JP2002034825A - 浴 室 - Google Patents

浴 室

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JP2002034825A
JP2002034825A JP2000228031A JP2000228031A JP2002034825A JP 2002034825 A JP2002034825 A JP 2002034825A JP 2000228031 A JP2000228031 A JP 2000228031A JP 2000228031 A JP2000228031 A JP 2000228031A JP 2002034825 A JP2002034825 A JP 2002034825A
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JP
Japan
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human body
bathtub
water level
bathroom
sensor
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JP2000228031A
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English (en)
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Kengo Shoji
賢吾 庄司
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Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は浴室全体における人体検出のみなら
ず浴槽内における人体検出の確実化を図り、検出精度の
良好な浴室を提供することを課題とする。 【解決手段】 浴槽と洗場とを有する浴室と、該浴室全
体における人体の動きを撮像して画像処理する第1の人
体検出センサと、主として浴槽における人体の動きを撮
像して画像処理する第2の人体検出センサと、浴槽の水
位を検出する水位センサとからなるものであって、水位
センサによる浴槽内の水位上昇を検出した場合に前記第
2の人体検出センサを作動させるコントローラを設けた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人体の動きを撮像し
て画像処理する人体検出センサを取り付けた浴室に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室内の動きを検出するため人体
検出センサを設けることは知られている。そして、セン
サには赤外線センサやCCDカメラ等を使用して浴室内
全体を監視し、一定時間(例えば10分間程度)人体の
動きがなかった場合には、ブザー等で警報を発するよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のもの
では浴室全体を撮像しているため、浴槽に入った入浴者
が長湯の人である場合には、若干小動きをしても10分
間以上浴槽に浸かったままのときは動きを認識しないと
きもあり、このようなときには危険な状態でないにも拘
らず誤って警報を出してしまうという難点を有してい
た。特に、浴槽内は暗色である場合が多く、また、湯気
により視界が妨げられる場合もあって、監視の確実化が
求められていた。
【0004】本発明は上記問題に鑑み、浴室全体におけ
る人体検出のみならず浴槽内における人体検出の確実化
を図り、検出精度の良好な浴室を提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の浴室は、浴槽と洗場とを有する浴室と、該
浴室全体における人体の動きを撮像して画像処理する第
1の人体検出センサと、主として浴槽における人体の動
きを撮像して画像処理する第2の人体検出センサと、浴
槽の水位を検出する水位センサとからなるものであっ
て、水位センサによる浴槽内の水位上昇を検出した場合
に前記第2の人体検出センサを作動させるコントローラ
を設けたことを第1の特徴としている。この第1の特徴
によれば、浴槽に人が入った場合に浴室全体を撮像する
第1の人体検出センサとは別個に浴槽を専属的に撮像す
る第2の人体検出センサを設けたことで、浴槽に入浴し
た時のみ浴槽内を監視でき、人体の動きを近くから捕捉
でき、検出精度を向上させることができたものである。
また、本発明の浴室は、浴槽と洗場と温水機器とを有す
る浴室と、該浴室全体における人体の動きを撮像して画
像処理する第1の人体検出センサと、主として浴槽にお
ける人体の動きを撮像して画像処理する第2の人体検出
センサと、浴槽の水位を検出し前記温水機器に内蔵した
水位センサとからなるものであって、水位センサによる
浴槽内の水位上昇を検出した場合に前記第2の人体検出
センサを作動させるコントローラを設けたことを第2の
特徴としている。この第2の特徴によれば、温水機器の
給湯制御に使用する水位センサを利用して、浴槽への入
浴判断を行うことで、別途に水位センサを取り付ける必
要がなく、確実に浴槽内の人体の動きを捕捉することが
できる。
【0006】さらに、本発明の浴室は、浴槽と洗場と温
水機器とを有する浴室と、該浴室全体における人体の動
きを撮像して画像処理する第1の人体検出センサと、主
として浴槽における人体の動きを撮像して画像処理する
第2の人体検出センサと、浴槽の水位を検出し前記温水
機器に内蔵した水位センサとからなるものであって、水
位センサによる浴槽内の水位上昇を検出した場合に前記
第2の人体検出センサを作動させるコントローラを設
け、かつ前記第2の人体検出センサは浴槽のヘッドレス
ト近傍に取り付けたことを第3の特徴としている。この
第3の特徴によれば、浴槽に入浴した時のみ浴槽内を別
途に監視でき、しかも浴槽内の人体の動きを浴槽近くか
ら確実に捕捉でき、検出精度を向上させることができた
ものである。
【0007】さらに、本発明の浴室は、浴槽と洗場と温
水機器とを有する浴室と、該浴室全体における人体の動
きを撮像して画像処理する第1の人体検出センサと、主
として浴槽における人体の動きを撮像して画像処理する
第2の人体検出センサと、浴槽の水位を検出し前記温水
機器に内蔵した水位センサとからなるものであって、水
位センサによる浴槽内の水位上昇を検出した場合に前記
第1の人体検出センサから切り替えて前記第2の人体検
出センサを作動させるコントローラを設け、かつ前記第
2の人体検出センサは浴槽のヘッドレスト近傍に取り付
けたことを第4の特徴としている。この第4の特徴によ
れば、温水機器のセンサを利用して切り替え、浴槽内の
動きを専属的に監視することができ、しかも人体の動き
を確実に捕捉できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施
形態を示す全体構成図である。図2は本発明の一実施形
態を示す電気回路のブロック図である。図3は人体検出
センサの画像検出部の1画素を構成する画像コア回路の
構成を示す回路図である。図4はセンサの撮像範囲と検
知範囲及び検知領域との関係を示す説明図である。図5
は本発明の一実施形態を示す制御フローチャートであ
る。図6は他実施形態のフローチャートである。図7は
本発明の他の実施形態を示す側面図である。
【0009】図1は浴室1及び温水機器40を側方から
見た断面図であり、本発明の一実施形態の概略を示すも
のであって、浴室1内部には浴槽2及び洗場3を設けて
ある。4は浴室への出入口である。そして、浴室1の天
井には人体センサ5が設置されている。浴室1がシステ
ムバスルームの場合には保守点検上、天井に開口した点
検口44に取り付けることが望ましい。なお、人体セン
サの取付位置は浴室1の壁面であってもよい。天井の人
体センサ5は、人工網膜を利用した撮像装置を有し浴室
における人体の動きを撮像して画像処理する人体検出セ
ンサ51と、赤外線検知により人体を検知する赤外線セ
ンサ52とから構成しているが、それぞれ別個に設けて
もよい。そして、人体センサは浴室全体における人体の
動きを撮像して画像処理する第1の人体検出センサと、
主として浴槽における人体の動きを撮像して画像処理す
る第2の人体検出センサとから構成してある。第1の人
体検出センサ51は浴室1の天井あるいは壁面に取り付
けられる。また、第2の人体検出センサ50は浴槽2の
近傍、特に図7に示されるように浴槽2のヘッドレスト
80近傍に取付けている。ヘッドレスト80は浴槽2上
に別途載置したものでもよく、また浴槽2と一体的に設
けたものであってもよい。ヘッドレストの近傍であるか
らヘッドレストの壁面あるいはヘッドレスト80そのも
のに人体検出センサを内蔵したものであってもよい。本
実施例では、第2の人体検出センサ50はヘッドレスト
近傍の浴室用リモコン60に取付けてある。
【0010】人体センサ5の出力は、温水機器40と接
続する接続コード41を通じて温水機器40のコントロ
ーラ42に入力され、コントローラ42から浴室用リモ
コン60や台所用リモコン70へ伝送される。ここに、
温水機器40とは、浴槽に給湯等水を加熱するための機
器であり、具体的には給湯器付風呂釜、給湯器付暖房
機、温水暖房機、給湯器等により構成されている。温水
機器にはガスを燃料とするもののみならず石油を燃料と
するものでもよい。そして、給湯器を制御するリモコン
60、70には浴室1に入浴者がいることを知らせるラ
ンプ等の表示部を有しており、人体センサ5が入浴者を
検知して信号線から検知信号を出力すると表示部が点灯
するようになっている。表示部は上記のものに限られ
ず、入浴者の動きが一定時間無かった場合、浴槽で寝て
いるかまたは倒れたと推測し、まず浴室用リモコン60
で警報音あるいは音声により注意を喚起し、浴室側から
応答が所定時間内にない場合には、台所用リモコン70
で警報音あるいは音声により他者に報知するようにした
ものでもよい。
【0011】また、前記した人体センサ5と温水機器4
0とを接続する接続コード41の途中には、人体センサ
5を着脱自在とするためのコネクター43を設けてあ
る。人体センサ5を浴室1の点検口44に固定しておく
と、コネクター43を外すことで点検口44と人体セン
サ5とは一体的に取り外すことが可能となり推奨でき
る。そして、温水機器40の内部には図示しない熱交換
器及びバーナが内蔵されており、制御のための各種セン
サの他、浴槽2の水位を検出する半導体圧力センサ等の
水位センサ45を設けてある。温水機器40に内蔵した
水位センサ45を用いることで、別途にセンサを設ける
必要がなく、安価となる。また、温水機器40から浴槽
2に対して給湯落しこみ管46が接続配管されている。
浴槽水位はこの給湯落しこみ管46を介して前記水位セ
ンサ45により検出できるようになっている。また、人
体センサ5を作動させるための電源は、電源プラグ47
から導入され温水機器40のコントローラ42部のトラ
ンスを介して降圧され低電圧化されて供給される。さら
に、コントローラ42には、水位センサ45による浴槽
2内の水位上昇を検出した場合に、第2の人体検出セン
サ50を作動させる制御部90を設けてある。この制御
部90は、水位センサ45による浴槽2内の水位上昇を
検出した場合に第1の人体検出センサ5から切り替えて
第2の人体検出センサを作動させるものであってもよ
い。
【0012】図2は人工網膜チップを利用した人体検出
センサ51と、赤外線センサ52とからなる人体センサ
5の具体構成を示したものである。人体検出センサ51
は人体を検出すると共に検出した画像を処理する撮像装
置6と、撮像装置6に制御信号を与えると共に処理情報
を判定する制御装置7とから構成されている。そして、
人体検出センサ51の他に赤外線センサ52を同一のケ
ース体内に設け、その制御装置7を共用し、浴室1が暗
い場合の監視の相互補填を行なうようにしてある。
【0013】前記撮像装置6の撮像部8は、縦32×横
32画素(=1024画素)からなる画像検出部9、結
像レンズ10、スキャナ11、マルチプレクサ12及び
スキャナ駆動制御部13から構成されている。画像検出
部9の画素はそれぞれモノクロ256階調「レベル0
(黒)〜255(白)の256階調」で表現される。
【0014】そして、撮像部8においては、浴室内の画
像は、結像レンズ10によって画像検出部9に結像され
る。スキャナ11は、スキャナ駆動制御部13によって
駆動制御されており、画像検出部9の各画素列を順次一
定周期毎に受光状態(オン状態)となるように制御して
いる。受光状態となった1列の各画素から同時に出力さ
れた光電流は、マルチプレクサ12によってアナログデ
ータからシリアルデータに変換され、増幅器14で増幅
された後、画像処理部15へ入力される。なお、アナロ
グデータからシリアルデータへの変換等は外部に設けた
制御装置部あるいは別途設けたICにより行っても良
い。
【0015】また、画像検出部9の各画素は、図3に示
すように画素コア回路17によって構成されている。画
素コア回路17は受光素子18、電荷蓄積回路19、感
度可変回路20から構成されており、感度可変端子21
及びリセット端子22がスキャナ11に接続され、光電
流出力端子23がマルチプレクサ12に接続されてい
る。
【0016】図2においてゲイン調整部16は、画像処
理部15における画像平均値(画像の明るさ)をチェッ
クし、画像平均値が適切な範囲から外れていれば、増幅
器14によって撮像装置6のゲインを調整すると共にス
キャナ駆動制御部13によって画像検出部9の蓄積時間
を調整し、適正な明るさの画像が得られるように調光す
る。
【0017】人工網膜を用いた撮像装置6では、画像平
均値は、画像検出部9を構成する32×32個の全画素
における階調(0階調(黒)〜255階調(白)の25
6階調)の平均値であり、0〜255の値で表わさせ
る。この画像平均値は増幅器14のゲインと画像検出部
9の蓄積時間によって決定される。ここで、ゲインはカ
メラの絞りに相当し、蓄積時間はカメラのシャッタース
ピードに相当する。従って、撮像装置6の適正な画像平
均値を得ようとすれば、適当なゲインに固定しておき、
蓄積時間を調整すればよい。あるいは、適当な蓄積時間
を固定しておき、ゲインを調整すればよい。
【0018】そして、図2において少なくとも撮像をお
こなう画像検出部9と画像処理を行なう画像処理部15
とは1チップで構成されている。このチップは人工網膜
チップと称される。また、このチップの裏面位置には、
制御装置7を設けてあり、制御装置7はマイクロコンピ
ュータからなりこの内部には人体検出センサに51よる
検知処理を行なう検知領域を複数の領域に分割する領域
分割手段24をソフトウエアーとして組込んである。
【0019】具体的には、図4に示すように、画像処理
部15に入力された画像情報を処理するためのポイント
テーブル25を複数域に分割するものである。すなわち
人体検出センサによる検出可能な撮像能力範囲(ポイン
トテーブル25全体に相当)を、まず画像処理の必要な
検知領域26と、画像処理を行なわない非検知領域27
とに区画している。すなわち、撮像能力範囲のすべてを
検知領域とはしていない。これにより検出処理可能な検
出処理領域のうちの一部を、実際に検知し処理するセン
サ検知領域として使用することで画像の処理範囲を限定
して、画像処理の速度を早めている。さらに前記の検知
領域26を、洗場領域30及び浴槽領域31の2つの領
域に分割したものである。また、洗場領域30と浴槽領
域31との間を無効領域とし、この無効領域を画像の処
理をしない非検知領域としてもよい。
【0020】そして、人体検出センサ51を構成する結
像レンズ10と撮像装置6と制御装置7とは、前記赤外
線センサ52と共に1つのケースに納められ、人体セン
サセットとして浴室1の天井等に取り付けられる。ま
た、第2の人体検出センサ50は、上記第1の人体検出
センサ51とほぼ同様の構成であるが、赤外線センサ及
び領域分割手段は設けられていない。第2の人体検出セ
ンサ50は浴槽内の動きを主として専属的に検出するよ
うにしてある。
【0021】そして、撮像装置6の検知出力と赤外線セ
ンサ52の検知出力はそれぞれ判定手段32へ入力され
る。また、判定手段は撮像装置6からの出力と赤外線セ
ンサからの出力に基づき、浴室における入浴者の有無や
入浴者の動きなどを総合的に判断する。
【0022】人工網膜により検出した画像は次のように
画像処理される。画像処理部15は、画像検出部9を構
成する全画素から画像情報を一定時間毎に受信する。画
像処理部15は、一定時間毎に画像情報を受け取ると、
該画像情報を処理し、判定手段32に出力して入浴者の
動きを監視するのである。
【0023】具体的には、まず画像検出部9で検出した
一定時間前の画像(前画像)と現時点での画像(現画
像)との受光量の差(差分)を画像処理部15で演算す
る。差分が正の画素は+で表わし、負の画素は−で表わ
し、差が0の画素は0で表わす。対象物の動きは画像の
境界によって判定できるので、画像の境界の移動はそこ
での差分の正または負となって表れる。これにより画像
境界の移動の方向が推定される。そして差分の総和を見
ることで大まかな人の動きが把握できる。さらに、上記
解析方法を2次元の画像に適用して、具体的には画素上
の方向を縦方向、横方向、右上がり斜め方向、右下がり
斜め方向の4つに分けて、この4つの方向毎に現画像と
前画像との差分(スカラー)を求めて、この差分の画像
から各方向ごとの動きを判定し、各方向の差分をベクト
ルとして表わすようにしてもよい。そして該画素とその
周辺の3×3画素の差分ベクトルを平均化することで
(オプチカルフロー)、浴室における人の存在や人の動
きを検知することができる。
【0024】図4に示すように人体検出センサ51の検
知領域26は、洗場領域30、浴槽領域31の2つのエ
リアに分け、各エリア毎に前記差分の総和または動き量
を検知している。ここで、動き量とは、各領域30、3
1毎に各画素のオプチカルフローのスカラー量を平均し
たもの(スカラー平均)、もしくはスカラー量の和(ス
カラー和)である。
【0025】次に、浴室1に人が入室したか否か等の判
別について説明する。図5において、人が浴室に入り始
めると、まず待機状態にある赤外線センサが人体を検知
してオンとなる(ステップS1)と共にタイマセットさ
れ(ステップS2)、人体検出センサ51が一定時間内
に洗場において人を検知すると(ステップS3)、入室
したものと判断する(ステップS4)。この入室判定に
おいて、人体検出センサ51による人体検知には撮像及
び動き量の演算等に時間を要すること、あるいは浴室が
暗い場合には監視感度が鈍いことから、赤外線センサ5
2を併用し、赤外線センサ52が検出した後人体検出セ
ンサ51が共に人を検出することで、人体検出センサ5
1の弱点を補い、入室の確実を期しているものである。
【0026】また、浴室からの退出時においても、赤外
線センサ52がオフとなった場合(ステップS5におい
てノーの場合)で、かつ、人体検出センサ51が動き量
を検知しない場合(ステップS6においてノーの場合)
に浴室から退出したものと判断させている。赤外線セン
サ52では浴槽湯温を人体温度と誤って判断することが
有り得るので、この赤外線センサ52の弱点を他のセン
サを使用することで補完している。
【0027】そして、人体検出センサ51が洗場におい
て人を検知しなかった場合(ステップS3でノーの場
合)でも、浴槽において人を検知すると(ステップS
8)、所定時間内に赤外線センサ52及び人体検出セン
サ51が共に人を検知している場合には(ステップS
9、S10)、入室しているものと判断することとして
いる(ステップS4)。なお、入室したものと判定した
のちはセンサの検知継続時間を平均的な入浴時間に見合
うようにタイマセット(ステップS11)している。こ
のタイマセット時間は、浴室に人が居ることを検知して
延長するようにしてもよい。
【0028】また、人体検出センサ51の取り付けは、
浴室1の天井であって、浴室の洗場領域30と浴槽領域
31との境界位置に取付けられる。この位置は標準的な
浴室において洗場3及び浴槽2を設けた浴室内の人の動
きを監視できる最適位置である。特に、浴槽2と洗場3
との境界に取付けることで、浴槽2及び洗場3での人の
動きに対して、境界が明確化できる。人体センサ5を構
成する人体検出センサ51と赤外線センサ52とは1つ
のケース内に収納することで、取付けし易く、点検も容
易となる。
【0029】また、ユニットバス等からなるシステムバ
スルームの場合には、バスルームの天井にその点検用の
点検口が位置しており、この点検蓋である点検口に前記
人体センサ5を取り付けることを推奨する。点検口は取
り付け、取り外しができるので、人体センサ5の設置、
点検が容易に行なえるのみならず、前記センサの最適取
付け位置の条件を満足するものである。
【0030】さらに、本発明では、浴槽2に人がいる
か、いないかの検知に万全を期するようにしている。こ
の例を図6に基づいて説明する。図6のフローチャート
において、温水機器40による浴槽2への自動落しこみ
給湯が行われ、浴槽2への湯張りが終了すると(ステッ
プS12)、水位センサ45により浴槽2の湯水の水位
が測定され検出される(ステップS13)。そして、前
述した人の浴室1への入室判断がなされ(ステップS1
4でイエスの場合)、洗場から浴槽へ向けて人の動きが
検知されると(ステップS15でイエスの場合)、人体
検出センサ51の制御装置7から温水機器のコントロー
ラ42に対して浴槽水位を検出する指令である浴槽水位
検出指令が出力される(ステップS16)。そしてステ
ップS17で、入室前の浴槽水位と入室後の浴槽水位と
が比較され、水位変化がプラス側に変化している場合、
すなわち浴槽内の水位上昇を検出した場合(ステップS
17でイエスの場合)には浴槽に入浴中であると判定さ
れ、コントローラ42の制御部90の出力により第2の
人体検出センサ50を作動させ、主として浴槽2におけ
る人体の動きを撮像し浴槽内を検知するのである(ステ
ップS18)。浴槽内の水位上昇を検出した場合(ステ
ップS17でイエスの場合)に、第1の人体検出センサ
51から第2の人体検出センサ50に検出を切り替える
ようにしてもよい。これにより、浴槽に人が入った場合
には浴槽内を専ら監視することとなって、浴槽内の人の
動きが検知し易くなる。特に、第2の人体検出センサ5
0を浴槽2のヘッドレスト近傍に設けることで、入浴者
の頭部をその視野に納めることができて、湯気があって
も確実に人体を認識することができる。また、小動きで
あっても動き量を検出することが可能となる。一定時間
継続して動き量がない場合には警報する点は従来と同じ
である。これにより、浴槽2内の温水中に沈んでいる場
合においても判定することができるようになった。ま
た、上記とは逆に入浴者が浴槽から出た場合には水位は
下降し、水位センサ45により浴槽水位の下降が検出さ
れると(ステップS19でイエスの場合)、再び第1の
人体検出センサ51のみにより浴室1の全体を検知する
こととなる(ステップS20)。また、上記において浴
槽水位が変化していない場合(ステップS17でノーの
場合)には、浴槽には人なしと判断できるため、そのま
ま第1の人体検出センサ51のみで浴室全体を検知する
のである。
【0031】なお、上述した実施形態は本発明の好適な
実施形態を示すものであって、本発明はこれに限定され
ることなく、その範囲内で各種設計変更可能である。例
えば、本実施形態ではシステムバスルームについて説明
したが、この例に限られることなくこれ以外の既存の浴
室にも設置できるものである。また、人体検出センサは
低画素数のセンサを用いたが、CCDによる撮像センサ
を使用し、これに水位センサを組み合わせても同様の効
果が期待できるものである。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、浴槽に人が入った場合
に浴室全体を撮像する第1の人体検出センサとは別個に
浴槽を専属的に撮像する第2の人体検出センサを設けた
ことで、浴槽に入浴した時のみ浴槽内を監視でき、人体
の動きを近くから捕捉でき、検出精度を向上させること
ができたものである。また本発明によれば、温水機器の
給湯制御に使用する水位センサを利用して、浴槽への入
浴判断を行うことで、別途に水位センサを取り付ける必
要がなく、確実に浴槽内の人体の動きを捕捉することが
できる。さらに本発明によれば、浴槽に入浴した時のみ
浴槽内を別途に監視でき、しかも浴槽内の人体の動きを
浴槽近くから確実に捕捉でき、検出精度を向上させるこ
とができたものである。さらに本発明によれば、温水機
器のセンサを利用して切り替え、浴槽内の動きを専属的
に監視することができ、しかも人体の動きを確実に捕捉
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態を示す全体構成図で
ある。
【図2】図2は本発明の一実施形態を示す電気回路のブ
ロック図である。
【図3】図3は人体検出センサの画像検出部の1画素を
構成する画像コア回路の構成を示す回路図である。
【図4】図4はセンサの撮像範囲と検知範囲及び検知領
域との関係を示す説明図である。
【図5】図5は本発明の一実施形態を示すフローチャー
トである。
【図6】図6は本発明の他実施形態を示すフローチャー
トである。
【図7】図7は本発明の他の実施形態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 浴室 2 浴槽 3 洗場 4 出入口 5 人体センサ 6 撮像装置 7 制御装置 9 画像検出部 15 画像処理部 17 画像コア回路 24 領域分割手段 26 検知領域 30 洗場領域 31 浴槽領域 32 判定手段 40 温水機器 42 コントローラ 45 水位センサ 47 電源プラグ 50 第2の人体検出センサ 51 第1の人体検出センサ 52 赤外線センサ 80 ヘッドレスト 90 制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽と洗場とを有する浴室と、該浴室全
    体における人体の動きを撮像して画像処理する第1の人
    体検出センサと、主として浴槽における人体の動きを撮
    像して画像処理する第2の人体検出センサと、浴槽の水
    位を検出する水位センサとからなるものであって、水位
    センサによる浴槽内の水位上昇を検出した場合に前記第
    2の人体検出センサを作動させるコントローラを設けた
    ことを特徴とする浴室。
  2. 【請求項2】 浴槽と洗場と温水機器とを有する浴室
    と、該浴室全体における人体の動きを撮像して画像処理
    する第1の人体検出センサと、主として浴槽における人
    体の動きを撮像して画像処理する第2の人体検出センサ
    と、浴槽の水位を検出し前記温水機器に内蔵した水位セ
    ンサとからなるものであって、水位センサによる浴槽内
    の水位上昇を検出した場合に前記第2の人体検出センサ
    を作動させるコントローラを設けたことを特徴とする浴
    室。
  3. 【請求項3】 浴槽と洗場と温水機器とを有する浴室
    と、該浴室全体における人体の動きを撮像して画像処理
    する第1の人体検出センサと、主として浴槽における人
    体の動きを撮像して画像処理する第2の人体検出センサ
    と、浴槽の水位を検出し前記温水機器に内蔵した水位セ
    ンサとからなるものであって、水位センサによる浴槽内
    の水位上昇を検出した場合に前記第2の人体検出センサ
    を作動させるコントローラを設け、かつ前記第2の人体
    検出センサは浴槽のヘッドレスト近傍に取り付けたこと
    を特徴とする浴室。
  4. 【請求項4】 浴槽と洗場と温水機器とを有する浴室
    と、該浴室全体における人体の動きを撮像して画像処理
    する第1の人体検出センサと、主として浴槽における人
    体の動きを撮像して画像処理する第2の人体検出センサ
    と、浴槽の水位を検出し前記温水機器に内蔵した水位セ
    ンサとからなるものであって、水位センサによる浴槽内
    の水位上昇を検出した場合に前記第1の人体検出センサ
    から切り替えて前記第2の人体検出センサを作動させる
    コントローラを設け、かつ前記第2の人体検出センサは
    浴槽のヘッドレスト近傍に取り付けたことを特徴とする
    浴室。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019071519A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 株式会社コロナ リモコン

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