JPH10171123A - 感光感圧記録媒体 - Google Patents

感光感圧記録媒体

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JPH10171123A
JPH10171123A JP8335700A JP33570096A JPH10171123A JP H10171123 A JPH10171123 A JP H10171123A JP 8335700 A JP8335700 A JP 8335700A JP 33570096 A JP33570096 A JP 33570096A JP H10171123 A JPH10171123 A JP H10171123A
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JP
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JP8335700A
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Inventor
Mikio Imaeda
幹雄 今枝
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲の環境、特に湿度の変化に影響されず、
常に良好な画像を記録できる感光感圧記録媒体を提供す
ること。 【解決手段】 感光感圧記録媒体10は、高バリア性フ
ィルムにより構成される第一支持体層11と、感光感圧
層13と、高バリア性フィルムにより構成される第二支
持体層12とを、この順に積層して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光感圧記録媒体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭58−45090号、特開
昭58−88140号各公報等において開示されている
ような、感光感圧記録媒体に露光および圧力現像の各工
程を行って、前記感光感圧記録媒体に画像を記録する技
術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の感光
感圧記録媒体は、周囲の湿度の影響を受けて、その記録
特性が大きく変化する。
【0004】例えば、感光感圧層が50μm以上の厚さ
の樹脂フィルム2枚にはさまれた構造の感光感圧記録媒
体を、低湿度環境下に保存した場合と、高湿度環境下で
保存した場合とでは、前記樹脂フィルムを通して水蒸気
が感光感圧層に侵入する量が異なり、したがって、光感
度など、感光感圧記録媒体の記録特性が変化する。
【0005】特に、感光感圧記録媒体が異なる環境間を
移動して使用された場合、周囲の環境変化に遅延して感
光感圧記録媒体内部の吸湿量が変化するため、吸湿量に
対応して露光エネルギーをコントロールしようとして
も、周囲の環境と吸湿量との対応関係が一義的に定まら
ず、感光感圧記録媒体の正確な吸湿量が把握できないの
で、吸湿量に対応した露光エネルギー調整は不可能であ
った。したがって、一定の濃度や階調の画像を形成する
ことができなかった。
【0006】本発明は、以上に記述した問題点を解決す
るためになされたものであり、周囲の環境、特に湿度の
変化に影響されず、常に良好な画像を記録できる感光感
圧記録媒体を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の感光感圧記録媒体は、光
が透過するシート状の第一支持体層と、光に感光するこ
とによりその機械的強度が変化する成分を内包する感光
性マイクロカプセル、及び前記マイクロカプセルに内包
される成分の共反応体からなる感光感圧層と、シート状
の第二支持体層とを、この順に積層して構成され、前記
第一支持体層及び第二支持体層は、少なくとも1層の高
バリア性フィルムにより構成されることを特徴としてい
る。
【0008】前記の構成を有する感光感圧記録媒体にお
いては、前記感光感圧層が、水蒸気透過性の極めて低
い、高バリア性フィルムでサンドイッチされた構成であ
るため、高湿度下で保存された場合にも、前記感光感圧
層内には水蒸気が侵入できず、前記感光感圧記録媒体の
特性変化が起こらない。
【0009】また、前記第一支持体層及び第二支持体層
を、前記高バリア性フィルムを2層以上積層して構成し
た場合、記録特性に対する湿度の影響をさらに効果的に
防止することができる。
【0010】請求項2に記載の感光感圧記録媒体は、前
記第一支持体層及び第二支持体層を、合成樹脂フィルム
に水蒸気遮断層を設けて構成したことを特徴としてい
る。したがって、前記第一支持体層及び第二支持体層
は、合成樹脂フィルムに水蒸気遮断層を設けてなる高バ
リア性フィルムの層を少なくとも1層備えるが、別の構
成の高バリア性フィルムの層と積層して構成してもよ
い。
【0011】請求項3に記載の感光感圧記録媒体は、前
記水蒸気遮断層を、金属酸化物の蒸着物により構成した
ことを特徴としている。
【0012】前記構成においては、前記水蒸気遮断層は
薄膜状の蒸着層で構成されるため、曲げ強度などの機械
的特性を変化させることなく、記録特性の環境変化によ
る影響を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態について、図面を参照して説明する。
【0014】図1は、本発明の第1の実施の形態である
感光感圧記録媒体10の概略構成を示す断面図である。
【0015】本感光感圧記録媒体10は、光透過性の第
一支持体層11と、白色の第二支持体層12と、感光感
圧層13とを、この順に積層して構成される。
【0016】前記第一支持体層11は、1層構造の高バ
リア性フィルムにより構成される。具体的には、ポリ塩
化ビニリデン、無延伸ポリプロピレン(CPP)、2軸
延伸ポリプロピレン(OPP)、2軸延伸高密度ポリエ
チレン(HDPE)、一軸延伸高密度ポリエチレン、ポ
リエチレンナフタレート(PEN)、エチレン・ビニル
アルコール共重合体(EVOH)等の、水蒸気透過性
(以下、透湿度と称する)が低く、透明な樹脂フィルム
が用いられ、より好ましくは、PENなどが用いられ
る。
【0017】ここで、透湿度は、ASTM D−372
に示される方法で測定される。例えば、厚さ25μmの
ポリ塩化ビニリデンの場合、透湿度は0.7g/〓・2
4hrと非常に低い値であり、ほとんど水蒸気透過性が
ないことがわかる。また、厚さ20μmのOPPフィル
ムの透湿度は7g/〓・24hrであり、25μmのC
PPフィルムの場合は、11g/〓・24hrであり、
20μmのHDPEフィルムの場合は、5g/〓・24
hrである。さらに、25μmのPENフィルムでは、
透湿度は7g/〓・24hrである。一方、20μmの
EVOHフィルムでは、40g/〓・24hrとやや大
きく、極めて高温多湿な環境下では記録特性に影響が出
る可能性がある。
【0018】前記第二支持体層12は、白色を呈する1
層構造の高バリア性フィルムにより構成される。具体的
には、前記の低透湿度樹脂材料に、酸化チタン、酸化亜
鉛等の白色顔料、または、タルク、カオリンなどの体質
顔料を分散した白色のフィルム状部材が用いられる。
【0019】なお、前記第二支持体層12は、前記高バ
リア性フィルムの少なくとも一方の面に白色のインクを
塗工して、白色の基材としてもよい。
【0020】前記感光感圧層13は、マイクロカプセル
14および共反応物15をバインダー16に分散して構
成される。
【0021】前記マイクロカプセル14は、トリフェニ
ルメタン系、スピロピラン系染料等の色原体と、トリメ
チロールプロパントリアクリレートのようなアクリロイ
ル基含有化合物等の光硬化性樹脂と、ベンゾフェノン、
ベンゾイルアルキルエーテルのような光重合開始剤等と
を、ゼラチン、ポリアミドポリビニルアルコール、ポリ
イソシアネート樹脂等の球殻状壁材で内包して構成され
る。
【0022】前記共反応体15は、前記マイクロカプセ
ル14に内包される色原体と反応して発色させるために
用いられるものであり、一般には、酸性物質、たとえ
ば、酸性白土、カオリン、酸化亜鉛、酸化チタン等の無
機酸化物、フェノールノボラック樹脂あるいは有機酸等
の公知の顕色剤を用いることができるが、前記色原体と
の組み合わせを考慮して前記のものから選択される。
【0023】前記感光感圧層13は、前記マイクロカプ
セル14と、前記共反応体15とを、ポリビニルアルコ
ール、ヒドロキシプロピルセルロースなどの水溶性樹
脂、または、アクリルエマルジョン、ポリエステルエマ
ルジョン等の各種樹脂エマルジョンに、充填剤、粘度調
製剤などを添加したバインダー16に分散され、前記第
一支持体層11に塗工されて形成される。その後、粘着
剤あるいは接着剤で構成される接着層17を用いて、前
記感光感圧層13に対して前記第二支持体層12を張り
合わせることにより、前記感光感圧記録媒体10が形成
される。
【0024】前記のように構成される感光感圧記録媒体
10は、前記感光感圧層13が、透湿性のきわめて低い
高バリア性フィルムで挟まれた構成となるため、高湿度
下に前記感光感圧記録媒体10を保存する場合でも、前
記感光感圧層13への水蒸気の侵入がほとんどなく、し
たがって、記録特性の変化がない。
【0025】次に、本発明の第2の実施の形態を図面を
参照して説明する。以下、前記第1の実施の形態と同一
の機能を有する構成要素には同一の符号を引用し、その
説明を省略する。
【0026】図2に示すように、感光感圧記録媒体20
は、光透過性の第一支持体層21と、感光感圧層13
と、白色の第二支持体層22とを、この順に積層して構
成される。
【0027】前記第一支持体層21は、基材である合成
樹脂フィルム26の一方の面上に、水蒸気遮断層28を
塗工して構成される。
【0028】前記合成樹脂フィルム26としては、PE
T(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチ
レンナフタレート)、PPS(ポリフェニレンサルファ
イド)、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチル
メタクリレート、ポリスチレンなどの透明な樹脂フィル
ムが用いられ、好ましくはPETなどが用いられる。水
蒸気遮断層28は、ポリ塩化ビニリデンラテックス、E
VOH溶液等を、バーコーターなど公知の塗工機を用い
て塗工・乾燥して形成される。
【0029】例えば、合成樹脂フィルム26として20
μmの厚さのOPPフィルムを用い、これに2.5μm
の厚さのポリ塩化ビニリデンラテックス塗工層である水
蒸気遮断層28を形成した場合の、第一支持体層21の
透湿度は、4g/〓・24hrである。同様に、20μ
mの厚さのPETフィルムと、3μmの厚さのEVOH
塗工層とを用いた場合の透湿度は、15g/〓・24h
rである。
【0030】前記第一支持体層21と同様に、第二支持
体層22は、白色の合成樹脂フィルム27の一方の面上
に水蒸気遮断層28を塗工して形成される。
【0031】前記合成樹脂フィルム27は、OPP、P
ETなどの合成樹脂フィルムに、酸化チタン、酸化亜鉛
等の白色顔料、または、タルク、カオリンなどの体質顔
料を分散して構成される。
【0032】尚、前記合成樹脂フィルム27は、OP
P、PETなどの透明な合成樹脂フィルムの少なくとも
一方の面上に白色のインクを塗工して構成してもよく、
多数のボイド(空隙)が形成された軽量で白色のPET
あるいはポリプロピレンなどの樹脂フィルムを使用して
もよい。
【0033】前記のように構成される感光感圧記録媒体
20においては、基材である合成樹脂フィルム26およ
び27自体には水蒸気遮断性がなくても、水蒸気遮断層
28の作用により、感光感圧層13に水蒸気が侵入する
ことがない。したがって、低価格の合成樹脂フィルム素
材を使用しながら、水蒸気遮断性の高い支持体層を得る
ことができるため、高湿度下に前記感光感圧記録媒体2
0を保存する場合でも記録特性の変化がない。
【0034】次に、本発明の第3の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0035】図3に示すように、感光感圧記録媒体30
は、光透過性の第一支持体層31と、感光感圧層13
と、白色の第二支持体層32とを、この順に積層して構
成される。
【0036】前記第一支持体層31は、基材である合成
樹脂フィルム36の一方の面上に、水蒸気遮断層38を
形成して構成される。
【0037】前記合成樹脂フィルム36としては、PE
T(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチ
レンナフタレート)、PPS(ポリフェニレンサルファ
イド)、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチル
メタクリレート、ポリスチレンなどの透明な樹脂フィル
ムが用いられ、より好ましくは、PETなどが用いられ
る。
【0038】水蒸気遮断層38は、前記合成樹脂フィル
ム36の一方の面上に、珪素酸化物、酸化アルミニウム
等を、公知の蒸着装置を用いて蒸着することにより形成
される。
【0039】例えば、前記合成樹脂フィルム36として
12μmのPETフィルムを用い、これに珪素酸化物の
蒸着層である水蒸気遮断層38を形成して得られる前記
第一支持体層31の透湿度は、2g/〓・24hrであ
る。同様に、12μmのPETフィルムに、酸化アルミ
ニウム0.03μmを蒸着した場合の透湿度は、2g/
〓・24hrである。
【0040】前記第一支持体層31と同様に、第二支持
体層32も、白色の合成樹脂フィルム37の一方の面上
に、水蒸気遮断層38を蒸着して形成される。
【0041】前記水蒸気遮断層38の蒸着層の厚さは、
通常、0.1μm以下の、極めて薄い層である。
【0042】前記のように構成される感光感圧記録媒体
30においては、基材の合成樹脂フィルム36および3
7自体には水蒸気遮断性がなくても、水蒸気遮断層38
の作用により、感光感圧層13に水蒸気が侵入すること
がない。したがって、低価格の合成樹脂フィルム素材を
使用しながら、水蒸気遮断性の高い支持体層を得ること
ができるため、高湿度下に前記感光感圧記録媒体20を
保存する場合でも記録特性の変化がない。
【0043】特に、珪素酸化物、酸化アルミニウムを蒸
着した場合は、蒸着層の透明性が高く、その厚さもきわ
めて小さいために、基材としての合成樹脂フィルム36
および37は、前記水蒸気遮断層38の形成によって
も、透明性、曲げ強度、その他の物性面において、ほと
んど変化がない。したがって、感光感圧記録媒体30
は、これを用いる画像形成装置内での搬送性など取り扱
い易さに影響を与えることなく、耐環境性を向上するこ
とができ、しかも、蒸着により得られた水蒸気遮断層3
8は、経時変化がきわめて小さく、長期間保存した場合
の変色等もないため、耐久性に優れた感光感圧記録媒体
を提供することができる。
【0044】次に、本発明の第4の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0045】図4に示すように、感光感圧記録媒体40
は、光透過性の第一支持体層41と、感光感圧層13
と、白色の第二支持体層42とを、この順で積層して構
成される。
【0046】前記第一支持体層41および第二支持体層
42は、2層以上の水蒸気遮断機能を持つ高バリア性フ
ィルムが積層されて構成される。
【0047】前記第一支持体層41は、蒸着された水蒸
気遮断層46を有する高バリア性フィルムである第1層
44と、それ自身が高バリア性を示すCPPフィルムに
より構成される第2層47とを、図示しない接着層によ
り接着して構成される。
【0048】例えば、12μmの厚さのPETフィルム
上に、珪素酸化物の蒸着層である水蒸気遮断層46が形
成されたフィルム状部材である第1層44と、厚さ60
μmのCPPフィルムである第2層47とがラミネート
されたフィルム状部材である第一支持体層41の場合、
透湿度は0.3g/〓・24hrとなり、非常に低い透
湿度が得られる。
【0049】また、12μmの厚さのPETフィルム上
に、酸化アルミニウムの蒸着層である水蒸気遮断層46
が形成されたフィルム状部材である第1層44と、厚さ
60μmのCPPフィルムである第2層47とがラミネ
ートされたフィルム状部材である第一支持体層44の場
合、透湿度は1.2g/〓・24hrとなり、感光感圧
記録媒体40の耐候性に十分な高バリア性が得られる。
【0050】尚、一般に複合フィルムの透湿度の逆数
は、そのフィルムを構成する個々のフィルムの透湿度の
逆数の和に等しいので、必要とする透湿度、あるいは、
引っ張り強度、剛性などの物理特性から適切な複合フィ
ルムを設計することが可能である。
【0051】同様に、白色の第二支持体層42も、蒸着
された水蒸気遮断層46を有する高バリア性フィルムで
ある合成樹脂フィルム45と、それ自身が高バリア性を
示すCPPフィルムにより構成される第2層48とを、
図示しない接着層により接着して構成される。
【0052】前記のような構成を有する感光感圧記録媒
体40においては、高湿度下に前記感光感圧記録媒体4
0を保存する場合でも記録特性の変化がなく、しかも、
上述したように、任意の機械的特性、及び透湿度に調整
することが容易である。
【0053】以上に説明した本発明の感光感圧記録媒体
を用いて、画像を形成する際の手順の一例を、図5を用
いて説明する。
【0054】画像形成装置1において、感光感圧記録媒
体10は、遮光性容器2から引き出され、光透過性フィ
ルムの側がLEDアレイ6に対向するように、前記LE
Dアレイ6の直下の露光部分に導かれる。
【0055】前記LEDアレイ6は、多数のLED発光
素子が、画像形成における主走査方向に配列して構成さ
れ、ドライバ3により各発光素子の点灯が制御される。
【0056】そして、前記LEDアレイ6により、感光
感圧記録媒体10に対して、形成すべき画像の主走査方
向の1ライン分だけパターン露光が行われると、感光感
圧記録媒体10中の露光されたマイクロカプセルは、内
部の光硬化性樹脂が硬化し、機械的強度が高まる。
【0057】前記1ライン分のパターン露光が行われる
と、前記感光感圧記録媒体10は、副走査方向(図5の
矢印方向)に所定量搬送され、次の1ライン分について
パターン露光が行われる。この動作を繰り返すことによ
り、前記感光感圧記録媒体10の全体にわたって像露光
が行われる。
【0058】その後、感光感圧記録媒体10は一対の圧
力現像ロール4及び5によって加圧され、感光感圧記録
媒体10中の前記像露光により光硬化しなかった、機械
的強度の低いマイクロカプセルが破壊され、その内部に
封入されている色原体と共反応体とが反応を起こすこと
により、感光感圧記録媒体10上の潜像が顕像化し、画
像が得られる。
【0059】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の請求項
1に記載の感光感圧記録媒体は、感光感圧層が、水蒸気
透過性の低い高バリア性フィルムでサンドイッチされた
構成であるため、高湿度下で保存された場合にも、前記
感光感圧層には水蒸気が侵入できず、前記感光感圧記録
媒体の特性変化が起こらない。したがって、周囲の環
境、特に湿度の変化に影響されず、常に良好な画像を記
録できる感光感圧記録媒体を提供することができる。
【0060】また、前記第一支持体層及び第二支持体層
を、前記高バリア性フィルムを2層以上積層して構成し
た場合、記録特性に対する湿度の影響をさらに効果的に
防止することができる。
【0061】請求項2に記載の感光感圧記録媒体によれ
ば、低価格の合成樹脂フィルム素材を使用しながら、水
蒸気遮断性の高い支持体層を得ることができるため、高
湿度下に前記感光感圧記録媒体を保存する場合でも記録
特性の変化がない。
【0062】請求項3に記載の感光感圧記録媒体によれ
ば、前記水蒸気遮断層は薄膜状の蒸着層で構成されるた
め、曲げ強度などの機械的特性を変化させることなく、
記録特性の環境変化による影響を防止することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の感光感圧記録媒体
を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の感光感圧記録媒体
を模式的に示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の感光感圧記録媒体
を模式的に示す断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態の感光感圧記録媒体
を模式的に示す断面図である。
【図5】本発明の感光感圧記録媒体を用いた画像形成装
置の概略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10、20、30、40 感光感圧記録媒体 11、21、31、41 第一支持体層 12、22、32、42 第二支持体層 13 感光感圧層 14 マイクロカプセル 15 共反応体 28、38 水蒸気遮断層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光が透過するシート状の第一支持体層
    と、光に感光することによりその機械的強度が変化する
    成分を内包する感光性マイクロカプセル、及び前記マイ
    クロカプセルに内包される成分の共反応体からなる感光
    感圧層と、シート状の第二支持体層とが、この順に積層
    されてなる感光感圧記録媒体において、 前記第一支持体層及び第二支持体層は、少なくとも1層
    の高バリア性フィルムにより構成されることを特徴とす
    る感光感圧記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記第一支持体層及び第二支持体層は、
    合成樹脂フィルムに水蒸気遮断層を設けてなることを特
    徴とする請求項1に記載の感光感圧記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記水蒸気遮断層は、金属酸化物の蒸着
    物により構成されることを特徴とする請求項2に記載の
    感光感圧記録媒体。
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