JP2002279550A - 人体検出装置 - Google Patents

人体検出装置

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JP2002279550A
JP2002279550A JP2001073402A JP2001073402A JP2002279550A JP 2002279550 A JP2002279550 A JP 2002279550A JP 2001073402 A JP2001073402 A JP 2001073402A JP 2001073402 A JP2001073402 A JP 2001073402A JP 2002279550 A JP2002279550 A JP 2002279550A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は動作要求による応答の煩雑さを緩和
させると共に誤報知、誤警報のない人体検出装置を提供
することを課題とする。 【解決手段】 人体の動きを検出する人体検出センサ
と、該人体検出センサによって人体の動きの停止を検出
し停止状態の所定時間継続により警報を発する報知手段
とからなるものであって、判定手段による停止判定によ
りスタートするタイマ手段とを設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体の動きを検出
し異常が生じた場合には、遠隔場所に居る他者に警報を
発する人体検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室等に人体の動きを検出する人
体検出センサを設け、この人体検出センサによって人体
の動きの停止を検出した場合、入浴者が浴槽に浸かった
まま動いていないのか、あるいは倒れたのかを判断する
ために、停止状態の所定時間継続により入浴者に動作の
要求を報知するようにし、この報知後においてもさらに
所定時間入浴者の動作が無い場合に警報を発するように
したものは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
人体検出装置においては、浴室に入室した時点あるいは
浴槽に浸かった時点をセンサにより検出して、この検出
時点から例えば2分間タイマをスタートさせ、この間に
動きを検出しない場合に、入浴者に問い掛けるための動
作の要求を報知させるものであるため、浴室入室後体を
洗ったのち、浴槽に入り、じっとしている状態がしばら
く続くと、すぐに2分間経過してしまい、動作要求が報
知され、動作要求に応じるために体を動かさなければな
らないという煩雑さを有していた。また、これを改善す
るため、動きの停止を単に検出して、停止検出時点から
2分間のタイマをスタートさせる方法もあるが、浴室内
から浴室外へ退出した場合、あるいは浴室に入口に立ち
止まっていた場合に動きが停止したものと判定されて、
タイマがスタートしてしまいその後の応答がないために
報知警報が発せられるという問題を有していた。
【0004】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、動作
要求による応答の煩雑さを緩和させると共に誤報知、誤
警報のない人体検出装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の人体検出装置は、人体の動きを検出する人
体検出センサと、該人体検出センサによって人体の動き
の停止を検出し停止状態の所定時間継続により警報を発
する報知手段とからなるものであって、監視領域を所定
時間間隔で撮像する撮像装置と、検知領域を入口領域と
該入口領域以外の領域に分割する領域分割手段と、人体
の動き量を前記所定時間間隔前後の両画像の比較により
受光量の差として演算する動き量演算手段と、前記領域
分割手段による分割した領域毎に動きがある領域か否か
を検出する動き有無領域検出手段と、前記動き量演算手
段による動きの有無を判定する動き有無判定手段と、該
動き有無判定手段及び前記動き有無領域検出手段により
人体の動きの停止を判定する判定手段と、該判定手段に
よる停止判定によりスタートし前記所定時間をカウント
するタイマ手段とを設けたことを第1の特徴としてい
る。この第1の特徴によれば、人の動きの有無を判定す
る動き有無判定手段と、動きの生じている領域を検出す
る動き有無領域検出手段とを設け、この両手段により人
体の動き停止を判定し、この停止判定によりタイマをス
タートさせることで、浴槽に浸かった直後に動作要求が
発せられることはなくなる。つまり動作要求時点は、浴
槽に浸かって動かなくなって動きが停止した後のタイマ
終了時点となることで、同じタイマ時間であれば従来の
ものに比べて動作要求時点が遅くなり、煩わしさが緩和
される。もちろん、その間で動きがあればタイマは解除
される。また、いずれの領域で動きが停止したかを確実
に検出することができ、誤って警報が発せられることも
なくなる。
【0006】また、本発明の人体検出装置は、人体の動
きを検出する人体検出センサと、該人体検出センサによ
って人体の動きの停止を検出し停止状態の所定時間継続
により警報を発する報知手段とからなるものであって、
監視領域を所定時間間隔で撮像する撮像装置と、検知領
域を入口領域と該入口領域以外の領域に分割する領域分
割手段と、人体の動き量を前記所定時間間隔前後の両画
像の比較により受光量の差として演算する動き量演算手
段と、前記領域分割手段による分割した領域毎に動きが
ある領域か否かを検出する動き有無領域検出手段と、前
記動き量演算手段による動きの有無を判定する動き有無
判定手段と、前記動き有無領域検出手段により検出され
た領域が予め特定された領域に該当するか否かを判定す
る特定領域該当判定手段と、前記動き有無判定手段及び
前記特定領域該当判定手段により人体の動きの停止を判
定する判定手段と、該判定手段による停止判定によりス
タートし前記所定時間をカウントするタイマ手段とを設
けたことを第2の特徴としている。この第2の特徴によ
れば、動作要求に対する応答の煩わしさを緩和できるの
みならず、人体の動きがなくなる前に特定の領域を検出
しておくことで、後刻の動き停止の判定に至る時間を短
縮して、迅速に判定し、警報することができる。また、
本発明の人体検出装置は、人体の動きを検出する人体検
出センサと、該人体検出センサによって人体の動きの停
止を検出し停止状態の所定時間継続により警報を発する
報知手段とからなるものであって、監視領域を所定時間
間隔で撮像する撮像装置と、検知領域を入口領域と該入
口領域以外の領域に分割する領域分割手段と、人体の動
き量を前記所定時間間隔前後の両画像の比較により受光
量の差として演算する動き量演算手段と、前記領域分割
手段による分割した領域毎に動きがある領域か否かを検
出する動き有無領域検出手段と、前記動き量演算手段に
よる動きの有無を判定する動き有無判定手段と、前記動
き有無領域検出手段により検出された領域が予め特定さ
れた領域に該当するか否かを判定する特定領域該当判定
手段と、該特定領域該当判定手段により動き量の検出を
洗場又は浴槽領域であると判定した場合であって、か
つ、前記動き有無判定手段により前記動き量がないと判
定した場合に人体の動きが停止したものと判定する判定
手段と、該判定手段による停止判定によりスタートし前
記所定時間をカウントするタイマ手段とを設けたことを
第3の特徴としている。この第3の特徴によれば、動作
要求に対する応答の煩わしさを緩和でき、また、動き量
の検出を洗場又は浴槽領域であると判定した場合であっ
て、かつ、動き有無判定手段により動き量がないと判定
した場合に人体の動きが停止したものと判定すること
で、特に事故の多発している洗場・浴槽における入浴者
の転倒等による動きの停止を迅速確実に検出することが
でき、後刻の警報の確実化、迅速化を図ることができ
る。また、本発明の人体検出装置は、人体の動きを検出
する人体検出センサと、該人体検出センサによって人体
の動きの停止を検出し停止状態の所定時間継続により警
報を発する報知手段とからなるものであって、監視領域
を所定時間間隔で撮像する撮像装置と、検知領域を入口
領域と該入口領域以外の領域に分割する領域分割手段
と、人体の動き量を前記所定時間間隔前後の両画像の比
較により受光量の差として演算する動き量演算手段と、
前記領域分割手段による分割した領域毎に動きがある領
域か否かを検出する動き有無領域検出手段と、前記動き
量演算手段による動きの有無を判定する動き有無判定手
段と、該動き有無判定手段により動き量がなくなったと
判定したとき、前記動き有無領域検出手段により動きの
なくなった領域以外の領域を検索し、入口領域以外の領
域で動きがない場合には人体の動きが停止したものと判
定する判定手段と、該判定手段による停止判定によりス
タートし前記所定時間をカウントするタイマ手段とを設
けたことを第4の特徴としている。この第4の特徴によ
れば、動作要求に対する応答の煩わしさを緩和できるの
みならず、動き量がなくなったと判定したとき、動きの
なくなった領域以外の領域を検索し、入口以外の領域で
動きがない場合に人体の動きが停止したものと判定する
ことにより、入口で立ち止まっている場合に、停止した
ものと誤警報することもなくなり、人が倒れた領域を特
定でき、停止検出の確実性を向上することができる。
【0007】また、本発明の人体検出装置は、人体の動
きを検出する人体検出センサと、該人体検出センサによ
って人体の動きの停止を検出した後、停止状態の所定時
間継続により入浴者に動作の要求を報知する動作要求報
知手段と、動作要求報知の後の停止状態の所定時間継続
により警報を発する報知手段とからなるものであって、
監視領域を所定時間間隔で撮像する撮像装置と、検知領
域を入口領域と該入口領域以外の領域に分割する領域分
割手段と、人体の動き量を前記所定時間間隔前後の両画
像の比較により受光量の差として演算する動き量演算手
段と、前記領域分割手段による分割した領域毎に動きが
ある領域か否かを検出する動き有無領域検出手段と、前
記動き量演算手段による動きの有無を判定する動き有無
判定手段と、該動き有無判定手段及び前記動き有無領域
検出手段により人体の動きの停止を判定する判定手段
と、該判定手段による停止判定によりスタートし前記所
定時間をカウントするタイマ手段とを設けたことを第5
の特徴としている。この第5の特徴によれば、浴槽に浸
かった直後に動作要求が発せられることはなく応答の煩
わしさを緩和できる。また、いずれの領域で動きが停止
したかを確実に検出することができ、誤って動作要求の
報知あるいは他者への警報が発せられることもなくな
る。また、本発明の人体検出装置は、人体の動きを検出
する人体検出センサと、風呂に温水を供給する温水機器
を遠隔位置から操作する風呂リモコン及び台所リモコン
と、前記人体検出センサによって人体の動きの停止を検
出した後、停止状態の所定時間継続により入浴者に動作
の要求を前記風呂リモコンに報知する動作要求報知手段
と、動作要求報知の後の停止状態の所定時間継続により
前記台所リモコンに警報を発する報知手段とからなるも
のであって、監視領域を所定時間間隔で撮像する撮像装
置と、検知領域を入口領域と該入口領域以外の領域に分
割する領域分割手段と、人体の動き量を前記所定時間間
隔前後の両画像の比較により受光量の差として演算する
動き量演算手段と、前記領域分割手段による分割した領
域毎に動きがある領域か否かを検出する動き有無領域検
出手段と、前記動き量演算手段による動きの有無を判定
する動き有無判定手段と、該動き有無判定手段及び前記
動き有無領域検出手段により人体の動きの停止を判定す
る判定手段と、該判定手段による停止判定によりスター
トし前記所定時間をカウントするタイマ手段とを設けた
ことを第6の特徴としている。この第6の特徴によれ
ば、浴槽に浸かった直後に動作要求が発せられることは
なく応答の煩わしさを緩和できる。また、いずれの領域
で動きが停止したかを確実に検出することができ、誤っ
て入浴者への報知、他者への警報が発せられることもな
くなる。さらに、温水機器のリモコンを利用して入浴者
への動作要求の報知、在宅者への異常状態の警報を迅
速、確実に行うことができ別途に報知警報部材を設ける
必要がなくなる。また、本発明の人体検出装置は、人体
の動きを検出する人体検出センサと、風呂に温水を供給
する温水機器を遠隔位置から操作する風呂リモコン及び
台所リモコンと、風呂リモコン及び台所リモコンに設け
たインターホン等の通話手段と、前記人体検出センサに
よって人体の動きの停止を検出した後、停止状態の所定
時間継続により入浴者に動作の要求を前記風呂リモコン
に報知する動作要求報知手段と、動作要求報知の後の停
止状態の所定時間継続により前記台所リモコンに警報を
発すると共に通話を可能にする報知手段及び前記通話手
段とからなるものであって、監視領域を所定時間間隔で
撮像する撮像装置と、検知領域を入口領域と該入口領域
以外の領域に分割する領域分割手段と、人体の動き量を
前記所定時間間隔前後の両画像の比較により受光量の差
として演算する動き量演算手段と、前記領域分割手段に
よる分割した領域毎に動きがある領域か否かを検出する
動き有無領域検出手段と、前記動き量演算手段による動
きの有無を判定する動き有無判定手段と、該動き有無判
定手段及び前記動き有無領域検出手段により人体の動き
の停止を判定する判定手段と、該判定手段による停止判
定によりスタートし前記所定時間をカウントするタイマ
手段とを設けたことを第7の特徴としている。この第7
の特徴によれば、浴槽に浸かった直後に動作要求が発せ
られることはなく応答の煩わしさを緩和できる。また、
いずれの領域で動きが停止したかを確実に検出すること
ができ、誤って報知、警報が発せられることもなくな
る。さらに、温水機器のリモコンを利用して入浴者への
動作要求の報知、在宅者への異常状態の警報を迅速、確
実に行うことができる。加えて、動作要求報知後の停止
状態の所定時間継続により風呂リモコンと台所リモコン
との通話を可能にする通話手段を設けることで、警報時
にはインターホンを作動状態にすることができ、ボタン
を押すことなく台所から入浴者に対して緊急の連絡をと
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施
形態を示す全体構成図である。図2は本発明の一実施形
態を示す電気回路のブロック図である。図3は人体検出
センサの画像検出部の1画素を構成する画像コア回路の
構成を示す回路図である。図4はセンサの撮像範囲と検
知範囲及び検知領域との関係を示す説明図である。図5
は本発明の一実施形態を示す制御フローチャートであ
る。図6は本発明の一実施形態を示す人体停止検出のフ
ローチャートである。図7は人体検出センサと温水機器
とリモコンとの関係を示す一実施形態の説明図である。
図8は人体検出センサと温水機器とリモコンとの関係を
示す他実施形態の電気制御のブロック図である。図9は
記憶部の拡大図である。図10の(a)は右下方へ向け
て移動した物体の現画像と前画像を示す図、(b)は前
画像の明暗を各画素毎に示す図、(c)は現画像の明暗
を各画素毎に示す図である。図11は画像の境界に対応
する画素における明暗の変化を示す差分画像を表わした
図である。図12は一実施形態を示す電気回路ブロック
図、図13は他実施形態を示す人体停止検出のフローチ
ャートである。図14は他実施形態を示す電気回路ブロ
ック図である。図15は本発明の一実施形態を示す人体
監視のフローチャートである。
【0009】図1は本発明の一実施形態の概略を示すも
のであって、浴室1の内部には浴槽2及び洗場3を設け
てある。4は浴室1への出入口である。5は人体センサ
であり、その詳細については後述するが、浴室1の内壁
面上部に取り付けてある。具体的には、浴槽2の長手方
向に接する浴室壁面と対向する浴室壁面の上部位置に取
り付けてある。温水機器40には、該温水機器40を遠
隔位置から操作する浴室に設置した風呂リモコン60及
び台所に設置した台所リモコン70を接続してある。そ
して人体センサ5は、本実施形態では浴室1の壁面に取
り付けているが、この例に限ることなく、浴室1の天井
面に取り付けても良い。人体センサ5は、人工網膜を利
用した撮像装置を有し、浴室1における人体の動きを撮
像して画像処理する人体検出センサ51と、赤外線によ
る熱検知により人体を検知する赤外線センサ52とから
構成している。撮像装置は浴室等の監視領域を所定時間
間隔で撮像するものである。この人体センサ5の設置は
浴室に限られず、トイレ、洗面所等密閉空間であっても
よい。
【0010】浴室1には温水機器40を遠隔操作する風
呂リモコン60を設置し、また台所には温水機器40を
遠隔操作する台所リモコン70を設置している。ここ
に、温水機器40とは、湯水を加熱し浴槽等に供給する
ための機器であり、具体的には給湯器付風呂釜、給湯器
付暖房機、温水暖房機、給湯器等により構成されてい
る。温水機器にはガスを燃料とするもののみならず石油
を燃料とするものでもよい。温水機器40と、リモコン
60、70と、人体検出センサ51との接続について
は、図1のものにおいては、まず温水機器40と台所リ
モコン70とがケーブル41により接続され、次に台所
リモコン70と風呂リモコン60とがケーブル41で接
続され、さらに風呂リモコン60と人体検出センサ51
とがケーブル41で接続されている。そして、給湯器等
を制御する前記リモコン60、70には、浴室1に入浴
者がいることを知らせる液晶表示パネル等の表示部を有
しており、人体センサ5が入浴者を検知して、検知信号
を出力すると、表示部が点灯等表示するようにしてもよ
い。表示部は上記のものに限られず、入浴者の動きが一
定時間無かった場合、浴槽で寝ているかまたは倒れたと
推測し、まず風呂リモコン60で警報音あるいは音声に
より注意を喚起し、浴室側から応答が所定時間内にない
場合には、台所リモコン70において警報音あるいは音
声により家族等の他者に警報報知するようにしておけば
よい。また、人体検出センサをトイレに設置する場合に
は、温水便座を遠隔操作するリモコン等に報知手段を設
けておけばよい。さらに、人体検出センサを洗面所に設
置する場合には、洗面所の給湯カランの湯温等を遠隔操
作する機器あるいは洗面所の暖房機のリモコン等に報知
手段を設けておけばよい。
【0011】そして、温水機器40には熱交換器及びバ
ーナが内蔵されており、制御のための各種センサを設け
てある。また、温水機器40から浴槽2に対して給湯落
しこみ管46が接続配管されている。また、人体センサ
5を作動させるための電源は、温水機器40の電源プラ
グ47から導入され、温水機器40のコントローラ42
部の図示しないトランスを介して降圧され低電圧化され
て供給される。
【0012】図2は人工網膜チップを利用した人体検出
センサ51と、赤外線センサ52とからなる人体センサ
5の具体構成を示したものである。人体検出センサ51
は、監視領域を所定時間間隔で撮像する撮像装置6と、
撮像装置6を制御すると共に撮像画像を処理、判定等す
るマイクロコンピュータからなる制御装置7とから構成
されている。また、制御装置7と前述したリモコン6
0、70とは例えば後述する通信IC等の通信部53に
より送受信するようにしてある。そして、人体検出セン
サ51の他に赤外線センサ52を同一のケース体内に設
け、その制御装置7を共用し、浴室1が暗い場合の監視
の相互補填を行なうようにしてある。
【0013】前記撮像装置6の撮像部8は、縦32×横
32画素(=1024画素)からなる低解像度の画像検
出部9、結像レンズ10、スキャナ11、マルチプレク
サ12及びスキャナ駆動制御部13から構成されてい
る。RAM容量が許せば、もっと多くの画素(縦128
×横128画素)を用いても良く、また多数の画素を間
引いてその一部で検出処理しても良い。画像検出部9の
画素はそれぞれモノクロ256階調「レベル0(黒)〜
255(白)の256階調」で表現される。
【0014】そして、撮像部8においては、浴室内の画
像は、結像レンズ10によって画像検出部9に結像され
る。スキャナ11は、スキャナ駆動制御部13によって
駆動制御されており、スキャナ駆動制御部13は画像検
出部9の各画素列を順次一定周期毎に受光状態(オン状
態)となるように制御している。受光状態となった1列
の各画素から同時に出力された光電流は、マルチプレク
サ12によって複数の電気信号は1つの電気信号にまと
められ、増幅器14で増幅された後、アナログ電圧とし
て出力される。アナログデータからデジタルデータへの
変換は制御装置7の変換器により行うようにしてある。
【0015】また、画像検出部9の各画素は、図3に示
すように画素コア回路17によって構成されている。画
素コア回路17は受光素子18、電荷蓄積回路19、感
度可変回路20から構成されており、感度可変端子21
及びリセット端子22がスキャナ11に接続され、光電
流出力端子23がマルチプレクサ12に接続されてい
る。
【0016】図2においてゲイン調整部16は、画像出
力部15における画像平均値(画像の明るさ)をチェッ
クし、画像平均値が適切な範囲から外れていれば、増幅
器14によって撮像装置6のゲインを調整すると共にス
キャナ駆動制御部13によって画像検出部9の蓄積時間
を調整し、適正な明るさの画像が得られるように調光す
る。この調光は後述する分割された各検知領域毎に行っ
てもよい。
【0017】人工網膜を用いた撮像装置6では、画像平
均値は、画像検出部9を構成する全画素における階調
(0階調(黒)〜255階調(白)の256階調)の平
均値であり、0〜255の値で表わさせる。この画像平
均値は増幅器14のゲインと画像検出部9の蓄積時間に
よって決定される。ここで、ゲインはカメラの絞りに相
当し、蓄積時間はカメラのシャッタースピードに相当す
る。従って、撮像装置6の適正な画像平均値を得ようと
すれば、適当なゲインに固定しておき、蓄積時間を調整
すればよい。あるいは、適当な蓄積時間を固定してお
き、ゲインを調整すればよい。
【0018】そして、図2において少なくとも撮像をお
こなう画像検出部9とスキャナ11とスキャナ駆動部1
3とゲイン調整部16とは1チップで構成されている。
このチップは人工網膜チップと称される。また、このチ
ップの裏面位置には、制御装置7を設けてあり、この制
御装置7は各種のソフトウエアを組み込んだマイクロコ
ンピュータからなり、この内部には人体検出センサ51
による検知処理を行なう検知領域を複数の領域に分割す
る領域分割手段24等をソフトウエアーとして組み込ん
である。
【0019】具体的には、図4に示すように、制御装置
7に入力された画像情報を処理するためのポイントテー
ブル25を複数域に分割するものである。すなわち人体
検出センサ51による検出可能な撮像能力範囲(ポイン
トテーブル25全体に相当)を、まず画像処理の必要な
検知領域26と、画像処理を行なわない非検知領域27
とに区画している。すなわち、撮像能力範囲のすべてを
検知領域とはしていない。これにより検出処理可能な検
出処理領域のうちの一部を、実際に検知し処理するセン
サ検知領域として使用することで画像の処理範囲を限定
して、画像処理の速度を早めている。さらに前記の検知
領域26を、図4のように、入口領域29と洗場領域3
0と浴槽領域31との3つの領域に分割するようにして
ある。検知領域26の分割については、この例に限られ
ることなく、入口領域29と該入口領域29以外の領域
の2つに分割してもよい。例えば、洗場領域30及び浴
槽領域31を合わせて1つの領域に設定しても差しつか
えない。ここに入口領域とは、浴室の場合には浴室内で
あって浴室への出入口ドアの近傍に位置する領域をい
う。洗場領域とは、主として頭や体を洗う床部の領域を
いい、また、浴槽領域とは浴槽が位置している領域をさ
す。このように分割された領域毎に、順次画像情報が制
御装置7に入力されて、領域毎に検出、演算等の処理が
なされるのである。
【0020】そして、人体センサ51を構成する結像レ
ンズ10と撮像装置6と制御装置7とは、前記赤外線セ
ンサ52と共に1つのケースに納められ、人体センサセ
ットとして壁面等に取り付けられる。取り付け位置は浴
室への出入口4を含め、浴室1全体を視野角に納めるよ
うにすれば良い。
【0021】そして、撮像装置6の検知出力と赤外線セ
ンサ52の検知出力はそれぞれ判定手段32へ入力され
る。判定手段32は撮像装置6からの出力と赤外線セン
サ52からの出力に基づき、浴室における入浴者の有無
や入浴者の動きなどを総合的に判断するようになってい
る。
【0022】人工網膜により検出した画像は次のように
画像処理される。画像を制御、処理する制御装置7は、
画像検出部9を構成する全画素から画像情報を一定時間
毎に受信し、一定時間毎に画像情報を受け取ると、該画
像情報を処理し、判定手段32により入浴者の動きを判
定するのである。
【0023】次に、人工網膜21でとらえた画像から人
の動きを抽出するための画像処理方法を説明する。マイ
クロコンピュータで構成される制御装置7は、所定時間
毎に画像情報を受け取ると、当該画像情報から入浴者の
動きを所定の解析アルゴリズムに従って解析し、入浴者
の動きを監視する。
【0024】具体的には、いま図10(a)のように正
方形の物体の画像(明画像)Pが位置P1から位置P2
へ移動したとする。このとき、明るい画素を記号B、暗
い画素を記号Dで表わせば、前画像は図10(b)で表
わされ、現画像は図10(c)で表わされる。この前後
の画像は、図12の画像記憶手段115により一旦記憶
される。撮像された画像は順次更新され常に最新の両画
像が記憶されるようになっている。そして動き量演算手
段111により、分割された領域毎に前記2枚の画像が
比較されて、各領域の各画素(x、y)毎に、前画像p
の受光量Pp(x、y)と現画像nの受光量Pn(x、
y)との差分(動き量) D(x、y)=Pn(x、y)−Pp(x、y) が演算され、演算結果は図11のような差分画像として
得ることができる。図11の差分画像においては、差分
D(x、y)が正の画素は+記号で表わし、負の画素は
−記号で表わし、D(x、y)がゼロの画素は0記号で
表わしている。このような差分の総和を捉えることで、
動きがあるか否かを各領域毎に判定することができ、こ
の判定は動き有無判定手段114にて行われる。動き量
が生じていなければ動き無しと判定され、生じていれば
動き有りと判定される。
【0025】一方、動き有無領域検出手段112により
分割された領域毎に動きのある領域か否かを検出するよ
うにしてある。すなわち、撮像装置6で撮像された撮像
画像は、入口領域29、洗場領域30及び浴槽領域31
の順に一定時間毎に制御装置7に読み込まれ、この画像
データを解析することで動きのある領域を検出するよう
にしてある。この検出は例えば、前述した動き量の生じ
た領域を動きのある領域として検出すればよい。あるい
は、人の動きにより生じる電圧の変化を捉えて、変化の
ある領域を動きのある領域であるとして、その領域を検
出するようにすればよい。そして、動きの発生している
領域が、予め特定された領域に該当するか否かを特定領
域該当判定手段113により判定するようにしてある。
特定領域とは、浴室の場合には浴槽領域31又は洗場領
域30を意味し、入口領域29を除く領域である。動き
のある領域が特定領域か否かは、例えば信号が符合する
か否かにより、あるいは他の検知領域を順次検索して特
定領域以外の領域で動きがなければ特定領域に該当する
と判断させている。このような検索は、動きの有無と動
きのある領域の信号から、順次状態を遷移させてマイク
ロコンピュータ内で検索させている。
【0026】また、図14のものは、最後に動きのなく
なった領域が入口領域29か否かを判定する入口領域該
当判定手段116を設けたものであり、その他の部分に
ついては図12のものと同一である。入口領域に該当す
るか否かは、前述したように動きの有無と動きのある領
域の信号から、順次状態を遷移させてマイクロコンピュ
ータ内で検索させている。また、人工検出センサは感度
を自動調整するための感度調整回路(図示せず)を備え
ており、浴室内が暗い場合には感度を高くし、浴室内が
明るい場合には、感度を低くすることによって検出精度
が高くなるようにしている。
【0027】次に、浴室1に人が入室したか否か等の判
別について説明する。図5において、人が浴室1に入り
始めると、まず待機状態にある赤外線センサ52が人体
を検知してオンとなる(ステップS1)と共にタイマセ
ットされ(ステップS2)、人体検出センサ51が一定
時間内に洗場において人を検知すると(ステップS
3)、入室したものと判断する(ステップS4)。この
入室判定において、人体検出センサ51による人体検知
には撮像及び動き量の演算等に時間を要すること、ある
いは浴室1が暗い場合には監視感度が鈍いことから、赤
外線センサ52を併用し、赤外線センサ52が検出した
後、人体検出センサ51が共に人を検出することで、人
体検出センサ51の弱点を補い、入室の確実を期してい
るものである。
【0028】また、浴室1からの退出時においても、赤
外線センサ52がオフとなった場合(ステップS5にお
いてノーの場合)で、かつ、人体検出センサ51が動き
量を検知しない場合(ステップS6においてノーの場
合)に、浴室1から退出したものと判断させている(ス
テップS7)。赤外線センサ52のみでは入口部に立ち
止まったままであるとオフとなり、退出したものと誤っ
て判断することが有り得るので、両センサの人体非検出
により退出判定して、この赤外線センサ52の弱点を他
のセンサを使用することで補完している。
【0029】そして、人体検出センサ51が洗場3にお
いて人を検知しなかった場合(ステップS3でノーの場
合)でも、浴槽2において人を検知すると(ステップS
8)、所定時間内に赤外線センサ52及び人体検出セン
サ51が共に人を検知している場合には(ステップS
9、S10)、入室しているものと判断することとして
いる(ステップS4)。なお、入室したものと判定した
のちはセンサの検知継続時間を平均的な入浴時間に見合
うようにタイマセットしてもよい。
【0030】また、人体検出センサ51の取り付けは、
浴室1の天井あるいは壁面上部位置であり、この位置は
標準的な浴室において洗場3及び浴槽2を設けた浴室内
の人の動きを俯瞰できる最適位置である。人体センサ5
を構成する人体検出センサ51と赤外線センサ52とは
1つのケース内に収納することで、取付けし易く、点検
も容易となる。
【0031】次に装置全体を構成するセンサ、リモコン
等の各部材間における他の実施例の接続構成について図
7を用いて説明する。風呂リモコン60と台所リモコン
70とは、有線のリモコンのケーブル41によってそれ
ぞれ温水機器40内のコントローラの制御部90に接続
されている。
【0032】また、人体検出センサ51はケーブル41
により風呂リモコン60に接続されている。この風呂リ
モコン60には、ケーブル41を接続するための接続用
の端子85を設けてあり、人体検出センサ51を作動さ
せるための電源をこの風呂リモコン60から供給するよ
うになっている。人体検出センサ51と温水機器40あ
るいはリモコン60、70との接続は、上記の例に限ら
れず、図8に示されるように人体検出センサ51から通
信ICを経て、温水機器40と接続する台所リモコン7
0から風呂リモコン60を介して接続してもよい。また
通信ICを介して台所リモコン70、風呂リモコン60
及び温水機器40の順序で接続してもよい。
【0033】そして図7において、制御部90には、温
水機器40を制御する給湯器制御部91と、人体検出セ
ンサ51による異常検出信号により作動し前記各リモコ
ン60、70に設けたスピーカ等の報知手段61、71
を動作させる報知動作部92と、報知手段による報知を
解除する報知解除部93とを設けてある。なお、これら
報知動作部92及び報知解除部93は、センサ側あるい
はリモコン側に設けてもよい。これにより温水機器側の
制御負担を少なくできる。
【0034】また、風呂リモコン60には報知を解除す
るための報知解除手段62であるインターホンスイッ
チ、温水機器を操作するための操作用のスイッチ63、
表示を行うための液晶表示板、タッチパネル等の表示手
段64が設けられている。また台所リモコン70には報
知を解除するための報知解除手段72であるインターホ
ンスイッチ、温水機器を操作するための操作用のスイッ
チ73、表示用の表示手段74が設けられている。ま
た、各リモコンに設けた音声報知のための報知手段6
1、71は、スピーカと音声ICとにより構成すること
を推奨する。
【0035】さらに、報知解除手段72による報知解除
がなされない場合において、緊急連絡用の特定電話番号
に発信する電話発信部100を制御部90内に設けても
よい。
【0036】図8は人体検出センサ51と各リモコン6
0・70、温水機器40間の通信接続関係を示す回路図
の一例であり、本実施例は通信ICを使用して接続して
ある。人体検出センサ51には前述した撮像装置6の
他、制御装置7、通信用の通信ICからなる通信部53
を設けてある。この通信部53は、アナログ通信部55
とデジタル通信部56とにより構成してあり、アナログ
通信部55は例えばASK(amplitude shift keying)
方式で構成すればよい。また、デジタル通信部56は例
えばQPSK(quadri phase shift keying)方式の
他、M16QAM、GFSK、BPSK等のデジタル高
速変調方式を採用すればよい。
【0037】風呂リモコン60には、前述した操作スイ
ッチの他に、表示手段64、風呂リモコン制御部65、
通信用の通信ICからなる前記同様のアナログ通信部6
6、デジタル通信部67を設けてある。また、風呂リモ
コン60には、スピーカ等61に報知用の音声IC6
8、PCMコーディック69を設けてある。このPCM
コーディック69は、例えばADPCM、DPCMなど
のPCM(pulse code modulation)方式により、音声
情報や映像情報を符号化及び復号化するものである。
【0038】また、風呂リモコン60のインターホンス
イッチ62はオン操作により、台所リモコン70に設け
たインターホンのスピーカと通話状態となるものであ
る。マイクロホンスイッチと兼用させてもよい。そし
て、インターホンには、警報時にはオン操作なしに風呂
と台所との通話を可能にする通話手段を設けてある。風
呂リモコン60のリモコンケースには、ケーブル41を
接続するための接続用の端子85を設けてあり、ケーブ
ル41により温水機器40と接続する台所リモコン70
を介して風呂リモコン60を経て、人体検出センサ51
に作動用の電源を供給するようになっている。
【0039】また、前記人体検出センサ51には、後述
する音声記憶部及び画像記憶部とからなるデータ記憶部
54を設けてある。台所リモコン70には、前述した操
作スイッチ73の他、表示手段74、台所リモコン制御
部75、アナログ通信用の通信ICからなるアナログ通
信部76、デジタル通信用の通信ICからなるデジタル
通信部77を設けてある。78は音声ICでスピーカ等
71に報知用のICである。79はPCMコーディック
である。また、台所リモコン70のインターホンスイッ
チ62はそのオン操作により、風呂リモコン60に設け
たインターホンのスピーカと通話状態となるものであ
る。マイクロホンスイッチと兼用させてもよい。そし
て、インターホンには、警報時にはオン操作なしに風呂
と台所との通話を可能にする通話手段を設けてある。温
水機器40には、前述した制御部90、給湯制御部91
の他、通信用の通信ICからなるアナログ通信部95、
商用電源を低電圧化するためのトランス96等を設けて
ある。
【0040】そして、人体検出センサ51のアナログ通
信部55及びデジタル通信部56は、風呂リモコン60
のアナログ通信部66及びデジタル通信部67と接続さ
れ、該風呂リモコン60のアナログ通信部66及びデジ
タル通信部67は、台所リモコン70のアナログ通信部
76及びデジタル通信部77を介して温水機器40のア
ナログ通信部95と接続されている。これら通信部間の
ケーブル41線は電力重畳式の二芯ケーブルを使用し、
センサ用の信号と通常の給湯制御用の制御信号と重畳し
て伝送するようにしておけばよい。
【0041】図9は人体検出センサを操作し、報知手段
に報知させるためのデータ記憶部54の内容を示す説明
図である。
【0042】図9において音声記憶部101は、前述し
たリモコンに設けた報知手段61、71に音声を報知さ
せるための音声データを記憶させたものであり、ROM
等から構成してある。この音声記憶部101は、少なく
とも、入浴者に対して「動いて下さい」と言うメッセー
ジで体を動かす動作の要求を報知するための音声データ
を記憶させた動作要求報知音声記憶部107と、入浴者
の動きが停止して所定時間経過した場合に他者に警報を
発するための音声データを記憶させた警報報知音声記憶
部108とから構成してある。また、前記動作要求報知
音声記憶部107と報知手段61、71とで動作要求報
知手段を構成している。
【0043】102は画像記憶部であり、前記表示手段
61、71に人体検出用の画像を表示させる画像表示デ
ータを記憶させたものである。この画像記憶部102
は、人体検出に必要な機能を画像により表示するための
ものであり、例えば人体検出の初期操作に必要な画面を
表示手段に表示するための画像データを記憶させる操作
用画像記憶部103、人体の動きが停止した状態を前記
表示手段に表示する画像データを記憶する停止画像記憶
部104、報知手段を報知させた状態を前記表示手段に
表示するための画像データを記憶する報知用画像記憶部
105及びその他画像を表示するために必要なデータを
記憶させるその他記憶部106から構成してある。
【0044】そして、人体検出装置の操作に際しては、
予めリモコンの操作スイッチを操作して、人体検出セン
サ51側の操作用画像記憶部103から操作に必要な初
期画面画像を表示手段64、74に呼出して表示させ、
その画面から特定の画面を選択して操作を開始する。こ
れと同時に、人体検出センサ51側の音声記憶部101
から音声データの一部を呼出して、スピーカ等の報知手
段61、71により音声で報知させる。
【0045】次に、前述したように入室判断がされる
と、図6に示されるように、人体停止の検出フローに入
り、撮像装置6によって前述したように所定時間間隔で
人体を撮像し(ステップS11)、前画像と現画像とを
一旦制御装置7に記憶させる(ステップS12)。所定
時間の間隔は必ずしも一定時間でなくてもよく、ランダ
ムに設定してもよい。
【0046】次に、制御装置7にプログラムされた動き
量演算手段111により、各領域毎の各画素毎に、前画
像の受光量と現画像の受光量との差分(動き量)を演算
する(ステップS13)。一方、前記動き有無領域検出
手段112により、動きの発生している領域が検出され
る(ステップS14)。
【0047】そして、これらの情報は制御装置7の判定
手段32に送られる。判定手段32においては、動きの
生じている領域が予め特定された領域、すなわち、浴槽
領域31又は洗場領域30に該当するか否かを、特定領
域該当判定手段113によって判定するのである。さら
に、判定手段32においては平行して、動き有無判定手
段114により動きがあるか否かを判定するのである。
【0048】動きが生じている領域が浴槽領域31又は
洗場領域30に該当する場合(ステップS15でイエス
の場合)において、かつ、動きがないと判定された場合
(ステップS16でイエスの場合)には、浴室内で入浴
者が倒れたものと推定して、人の動きが停止したものと
判定している(ステップS17)。この停止判定によ
り、報知警報のステップに移行するようになっている。
【0049】また、浴槽、洗場領域において、動きがあ
ると判定された場合(ステップS16でノーの場合)に
は、前記同様に撮像、演算、判定が所定時間時間毎に更
新して繰り返されるのである。さらに、ステップS15
において、動きが生じている領域が浴槽又は洗場領域以
外の場合(ステップS15でノーの場合)であって、そ
の後動きがないと判定された場合(ステップS18)に
は、赤外線センサ52のオフ(ステップS19でイエス
の場合)を前提条件に、浴室から退出したものと判断す
るようにしている(ステップS20)。また、動きが生
じている領域が浴槽又は洗場領域以外の場合(ステップ
15でノーの場合)であって、その後も動きが継続して
いる場合は、入口付近で活動していると考えられるか
ら、継続して監視がなされるのである。このように、入
口領域で立ち止まっているときであっても、停止したも
のとは判断されないことにより、誤判定による警報を生
じさせることがなくなるのである。
【0050】本発明はこの図6の例に限られず、他の方
法を用いることが可能である。これを図13に示すフロ
ーにより設明する。図6の検出フローが動きの発生して
いる領域を先駆的に検出し、その後動きの有無を検出し
ているのに対して、図13の検出フローはある領域にお
ける動き有無をまず検出し、動きのない場合に、他の領
域の動きを検索して停止の判定を行うようにしたもので
ある。
【0051】図6と共通するステップは同じ番号を付与
しており、監視領域を所定時間間隔で撮像して、前後画
像を記憶させて、各領域毎の動き量を演算する点は共通
している。動き有無判定手段114により、ある領域に
動きがないことを検出した場合には(ステップS21で
イエスの場合)、前記動き有無領域検出手段112によ
り他の領域における動きのある領域を検索するようにし
てある(ステップS22)。そして、他の領域において
も動きの生じている領域がない場合には(ステップS2
3でノーの場合)、最後に動きのなくなった領域が入口
領域か否かで判断することとしている(ステップS2
4)。最後か否かは、例えば差分の急速な低下、電圧低
下等を検出すればよい。動きのなくなった領域が入口領
域であり(ステップS24でイエスの場合)、しかも赤
外線センサがオフしていれば(ステップS25でイエス
の場合)、退出したものと判断している(ステップS2
6)。また、動きのなくなった領域が入口領域ではなく
(ステップS24でノーの場合)、入口領域以外の洗場
・浴槽領域である場合には、停止したものと判定するこ
ととしている(ステップS27)。この結果、入口領域
で立ち止まっているときであっても、停止したものとは
判断されず、誤判定による警報を生じさせることがなく
なるのである。
【0052】次に、図15に示す人体監視フローについ
て説明する。前述したように停止判定がなされた場合に
は(ステップS30)、制御装置7に設けたタイマ手段
117が作動する(ステップS31)。このタイマ手段
117は、判定手段32による停止判定の信号によりス
タートし所定時間をカウントするものである。この所定
時間は2段階に分かれており、第1段階の所定時間は例
えば90秒、これに続く第2段階の所定時間は30秒に
設定してある。これ以外に任意に設定することができ
る。動きの無い状態が第1の所定時間(90秒間)継続
すると(ステップS32、33)、動作要求信号が人体
検出センサ51側より出力され(ステップS34)、風
呂リモコンから入浴者に対して動作要求の報知がなされ
る(ステップS35)。この報知手順については、人体
検出センサ51側の音声記憶部101の動作要求報知音
声記憶部107と画像記憶部102の停止画像記憶部1
04から、停止した場面に対応する予め記憶させた情報
を読み出して、アナログ通信部55及びデジタル通信部
56を介して伝送し、リモコン部に音声で報知すると共
に画像で表示する。
【0053】この報知は具体的には、例えば「浴室での
動きがありません。動いて下さい」という音声情報およ
び文字画像によって報知するようにすればよい。浴槽内
では動きが止まる場合があるので入浴者に対して動きを
要請して、人体検出センサの誤警報を防ぐためである。
この報知は浴槽に浸かって動きがなくなってしばらくし
てから、すなわち、停止判定後であって所定時間経過後
に行われる。従って、浴槽に浸かった直後に動作要求が
なされることはなくなる。
【0054】上記所定時間内に、人体検出センサ51が
動きを検出すれば(ステップS32でノーの場合)、入
浴者は健在であると推測できタイマは解除される。さら
に、動作要求が報知された後においても依然として動き
のない停止状態が第2の所定時間(30秒間)継続した
場合には(ステップS36、37でイエスの場合)、異
常状態と判定され、判定手段32から異常検出信号を出
力し、音声記憶部101の警報報知音声記憶部108及
び画像記憶部102の報知画像記憶部105から、他者
に異常状態を知らせるための予め記憶させた情報を、通
信部53を介して伝送し、各リモコンの報知手段61、
71に音声で警報すると共に表示手段64、74に画像
で表示する(ステップS38)こととしている。
【0055】この警報は具体的には、例えば「浴室を見
に行って下さい」という音声情報および文字画像によっ
て警報するようにしてある。これにより、人体検出セン
サ51による人体の異常情報を浴室のみならず台所に同
時に警報することができる。
【0056】この警報信号は、通信ICからなる通信部
を介して、図8のように伝送する。すなわち、人体検出
センサ51に設けた音声記憶部101、画像記憶部10
2から、音声及び画像データを前述した信号に応じて呼
び出し、アナログ及びデジタル通信部66、76を介し
て台所リモコン70に伝送し、台所リモコン70に設け
られたスピーカ等の報知手段71及び表示手段74に報
知及び表示する。画像の検出、処理は前述した各領域2
9、30、31毎に行っているので、報知及び表示のた
めの応答速度を早めることとなる。
【0057】 警報報知後においては報知を解除する
必要があるが、この報知解除の方法として、報知により
浴室内での異常状態を知った家族が、台所リモコン70
のインターホンにより浴室リモコン60のインターホン
に対して呼出しを掛け、浴室1から応答があった場合
に、浴室内の入浴者は健全な状態と推測できるので、報
知解除用のインターホンスイッチ62の信号により、ケ
ーブル41を経て、コントローラの制御部90内の報知
解除部93を介して報知解除されて(ステップS3
9)、再び監視フローに置かれることとなる。上記イン
ターホンは動作要求報知後の停止状態の所定時間継続
後、すなわち警報と同時に通話状態となる通話手段とす
ることで、緊急時にはただちに浴室の入浴者と連絡をと
ることができて便利なものとなる。通話の解除はインタ
ーホンスイッチで行えばよい。また温水機器を遠隔位置
から制御するケーブル41を利用することで、解除指令
を伝送するための特別のケーブルを敷設する必要はなく
なるのである。
【0058】インターホンスイッチ62による報知解除
手段により報知解除がなされない場合には、特定の電話
番号に発信するコントローラ内の電話発信部100から
自動的に外部に発信されるようにしてもよい。これによ
り、家族が同居していない場合にも、安心して入浴する
ことができる。
【0059】なお、上述した実施形態は本発明の好適な
実施形態を示すものであって、本発明はこれに限定され
ることなく、その範囲内で各種設計変更可能である。例
えば、本実施形態ではシステムバスルームについて説明
したが、この例に限られることなくこれ以外の既存の浴
室にも設置できるものである。また、人体検出センサと
報知手段とを有線により接続したものを示したが、無線
により接続したものであってもよい。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明は、停止判定により
タイマをスタートさせることで、浴槽に浸かった直後に
動作要求が発せられることはなくなる。つまり動作要求
時点は、浴槽に浸かって動かなくなって動きが停止した
後のタイマ終了時点となることで、同じタイマ時間であ
れば従来のものに比べて動作要求時点が遅くなり、煩わ
しさが緩和される。また、いずれの領域で動きが停止し
たかを確実に検出することができ、誤って警報が発せら
れることもなくなる。また本発明は、人体の動きがなく
なる前に特定の領域を検出しておくことで、後刻の動き
停止の判定に至る時間を短縮して、迅速に判定し、警報
することができる。さらに本発明は、特に事故の多発し
ている洗場・浴槽における入浴者の転倒等による動きの
停止を迅速確実に検出することができ、後刻の警報の確
実化、迅速化を図ることができる。さらに本発明は、入
口で立ち止まっている場合に、停止したものと誤警報す
ることもなくなり、人が倒れた領域を特定でき、停止検
出の確実性を向上することができる。さらに本発明は、
いずれの領域で動きが停止したかを確実に検出すること
ができ、誤って動作要求の報知あるいは他者への警報が
発せられることもなくなる。さらに本発明は、温水機器
のリモコンを利用して入浴者への動作要求の報知、在宅
者への異常状態の警報を迅速、確実に行うことができ別
途に報知警報部材を設ける必要がなくなる。さらに本発
明は、動作要求報知後の停止状態の所定時間継続により
風呂リモコンと台所リモコンとの通話を可能にする通話
手段を設けることで、警報時にはインターホンを作動状
態にすることができ、ボタンを押すことなく台所から入
浴者に対して緊急の連絡をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態を示す全体構成図で
ある。
【図2】図2は本発明の一実施形態を示す電気回路のブ
ロック図である。
【図3】図3は人体検出センサの画像検出部の1画素を
構成する画像コア回路の構成を示す回路図である。
【図4】図4はセンサの撮像範囲と検知範囲及び検知領
域との関係を示す説明図である。
【図5】図5は本発明の一実施形態を示すフローチャー
トである。
【図6】図6は本発明の人体監視のフローを示すフロー
チャートである。
【図7】図7は本発明の装置全体を示す一実施形態を示
すブロック図である。
【図8】図8は通信関係を示す他実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図9】図9は記憶部の概要を示すブロック図である。
【図10】図10の(a)は右下方へ向けて移動した物
体の現画像と前画像を示す図、(b)は前画像の明暗を
各画素毎に示す図、(c)は現画像の明暗を各画素毎に
示す図である。
【図11】図11は画像の境界に対応する画素における
明暗の変化を示す差分画像を表わした図である。
【図12】図12は一実施形態を示す電気回路ブロック
図である。
【図13】図13は他実施形態を示す人体監視のフロー
チャートである。
【図14】図14は他実施形態を示す電気回路ブロック
図である。
【図15】図15は本発明の一実施形態を示す人体監視
のフローチャートである。
【符号の説明】
1 浴室 2 浴槽 3 洗場 4 出入口 5 人体センサ 6 撮像装置 7 制御装置 9 画像検出部 15 画像出力部 17 画像コア回路 24 領域分割手段 26 検知領域 29 入口領域 30 洗場領域 31 浴槽領域 32 判定手段 40 温水機器 41 ケーブル 42 コントローラ 47 電源プラグ 51 人体検出センサ 52 赤外線センサ 54 データ記憶部 55 アナログ通信部 56 デジタル通信部 60 風呂リモコン 61 報知手段 62 解除手段 66 アナログ通信部 67 デジタル通信部 70 台所リモコン 71 報知手段 76 アナログ通信部 77 デジタル通信部 85 端子 90 制御部 100 電話発信部 101 音声記憶部 102 画像記憶部 103 操作用画像記憶部 104 停止画像記憶部 105 報知用画像記憶部 106 その他記憶部 107 動作要求報知音声記憶部 108 警報報知音声記憶部 111 動き量演算手段 112 動き有無領域検出手段 113 特定領域該当判定手段 114 動き有無判定手段 115 画像記憶手段 116 入口領域該当判定手段 117 タイマ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C054 AA01 CC02 CG06 CG07 CH03 CH06 EA01 FC12 FC13 FF06 HA18 5C086 AA22 BA04 CA12 CA25 CA28 CB40 DA14 DA33 EA13 EA41 EA45 FA06 FA18 5C087 AA03 AA11 AA25 AA32 AA37 BB03 BB32 BB34 BB65 BB72 DD03 DD24 EE18 FF01 FF02 FF04 FF19 FF21 GG02 GG20 GG40 5L096 AA03 BA02 CA02 DA03 GA08 GA19 HA03 LA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の動きを検出する人体検出センサ
    と、該人体検出センサによって人体の動きの停止を検出
    し停止状態の所定時間継続により警報を発する報知手段
    とからなるものであって、監視領域を所定時間間隔で撮
    像する撮像装置と、検知領域を入口領域と該入口領域以
    外の領域に分割する領域分割手段と、人体の動き量を前
    記所定時間間隔前後の両画像の比較により受光量の差と
    して演算する動き量演算手段と、前記領域分割手段によ
    る分割した領域毎に動きがある領域か否かを検出する動
    き有無領域検出手段と、前記動き量演算手段による動き
    の有無を判定する動き有無判定手段と、該動き有無判定
    手段及び前記動き有無領域検出手段により人体の動きの
    停止を判定する判定手段と、該判定手段による停止判定
    によりスタートし前記所定時間をカウントするタイマ手
    段とを設けたことを特徴とする人体検出装置。
  2. 【請求項2】 人体の動きを検出する人体検出センサ
    と、該人体検出センサによって人体の動きの停止を検出
    し停止状態の所定時間継続により警報を発する報知手段
    とからなるものであって、監視領域を所定時間間隔で撮
    像する撮像装置と、検知領域を入口領域と該入口領域以
    外の領域に分割する領域分割手段と、人体の動き量を前
    記所定時間間隔前後の両画像の比較により受光量の差と
    して演算する動き量演算手段と、前記領域分割手段によ
    る分割した領域毎に動きがある領域か否かを検出する動
    き有無領域検出手段と、前記動き量演算手段による動き
    の有無を判定する動き有無判定手段と、前記動き有無領
    域検出手段により検出された領域が予め特定された領域
    に該当するか否かを判定する特定領域該当判定手段と、
    前記動き有無判定手段及び前記特定領域該当判定手段に
    より人体の動きの停止を判定する判定手段と、該判定手
    段による停止判定によりスタートし前記所定時間をカウ
    ントするタイマ手段とを設けたことを特徴とする人体検
    出装置。
  3. 【請求項3】 人体の動きを検出する人体検出センサ
    と、該人体検出センサによって人体の動きの停止を検出
    し停止状態の所定時間継続により警報を発する報知手段
    とからなるものであって、監視領域を所定時間間隔で撮
    像する撮像装置と、検知領域を入口領域と該入口領域以
    外の領域に分割する領域分割手段と、人体の動き量を前
    記所定時間間隔前後の両画像の比較により受光量の差と
    して演算する動き量演算手段と、前記領域分割手段によ
    る分割した領域毎に動きがある領域か否かを検出する動
    き有無領域検出手段と、前記動き量演算手段による動き
    の有無を判定する動き有無判定手段と、前記動き有無領
    域検出手段により検出された領域が予め特定された領域
    に該当するか否かを判定する特定領域該当判定手段と、
    該特定領域該当判定手段により動き量の検出を洗場又は
    浴槽領域であると判定した場合であって、かつ、前記動
    き有無判定手段により前記動き量がないと判定した場合
    に人体の動きが停止したものと判定する判定手段と、該
    判定手段による停止判定によりスタートし前記所定時間
    をカウントするタイマ手段とを設けたことを特徴とする
    人体検出装置。
  4. 【請求項4】 人体の動きを検出する人体検出センサ
    と、該人体検出センサによって人体の動きの停止を検出
    し停止状態の所定時間継続により警報を発する報知手段
    とからなるものであって、監視領域を所定時間間隔で撮
    像する撮像装置と、検知領域を入口領域と該入口領域以
    外の領域に分割する領域分割手段と、人体の動き量を前
    記所定時間間隔前後の両画像の比較により受光量の差と
    して演算する動き量演算手段と、前記領域分割手段によ
    る分割した領域毎に動きがある領域か否かを検出する動
    き有無領域検出手段と、前記動き量演算手段による動き
    の有無を判定する動き有無判定手段と、該動き有無判定
    手段により動き量がなくなったと判定したとき、前記動
    き有無領域検出手段により動きのなくなった領域以外の
    領域を検索し、入口領域以外の領域で動きがない場合に
    は人体の動きが停止したものと判定する判定手段と、該
    判定手段による停止判定によりスタートし前記所定時間
    をカウントするタイマ手段とを設けたことを特徴とする
    人体検出装置。
  5. 【請求項5】 人体の動きを検出する人体検出センサ
    と、該人体検出センサによって人体の動きの停止を検出
    した後、停止状態の所定時間継続により入浴者に動作の
    要求を報知する動作要求報知手段と、動作要求報知の後
    の停止状態の所定時間継続により警報を発する報知手段
    とからなるものであって、監視領域を所定時間間隔で撮
    像する撮像装置と、検知領域を入口領域と該入口領域以
    外の領域に分割する領域分割手段と、人体の動き量を前
    記所定時間間隔前後の両画像の比較により受光量の差と
    して演算する動き量演算手段と、前記領域分割手段によ
    る分割した領域毎に動きがある領域か否かを検出する動
    き有無領域検出手段と、前記動き量演算手段による動き
    の有無を判定する動き有無判定手段と、該動き有無判定
    手段及び前記動き有無領域検出手段により人体の動きの
    停止を判定する判定手段と、該判定手段による停止判定
    によりスタートし前記所定時間をカウントするタイマ手
    段とを設けたことを特徴とする人体検出装置。
  6. 【請求項6】 人体の動きを検出する人体検出センサ
    と、風呂に温水を供給する温水機器を遠隔位置から操作
    する風呂リモコン及び台所リモコンと、前記人体検出セ
    ンサによって人体の動きの停止を検出した後、停止状態
    の所定時間継続により入浴者に動作の要求を前記風呂リ
    モコンに報知する動作要求報知手段と、動作要求報知の
    後の停止状態の所定時間継続により前記台所リモコンに
    警報を発する報知手段とからなるものであって、監視領
    域を所定時間間隔で撮像する撮像装置と、検知領域を入
    口領域と該入口領域以外の領域に分割する領域分割手段
    と、人体の動き量を前記所定時間間隔前後の両画像の比
    較により受光量の差として演算する動き量演算手段と、
    前記領域分割手段による分割した領域毎に動きがある領
    域か否かを検出する動き有無領域検出手段と、前記動き
    量演算手段による動きの有無を判定する動き有無判定手
    段と、該動き有無判定手段及び前記動き有無領域検出手
    段により人体の動きの停止を判定する判定手段と、該判
    定手段による停止判定によりスタートし前記所定時間を
    カウントするタイマ手段とを設けたことを特徴とする人
    体検出装置。
  7. 【請求項7】 人体の動きを検出する人体検出センサ
    と、風呂に温水を供給する温水機器を遠隔位置から操作
    する風呂リモコン及び台所リモコンと、風呂リモコン及
    び台所リモコンに設けたインターホン等の通話手段と、
    前記人体検出センサによって人体の動きの停止を検出し
    た後、停止状態の所定時間継続により入浴者に動作の要
    求を前記風呂リモコンに報知する動作要求報知手段と、
    動作要求報知の後の停止状態の所定時間継続により前記
    台所リモコンに警報を発すると共に通話を可能にする報
    知手段及び前記通話手段とからなるものであって、監視
    領域を所定時間間隔で撮像する撮像装置と、検知領域を
    入口領域と該入口領域以外の領域に分割する領域分割手
    段と、人体の動き量を前記所定時間間隔前後の両画像の
    比較により受光量の差として演算する動き量演算手段
    と、前記領域分割手段による分割した領域毎に動きがあ
    る領域か否かを検出する動き有無領域検出手段と、前記
    動き量演算手段による動きの有無を判定する動き有無判
    定手段と、該動き有無判定手段及び前記動き有無領域検
    出手段により人体の動きの停止を判定する判定手段と、
    該判定手段による停止判定によりスタートし前記所定時
    間をカウントするタイマ手段とを設けたことを特徴とす
    る人体検出装置。
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