4がいずれも
同じように所定の値で同時に変化する場合には、人の動
きではなく照明等による光量変化によるものと判断して
いる。一方、前記いずれかの領域に人がいる場合には、
一部の領域の動き量にのみ大きな変化が現れるので、特
定の領域における人の動きであると判別している。つま
り、センサによる画像の検知処理領域である検知領域2
6を複数に分割し、分割した複数の領域毎に演算の対象
とすることで、異質の変化(光量変化、人体検出)に対
応してそれぞれの変化を判別できるのである。
【0023】さらに、本発明では検知領域26のうち、
さらに出入口領域を2つに分けることで、出入口領域
(1)から出入口領域(2)にかけて大きな変化が表れ
ることによって入室と判別でき、また、出入口領域
(2)から出入口領域(1)にかけて大きな変化が表れ
ることによって退出と判別でき、入退出時の動き量の変
化を確実にとらえることができる。
【0024】次に、図7において画像データの調整の制
御について説明する。まず前述したように現場に見合っ
た画像処理用のソフトを取込んで撮像を開始する(ステ
ップS1)。そしてそのソフトウエアによって人体検出
装置の検知領域を分割し、検知可能な状態とする。そし
て、人が浴室に入室していない場合は、3領域画像デー
タ調整手段41によって出入口領域(1)28、出入口
領域(2)29及び洗場領域30の各領域の画像データ
を加算してその平均値が所定階調(例えば100階調)
となるようにゲイン及び蓄積時間が調整される(ステッ
プS2)。これにより、出入口領域(1)28、出入口
領域(2)29及び洗場領域30では最適の撮像条件と
なって、入室検知に必要な領域において画像の検知精度
が良くなって、動き量を捉えやすくなる。次に、撮像部
8により撮像が進行し、判定手段32によって人の浴室
への入室を検出した場合(ステップS3でイエスの場
合)には、制御装置7内の2領域画像データ調整手段4
2によって、洗場領域30及び浴槽領域31の各領域の
画像データを加算してその平均値が所定階調(例えば1
00階調)となるようにゲイン及び蓄積時間が調整され
る(ステップS4)。これにより、洗場領域30及び浴
槽領域31の各領域では最適の撮像条件となり、浴室内
の人の検出に必要な2領域において画像の検知精度が良
くなって、動き量を捉えやすくなる。次に、洗場におい
て人を検知した場合には(ステップS5でイエスの場
合)、洗場領域画像データ調整手段43により、洗場領
域30のの画像データが所定階調(例えば100階調)
となるようにゲイン及び蓄積時間が調整される(ステッ
プS6)。これにより、洗場領域30では最適の撮像条
件となって洗場における人の動き量を捉えやすくなる。
さらに、浴槽において人を検知した場合には(ステップ
S7でイエスの場合)、浴槽領域画像データ調整手段4
3により、浴槽領域31の画像データが所定階調(例え
ば100階調)となるようにゲイン及び蓄積時間が調整
される(ステップS8)。これにより、浴槽領域31で
は最適の撮像条件となり浴槽における人の動き量を捉え
やすくなる。浴槽領域は特に暗くなり易く、従来のもの
では画像が不鮮明であったが、本案のものでは画像の精
度が向上して画像データの信頼性が向上する。また、人
が浴槽から洗場に移動した場合(ステップS9でノーの
場合)には、2領域画像データ調整手段42が機能し
て、洗場及び浴槽の階調が所定階調に調整されるのであ
る。さらに、人が浴室から退出した場合(ステップS9
でイエスの場合)には、元に戻って3領域画像データ調
整手段41が機能することとなるのである。
【0025】そして、上記の機能を有する人体検出装置
5の取り付けに関しては、浴室1の天井であって、浴室
1の出入口の巾と、出入口部から見た洗場の奥行きの
巾、すなわち洗場3の巾とを等分した交点に取り付ける
ことを推奨する。この位置は標準的な浴室において出入
口部である浴室ドア4から洗場3、浴槽2にいたる浴室
内の人の動きを単一のセンサで監視できる最適位置であ
り、しかも出入口部をセンサの検知領域に収めることが
できる位置であり、前記領域分割手段24による出入口
領域(1)28、出入口領域(2)29、洗場領域30
及び浴槽領域31をすべてその視野内に包含できる最適
の取り付け位置である。あるいはまた、その設置位置を
浴槽と洗場との境界位置に設置してもよい。さらにはま
た、浴室側壁の高所に取り付けるようにしてもよい。
【0026】そして、ユニットバス等からなるシステム
バスルームの場合には、バスルームの天井にその点検用
の点検口が位置しており、この点検蓋である点検口に前
記人体検出装置5を取り付けることを推奨する。点検口
は取り付け、取り外しができるので、人体検出装置5の
設置、点検が容易に行なえるのみならず、最適取付け位
置の条件を満足するものである。
【0027】なお、上述した実施形態は本発明の好適な
実施形態を示すものであって、本発明はこれに限定され
ることなく、その範囲内で各種設計変更可能である。例
えば、本実施形態ではシステムバスルームについて説明
したが、この例に限られることなく脱衣場、トイレ、廊
下、病室等に人体検出装置を設置しても良く、またシス
テムバスルーム以外の既存の浴室にも設置できるもので
ある。また、人体検出装置による検知領域を4つに分割
したが、2つあるいは3つに分割してもよい。例えば、
出入口領域とその他領域の2つに分割しても良い。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用からなり、請
求項1に記載の人体検出装置によれば、人体の動きを撮
像する画像検出部と、該画像検出部によって検出された
画像を処理する画像処理部と、撮像のためのゲイン及び
蓄積時間を調整する調整部と、前記画像検出部によって
検知される検知領域を分割する領域分割手段と、一定の
検知領域の画像データのみ前記調整部を介して所定の階
調に調整する階調調整手段とを設けたので、浴室等にお
いて浴槽等の色彩、明度の如何にかかわらず、人体検出
の必要な特定の領域について人体の動き量を安定して出
力することができたものである。また、本発明の人体検
出装置によれば、人体の動きを撮像する低解像度の画像
検出部と、該画像検出部によって検出された画像を処理
する画像処理部と、撮像のためのゲイン及び蓄積時間を
調整する調整部と、前記画像検出部によって検知される
検知領域を分割する領域分割手段と、一定の検知領域の
画像データのみ前記調整部を介して所定の階調に調整す
る階調調整手段とを設けたので、動き量の変化を安定的
に捕えることができるのみならず低解像度の画像検出部
とすることでモザイク状の画像となり人体の輪郭がくっ
きりと表示されることはなく、プライバシーを保護でき
る利点がある。また、本発明の人体検出装置によれば、
人体の動きを撮像する低解像度の画像検出部と、該画像
検出部によって検出された画像を処理する画像処理部
と、撮像のためのゲイン及び蓄積時間を調整する調整部
と、前記画像検出部によって検知される検知領域を分割
する領域分割手段と、一定の検知領域の画像データのみ
前記調整部を介して所定の階調に調整する階調調整手段
とを設け、浴室への入室を検知した場合に洗場と浴槽の
画像データを平均して一定の階調に調整したので、人が
浴室に入ったときには浴室内の画像データを重視するこ
とで、浴室内の人の動き量を良好に検知し得て、動き量
の検出が安定するのである。また、本発明の人体検出装
置によれば、人体の動きを撮像する低解像度の画像検出
部と、該画像検出部によって検出された画像を処理する
画像処理部と、撮像のためのゲイン及び蓄積時間を調整
する調整部と、前記画像検出部によって検知される検知
領域を分割する領域分割手段と、一定の検知領域の画像
データのみ所定の階調に調整する階調調整手段とを設
け、浴槽において人体を検知した場合には浴槽の画像デ
ータのみ一定の階調に調整したので、浴槽内の人の動き
量が小さくなるのを防止し得て、浴槽内の画像データの
信頼性を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の人体検出装置を浴室に設置した
例を示す全体構成図である。
【図2】図2は本発明の一実施形態を示す天井側から見
た人体検出装置と検知領域との関係を示す説明図であ
る。
【図3】図3は本発明の一実施形態を示す階調調整手段
の制御ブロックを示す説明図である。
【図4】図4は本発明の一実施形態を示す電気回路のブ
ロック図である。
【図5】図5は人体検出装置の画像検出部の1画素を構
成する画像コア回路の構成を示す回路図である。
【図6】図6は人体検出装置の撮像範囲と検知範囲及び
検知領域との関係を示す説明図である。
【図7】図7は階調調整の制御状態を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 浴室 2 浴槽 3 洗場 4 ドア 5 人体検出装置 6 撮像装置 7 制御装置 8 撮像部 9 画像検出部 15 画像処理部 17 画像コア回路 24 領域分割手段 26 検知領域 28 出入口領域(1) 29 出入口領域(2) 30 洗場領域 31 浴槽領域 32 判定手段 40 階調調整手段 41 3領域画像データ調整手段 42 2領域画像データ調整手段 43 洗場領域画像データ調整手段 44 浴槽領域画像データ調整手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の動きを撮像する画像検出部と、該
    画像検出部によって検出された画像を処理する画像処理
    部と、撮像のためのゲイン及び蓄積時間を調整する調整
    部と、前記画像検出部によって検知される検知領域を分
    割する領域分割手段と、一定の検知領域の画像データの
    み前記調整部を介して所定の階調に調整する階調調整手
    段とを設けたことを特徴とする人体検出装置。
  2. 【請求項2】 人体の動きを撮像する低解像度の画像検
    出部と、該画像検出部によって検出された画像を処理す
    る画像処理部と、撮像のためのゲイン及び蓄積時間を調
    整する調整部と、前記画像検出部によって検知される検
    知領域を分割する領域分割手段と、一定の検知領域の画
    像データのみ前記調整部を介して所定の階調に調整する
    階調調整手段とを設けたことを特徴とする人体検出装
    置。
  3. 【請求項3】 人体の動きを撮像する低解像度の画像検
    出部と、該画像検出部によって検出された画像を処理す
    る画像処理部と、撮像のためのゲイン及び蓄積時間を調
    整する調整部と、前記画像検出部によって検知される検
    知領域を分割する領域分割手段と、一定の検知領域の画
    像データのみ前記調整部を介して所定の階調に調整する
    階調調整手段とを設け、浴室への入室を検知した場合に
    洗場と浴槽の画像データを平均して一定の階調に調整し
    たことを特徴とする人体検出装置。
  4. 【請求項4】 人体の動きを撮像する低解像度の画像検
    出部と、該画像検出部によって検出された画像を処理す
    る画像処理部と、撮像のためのゲイン及び蓄積時間を調
    整する調整部と、前記画像検出部によって検知される検
    知領域を分割する領域分割手段と、一定の検知領域の画
    像データのみ前記調整部を介して所定の階調に調整する
    階調調整手段とを設け、浴槽において人体を検知した場
    合には浴槽の画像データのみ一定の階調に調整したこと
    を特徴とする人体検出装置。
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