JP2001350256A - 除去可能な積層体を含む自蔵式像形成媒体 - Google Patents

除去可能な積層体を含む自蔵式像形成媒体

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JP2001350256A
JP2001350256A JP2001121096A JP2001121096A JP2001350256A JP 2001350256 A JP2001350256 A JP 2001350256A JP 2001121096 A JP2001121096 A JP 2001121096A JP 2001121096 A JP2001121096 A JP 2001121096A JP 2001350256 A JP2001350256 A JP 2001350256A
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layer
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barrier
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JP2001121096A
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Justin Zhanjun Gao
ツァンジュン ガオ ジャスティン
Charles Chester Anderson
チェスター アンダーソン チャールズ
Yongcai Wang
ワン ヤンカイ
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿度抵抗性があり、像形成集成体への加圧手
段に変動なく一貫して応答しプリントする自蔵式光硬化
可能な像形成集成体を提供する。 【解決手段】 厚さ10〜250μmの透明第一支持体、同じ
又は隣接像形成層内の現像剤材料と反応可能な色前駆体
をカプセル封入した複数の光硬化可能なマイクロカプセ
ルを含む少なくとも1つの像形成層、透明又は不透明で
あってよい第二支持体、を含んでなる自蔵式光硬化可能
な像形成集成体。除去可能なバリアシートが、少なくと
も1つの支持体に接着により積層されていて、当該支持
体は、当該バリアシートと組み合わせただけで0.77g/m2
/日未満の蒸気透過率を提供し、除去可能なバリアシー
トが、第一支持体に接着により積層されている場合は、
当該第一支持体及び当該バリアシートの両方が一緒に波
長550nmで少なくとも80%の光透過性を有する自蔵式光
硬化可能な像形成集成体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光硬化可能なマイ
クロカプセル封入された着色剤を含む像形成集成体に関
する。現像は、像形成集成体に均一な圧力を加えること
によって達成される。周囲湿度に対するバリアシートと
して、一旦、像が像形成集成体に形成されると積層体が
除去され得るような除去可能な積層体を使用することに
よって、圧力に応答する像形成集成体に関して、改善さ
れた性能が得られる。
【0002】
【従来の技術】本発明は、自蔵式(self-containing)
像形成集成体の形態をした像形成媒体に関し、より詳細
には、第一透明支持体と不透明又は透明であることがで
きる第二支持体との間に配置された、色材をカプセル封
入した光硬化可能なマイクロカプセル、及び該マイクロ
カプセルの外側に現像剤材料を含んでいる層を備えてい
る改善された自蔵式像形成集成体に関する。この集成体
はフィルムが行うように画像(元の像又は電子的複製)
を捕獲すること、そして更にプリントのように画像を表
示することの両方に役立つので、この像形成媒体又は集
成体は記録媒体とも称され、該像形成層は記録層とも称
される。この事実から、この像形成集成体はポジ像を形
成することができる。
【0003】感光性の像形成層(マイクロカプセルを含
有)は、画像情報に基づく輻射線に曝露された後、圧力
現像によって着色される。露光されるとその力学的強度
が変化する(増加する)マイクロカプセルは、圧力現像
によって破壊され、その時点でマイクロカプセルに封入
された色材及び他の物質が外へ流出し(露光量に基づき
量は変動する)、そして現像が起きる。例えば実質的に
無色の発色剤であるような色材は、現像剤材料へと移動
し、これと反応し、そして着色が生じ、ここで色像が現
像される。
【0004】マイクロカプセルの「破壊」は、有か無か
の事象ではない。むしろ、光に曝されたマイクロカプセ
ルは、露光された領域の色調の深さを実現するために、
差別的に光硬化され、異なる量の発色剤を放出する。こ
の差別的な露光により、光硬化可能な組成物の粘度が比
例して増加し、その結果露光領域の所望の色調の深さに
比例して発色剤を固定する。マイクロカプセルの破壊及
び発色剤の放出は、均一な加圧によって達成される。感
光性の像形成層の現像は、例えば、上側及び下側の一対
のニップローラー間を像形成集成体が通過することによ
って達成することができる。
【0005】マイクロカプセル封入された感光性の組成
物を使用する光硬化可能な像形成システムは、米国特許
第4,399,209号、第4,416,966号、第4,440,846号、第4,7
66,050号、第5,783,353号及び第5,916,727号を含む、様
々な特許の主題である。例えば、像形成装置(プリンタ
ーとも称される)が米国特許第4,740,809号に開示され
ており、ここで露光は、複数の色の光源からの光が感光
性の記録媒体を横切って導かれることによって生じる。
米国特許第4,992,822号は、感光性記録媒体中の同じピ
クセルを繰り返して露光するために、多角形のミラーを
介して複数の色を生成することが可能な像形成装置を開
示している。米国特許第5,893,662号は、装置をコンピ
ューターベイに組み込むことができる画像印刷用装置を
開示している。米国特許第4,648,699号は、一対のニッ
プローラーの代わりに、感光性の記録媒体に相対して移
動する点接触ボールを用いる現像技法を開示している。
【0006】最も典型的な態様では、光硬化可能な組成
物は、ポリエチレン系不飽和化合物及び光開始剤を含有
する光重合可能な組成物であり、発色剤と共にカプセル
封入されている。化学線に曝露することにより、マイク
ロカプセルの内側相を硬くする。その後前述のように、
曝露後に、シートの形状の像形成媒体を、一対の加圧ロ
ーラーの間のニップを通過させることによって均一な破
壊力を受けることができる。
【0007】高品質プリントを提供する自蔵式像形成集
成体を提供することの問題点のひとつは、湿度感受性に
よって影響を受ける像の安定性又は「保存性」である。
プリント品質、特に化学線へのセンシトメトリーレスポ
ンスが、周囲の湿度及び相対湿度に対する感受性により
著しく影響を受けることが知られている。媒体が、プリ
ント品質にとって最適である特定の湿度で製造され、包
装されたとしても、様々な後環境への馴化後のこの媒体
の変動は、センシトメトリー特性に悪影響を及ぼす場合
がある。これは、像形成媒体に使用される材料、特にマ
イクロカプセルの内側相の硬化の程度、及びその後の湿
度の変化に伴う粘度変化に起因すると考えられている。
それらの結果として、感度、最大濃度及びカブリ濃度の
ような写真特性は、当初の最適値から変化する。更に、
フルカラー像形成は、有害な影響を受ける。
【0008】フルカラー像の形成では、イエロー、マゼ
ンタ及びシアンの色を発色するカラー前駆体並びに青、
緑及び赤の光に対応する光開始剤を、マイクロカプセル
の内側相にカプセル封入し、そしてこの3セットのマイ
クロカプセルは混合され、現像剤を含有しているフルカ
ラー像形成材を調製する。それぞれのマイクロカプセル
の写真特性は、様々な程度に湿度が変化することによっ
て変動し、混濁した色又は不正確もしくは最適状態に及
ばない色を生じることがある。例えば、イエロー色が現
像されることが望ましい場合、シアン及びマゼンタカプ
セルは赤光及び緑光によって硬化され、そしてイエロー
発色剤だけが破壊されたカプセルから外に出てカラー現
像剤と反応し、像を形成する。しかし、シアン又はマゼ
ンタカプセルが湿度変化のために不充分に硬化されるな
らば、結果は、シアン又はマゼンタがある程度まではイ
エローと配合された混濁した色となることがある。湿度
の変化に起因したそのような混濁した色又は他のセンシ
トメトリー現象は、重要な問題点であった。
【0009】湿度の問題について対処しかつ媒体安定性
を改善するために使われてきたひとつの技法は、現像剤
及びマイクロカプセルを含んでいる層を、相対湿度(RH)
約10〜40%、好ましくは約20%に調節することである。
例えば、米国特許第5,916,727号及び第5,783,353号は、
集成体の通常の保存寿命の間、層が相対的に水分を含ま
ないことを確実にするために、周囲温度で、約2〜12時
間又はそれ以上の時間、ほぼ20%RHで層を調節し、そし
てその後、この低RHレベルでの集成体を封止して集成体
の通常の保存寿命中に当該層が相対的に水分無しである
ことを確実にすることを開示している。
【0010】米国特許第5,996,793号は、湿度調整材料
と共に像形成材料を貯蔵することを開示している。更に
この特許明細書は、透湿性が低いフィルムから製造され
た包装の中で像形成成材料と湿度調整材料とを貯蔵する
ことを開示している。この透湿性が低いフィルムは、金
属が付着されたプラスチックフィルムであることができ
る。言及されている他の低透湿性フィルムには、フッ素
化樹脂、例えばポリテトラクロロエチレン、ポリトリフ
ルオロエチレン、塩化ゴム、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
塩化ビニリデン及びアクリロニトリルのコポリマー、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、並びにア
ルミニウム及び酸化ケイ素のような金属酸化物を付着す
ることによって得られるフィルムを含まれる。
【0011】残念ながら、像形成媒体の包装を開いてす
ぐに使用しない場合、特に複数の媒体が像形成する前に
印刷装置内にしばらくの間貯蔵される場合、とりわけ非
常に乾燥しているか又は非常に湿気がある気候において
は、この媒体は、周囲湿度に順応する機会を有し、媒体
のRHは短い期間に大きく低下又は上昇する場合がある。
一旦像形成媒体が包装から取り出されると、周囲の湿度
が媒体に影響を及ぶすのにあまり時間はかからない。周
囲湿度は、直ちに媒体の両側の外面支持体に浸透し、媒
体内の含水率の変化を引き起こす。
【0012】大規模な研究の後、出願人らは、像形成層
の光硬化時に、材料の反応特性と比べて、湿度が像形成
層の力学的特性に影響を及ぼすことを見出した。この力
学的特性への作用は、現像時に媒体が加圧される場合
に、マイクロカプセルの破壊の程度において望ましくな
い変動を生じる。理論によって限定されることを意図す
るものではないが、これは、カプセルの破壊強さを変化
させる湿度によるもの、及び/又は、後のマイクロカプ
セルに加えられた圧力を変更させるような像層の剛性変
化によるものかであり、恐らく後者の可能性が高いであ
ろう。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、湿度の影響に対して抵抗性があり、像形成集成体へ
の加圧手段に変動なく一貫して応答しプリントする自蔵
式光硬化可能な像形成集成体を提供することである。
【0014】感度、Dmax、Dmin、色調スケール及びフル
カラー補正に基づき、相対湿度によるセンシトメトリー
特性の著しい変化がないような改善された媒体を得るこ
とが望ましい。
【0015】製造から使用まで、改善された「原料保管
特性(Raw Stock Keeping)(RSK)」を有する改善された
媒体を得ることが望ましい。これらの目的が、マイクロ
カプセル及び現像剤に関する従来の像形成試薬において
大きな変化を必要とせずに達成されるならば、それが特
に望ましい。これらの目的が、製造が経済的でかつ購入
する顧客にとって安価な製品において達成されることが
できるならば、それは利点となるであろう。
【0016】先行技術は、像を視認するとき良好な写真
品質を提供するフィルムが選択され、それが好ましくは
黄変に抵抗性がある限りは、それを通して像が視認され
るような透明支持体を、任意の透明高分子フィルムから
形成できることを教示する。この透明支持体は、典型的
には透明なポリエチレンテレフタレート(PET)支持体
である。ポリエチレンテレフタレート(PET)を使用す
る先行技術は、ある程度の水蒸気透過へのバリアを提供
しかつ透明であるが、非常に低いレベルにまで水蒸気透
過を減少させると同時に所望の厚さ及び高レベルの透明
性を維持するような支持体又はバリアが、圧力現像に対
する媒体の性能の予想外の改善を提供することが分かっ
た。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の自蔵式像形成集
成体では、現像剤及び光硬化可能なマイクロカプセルを
含有する少なくとも1つの像形成層を、2つの支持体部
材間に配置し、一体式ユニットを形成する。ここで少な
くとも1つの支持体の上に、水蒸気に対するバリアを提
供する接着により積層された除去可能なシートがある。
剥離可能な接着剤を、除去可能なシートと支持体との間
に含むことができる。
【0018】本発明の像形成集成体において、第一支持
体は透明であり、第二支持体は透明又は不透明であるこ
とができる。後者の場合、画像は、透明な方の支持体を
通して見られるので、実質的に白い背景に対して提供さ
れ、前者の場合、画像は、好ましくはオーバーヘッド又
はスライドプロジェクターを使用する透明画として視認
される。本願明細書では、第一支持体を、「前部」支持
体といい、第二支持体を「後部」支持体ということがあ
る。
【0019】本発明の好ましい態様において、像形成集
成体の両方の支持体は、水蒸気バリアを提供する除去可
能なシートに接着により積層されていて、この透明な第
一支持体は、透明な第一バリアシートと組み合わせただ
けで、0.77g/m2/日(0.05g/100in2/日)未満の水蒸気透
過率を提供し、第二支持体(これは不透明又は透明であ
ってもよい)は、第二バリアシートと組み合わせただけ
で、0.77g/m2/日(0.05g/100in2/日)未満の水蒸気透過
率を提供する。各支持体は厚さは10〜250μmが適してい
る。好ましくは、該バリアシートは、厚さ10〜75μm、
より好ましくは厚さ10〜50μmである。
【0020】好ましくは、これら2つのバリアシート
は、一時的に水蒸気が像形成層から更に浸透するのを防
ぐために、側面又は端が封止される。この封止は、像プ
リントの間は維持されるが、最終的な像形成された製品
中では取り除くことができる。
【0021】2つのバリアシートが一緒に封止されない
ような場合では、各バリアシートは、像が形成された後
に、単にバリアシートから剥離することにより取り除く
ことができる。しかしより好ましい態様においては、2
つのバリアシートは、端で封止されている。この場合、
本発明の像形成集成体は、潜像を形成するために光に対
し像形成集成体の前面を曝すことによって処理され、プ
リンター内で圧力が像形成集成体に加えられた場合にマ
イクロカプセルから出てくる発色剤によって潜像を現像
し、プリンターから像形成集成体を排出した後、第一バ
リアシートを第二バリアシートから分離し(例えば引き
裂く)、これらを像形成集成体から取り出す。
【0022】除去可能な水分バリアシート/複数シート
を使用する明白な利点は、それが像形成集成体に関し
て、マイクロカプセル及び現像剤に関して、従来の像形
成試薬の基本的な変化を必要とせず、かつ製造工程の基
本的変化がないということである。水分バリアシート/
複数シートは、像形成層及び支持体が一緒にされ、望ま
しい相対湿度と平衡化された後に、製造工程の追加の工
程として加えることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明は、像現像及び像プリント
の両方のための自蔵式像形成集成体に関し、この集成体
は、周囲の相対湿度の変化によって引き起こされた媒体
のセンシトメトリーレスポンスにおける変動を減らすこ
とによって改善された画質を提供する。用語「原料保管
特性(RSK)」は、製造時点から顧客による使用時点まで
の製品の安定性を意味する。重要なもう1つの測定基準
は、媒体を含んだ予め封止した包装を開封した時点か
ら、媒体の消費(プリンティング)の時点までの、製品
の安定性として定義される「媒体保存寿命」である。典
型的には、1包装は複数の媒体、例えば20個の媒体を含
むことができる。
【0024】前述のように、自蔵式の像形成集成体は、
その中で発色現像剤材料(または発色現像剤とも称す)
がマイクロカプセル内の色素前駆体(または発色剤とも
称す)と反応するような、像形成層又は一連の層を含ん
でいる。典型的には、該マイクロカプセルは、感光性開
始剤、及びあらかじめ決められた波長の光で照射される
とき力学的強度の変化を被る硬化可能な材料を含む光硬
化可能な組成物をカプセル封入していて、そしてそこで
は、複数のマイクロカプセルは、発色現像剤材料と接触
させると着色するような少なくとも1種の色素前駆体を
封入している。
【0025】複数のマイクロカプセルは、マイクロカプ
セルの3種の異なるタイプを含む。マイクロカプセルの3
種のタイプは、イエロー、マゼンタ及びシアンの各色を
生成するために、重合開始剤、光硬化可能な樹脂(各
々、光の三原色のひとつの光の照射により光硬化され
る)、及び無色の色素前駆体をカプセル封入している。
例えば、青光(およそ470nmの波長)で自蔵式の像形成
集成体を照射すると、イエローの色素前駆体のみを含有
しているマイクロカプセルの光硬化可能な樹脂が光硬化
され、これらのマイクロカプセル(イエロー)は自蔵式
像形成集成体の圧力現像の間に、差別的に破壊(部分的
破壊、即ち全部は破壊されない)する;しかし、光硬化
されなかったマイクロカプセル(マゼンタ及びシアン)
は破壊され、マゼンタ及びシアン色素前駆体はマイクロ
カプセルから外へ強制的に放出され、発色現像剤材料と
反応し、その時点で着色が生じ、これらの色は混合し、
青色となり、この青色を光透過性の支持体を通じて見る
ことができる。
【0026】更に、緑光(およそ525nmの波長)で自蔵
式の像形成集成体を照射すると、マゼンタの色素前駆体
のみを含有しているマイクロカプセルの光硬化可能な樹
脂が光硬化され、イエロー及びシアンのマイクロカプセ
ルは圧力現像により破壊され、発色現像剤材料とイエロ
ー及びシアン色素前駆体との反応の結果、各々の着色が
生じ、そこでこれらの色は混合し、緑色となる。更に、
赤光(およそ650nmの波長)で自蔵式の像形成集成体を
照射すると、シアンの色素前駆体のみを含有しているマ
イクロカプセルの光硬化可能な樹脂が光硬化され、イエ
ロー及びマゼンタのマイクロカプセルは圧力現像により
破壊され、発色現像剤材料とイエロー及びマゼンタ色素
前駆体との反応の結果、各々の着色が生じ、その時点で
これらの色は混合し、赤色となる。
【0027】更に、全てのマイクロカプセルが、前述の
3種のマイクロカプセルタイプに対応している光への曝
露により最大硬度まで光硬化されると、それらは圧力現
像によっても破壊されない。従って、着色は起こらず、
不透明支持体の表面は光透過性の支持体を通して視認す
ることができ、すなわち不透明支持体の表面色(本態様
では白)が背景色となる。要するに、マイクロカプセル
が破壊されたとき、着色反応が起こった領域にだけ色像
が形成される。この発色原理は、「自己発色(self-col
oring)」と呼ばれることもある。
【0028】先行技術の像集成体は、図1に示している
が、これは、像形成集成体1が、下記の順番で構成され
ている:第一透明支持体2、下引き層3、光硬化可能なマ
イクロカプセル5及び現像剤材料6を含有している像形成
層4、接着剤層8、並びに不透明化剤12を含んでも含まな
くてもよい第二支持体10。このユニットを化学線に像様
に曝露することによって、マイクロカプセルは、曝露さ
れた領域において差別的に硬化され、曝露されたユニッ
トは、次にマイクロカプセルを破壊するために圧力が加
えられる。
【0029】図2は、露光及びマイクロカプセル5の破壊
後の図1の先行技術の像形成集成体を示している。破壊
されたマイクロカプセル16は、色形成剤を放出し、この
時点で現像剤材料6は、色形成剤と反応し像14を形成す
る。形成された像は、白色顔料を含むことができる支持
体10に対して、透明支持体2を通して見ることができ
る。典型的には、前述のように、マイクロカプセルは、
それぞれ赤光、緑光及び青光に対し感光性であり、各々
シアン、マゼンタ及びイエロー発色剤を含有しているマ
イクロカプセルの3種のセットから成り、これは米国特
許第4,772,54号及び米国特許第4,440,846号に開示され
ている。
【0030】像形成層4は、典型的には、約20〜80%
(乾量)の現像剤、約80〜20%(乾量)のマイクロカプ
セル、及び0〜20%の結合剤を含む。この層は、典型的
には乾燥コート質量約8〜50g/m2で塗布されている。こ
のようなコーティング配合物の例は、米国特許第5,916,
727号の実施例1に開示されている。
【0031】先行技術は、図1に示すような、自蔵式の
光硬化可能な像形成集成体を示し、画像がそれを通して
視認される第一透明支持体2は、画像を視認する際に良
好な写真品質を提供し、黄変に対する抵抗性が好ましい
フィルムが選ばれる限りは、透明な高分子フィルムから
形成することができる。第一支持体2は、典型的には光
−透過性又は透明支持体としての透明ポリエチレンテレ
フタレート(PET)又はポリ塩化ビニルである。PETは、
ある程度の水蒸気透過のバリアを提供しかつ透明であ
る。当然、コーティングが厚くなるほど、蒸気透過に対
しより大きなバリアを提供するが、しかし、いくつかの
点で、層が厚くなるほど、透明度、加工性、可撓性など
の低下によって不利となり始める。
【0032】本発明は、現像剤及び光硬化可能なマイク
ロカプセルを含有している少なくとも1つの像形成層を
含んでなる自蔵式像形成システムであり、この像形成層
は2つの支持体部材の間に配置され一体式ユニットを形
成し、少なくとも1つの支持体は、除去可能であるバリ
アシートによって接着により被覆され、その結果被覆さ
れた支持体は、バリアシートと組合わさるときだけ、相
対的に低い水蒸気透過率を提供する。
【0033】本発明の特に好ましい態様では、両方の支
持体は、除去可能なバリアシートにより接着で被覆され
ている。すなわち、該像形成システムは、第一バリアシ
ートと組み合わさって、0.77g/m2/日(0.05g/100in2/
日)未満の水蒸気透過率を提供する透明な第一支持体を
含む。この第一バリアシートと組み合わせた第一支持体
の550nmの波長での光透過性は、少なくとも約80%であ
る。不透明でも透明でも良い第二支持体は、第二バリア
シートと組み合わさって、0.77g/m2/日(0.05g/100in2/
日)未満の水蒸気透過率を提供する。好ましくは、本発
明のある態様では、第一支持体の前面側及び第二支持体
の後面側での摩擦係数は0.4未満である。支持体は、厚
さ10〜250μmが好適である。好ましくは、バリアシート
は、厚さが10〜75μmであり、より好ましくは厚さ10〜5
0μmである。
【0034】バリアシートを、例えば、熱、圧力による
か又は静電気手段により、支持体に接着により適用又は
積層することができる。ある態様において、除去可能な
親(parent)バリアシートを、手で剥がすことができる。
2つのバリアシートが使用される場合、側縁部(支持体
間に広がっている)は、プリンターを通る像形成集成体
の運搬を補助するための孔、例えば貫通孔又はスプロケ
ット孔などを持つことができる。
【0035】用語「支持体」は、像形成層への接着を促
進するための接着層を含まないこと以外は、底部側から
であっても上部側からであっても、該集成体の外側から
像形成層までにわたる永久材料を意味している。従っ
て、除去可能な(永久でない)バリアシートは、この永
久支持体の一部とはみなされない。
【0036】除去可能なバリアシートは、1つ以上のバ
リア層を含む積層体であるか、もしくは、バリアシート
はもっぱらバリア層から成ることができる。用語「バリ
ア層」又は「バリア材料」は、好ましくはASTM F-1249
試験によって0.77g/m2/日(0.05g/100in2/日)未満の水
蒸気透過率を有する材料を意味する。本発明を定義する
ために、バリア層を含んでいる除去可能なバリアシート
は、支持体の一部とはみなされない。この支持体又はバ
リアシートは、支持体及びバリアシートが一緒になって
水蒸気透過が0.77g/m2/日(0.05g/100in2/日)未満であ
る限りは、バリア層材料よりもより高い水蒸気透過性を
提供する層を含むことができる。このバリア材料は、厚
さ(厚すぎると曇り過ぎであり、薄過ぎると、十分支持
できない)及び光学的性質を含む、予め選択された特性
の組み合わせを有さなければならない。透明な第一支持
体の上に位置するバリア材料の場合、バリア材料は、非
常に透明で、無色で、実用的かつ経済的であり、製造可
能又は市販可能でなければならない。これらの特性の組
み合わせは、単独の材料で見つけることが難しい。これ
までに包装におけるバリアの形成に使用される多くの材
料、例えばナイロン(ポリアミド系の合成高分子化合
物)、PC、PET、ポリオレフィン及びサランポリマーが
単独又は全部で、全ての必要基準に合致するというわけ
ではない。後者の材料群は、本発明において非実用的で
ある厚い層を生成しなければ、十分なバリア特性を提供
しない。例えば酸化ケイ素で被覆されたポリエステルフ
ィルムのような、いくつかの材料は、良好な水分バリア
特性を持つと同時に、容認できない色味も有している。
優れた水分バリア特性を備えたいくつかの材料は透明で
ない。例としてアルミニウム金属化フィルム又は紙があ
る。
【0037】このように、本発明のある態様は、市販の
ために包装された自蔵式光硬化可能な集成体に関し、該
集成体は、順に、透明な除去可能な第一バリアシート;
厚さ5〜250μmであり、第一バリアシートと組み合わせ
て550nmの波長で少なくとも約80%の光透過性を有する
第一透明支持体(これは第一除去可能なバリアシートと
組み合わせて0.77g/m2/日(0.05g/100in2/日)未満の水
蒸気透過率を提供する);光硬化可能な組成物及び同じ
又は隣接する像形成層内の現像剤材料と反応することが
できる色前駆体をカプセル封入した複数のマイクロカプ
セルを含む1つ以上の像形成層;除去可能な第二バリア
シート、並びに、透明又は不透明であることができ、厚
さ5〜250μmであり、同じく除去可能な第二バリアシー
トと組み合わせて0.77g/m2/日(0.05g/100in2/日)未満
の水蒸気透過率を提供する、第二支持体を含んでなる。
【0038】本発明の好ましい態様では、集成された像
形成が約45〜90%の範囲の相対湿度に対し予備調整され
た後、バリアシートは封止される。このバリアシート
は、熱又は他の手段によって封止することができる。
【0039】また本発明の別の態様では、自蔵式の光硬
化可能な像形成集成体は、更に相対的な弾性材料(第一
透明支持体と比較して)を含有する中間層を含み、この
弾性材料のヤング率は0.138〜69MPa(0.02〜10ksi)で
ある。これが、湿度変動に起因したマイクロカプセルへ
の圧力の変化を減らすために有益であることがわかっ
た。
【0040】本発明のひとつの態様において、各バリア
シートの内側表面は、プリントの前及びプリント時に像
形成集成体の下に位置する支持体にバリアシートを固定
する剥離可能な接着剤を含む。剥離可能な接着剤は、像
形成集成体の表面から除去可能である。
【0041】また、本発明の別の態様は、少なくとも1
つにバリアシートを含み、当該バリアシートは縁が封止
されておらず、当該バリアシートは下に位置する支持体
と実質的に同じ形状と面積を有するが、バリアシート
は、下に位置する画像形成集成体の支持体よりも大きな
後縁を含むので、バリアシートが後縁をつかみ、下にあ
る支持体からバリアシートを剥がすことによって容易に
取り除くことができる。
【0042】あるいは、除去可能なバリアシートは、像
形成集成体の表面及び裏面の両側にあることもでき、そ
の場合には、除去可能な層は、熱又は剥離可能な接着剤
によって縁を封止されていてもよい。1つの態様では、
封止されたバリアシートは、バリアシートの除去を容易
にするために有孔線を有することができる。
【0043】特に透明支持体と組み合わせた場合に、バ
リアシートのためにバリア材料として使うことができる
材料は、フッ素化ポリマー、セラミック被覆されたポリ
マー、例えば、酸化アルミニウム、酸化インジウムスズ
又は窒化ケイ素で被覆されたポリエステルか他の透明な
ポリマー基体、並びに上記の制限に合致する他のシート
材料を含むが、これらに限定されるものではない。特に
好ましいものはポリエステルフィルム上のAl2O3真空溶
着コーティング(例えば、Toppan(登録商標)GL-AE(T
oppan Printing Co.から入手可能))及びクロロトリフ
ルオロエチレンホモポリマーフィルム及びコポリマーフ
ィルム(例えばハネウェル社から入手可能なACLAR(登
録商標)フィルム)である。酸化アルミニウムは、絶縁
体であり、可視光に対し透明である。これは、強力な硬
質材料であり、大部分の化学物質の攻撃に対し抵抗性が
ある。酸化アルミニウムのバリアコーティングは、化学
真空溶着、電子ビーム蒸着、プラズマ型スパッタリング
法を含む真空溶着、イオンメッキのようなイオンによる
方法、更には真空コーティング又は蒸着の当業者に周知
のその他の方法によって、高分子フィルム基体に付着さ
せることができる。
【0044】例えば、バリア材料を、比較的低い透湿率
を有するポリエステル層又は他の材料に積層することが
でき、例としてバリアシートは、セラミックバリア層又
はハロゲン化されたポリマーバリア層で被覆されたポリ
エステル層を含むことができる。ポリエステル層は、バ
リア層の、外側もしくは内側、又は内側及び外側の両側
にあってもよい。好ましいポリエステルフィルムは、ポ
リ(エチレンテレフタレート)、ポリ(1,4-シクロヘキサ
ンジメチレンテレフタレート)、ポリ(エチレン1,2-ジフ
ェノキシエタン-4,4’-ジカルボキシレート)、ポリ(ブ
チレンテレフタレート)、ポリ(エチレンナフタレート)
など;及び、それらの他のポリマーとの混合物又は積層
体を含むが、これらに限定されるものではない。特に好
ましい態様は、ポリ(エチレンテレフタレート)及びポリ
(エチレンナフタレート)である。
【0045】図3は、本発明の像形成集成体の積層構造
の第一の態様を示している。除去可能なバリアシート82
が、透明なポリエステル支持層86へ剥離可能な接着剤層
84により除去可能であるように接着されている。例え
ば、バリアシートは、前述のような、Toppan GL-AE又は
Toppan GL-ALから成るセラミック製のバリア材料によっ
て被覆された薄いポリエステル基体から成ることができ
る。そのような材料は、酸化アルミニウムセラミック材
料を含む。ポリエステルの透明層86は、更にプライマー
層88及びUV吸収下引き層90で、積層することができる。
この透明な永久の積層体81(層86から90を含む)は、像
形成層30の透明支持体を形成する。不透明側には、ポリ
マー層間に積層されたアルミニウムバリア層96を含む不
透明支持体98があり、その不透明支持体は、接着層94に
よって像形成層92に付着されている。
【0046】図4は、2つの除去可能なバリアシートがあ
る本発明の像形成集成体のための積層構造の第二の態様
を示している。透明支持体81には、剥離可能な接着層84
が除去可能に接着され、そして次に除去可能な第一バリ
アシート82が接着されている。ポリエステル支持層86
は、プライマー層88及びUV吸収下引き層90で積層するこ
とができる。層86から90は、該像形成層92へ向かって透
明側を形成する。不透明側には、白っぽい材料99、例え
ば着色されたポリオレフィン、ポリエステル又はセルロ
ース紙、それらの積層された組み合わせなどを含んでい
る不透明支持体98を付着するための接着層94がある。剥
離可能な接着層100は、第二バリアシート101を取り外し
できるように接着するために提供され、これは金属製の
バリアシート、即ち、第一バリアシートのようなもの、
透明なバリアシートとなることができ、セラミック材料
で被覆されたポリエステル基体を含む。本発明の条件に
合致しているその他のバリア材料又は層を使用してもよ
い。例えば、随意選択的に、バリアシートは、除去可能
な接着剤に隣接して感圧性接着剤(永久の接着剤又は下
引き)をさらに含むことができる。
【0047】図5は第一及び第二バリアシートの周縁102
が、自蔵式像形成集成体の永久支持体104の周囲で一緒
に封止された本発明のひとつの態様の平面図であり、有
孔線106は、バリアシートの剥離を容易にするために用
意されている。自蔵式集成体の永久支持体104を越えて
広がっているバリアシートの周縁は、剥離可能な接着剤
を用いて一緒に封止するか又は接合することができる。
あるいは、このフィルムの縁は一緒にヒートシールする
か、もしくは、これらはその他のいずの技法によっても
封止することができる。
【0048】図6は、像形成集成体の永久支持体112より
も広いバリアシートで、永久支持体112からバリアシー
トを剥離することを容易にするために後縁フラップ114
を含んでいるような本発明の図3の別の態様の平面図で
ある。
【0049】像形成集成体の底部支持体は、通常のもの
となることができる。例えば一般的かつ常用の支持体の
ひとつは、例えば、不透明化剤を含んでいるポリエチレ
ンテレフタレート(PET)、紙、もしくはポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他のフィルム
で裏打ちされた紙である。不透明なフィルムは、ポリマ
ー及び単層中の不透明化剤又は顔料の複合材又は混合材
となることができる。あるいは、不透明化剤を、PETの
ようなポリマーフィルムの下側又は上側にある別個の層
中に提供することができる。これらの材料で使用される
不透明化剤は、白色の不透明な背景を示す、不活性の光
反射材料である。不透明化剤として有用な材料は、二酸
化チタン、炭酸マグネシウム又は硫酸バリウムのような
不活性で、光散乱性の白色顔料を含む。好ましい態様で
は、不透明化剤は二酸化チタンである。例えば、不透明
支持体は、明るい白色を提供する約10%の二酸化チタン
を含有しているポリエチレンテレフタレート支持体であ
ることができる。このような支持体は、製品名Melinex
(登録商標)でデュポン社から市販されている。
【0050】本発明のある態様において、第二支持体
は、集成体の外側から始まり順に以下を含む:裏打ち
層、繋ぎ(すなわち接着)層、紙層、繋ぎ層、及び二軸
延伸の微小空隙のある(microvoided)ポリオレフィン又
は樹脂コート着色ポリオレフィン層。好適には、像形成
層に最も近い面である不透明支持体の表面は、90%を超
える、好ましくは95%を超える光反射率を有する。
【0051】更に別の本発明の態様において、第二支持
体は、不透明であり、厚さ12〜250μmを有し、集成体の
外部から始まり順に以下を含む:裏打ち層、繋ぎ層、紙
層、繋ぎ層、及び二軸延伸の微小空隙のあるポリオレフ
ィン又は樹脂コート着色ポリオレフィン層。同じく、不
透明支持体の表面は、90%を超える、好ましくは95%を
超える光反射率を有する。
【0052】黄味がかった色を持つ傾向があるフェノー
ル樹脂を使用する場合、不透明体の色彩は、現像剤の黄
味がかった色を補償するために変更することができる。
【0053】第二支持体が透明であるような場合では、
前述の第一支持体と同じである光透過性を有することが
好ましく、この光透過性は波長500nmで少なくとも約80
%である。この場合、同じ材料を、上側及び下側支持体
に使用することができる。上側及び下側の支持体に同じ
材料を使うことは、自蔵式集成体のカールを減少すると
いう長所がある。
【0054】自蔵式集成体の周囲に伸びる、好ましい態
様におけるバリアシートの周縁は、随意選択的に封止す
ることができる。例えばフィルムの縁を一緒に封止して
もよく、もしくは、その他のいずれの技法によっても封
止することができる。ある態様において、バリアシート
を、ヒートナイフのようなヒートシール法を用いて封止
される。水分バリア層を剥がすことにより切断が生じる
ように封止された縁と画像領域の間には小さいギャップ
があっても良い。
【0055】バリアシートの1つ以上の縁には、使用者
がより容易にバリアシート(これは単層又は多層シート
であってよい)を取り除くことができるように、封止さ
れた縁と画像の間に任意に孔をつけることもできる。シ
ートの孔あけにはいくつかの方法がある。シートは、例
えば孔あけホイールもしくはダイ、スパイク、又は静電
放電を用いて、「オフライン」孔をつけることができ
る。これらの操作を行うための機械は、例えばローレン
社(ヘンプステド、NY)から市販されている。
【0056】「ペーパーミル中のレーザー:切断、孔あ
け又はかじり」(P. Ratoff;J.E.Denis、”Chem 2
6”、9:50(1973)を参照)は、シート材料をコンバート
するCO2レーザーの使用を説明している。Ratoffも、シ
ート材料の切断及び孔あけするためにレーザーを使用す
るいくつかの利点を指摘している(P. Ratoff、Pulp &
Paper、47:128(1973)を参照)。孔の寸法の均一性、一
貫性、及び残留する紙廃棄物の除去の必要がないこと
は、前述の利点の一部である。シート材料をコンバート
するためのレーザーの使用を説明している別の論文は、
「レーザー技術:非織り複合物への適用」(W.B. Lawso
n、Nonwovens World、1:88(1986))と題する論文、「電
子及びレーザー光線による紙の切断」(H. Honicke;J.
Albrecht、ThePaper Maker、46:48(1969))と題する論
文を含む。シート材料に孔あけするレーザーの使用は、
Perringtonらによって、米国特許第5,557,311号(1993)
において、明らかにされている。レーザーを使用するシ
ート材料を孔あけするための装置は、W. H. Hardingに
より米国特許第3,226,527号(1965)において開示されて
いる。熱可塑材、熱硬化材、紙もしくは箔を含んでいる
多積層のかじり、細い線(line of weakness)の形成、又
は孔あけするためのレーザーエネルギーの使用は、Bowe
nにより米国特許第3,909,582号及び第3,790,744号にお
いて開示されている。レーザーを使用するシート材料を
孔あけするための装置は、Hardingにより米国特許第3,2
26,527号に開示されている(1965)。
【0057】バリアシートを像形成集成体へ取り外しで
きるように接着するのに好適な剥離可能な接着材料は、
弱い結合力があり、紙又はプラスチックに良好に接合す
るようないずれの接着剤でもよい。好ましい剥離可能な
接着剤は、Dollらの米国特許第5,039,652号、Gozdecki
らの米国特許第5,639,529号及びWashburnの米国特許第
5,756,175号に開示されたもののような、水性ポリマー
ラテックスもしくはワックス又はポリマー樹脂のような
ホットメルト接着剤である。使用することができる典型
的な剥離可能な接着剤は、レークフォレスト(Ill)の
ムーア・ビジネス・フォーム社(レークフォレスト、I
L)によるそのNOTE STIX(登録商標)ビジネスフォーム
で使われるか又は商標CLEANTAC(登録商標)で販売され
ているものである。
【0058】接着剤の特に好ましい種類は、ポリ酢酸ビ
ニル及びポリエチレンのエマルジョンの配合物から選択
することができる。このような配合物は、これらの2種
のエマルジョンの割合を変えることによって調製するこ
とができる。このような接着剤は市販されている。これ
らの配合物の剥離強度は、ポリエチレンに対するポリ酢
酸ビニルの割合を変えることによって、変化することが
できる。
【0059】そのような剥離可能な接着剤に適した物理
特性は、以下の通りである:粘度が30℃で3500〜4500セ
ンチポアズ;比重が0.98〜1.15g/cm3;オーブン乾燥で
の固形残分43%〜57%;及び、pHが4.5〜8.5。この接着
剤は、乾量に基づき約3.0〜22.0g/m2で、最も好ましく
は約3.0〜約12.0g/m2で塗布される。
【0060】この剥離可能な接着剤は、紙又はプラスチ
ックから均等に繊維の引裂きなしできれいな剥離を提供
する。好ましい剥離のレベルは、幅5cm当たり約100〜約
500gであるが、やや高い及びより低い値も使用できる。
剥離試験は、1分につき1500cmで90度剥離で、裏打ちシ
ートから表面材料を離層することによって実施される。
本発明での使用に好適な剥離可能な接着剤は、表面シー
トが像形成集成体から剥離されると結合力の破壊が生じ
るものとして一般に確定することができる。結合力の破
壊は、接着剤の層内で起こるものとして定義される。接
着破壊も許容できる。接着破壊は、接着剤とそれが接触
している表面のひとつの間の境界面での破壊として定義
される。
【0061】接着剤は、製造時にバリアシートの実質的
に全領域の上に塗布してもよく、周縁だけに限定しても
よく、又は水分バリアシートと像形成集成体が永久に離
層することがないこと保証する任意の望ましい配置で塗
布してもよい。例えば、剥離可能な接着剤を、水分バリ
アシート及び像形成集成体の表面を横切る細片状に適用
してもよい。あらゆる送り孔及び孔あけを、この時点
で、パンチ孔あけ又はカットすることができる。加え
て、顧客による水分バリア層の除去を容易にするため
に、水分バリア層をはがす受け手(recipient)による離
層のための透明な持ち上げ縁部を提供するように切断が
できる、封止/接合縁部と像領域との間に小さい接着剤
をつけていないギャップ領域を置くことができる。この
自蔵式集成体の1つ以上の縁部を、(封止された縁部と
像との間の領域に)孔あけして、雇用者が水分バリアシ
ートを、又は2つあるならば両バリアシートを取り外す
ことを容易にすることもできる。
【0062】第二支持体をエマルジョン層又は像形成層
に接着するのに有用な材料は、良好な接着性を有する一
般的な「改質されたポリアクリレート」類から選択する
ことができ、これは接着性付与性樹脂又は他の化学添加
剤を添加することにより、改善された「接着性」を有す
るように配合される。有用な接着剤は、高い初期接着性
のために、またポリエステルのようなプラスチック基体
への接着のために設計されなければならない。これは、
多孔質材料(像形成層)に積層するために速く流れる能
力を持たなければならず、そしてさらに像形成層に関し
て不活性でなければならない。例えば本発明において有
用な非常に強力な接着剤は、3M社のフィルムラベルス
トック接着剤(3M社の#300及び#310接着剤配合を含
む)であり、これらは像形成層に対して「不活性」を示
す。本発明において有用な接着剤の別の例は、アシュラ
ンド・ケミカル社から市販されているAeroset(登録商
標)2177又はAeroset(登録商標)t2550、3240及び3250
のような水性接着剤、H. B.フラー社から入手可能なPD
0681、AP 6903及びW 3320、又はアルドリッヒケミカル
社から市販されているPS 508のような溶剤系感圧性接着
剤がある。接着剤は単独で又は組み合わせて使用するこ
ともできる。好ましくは、接着剤は、透明であるか半透
明であり、最も好ましくは、集成体を化学線及び像様の
曝露に必要な圧力に曝し、マイクロカプセルを破壊した
後にさえ透明なままである透明な接着剤である。接着剤
の量は、接着剤及び支持体の性質によって変動する。一
般に接着剤は、約0.5〜20g/m2の量で適用される。
【0063】透明支持体及び像形成層の間の接着を促進
するための下引き層は、像形成層と良好な適合性を持た
ねばならず、透明でなければならず、像形成層とセンシ
トメトリーレスポンスを生じてはならず、かつ化学的に
安定していなければならない。水性分散液として塗布す
ることができる非晶質ポリエステルは、下引き層材料と
して良好に作用することが分かっている。例えば、イー
ストマンケミカル社からのAQポリマーのような、より具
体的にはAQ38及びAQ55のような、低いヒドロキシル数及
び低い酸価を有する分子量5,000〜15,000のポリマーを
使用することができる。この下引き層を、乾燥コーティ
ング質量約0.1〜約5.0g/m2で、好ましくは乾燥コーティ
ング質量約0.5〜2.0g/m2で、透明支持体上にコートす
る。
【0064】好ましい下引き層は、紫外線(UV)吸収剤
も含有する。多くの種類のUV吸収材が、米国特許第3,21
5,530号、第3,707,375号、第3,705,805号、第3,352,681
号、第3,278,448号、第3,253,921号、第3,738,837号、
第4,045,229号、第4,790,959号、第4,853,471号、第4,8
65,957号及び第4,752,298号、第5,977,219号、第5,538,
840号及び英国特許第1,338,265号を含む先行技術文献に
おいて開示されている。最も好ましいUV吸収剤は、米国
特許第4,496,650号、第4,431,726号、第4,464,462号及
び第4,645,735号、第5,620,838号、欧州特許第0 190 00
3号、米国特許第3,761,272号、第3,813,255号、第4,43
1,726号、第4,455,368号及び第4,645,735号に開示され
た方法によって調製されるポリマーUV吸収剤である。
【0065】好適な光硬化可能な組成物、光開始剤、発
色材料、キャリヤー油及びマイクロカプセル層のカプセ
ル封入技法は、米国特許第4,440,846号;第4,772,541
号;及び第5,230,982号において開示されている。後者
の光硬化可能な組成物は非−銀系であるが、富士フィル
ム社に譲渡された米国特許第4,912,011号;第5,091,280
号及び第5,118,590号及びその他の特許に開示されてい
るような、銀ベースの光硬化可能なマイクロカプセル封
入されたシステムも、本発明での使用に好適である。
【0066】本発明の好ましい態様では、マイクロカプ
セルが各々赤光、緑光及び青光に感光性があるようなフ
ルカラー像形成システムが提供される。少なくとも1種
及び好ましくは3種全てのマイクロカプセルセット中の
光硬化可能な組成物を、カチオン性色素−ホウ酸アニオ
ン複合体、例えば米国特許第4,772,541号に開示されて
いるようなシアニン/ホウ酸塩複合体によって増感する
ことができる。最適な色バランスのためには、各マイク
ロカプセルは、各々およそ450nm、540nm及び650nmで感
光性(ラムダ最大)を有する。このようなシステムは、
直接透過又は反射像形成における可視光源に対して有用
である。このような材料は、カラー写真スライドの接触
プリント又は投影プリントの製造に有用である。これら
は、更に適当な波長のレーザー、発光ダイオード、液晶
ディスプレイ又はペンシルライト光源を使っている電子
画像システムにおいても有用である。
【0067】カチオン性色素−ホウ酸アニオン複合体
は、400nmより大きい波長を吸収するので、それらは着
色される。低濃度像領域のマイクロカプセル中に存在す
る未反応の色素複合体は、最終写真の背景に望ましくな
い着色を生じることがあり、例えばマイクロカプセルの
混合は、わずかな緑がかった低濃度像領域を与える場合
がある緑になる傾向がある。現像された像に加え低濃度
像領域における望ましくない着色を減少させる方法は、
使われる光開始剤の量を減らすか、シアン、マゼンタ及
びイエローのマイクロカプセルの相対量を調節するか、
又は白色の不透明支持体中の色味補正を提供することを
含む。
【0068】マイクロカプセルで使われる光硬化可能な
組成物は、また、ジスルフィド共開始剤(coinitiator)
を含有することができる。有用なジスルフィド類の例
は、米国特許第5,230,982号に開示されている。そのよ
うなジスルフィド類を随意選択的に使用することによ
り、マイクロカプセルで使われる光開始剤の量を、背景
着色又は残留汚染が0.3濃度単位未満、好ましくは0.25
濃度単位未満になるようなレベルまで減少することがで
きる。
【0069】本発明の光硬化可能な組成物は、コアセル
ベーション、界面重合、油中での1種以上のモノマーの
重合に加え、様々な溶融、分散及び冷却法を含む、常用
の技法を用いる種々の壁形成によりカプセル化すること
ができる。最大感度を達成するために、それらの破壊能
力に関して、内側相の粘度の変化に応答する高品質カプ
セルを提供するようなカプセル封入技法を使用すること
が重要である。ホウ酸塩は酸感受性となる傾向があるの
で、より高いpH(例えば約6を超える)で実施されるカ
プセル封入法がむしろ好ましい。メラミン−ホルムアル
デヒドカプセルは特に有用である。米国特許第4,962,01
0号は、マイクロカプセルがシステム改質剤としてペク
チン及びスルホン化されたポリスチレンの存在下で形成
される本発明において有用な通常のカプセル封入法を開
示している。光減衰を最小にするカプセルサイズを選択
するのがよい。本発明において使用されるカプセルの平
均直径は、典型的には、ほぼ1〜25μmまで変動する。一
般な原則として、カプセルサイズが減少すると、像の解
像は改善される。しかし技術的には、カプセルは、1μm
又はそれ以上から、それが人間の目で認められるように
なりはじめるサイズまで変動することができる。
【0070】無カーボン紙技法で使用される現像剤材料
は本発明において有用である。具体的な例は、酸性クレ
ー、活性クレー、アタパルジャイトなどのようなクレー
鉱物材料;タンニン酸、没食子酸、没食子酸プロピルな
どのような有機酸;フェノール−ホルムアルデヒド樹
脂、フェノール−アセチレン縮合樹脂、少なくとも1つ
のヒドロキシル基を有する有機カルボン酸とホルムアル
デヒドの間の縮合などのような酸ポリマー;芳香族カル
ボン酸の金属塩又はそれらの誘導体、例えばサリチル酸
亜鉛、サリチル酸スズ、2-ヒドロキシナフトエ酸亜鉛、
3,5ジ-tertブチルサリチル酸亜鉛、3,5-ジ-(α-メチル
ベンジル)サリチル酸亜鉛、油溶性金属塩又はフェノー
ル−ホルムアルデヒドノボラック樹脂(例えば米国特許
第3,672,935号及び第3,732,120号を参照のこと)、例え
ば、米国特許第3,732,120号に開示された、亜鉛改質さ
れた油溶性フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、炭酸亜
鉛等並びにその他の混合物がある。現像剤材料の粒径
は、像の品質に影響を及ぼす場合がある。ある態様にお
いて、現像剤粒子は、約0.2〜3μmの範囲、好ましくは
約0.5〜1.5μmの範囲で選択される。ポリエチレンオキ
シド、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ア
クリル系ラテックス、ネオプレンエマルジョン、ポリス
チレンエマルジョン及びニトリルエマルジョンなどから
選ばれる一種以上の適当な結合剤が、現像剤及びマイク
ロカプセルと、典型的には約1〜8質量%の量で混合さ
れ、コーティング組成物が調製される。好ましい現像剤
材料は、例えば、Schenectady International樹脂HRJ-4
250溶液のような、マイクロカプセルスラリー溶液に優
れた適合性を提供するものである。
【0071】感光性の記録媒体として使われる自蔵式像
形成集成体は、前述の態様に限られるものではないが、
それらの様々な変更又は修飾が可能である。例えば、自
蔵式像形成集成体のマイクロカプセルの中に、光硬化可
能な樹脂及び重合開始剤をカプセル封入する代わりに、
光硬化可能な樹脂及び重合開始剤を、マイクロカプセル
を構成している材料中に導入することもできる。更に、
光硬化可能なマイクロカプセルの代わりに、自蔵式像形
成集成体は、光−軟化性マイクロカプセル、例えば露光
されていない状態で十分な強度を持ち、予め定められた
波長の光に曝露されると軟化するようなマイクロカプセ
ルを含むことができる。この場合、熱−定着による熱硬
化を実行することが望ましい。
【0072】当該像形成層において像を捕らえるために
赤光、緑光及び青光を使う必要はなく、感光性の記録媒
体の特性によって、様々な波長の光を選択することがで
きる。例えば、赤外光、赤光、及び緑光を生じる発光素
子、又は赤外光及び遠赤外光及び赤光を生じる発光素子
を選択することができる。紫外光及び遠紫外光も、発光
素子における有効な色選択の有益な例である。更に、発
光素子の色数は、赤・緑・青の3色に限られていない。
1、2色だけを使うか、又は、イエロー、マゼンタ、シア
ン及びブラックを使用する典型的なカラープリンタの場
合のような4色、又はそれ以上の色を選択するかは、可
能性は同等である。更に、発光素子の選択は、LED、エ
レクトロルミネセントランプ(EL)、プラズマ及びレー
ザー装置、及びその他の発光素子を含むが、これらに限
定されるものではない。
【0073】本発明の集成体の製造は、例えば、ポリエ
ステル層及び下引き/UV層を含む透明な第一支持体の積
層によって半製造することができる。同時に、不透明支
持体は、別の材料、例えばポリオレフィン系材料と紙層
の積層により半製造することができる。これらの材料
を、裏打ち/艶消層を追加することにより、不透明支持
体に形成することができる。その後エマルジョン又は像
層を、透明支持体に塗布し、集成体の2つの構成部分の
第一構成部分を形成することができる。このエマルジョ
ン含有構成部分を、その後、個々の像形成媒体に切断す
ることができる最終積層体を形成するために、組み立て
られた前記不透明支持体と組み合わせることができる。
水分バリアシート/複数シートを、本製造法の像形成層
及び支持体が合わせられた後の次工程として追加するこ
とができる。好ましくは、像形成層及び支持体は、最初
に所望の相対湿度と平衡化され、その後バリアシートが
接着されかつ除去可能なように適用される。その後バリ
アシートを、切断し、縁部を封止し、その後包装し、バ
ーコードを付すことができる。
【0074】像形成システムが支持体間で効果的に封止
されることを確実にするために、下引き層を、支持体の
一方と像形成層との間に提供し、接着剤を他方の支持体
と像形成層との間に提供する。光学透明度のために、下
引き層は、典型的には第一支持体と像形成層との間に配
置される。しかし、どの支持体が下引き層を受け、どの
支持体が接着剤を受けるかは、どの支持体が湿式像形成
層組成物により被覆され、そしてどちらが被覆され乾燥
された像形成層共に組み立てられるかの作用である。像
形成層組成物で被覆された支持体(これは概して前部支
持体である)は、下引き層と共に提供され、組み立てら
れる支持体は接着剤を受け入れるであろう。本発明の好
ましい態様において、下引き層は、マイクロカプセルと
反応して結合するヒドロキシ基のような化学基を有する
化合物から形成される。
【0075】本発明の別の態様に従って像を形成する方
法では、上記の像形成集成体は、光に該像形成集成体の
前部を暴露して、潜像を形成し、プリンターにおいて圧
力が該像形成集成体に加えられるときに、マイクロカプ
セルから出てくる発色剤によって潜像を現像し、プリン
ターから該像形成集成体を取り外し、像形成が完了した
後、第一バリアシートを第二バリアシートから分離し
(引き裂く)、その後該像形成集成体から第一及び第二
バリアシートを取り除くことによって処理される。
【0076】本発明の像形成集成体は、像を提供するた
めの好適なカメラ又はその他の露光装置内で露光するこ
とができる。本発明の像形成集成体は、特にビデオカセ
ットレコーダー、カムコーダーなどからの像再現のため
に、コンピューター作製した信号又はビデオ信号により
駆動される液晶アレイ又は発光ダイオードを使う露光に
適している。例えば、現行の技法では、Compact Flash
(登録商標)カードインターフェースを用いるデジタル
カメラから直接印刷し、連続階調と250以上の階調レベ
ルを伴う、150ppi以上の解像度を提供するような、質量
500g未満でサイズが100,000mm3未満の非常に経済的な小
型プリンターを利用することが可能である。
【0077】選択的に光硬化されたマイクロカプセル封
入された発色剤、加圧又は加熱及び加圧によって形成さ
れた「潜像」を基に、プリントが「現像される」。例え
ば、Iwasakiの米国特許第.5,884,114号に開示された像
形成装置を参照されたい。ここで感光式及び感圧式プリ
ンターは、プリンターハウジングの前部において、感光
性の像形成媒体の供給と排出を提供しする。この装置
は、パーソナルコンピューターのようなその他の装置に
容易に組込まれるという更なる利点を有する。この特定
の装置において、潜像は、LED-型露光ヘッドが主走査方
向に移動することによって形成される。その後、現像機
構上の上側ニップローラーを、離れた位置から加圧位置
に移動する。光硬化されていないカプセルは圧力により
破壊され、フルカラー像がシート上に形成され、熱−定
着(これは本発明においては任意選択である)が、フィ
ルムヒーターにより行われ、像形成された集成体は、当
該装置又はプリンターのハウジングの前部から排出され
る。
【0078】典型的な加圧型像形成装置(これはプリン
ターと称することができる)は、容易に分離可能なよう
に、プリンターハウジングの前端に装着された、感光性
の像形成媒体(あるいは記録媒体と称される)を収容す
るため耐光性カートリッジを備えたプリンターハウジン
グを有する。一部の装置において、感光性の像形成媒体
を予熱するためにプレヒーターが使用される。典型的露
光機構は、描画の表面に対し垂直方向の露光と同時にス
キャニングのための露光ヘッド及び一組の上側及び下側
のニップローラーにより圧力現像するための現像機構を
含むことができる。このローラーは、ばねにより圧力下
に維持することができる。現像した感光性の像形成媒体
を熱−定着するための任意選択の定着ヒーターを使用す
ることができる。排出トレーを、プリンターハウジング
の後部に用意することができる。感圧式プリンターは、
プリンターハウジングの前部でシートの供給及び排出の
両方が行われるように設計することができる。
【0079】像形成媒体の処理のための像形成装置は、
例えば、画像情報を基に露光時に像形成媒体上に潜像を
形成するための露光手段、該露光手段により潜像が形成
された感光性像形成媒体に圧力が加えられた時にマイク
ロカプセルから出る色材による潜像を現像するための現
像手段を含む。該現像手段は、互いに向かい合いかつ感
光性の像形成媒体の運搬経路を挟んでいる一組の上側及
び下側のニップローラー、一方のニップローラーを他方
のニップローラーに対して加圧するための加圧手段、一
方のニップローラーが他方のニップローラーに圧力接触
をもたらす加圧位置と、一方のニップローラーが他方の
ニップローラーから離れているような分離位置の間で交
互にスイッチするローラースイッチ手段を備え、そし
て、感光性の像形成媒体を輸送するための運搬経路は、
入口側に感光性の像形成媒体を供給するための供給経
路、記録された感光性像形成媒体を排出するための排出
経路を含むことができる。
【0080】1つの態様において、現像機構は、一組の
上側及び下側のニップローラー、ニップローラーを支持
するためにプリンターハウジングを内部に固定された矩
形の外枠、上側ニップローラーのローラー軸の両端を下
側ニップローラーへ向けて押すための一対の圧縮ばね、
及び上側のニップローラーが下側のニップローラーに圧
力接触をもたらす加圧位置と、これが下側のニップロー
ラーから離れているような分離位置との間で交互にスイ
ッチングするローラースイッチ機構を含むことができ
る。各ばねの加圧力が1470Pa(150kgf)であるならば、上
側のニップローラーが合計力2940Pa(300kgf)で下側ニッ
プローラーを押す。しかし、例えば圧力針のような、加
圧する別の手段を用いることもできる。
【0081】像形成装置のための制御装置は、CPU、ROM
及びRAM、I/Oインターフェイス、及び駆動回路を含むこ
とができ、ここで紙送りのためのステップモーター、ス
イッチ板を駆動するためのソレノイド作動装置、フィル
ムヒーター、ローラーをスイッチするためのモーター、
カートリッジを駆動するためのステップモーター、露光
ヘッドなどが各々駆動回路に接続されている。コネクタ
及びコントロールパネルも制御回路に連結することがで
きる。1つの態様では、外部ホストコンピュータからの
画像データ(RGB画像データ)を、コネクタを介して制
御装置に供給することができる。
【0082】ROMは、プリンターの全ての操作を制御す
るために制御プログラム、入力された画像データから、
露光ヘッドのLEDを点灯する期間及び時機を計算するた
めの制御プログラム、緑光、赤光及び青光への露光と同
期するシート輸送用のステップモーターの制御による自
蔵式の像形成集成体の運搬を制御するための制御プログ
ラム、緑光、赤光及び青光への露光と同期するようにキ
ャリッジを駆動するためのステップモーターを制御する
ことによる露光ヘッドの走査を制御する制御プログラム
などを記憶することができる。制御プログラムを走らせ
るために必要な様々なバッファー及びメモリータイプは
RAMの中にある。コンントロールパネルへの操作者によ
る、プリントされるコピー数、画像の拡大又は縮小比、
像形成集成体の像形成領域のサイズ等の入力を、RAMメ
モリーに記憶することができる。ステップモーターのた
めに駆動条件の計算時に露光を行うことができる。
【0083】ある種の像形成装置では、像の画像データ
が制御装置に送られると、この画像データは、R画像デ
ータ、G画像データ及びB画像データに分解され、RAMの
バッファーに保存される。各LEDの露光加熱を、ケーブ
ルを介した駆動回路によって電気的に駆動することがで
きる。
【0084】本発明を実施するひとつの態様において、
像形成媒体シートは、プリンターに入るシートの束とし
て包装することができる。個々のシートは、シートの束
から取り上げられ、プリンターの「プリント経路」に送
ることができる。しかし、同時に2枚以上のシートが取
られ、プリンターのプリント経路に供給されると、プリ
ンターは紙詰まりを生じ、ユーザーは分解することが必
要となる。この問題を避けるために、包装する直前にシ
ートの静電気を減少又は除去してもよく、またプリンタ
ーフィルムカセット又はトレーの精密蝶番を使用しても
よい。同じく、プリンターへのシート供給をさらに補助
する方法は、像形成媒体に「裏面コート」を追加するこ
とである。これは、第二支持体(それは反対側に接着剤
を有する)の底の外側表面上、典型的には白色支持体層
にコートされることが好ましい。この裏面コート材料
は、知覚される審美的価値(例えば書くことができるか
印刷できるコーティング)を有するように配合すること
ができるが、これらの層が互いに接着することがないよ
うな隣接するシート表面と若干の相対差を有さなければ
ならない。好ましい裏面コートは、シートのプリンター
への移動を開始する「プリンターのピックアップローラ
ー」を補助するために、3M社のラベルストック材料上の
標準の表面マットコーティングのように、例えば、150-
180シェフィールド単位のシェフィールド平滑度のよう
な、わずかな粗度を有する。他の市販又は公知のマット
コーティングも使用することができる。一般に、これら
のコーティングは、結合剤及びシリカのような粗粒又は
研磨剤を含有することができる。好ましくは、第一支持
体の前面及び第二支持体の後面は0.4未満の摩擦係数を
持つ。
【0085】
【実施例】本発明を、下記の限定的でない例により具体
的に説明する。例1 この例は、光硬化可能なマイクロカプセルを含んでいる
像形成集成体のセンシトメトリーレスポンスに対する、
水分バリアの効果を具体的に説明する。サイカラー社
(Cycolor, Inc,)から市販されている光硬化可能なマイ
クロカプセルを像形成層中に含んでいる像形成媒体を、
プラスチック製のカートリッジ内に包装された形で得
た。カートリッジ内の媒体を、相対湿度80%/21℃(70
°F)で3日間、予備調節した。その後これらの予備調節
された媒体にVivtar VPP-150(登録商標)Photo Printe
rを用いてプリントを作製した。これらのプリントは、
新鮮な媒体に対するセンシトメトリーレスポンスを提供
した。
【0086】次に残っている予備調節した媒体を、カー
トリッジから取り出し、暗室で2群、即ち、I群及びII群
に分けた。I群の個々の媒体の試料を、相対湿度80%の
暗室において、水蒸気透過率0.47g/m2/日(約0.03g/100
in2/日)を有するバリア材料で形成されたバッグ内に個
別に詰めた。このバッグは、実質的に媒体と同じ寸法に
製造し(長さ×幅)、熱により縁を封止した。II群の媒
体を対照として使った。両群の媒体は、相対湿度40%/
21℃(70°F)で暗室に静置し、Vivtar VPP-150(登録
商標)Photo Printerを用いて、所定の時間間隔0、2、
4、7、14、28、35、42及び49日目にプリントを作成し、
センシトメトリーレスポンスに対するより低い湿度の作
用を測定した。I群の媒体は、プリントの直前に、密封
されたバッグから取り出した。両群のプリントの個々の
現像した最小色濃度(Dmin)を、それぞれ、シアン色
素、マゼンタ色素及びイエローの色素についてのDminを
得るために、赤フィルター、緑フィルター及び青フィル
ターを通して測定した。結果を、図7〜9について示し
た。
【0087】図7は、様々な時点で測定した、相対湿度4
0%に曝露した、群I及び群II(対照)からの媒体から製
造したプリントについてのイエロー色素におけるDminを
示す。図8は、様々な時点で測定した、相対湿度40%に
曝露した、群I及び群II(対照)からの媒体から製造し
たプリントについてのマゼンタ色素におけるDminを示
す。図9は、様々な時点で測定した、相対湿度40%に曝
露した、群I及び群II(対照)からの媒体から製造した
プリントについてのシアン色素におけるDminを示す。
【0088】これらの実験は、対照(群IIの媒体)のDm
inが、わずか2日後にかなり増加したことを示してい
る。他方、群Iの水分バリアされた媒体は、最大35日間
相対湿度40%に曝した後でも、Dminの変化を示さなかっ
た。この試験結果は、本発明に従いバリア材料で媒体を
積層することが、湿度変化に起因する像形成集成体のセ
ンシトメトリーレスポンスの変動を最小限にすることを
証明している。
【0089】本発明は、その好ましい態様を参照にして
詳細に説明したが、請求項に規定された本発明の範囲か
ら逸脱しない限りは、改造及び変更が可能であることは
明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、先行技術の像形成システムの断面図で
ある。
【図2】図2は、露光後及びマイクロカプセル破壊後の
図1の先行技術の像形成システムの断面図である。
【図3】図3は、前部支持体の上に除去可能なバリアシ
ートを有している本発明の像形成システムの断面図であ
る。
【図4】図4は、両支持体の上に除去可能なバリアシー
トを有する像形成システムの別の態様の断面図である。
【図5】図5は、第一及び第二バリアシートが一緒に封
止されている本発明態様の平面図であり、有孔線はバリ
アシートの剥離を容易にすることために用意されてい
る。
【図6】図6は、バリア層の剥離を容易にするための後
縁フラップを伴う本発明の図3の別の態様の平面図であ
る。
【図7】図7は、例1の結果を基にした、イエロー色素
における時間の関数として、相対湿度40%及び21℃で
本発明において使用するバリア処理した媒体のDminの変
化を示す。
【図8】図8は、例1の結果を基にした、マゼンタ色素
における時間の関数として、相対湿度40%及び21℃で
本発明において使用するバリア処理した媒体のDminの変
化を示す。
【図9】図9は、例1の結果を基にした、シアン色素に
おける時間の関数として、相対湿度40%及び21℃で本
発明において使用するバリア処理した媒体のDminの変化
を示す。
【符号の説明】
2…第一透明支持体 3…下引き層 4…像形成層 5…光硬化可能なマイクロカプセル 8…接着剤層 10…第二支持体 82…バリアシート 84…接着剤層 86…支持層 88…プライマー層 90…UV吸収下引き層 92…像形成層 94…接着層 96…バリア層 100…接着層 106…有孔線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヤンカイ ワン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,ガイ グレース レーン 135 Fターム(参考) 2H025 AA00 AB00 AC01 AD01 AD03 CC16 DA03 DA10 DA18 FA03 FA26 2H096 AA00 BA20 CA05 CA20 EA02 EA14 GA55

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順に、 厚さ10〜250μmの透明第一支持体、 同じ又は隣接する像形成層内の現像剤材料と反応するこ
    とができる色前駆体をカプセル封入している複数の光硬
    化可能なマイクロカプセルを含む少なくとも1つの像形
    成層、 透明又は不透明であることができる第二支持体を含んで
    なる自蔵式光硬化可能な像形成集成体であって、 除去可能なバリアシートが、少なくとも1つの支持体に
    接着により積層されていて、その結果当該支持体は、当
    該バリアシートと組み合わせただけで0.77g/m2/日未満
    の蒸気透過率を提供し、除去可能なバリアシートが、第
    一支持体に接着により積層されている場合は、当該第一
    支持体及び当該バリアシートの両方が一緒に波長550nm
    で少なくとも80%の光透過性を有する自蔵式光硬化可能
    な像形成集成体。
  2. 【請求項2】 前記バリアシートが厚さ10〜75μmであ
    る、請求項1記載の像形成集成体。
  3. 【請求項3】 除去可能な第一バリアシート及び除去可
    能な第二バリアシートが、各々、前記第一支持体及び前
    記第二支持体に接着により積層され、その結果各支持体
    及びバリアシートの水蒸気透過率が0.77g/m2/日未満で
    ある、請求項1記載の像形成集成体。
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