JP2001345433A - 半導体集積回路装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置及びその製造方法

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JP2001345433A
JP2001345433A JP2000164953A JP2000164953A JP2001345433A JP 2001345433 A JP2001345433 A JP 2001345433A JP 2000164953 A JP2000164953 A JP 2000164953A JP 2000164953 A JP2000164953 A JP 2000164953A JP 2001345433 A JP2001345433 A JP 2001345433A
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Japan
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capacitor
insulating film
element isolation
trench
forming
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JP2000164953A
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Takeshi Kajiyama
健 梶山
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレンチキャパシタのノードとトランジスタ
拡散層を接続する埋め込みコンタクト層を微小なコンタ
クト面積に確実に形成する。 【解決手段】 シリコン基板11にトレンチキャパシタ
Cを埋め込み形成する。素子形成領域13を区画するよ
うに素子分離溝31を形成し、素子分離溝31の内面か
ら素子分離溝31に接するキャパシタノード23上にま
たがってシリコン窒化膜33を形成した後、一部がトレ
ンチキャパシタ領域を覆うように素子分離絶縁膜32を
埋め込む。ソース、ドレイン拡散層43の一方を共有し
ゲート電極が一方向に連続するワード線となるようにト
ランジスタを形成し、その表面をBPSG膜51で平坦
化する。ソース、ドレイン拡散層の他方の表面から対応
するトレンチキャパシタのキャパシタノード表面にまた
がるようにコンタクト開口を形成して、ゲート電極に自
己整合された埋め込みコンタクト層52を形成する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トレンチキャパ
シタを有し、且つ素子分離溝に絶縁膜を埋め込む素子分
離構造を有するDRAMセルアレイを集積してなる半導
体集積回路装置とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】トレンチキャパシタを持つDRAMの高
集積化構造として、図30のレイアウト及びそのA−
A’断面である図31に示す構造のものが提案されてい
る。シリコン基板にはまず、トレンチキャパシタCを配
列形成する。その後、トレンチキャパシタCに一部重な
り且つ二つのキャパシタCにまたがる素子形成領域を区
画するように、素子分離溝1を加工してこれに素子分離
絶縁膜2を埋め込む。この素子分離構造は、STI(S
hallow Trench Isolation)構
造と呼ばれる。
【0003】その後、ワード線(WL)として連続する
ゲート電極3を形成し、ソース、ドレイン拡散層4を形
成して、トランジスタQを形成する。トランジスタQの
一方の拡散層4とキャパシタCのノード6を接続する埋
め込みコンタクト層5は、図30に斜線で示したよう
に、ワード線3の配列方向には、ワード線3に自己整合
された状態で形成する。この埋め込みコンタクト層5に
は、不純物ドープ多結晶シリコンを用いる。このような
トランジスタQとキャパシタCの接続構造は、キャパシ
タCのノードとトランジスタ拡散層の間をそれらの表面
にまたがるように形成されるため、表面ストラップ(S
urface Strap,以下SSと略称する)構造
と呼ばれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したSS構造のト
レンチDRAMにおいて、小さいコンタクト面積で埋め
込みコンタクト層5を確実に形成するには、このコンタ
クト層5を埋め込む前のRIEによる酸化膜エッチング
工程で、キャパシタCのノード6及びトランジスタ拡散
層4の表面を確実に露出させることが必要である。しか
し、キャパシタノード6上の微小なコンタクト開口を覆
うシリコン酸化膜の膜厚にばらつきがあり、これを確実
に除去するためにオーバーエッチングを行うと、キャパ
シタCの上部に素子形成領域との分離のための形成され
るシリコン酸化膜からなるカラー絶縁膜7の上部が図3
1に示したように大きく後退する。
【0005】この様にカラー絶縁膜7の上部が後退する
と、素子分離特性の劣化、ウェルの深い部分での接合リ
ークの増大、トランジスタのオフ時のリーク電流の増
大、トレンチキャパシタの側壁での縦方向リークの増
大、といった種々の問題が発生する。例えば図31の断
面では、カラー絶縁膜7が削られた箇所に埋め込みコン
タクト層5が入り込み、埋め込みコンタクト層5からの
不純物拡散によって、トランジスタ拡散層4に連続する
n型拡散層4aが深く形成される様子を示している。素
子分離後に形成されるp型ウェル8のボロン濃度は、通
常図31に示したように内部にピークを持つように形成
される。カラー絶縁膜7が削られた箇所に形成されるn
型拡散層4aがp型ウェル8の高濃度領域にまで深く形
成されると、そのPN接合リークは大きいものとなる。
図31の断面にはないが、埋め込みコンタクト層領域で
キャパシタCと素子分離絶縁膜2が接する部分では、素
子分離絶縁膜が削られて埋め込みコンタクト層が侵入
し、素子分離特性も劣化することになる。
【0006】また、素子分離絶縁膜2を狭い素子分離溝
1にボイド等が形成されないように埋め込むためには、
例えば素子分離絶縁膜1としてTEOSを用いたCVD
によるシリコン酸化膜を用い、且つ埋め込み後にO2雰
囲気中でのアニールを行うことが好ましい。しかしこの
様なO2アニールを行うと、素子分離絶縁1に接するキ
ャパシタノード6にまで酸素が供給されて、キャパシタ
ノード6が酸化されてしまう。これは、素子分離幅の制
御性の低下や酸化ストレスによる結晶欠陥の発生等、デ
バイスに大きな悪影響を及ぼす。
【0007】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、性能劣化を伴うことなく、トレンチキャパシタ
のノードとトランジスタ拡散層を接続する埋め込みコン
タクト層を微小なコンタクト面積に確実に形成するよう
にしたDRAMセルアレイを持つ半導体集積回路装置と
その製造方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる半導体
集積回路装置は、半導体基板と、この半導体基板に配列
形成された複数のトレンチキャパシタと、前記半導体基
板に隣接する二つのトレンチキャパシタにまたがる素子
形成領域を区画するように形成された素子分離溝と、こ
の素子分離溝に埋め込まれ且つ、一部が前記トレンチキ
ャパシタ領域を覆うように形成された素子分離絶縁膜
と、前記素子形成領域に、ソース、ドレイン拡散層の一
方を共有しゲート電極が一方向に連続するワード線とな
るように形成されたトランジスタと、前記トランジスタ
が形成された面を平坦化する平坦化絶縁膜と、前記平坦
化絶縁膜に前記ソース、ドレイン拡散層の他方の表面か
ら対応するトレンチキャパシタのキャパシタノード表面
にまたがるように形成されたコンタクト開口に前記ゲー
ト電極に自己整合されて埋め込まれた埋め込みコンタク
ト層と、前記素子分離溝に埋め込まれると共に前記キャ
パシタノードとこの上に配設される前記ゲート電極と間
に介在するように形成される前記素子分離絶縁膜の底部
に配置された、前記素子分離絶縁膜とは異種材料からな
る保護絶縁膜とを有することを特徴としている。
【0009】この発明によると、素子分離溝の底部から
キャパシタノード上にまたがって、素子分離絶縁膜の下
地となる保護絶縁膜を形成しているため、トレンチキャ
パシタ形成後の工程で、キャパシタノードとトランジス
タ拡散層を接続する埋め込みコンタクトの形成に際し
て、コンタクト抵抗を増大させることなく、またオーバ
ーエッチングによるセル接合リークが防止されて、高性
能のトレンチDRAMセルアレイが得られる。
【0010】この発明に係る半導体集積回路装置の製造
方法は、半導体基板に複数のトレンチキャパシタを埋め
込み形成する工程と、前記トレンチキャパシタが形成さ
れた半導体基板に隣接する二つのトレンチキャパシタに
またがる素子形成領域を区画するように素子分離溝を形
成する工程と、前記素子分離溝の内面から素子分離溝に
接するトレンチキャパシタのキャパシタノード上にまた
がって保護絶縁膜を形成する工程と、前記素子分離溝に
一部が前記トレンチキャパシタ領域を覆うように前記保
護絶縁膜とは異種材料からなる素子分離絶縁膜を埋め込
む工程と、前記素子形成領域に、ソース、ドレイン拡散
層の一方を共有しゲート電極が一方向に連続するワード
線となるようにトランジスタを形成する工程と、前記ト
ランジスタが形成された面を平坦化する平坦化絶縁膜を
形成する工程と、前記平坦化絶縁膜に前記ソース、ドレ
イン拡散層の他方の表面から対応するトレンチキャパシ
タのキャパシタノード表面にまたがるようにコンタクト
開口を形成して、前記ゲート電極に自己整合された埋め
込みコンタクト層を形成する工程とを有することを特徴
とする。
【0011】この発明の製造方法によると、埋め込みコ
ンタクト層形成のためのコンタクト開口を形成する工程
で、キャパシタノードの周囲に埋め込まれているカラー
絶縁膜の後退をもたらすことなく、SS構造を採用した
DRAMの性能向上が図られる。また、素子分離絶縁膜
の埋め込み性を向上させるために酸化種を含む雰囲気で
アニールする場合も、埋め込まれた素子分離絶縁膜と基
板の接する部分が保護絶縁膜で保護され、酸化によって
デバイス特性が劣化することがない。
【0012】この発明の方法において好ましくは、平坦
化絶縁膜の下地に、コンタクト開口形成時のエッチング
ストッパとなるエッチングストッパ膜を形成する工程を
有するものとする。また、保護絶縁膜は好ましくは、ト
レンチキャパシタと素子形成領域が接する位置でキャパ
シタノードの周囲に埋め込まれているカラー絶縁膜の上
端部を覆うように形成されるものとする。更にこの発明
において、素子分離溝は、トレンチキャパシタの領域を
横切ってキャパシタノードの一部を削るように半導体基
板に形成されるか、或いはトレンチキャパシタの領域に
自己整合されてキャパシタノードを削らないように半導
体基板に形成されるものとする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態を説明する。 [実施の形態1]図1はこの発明の一実施の形態による
DRAMのセルアレイ領域のレイアウトであり、図2
A,図2B及び図2Cはそれぞれ、図1のA−A’,B
−B’及びC−C’断面図である。図1に示すように、
キャパシタCは、ワード線WLとなるゲート電極42の
ピッチを例えば2F(Fは最小加工寸法)として、略2
Fの幅をもって、3Fの一定ピッチでワード線WLの配
列方向に配列されている。
【0014】キャパシタCは、図2A及び図2Cに示す
ように、シリコン基板11に形成されたトレンチ21に
キャパシタノード23を埋め込んで形成されたトレンチ
キャパシタである。トレンチ21の側壁にはキャパシタ
絶縁膜22が形成されている。キャパシタCのトレンチ
上部には、トランジスタ領域との分離のためのカラー絶
縁膜24がシリコン酸化膜によって形成されている。
【0015】素子形成領域13は、略矩形パターンをな
して、ワード線WLの配列方向に2本のワード線WLに
またがる範囲に、幅5F、ピッチ6Fで配列される。素
子形成領域13を区画する素子分離領域は、STI構造
を有する。即ち、図2A〜図2Cに示すように、素子分
離溝31が形成され、ここに素子分離絶縁膜としてシリ
コン酸化膜32が埋め込まれる。この実施の形態におい
ては、素子分離絶縁膜32を埋め込む前に、素子分離溝
31の面にシリコン窒化膜33が堆積形成されている。
これは後に説明するように、キャパシタCとトランジス
タQを接続する埋め込みコンタクト層52の形成工程に
おいて、トレンチキャパシタCを保護する保護絶縁膜と
なる。この保護絶縁膜としてのシリコン窒化膜32は、
素子分離溝31の底部はもちろん、図2Cに示すように
キャパシタノード23を覆ってその上を走るゲート電極
42との分離絶縁膜となる素子分離絶縁膜32の部分の
底部にも形成されている。
【0016】図1に示すように、素子形成領域13とキ
ャパシタCとは一部重なるように形成される。そしてこ
の重なり領域において、トランジスタQの拡散層43と
キャパシタCのキャパシタノード層23の両表面にまた
がるように、埋め込みコンタクト層52が形成される。
埋め込みコンタクト層52は、ゲート電極42に自己整
合されて埋め込まれる。ビット線BLは、ワード線WL
と交差して、二つのトランジスタQの共通ドレイン拡散
層43にコンタクトさせて配設される。
【0017】この実施の形態のセルアレイの製造工程
を、図3〜図12を参照して具体的に次に説明する。図
3〜図12では、主要には図1のA−A’断面、即ち図
2Aに対応する断面を示している。まず図3示すよう
に、シリコン基板11に、熱酸化によるシリコン酸化膜
101、CVDによるシリコン窒化膜102及び、TE
OSを用いたCVDによるシリコン酸化膜(TEOS酸
化膜)103の積層膜によるエッチングマスクをパター
ン形成する。このマスクを用いてシリコン基板11をR
IEによりエッチングしてキャパシタ用のトレンチ21
を形成する。
【0018】そして、よく知られた方法により、図4に
示すように、トレンチ21の側面にキャパシタ絶縁膜2
2を形成して、トレンチ21内には多結晶シリコンによ
るキャパシタノード(ストレージノード)23を埋め込
む。キャパシタノード23の面位置は、基板11の面位
置より僅かに低いものとする。トレンチ21のキャパシ
タノード23が埋め込まれる範囲の上部には、50nm
程度のシリコン酸化膜によるカラー絶縁膜24を形成す
る。従って実際には、キャパシタノード23の埋め込み
工程は複数段階必要とする。
【0019】この後、図5に示すように、キャパシタノ
ード23の上面に80nm程度のシリコン酸化膜105
を形成し、キャパシタノード23が埋め込まれた範囲よ
り上のトレンチ21の側壁にもカラー絶縁膜24の一部
となる50nm程度のシリコン酸化膜を形成した状態
で、リソグラフィにより素子分離溝加工用のレジスタパ
ターン104を形成する。このレジスタパターン104
を用いて基板をRIEによりエッチングして、素子分離
溝31を形成する。この素子分離溝31の加工により基
板11には、素子形成領域13が区画される。
【0020】続いて、RIEによるダメージ対策のため
に150nm程度のシリコン酸化膜(図示しない)を形
成した後、図6に示すように、素子分離溝31を含む基
板全面に、シリコン窒化膜33を10nm程度堆積す
る。このときシリコン窒化膜33は、素子分離溝31の
内面からキャパシタノード23の上面を覆い、更にキャ
パシタノード23を取り囲むカラー絶縁膜24の側面か
らその上面を覆うにように形成される。
【0021】その後、図7に示すように、素子分離溝3
1内に素子分離絶縁膜としてTEOSを用いたCVDに
よるシリコン酸化膜(TEOS酸化膜)32を埋め込
む。TEOS酸化膜32は、図7に示すように、キャパ
シタノード23の上にも被さるように埋め込まれる。具
体的にはTEOS酸化膜を堆積し、これを平坦化処理す
る。またTEOS酸化膜32の埋め込み後、埋め込み性
を向上させるために酸化種を含む雰囲気、例えばO2雰
囲気中でのアニール行う。このO2雰囲気中でのアニー
ルによって、TEOS酸化膜32は内部にボイド等が残
らない緻密な状態で埋め込まれる。そしてこのアニール
時、キャパシタノード23を覆うように配置されたシリ
コン窒化膜33が保護膜となって、キャパシタノード2
3の表面の酸化が防止される。
【0022】次に、図7に示すように、イオン注入によ
りセルアレイ領域にp型ウェル12を形成する。また必
要に応じて、セルトランジスタのしきい値調整のための
チャネルイオン注入を行う。続いて、トランジスタ形成
工程に入る。即ち、素子形成領域にゲート絶縁膜41を
形成した後、図8Aおよび図8Bに示すように、ゲート
電極42をパターン形成する。図8AはA−A’断面で
あり、図8BはC−C’断面である。ゲート電極41
は、多結晶シリコン膜にシリコン窒化膜105を積層し
た状態でパターン形成し、その後側壁絶縁膜としてシリ
コン窒化膜106を形成する。そしてイオン注入によ
り、ソース、ドレイン拡散層43を形成する。
【0023】この後、図9A及び図9Bに示すように、
その後のシリコン酸化膜エッチングのストッパとなるシ
リコン窒化膜107を15nm程度堆積した後、ボロン
とリンを含むシリコン酸化膜であるガラス膜(BPSG
膜)51を堆積してリフロー処理によりゲート電極42
が形成された凹凸面を平坦に埋め込む。
【0024】次に、トランジスタQの拡散層43とキャ
パシタCのキャパシタノード23の間を接続する工程を
行う。即ち、図10A、図10B及び図10Cに示すよ
うに、BPSG膜51上にリソグラフィによりレジスタ
パターン201を形成する。このときレジスタパターン
201の開口202は、図10Cの平面図に示すよう
に、素子分離領域を挟んで隣接する二つの埋め込みコン
タクト層形成領域にまたがるように形成する。実際に
は、後に説明するように、ゲート電極42の間にのみ、
ゲート電極42に自己整合させて埋め込み配線用コンタ
クトが形成されることになる。
【0025】レジストパターン201を用いてまず、B
PSG膜51をエッチングして、埋め込み配線用のコン
タクト孔を形成する。このとき、BPSG膜51のエッ
チングでは、シリコン窒化膜107がエッチングストッ
パとなるから、オーバーエッチングができる。更にコン
タクト孔に露出したシリコン窒化膜107をエッチング
除去し、更にその下のキャパシタノード23の表面を覆
うシリコン酸化膜32をエッチングする。これにより、
図10A及び図10Bに示すように、トランジスタの拡
散層43の表面が露出し、キャパシタノード23の表面
はまだシリコン窒化膜33により覆われた状態が得られ
る。平坦部のシリコン窒化膜107が除去されても、ゲ
ート電極42の側壁及び上面にはこれより厚いシリコン
窒化膜106,105が形成されていて、ゲート電極4
2は露出しない。
【0026】そして、図11A及び図11Bに示すよう
に、コンタクト孔に露出するシリコン窒化膜33をエッ
チングし、更にその下地にあるシリコン酸化膜(図では
省略されている)をエッチングして、キャパシタノード
23の表面を露出させる。以上のように、埋め込みコン
タクトの開口は、上からBPSG膜−シリコン窒化膜−
シリコン酸化膜−シリコン窒化膜−シリコン酸化膜の順
にエッチングを行って形成される。このとき、厚いBP
SG膜51のエッチングはシリコン窒化膜107をエッ
チングストッパとして行われ、このエッチング工程がオ
ーバーエッチングになっても、キャパシタCのカラー絶
縁膜24がエッチングされることはない。キャパシタノ
ード23を覆うシリコン酸化膜32のエッチング工程で
はカラー絶縁膜24の上端面の後退が生じるが、その後
退量は小さい。従って、図11Aに示すように、カラー
絶縁膜24の後退が小さい状態で、キャパシタノード2
4の表面と拡散層43の表面を露出させることができ
る。
【0027】この後、図12A及び図12Bに示すよう
に、不純物がドープされた多結晶シリコンによる埋め込
みコンタクト層52を形成する。この工程は、多結晶シ
リコンの堆積とエッチバックにより行われる。図1に斜
線で示したように、埋め込みコンタクト層52は、ゲー
ト電極42の間に自己整合された状態で、キャパシタノ
ード23と拡散層42にまたがるように埋め込まれる。
【0028】この後は、図2A〜図2Cに示すように層
間絶縁膜53を堆積し、その上にビット線BLを形成す
る。ビット線BLのコンタクト形成の説明は省くが、こ
れも図1に示すように隣接するゲート電極42の間に自
己整合されて形成される。なおこのビット線BLとその
コンタクトには、層間絶縁膜53に配線溝とコンタクト
孔を予め加工するダブルダマシーン法を適用することが
できる。
【0029】以上のようにこの実施の形態によると、S
TI構造の素子分離溝にはシリコン窒化膜を堆積してか
らシリコン酸化膜の埋め込みを行い、更にゲート電極パ
ターニング後も、シリコン窒化膜を堆積した後、BPS
G膜堆積を行っている。従って、SS構造の埋め込みコ
ンタクト開口形成時、キャパシタ側壁のカラー絶縁膜を
それほど後退させることなく、BPSG膜やシリコン酸
化膜エッチング工程でのオーバーエッチングが可能にな
る。これにより、性能劣化を伴うことなく、微小面積で
の確実なSS構造を得ることができる。また、キャパシ
タノード23上にあるシリコン窒化膜33はキャパシタ
ノード23の表面が酸化されるのを防止する酸化ブロッ
クとなるから、素子分離溝31にTEOS酸化膜32を
埋め込んだ後のO2雰囲気中でのアニールが可能にな
る。これにより、狭い素子分離溝に、ボイド等が残らな
い状態で酸化膜を埋め込むことが可能になる。
【0030】[実施の形態2]上の実施の形態では、S
S構造のコンタクト開口の工程で、素子分離領域からキ
ャパシタノード23の表面を覆うように埋め込み形成さ
れるシリコン酸化膜32をエッチングする際にカラー絶
縁膜24の後退が生じる。このカラー絶縁膜24の後退
を確実に防止するようにした実施の形態を次に説明す
る。
【0031】図13〜図16はその様な実施の形態の主
要工程を、先の実施の形態と同じ図1のレイアウトのA
−A’断面について示している。先の実施の形態で素子
分離溝形成を行う図5の工程までは、この実施の形態で
も同じである。素子分離溝31を形成した後、図13に
示すように、素子分離加工のマスクに用いたシリコン窒
化膜102を等方的に数10nmエッチングする。これ
により、図13に示すように、シリコン窒化膜102は
その下のシリコン基板11を部分的に覆った状態にな
る。
【0032】この状態で次に、先の実施の形態と同様
に、図14に示すようにシリコン窒化膜33を堆積す
る。これによりシリコン窒化膜33は、キャパシタノー
ド23の上面を覆い、更にカラー絶縁膜24の側面から
上端面までを覆うように形成される。以下、先の実施の
形態と同様に素子分離絶縁膜の埋め込み、続いてトラン
ジスタ形成工程を行う。そして、BPSG膜51により
平坦化した後、レジスタパターン201を形成して埋め
込みコンタクト層用コンタクト形成を行うと、図15の
ようになる。この断面は先の実施の形態の図10Aに対
応する。図10Aと比較して明らかなように、この実施
の形態の場合シリコン窒化膜33がカラー絶縁膜24の
上端面を覆っているために、酸化膜エッチングの工程で
カラー絶縁膜24の上端面の後退は全く生じない。
【0033】この後、シリコン窒化膜33をエッチング
すると、図16に示すように、キャパシタノード23と
拡散層43を露出させることができる。図16は先の実
施の形態の図11Aに相当する。両者を比較して明らか
なように、この実施の形態の場合拡散層43が形成され
たシリコン層側壁に沿って、カラー絶縁膜24がほぼ確
実に残される。なおカラー絶縁膜24の上端面を覆って
形成されたシリコン窒化膜33は、図16に示すコンタ
クト開口では除去されるが、コンタクト開口以外の部分
ではカラー絶縁膜24を覆ったまま残される。以下、図
示しないが先の実施の形態と同様の工程をとる。
【0034】以上のようにこの実施の形態によると、キ
ャパシタトレンチ31の上部側壁に形成されるカラー絶
縁膜24の上端面がシリコン窒化膜33によりカバーさ
れるようにしている。従って、キャパシタノードとトラ
ンジスタ拡散層を接続する埋め込み配線のためのコンタ
クト開口時に、オーバーエッチングを行ってもカラー絶
縁膜24の後退が確実に防止される。
【0035】[実施の形態3]トレンチキャパシタを用
いたDRAMにおいて、SS構造を採用する場合に、マ
スク合わせずれ等によりキャパシタノード上の埋め込み
コンタクトの面積を確保することが難しい。埋め込みコ
ンタクト層のコンタクト面積を大きく確保するために
は、トレンチキャパシタ領域に素子分離溝がオーバーラ
ップしないようなプロセスを用いることが望ましい。そ
こで、素子分離溝をトレンチキャパシタ領域に重ならな
いように自己整合的に形成するプロセスを適用した実施
の形態を次に説明する。
【0036】図17〜図27はその様な実施の形態の製
造工程断面図である。DRAMセルアレイのレイアウト
は基本的に図1と同じである。この実施の形態におい
て、トレンチキャパシタを埋め込み形成するまでは、先
の実施の形態の図3及び図4で説明した工程と同じであ
る。図4に示すようにキャパシタを形成した後、この実
施の形態では図17に示すように、ボロンがドープされ
たシリコン酸化膜であるガラス膜(BSG膜)301を
全面に堆積して平坦化する。
【0037】次いで、通常のリソグラフィ工程により、
図18に示すように素子分離溝形成用のレジストマスク
302をパターン形成する。そしてこのレジストマスク
302を用いて(BSG膜301を、シリコン窒化膜1
02が露出するまでエッチングする。このエッチング工
程は、シリコン窒化膜102が露出したところで止め、
図18に示すように、キャパシタノード23の上はBS
G膜301で覆われた状態に保つ。
【0038】そして、図19に示すように、BSG膜3
01をマスクとして露出したシリコン窒化膜102を選
択的にエッチングする。続いて、シリコン基板11をR
IEにより所定の深さエッチングして、図20に示すよ
うに素子分離溝31を形成する。これによりトレンチキ
ャパシタ領域は削られることなく、素子分離溝31は、
トレンチキャパシタ領域と自己整合的に形成される。即
ち、素子分離溝31は、トレンチキャパシタ領域を横切
ることなく、迂回して形成される。
【0039】この後、BSG膜301をエッチング除去
して、図21に示すように、キャパシタノード23及び
素子分離溝31の面を露出させる。続いて、RIEによ
るダメージ対策のために150nm程度のシリコン酸化
膜(図示しない)を形成した後、図22に示すように、
素子分離溝31を含む基板全面に、シリコン窒化膜33
を10nm程度堆積する。このときシリコン窒化膜33
は、キャパシタノード23の側面から上面を覆うによう
に形成される。
【0040】その後、図23に示すように、素子分離溝
31内に素子分離絶縁膜としてTEOS酸化膜32を埋
め込む。具体的にはTEOS酸化膜を堆積し、これを平
坦化処理する。TEOS酸化膜32の埋め込み後、埋め
込み性を向上させるためのO2雰囲気中でのアニール行
う。TEOS酸化膜32は、図23に示すように、キャ
パシタノード23の上にも被さるように埋め込まれる。
【0041】次に、図23に示すように、イオン注入に
よりセルアレイ領域にp型ウェル12を形成する。また
必要に応じて、セルトランジスタのしきい値調整のため
のチャネルイオン注入を行う。続いて、トランジスタ形
成工程に入る。即ち、素子形成領域にゲート絶縁膜41
を形成した後、図24Aおよび図24Bに示すように、
ゲート電極42をパターン形成する。図24AはA−
A’断面であり、図24BはC−C’断面である。ゲー
ト電極41は、多結晶シリコン膜にシリコン窒化膜10
5を積層した状態でパターン形成し、その後側壁絶縁膜
としてシリコン窒化膜106を形成する。そしてイオン
注入により、ソース、ドレイン拡散層43を形成する。
【0042】この後、図25A及び図25Bに示すよう
に、その後のシリコン酸化膜エッチングのストッパとな
るシリコン窒化膜107を15nm程度堆積し、BPS
G膜51を堆積してリフロー処理によりゲート電極42
が形成された凹凸面を平坦に埋め込む。
【0043】次に、トランジスタQの拡散層43とキャ
パシタCのキャパシタノード23の間を接続する工程を
行う。即ち、図26A及び図26Bに示すように、BP
SG膜51上にリソグラフィによりレジスタパターン2
01を形成する。このときレジスタパターン201の開
口202は、素子分離領域を挟んで隣接する二つの埋め
込みコンタクト層形成領域にまたがるように形成する。
実際には、後に説明するように、ゲート電極42の間に
のみ、ゲート電極42に自己整合させて埋め込み配線用
コンタクトが形成されることになる。
【0044】レジストパターン201を用いてまず、B
PSG膜51をエッチングして、埋め込み配線用のコン
タクト孔を形成する。このとき、BPSG膜51のエッ
チングでは、シリコン窒化膜107がエッチングストッ
パとなるから、オーバーエッチングができる。更にコン
タクト孔に露出したシリコン窒化膜107をエッチング
除去し、更にその下のキャパシタノード23の表面を覆
うシリコン酸化膜32をエッチングする。これにより、
図26A及び図26Bに示すように、トランジスタの拡
散層43の表面が露出し、キャパシタノード23の表面
はまだシリコン窒化膜33により覆われた状態が得られ
る。平坦部のシリコン窒化膜107が除去されても、ゲ
ート電極42の側壁及び上面にはこれより厚いシリコン
窒化膜106,105が形成されていて、ゲート電極4
2は露出しない。
【0045】そして、コンタクト孔に露出するシリコン
窒化膜33をエッチングし、更にその下地にあるシリコ
ン酸化膜(図では省略されている)をエッチングして、
キャパシタノード23の表面を露出させた後、図27A
及び図27Bに示すように、多結晶シリコンによる埋め
込みコンタクト層52を形成する。この工程は、多結晶
シリコンの堆積とエッチバックにより行われ、埋め込み
コンタクト層52は、ゲート電極42の間に自己整合さ
れた状態で、キャパシタノード23と拡散層42にまた
がるように形成される。
【0046】従ってこの実施の形態の場合も、埋め込み
配線コンタクトの開口は、上からBPSG膜−シリコン
窒化膜−シリコン酸化膜−シリコン窒化膜−シリコン酸
化膜の順にエッチングを行って形成される。このとき、
厚いBPSG膜51のエッチングはシリコン窒化膜10
7をエッチングストッパとして行われ、このエッチング
工程がオーバーエッチングになっても、キャパシタCの
カラー絶縁膜24がエッチングされることはない。キャ
パシタノード23を覆うシリコン酸化膜32のエッチン
グ工程ではカラー絶縁膜24の上端面の後退が生じる
が、その後退量は小さい。従って、図27Aに示すよう
に、カラー絶縁膜24の後退が小さい状態で、キャパシ
タノード23の表面と拡散層43の表面にまたがる埋め
込みコンタクト層52を形成することができる。
【0047】以上のようにこの実施の形態によると、素
子分離絶縁膜をトレンチキャパシタと重ならないように
埋め込むことができ、トランジスタ拡散層と接続するキ
ャパシタノードの面積を大きく確保することができる。
またこの実施の形態においても、先の実施の形態と同様
に、STI構造の素子分離溝にはシリコン窒化膜を堆積
してからシリコン酸化膜の埋め込みを行い、更にゲート
電極パターニング後も、シリコン窒化膜を堆積した後、
BPSG膜堆積を行っている。従って、SS構造の埋め
込み配線用のコンタクト開口形成時、キャパシタ側壁の
カラー絶縁膜をそれほど後退させることなく、BPSG
膜やシリコン酸化膜エッチング工程でのオーバーエッチ
ングが可能になる。これにより、性能劣化を伴うことな
く、微小面積での確実なSS構造を得ることができる。
【0048】また、シリコン窒化膜33が酸化防止のブ
ロックとなり、素子分離溝31にTEOS酸化膜32を
埋め込んだ後のO2雰囲気中でのアニールが可能にな
る。この実施の形態の場合、先の実施の形態に比べて素
子分離溝は狭くなるから、ここに埋め込む素子分離絶縁
膜にはボイドが発生しやすい。しかしこの実施の形態に
よれば、ボイド等が残らない状態で酸化膜を埋め込むこ
とが可能になる。
【0049】なおこの実施の形態においても、実施の形
態2で説明したと同様の工程を利用して、素子分離溝3
1の底部からキャパシタノード23上に形成されるシリ
コン窒化膜32を、キャパシタノード23の周囲に埋め
込まれているカラー絶縁膜24の上端部を覆うように形
成することが好ましい。これにより、カラー絶縁膜24
の上端部の後退が確実に防止される。
【0050】[実施の形態3]図28は、この発明の別
の実施の形態によるDRAMのレイアウトであり、図2
9はそのA−A’断面図である。先の実施の形態と対応
する部分には先の実施の形態と同じ符号を付して詳細な
説明は省く。この実施の形態の場合、矩形の素子形成領
域13は、ワード線の配列方向には8Fピッチで、且つ
ワード線方向に隣接する素子形成領域は順次1/2ピッ
チずつずれた状態に配置されている。単位セル面積は図
1のレイアウトより大きい。
【0051】この様なレイアウトの場合にも、先の実施
の形態1と同様の工程に従って、図29に示すように素
子分離溝31の埋め込み前に、素子分離溝31の面及び
キャパシタノード23を覆うようにシリコン窒化膜33
を形成することにより、実施の形態1と同様の効果が得
られる。また、この素子レイアウトの場合に、実施の形
態2と同様に、カラー絶縁膜24の上端面を覆うように
シリコン窒化膜33を形成すること、実施の形態3と同
様に素子分離溝31をトレンチキャパシタ領域を迂回し
てトレンチキャパシタ領域に自己整合的に形成すること
も有効である。
【0052】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、性
能劣化を伴うことなく、トレンチキャパシタのノードと
トランジスタ拡散層を接続する埋め込みコンタクト層を
微小なコンタクト面積に確実に形成するようにしたDR
AMセルアレイを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態によるDRAMセルアレ
イのレイアウトを示す図である。
【図2A】図1のA−A’断面図である。
【図2B】図1のB−B’断面図である。
【図2C】図1のC−C’断面図である。
【図3】同実施の形態のキャパシタ用トレンチ形成工程
を示す断面図である。
【図4】同実施の形態のキャパシタノード埋め込み工程
を示す断面図である。
【図5】同実施の形態の素子分離溝形成工程を示す断面
図である。
【図6】同実施の形態の素子分離溝埋め込み前の処理工
程を示す断面図である。
【図7】同実施の形態の素子分離溝埋め込み工程を示す
断面図である。
【図8A】同実施の形態のトランジスタ形成工程を示す
断面図である。
【図8B】同トランジスタ形成工程の別の断面図であ
る。
【図9A】同実施の形態のトランジスタ形成後の平坦化
工程を示す断面図である。
【図9B】同平坦化工程の別の断面図である。
【図10A】同実施の形態の埋め込み配線用コンタクト
開口の工程を示す断面図である。
【図10B】同埋め込み配線用コンタクト開口の工程を
示す別の断面図である。
【図10C】同埋め込み配線用コンタクト開口の工程を
示す平面図である。
【図11A】同実施の形態の埋め込み配線用コンタクト
開口の工程を示す断面図である。
【図11B】同埋め込み配線用コンタクト開口の工程を
示す別の断面図である。
【図12A】同実施の形態の埋め込みコンタクト層の形
成工程を示す断面図である。
【図12B】同埋め込みコンタクト層形成工程を示す別
の断面図である。
【図13】別の実施の形態による素子分離溝形成工程を
示す断面図である。
【図14】同実施の形態の素子分離絶縁膜埋め込み前の
処理工程を示す断面図である。
【図15】同実施の形態の埋め込み配線用コンタクト開
口の工程を示す断面図である。
【図16】同実施の形態の埋め込み配線用コンタクト開
口の工程を示す断面図である。
【図17】別の実施の形態によるキャパシタノード埋め
込み後の工程を示す断面図である。
【図18】同実施の形態の素子分離溝形成用リソグラフ
ィ工程を示す断面図である。
【図19】同実施の形態のシリコン窒化膜エッチングの
工程を示す断面図である。
【図20】同実施の形態の素子分離溝形成工程を示す断
面図である。
【図21】同実施の形態の酸化膜エッチング工程を示す
断面図である。
【図22】同実施の形態の素子分離溝埋め込み前の処理
工程を示す断面図である。
【図23】同実施の形態の素子分離絶縁膜埋め込み工程
を示す断面図である。
【図24A】同実施の形態のトランジスタ形成工程を示
す断面図である。
【図24B】同トランジスタ形成工程の別の断面図であ
る。
【図25A】同実施の形態のトランジスタ形成後の平坦
化工程を示す断面図である。
【図25B】同平坦化工程の別の断面図である。
【図26A】同実施の形態の埋め込み配線用コンタクト
開口の工程を示す断面図である。
【図26B】同埋め込み配線用コンタクト開口の工程を
示す別の断面図である。
【図27A】同実施の形態の埋め込みコンタクト層の形
成工程を示す断面図である。
【図27B】同埋め込みコンタクト層形成工程を示す別
の断面図である。
【図28】他の実施の形態によるDRAMのセルアレイ
のレイアウトを示す図である。
【図29】図28のA−A’断面図である。
【図30】SS構造を採用したトレンチキャパシタDR
AMのセルアレイを示すレイアウトである。
【図31】図30のA−A’断面図である。
【符号の説明】
11…シリコン基板、21…キャパシタ用トレンチ、2
2…キャパシタ絶縁膜、23…キャパシタノード、24
…カラー絶縁膜、31…素子分離溝、32…素子分離絶
縁膜、33…シリコン窒化膜、41…ゲート絶縁膜、4
2…ゲート電極(ワード線)、43…拡散層、51…B
PSG膜、52…埋め込みコンタクト層、53…層間絶
縁膜、54…ビット線。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 この半導体基板に配列形成された複数のトレンチキャパ
    シタと、 前記半導体基板に隣接する二つのトレンチキャパシタに
    またがる素子形成領域を区画するように形成された素子
    分離溝と、 この素子分離溝に埋め込まれ且つ、一部が前記トレンチ
    キャパシタ領域を覆うように形成された素子分離絶縁膜
    と、 前記素子形成領域に、ソース、ドレイン拡散層の一方を
    共有しゲート電極が一方向に連続するワード線となるよ
    うに形成されたトランジスタと、 前記トランジスタが形成された面を平坦化する平坦化絶
    縁膜と、 前記平坦化絶縁膜に前記ソース、ドレイン拡散層の他方
    の表面から対応するトレンチキャパシタのキャパシタノ
    ード表面にまたがるように形成されたコンタクト開口に
    前記ゲート電極に自己整合されて埋め込まれた埋め込み
    コンタクト層と、 前記素子分離溝に埋め込まれると共に前記キャパシタノ
    ードとこの上に配設される前記ゲート電極と間に介在す
    るように形成される前記素子分離絶縁膜の底部に配置さ
    れた、前記素子分離絶縁膜とは異種材料からなる保護絶
    縁膜とを有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記保護絶縁膜は、前記キャパシタノー
    ドの側壁に形成されるカラー絶縁膜の上端面を覆って形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体集
    積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記素子分離溝は、前記トレンチキャパ
    シタの領域を迂回してトレンチキャパシタに自己整合的
    に形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導
    体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板に複数のトレンチキャパシタ
    を埋め込み形成する工程と、 前記トレンチキャパシタが形成された半導体基板に隣接
    する二つのトレンチキャパシタにまたがる素子形成領域
    を区画するように素子分離溝を形成する工程と、 前記素子分離溝の内面から素子分離溝に接するトレンチ
    キャパシタのキャパシタノード上にまたがって保護絶縁
    膜を形成する工程と、 前記素子分離溝に一部が前記トレンチキャパシタ領域を
    覆うように前記保護絶縁膜とは異種材料からなる素子分
    離絶縁膜を埋め込む工程と、 前記素子形成領域に、ソース、ドレイン拡散層の一方を
    共有しゲート電極が一方向に連続するワード線となるよ
    うにトランジスタを形成する工程と、 前記トランジスタが形成された面を平坦化する平坦化絶
    縁膜を形成する工程と、 前記平坦化絶縁膜に前記ソース、ドレイン拡散層の他方
    の表面から対応するトレンチキャパシタのキャパシタノ
    ード表面にまたがるようにコンタクト開口を形成して、
    前記ゲート電極に自己整合された埋め込みコンタクト層
    を形成する工程とを有することを特徴とする半導体集積
    回路装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記平坦化絶縁膜の下地に、前記コンタ
    クト開口形成時のエッチングストッパとなるエッチング
    ストッパ膜を形成する工程を有することを特徴とする請
    求項4記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記保護絶縁膜は、前記トレンチキャパ
    シタと素子形成領域が接する位置で前記キャパシタノー
    ドの周囲に埋め込まれているカラー絶縁膜の上端部を覆
    うように形成されることを特徴とする請求項4記載の半
    導体集積回路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記素子分離溝は、前記トレンチキャパ
    シタの領域を横切ってキャパシタノードの一部を削るよ
    うに前記半導体基板に形成されることを特徴とする請求
    項4記載の半導体集積回路の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記素子分離溝は、前記トレンチキャパ
    シタの領域に自己整合されてキャパシタノードを削らな
    いように前記半導体基板に形成されることを特徴とする
    請求項4記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板に第1のシリコン窒化膜と第
    1のシリコン酸化膜の積層膜をマスクとしてキャパシタ
    ノード埋め込み用の複数のトレンチを形成する工程と、 前記各トレンチに、上部側面にカラー絶縁膜が形成され
    た状態でキャパシタノードを埋め込み形成する工程と、 前記キャパシタノードが形成された半導体基板に隣接す
    る二つのキャパシタノードにまたがる素子形成領域を区
    画するように素子分離溝を形成する工程と、 前記素子分離溝の内面から素子分離溝に接するキャパシ
    タノード上にまたがって第2のシリコン窒化膜を堆積す
    る工程と、 前記素子分離溝に一部が前記キャパシタノードを覆うよ
    うに第2のシリコン酸化膜を埋め込む工程と、 前記素子形成領域に、ソース、ドレイン拡散層の一方を
    共有しゲート電極が一方向に連続するワード線となるよ
    うにトランジスタを形成する工程と、 前記トランジスタが形成された面を第3のシリコン酸化
    膜を堆積して平坦化する工程と、 前記第3のシリコン酸化膜に前記ソース、ドレイン拡散
    層の他方の表面から対応するキャパシタノード表面にま
    たがるようにコンタクト開口を形成して、前記ゲート電
    極に自己整合された埋め込みコンタクト層を形成する工
    程とを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 前記素子分離溝を形成した後、前記第
    2のシリコン窒化膜を堆積する前に、前記第1のシリコ
    ン窒化膜を一部エッチングする工程を有することを特徴
    とする請求項9記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記キャパシタノードを埋め込み形成
    した後、前記素子分離溝を形成する前に、第4のシリコ
    ン酸化膜を堆積する工程と、素子分離溝形成用のレジス
    タマスクを形成して前記第1のシリコン窒化膜が露出す
    るまで前記第4のシリコン酸化膜をエッチングする工程
    と、露出した第1のシリコン窒化膜を選択的にエッチン
    グする工程とを有することを特徴とする請求項9記載の
    半導体集積回路装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第2のシリコン酸化膜は、CVD
    による埋め込み後に酸化種を含む雰囲気中でアニールす
    ることを特徴とする請求項9記載の半導体集積回路装置
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7151290B2 (en) 2004-04-23 2006-12-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device and method of manufacturing the same
CN1331233C (zh) * 2002-12-27 2007-08-08 株式会社东芝 半导体器件、动态型半导体存储器件及半导体器件的制法

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