JP2001350211A - 感光材料搬送装置 - Google Patents

感光材料搬送装置

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JP2001350211A
JP2001350211A JP2000167772A JP2000167772A JP2001350211A JP 2001350211 A JP2001350211 A JP 2001350211A JP 2000167772 A JP2000167772 A JP 2000167772A JP 2000167772 A JP2000167772 A JP 2000167772A JP 2001350211 A JP2001350211 A JP 2001350211A
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photosensitive material
light beam
sensitive material
exposed
exposure
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JP2000167772A
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English (en)
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Yoshinori Morimoto
美範 森本
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ビームの照射時に感光材料の表面で反射され
た光ビームの一部が感光材料に複露光することを極力防
止できる感光材料搬送装置を得る。 【解決手段】第1のローラ対30により搬送された感光
材料Zは、その下面が受け台34で支持されるとともに
その上面が押え板36により押えられる。これにより感
光材料Zの平面性が確保された後、光ビームLが照射し
露光される。ここで、光ビームLは感光材料搬送方向の
上流側から下流側に向かって感光材料Zの上面に対して
斜め(鋭角α)に照射するものであり、押え板36は光
ビームLと、光ビームLが照射する感光材料Z上の照射
線lを基準として感光材料搬送方向上流側に位置する感
光材料Zとの間の空間70に配置されている。このた
め、感光材料Zの上面で反射された光ビームLの一部が
押え板36に照射することがなく、光ビームLが感光材
料Zに複露光することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像露光装置に用
いられ、光ビームが照射されて露光した感光材料をロー
ラ対で搬送する感光材料搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像露光装置には、光ビームが
照射されて露光した感光材料をローラ対で搬送する感光
材料搬送装置が設けられている。
【0003】図5に示すように、この感光材料搬送装置
100は、感光材料Zを下流側に搬送する第1のローラ
対102が設けられている。また、第1のローラ対10
2の感光材料搬送方向下流側には、感光材料Zの下面を
支持する受け台104が設けられている。また、受け台
104の上側には、搬送される感光材料Zの上面を押え
感光材料Zの平面性を確保するための押え部材106が
設けられている。
【0004】この押え部材106の上端は、画像露光装
置内部に設けられたシャフト108周りに回動自在に取
り付けられており、コイルばね110等の付勢手段によ
り、押え部材106の下端が感光材料Zの上面に軽く接
触するように付勢されている。この受け台104と押え
部材106とにより、感光材料Zの平面性が確保され、
光ビームLによる露光が安定する。さらに、受け台10
4の感光材料搬送方向下流側には、露光された感光材料
Zを送り出すための第2のローラ対112が設けられて
いる。
【0005】ところで、上記感光材料搬送装置100で
は、上記したように感光材料Zの上面に光ビームLが照
射され露光されるが、押え部材106が光ビームLが照
射される感光材料Zの上面よりも搬送方向下流側に設け
られているため、感光材料Zの上面で反射した光ビーム
Lの一部(散乱光)が押え部材106の下端でさらに反
射され、感光材料Zに複露光することがあった。感光材
料Zが複露光すると、複露光した箇所で濃度が上昇し画
像不良が生じる問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記事実を考慮し、光ビームの照射時に感光材料の表面で
反射された光ビームの一部が、感光材料に複露光するこ
とを極力防止できる感光材料搬送装置を提供することを
課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の感光材
料搬送装置では、感光材料の下面を支持する支持部材
と、光吸収部材で構成され、前記支持部材により下面が
支持された前記感光材料の上面を押え該感光材料の平面
性を確保する押え部材と、前記感光材料を前記支持部材
上に搬送する第1のロール対と、露光手段から出射され
た光ビームが前記支持部材上に位置する該感光材料の上
面に対して斜めに照射し露光された前記感光材料を搬送
する第2のロール対と、を含んで構成されたことを特徴
とする。
【0008】次に、請求項1に記載の感光材料搬送装置
について説明する。
【0009】感光材料は第1のロール対により支持部材
上に搬送される。感光材料が支持部材上に搬送される
と、感光材料の下面が支持部材により支持されるととも
に、支持部材で支持された感光材料の上面が押え部材に
より押えられる。押え部材により押えられた感光材料は
平面性が確保され、その状態で、露光手段から出射され
た光ビームが感光材料の上面に対して斜めに照射し、感
光材料を露光する。露光された感光材料は、第2のロー
ル対により搬送される。
【0010】ここで、上記押え部材は、光吸収部材で構
成されているため、光ビームの一部が感光材料の上面で
反射して押え部材に照射した場合でも、この押え部材で
光ビームのほとんどが吸収されてしまう。このため、押
え部材で反射する光ビームを極力低減することができ、
この光ビームが感光材料の上面に複露光することを極力
防止できる。この結果、感光材料の露光濃度の部分的な
上昇を防止することができる。
【0011】請求項2に記載の感光材料搬送装置では、
感光材料の下面を支持する支持部材と、前記支持部材に
より下面が支持された前記感光材料の上面を押え該感光
材料の平面性を確保する押え部材と、前記感光材料を前
記支持部材上に搬送する第1のロール対と、露光手段か
ら出射された光ビームが前記支持部材上に位置する該感
光材料の上面に対して斜めに照射し露光された感光材料
を搬送する第2のロール対と、を含んで構成された感光
材料搬送装置であって、前記押え部材は、前記光ビーム
と前記感光材料の上面とのなす角度が鋭角となる側に配
置したことを特徴とする。
【0012】次に、請求項2に記載の感光材料搬送装置
について説明する。
【0013】感光材料は第1のロール対により支持部材
上に搬送される。感光材料が支持部材上に搬送される
と、感光材料の下面が支持部材により支持されるととも
に、支持部材で支持された感光材料の上面が押え部材に
より押えられる。押え部材により押えられた感光材料は
平面性が確保され、その状態で、露光手段から出射され
た光ビームが感光材料の上面に対して斜めに照射し、感
光材料を露光する。露光された感光材料は、第2のロー
ル対により搬送される。
【0014】ここで、押え部材は、光ビームと感光材料
の上面とのなす角度が鋭角となる側に配置されているの
で、感光材料の上面で反射された光ビームの一部が押え
部材に照射することがほとんどない。このため、光ビー
ムが感光材料の上面に複露光することがほとんどなく、
感光材料の露光濃度の部分的な上昇を防止できる。
【0015】なお、本発明では、請求項1に記載した発
明のように押え部材を、特に光吸収部材等で構成する必
要がないため、製造工程及び製造コストを低減できると
いう相乗効果を得ることができる。
【0016】請求項3に記載の感光材料搬送装置では、
押え部材は、光吸収部材で構成されたことを特徴とす
る。
【0017】次に、請求項3に記載の感光材料搬送装置
について説明する。
【0018】請求項2に係る発明の作用で説明したよう
に、感光材料の上面に対して斜めに照射する光ビームと
感光材料の上面とのなす角度が鋭角となる部位に押え部
材が配置されると、感光材料の上面で反射された光ビー
ムは、ほとんど押え部材に照射することはない。
【0019】しかし、かかる場合であっても、感光材料
の上面で反射した光ビームの一部が別の反射部材等によ
り再度反射し、押え部材に照射する場合がある。
【0020】ここで、本発明のように、押え部材を光吸
収部材で構成することにより、その光ビームを吸収する
ことができ、感光材料への複露光を防止することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の第1実施形態に係る感光材料搬送装置について説明
する。
【0022】先ず、本発明の感光材料搬送装置が用いら
れる画像露光装置の概略構成について説明する。図1
は、本発明の感光材料搬送装置が用いられる画像露光装
置の概略構成図である。
【0023】図1に示すように、画像露光装置10には
感光材料供給部12が設けられている。この感光材料供
給部12には、乳剤面(感光面)を外側にしてロール状
の巻回された長尺な感光材料Zを収納する2個のマガジ
ン14A、14Bをそれぞれ装填する2つの装填部16
A、16Bが配置されている。なお、図1に示すよう
に、一方の装填部16Aの下側に、他方の装填部16B
が配置されている。
【0024】これらのマガジン14A、14B内には、
感光材料Zの引き出し口に対応する位置に引き出しロー
ラ対18A、18Bがそれぞれ配置されている。また、
各引出しローラ対18A、18Bの感光材料搬送方向下
流側には、感光材料Zを切断するカッタ20A、20B
がそれぞれ配置されている。感光材料Zは、カッタ20
A、20Bにより所定の長さに切断されてカットシート
とされ、カットシートとして以後搬送される。
【0025】また、カットシートとされた感光材料Zの
搬送方向下流側には、感光材料Zの裏面(非乳剤面)
に、写真の撮影日、プリント焼付日、フィルムID番号
(符号)等の情報(裏印字情報)を記録(裏印字)する
裏印字部22が設けられている。
【0026】また、裏印字された感光材料Zの搬送方向
下流側には、露光部24が配置されている。この露光部
24は、露光光学ユニット26(以下、適宜「露光ユニ
ット26」という。)及び感光材料搬送装置28を備え
ている。画像露光装置10において、露光ユニット26
による画像記録は、感光材料搬送装置28によって副走
査方向に搬送されるシート状の感光材料Zに、デジタル
画像データに基づいて変調され、感光材料Zの副走査方
向と略直交する主走査方向に偏向された光ビームLが照
射することにより、行われる。
【0027】露光ユニット26は、このようなデジタル
露光を行う光学ユニットであって、図示しないが、例え
ば、感光材料の赤(R)露光、緑(G)露光及び青
(B)露光のそれぞれに対応する光ビームLを出射する
光源、この光源から出射された光ビームLをデジタルの
画像データに応じて変調するAOM(音響光学変調器)
等の変調手段、変調された光ビームLを副走査方向と略
直交する主走査方向に偏向するポリゴンミラー等の光偏
向器、主走査方向に偏向された光ビームLを感光材料Z
上の記録位置に所定のビーム系で結像させるfθ(走
査)レンズ等によって構成される、公知の光ビーム走査
装置を用いることができる。
【0028】なお、上記画像露光装置10は、一例を説
明したものであり、上記構成に限定されるものではな
い。
【0029】ここで、図2に基づいて上記画像露光装置
10に設けられた本発明の感光材料搬送装置28につい
て説明する。図2は、感光材料搬送装置28の斜視図を
示したものである。
【0030】図2に示すように、感光材料搬送装置28
は、感光材料Zを搬送するための第1のローラ対30が
設けられている。この第1のローラ対30は、感光材料
Zの上面(乳剤面)側に位置する上側ロール30Aと、
感光材料Zの下面(非乳剤面)側に位置する下側ロール
30Bとで構成されている。これらの上側ロール30A
及び下側ロール30Bには画像露光装置10内部に軸支
されたシャフト32A、32Bがそれぞれ取り付けられ
ており、このシャフト32A、32Bの回転と共に回転
するように構成されている。なお、双方のシャフト32
A、32Bのいずれか一方(例えば、シャフト32B)
には、駆動源となるモータ(図示省略)が接続されてい
る。モータが駆動することにより下側ロール30Bが回
転し、感光材料Zの上面と下面が第1のローラ対30で
挟持され、さらに下流側に搬送される。
【0031】また、第1のローラ対30の感光材料搬送
方向下流側には、感光材料Zの下面を支持する受け台3
4が配置されている。この受け台34は断面台形状に形
成されており、受け台34の上部水平面34Aが感光材
料Zの下面と接触する。
【0032】なお、感光材料Zの下面と接触する受け台
34の上部水平面34Aは、感光材料Zとの間に生じる
摩擦力を極力小さくするために、研磨剤などにより研磨
されている。
【0033】一方、受け台34の上側には、感光材料Z
の上面を押える押え板36が配置されている。詳細に
は、図2及び図3に示すように、露光ユニット26から
出射された光ビームLは感光材料搬送方向の上流側から
下流側に向かって感光材料Zの上面に対して斜め(鋭角
α)に照射するものであり、押え板36は、この光ビー
ムLと、この光ビームLが照射する感光材料Zの照射線
lを基準として感光材料搬送方向上流側に位置する部分
の感光材料Zとの間の空間70に配置されている。
【0034】上記押え板36は、上部水平面36Aと傾
斜面36Bと下部水平面36Cとがそれぞれ一体形成さ
れて構成されている。上部水平面36Aの先端部には円
筒部38が形成されており、この円筒部38には上部水
平面36Aの幅方向に沿ってシャフト40が貫通されて
いる。このシャフト40の両端部は、図示しないが、画
像露光装置10の内部に取り付けられている。このた
め、押え板36は、シャフト40周りに回動可能とな
る。また、上部水平面36Aは、コイルばね42により
受け台34側(図2中矢印A方向)に付勢されている。
【0035】一方、押え板36の下部水平面36Cは、
感光材料Zの搬送時において、感光材料Zの上面と接触
する。この下部水平面36Cは、感光材料Zとの間に生
じる摩擦力を極力小さくするために、研磨剤などにより
研磨されている。
【0036】上記押え板36では、コイルばね42のバ
ネ力が上部水平面36Aから傾斜面36Bを介して下部
水平面36Cに伝達され、下部水平面36Cが感光材料
Zの上面を受け台34側に押圧する。なお、下部水平面
36Cの押圧力は、感光材料Zの上面に傷等が付かない
ように比較的弱い力に調整されている。このように、感
光材料Zは、その下面が受け台34で支持されるととも
に、その上面が押え板36により押圧されることによ
り、その平面性が確保されることになる。
【0037】また、上記押え板36は、光吸収部材で構
成されている。すなわち、上部水平面36A、傾斜面3
6B及び下部水平面36Cには、光反射防止膜がコーテ
ィングされている。なお、光反射防止膜をコーティング
する替わりに、上部水平面36A、傾斜面36B及び下
部水平面36Cにつや消し塗装してもよい。これによ
り、感光材料Zの上面で反射した光ビームLの一部が押
え板36に照射した場合でも、押え板36がこの光ビー
ムLを吸収するため、感光材料Zが複露光することを防
止できる。
【0038】ここで、上記のように、上部水平面36
A、傾斜面36B及び下部水平面36Cの全てを、光反
射防止膜でコーティングしたり、つや消し塗装すること
が光反射を防止する上でより効果的であるが、少なくと
も、感光材料Zの上面と対面する下部水平面36Cの下
面にのみ、光反射防止膜のコーティングや、つや消し塗
装することで感光材料Zへの複露光が極力防止できる。
【0039】また、受け台34及び押え板36の感光材
料搬送方向下流側には、第2のローラ対44が配置され
ている。第2のローラ対44は、先に説明した第1のロ
ーラ対30の構成と同様に構成されており、感光材料Z
の上面側に位置する上側ロール44Aと、感光材料Zの
下面側に位置する下側ロール44Bと、で構成されてい
る。また、上側ロール44A及び下側ロール44Bには
画像露光装置10内部に軸支されたシャフト46A、4
6Bがそれぞれ取り付けられており、これらのシャフト
46A、46Bの回転と共に回転するように構成されて
いる。このように、光ビームLにより露光された感光材
料Zは、その上面と下面が上記第2のローラ対44で挟
持され、さらに下流に搬送される。
【0040】また、図1に示すように、第2のローラ対
44の感光材料搬送方向下側には、搬送ローラ対48が
配置されている。この搬送ローラ対48により、露光し
た感光材料Zが画像露光装置10と隣接する現像機50
に搬送される。
【0041】次に、本実施形態の感光材料搬送装置28
の作用及び効果について説明する。
【0042】図1に示すように、画像露光装置10の電
源をONにすると、モータ等(図示省略)の駆動源によ
り引き出しローラ対18A(18B)が回転し、マガジ
ン14A(14B)内部から感光材料Zが引き出され
る。
【0043】マガジン14A内部から引き出された感光
材料Zは、カッタ20Aにより所定の長さに切断され、
シート状のカットシートとされる。カットシートとされ
た感光材料Zは、裏印字部22に搬送される。この裏印
字部22において、感光材料Zの裏面(下面)に、いわ
ゆる裏印字情報が記録される。
【0044】図2に示すように、裏印字情報が記録され
た感光材料Zは、露光部24に搬送される。露光部24
に搬送された感光材料Zは、モータ(図示省略)により
回転駆動された第1のローラ対30により、上面と下面
とが挟持され、さらに感光材料搬送方向下流側に搬送さ
れる。
【0045】第1のローラ対30により搬送された感光
材料Zは、その下面が受け台34の上部水平面34Aに
より支持されるとともに、その上面が押え板36の下部
水平面36Cにより押えられる。ここで、押え板36の
押圧力は、このコイルばね40のバネ力を調整すること
により、設定される。本実施形態では、コイルばね40
の押圧力は、押え板36の下部水平面36Cが感光材料
Zの上面に軽く接触するように設定されている。
【0046】このように感光材料Zは、押え板36と受
け台34により、その平面性が確保された状態で搬送さ
れていく。
【0047】図2及び図3に示すように、平面性が確保
された感光材料Zの上面(露光面)には、そのまま搬送
された状態で、露光ユニット26内部の光源(図示省
略)から出射した光ビームLが照射する。この光ビーム
Lは、感光材料搬送方向の上流側から下流側に向けて露
光ユニット26から出射され、感光材料Zの上面に対し
て鋭角αで感光材料Zに照射する。これにより、感光材
料Zは露光される。
【0048】ここで、図3に示すように、感光材料Zの
上面に光ビームLが照射すると、光ビームLの一部が感
光材料Zの上面で反射される。反射された光ビームL
は、さらに感光材料搬送方向下流側の方向に、かつ画像
露光装置10内部の上側に向って進行する。押え板36
は、この光ビームLと、この光ビームLが照射する感光
材料Zの照射線lを基準として感光材料搬送方向の上流
側に位置する感光材料Zとの間の空間70に配置されて
いるので、感光材料Zの上面で反射した光ビームLの一
部が押え板36に照射することがほとんどない。このた
め、従来技術のように、押え板36で反射した光ビーム
Lが感光材料Zの上面に複露光することがなく、感光材
料Z上面の露光濃度の部分的な上昇を回避でき、画質の
低下を防止できる。
【0049】また、感光材料Zの上面で反射した光ビー
ムLが画像露光装置10内部に配置された他の光学部材
(図示省略)等でさらに反射され、この光ビームLが押
え板36に照射した場合であっても、押え板36が光吸
収部材で構成されているため、押え板36での光ビーム
Lの反射を極力防止できる。このため、光ビームLが感
光材料Zの上面に複露光することを極力防止できる。こ
の結果、感光材料Z上面の露光濃度の部分的な上昇を回
避でき、画質の低下を防止できる。
【0050】以上のように、光ビームLにより露光され
た感光材料Zは、第2のローラ対44によりさらに下流
側に搬送される。その後、感光材料Zは、搬送ローラ対
48により現像機50に搬送られる。現像機50におい
て、感光材料Zは、現像、定着、水洗等の各処理が施さ
れ、乾燥され、プリントとされる。
【0051】なお、本実施形態では、光ビームLが感光
材料搬送方向の上流側から下流側に向けて感光材料Zの
上面に斜めに照射されるが、これと逆の構成、すなわ
ち、光ビームLが感光材料搬送方向の下流側から上流側
に向けて感光材料Zの上面に斜めに照射されるように構
成してもよい。
【0052】かかる構成においては、感光材料Zの上面
を押える押え板36の配置位置は、光ビームLと、この
光ビームLが照射する感光材料Zの照射線lを基準とし
て感光材料搬送方向下流側に位置する感光材料Zとの間
の空間に配置されることが好ましい。
【0053】上記のように、押え板36を配置すること
により、同様にして、感光材料Zの上面に光ビームLが
複露光することを防止できる。
【0054】次に、本発明の第2実施形態の感光材料搬
送装置について説明する。
【0055】なお、以下の説明において、第1実施形態
と同様の構成には同符号を付すとともに、適宜説明を省
略する。
【0056】図4に示すように、本実施形態の感光材料
搬送装置60は、第1実施形態の押え板36の替わり
に、押えコロ62が用いられている。押えコロ62は、
シャフト64に3個の円柱部材66A、66B、66C
が略等間隔に取付けられて構成されている。なお、図示
しないが、シャフト64の両端部は、画像露光装置10
の内部に回転可能に取り付けられている。
【0057】この押えコロ62は、第1実施形態の押え
板36と同様の機能を有するものであり、3個の円柱部
材66A、66B、66Cの外周面が感光材料Zの上面
を押えることにより、感光材料Zの平面性が確保されて
いる。
【0058】ここで、本実施形態の感光材料搬送装置6
0においても、露光ユニット26から出射された光ビー
ムLは感光材料搬送方向の上流側から下流側に向かって
感光材料Zの上面に対して斜め(鋭角α)に照射するも
のであり、上記押えコロ62は、光ビームLと、この光
ビームLが照射する感光材料Zの照射線lを基準として
感光材料搬送方向の上流側に位置する感光材料Zとの間
の空間に配置されているので、感光材料Zの上面で反射
した光ビームLの一部が押えコロ62に照射することが
ほとんどない。このため、押えコロ62で反射した光ビ
ームLが感光材料Zの上面に複露光することがなく、感
光材料Z上面の露光濃度の部分的な上昇を回避でき、画
質の低下を防止できる。
【0059】また、感光材料Zの上面で反射した光ビー
ムLが画像露光装置10内部に配置された他の光学部材
(図示省略)等でさらに反射され、その光ビームLの一
部が押えコロ62に照射した場合であっても、押えコロ
62を光吸収部材で構成することにより、押えコロ62
で光ビームLの反射を極力防止できる。このため、光ビ
ームLが感光材料Zの上面に複露光することを極力防止
できる。この結果、感光材料Z上面の露光濃度の部分的
な上昇を回避でき、画質の低下を防止できる。
【0060】なお、本実施形態のように、押えコロ62
を用いることにより、押え板36を用いた場合と比較し
て、感光材料Zの上面との接触面積が小さくなるため、
感光材料Zの上面を特に保護することができる。
【0061】
【発明の効果】本発明の感光材料搬送装置によれば、光
ビームの照射時に感光材料の表面で反射された光ビーム
の一部が、感光材料に複露光することを極力防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感光材料搬送装置が用いられる画像露
光装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態の感光材料搬送装置の斜
視図である。
【図3】本発明の第1実施形態の感光材料搬送装置の側
面図である。
【図4】本発明の第2実施形態の感光材料搬送装置の斜
視図である。
【図5】従来の感光材料搬送装置の側面図である。
【符号の説明】
26 露光光学ユニット(露光手段) 28 感光材料搬送装置 30 第1のローラ対 34 受け台(支持部材) 36 押え板(押え部材) 44 第2のローラ対 60 感光材料搬送装置 62 押えコロ(押え部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料の下面を支持する支持部材と、 光吸収部材で構成され、前記支持部材により下面が支持
    された前記感光材料の上面を押え該感光材料の平面性を
    確保する押え部材と、 前記感光材料を前記支持部材上に搬送する第1のロール
    対と、 露光手段から出射された光ビームが前記支持部材上に位
    置する該感光材料の上面に対して斜めに照射し露光され
    た前記感光材料を搬送する第2のロール対と、 を含んで構成されたことを特徴とする感光材料搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 感光材料の下面を支持する支持部材と、
    前記支持部材により下面が支持された前記感光材料の上
    面を押え該感光材料の平面性を確保する押え部材と、前
    記感光材料を前記支持部材上に搬送する第1のロール対
    と、露光手段から出射された光ビームが前記支持部材上
    に位置する該感光材料の上面に対して斜めに照射し露光
    された感光材料を搬送する第2のロール対と、を含んで
    構成された感光材料搬送装置であって、 前記押え部材は、前記光ビームと前記感光材料の上面と
    のなす角度が鋭角となる側に配置したことを特徴とする
    感光材料搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記押え部材は、光吸収部材で構成され
    たことを特徴とする請求項2に記載の感光材料搬送装
    置。
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