JP2002015384A - 洗面室に隣接する浴室 - Google Patents

洗面室に隣接する浴室

Info

Publication number
JP2002015384A
JP2002015384A JP2000193760A JP2000193760A JP2002015384A JP 2002015384 A JP2002015384 A JP 2002015384A JP 2000193760 A JP2000193760 A JP 2000193760A JP 2000193760 A JP2000193760 A JP 2000193760A JP 2002015384 A JP2002015384 A JP 2002015384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
human body
washroom
bathroom
detection sensor
undressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000193760A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hirakawa
武 平川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2000193760A priority Critical patent/JP2002015384A/ja
Publication of JP2002015384A publication Critical patent/JP2002015384A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、浴室清掃等非入浴行為時の浴室入
室の際には、浴室における人体検出センサを監視フロー
に移行させない洗面室に隣接する浴室を提供することを
課題とする。 【解決手段】 洗面室に人体の動きを撮像して画像処理
する第1の人体検出センサを設け、浴室に人体の動きを
撮像して画像処理する第2の人体検出センサを設けたこ
とを特徴とする洗面室に隣接する浴室。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人体の動きを撮像し
て画像処理する人体検出センサを取り付けた洗面室に隣
接する浴室に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室内における入浴中の人体の転
倒事故を迅速に検知するために、浴室に人体センサを設
けることは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
に単に浴室に人体センサを取り付けたものでは、浴室内
に入室しさえすればその入室時の動きに応じて人体セン
サが人体の検出を開始し始めるため、浴室の掃除、浴室
の窓開閉、浴室への単なる出入り等非入浴行為による人
体検出の不必要な場合においても人体センサが検出を開
始し始める。そして、検出のためには電力が消費され
る。このため、従来のものでは上記した非入浴行為時に
は不必要な電力消耗が生じていた。また、単一のセンサ
のみでは誤判定のおそれもあり、技術的改善の余地があ
った。
【0004】そこで本発明は上記問題に鑑み、浴室清掃
等非入浴行為時の浴室入室の際には、浴室における人体
検出センサを監視フローに移行させない洗面室に隣接す
る浴室を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の浴室は、洗面台を有する洗面室と、浴槽と
洗場とを有する浴室と、該浴室は前記洗面室に隣接した
ものにおいて、前記洗面室に人体の動きを撮像して画像
処理する第1の人体検出センサを設け、前記浴室に人体
の動きを撮像して画像処理する第2の人体検出センサを
設けたことを第1の特徴としている。この第1の特徴に
よれば、2つの人体検出センサを用いることで、両方の
センサがオンしたときのみ入浴中であると判別でき、入
浴中における人体検知の確実化を図ることができたもの
である。
【0006】また、本発明の浴室は、洗面台を有する洗
面室と、浴槽と洗場とを有し洗面室に隣接する浴室と、
前記洗面室に人体の動きを撮像して画像処理する第1の
人体検出センサを設け、前記浴室に人体の動きを撮像し
て画像処理する第2の人体検出センサを設け、前記第1
の人体検出センサによって洗面室における脱衣行為を判
定する脱衣判定手段を設けたことを第2の特徴としてい
る。この第2の特徴によれば、上記の特徴に加え、洗面
室における脱衣判定を加えることで、脱衣判定後の次の
行為である入浴行為判定の蓋然性を高める利点がある。
【0007】さらに、本発明の浴室は、洗面台を有する
洗面室と、浴槽と洗場とを有し洗面室に隣接する浴室
と、前記洗面室に人体の動きを撮像して画像処理する第
1の人体検出センサを設け、前記浴室に人体の動きを撮
像して画像処理する第2の人体検出センサを設け、前記
第1の人体検出センサによって洗面室における脱衣行為
を判定する脱衣判定指令を出力し、脱衣判定後に前記第
2の人体検出センサにより入浴者を監視する手段を設け
たことを第3の特徴としている。この第3の特徴によれ
ば、上記の特徴に加え、脱衣後に入浴者の監視を開始す
ることで、単なる浴室への入室の場合には監視フローに
移行せず、不必要な浴室監視を中止して無駄な電力消耗
を防止することができる利点がある。
【0008】さらに、本発明の浴室は、洗面台を有する
洗面室と、浴槽と洗場とを有し洗面室に隣接する浴室
と、前記洗面室に人体の動きを撮像して画像処理する第
1の人体検出センサを設け、前記浴室に人体の動きを撮
像して画像処理する第2の人体検出センサを設け、前記
第1の人体検出センサによって洗面室における脱衣行為
を判定する脱衣判定指令を出力し、脱衣判定後に前記第
2の人体検出センサにより入浴者を監視するものにおい
て、前記脱衣判定手段として洗面室における動作画像を
記録し、これを予め記憶した動作パターンと照合するこ
とにより判定することを第4の特徴としている。この第
4の特徴によれば、上記の特徴に加え、動作画像を記録
し、これを予め記憶した動作パターンと照合することで
脱衣時の動きを確実に判定することができる。さらに、
本発明の浴室は、洗面台を有する洗面室と、浴槽と洗場
とを有し洗面室に隣接する浴室と、前記洗面室に人体の
動きを撮像して画像処理する第1の人体検出センサを設
け、前記浴室に人体の動きを撮像して画像処理する第2
の人体検出センサを設け、前記第1の人体検出センサに
よって洗面室における脱衣行為を判定する脱衣判定指令
を出力し、脱衣判定後に前記第2の人体検出センサによ
り入浴者を監視するものにおいて、前記脱衣判定手段と
して洗面室における動作画像を記録し、これを予め記憶
した動作パターンと照合することにより判定し、かつ、
前記人体検出センサは低解像度の撮像装置で構成したこ
とを第5の特徴としている。この第5の特徴によれば、
上記の特徴に加え、低解像で撮像することで、人の動き
を大まかに検知することができ、プライバシーの保護を
図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施
形態の浴室及び洗面室と給湯器との接続状態を示す全体
構成図である。図2は本発明の一実施形態を示す洗面室
の天井側から見たセンサと検知領域との関係を示す説明
図である。図3は本発明の一実施形態を示す浴室を側方
からみた断面図である。図4は本発明の一実施形態を示
す浴室の天井側からみたセンサと検知領域との関係を示
す説明図である。図5は本発明の一実施形態を示すセン
サの取り付け状態を示す説明図である。図6は本発明の
一実施形態を示す電気回路のブロック図である。図7は
人体検出センサの画像検出部の1画素を構成する画像コ
ア回路の構成を示す回路図である。図8はセンサの撮像
範囲と検知範囲及び検知領域との関係を示す説明図であ
る。図9は脱衣判定を示す制御フローチャートである。
図10は脱衣判定の具体例を示す制御フローチャートで
ある。図11は第2の人体検出センサの制御フローチャ
ートである。
【0010】図1は浴室1及び洗面室40と給湯器41
との関係を示す図であって、浴室1と洗面室40には後
述する人体センサ5を取り付けてある。浴室1内部には
図3に示すように浴槽2及び洗場3を設けてある。4は
浴室への出入口である。そして、浴室1の天井34には
人体センサ5が設置されている。この人体センサ5の設
置場所は天井に限定されることはない。
【0011】図2は平面からみた洗面室40の内部構造
を示すものであり、床面42、天井に取り付けた人体セ
ンサ5、壁面43、浴室への入口ドア4及び洗面室への
ドア44とから構成されている。床面42上には洗面化
粧台等の洗面台45を設置してある。そして人体センサ
5は、人工網膜を利用した撮像装置を有し浴室及び洗面
室における人体の動きを撮像して画像処理する人体検出
センサ51と、撮像装置以外の手段例えば赤外線検知に
より人体を検知する人体検知センサ52とから構成して
いる。
【0012】人体センサ5の出力は、信号線を通じて浴
室用や台所用のリモコン35へ接続される。そして、給
湯器を制御するリモコン35には浴室1に入浴者がいる
ことを知らせるランプ等の表示部を有しており、人体セ
ンサ5が入浴者を検知して信号線から検知信号を出力す
ると表示部が点灯等するようになっている。
【0013】図6は人工網膜チップを利用した人体検出
センサ51、赤外線センサを用いた人体検知センサ52
とからなる人体センサ5の具体構成を示したものであ
る。
【0014】人体検出センサ51は人体を検出すると共
に検出した画像を処理する撮像装置6と、撮像装置6に
制御信号を与えると共に処理情報を判定する制御装置7
とから構成されている。そして、人体検出センサ51の
他に赤外線センサからなる人体検知センサ52を同一の
ケース内に設け、その制御装置7を共用し浴室1が暗い
場合の監視の補填を行なうようにしてある。
【0015】前記撮像装置6の撮像部8は、縦32×横
32画素(=1024画素)からなる画像検出部9、結
像レンズ10、スキャナ11、マルチプレクサ12及び
スキャナ駆動制御部13から構成されている。画像検出
部9の画素はそれぞれモノクロ256階調「レベル0
(黒)〜255(白)の256階調」で表現される。
【0016】そして、撮像部8においては、浴室内の画
像は、結像レンズ10によって画像検出部9に結像され
る。スキャナ11は、スキャナ駆動制御部13によって
駆動制御されており、画像検出部9の各画素列を順次一
定周期毎に受光状態(オン状態)となるように制御して
いる。受光状態となった1列の各画素から同時に出力さ
れた光電流は、マルチプレクサ12によってアナログデ
ータからシリアルデータに変換され、増幅器14で増幅
された後、画像処理部15へ入力される。なお、アナロ
グデータからシリアルデータへの変換等は外部に設けた
制御装置7部あるいは別途設けたICにより行っても良
い。
【0017】また、画像検出部9の各画素は、図7に示
すように画素コア回路17によって構成されている。画
素コア回路17は受光素子18、電荷蓄積回路19、感
度可変回路20から構成されており、感度可変端子21
及びリセット端子22がスキャナ11に接続され、光電
流出力端子23がマルチプレクサ12に接続されてい
る。図6においてゲイン調整部16は、画像処理部15
における画像平均値(画像の明るさ)をチェックし、画
像平均値が適切な範囲から外れていれば、増幅器14に
よって撮像装置6のゲインを調整すると共にスキャナ駆
動制御部13によって画像検出部9の蓄積時間を調整
し、適正な明るさの画像が得られるように調光する。
【0018】人工網膜を用いた撮像装置6では、画像平
均値は、画像検出部9を構成する32×32個の全画素
における階調(0階調(黒)〜255階調(白)の25
6階調)の平均値であり、0〜255の値で表わさせ
る。この画像平均値は増幅器14のゲインと画像検出部
9の蓄積時間によって決定される。ここで、ゲインはカ
メラの絞りに相当し、蓄積時間はカメラのシャッタース
ピードに相当する。従って、撮像装置6の適正な画像平
均値を得ようとすれば、適当なゲインに固定しておき、
蓄積時間を調整すればよい。あるいは、適当な蓄積時間
を固定しておき、ゲインを調整すればよい。
【0019】そして、図6において少なくとも撮像をお
こなう画像検出部9と画像処理を行なう画像処理部15
とは1チップで構成されている。このチップは人工網膜
チップと称される。また、このチップの裏面位置には、
制御装置7を設けてあり、制御装置7はマイクロコンピ
ュータからなりこの内部には人体検出センサに51よる
検知処理を行なう検知領域を複数の領域に分割する領域
分割手段24をソフトウエアーとして組込んである。具
体的には、図8に示すように、画像処理部15に入力さ
れた画像情報を処理するためのポイントテーブル25を
複数域に分割するものである。すなわち人体検出センサ
による検出可能な撮像能力範囲(ポイントテーブル25
全体に相当)を、まず画像処理の必要な検知領域26
と、画像処理を行なわない非検知領域27とに区画して
いる。すなわち、撮像能力範囲のすべてを検知領域とは
していない。これにより検出処理可能な検出処理領域の
うちの一部を、実際に検知し処理するセンサ検知領域と
して使用することで画像の処理範囲を限定して、画像処
理の速度を早めている。さらに前記の検知領域26を、
洗場領域30及び浴槽領域31の2つの領域に分割した
ものである。
【0020】そして、人体検出センサ51を構成する結
像レンズ10と撮像装置6と制御装置7とは、前記人体
検知センサ52と共に1つのケースに納められ、人体セ
ンサセットとして浴室1の天井34等に取り付けられ
る。図4、図5は人体検出センサ51の取り付け位置の
例を示すものである。
【0021】図4において、人体検出センサ51を有す
る人体センサ5は、浴室1の洗場領域30と浴槽領域3
1との境界の中心部に向かって浴室1の天井34に取り
付けられる。標準的な浴室におけるこのセンサの撮像エ
リアは、図4に示されるような範囲となることが実験に
より確認された。また、人体検出センサ51は、図5に
示されるように、浴槽領域と洗場領域との境界の中心部
に向かって位置させてもよい。図中5a、5b、5cは
人体検出センサ51を浴室1の壁面36に取付けたもの
である。図中5dは給湯器を操作するリモコン35に取
付けたものである。いずれの場合も、浴槽領域と洗場領
域との境界の中心部に向かって位置させてある。境界の
中心部であるから、洗場3の幅(A)を2等分した部位
をいい、また中心部の高さは浴槽2の高さとほぼ同高で
あればよい。もちろん、人体センサ5の取り付け位置は
この例に限られることなく、浴室における人の動きを監
視できる位置であればよい。
【0022】また、洗面室40に取り付けられる第1の
人体検出センサは前記した浴室設置の人体検出センサと
略同様の構成を有するセンサを用いている。そしてその
検知領域を洗面室40の全域とし、設置場所は天井に取
り付けている。検知領域の分割は行っていないが、例え
ば領域の分割を入口部とそれ以外部とに区画して領域分
割してもよい。そして、洗面室40の人体検出センサ5
1の制御装置7における判定手段32には、判定事項の
1つとして洗面室40における脱衣行為を判定する脱衣
判定手段をソフトウエアとして組み込んである。この脱
衣判定手段は、洗面室において脱衣行為が行われたか否
かを判定するものであり、具体的には洗面室における動
作画像を撮像装置6により撮像し、画像処理部を経て画
像処理したのち制御装置7に記録し、これを予め制御装
置のメモリに記憶した脱衣行為の動作パターンと照合比
較することにより行なうようになっている。脱衣判定の
フローについては後述する。脱衣判定が終了したのち浴
室における入浴者監視が行われ、浴室における第2の人
体検出センサの撮像装置6による検出出力と赤外線セン
サ(人体検知センサ52)の検知出力はそれぞれ判定手
段32へ出力される。判定手段は撮像装置6からの出力
と赤外線センサからの出力に基づき、浴室における入浴
者の有無や入浴者の動きなどを総合的に判断する。
【0023】人工網膜により検出した画像は次のように
画像処理される。画像処理部15は、画像検出部9を構
成する全画素から画像情報を一定時間毎に受信する。画
像処理部15は、一定時間毎に画像情報を受け取ると、
該画像情報を処理し、判定手段32に出力して入浴者等
の動きを監視するのである。
【0024】具体的には、まず画像検出部9で検出した
一定時間前の画像(前画像)と現時点での画像(現画
像)との受光量の差(差分)を画像処理部15で演算す
る。差分が正の画素は+で表わし、負の画素は−で表わ
し、差が0の画素は0で表わす。対象物の動きは画像の
境界によって判定できるので、画像の境界の移動はそこ
での差分の正または負となって表れる。これにより画像
境界の移動の方向が推定される。そして差分の総和を見
ることで大まかな人の動きが把握できる。図8に示すよ
うに人体検出センサ51の検知領域26は、洗場領域3
0、浴槽領域31の2つのエリアに分け、各エリア毎に
前記差分の総和を検知している。
【0025】次に、洗面室40における脱衣判定につい
て説明する。図9のフローチャートにおいて、人が洗面
室40に入り始めると、まず待機状態にある洗面室に設
置した人体センサ5の赤外線センサが人体を検知してオ
ンとなる(ステップS40)。続いて洗面室に設置した
第1の人体検出センサ51が洗面室での人体を検出する
と(ステップS41)、洗面室における脱衣行為を判定
する脱衣判定指令を出力する(ステップS42)。この
脱衣判定において、人体検出センサ51による人体検知
には撮像及び動き量の演算等に時間を要すること、ある
いは洗面室が暗い場合には監視感度が鈍いことから、赤
外線センサを併用し、赤外線センサが検出した後人体検
出センサ51が共に人を検出することで、人体検出セン
サ51の弱点を補い、入室の確実を期しているものであ
る。脱衣判定指令の出力により、制御装置7の脱衣判定
手段は洗面室において脱衣が行われたか否かを判定し
(ステップS43)、脱衣が行われた場合(ステップS
43でイエスの場合)には次の入浴者監視のフローに移
行し(ステップS44)、また脱衣が行われなかった場
合(ステップS43でノーの場合)には入浴者監視のフ
ローには移行しない(ステップS45)。これにより、
単なる浴室への入室の場合には監視フローに移行せず、
不必要な浴室監視を中止して無駄な電力消耗を防止する
ことができる。そして、脱衣行為がなされたか否かの判
定は、具体的には図10に示されるように第1の人体検
出センサの撮像装置6による洗面室40における人体の
動作画像を制御装置7に記録されることにより開始され
る(ステップS46)。その後、制御装置7の記憶部に
予め記憶されている脱衣動作のパターンと、前記脱衣行
為動作の記録とを照合させる(ステップS47)。そし
て照合結果が合致すれば脱衣が行われたと判定され、合
致しなければ脱衣は行われなかったと判定される(ステ
ップS48)。照合方法として例えば、脱衣動作の特徴
点を数点画像記憶させておき、この特徴点との符合状態
を判定すればよい。また本実施例では低解像度の撮像装
置を用いることで、人体の輪郭は不鮮明な状態であり、
プライバシー上特に問題となるおそれはない。
【0026】次に、脱衣判定後における脱衣後の入浴者
監視フローについて説明する。図11において、人が洗
面室40に隣接する浴室1に入り始めると、まず待機状
態にある浴室設置の赤外線センサが人体を検知してオン
となる(ステップS1)と共にタイマセットされ(ステ
ップS2)、人体検出センサ51が一定時間内に洗場に
おいて人を検知すると(ステップS3)、浴室1に入室
したものと判断する(ステップS4)。この入室判定に
おいては前記洗面室への入室と同様に、人体検出センサ
51による人体検知には撮像及び動き量の演算等に時間
を要すること、あるいは浴室が暗い場合には監視感度が
鈍いことから、赤外線センサを併用し、赤外線センサが
検出した後人体検出センサ51が共に人を検出すること
で、人体検出センサ51の弱点を補い、入室の確実を期
しているものである。
【0027】また、浴室からの退出時においても、赤外
線センサがオフとなった場合(ステップS5においてノ
ーの場合)で、かつ、人体検出センサ51が動き量を検
知しない場合(ステップS6においてノーの場合)に浴
室から退出したものと判断させている。赤外線センサで
は浴槽湯温を人体温度と誤って判断することが有り得る
ので、この赤外線センサの弱点を他のセンサを使用する
ことで補完している。そして、人体検出センサ51が洗
場において人を検知しなかった場合(ステップS3でノ
ーの場合)でも、浴槽において人を検知すると(ステッ
プS8)、所定時間内に赤外線センサ及び人体検出セン
サ51が共に人を検知している場合には(ステップS
9、S10)、入室しているものと判断することとして
いる(ステップS4)。なお、入室したものと判定した
のちはセンサの検知継続時間を平均的な入浴時間に見合
うようにタイマセット(ステップS11)している。こ
のタイマセット時間は、浴室に人が居ることを検知して
延長するようにしてもよい。
【0028】次に、人体検出センサ51の取り付けは、
その監視方向が浴室の洗場領域30と浴槽領域31との
境界の中心部に向かうように取付けられる。このよう
に、境界の中心部に向かうように取付けられる人体検出
センサの取付け位置は天井34に限られず、浴室の壁面
36、浴室内の機器であるリモコン35、照明機器、手
すり、乾燥機等各種の物体上に取付けが可能となる。壁
面36に取付ければ、取付けのための工事もし易く、既
設の浴室においても設置しやすくなる。リモコン35に
取り付けて内蔵しておけば、一度の取付けで両者を設置
できる。天井34に取付ければ、浴室1全体をその視野
に入れることができる。特に、浴槽2と洗場3との境界
に向けてセンサを取付けることで、浴槽2及び洗場3で
の、それぞれの人の動きに対して、境界が明確化でき
る。人体センサ5を構成する人体検出センサ51と人体
検知センサ52とは1つのケース内に収納することで、
取付けし易く、点検も容易となる。
【0029】また、ユニットバス等からなるシステムバ
スルームの場合には、バスルームの天井34にその点検
用の点検口が位置しており、この点検蓋である点検口に
前記人体センサ5を取り付けることも可能である。点検
口は取り付け、取り外しができるので、人体センサ5の
設置、点検が容易に行なえるのみならず、前記センサの
最適取付け位置の条件を満足するものである。
【0030】なお、上述した実施形態は本発明の好適な
実施形態を示すものであって、本発明はこれに限定され
ることなく、その範囲内で各種設計変更可能である。例
えば、本実施形態ではシステムバスルームについて説明
したが、この例に限られることなくこれ以外の既存の浴
室にも設置できるものである。また、本実施形態では人
体センサとして、赤外線センサと人体検出センサとをセ
ットしたセンサについて説明したが、人体検出センサ単
体のセンサを用いてもよい。また第1の人体検出センサ
と第2の人体検出センサとは略同一構造のセンサを用い
たが、形状、構造を変更してもよい。さらに、センサの
制御装置はセンサケースの内部に設けず、別途センサ外
部に取り付けるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明の洗面室に隣接する浴室は、2つ
の人体検出センサを用いることで、両方のセンサがオン
したときのみ入浴中であると判別でき、入浴中における
人体検知の確実化を図ることができたものである。また
本発明の洗面室に隣接する浴室は、洗面室における脱衣
判定を加えることで、脱衣判定後の次の行為である入浴
行為判定の蓋然性を高める利点がある。また本発明の洗
面室に隣接する浴室は、脱衣後に入浴者の監視を開始す
ることで、単なる浴室への入室の場合には監視フローに
移行せず、不必要な浴室監視を中止して無駄な電力消耗
を防止することができる利点がある。また本発明の洗面
室に隣接する浴室は、動作画像を記録し、これを予め記
憶した動作パターンと照合することで脱衣時の動きを確
実に判定することができる。さらに本発明の洗面室に隣
接する浴室は、低解像で撮像することで、人の動きを大
まかに検知することができ、プライバシーの保護を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態の浴室及び洗面室と
給湯器との接続状態を示す全体構成図である。
【図2】図2は本発明の一実施形態を示す洗面室の天井
側から見たセンサと検知領域との関係を示す説明図であ
る。
【図3】図3は本発明の一実施形態を示す浴室を側方か
らみた断面図である。
【図4】図4は本発明の一実施形態を示す浴室の天井側
からみたセンサと検知領域との関係を示す説明図であ
る。
【図5】図5は本発明の一実施形態を示すセンサの取り
付け状態を示す説明図である。
【図6】図6は本発明の一実施形態を示す電気回路のブ
ロック図である。
【図7】図7は人体検出センサの画像検出部の1画素を
構成する画像コア回路の構成を示す回路図である。
【図8】図8はセンサの撮像範囲と検知範囲及び検知領
域との関係を示す説明図である。
【図9】図9は脱衣判定を示す制御フローチャートであ
る。
【図10】図10は脱衣判定の具体例を示す制御フロー
チャートである。
【図11】図11は第2の人体検出センサの制御フロー
チャートである。
【符号の説明】
1 浴室 2 浴槽 3 洗場 4 出入口 5 人体センサ 6 撮像装置 7 制御装置 9 画像検出部 15 画像処理部 17 画像コア回路 26 検知領域 30 洗場領域 31 浴槽領域 32 判定手段 34 天井 35 リモコン 36 壁面 40 洗面室 45 洗面台 51 人体検出センサ 52 赤外線センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗面台を有する洗面室と、浴槽と洗場と
    を有する浴室と、該浴室は前記洗面室に隣接したものに
    おいて、前記洗面室に人体の動きを撮像して画像処理す
    る第1の人体検出センサを設け、前記浴室に人体の動き
    を撮像して画像処理する第2の人体検出センサを設けた
    ことを特徴とする洗面室に隣接する浴室。
  2. 【請求項2】 洗面台を有する洗面室と、浴槽と洗場と
    を有し洗面室に隣接する浴室と、前記洗面室に人体の動
    きを撮像して画像処理する第1の人体検出センサを設
    け、前記浴室に人体の動きを撮像して画像処理する第2
    の人体検出センサを設け、前記第1の人体検出センサに
    よって洗面室における脱衣行為を判定する脱衣判定手段
    を設けたことを特徴とする洗面室に隣接する浴室。
  3. 【請求項3】 洗面台を有する洗面室と、浴槽と洗場と
    を有し洗面室に隣接する浴室と、前記洗面室に人体の動
    きを撮像して画像処理する第1の人体検出センサを設
    け、前記浴室に人体の動きを撮像して画像処理する第2
    の人体検出センサを設け、前記第1の人体検出センサに
    よって洗面室における脱衣行為を判定する脱衣判定指令
    を出力し、脱衣判定後に前記第2の人体検出センサによ
    り入浴者を監視する手段を設けたことを特徴とする洗面
    室に隣接する浴室。
  4. 【請求項4】 洗面台を有する洗面室と、浴槽と洗場と
    を有し洗面室に隣接する浴室と、前記洗面室に人体の動
    きを撮像して画像処理する第1の人体検出センサを設
    け、前記浴室に人体の動きを撮像して画像処理する第2
    の人体検出センサを設け、前記第1の人体検出センサに
    よって洗面室における脱衣行為を判定する脱衣判定指令
    を出力し、脱衣判定後に前記第2の人体検出センサによ
    り入浴者を監視するものにおいて、前記脱衣判定手段と
    して洗面室における動作画像を記録し、これを予め記憶
    した動作パターンと照合することにより判定することを
    特徴とする洗面室に隣接する浴室。
  5. 【請求項5】 洗面台を有する洗面室と、浴槽と洗場と
    を有し洗面室に隣接する浴室と、前記洗面室に人体の動
    きを撮像して画像処理する第1の人体検出センサを設
    け、前記浴室に人体の動きを撮像して画像処理する第2
    の人体検出センサを設け、前記第1の人体検出センサに
    よって洗面室における脱衣行為を判定する脱衣判定指令
    を出力し、脱衣判定後に前記第2の人体検出センサによ
    り入浴者を監視するものにおいて、前記脱衣判定手段と
    して洗面室における動作画像を記録し、これを予め記憶
    した動作パターンと照合することにより判定し、かつ、
    前記人体検出センサは低解像度の撮像装置で構成したこ
    とを特徴とする洗面室に隣接する浴室。
JP2000193760A 2000-06-28 2000-06-28 洗面室に隣接する浴室 Pending JP2002015384A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000193760A JP2002015384A (ja) 2000-06-28 2000-06-28 洗面室に隣接する浴室

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000193760A JP2002015384A (ja) 2000-06-28 2000-06-28 洗面室に隣接する浴室

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002015384A true JP2002015384A (ja) 2002-01-18

Family

ID=18692697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000193760A Pending JP2002015384A (ja) 2000-06-28 2000-06-28 洗面室に隣接する浴室

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002015384A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016051375A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 旭光電機株式会社 プライベート空間内状態検知装置
JP2018055380A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 株式会社Lixil 入浴管理システム、入浴管理方法、およびコンピュータプログラム
JP2020190392A (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 三菱電機株式会社 暖房装置
JP7430102B2 (ja) 2020-04-16 2024-02-09 リンナイ株式会社 風呂装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016051375A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 旭光電機株式会社 プライベート空間内状態検知装置
JP2018055380A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 株式会社Lixil 入浴管理システム、入浴管理方法、およびコンピュータプログラム
JP2020190392A (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 三菱電機株式会社 暖房装置
JP7243445B2 (ja) 2019-05-23 2023-03-22 三菱電機株式会社 暖房装置
JP7430102B2 (ja) 2020-04-16 2024-02-09 リンナイ株式会社 風呂装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002015384A (ja) 洗面室に隣接する浴室
JP3904106B2 (ja) 人体検知装置
JP4003398B2 (ja) 浴室
JP2003115088A (ja) 人体検出装置
JP3747457B2 (ja) 浴室
JP2004108789A (ja) 人体検出装置
JP2002081667A (ja) 浴室暖房機
JP3562491B2 (ja) 人体検出装置
JP3975706B2 (ja) 人体検出装置
JP3678274B2 (ja) 人体検出装置
JP3965943B2 (ja) 人体検出装置
JP2001311549A (ja) 温水機器
JP2001299623A (ja) 浴 室
JP2001351097A (ja) 人体検出装置
JP2001299622A (ja) 温水機器
JP2003037839A (ja) 人体検出装置
JP3747459B2 (ja) 人体検出装置
JP2002112870A (ja) 鏡の曇り止め装置
JP3902431B2 (ja) 浴室
JP2004073600A (ja) 入浴装置
JP2001307258A (ja) 浴 室
JP2002034825A (ja) 浴 室
JP2002031689A (ja) 人体検出センサ
JP2002279550A (ja) 人体検出装置
JP2002306359A (ja) 浴 室