JP2002051931A - 浴 室 - Google Patents

浴 室

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JP2002051931A
JP2002051931A JP2000241963A JP2000241963A JP2002051931A JP 2002051931 A JP2002051931 A JP 2002051931A JP 2000241963 A JP2000241963 A JP 2000241963A JP 2000241963 A JP2000241963 A JP 2000241963A JP 2002051931 A JP2002051931 A JP 2002051931A
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JP
Japan
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bathroom
human body
notification
detection sensor
body detection
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JP2000241963A
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English (en)
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Yoshikane Kuboya
賢謙 久保谷
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Noritz Corp
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Noritz Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は台所及び浴室にリモコンを設け操作
ガイドを音声で知らせる報知手段を設けたものにおい
て、浴室に人がいないときには浴室のリモコンに音声を
発しないようにした浴室を提供することを課題とする。 【解決手段】 人体検出センサによる入浴者を検出した
場合には報知手段を作動させる操作ガイド音声報知作動
手段と、人体検出センサによる入浴者を検出しない場合
には浴室における報知手段の作動を停止させる操作ガイ
ド音声報知停止手段とを設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温水機器を遠隔操作
するリモコンと、人体の動きを撮像して画像処理する人
体検出センサ等を取り付けた浴室に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室においては給湯器等の温水機
器を遠隔位置から操作するために浴室の壁面にリモコン
を取り付けている。そしてこのリモコンには運転スイッ
チ、湯温を調節するための湯温調節スイッチ、風呂の水
位を調節するための水位スイッチ、沸き上がり時刻を設
定するためのタイマースイッチ、風呂への自動落し込み
給湯を行なう自動給湯運転スイッチ等が設けられてお
り、加えてこれらのスイッチを操作する毎にその操作状
態を音声により案内ガイドする報知手段が付加されてい
る。具体的には、例えば、湯温を調節するための湯温調
節スイッチを操作して設定湯温を変更したような場合に
は、リモコン内部に設けられた報知手段から直ちに「設
定湯温が変更されました」と音声により報知されるよう
になっている。これにより、使用者は使用者の操作目的
とリモコンにおける制御動作とが一致するか否か、耳に
より確認することができて便利なものである。上記のリ
モコンを単独で浴室のみ、あるいは台所のみに取付け設
置した場合はリモコンの操作を行なう使用者と使用する
リモコンとが対応するため問題は生じない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、リモコンを
台所のみならず浴室にも取付け設置し、いずれの個所か
らでも温水機器を操作できるようにしたものでは、浴室
に入浴者がいないときに台所でリモコンを操作した場
合、浴室に誰もいないにもかかわらず浴室にもガイド音
声を発してしまい、特に夜間では浴室での音声が響きや
すいため、耳ざわりとなり浴室が近隣に接している現場
ではクレームにつながるおそれがあり、また電気代の無
駄となる等の問題点を有していた。
【0004】本発明は上記問題に鑑み、台所及び浴室に
リモコンを設け操作ガイドを音声で知らせる報知手段を
設けたものにおいて、浴室に人がいないときには浴室の
リモコンに音声を発しないようにした浴室を提供するこ
とを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の浴室は、浴槽と洗場とを有する浴室と、該
浴室における人体の動きを検出する人体検出センサと、
温水機器を遠隔位置から操作する台所及び浴室に設けた
リモコンと、該両リモコンに設けられ操作ガイドを音声
で知らせる報知手段とからなるものであって、前記人体
検出センサによる入浴者を検出した場合には前記報知手
段を作動させる操作ガイド音声報知作動手段と、前記人
体検出センサによる入浴者を検出しない場合には浴室に
おける前記報知手段の作動を停止させる操作ガイド音声
報知停止手段とを設けたことを第1の特徴としている。
この第1の特徴によれば、台所及び浴室にリモコンを設
け操作ガイドを音声で知らせる報知手段を設けたものに
おいて、人体検出センサによる入浴者を検出した場合に
は前記報知手段を作動させる操作ガイド音声報知作動手
段を設けると共に、人体検出センサによる入浴者を検出
しない場合には浴室における前記報知手段の作動を停止
させる操作ガイド音声報知停止手段を設けているので、
浴室に人がいないときには浴室のリモコンに音声を発し
ないようにすることができ、入浴者がいるときのみ音声
を発するので、ガイド音声の発生回数を減少し得て、騒
音の低下を図ることができる。また、回数低減による電
力代の節減を図ることができる。また、本発明の浴室
は、浴槽と洗場とを有する浴室と、該浴室における人体
の動きを撮像して画像処理する低解像度の人体検出セン
サと、温水機器を遠隔位置から操作する台所及び浴室に
設けたリモコンと、該両リモコンに設けられ操作ガイド
を音声で知らせる報知手段とからなるものであって、前
記人体検出センサによる入浴者を検出した場合には前記
報知手段を作動させる操作ガイド音声報知作動手段と、
前記人体検出センサによる入浴者を検出しない場合には
浴室における前記報知手段の作動を停止させる操作ガイ
ド音声報知停止手段とを設けたことを第2の特徴として
いる。この第2の特徴によれば、上記の特徴に加えて低
解像度の画像処理手段を設けたことにより、人体の輪郭
をぼかして処理することで、プライバシーの保護を図る
ことができる。
【0006】さらに、本発明の浴室は、浴槽と洗場とを
有する浴室と、該浴室における人体を検出する赤外線セ
ンサからなる人体検出センサと、温水機器を遠隔位置か
ら操作する台所及び浴室に設けたリモコンと、該両リモ
コンに設けられ操作ガイドを音声で知らせる報知手段と
からなるものであって、前記人体検出センサによる入浴
者を検出した場合には前記報知手段を作動させる操作ガ
イド音声報知作動手段と、前記人体検出センサによる入
浴者を検出しない場合には浴室における前記報知手段の
作動を停止させる操作ガイド音声報知停止を設けたこと
を第3の特徴としている。この第3の特徴によれば、人
体検出センサを赤外線センサで構成することで、上記の
特徴に加え、取付け位置を自由に選択することができ、
取付けの自由度が増大する共に比較的安価に設置でき
る。
【0007】さらに、本発明の浴室は、浴槽と洗場とを
有する浴室と、該浴室における人体の動きを撮像して画
像処理する低解像度の人体検出センサと、浴室における
人体を検出する赤外線センサと、温水機器を遠隔位置か
ら操作する台所及び浴室に設けたリモコンと、該両リモ
コンに設けられ操作ガイドを音声で知らせる報知手段と
からなるものであって、前記人体検出センサ及び赤外線
センサによる入浴者を検出した場合には前記報知手段を
作動させる操作ガイド音声報知作動手段と、前記人体検
出センサ及び赤外線センサによる入浴者を検出しない場
合には浴室における前記報知手段の作動を停止させる操
作ガイド音声報知停止手段とを設けたことを第4の特徴
としている。この第4の特徴によれば、低解像度による
人体検出センサと赤外線による赤外線センサとの相互の
補完により確実に人体を検出することが可能となり、操
作ガイドの報知及び報知の停止を確実に行なうことがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施
形態を示す全体構成図である。図2は本発明の一実施形
態を示す電気回路のブロック図である。図3は人体検出
センサの画像検出部の1画素を構成する画像コア回路の
構成を示す回路図である。図4はセンサの撮像範囲と検
知範囲及び検知領域との関係を示す説明図である。図5
は本発明の一実施形態を示す制御フローチャートであ
る。図6は本発明の一実施形態を示すブロック図であ
る。
【0009】図1は浴室1及び温水機器40を側方から
見た断面図であり、本発明の一実施形態の概略を示すも
のであって、浴室1内部には浴槽2及び洗場3を設けて
ある。4は浴室への出入口である。そして、浴室1の天
井には人体センサ5が設置されている。浴室1がシステ
ムバスルームの場合には保守点検上、天井に開口した点
検口44に取り付けることが望ましい。なお、人体セン
サの取付位置は浴室1の壁面であってもよい。人体セン
サは、人工網膜を利用した撮像装置を有し浴室1におけ
る人体の動きを撮像して画像処理する低解像度の人体検
出センサ51と、別個に設けた赤外線検知により人体を
検知する赤外線センサ50とから構成している。センサ
50、51はそれぞれ単独で取り付けてもよい。
【0010】赤外線センサ50の取付け個所は浴室1の
壁面、具体的には、出入口4近傍の洗場3の周囲壁面が
望ましい。この赤外線センサ50は人体からの放射熱を
感知して作動する熱線式を用いても良く、また、赤外線
を放射して遮断すれば人が存在すると判定する遮断式で
あってもよい。遮断式を用いる場合には、洗場3の床面
から50cm近傍の壁面に取り付けることが望ましい。
これにより人が洗場に座った時の高さよりも低く、かつ
倒れた時の高さよりも高い位置となり、赤外線センサ単
独で異常状態の判定が可能となる。
【0011】人体センサ5の出力は、温水機器40と接
続する接続コード41を通じて温水機器40のコントロ
ーラ42に入力され、コントローラ42から浴室用のリ
モコン60や台所用に設置したリモコン70へ伝送され
る。ここに、温水機器40とは、浴槽に給湯等水を加熱
するための機器であり、具体的には給湯器付風呂釜、給
湯器付暖房機、温水暖房機、給湯器等により構成されて
いる。温水機器にはガスを燃料とするもののみならず石
油を燃料とするものでもよい。そして、給湯器を制御す
る浴室に設けたリモコン60、台所に設けたリモコン7
0には浴室1に入浴者がいることを知らせるランプ、ブ
ザー等の表示警報部を有しており、人体センサ5が入浴
者を検知して信号線から検知信号を出力すると表示警報
部が報知するようになっている。この表示警報部は後述
する報知手段と兼用してもよい。
【0012】また、浴室及び台所に設けたリモコン6
0、70には、図示してはいないが運転スイッチ、湯温
を調節するための湯温調節スイッチ、風呂の水位を調節
するための水位スイッチ、沸き上がり時刻を設定するた
めのタイマースイッチ、風呂への自動落し込み給湯を行
なう自動給湯運転スイッチ等が設けられており、加えて
これらのスイッチを操作する毎にその操作内容あるいは
操作状態を音声により案内ガイドする報知手段100が
付加されている。表示警報部は上記のものに限られず、
入浴者の動きが一定時間無かった場合、浴槽で寝ている
かまたは倒れたと推測し、まず浴室用のリモコン60で
警報音あるいは音声により注意を喚起し、浴室側から応
答が所定時間内にない場合には、台所用のリモコン70
で警報音あるいは音声により他者に報知するようにした
ものでもよい。
【0013】また、前記した人体センサ5と温水機器4
0とを接続する接続コード41の途中には、人体センサ
5を着脱自在とするためのコネクター43を設けてあ
る。人体センサ5を浴室1の点検口44に固定しておく
と、コネクター43を外すことで点検口44と人体セン
サ5とは一体的に取り外すことが可能となり推奨でき
る。
【0014】そして、温水機器40の内部には図示しな
い熱交換器及びバーナが内蔵されてある。人体センサ5
を作動させるための電源は、電源プラグ47から導入さ
れ温水機器40のコントローラ42部の図示しないトラ
ンスを介して降圧され低電圧化されて供給される。さら
に、コントローラ42には赤外線センサ50と電線コー
ド61を介して接続された制御部90を設けてある。ま
た制御部90には、前記した人体検出センサ51を接続
している。
【0015】図6は温水機器のコントローラ42と、風
呂及び台所のリモコン60、70との関係を示すブロッ
ク図であり、図において、温水機器を遠隔位置から操作
する台所に設けたリモコン70及び浴室に設けたリモコ
ン60には、前記した操作ガイドを音声で知らせる報知
手段100を設けてある。また、温水機器40を制御す
るコントローラ42の内部にはマイクロコンピュータか
らなる制御部90が設けられリモコン60、70からの
制御指令信号に基づいて給湯制御を行なうようになって
いる。またコントローラ42にはリモコンのスイッチ操
作に応じてその操作内容を案内しガイドするための音声
情報を記憶する記憶部101を設けてある。記憶された
音声情報は前述した報知手段100によって報知され
る。
【0016】そして、制御部90には前記報知手段を作
動させる操作ガイド音声報知作動手段102と、報知手
段の作動を停止させる操作ガイド音声報知停止手段10
3とをそのマイクロコンピュータにプログラムしてあ
る。人体検出センサ51あるいは赤外線センサ50のい
ずれかが人体を検知した場合において、操作ガイド音声
報知作動手段102によって報知のための作動を行っ
て、台所のリモコン70により給湯操作等を行った時に
は、台所の報知手段100のみならず浴室リモコン60
の報知手段100を報知させるようになっている。
【0017】ここに、報知のための作動とは、報知のた
めの待機状態に置くことをいい、操作の信号が入れば直
ちに音声報知に移行する。例えば台所のリモコン70に
おいて操作スイッチを操作して設定温度を上昇させた場
合に、スイッチのオン信号により制御部90を介して予
め記憶部101に記憶したスイッチのオン信号に対応し
た動作内容を呼び出して、スピーカ等の報知手段から音
声「湯温が変更されました」と発声するものである。ま
た、人体検出センサ51あるいは赤外線センサ50のい
ずれもが人体を検知しなかった場合において、台所のリ
モコン70により給湯操作等を行った時には、操作ガイ
ド音声報知停止手段103によって報知のための作動は
停止され、浴室リモコン60の報知手段100は報知さ
れず、浴室1に音声は発声されない。
【0018】図2は人工網膜チップを利用した人体検出
センサ51の具体構成を示したものである。人体検出セ
ンサ51は人体を検出すると共に検出した画像を処理す
る撮像装置6と、撮像装置6に制御信号を与えると共に
処理情報を判定する制御装置7とから構成されている。
そして、人体検出センサ51の他に赤外線センサ50を
別個に設け、浴室1が暗い場合の監視の相互補填を行な
うようにしてある。
【0019】前記撮像装置6の撮像部8は、縦32×横
32画素(=1024画素)からなる画像検出部9、結
像レンズ10、スキャナ11、マルチプレクサ12及び
スキャナ駆動制御部13から構成されている。画像検出
部9の画素はそれぞれモノクロ256階調「レベル0
(黒)〜255(白)の256階調」で表現される。
【0020】そして、撮像部8においては、浴室内の画
像は、結像レンズ10によって画像検出部9に結像され
る。スキャナ11は、スキャナ駆動制御部13によって
駆動制御されており、画像検出部9の各画素列を順次一
定周期毎に受光状態(オン状態)となるように制御して
いる。受光状態となった1列の各画素から同時に出力さ
れた光電流は、マルチプレクサ12によってアナログデ
ータからシリアルデータに変換され、増幅器14で増幅
された後、画像処理部15へ入力される。なお、アナロ
グデータからシリアルデータへの変換等は外部に設けた
制御装置部あるいは別途設けたICにより行っても良
い。
【0021】また、画像検出部9の各画素は、図3に示
すように画素コア回路17によって構成されている。画
素コア回路17は受光素子18、電荷蓄積回路19、感
度可変回路20から構成されており、感度可変端子21
及びリセット端子22がスキャナ11に接続され、光電
流出力端子23がマルチプレクサ12に接続されてい
る。
【0022】図2においてゲイン調整部16は、画像処
理部15における画像平均値(画像の明るさ)をチェッ
クし、画像平均値が適切な範囲から外れていれば、増幅
器14によって撮像装置6のゲインを調整すると共にス
キャナ駆動制御部13によって画像検出部9の蓄積時間
を調整し、適正な明るさの画像が得られるように調光す
る。
【0023】人工網膜を用いた撮像装置6では、画像平
均値は、画像検出部9を構成する32×32個の全画素
における階調(0階調(黒)〜255階調(白)の25
6階調)の平均値であり、0〜255の値で表わさせ
る。この画像平均値は増幅器14のゲインと画像検出部
9の蓄積時間によって決定される。ここで、ゲインはカ
メラの絞りに相当し、蓄積時間はカメラのシャッタース
ピードに相当する。従って、撮像装置6の適正な画像平
均値を得ようとすれば、適当なゲインに固定しておき、
蓄積時間を調整すればよい。あるいは、適当な蓄積時間
を固定しておき、ゲインを調整すればよい。
【0024】そして、図2において少なくとも撮像をお
こなう画像検出部9と画像処理を行なう画像処理部15
とは1チップで構成されている。このチップは人工網膜
チップと称される。また、このチップの裏面位置には、
制御装置7を設けてあり、制御装置7はマイクロコンピ
ュータからなりこの内部には人体検出センサに51よる
検知処理を行なう検知領域を複数の領域に分割する領域
分割手段24をソフトウエアーとして組込んである。
【0025】具体的には、図4に示すように、画像処理
部15に入力された画像情報を処理するためのポイント
テーブル25を複数域に分割するものである。すなわち
人体検出センサによる検出可能な撮像能力範囲(ポイン
トテーブル25全体に相当)を、まず画像処理の必要な
検知領域26と、画像処理を行なわない非検知領域27
とに区画している。すなわち、撮像能力範囲のすべてを
検知領域とはしていない。これにより検出処理可能な検
出処理領域のうちの一部を、実際に検知し処理するセン
サ検知領域として使用することで画像の処理範囲を限定
して、画像処理の速度を早めている。さらに前記の検知
領域26を、洗場領域30及び浴槽領域31の2つの領
域に分割したものである。
【0026】そして、人体検出センサ51を構成する結
像レンズ10と撮像装置6と制御装置7とは、1つのケ
ースに納められ、人体センサセットとして浴室1の天井
等に取り付けられる。人体検出センサ51を低解像度の
センサとすることで、人体の輪郭をぼかすことができ、
プライバシーの保護を図ることができる。
【0027】そして、撮像装置6の検知出力は判定手段
32へ入力される。また、判定手段は撮像装置6からの
出力に基づき、浴室における入浴者の有無や入浴者の動
きなどを総合的に判断する。
【0028】人工網膜により検出した画像は次のように
画像処理される。画像処理部15は、画像検出部9を構
成する全画素から画像情報を一定時間毎に受信する。画
像処理部15は、一定時間毎に画像情報を受け取ると、
該画像情報を処理し、判定手段32に出力して入浴者の
動きを監視するのである。
【0029】具体的には、まず画像検出部9で検出した
一定時間前の画像(前画像)と現時点での画像(現画
像)との受光量の差(差分)を画像処理部15で演算す
る。差分が正の画素は+で表わし、負の画素は−で表わ
し、差が0の画素は0で表わす。対象物の動きは画像の
境界によって判定できるので、画像の境界の移動はそこ
での差分の正または負となって表れる。これにより画像
境界の移動の方向が推定される。そして差分の総和を見
ることで大まかな人の動きが把握できる。
【0030】図4に示すように人体検出センサ51の検
知領域26は、洗場領域30、浴槽領域31の2つのエ
リアに分け、各エリア毎に前記差分の総和または動き量
を検知している。ここで、動き量とは、各領域30、3
1毎に各画素のオプチカルフローのスカラー量を平均し
たもの(スカラー平均)、もしくはスカラー量の和(ス
カラー和)である。2つのエリアに分けることで、エリ
ア毎の調光が可能となり、適正調光のもとで人体の検出
処理、判別がし易くなる。
【0031】次に、浴室1に人が入室したか否か等の判
別について説明する。図5において、人が浴室1に入り
始めると、まず待機状態にある赤外線センサ50が人体
を検知してオンとなる(ステップS1)と共にタイマセ
ットされ(ステップS2)、人体検出センサ51が一定
時間内に洗場において人を検知すると(ステップS
3)、入室したものと判断する(ステップS4)。この
入室判定において、人体検出センサ51による人体検知
には撮像及び動き量の演算等に時間を要すること、ある
いは浴室が暗い場合には監視感度が鈍いことから、赤外
線センサ50を併用し、赤外線センサ50が検出した後
人体検出センサ51が共に人を検出することで、人体検
出センサ51の弱点を補い、入室の確実を期しているも
のである。なお、本実施例では赤外線センサ50と人体
検出センサ51とを併用することにより、人体を確実に
検出して報知の確実化を図っているが、この例に限られ
ることなく、各センサ単独で設置してもよい。特に熱感
知式の赤外線センサは単独設置により、取付けの自由度
が増大するものである。さらに、両センサに加えて、浴
室の照明スイッチのオン、オフを条件に入れて、3者が
すべてオンしたときに入室したものと判定するようにし
てもよい。
【0032】また、浴室からの退出時においても、赤外
線センサ50がオフとなった場合(ステップS5におい
てノーの場合)で、かつ、人体検出センサ51が動き量
を検知しない場合(ステップS6においてノーの場合)
に浴室から退出したものと判断させている。赤外線セン
サ50では浴槽湯温を人体温度と誤って判断することが
有り得るので、この赤外線センサ50の弱点を他のセン
サを使用することで補完している。
【0033】そして、人体検出センサ51が洗場におい
て人を検知しなかった場合(ステップS3でノーの場
合)でも、浴槽内において人を検知すると(ステップS
8)、所定時間内に赤外線センサ50及び人体検出セン
サ51が共に人を検知している場合には(ステップS
9、S10)、入室しているものと判断することとして
いる(ステップS4)。そして、この入室判断が行われ
た場合には、前記報知手段を作動させる操作ガイド音声
報知作動手段102により各リモコン60、70に設け
た報知手段100は作動待機状態となって待機している
(ステップS11)。この結果、台所のリモコン70に
て操作が行われると、この操作状況を浴室1においても
知らせるため制御部90を介して記憶部101から音声
情報が呼出されて各報知手段100から音声は発声され
るのである。
【0034】また人体検出センサ51が浴室1において
人を検知しない場合には、前記報知手段の作動を停止さ
せる操作ガイド音声報知停止手段103により浴室に設
けた浴室用のリモコン60に設けた報知手段100の作
動は停止状態となっている(ステップS12)。この結
果、台所のリモコン70にて操作が行われても、この操
作状況は浴室1において報知手段100から音声は発声
されないのである。
【0035】なお、上述した実施形態は本発明の好適な
実施形態を示すものであって、本発明はこれに限定され
ることなく、その範囲内で各種設計変更可能である。例
えば、本実施形態では低解像度の人体検出センサと赤外
線センサとの組み合わせについて説明したが、この例に
限られることなく人体検出センサ単独、あるいは赤外線
センサ単独であっても何ら差し支えない。また、人体検
出センサは低画素数のセンサを用いたが、CCDによる
撮像手段を使用しても同様の効果が期待できるものであ
る。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、浴室に人がいないとき
には浴室のリモコンに音声を発しないようにすることが
でき、入浴者がいるときのみ音声を発するので、ガイド
音声の発生回数を減少し得て、騒音の低下を図ることが
できる。また、回数低減による電力代の節減を図ること
ができる。また本発明によれば、低解像度の画像処理手
段を設けたことにより、人体の輪郭をぼかして処理する
ことで、プライバシーの保護を図ることができる。さら
に本発明によれば、人体検出センサを赤外線センサで構
成することで、取付け位置を自由に選択することがで
き、取付けの自由度が増大する共に比較的安価に設置で
きる。さらに本発明によれば、低解像度による人体検出
センサと赤外線による赤外線センサとの相互の補完によ
り確実に人体を検出することが可能となり、操作ガイド
の音声による報知及び報知の停止を確実に行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態を示す全体構成図で
ある。
【図2】図2は本発明の一実施形態を示す電気回路のブ
ロック図である。
【図3】図3は人体検出センサの画像検出部の1画素を
構成する画像コア回路の構成を示す回路図である。
【図4】図4はセンサの撮像範囲と検知範囲及び検知領
域との関係を示す説明図である。
【図5】図5は本発明の一実施形態を示すフローチャー
トである。
【図6】図6は本発明の一実施形態を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 浴室 2 浴槽 3 洗場 4 出入口 6 撮像装置 7 制御装置 9 画像検出部 15 画像処理部 17 画像コア回路 24 領域分割手段 26 検知領域 30 洗場領域 31 浴槽領域 32 判定手段 40 温水機器 42 コントローラ 51 人体検出センサ 50 赤外線センサ 60 リモコン 70 リモコン 90 制御部 100 報知手段 101 記憶部 102 操作ガイド音声報知作動手段 103 操作ガイド音声報知停止手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽と洗場とを有する浴室と、該浴室に
    おける人体の動きを検出する人体検出センサと、温水機
    器を遠隔位置から操作する台所及び浴室に設けたリモコ
    ンと、該両リモコンに設けられ操作ガイドを音声で知ら
    せる報知手段とからなるものであって、前記人体検出セ
    ンサによる入浴者を検出した場合には前記報知手段を作
    動させる操作ガイド音声報知作動手段と、前記人体検出
    センサによる入浴者を検出しない場合には浴室における
    前記報知手段の作動を停止させる操作ガイド音声報知停
    止手段とを設けたことを特徴とする浴室。
  2. 【請求項2】 浴槽と洗場とを有する浴室と、該浴室に
    おける人体の動きを撮像して画像処理する低解像度の人
    体検出センサと、温水機器を遠隔位置から操作する台所
    及び浴室に設けたリモコンと、該両リモコンに設けられ
    操作ガイドを音声で知らせる報知手段とからなるもので
    あって、前記人体検出センサによる入浴者を検出した場
    合には前記報知手段を作動させる操作ガイド音声報知作
    動手段と、前記人体検出センサによる入浴者を検出しな
    い場合には浴室における前記報知手段の作動を停止させ
    る操作ガイド音声報知停止手段とを設けたことを特徴と
    する浴室。
  3. 【請求項3】 浴槽と洗場とを有する浴室と、該浴室に
    おける人体を検出する赤外線センサからなる人体検出セ
    ンサと、温水機器を遠隔位置から操作する台所及び浴室
    に設けたリモコンと、該両リモコンに設けられ操作ガイ
    ドを音声で知らせる報知手段とからなるものであって、
    前記人体検出センサによる入浴者を検出した場合には前
    記報知手段を作動させる操作ガイド音声報知作動手段
    と、前記人体検出センサによる入浴者を検出しない場合
    には浴室における前記報知手段の作動を停止させる操作
    ガイド音声報知停止手段とを設けたことを特徴とする浴
    室。
  4. 【請求項4】 浴槽と洗場とを有する浴室と、該浴室に
    おける人体の動きを撮像して画像処理する低解像度の人
    体検出センサと、浴室における人体を検出する赤外線セ
    ンサと、温水機器を遠隔位置から操作する台所及び浴室
    に設けたリモコンと、該両リモコンに設けられ操作ガイ
    ドを音声で知らせる報知手段とからなるものであって、
    前記人体検出センサ及び赤外線センサによる入浴者を検
    出した場合には前記報知手段を作動させる操作ガイド音
    声報知作動手段と、前記人体検出センサ及び赤外線セン
    サによる入浴者を検出しない場合には浴室における前記
    報知手段の作動を停止させる操作ガイド音声報知停止手
    段とを設けたことを特徴とする浴室。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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