JP2001348826A - 点字鋲 - Google Patents

点字鋲

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JP2001348826A
JP2001348826A JP2000174778A JP2000174778A JP2001348826A JP 2001348826 A JP2001348826 A JP 2001348826A JP 2000174778 A JP2000174778 A JP 2000174778A JP 2000174778 A JP2000174778 A JP 2000174778A JP 2001348826 A JP2001348826 A JP 2001348826A
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rug
braille
tack
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neck
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JP2000174778A
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Kensaburo Hashimoto
謙三郎 橋本
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MARUEMU SEISAKUSHO KK
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MARUEMU SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 盲人の歩行安全を図るためカーペット等の敷
物に取付けて使用できるようにした点字鋲を提供する。 【構成】 床面に敷設された敷物に取付けられ、配列態
様により盲人用表示を構成する点字鋲であって、敷物表
面に設置された状態で敷物表面に隆起する鋲頭部を有す
る鋲本体と、該鋲本体の下部から下方に延設されると共
に敷物を貫通して敷物裏面に固着される脚部とを一体的
に備えた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、盲人の歩行安全を
目的とする点字鋲に係り、特に、カーペット等の敷物に
取付けて使用できるようにした点字鋲に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、盲人の歩行安全を図るため、点字
タイルが提供されている。このような点字タイルは、矩
形板の表面に多数の突起を形成しており、電車等の交通
機関の駅の構内や、車道に隣接する歩道等に敷設されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の点字タイルは、
矩形板の裏面に接着剤を塗布することにより、床面や路
面に簡便に取付けることができるが、屋内の床面、特
に、カーペット等の敷物を敷設した床面には適しない。
敷物の上に点字タイルを敷設すると、敷物の美観を損な
うからである。また、敷物の表面は接着剤による接着力
が良好でなく、点字タイルが容易に剥離するからであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、敷物の美観を
損なわないようにするため、隆起する鋲頭部ごとに点字
鋲を構成し、これらの点字鋲を所定間隔をあけて列設す
ることにより盲人の歩行安全を図ると共に、敷物に対し
て取付ける際に生じる特有の問題を解決した点字鋲を提
供するものである。
【0005】そこで、本発明が第一の手段として構成し
たところは、床面に敷設された敷物に取付けられ、配列
態様により盲人用表示を構成する点字鋲であって、敷物
表面に設置された状態で敷物表面に隆起する鋲頭部を有
する鋲本体と、該鋲本体の下部から下方に延設されると
共に敷物を貫通して敷物裏面に固着される脚部とを一体
的に備えて成る点にある。
【0006】また、本発明が第二の手段として構成した
ところは、床面に敷設された敷物に取付けられ、配列態
様により盲人用表示を構成する点字鋲であって敷物の貫
通孔を被うように敷物表面に設置された状態で敷物表面
に隆起する鋲頭部と、敷物の貫通孔に挿入されるように
鋲頭部から下方に突出する首部とを一体成形して成る鋲
本体と、前記鋲本体の内部に埋設された埋入部と、該埋
入部から延長され前記首部の下方に突出する一対の爪部
とを備えた塑性変形自在な脚部と、一対の爪部を挿通せ
しめるが首部を挿通せしめない中心孔を備えたワッシャ
とから成り、鋲本体の首部を敷物表面から貫通孔に挿入
し、該貫通孔から挿出する脚部の一対の爪部を敷物裏面
にてワッシャの中心孔に挿通せしめた状態で、一対の爪
部を相互に拡開せしめると共にワッシャ裏面に沿うよう
に折曲変形せしめることにより、鋲頭部とワッシャの間
に敷物を挟持せしめるように構成して成る点にある。
【0007】脚部は、テープ状の金属板により形成する
ことが好ましく、一対の爪部の対向面にテープ幅方向に
延びる溝を形成し、該溝を脚部の長手方向に間隔をあけ
て複数列設することが好ましい。
【0008】鋲頭部の下面には、周縁から首部に至り凹
入する環状凹部を形成し、環状凹部の外径をD1、内径
をD2としたとき、ワッシャの外径d1をD1>d1>
D2に形成することが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の好ま
しい実施形態を詳述する。
【0010】図1に示すように、点字鋲1は、鋲本体2
と脚部3の結合体と、ワッシャ4との組合せから成る。
【0011】鋲本体1は、後述するように敷物表面に設
置した状態で敷物表面から隆起する鋲頭部5と、該鋲頭
部5から下方に突出する首部6とを一体成形している。
即ち、合成樹脂の射出成形による一体成形や、錫又は亜
鉛等の金属ダイキャストによる一体成形等により、鋲頭
部5と首部6を一体に形成している。
【0012】鋲頭部5は、笠状に形成され、周縁5aか
ら首部6に至り凹入する環状凹部7を該鋲頭部5の下面
に形成している。鋲頭部5の表面形状は、図例の場合、
裁頭円錐形に形成しているが、図1(B)に鎖線で示す
ように球面状に形成しても良く、要するに敷物に設置し
た状態で隆起する形状であれば良い。
【0013】首部6は、鋲頭部5の中心部から垂設され
ると共に下方に次第に径を減じるテーパ部6aと、該テ
ーパ部6aから更に垂設され環状凹部7よりも下方に突
出する延長部6bとを構成する。
【0014】脚部3は、鋲本体2の首部6の内部に埋設
された埋入部3aと、該埋入部3aから平行に延長さ
れ、首部6の下方に突出する一対の爪部3b、3bを備
えている。図例の場合、テープ状の金属板により塑性変
形可能な脚部3を形成し、該金属板を門形に折曲するこ
とにより形成した埋入部3aをインサート成形により鋲
本体2の首部6に埋設している。この際、一対の爪部3
b、3bの対向面にはテープ幅方向に延びる溝8が形成
されており、該溝8は爪部3bの長手方向に間隔をあけ
て複数列設されている。
【0015】ワッシャ4は、金属板その他の剛性板から
成り、一対の爪部3b、3bを挿通せしめるが首部6の
延長部6bを挿通せしめない内径d2を有する中心孔4
aを開設している。そして、ワッシャ4の外径d1は、
鋲頭部5の下面に開口する環状凹部7の外径をD1とし
内径をD2としたとき、D1>d1>D2となるように
形成されている。
【0016】床Fに敷設されたカーペットや絨毯等の敷
物Cに上記構成の点字鋲1を取付けた状態を図2に示し
ている。点字鋲1を取付けるに際しては、その取付位置
に対応して敷物Cに貫通孔9が形成される。尚、敷物C
の肉厚Tは、鋲頭部5の下方に突出する首部6の延長部
6bの突出量p(図1(B)参照)よりも厚い、即ちT
>pとされている。そこで、この貫通孔9に対して、敷
物Cの表面側から脚部3並びに首部6の延長部6bを挿
入すると共に、脚部3の爪部3b、3bを敷物Cの裏面
側に挿出せしめ、敷物Cの裏面側に配置したワッシャ4
の中心孔4aに爪部3b、3bを挿通せしめる。この状
態から、一対の爪部3b、3bを相互に離反方向に拡開
せしめると、ワッシャ4は、首部6に向けて引き寄せら
れ、首部6の端面に当接する。従って、ワッシャ4の引
き寄せ移動により、敷物Cはワッシャ4と鋲頭部5の周
縁5aとの間で圧縮されるが、首部6の端面がストッパ
として機能するので、敷物Cをそれ以上に圧縮すること
はない。
【0017】前述のようにワッシャ4の外径d1を環状
凹部7の外径D1と内径D2の中間に設定しているの
で、敷物Cの表面部分C1がテーパ部6aに沿って環状
凹部7に食い込み状に圧入され、鋲頭部5を敷物Cの表
面に安定的に固定する。
【0018】ワッシャ4の中心孔4aの周縁を支点とし
て一対の爪部3b、3bを拡開せしめるに際し、各爪部
3bには溝8が形成されているので、所定の溝8に沿っ
て爪部3bが好適に折曲され、ワッシャ4を敷物Cの裏
面に圧着する。例えば、敷物Cの肉厚Tが図例よりも大
きい場合、敷物Cを圧縮せしめてもワッシャ4は首部6
の端面に当接しないが、該ワッシャ4の位置に対応する
溝8を介して脚部3の爪部3b、3bを好適に折曲する
ことができる。
【0019】点字鋲1を敷物Cに取付けた状態で、前述
のように敷物Cは裏面側から圧縮されているので、床F
に対して隙間Sを形成する。このため、歩行者が鋲頭部
5を踏みつけた際、敷物Cの弾発力により、該鋲頭部5
を隙間Sに相当して沈下せしめ、その後に元位置に復帰
せしめるので、歩行感触が良い。
【0020】点字鋲1は、敷物Cに対して1個ずつ取付
けられるので、所望の配列態様に設定することができ
る。例えば、盲人の歩行案内のために1列状に配置して
も良く、或いは、エレベータ等の設備の存在を表示する
文字その他の標識を構成するように配置しても良い。
【0021】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、隆起
する鋲頭部5ごとに点字鋲1を構成し、点字鋲1を1個
ずつ敷物Cに取付けて列設する構成であるから、盲人の
歩行安全を図りながら、敷物の美観を損なうことがない
という効果がある。
【0022】請求項2に記載の本発明によれば、鋲本体
2から延びる脚部3をワッシャ4の中心孔4aに挿通せ
しめ、該脚部3の一対の爪部3b、3bを拡開しながら
折曲変形せしめることにより、鋲頭部5とワッシャ4の
間に敷物Cを挟持する構成であるから、取付作業が簡単
であり、取付状態が強固である。しかも、鋲本体2の首
部6を敷物Cの貫通孔9に挿入する構成であるから、鋲
本体2を敷物Cの所定位置に正確に位置決めした状態で
取付けることが可能であると共に、取付後の鋲本体2の
取付状態が安定する。
【0023】そして、このような構成によれば、敷物C
は裏面側から圧縮され床F上に隙間Sを形成するので、
歩行者が鋲頭部5を踏みつけた際の歩行感触が優れてい
る。この点に関し、ワッシャ4の中心孔4aは、一対の
爪部3b、3bを挿通せしめるが首部6を挿通せしめな
いように形成されており、敷物Cの肉厚Tが比較的薄い
場合、首部6の端面によりワッシャ4を当接せしめるス
トッパを構成し、敷物Cの過度の圧縮を防止するので、
敷物Cの弾力性を失うことなく前述の歩行感触を良好な
状態に維持する。
【0024】また、請求項3に記載の本発明によれば、
ワッシャ4の中心孔4aの周縁を支点として一対の爪部
3b、3bを拡開せしめるに際し、各爪部3bに複数の
溝8を列設しているので、敷物Cの肉厚Tの大小に応じ
て、所定の溝8に沿って爪部3bを好適に折曲すること
ができる。
【0025】更に、請求項4に記載の本発明によれば、
ワッシャ4の外径d1を環状凹部7の外径D1と内径D
2の中間に設定しているので、ワッシャ4により圧縮さ
れた敷物Cが表面部分C1を環状凹部7に食い込み状に
圧入せしめ、鋲頭部5を敷物Cの表面に安定的に固定す
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示し、(A)は斜視図、
(B)は断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る点字鋲を敷物に取付け
た状態を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る点字鋲(ワッシャを除
く)を示しており、(A)は平面図、(B)は正面図、
(C)は底面図、(D)は右側面図、(E)はA−A線
断面図である。
【符号の説明】
1 点字鋲 2 鋲本体 3 脚部 3a 埋入部 3b 爪部 4 ワッシャ 4a 中心孔 5 鋲頭部 6 首部 6a テーパ部 6b 延長部 7 環状凹部 8 溝 9 貫通孔 C 敷物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に敷設された敷物に取付けられ、配
    列態様により盲人用表示を構成する点字鋲であって、 敷物表面に設置された状態で敷物表面に隆起する鋲頭部
    を有する鋲本体と、該鋲本体の下部から下方に延設され
    ると共に敷物を貫通して敷物裏面に固着される脚部とを
    一体的に備えて成ることを特徴とする点字鋲。
  2. 【請求項2】 床面に敷設された敷物に取付けられ、配
    列態様により盲人用表示を構成する点字鋲であって、 敷物の貫通孔を被うように敷物表面に設置された状態で
    敷物表面に隆起する鋲頭部と、敷物の貫通孔に挿入され
    るように鋲頭部から下方に突出する首部とを一体成形し
    て成る鋲本体と、 前記鋲本体の内部に埋設された埋入部と、該埋入部から
    延長され前記首部の下方に突出する一対の爪部とを備え
    た塑性変形自在な脚部と、 一対の爪部を挿通せしめるが首部を挿通せしめない中心
    孔を備えたワッシャとから成り、 鋲本体の首部を敷物表面から貫通孔に挿入し、該貫通孔
    から挿出する脚部の一対の爪部を敷物裏面にてワッシャ
    の中心孔に挿通せしめた状態で、一対の爪部を相互に拡
    開せしめると共にワッシャ裏面に沿うように折曲変形せ
    しめることにより、鋲頭部とワッシャの間に敷物を挟持
    せしめるように構成して成ることを特徴とする点字鋲。
  3. 【請求項3】 脚部をテープ状の金属板により形成する
    と共に、一対の爪部の対向面にテープ幅方向に延びる溝
    を形成し、該溝を脚部の長手方向に間隔をあけて複数列
    設して成ることを特徴とする請求項2に記載の点字鋲。
  4. 【請求項4】 鋲頭部の下面に周縁から首部に至り凹入
    する環状凹部を形成し、環状凹部の外径をD1、内径を
    D2としたとき、ワッシャの外径d1をD1>d1>D
    2に形成して成ることを特徴とする請求項2に記載の点
    字鋲。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100563639B1 (ko) 2005-10-14 2006-03-29 (주)경동기술공사 시각장애인을 위한 보행자도로 내의 감지블럭 설치구조
JP2010112034A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Hitachi Chem Co Ltd 視覚障害者誘導用突起フィルム及びその敷設方法
KR102077813B1 (ko) * 2019-08-30 2020-02-14 신진희 휴대용 점자 입력 장치

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