JP2002150448A - 浴室監視装置 - Google Patents
浴室監視装置Info
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- JP2002150448A JP2002150448A JP2000349236A JP2000349236A JP2002150448A JP 2002150448 A JP2002150448 A JP 2002150448A JP 2000349236 A JP2000349236 A JP 2000349236A JP 2000349236 A JP2000349236 A JP 2000349236A JP 2002150448 A JP2002150448 A JP 2002150448A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、浴室を入浴以外の目的に使用する
場合に、人体検出センサが誤動作することを防止しよう
とするものである。 【解決手段】 浴室に設けられ人体を検出する人体検
出センサと、該人体検出センサの検出による検出情報を
異常時に報知する報知手段を有する台所リモコンとから
なるものにおいて、前記人体検出センサによる監視機能
を一時的に停止させる監視機能一時停止手段を設けたこ
とを特徴とする。
場合に、人体検出センサが誤動作することを防止しよう
とするものである。 【解決手段】 浴室に設けられ人体を検出する人体検
出センサと、該人体検出センサの検出による検出情報を
異常時に報知する報知手段を有する台所リモコンとから
なるものにおいて、前記人体検出センサによる監視機能
を一時的に停止させる監視機能一時停止手段を設けたこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人体の動きを撮像し
て画像処理する人体検出センサを取り付けた浴室監視装
置に関するものである。
て画像処理する人体検出センサを取り付けた浴室監視装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室内の動きを検出するため人体
検出センサを設けることは知られている。このセンサに
は赤外線センサやCCDカメラ等を使用して浴室内全体
を監視し、人体センサが人を検出すると、人体監視モー
ドとなり、一定時間(例えば10分間程度)人体の動き
がなかった場合には、異常が生じものとしてブザー等に
より他者に警報報知するようになっている。
検出センサを設けることは知られている。このセンサに
は赤外線センサやCCDカメラ等を使用して浴室内全体
を監視し、人体センサが人を検出すると、人体監視モー
ドとなり、一定時間(例えば10分間程度)人体の動き
がなかった場合には、異常が生じものとしてブザー等に
より他者に警報報知するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のもの
では、例えば浴室に温風式の乾燥装置が設置された場合
において洗濯物を乾燥させる時、その温風により洗濯物
が揺れる動きをすることで、この揺れる動きを人体セン
サが人であると誤って検出してしまい、その後動きがな
くなることで警報を発する等の難点を有していた。
では、例えば浴室に温風式の乾燥装置が設置された場合
において洗濯物を乾燥させる時、その温風により洗濯物
が揺れる動きをすることで、この揺れる動きを人体セン
サが人であると誤って検出してしまい、その後動きがな
くなることで警報を発する等の難点を有していた。
【0004】本発明は上記問題に鑑み、浴室を入浴以外
の目的に使用する場合に、人体検出センサが誤動作する
ことを防止しようとするものである。
の目的に使用する場合に、人体検出センサが誤動作する
ことを防止しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の浴室監視装置は、浴室に設けられ人体を検
出する人体検出センサと、該人体検出センサの検出によ
る検出情報を異常時に報知する報知手段を有するリモコ
ンとからなるものにおいて、前記人体検出センサによる
監視機能を一時的に停止させる監視機能一時停止手段を
設けたことを第1の特徴としている。この第1の特徴に
よれば、監視機能を一時的に停止させることで、浴室で
洗濯物を乾燥させる場合において温風により洗濯物が揺
れること等による人体検出センサの誤作動を回避するこ
とができる。監視機能の停止は一時的であるので、本来
の人体検出、監視の機能はなんら阻害されることはな
く、安全性は担保されることとなる。
に、本発明の浴室監視装置は、浴室に設けられ人体を検
出する人体検出センサと、該人体検出センサの検出によ
る検出情報を異常時に報知する報知手段を有するリモコ
ンとからなるものにおいて、前記人体検出センサによる
監視機能を一時的に停止させる監視機能一時停止手段を
設けたことを第1の特徴としている。この第1の特徴に
よれば、監視機能を一時的に停止させることで、浴室で
洗濯物を乾燥させる場合において温風により洗濯物が揺
れること等による人体検出センサの誤作動を回避するこ
とができる。監視機能の停止は一時的であるので、本来
の人体検出、監視の機能はなんら阻害されることはな
く、安全性は担保されることとなる。
【0006】また、本発明の浴室監視装置は、浴室に設
けられ人体を検出する人体検出センサと、該人体検出セ
ンサの検出による検出情報を異常時に報知する報知手段
を有する風呂リモコン及び台所リモコンとからなるもの
において、前記人体検出センサによる監視機能を一時的
に停止させる監視機能一時停止手段を設け、該監視機能
一時停止手段を前記リモコンの設定スイッチにより選択
できるようにしたことを第2の特徴としている。この第
2の特徴によれば、リモコンのスイッチを操作すること
で一時停止させているので、別途にスイッチ部を設ける
必要がなく、設置工事を簡素化でき、センサの誤作動を
防止することができる。また、リモコンの設定スイッチ
により一時停止手段を選択することにより、給湯温度設
定や風呂の水位設定を設定しうる設定スイッチの選択メ
ニュを増やすだけでよく、給湯器等の温度調節操作に影
響を与えることなく操作することができる。さらに、本
発明の浴室監視装置は、浴室に設けられ人体を検出する
人体検出センサと、該人体検出センサの検出による検出
情報を異常時に報知する報知手段を有するリモコンとか
らなるものにおいて、前記人体検出センサによる監視機
能を一時的に停止させる監視機能一時停止手段と、該監
視機能一時停止手段による一時停止を解除する停止解除
手段とを設けたことを第3の特徴としている。この第3
の特徴によれば、監視機能を一時的に停止させたのち、
停止を解除させることにより、人体監視状態に復帰させ
ることができ、特殊な操作を必要とすることなく安全性
を高めることができる。
けられ人体を検出する人体検出センサと、該人体検出セ
ンサの検出による検出情報を異常時に報知する報知手段
を有する風呂リモコン及び台所リモコンとからなるもの
において、前記人体検出センサによる監視機能を一時的
に停止させる監視機能一時停止手段を設け、該監視機能
一時停止手段を前記リモコンの設定スイッチにより選択
できるようにしたことを第2の特徴としている。この第
2の特徴によれば、リモコンのスイッチを操作すること
で一時停止させているので、別途にスイッチ部を設ける
必要がなく、設置工事を簡素化でき、センサの誤作動を
防止することができる。また、リモコンの設定スイッチ
により一時停止手段を選択することにより、給湯温度設
定や風呂の水位設定を設定しうる設定スイッチの選択メ
ニュを増やすだけでよく、給湯器等の温度調節操作に影
響を与えることなく操作することができる。さらに、本
発明の浴室監視装置は、浴室に設けられ人体を検出する
人体検出センサと、該人体検出センサの検出による検出
情報を異常時に報知する報知手段を有するリモコンとか
らなるものにおいて、前記人体検出センサによる監視機
能を一時的に停止させる監視機能一時停止手段と、該監
視機能一時停止手段による一時停止を解除する停止解除
手段とを設けたことを第3の特徴としている。この第3
の特徴によれば、監視機能を一時的に停止させたのち、
停止を解除させることにより、人体監視状態に復帰させ
ることができ、特殊な操作を必要とすることなく安全性
を高めることができる。
【0007】さらに、本発明の浴室監視装置は、浴室に
設けられ人体を検出する人体検出センサと、該人体検出
センサの検出による検出情報を異常時に報知する報知手
段を有する風呂リモコン及び台所リモコンとからなるも
のにおいて、前記人体検出センサによる監視機能を一時
的に停止させる監視機能一時停止手段と、該監視機能一
時停止手段による一時停止を解除する停止解除手段とを
設け、該停止解除手段の解除を前記風呂リモコンのスイ
ッチ操作により行なうようにしたことを第4の特徴とし
ている。この第4の特徴によれば、解除を風呂リモコン
のスイッチ操作で行なわせていることで、別途にスイッ
チ類を設けることなく、しかも風呂に人がいるときに解
除されるので確実に浴室における人体検出の監視を継続
することができる。さらに、本発明の浴室監視装置は、
浴室に設けられ人体を検出する人体検出センサと、該人
体検出センサの検出による検出情報を異常時に報知する
報知手段を有する風呂リモコン及び台所リモコンとから
なるものにおいて、前記人体検出センサによる監視機能
を一時的に停止させる監視機能一時停止手段と、該監視
機能一時停止手段による一時停止を解除する停止解除手
段とを設け、該停止解除手段の解除をタイマ手段により
行なうようにしたことを第5の特徴としている。この第
5の特徴によれば、解除手段としてタイマを用いること
で別途の操作を要することなく、停止状態から自動的に
監視状態に復帰させることができる。
設けられ人体を検出する人体検出センサと、該人体検出
センサの検出による検出情報を異常時に報知する報知手
段を有する風呂リモコン及び台所リモコンとからなるも
のにおいて、前記人体検出センサによる監視機能を一時
的に停止させる監視機能一時停止手段と、該監視機能一
時停止手段による一時停止を解除する停止解除手段とを
設け、該停止解除手段の解除を前記風呂リモコンのスイ
ッチ操作により行なうようにしたことを第4の特徴とし
ている。この第4の特徴によれば、解除を風呂リモコン
のスイッチ操作で行なわせていることで、別途にスイッ
チ類を設けることなく、しかも風呂に人がいるときに解
除されるので確実に浴室における人体検出の監視を継続
することができる。さらに、本発明の浴室監視装置は、
浴室に設けられ人体を検出する人体検出センサと、該人
体検出センサの検出による検出情報を異常時に報知する
報知手段を有する風呂リモコン及び台所リモコンとから
なるものにおいて、前記人体検出センサによる監視機能
を一時的に停止させる監視機能一時停止手段と、該監視
機能一時停止手段による一時停止を解除する停止解除手
段とを設け、該停止解除手段の解除をタイマ手段により
行なうようにしたことを第5の特徴としている。この第
5の特徴によれば、解除手段としてタイマを用いること
で別途の操作を要することなく、停止状態から自動的に
監視状態に復帰させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施
形態を示す全体構成図である。図2は本発明の一実施形
態を示す電気回路のブロック図である。図3は人体検出
センサの画像検出部の1画素を構成する画像コア回路の
構成を示す回路図である。図4はセンサの撮像範囲と検
知範囲及び検知領域との関係を示す説明図である。図5
は本発明の一実施形態を示す制御フローチャートであ
る。図6は人体検出センサと風呂リモコン、台所リモコ
ン相互間の説明図である。
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施
形態を示す全体構成図である。図2は本発明の一実施形
態を示す電気回路のブロック図である。図3は人体検出
センサの画像検出部の1画素を構成する画像コア回路の
構成を示す回路図である。図4はセンサの撮像範囲と検
知範囲及び検知領域との関係を示す説明図である。図5
は本発明の一実施形態を示す制御フローチャートであ
る。図6は人体検出センサと風呂リモコン、台所リモコ
ン相互間の説明図である。
【0009】図1は浴室1及び温水機器40を側方から
見た断面図であり、本発明の一実施形態の概略を示すも
のであって、浴室1内部には浴槽2及び洗場3を設けて
ある。4は浴室への出入口である。そして、浴室1の壁
面上部には人体センサ5が設置されている。人体センサ
5は保守点検上、天井に取付けてもよい。本実施形態の
人体センサ5は、人工網膜を利用した撮像装置を有し浴
室における人体の動きを撮像して画像処理する人体検出
センサ51と、赤外線検知により人体を検知する赤外線
センサ52とから構成しているが、それぞれ別個に設け
てもよい。
見た断面図であり、本発明の一実施形態の概略を示すも
のであって、浴室1内部には浴槽2及び洗場3を設けて
ある。4は浴室への出入口である。そして、浴室1の壁
面上部には人体センサ5が設置されている。人体センサ
5は保守点検上、天井に取付けてもよい。本実施形態の
人体センサ5は、人工網膜を利用した撮像装置を有し浴
室における人体の動きを撮像して画像処理する人体検出
センサ51と、赤外線検知により人体を検知する赤外線
センサ52とから構成しているが、それぞれ別個に設け
てもよい。
【0010】人体センサ5の出力は、給湯器等の温水機
器40と接続する接続コード41を通じて温水機器40
のコントローラ42に入力され、コントローラ42から
風呂リモコン60や台所リモコン70へ伝送される。こ
こに風呂リモコン60とは浴室に設置し、温水機器を遠
隔位置から制御するリモコンをいう。また、台所リモコ
ン70とは台所に設置し、温水機器を遠隔位置から制御
操作するリモコンをいう。また、温水機器40とは、浴
槽に給湯するための水を加熱する機器であり、具体的に
は給湯器付風呂釜、給湯器付暖房機、温水暖房機、給湯
器等により構成されている。温水機器にはガスを燃料と
するもののみならず石油を燃料とするものでもよい。そ
して、給湯器を遠隔位置から制御する前記リモコン6
0、70には浴室1に入浴者がいることを知らせるラン
プ、液晶表示部等の表示部を有しており、人体センサ5
が入浴者を検知して信号線から検知信号を出力すると表
示部が発光して表示するようになっている。そして入浴
者の動きが一定時間無かった場合、浴槽で寝ているかま
たは倒れたと推測し、まず風呂リモコン60で警報音あ
るいは音声により注意を喚起し、浴室側から応答が所定
時間内にない場合には、台所に設置した台所リモコン7
0で警報音あるいは音声により他者に報知するようにし
てある。
器40と接続する接続コード41を通じて温水機器40
のコントローラ42に入力され、コントローラ42から
風呂リモコン60や台所リモコン70へ伝送される。こ
こに風呂リモコン60とは浴室に設置し、温水機器を遠
隔位置から制御するリモコンをいう。また、台所リモコ
ン70とは台所に設置し、温水機器を遠隔位置から制御
操作するリモコンをいう。また、温水機器40とは、浴
槽に給湯するための水を加熱する機器であり、具体的に
は給湯器付風呂釜、給湯器付暖房機、温水暖房機、給湯
器等により構成されている。温水機器にはガスを燃料と
するもののみならず石油を燃料とするものでもよい。そ
して、給湯器を遠隔位置から制御する前記リモコン6
0、70には浴室1に入浴者がいることを知らせるラン
プ、液晶表示部等の表示部を有しており、人体センサ5
が入浴者を検知して信号線から検知信号を出力すると表
示部が発光して表示するようになっている。そして入浴
者の動きが一定時間無かった場合、浴槽で寝ているかま
たは倒れたと推測し、まず風呂リモコン60で警報音あ
るいは音声により注意を喚起し、浴室側から応答が所定
時間内にない場合には、台所に設置した台所リモコン7
0で警報音あるいは音声により他者に報知するようにし
てある。
【0011】また、前記した人体センサ5と温水機器4
0とを接続する接続コード41の途中には、人体センサ
5を着脱自在とするためのコネクター43を設けてあ
る。また、人体センサ5を作動させるための電源は、電
源プラグ47から導入され温水機器40のコントローラ
42部のトランスを介して降圧され低電圧化されて供給
される。90はコントローラ42内に設けたマイクロコ
ンピュータからなる制御部である。また、浴室1の天井
あるいは壁面上部には送風ファンを有する電気式、温水
式の浴室乾燥器91が設けられている。そして浴室乾燥
器91の近傍には衣類等の洗濯物92が位置している。
0とを接続する接続コード41の途中には、人体センサ
5を着脱自在とするためのコネクター43を設けてあ
る。また、人体センサ5を作動させるための電源は、電
源プラグ47から導入され温水機器40のコントローラ
42部のトランスを介して降圧され低電圧化されて供給
される。90はコントローラ42内に設けたマイクロコ
ンピュータからなる制御部である。また、浴室1の天井
あるいは壁面上部には送風ファンを有する電気式、温水
式の浴室乾燥器91が設けられている。そして浴室乾燥
器91の近傍には衣類等の洗濯物92が位置している。
【0012】図2は人工網膜チップを利用した人体検出
センサ51と、赤外線センサ52とからなる人体センサ
5の具体構成を示したものである。人体検出センサ51
は人体を検出すると共に検出した画像を処理する撮像装
置6と、撮像装置6に制御信号を与えると共に処理情報
を判定する制御装置7とから構成されている。そして、
人体検出センサ51の他に赤外線センサ52を同一のケ
ース体内に設け、その制御装置7を共用し、浴室1が暗
い場合の監視の相互補填を行なうようにしてある。
センサ51と、赤外線センサ52とからなる人体センサ
5の具体構成を示したものである。人体検出センサ51
は人体を検出すると共に検出した画像を処理する撮像装
置6と、撮像装置6に制御信号を与えると共に処理情報
を判定する制御装置7とから構成されている。そして、
人体検出センサ51の他に赤外線センサ52を同一のケ
ース体内に設け、その制御装置7を共用し、浴室1が暗
い場合の監視の相互補填を行なうようにしてある。
【0013】前記撮像装置6の撮像部8は、縦32×横
32画素(=1024画素)からなる画像検出部9、結
像レンズ10、スキャナ11、マルチプレクサ12及び
スキャナ駆動制御部13から構成されている。画像検出
部9は縦128×横128画素の内の一部を使用するよ
うにしてもよい。画像検出部9の画素はそれぞれモノク
ロ256階調「レベル0(黒)〜255(白)の256
階調」で表現される。
32画素(=1024画素)からなる画像検出部9、結
像レンズ10、スキャナ11、マルチプレクサ12及び
スキャナ駆動制御部13から構成されている。画像検出
部9は縦128×横128画素の内の一部を使用するよ
うにしてもよい。画像検出部9の画素はそれぞれモノク
ロ256階調「レベル0(黒)〜255(白)の256
階調」で表現される。
【0014】そして、撮像部8においては、浴室内の画
像は、結像レンズ10によって画像検出部9に結像され
る。スキャナ11は、スキャナ駆動制御部13によって
駆動制御されており、画像検出部9の各画素列を順次一
定周期毎に受光状態(オン状態)となるように制御して
いる。受光状態となった1列の各画素から同時に出力さ
れた光電流は、マルチプレクサ12によってアナログデ
ータからシリアルデータに変換され、増幅器14で増幅
された後、画像処理部15へ入力される。なお、アナロ
グデータからシリアルデータへの変換等は外部に設けた
制御装置部あるいは別途設けたICにより行っても良
い。
像は、結像レンズ10によって画像検出部9に結像され
る。スキャナ11は、スキャナ駆動制御部13によって
駆動制御されており、画像検出部9の各画素列を順次一
定周期毎に受光状態(オン状態)となるように制御して
いる。受光状態となった1列の各画素から同時に出力さ
れた光電流は、マルチプレクサ12によってアナログデ
ータからシリアルデータに変換され、増幅器14で増幅
された後、画像処理部15へ入力される。なお、アナロ
グデータからシリアルデータへの変換等は外部に設けた
制御装置部あるいは別途設けたICにより行っても良
い。
【0015】また、画像検出部9の各画素は、図3に示
すように画素コア回路17によって構成されている。画
素コア回路17は受光素子18、電荷蓄積回路19、感
度可変回路20から構成されており、感度可変端子21
及びリセット端子22がスキャナ11に接続され、光電
流出力端子23がマルチプレクサ12に接続されてい
る。
すように画素コア回路17によって構成されている。画
素コア回路17は受光素子18、電荷蓄積回路19、感
度可変回路20から構成されており、感度可変端子21
及びリセット端子22がスキャナ11に接続され、光電
流出力端子23がマルチプレクサ12に接続されてい
る。
【0016】図2においてゲイン調整部16は、画像処
理部15における画像平均値(画像の明るさ)をチェッ
クし、画像平均値が適切な範囲から外れていれば、増幅
器14によって撮像装置6のゲインを調整すると共にス
キャナ駆動制御部13によって画像検出部9の蓄積時間
を調整し、適正な明るさの画像が得られるように調光す
る。
理部15における画像平均値(画像の明るさ)をチェッ
クし、画像平均値が適切な範囲から外れていれば、増幅
器14によって撮像装置6のゲインを調整すると共にス
キャナ駆動制御部13によって画像検出部9の蓄積時間
を調整し、適正な明るさの画像が得られるように調光す
る。
【0017】人工網膜を用いた撮像装置6では、画像平
均値は、画像検出部9を構成する32×32個の全画素
における階調(0階調(黒)〜255階調(白)の25
6階調)の平均値であり、0〜255の値で表わさせ
る。この画像平均値は増幅器14のゲインと画像検出部
9の蓄積時間によって決定される。ここで、ゲインはカ
メラの絞りに相当し、蓄積時間はカメラのシャッタース
ピードに相当する。従って、撮像装置6の適正な画像平
均値を得ようとすれば、適当なゲインに固定しておき、
蓄積時間を調整すればよい。あるいは、適当な蓄積時間
を固定しておき、ゲインを調整すればよい。
均値は、画像検出部9を構成する32×32個の全画素
における階調(0階調(黒)〜255階調(白)の25
6階調)の平均値であり、0〜255の値で表わさせ
る。この画像平均値は増幅器14のゲインと画像検出部
9の蓄積時間によって決定される。ここで、ゲインはカ
メラの絞りに相当し、蓄積時間はカメラのシャッタース
ピードに相当する。従って、撮像装置6の適正な画像平
均値を得ようとすれば、適当なゲインに固定しておき、
蓄積時間を調整すればよい。あるいは、適当な蓄積時間
を固定しておき、ゲインを調整すればよい。
【0018】そして、図2において少なくとも撮像をお
こなう画像検出部9と画像処理を行なう画像処理部15
とは1チップで構成されている。このチップは人工網膜
チップと称される。また、このチップの裏面位置には、
制御装置7を設けてあり、制御装置7はマイクロコンピ
ュータからなりこの内部には人体検出センサに51よる
検知処理を行なう検知領域を複数の領域に分割する領域
分割手段24をソフトウエアーとして組込んである。
こなう画像検出部9と画像処理を行なう画像処理部15
とは1チップで構成されている。このチップは人工網膜
チップと称される。また、このチップの裏面位置には、
制御装置7を設けてあり、制御装置7はマイクロコンピ
ュータからなりこの内部には人体検出センサに51よる
検知処理を行なう検知領域を複数の領域に分割する領域
分割手段24をソフトウエアーとして組込んである。
【0019】具体的には、図4に示すように、画像処理
部15に入力された画像情報を処理するためのポイント
テーブル25を複数域に分割するものである。すなわち
人体検出センサによる検出可能な撮像能力範囲(ポイン
トテーブル25全体に相当)を、まず画像処理の必要な
検知領域26と、画像処理を行なわない非検知領域27
とに区画している。すなわち、撮像能力範囲のすべてを
検知領域とはしていない。これにより検出処理可能な検
出処理領域のうちの一部を、実際に検知し処理するセン
サ検知領域として使用することで画像の処理範囲を限定
して、画像処理の速度を早めている。さらに前記の検知
領域26を、洗場領域30及び浴槽領域31の2つの領
域に分割したものである。また、検知領域26は、洗場
領域30及び浴槽領域31並びに入口領域の3つの領域
に分割してもよい。
部15に入力された画像情報を処理するためのポイント
テーブル25を複数域に分割するものである。すなわち
人体検出センサによる検出可能な撮像能力範囲(ポイン
トテーブル25全体に相当)を、まず画像処理の必要な
検知領域26と、画像処理を行なわない非検知領域27
とに区画している。すなわち、撮像能力範囲のすべてを
検知領域とはしていない。これにより検出処理可能な検
出処理領域のうちの一部を、実際に検知し処理するセン
サ検知領域として使用することで画像の処理範囲を限定
して、画像処理の速度を早めている。さらに前記の検知
領域26を、洗場領域30及び浴槽領域31の2つの領
域に分割したものである。また、検知領域26は、洗場
領域30及び浴槽領域31並びに入口領域の3つの領域
に分割してもよい。
【0020】そして、人体検出センサ51を構成する結
像レンズ10と撮像装置6と制御装置7とは、前記赤外
線センサ52と共に1つのケースに納められ、人体セン
サセットとして浴室1の壁面、天井等に取り付けられ
る。
像レンズ10と撮像装置6と制御装置7とは、前記赤外
線センサ52と共に1つのケースに納められ、人体セン
サセットとして浴室1の壁面、天井等に取り付けられ
る。
【0021】そして、撮像装置6の検知出力と赤外線セ
ンサ52の検知出力はそれぞれ判定手段32へ入力され
る。また、判定手段は撮像装置6からの出力と赤外線セ
ンサからの出力に基づき、浴室における入浴者の有無や
入浴者の動きなどを総合的に判断する。
ンサ52の検知出力はそれぞれ判定手段32へ入力され
る。また、判定手段は撮像装置6からの出力と赤外線セ
ンサからの出力に基づき、浴室における入浴者の有無や
入浴者の動きなどを総合的に判断する。
【0022】人工網膜により検出した画像は次のように
画像処理される。画像処理部15は、画像検出部9を構
成する全画素から画像情報を一定時間毎に受信する。画
像処理部15は、一定時間毎に画像情報を受け取ると、
該画像情報を処理し、判定手段32に出力して入浴者の
動きを監視するのである。
画像処理される。画像処理部15は、画像検出部9を構
成する全画素から画像情報を一定時間毎に受信する。画
像処理部15は、一定時間毎に画像情報を受け取ると、
該画像情報を処理し、判定手段32に出力して入浴者の
動きを監視するのである。
【0023】具体的には、まず画像検出部9で検出した
一定時間前の画像(前画像)と現時点での画像(現画
像)との受光量の差(差分)を画像処理部15で演算す
る。差分が正の画素は+で表わし、負の画素は−で表わ
し、差が0の画素は0で表わす。対象物の動きは画像の
境界によって判定できるので、画像の境界の移動はそこ
での差分の正または負となって表れる。これにより画像
境界の移動の方向が推定される。そして差分の総和を見
ることで大まかな人の動きが把握できる。さらに、上記
解析方法を2次元の画像に適用して、具体的には画素上
の方向を縦方向、横方向、右上がり斜め方向、右下がり
斜め方向の4つに分けて、この4つの方向毎に現画像と
前画像との差分(スカラー)を求めて、この差分の画像
から各方向ごとの動きを判定し、各方向の差分をベクト
ルとして表わすようにしてもよい。そして該画素とその
周辺の3×3画素の差分ベクトルを平均化することで
(オプチカルフロー)、浴室における人の存在や人の動
きを検知することができる。
一定時間前の画像(前画像)と現時点での画像(現画
像)との受光量の差(差分)を画像処理部15で演算す
る。差分が正の画素は+で表わし、負の画素は−で表わ
し、差が0の画素は0で表わす。対象物の動きは画像の
境界によって判定できるので、画像の境界の移動はそこ
での差分の正または負となって表れる。これにより画像
境界の移動の方向が推定される。そして差分の総和を見
ることで大まかな人の動きが把握できる。さらに、上記
解析方法を2次元の画像に適用して、具体的には画素上
の方向を縦方向、横方向、右上がり斜め方向、右下がり
斜め方向の4つに分けて、この4つの方向毎に現画像と
前画像との差分(スカラー)を求めて、この差分の画像
から各方向ごとの動きを判定し、各方向の差分をベクト
ルとして表わすようにしてもよい。そして該画素とその
周辺の3×3画素の差分ベクトルを平均化することで
(オプチカルフロー)、浴室における人の存在や人の動
きを検知することができる。
【0024】図4に示すように人体検出センサ51の検
知領域26は、洗場領域30、浴槽領域31の2つのエ
リアに分け、各エリア毎に前記差分の総和または動き量
を検知している。ここで、動き量とは、各領域30、3
1毎に各画素のオプチカルフローのスカラー量を平均し
たもの(スカラー平均)、もしくはスカラー量の和(ス
カラー和)である。
知領域26は、洗場領域30、浴槽領域31の2つのエ
リアに分け、各エリア毎に前記差分の総和または動き量
を検知している。ここで、動き量とは、各領域30、3
1毎に各画素のオプチカルフローのスカラー量を平均し
たもの(スカラー平均)、もしくはスカラー量の和(ス
カラー和)である。
【0025】また、人体検出センサ51と、温水機器の
制御部90と、風呂及び台所リモコンとの関係は、図6
に示される。風呂リモコン60には運転スイッチ61、
風呂への自動給湯スイッチ・追焚きスイッチ等の操作ス
イッチ62、風呂・台所相互間のインターホン通話用の
インターホン通話スイッチ63を設けてある。64は液
晶表示部で、給湯温度等の表示ができるようになってい
る。65は表示部の画面を変更して設定を可変するため
の設定スイッチである。この設定スイッチにより風呂の
水位、給湯温度の変更設定ができるようになっている。
さらに本実施例では、設定スイッチ65の操作により、
後述する監視機能一時停止手段85を選択できるように
なっている。すなわち、設定スイッチ65をオンするこ
とで、多くの選択メニューの中から必要に応じて、人体
検出センサによる監視を一時的に停止させるメニューを
選択することができるようになっている。66は人体検
出センサ51の検出による検出情報を報知するブザー、
音声報知ナビゲータ等の報知手段である。
制御部90と、風呂及び台所リモコンとの関係は、図6
に示される。風呂リモコン60には運転スイッチ61、
風呂への自動給湯スイッチ・追焚きスイッチ等の操作ス
イッチ62、風呂・台所相互間のインターホン通話用の
インターホン通話スイッチ63を設けてある。64は液
晶表示部で、給湯温度等の表示ができるようになってい
る。65は表示部の画面を変更して設定を可変するため
の設定スイッチである。この設定スイッチにより風呂の
水位、給湯温度の変更設定ができるようになっている。
さらに本実施例では、設定スイッチ65の操作により、
後述する監視機能一時停止手段85を選択できるように
なっている。すなわち、設定スイッチ65をオンするこ
とで、多くの選択メニューの中から必要に応じて、人体
検出センサによる監視を一時的に停止させるメニューを
選択することができるようになっている。66は人体検
出センサ51の検出による検出情報を報知するブザー、
音声報知ナビゲータ等の報知手段である。
【0026】また、台所に設置した台所リモコン70に
は運転スイッチ71、風呂への自動給湯スイッチ等の操
作スイッチ72、風呂・台所相互間のインターホン通話
用のインターホン通話スイッチ73を設けてある。74
は液晶表示部で、給湯温度等の表示ができるようになっ
ている。75は人体検出センサ51の検出による検出情
報を報知するブザー、音声報知ナビゲータ等の報知手段
である。なお、台所リモコン70に監視機能一時停止手
段85を選択できるスイッチ類を設けるようにしてもよ
い。
は運転スイッチ71、風呂への自動給湯スイッチ等の操
作スイッチ72、風呂・台所相互間のインターホン通話
用のインターホン通話スイッチ73を設けてある。74
は液晶表示部で、給湯温度等の表示ができるようになっ
ている。75は人体検出センサ51の検出による検出情
報を報知するブザー、音声報知ナビゲータ等の報知手段
である。なお、台所リモコン70に監視機能一時停止手
段85を選択できるスイッチ類を設けるようにしてもよ
い。
【0027】そして、風呂リモコン60と台所リモコン
70とは、有線コード80、81によってコントローラ
42の制御部90に接続されている。制御部90には温
水機器を制御する給湯器制御部82と、人体検出センサ
51による異常検出信号により作動して前記報知手段6
6、75を動作させる報知動作部83と、報知手段によ
る報知を解除する報知解除手段である報知解除部84と
を設けてある。なお、これら報知動作部83及び報知解
除部84はセンサ側に設けてもよい。これにより温水機
器側の制御負担を少なくできる。また、人体検出センサ
51とコントローラ42とは無線で連携させてもよい。
70とは、有線コード80、81によってコントローラ
42の制御部90に接続されている。制御部90には温
水機器を制御する給湯器制御部82と、人体検出センサ
51による異常検出信号により作動して前記報知手段6
6、75を動作させる報知動作部83と、報知手段によ
る報知を解除する報知解除手段である報知解除部84と
を設けてある。なお、これら報知動作部83及び報知解
除部84はセンサ側に設けてもよい。これにより温水機
器側の制御負担を少なくできる。また、人体検出センサ
51とコントローラ42とは無線で連携させてもよい。
【0028】また、制御部90には、前記設定スイッチ
65の操作によるオン信号により人体検出センサ51に
よる監視機能を一時的に停止させる監視機能一時停止手
段85と、該監視機能一時停止手段85による一時停止
を解除する停止解除手段86とを設けてある。監視機能
一時停止手段85への信号入力は、設定スイッチに限ら
れることなく、別途浴室外に設けたスイッチあるいは風
呂リモコン60に設けた別途スイッチのオン操作により
行なってもよい。設定スイッチ65を使用する場合は、
表示部64の選択メニューに一時停止選択あるいは一時
停止非選択の2つのメニューを設け、いずれかを設定ス
イッチ65の操作で指定できるようにすればよい。停止
解除手段86への信号入力は、具体的には風呂リモコン
のスイッチ操作、例えば追焚きスイッチ、自動給湯スイ
ッチ62等によって行なうようにしてある。風呂リモコ
ン60側で操作を行なうことは、必ず浴室に人が存在す
ることからして、監視機能を作動させて安全性を高める
ために好ましことである。この結果、確実に人体監視の
モードに入ることとなる。ここに監視機能とは、入浴者
の動作停止を検出してその停止時間が所定時間経過する
と他者に異常状態であることを報知する機能をいう。監
視モードへの復帰、すなわち停止解除は風呂リモコン6
0のスイッチ操作に限られることなく、監視機能一時停
止手段85による一時停止の設定と同時にマイコン内の
タイマを動作させ、その後減算させて、一定時間(例え
ば1〜5時間)後に自動的に監視モードに戻すようにし
てもよい。これにより解除のための操作は不要となる。
65の操作によるオン信号により人体検出センサ51に
よる監視機能を一時的に停止させる監視機能一時停止手
段85と、該監視機能一時停止手段85による一時停止
を解除する停止解除手段86とを設けてある。監視機能
一時停止手段85への信号入力は、設定スイッチに限ら
れることなく、別途浴室外に設けたスイッチあるいは風
呂リモコン60に設けた別途スイッチのオン操作により
行なってもよい。設定スイッチ65を使用する場合は、
表示部64の選択メニューに一時停止選択あるいは一時
停止非選択の2つのメニューを設け、いずれかを設定ス
イッチ65の操作で指定できるようにすればよい。停止
解除手段86への信号入力は、具体的には風呂リモコン
のスイッチ操作、例えば追焚きスイッチ、自動給湯スイ
ッチ62等によって行なうようにしてある。風呂リモコ
ン60側で操作を行なうことは、必ず浴室に人が存在す
ることからして、監視機能を作動させて安全性を高める
ために好ましことである。この結果、確実に人体監視の
モードに入ることとなる。ここに監視機能とは、入浴者
の動作停止を検出してその停止時間が所定時間経過する
と他者に異常状態であることを報知する機能をいう。監
視モードへの復帰、すなわち停止解除は風呂リモコン6
0のスイッチ操作に限られることなく、監視機能一時停
止手段85による一時停止の設定と同時にマイコン内の
タイマを動作させ、その後減算させて、一定時間(例え
ば1〜5時間)後に自動的に監視モードに戻すようにし
てもよい。これにより解除のための操作は不要となる。
【0029】図5は人体監視のフローチャートを示すも
のである。図5のフローで、浴室に入室すると、風呂リ
モコン60の設定スイッチ65がオフであるとき(ステ
ップS1でイエスの場合)、すなわち、人体検出センサ
による監視機能を一時的に停止させる監視機能一時停止
手段を選択していないときには、赤外線センサ52が人
の体温を感知してオンとなる(ステップS2)。赤外線
センサ52のオンにより人体検出センサ51が作動を開
始し、動き量を検知して人体を検出することにより(ス
テップS3)、人体監視状態となる(ステップS4)。
赤外線センサ52を併用したのは、浴室が暗い場合に感
知開始速度が遅い人体検出センサ51の弱点を、先に赤
外線センサ52をオンさせることで人体検出センサ51
の作動を早めるためである。
のである。図5のフローで、浴室に入室すると、風呂リ
モコン60の設定スイッチ65がオフであるとき(ステ
ップS1でイエスの場合)、すなわち、人体検出センサ
による監視機能を一時的に停止させる監視機能一時停止
手段を選択していないときには、赤外線センサ52が人
の体温を感知してオンとなる(ステップS2)。赤外線
センサ52のオンにより人体検出センサ51が作動を開
始し、動き量を検知して人体を検出することにより(ス
テップS3)、人体監視状態となる(ステップS4)。
赤外線センサ52を併用したのは、浴室が暗い場合に感
知開始速度が遅い人体検出センサ51の弱点を、先に赤
外線センサ52をオンさせることで人体検出センサ51
の作動を早めるためである。
【0030】また、浴室からの退出時においても、赤外
線センサ52がオフとなった場合(ステップS5におい
てイエスの場合)で、かつ、人体検出センサ51が動き
量を検知しない場合(ステップS6においてイエスの場
合)に浴室から退出したものと判断させている(ステッ
プS7)。赤外線センサ52のみでは浴槽湯温を人体温
度と誤って判断することが有り得るので、この赤外線セ
ンサ52の弱点を人体検出センサ51を使用することで
補完している。
線センサ52がオフとなった場合(ステップS5におい
てイエスの場合)で、かつ、人体検出センサ51が動き
量を検知しない場合(ステップS6においてイエスの場
合)に浴室から退出したものと判断させている(ステッ
プS7)。赤外線センサ52のみでは浴槽湯温を人体温
度と誤って判断することが有り得るので、この赤外線セ
ンサ52の弱点を人体検出センサ51を使用することで
補完している。
【0031】そして、人体監視中においては、撮像装置
8によって前述したように一定時間毎に人体を撮像し、
前画像と現画像とを比較して処理させることで、人体の
静止状態を検出するのである。人体の動きが止ったこと
を検出した場合には(ステップS8でイエスの場合)、
その停止状態が一定時間継続すると(ステップS9でイ
エスの場合)異常と判定され、判定手段32から信号を
出力し、報知動作部83を介してブザー等の報知手段6
6、75により報知される(ステップS10)。
8によって前述したように一定時間毎に人体を撮像し、
前画像と現画像とを比較して処理させることで、人体の
静止状態を検出するのである。人体の動きが止ったこと
を検出した場合には(ステップS8でイエスの場合)、
その停止状態が一定時間継続すると(ステップS9でイ
エスの場合)異常と判定され、判定手段32から信号を
出力し、報知動作部83を介してブザー等の報知手段6
6、75により報知される(ステップS10)。
【0032】 報知後においては報知を解除する必要が
ある。この報知解除の方法として、報知後に再び人体が
動いたと判定することにより報知解除することとしてい
る(ステップS11)。これにより浴槽内で一定時間以
上静止してその後動き始めた場合には、異常状態ではな
いと推測できるので、センサ側から信号が報知解除部8
4に出力されて、報知動作部83は報知解除部84によ
って自動的に報知解除されて、再び監視フローに置かれ
ることとなる。
ある。この報知解除の方法として、報知後に再び人体が
動いたと判定することにより報知解除することとしてい
る(ステップS11)。これにより浴槽内で一定時間以
上静止してその後動き始めた場合には、異常状態ではな
いと推測できるので、センサ側から信号が報知解除部8
4に出力されて、報知動作部83は報知解除部84によ
って自動的に報知解除されて、再び監視フローに置かれ
ることとなる。
【0033】また、報知により浴室内での異常状態を知
った家族が台所リモコン70のインターホンにより浴室
リモコン60のインターホンに対して呼出しを掛け、浴
室から応答があった場合においても、前記同様に異常状
態ではないと推測できるので、信号により報知解除され
て、再び監視フローに置かれることとなる。報知解除の
信号は例えば台所リモコンのインターホン通話用のスイ
ッチ73のオン信号により行なえばよい。
った家族が台所リモコン70のインターホンにより浴室
リモコン60のインターホンに対して呼出しを掛け、浴
室から応答があった場合においても、前記同様に異常状
態ではないと推測できるので、信号により報知解除され
て、再び監視フローに置かれることとなる。報知解除の
信号は例えば台所リモコンのインターホン通話用のスイ
ッチ73のオン信号により行なえばよい。
【0034】次に、風呂リモコン60の設定スイッチ6
5を選択してオンすると(ステップS1でノーの場
合)、すなわち、人体検出センサによる監視機能を一時
的に停止させる監視機能一時停止手段を選択したときに
は、人体検出センサ51による人体監視機能は機能する
ことなく、人体監視機能は停止することとなる(ステッ
プS12)。これにより、浴室乾燥機91による洗濯物
92が乾燥時の温風により揺れたとしても、人体検出セ
ンサ51がそれを検出して、誤って報知することもなく
なる。
5を選択してオンすると(ステップS1でノーの場
合)、すなわち、人体検出センサによる監視機能を一時
的に停止させる監視機能一時停止手段を選択したときに
は、人体検出センサ51による人体監視機能は機能する
ことなく、人体監視機能は停止することとなる(ステッ
プS12)。これにより、浴室乾燥機91による洗濯物
92が乾燥時の温風により揺れたとしても、人体検出セ
ンサ51がそれを検出して、誤って報知することもなく
なる。
【0035】その後、浴室への入浴者は風呂リモコン6
0のスイッチを操作することで、停止解除手段86を介
して一時停止状態は解除され(ステップS13でイエス
の場合)、人体監視のフローに入ることとなる(ステッ
プS4)。また、タイマにより停止解除手段86を構成
することで、再び自動的に人体監視状態に戻すことが可
能となるのである。
0のスイッチを操作することで、停止解除手段86を介
して一時停止状態は解除され(ステップS13でイエス
の場合)、人体監視のフローに入ることとなる(ステッ
プS4)。また、タイマにより停止解除手段86を構成
することで、再び自動的に人体監視状態に戻すことが可
能となるのである。
【0036】そして、上述した実施形態は本発明の好適
な実施形態を示すものであって、本発明はこれに限定さ
れることなく、その範囲内で各種設計変更可能である。
例えば、本実施形態ではシステムバスルームについて説
明したが、この例に限られることなくこれ以外の既存の
浴室にも設置できるものである。また、人体検出センサ
は低画素数のセンサを用いたが、CCDによる撮像セン
サを使用しても同様の効果が期待できるものである。
な実施形態を示すものであって、本発明はこれに限定さ
れることなく、その範囲内で各種設計変更可能である。
例えば、本実施形態ではシステムバスルームについて説
明したが、この例に限られることなくこれ以外の既存の
浴室にも設置できるものである。また、人体検出センサ
は低画素数のセンサを用いたが、CCDによる撮像セン
サを使用しても同様の効果が期待できるものである。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、監視機能を一時的に停
止させることで、浴室で洗濯物を乾燥させる場合におい
て温風により洗濯物が揺れることによる人体検出センサ
の誤作動を回避することができる。監視機能の停止は一
時的であるので、本来の人体検出、監視の機能はなんら
阻害されることはなく、安全性は担保されることとな
る。また、リモコンのスイッチを操作することで一時停
止させているので、別途にスイッチ部を設ける必要がな
く、設置工事を簡素化でき、センサの誤作動を防止する
ことができる。また、リモコンの設定スイッチにより一
時停止手段を選択することにより、給湯温度設定や風呂
の水位設定を設定しうる設定スイッチの選択メニュを増
やすだけでよく、給湯器等の温度調節操作に影響を与え
ることなく操作することができる。また、監視機能を一
時的に停止させたのち、停止を解除させることにより、
人体監視状態に復帰させることができ、特殊な操作を必
要とすることなく安全性を高めることができる。また、
解除を風呂リモコンのスイッチ操作で行なわせているこ
とで、別途にスイッチ類を設けることなくしかも風呂に
人がいるときに解除されるので確実に人体検出の監視を
継続することができる。また、解除手段としてタイマを
用いることで別途の操作を要することなく、自動的に監
視状態に復帰させることができる。
止させることで、浴室で洗濯物を乾燥させる場合におい
て温風により洗濯物が揺れることによる人体検出センサ
の誤作動を回避することができる。監視機能の停止は一
時的であるので、本来の人体検出、監視の機能はなんら
阻害されることはなく、安全性は担保されることとな
る。また、リモコンのスイッチを操作することで一時停
止させているので、別途にスイッチ部を設ける必要がな
く、設置工事を簡素化でき、センサの誤作動を防止する
ことができる。また、リモコンの設定スイッチにより一
時停止手段を選択することにより、給湯温度設定や風呂
の水位設定を設定しうる設定スイッチの選択メニュを増
やすだけでよく、給湯器等の温度調節操作に影響を与え
ることなく操作することができる。また、監視機能を一
時的に停止させたのち、停止を解除させることにより、
人体監視状態に復帰させることができ、特殊な操作を必
要とすることなく安全性を高めることができる。また、
解除を風呂リモコンのスイッチ操作で行なわせているこ
とで、別途にスイッチ類を設けることなくしかも風呂に
人がいるときに解除されるので確実に人体検出の監視を
継続することができる。また、解除手段としてタイマを
用いることで別途の操作を要することなく、自動的に監
視状態に復帰させることができる。
【図1】図1は本発明の一実施形態を示す全体構成図で
ある。
ある。
【図2】図2は本発明の一実施形態を示す電気回路のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】図3は人体検出センサの画像検出部の1画素を
構成する画像コア回路の構成を示す回路図である。
構成する画像コア回路の構成を示す回路図である。
【図4】図4はセンサの撮像範囲と検知範囲及び検知領
域との関係を示す説明図である。
域との関係を示す説明図である。
【図5】図5は本発明の一実施形態を示すフローチャー
トである。
トである。
【図6】図6は本発明の実施形態であるリモコン部とコ
ントローラ部との関連を示す説明図である。
ントローラ部との関連を示す説明図である。
1 浴室 2 浴槽 3 洗場 4 出入口 5 人体センサ 6 撮像装置 7 制御装置 9 画像検出部 15 画像処理部 17 画像コア回路 24 領域分割手段 26 検知領域 30 洗場領域 31 浴槽領域 32 判定手段 40 温水機器 42 コントローラ 47 電源プラグ 50 人体センサ 51 人体検出センサ 52 赤外線センサ 60 風呂リモコン 62 操作スイッチ 63 スイッチ 65 設定スイッチ 70 台所リモコン 85 監視機能一時停止手段 86 停止解除手段 90 制御部
Claims (5)
- 【請求項1】 浴室に設けられ人体を検出する人体検
出センサと、該人体検出センサの検出による検出情報を
異常時に報知する報知手段を有するリモコンとからなる
ものにおいて、前記人体検出センサによる監視機能を一
時的に停止させる監視機能一時停止手段を設けたことを
特徴とする浴室監視装置。 - 【請求項2】 浴室に設けられ人体を検出する人体検
出センサと、該人体検出センサの検出による検出情報を
異常時に報知する報知手段を有する風呂リモコン及び台
所リモコンとからなるものにおいて、前記人体検出セン
サによる監視機能を一時的に停止させる監視機能一時停
止手段を設け、該監視機能一時停止手段を前記リモコン
の設定スイッチにより選択できるようにしたことを特徴
とする浴室監視装置。 - 【請求項3】 浴室に設けられ人体を検出する人体検
出センサと、該人体検出センサの検出による検出情報を
異常時に報知する報知手段を有するリモコンとからなる
ものにおいて、前記人体検出センサによる監視機能を一
時的に停止させる監視機能一時停止手段と、該監視機能
一時停止手段による一時停止を解除する停止解除手段と
を設けたことを特徴とする浴室監視装置。 - 【請求項4】 浴室に設けられ人体を検出する人体検
出センサと、該人体検出センサの検出による検出情報を
異常時に報知する報知手段を有する風呂リモコン及び台
所リモコンとからなるものにおいて、前記人体検出セン
サによる監視機能を一時的に停止させる監視機能一時停
止手段と、該監視機能一時停止手段による一時停止を解
除する停止解除手段とを設け、該停止解除手段の解除を
前記風呂リモコンのスイッチ操作により行なうようにし
たことを特徴とする浴室監視装置。 - 【請求項5】 浴室に設けられ人体を検出する人体検
出センサと、該人体検出センサの検出による検出情報を
異常時に報知する報知手段を有する風呂リモコン及び台
所リモコンとからなるものにおいて、前記人体検出セン
サによる監視機能を一時的に停止させる監視機能一時停
止手段と、該監視機能一時停止手段による一時停止を解
除する停止解除手段とを設け、該停止解除手段の解除を
タイマ手段により行なうようにしたことを特徴とする浴
室監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000349236A JP2002150448A (ja) | 2000-11-16 | 2000-11-16 | 浴室監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000349236A JP2002150448A (ja) | 2000-11-16 | 2000-11-16 | 浴室監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002150448A true JP2002150448A (ja) | 2002-05-24 |
Family
ID=18822679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000349236A Pending JP2002150448A (ja) | 2000-11-16 | 2000-11-16 | 浴室監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002150448A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004126954A (ja) * | 2002-10-02 | 2004-04-22 | Rinnai Corp | 浴室監視装置 |
-
2000
- 2000-11-16 JP JP2000349236A patent/JP2002150448A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004126954A (ja) * | 2002-10-02 | 2004-04-22 | Rinnai Corp | 浴室監視装置 |
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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