JP2602874B2 - 止 縁 - Google Patents

止 縁

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JP2602874B2
JP2602874B2 JP63035891A JP3589188A JP2602874B2 JP 2602874 B2 JP2602874 B2 JP 2602874B2 JP 63035891 A JP63035891 A JP 63035891A JP 3589188 A JP3589188 A JP 3589188A JP 2602874 B2 JP2602874 B2 JP 2602874B2
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孝信 新関
雅彦 阿部
英喜 滝口
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株式会社アイジー技術研究所
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内、外装材として使用する壁材の端面をカバ
ーしたり、窓回りの納めに使用する止縁に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来から使用されている止縁としては、実開昭59−12
349号公報に示されるように、カラー鋼板、亜鉛鉄板、
合成樹脂板等をほぼコ字状に形成したもの、あるいは二
部材を係合連結することにより一体に形成して止縁とし
て使用するものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら前者の場合には、壁材を土台から施工し
ていく場合、止縁をあらかじめ固定し、コ字状に形成し
た部分の開口部を弾性変形によってこじあけて、壁材を
差し込まなければならず、止縁に無理がかかり、変形し
てしまう欠点があった。さらに、釘打ち部分を化粧面よ
り長く形成し、化粧面より外側方を釘で打設しければな
らないため、胴縁の幅を大きくしなければならない欠点
があった。さらに、ハンマ等で釘を打設する際に誤って
化粧面を打痕、損傷を与える欠点があった。また後者の
場合には、二部材であるため化粧面側となる化粧キャッ
プは、壁材により常時弾力を付加された状態で保持され
ており、地震等の振れにより化粧キャップが壁体よりは
ずれることが多々あった。さらに、2部材による係合に
おける化粧キャップが受ける押圧力を、はずれない方向
に受け支える構成が存在していなかった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、嵌合構造を
有する断面略L字状の化粧キャップと係止体の二部材よ
り構成すると共に、係止体の係止部は釘打設部の側端縁
から釘打設部にほぼ垂直で化粧キャップの差込部の長さ
とほぼ同等に形成した補強面と、該補強面と平行に設け
たストッパ面と、補強面とストッパ面との間に設けられ
た断面略U字状の係止溝と、補強面とストッパ面の少な
くとも一方の任意箇所から係止溝側に突出した係止爪と
から、また前記化粧キャップの差込部は2本の差込縁
と、差込縁間の嵌合溝と、2本の差込縁の少なくとも一
方の先端近傍に設けた楔状の係合爪とから構成され、化
粧キャップの差込部の嵌合溝を係止体の係止部の補強面
と係合することにより一体に形成して化粧キャップの離
脱防止、変形防止、施工性の向上、防水の強化、および
施工後の美観の向上を図った止縁に関するものである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係る止縁の代表的な一実
施例について詳細に説明する。第1図(a)、(b)は
止縁Aの構成部材である係止部Bと化粧キャップCの代
表的な一例を示す一部切り欠き斜視図であり、合成樹脂
板、金属板(カラー鋼板、アルミニウム板、塩ビ鋼板、
ステンレス板、サンドイッチ鋼板、クラッド鋼板等)、
をロール成形、押出成形、射出成形等によって、あるい
は陶材を押出成形−乾燥−焼成等により形成したもので
あり、係止部Bは第1図(a)に示すように釘打設部1
と係止部3とから断面をほぼL字状に、また化粧キャッ
プCは第1図(b)に示すように化粧面部8と差込部12
とから断面をほぼL字状に形成したものである。さらに
説明すると、係止体Bは例えば約2424〜7272mm位の長尺
状で、釘打設部1と係止部3とから構成したものであ
り、釘打設部1は壁下地に釘等の固定具を用いて固定す
る部分で、必要に応じてその端縁、および途中には突条
2を形成したものである。また、係止部3は釘打設部1
の側端縁にほぼ垂直に形成するものであり、図では、釘
打設部1の側端縁にほぼ垂直上方に突出したストッパ面
4と、補強面5と、ストッパ面4と補強面5より形成さ
れた断面略U字状の係止溝6と、係止溝6の内側面に突
出した係止突起7とから形成されたものである。この係
止溝6は化粧キャップCの差込部12を嵌合し、係止突起
7は化粧キャップCの内側の差込縁13の先端に設けられ
た係合爪14と組み合わさることにより、化粧キャップC
が係止体Bより離脱しないようにするためのものであ
る。また、ストッパ面4は、壁材Dを施工する際の壁材
Dの端部に対するガイド面として機能するものである。
さらに詳説すると、補強面5は、化粧キャップCの差込
部12の差込縁13とほぼ同一高さに形成(h≒h1)し、化
粧キャップCの嵌合溝15に挿入され、第2図にその施工
状態を示すように、係止体Bに化粧キャップCを係合し
た際に、壁材Dより化粧キャップCが押圧されて外方に
変形するのを防止するガイド面、化粧キャップCの離脱
防止面、ガタ付き防止面、施工ガイド面として機能する
ものである。また、突条2は防水性、気密性の強化のた
めに設けるものである。なお、係止突起7は図示するよ
うに係止体Bの長手方向に連続して形成したり、また図
示しないが間隔をおいて形成したりすることも可能であ
る。化粧キャップCは、第1図(b)に示すように、壁
材Dの化粧面端部を被覆する化粧面部8と、化粧面部8
の側端縁を下方に屈曲した差込部12とから断面をL字状
に形成したものである。さらに説明を加えると化粧キャ
ップCは長尺状、あるいは図示しないが、壁材Dが段張
り状もしくは変形段張り状の場合は、短尺状で1段もし
くは複数段の形状とし、壁材Dの端部を及び係止体Cの
補強面5を被覆して、意匠性、防水性を付加するもので
ある。なお、図では、化粧面部8は水平面9と、水平面
9と差込部12と反対側に設けた側壁化粧面10と、側壁化
粧面10の先端を内方に屈曲した受け面11とから形成して
いる。差込部12は化粧面部8の一側縁、および側縁近傍
からほぼ90゜に延長した2本の差込縁13と、2本の差込
縁13間に設けた嵌合溝15と、差込縁13の少なくとも一方
の先端に形成した係合爪14とから構成したものである。
さらに詳説すると、側壁化粧面10と受け面11は、壁材D
により化粧面部8が押圧され、その変形が水平面9に及
ぶのを防止するためのものであり、差込部12は係止体B
の補強面5とh1≒hの関係とするものである。なお、係
合爪14は図示するように化粧キャップCの長手方向に連
続して形成したり、または図示しないが間隔をおいて形
成したりすることも可能である。なお、係止突起7、係
合爪14は、図示するように、係止突起7をストッパ面4
側に、係合爪14を内側の差込縁の内方側に形成すると、
壁材Dから受ける押圧力により、係止突起7と係合爪14
とがさらにかみ合って離脱を防止するものである。ま
た、係止突起7を連続状、係合爪14を間隔を有して形成
すると、係合力、施工性、生産性の点において有利であ
る。勿論、素材として陶材よりなるものを使用する場合
には、それ自体に弾性力が存在しないため、係止体B、
化粧キャップCのどちらかだけに使用するものである。
次に施工例につき簡単に説明する。いま第1図
(a)、(b)に示す係止体B、化粧キャップCを用い
て第2図に示すように施工すると仮定する。そこで、ま
ず間柱、主柱、胴縁、防水シート等からなる壁下地Eの
止縁Aを用いる部分に係止体Bの釘打設部1を釘Fで固
定する。次に壁材Dを順々に固定し、壁体を形成する。
次に化粧キャップCの差込部12の嵌合溝15と係止体Bの
補強面5を嵌合させて図示するような止縁Aを施工する
ものである。このようにして施工する止縁Aは釘打設部
1の上部の化粧面部8が存在しないうちに釘F等の固定
具によって固定できるため、化粧面部8と釘打設部1の
幅関係を自由に設定することができ、釘打設部1の幅を
胴縁に合わせて選ぶことができる。また、化粧キャップ
Cは壁体を形成した後に取り付けるため、止縁Aの開口
部に無理をかけることがなく止縁Aの変形を防止するこ
とができ、美歓性を損なうことがない。さらに、化粧キ
ャップCは壁材Dの表面から取り付けるため、壁材Dと
化粧キャップCが擦れることがなく、壁材Dに傷、損傷
を与えるのを防止することができる。また、補強面5と
差込縁13の長さをほぼ同等としたため、化粧キャップC
が壁材Dにより押圧されても補強面5によりささえら
れ、係止部3と共に二重の補強構造となり、化粧キャッ
プCの離脱を防止することができる。なお、図示しない
が、壁材Dの化粧面部分の化粧キャップCで被覆される
部分に1条のコーキング材を植設した後に化粧キャップ
Cを装着したり、化粧キャップCの化粧面部8と壁材D
との境界にコーキング材を植設して、より防水性を強化
することも可能である。
上述したのは本発明に係る止縁Aの一実施例にすぎ
ず、第3図(a)〜(o)〜第6図(a)〜(g)に示
すように形成することもできる。すなわち、第3図
(a)〜(o)は係止体Bの変形例であり、(a)図は
突条2を四角形状、あるいは図示しないが三角形状、台
形状、半円形状として防水性を強化した係止体B、
(b)、(c)図は係止突起7を半円状、台形状に形成
した係止体B、(d)図は補強面5に係止突起7を形成
した係止体B、(e)〜(g)図はストッパ面4、補強
面5の両方に係止突起7を形成した係止体B、(h)図
はストッパ面4と補強面5の高さを同じとした係止体
B、(i)、(j)図は係止突起7を複数個形成し、壁
材Dの厚さが変わっても使用でき、かつ係合力を強化し
た係止体B、(k)、(l)図は係止溝6を大きく形成
し、万が一の水漏れに対して、係止溝6が流水路として
機能するようにした係止体B、(m)図は釘打設部1の
長さを短く形成した係止体B、(n)図は釘打設部1上
の突条2を軟質の合成樹脂より形成し、他を硬質の合成
樹脂として一体に形成した係止体B、(o)図は金属板
をロール成形等により形成した係止体Bである。また、
第4図は化粧キャップCの変形例であり、2本の差込縁
13の先端の内側、すなわち嵌合溝15側にそれぞれ係合爪
14を設け、化粧キャップCの固定をより強固なものとし
た例であり、図3の(d)、(e)に示される係止体B
と組み合わせるのに有効なものである。さらに第5図
(a)〜(g)、第6図(a)〜(g)は化粧キャップ
Cの差込縁13に形成される係合爪14の変形例であり、第
5図(a)〜(g)は金属板を打ち抜き屈曲加工、打ち
出し、折り曲げ等により形成した係合爪14、第6図
(a)〜(g)は合成樹脂等に形成した係合爪14の変形
例である。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係る止縁によれば、壁下地
に固定する部分である係止体と、壁材の端部を被覆する
化粧キャップの2部材から構成したため、釘の打設が容
易となり、化粧キャップの化粧面部の幅と関係なく釘等
の固定具の打設位置を決定できるため、特に胴縁等の幅
を広くする必要がない。係止体、壁材を固定後に化粧
キャップを取り付けるため、壁材と化粧キャップが擦れ
ることがなく、壁材の表面に傷をつけることがない。
化粧キャップは係止体に嵌挿するだけで装着できるた
め、打痕、変形が生じない特徴がある。壁材を挿入す
る必要がないため、壁材の寸法取りが簡単で、施工が容
易となる。係止体の補強面と化粧キャップの差込縁の
長さをほぼ同等に形成したため、化粧キャップを係止体
に嵌合した際に受ける化粧キャップへの押圧力を、係止
体の補強面で受ける構成となり、化粧キャップの変形、
ガタ付き、離脱等がなくなる。化粧キャップの差込部
を係止体の係止部の補強面を隠蔽するように嵌合するた
め、防水性に優れ、また美観に優れた止縁となる。等の
効果、特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明に係る代表的な止縁の構
成材である係止体と化粧キャップを示す一部切り欠き斜
視図、第2図は施工例を説明する説明図、第3図(a)
〜(o)、第4図、第5図(a)〜(g)、および第6
図(a)〜(g)はその他の実施例を示す説明図であ
る。 A……止縁、B……係止体、C……化粧キャップ、3…
…係止部、6……係止溝、7……係止突起、12……差込
部、14……係合爪。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状の板材を断面ほぼコ字状に形成して
    乾式壁材の端部を被覆する止縁において、水平な釘打設
    部と、該釘打設部に対してほぼ垂直に形成した係止部と
    から断面をほぼL字状に形成した係止体と、化粧面部と
    差込部とから断面をほぼL字状に形成した化粧キャップ
    とからなり、前記係止体の係止部は釘打設部の側端縁か
    ら釘打設部にほぼ垂直で化粧キャップの差込部の長さと
    ほぼ同等に形成した補強面と、該補強面と平行に設けた
    ストッパ面と、補強面とストッパ面との間に設けられた
    断面略U字状の係止溝と、補強面とストッパ面の少なく
    とも一方の任意箇所から係止溝側に突出した係止爪とか
    ら、また前記化粧キャップの差込部は2本の差込縁と、
    該差込縁間の嵌合溝と、2本の差込縁の少なくとも一方
    の先端近傍に設けた楔状の係合爪とから構成され、化粧
    キャップの差込部の嵌合溝を係止体の係止部の補強面と
    係合することにより全体をコ字状に形成することを特徴
    とする止縁。
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