JP2001343856A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

定着装置および画像形成装置

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JP2001343856A
JP2001343856A JP2000163623A JP2000163623A JP2001343856A JP 2001343856 A JP2001343856 A JP 2001343856A JP 2000163623 A JP2000163623 A JP 2000163623A JP 2000163623 A JP2000163623 A JP 2000163623A JP 2001343856 A JP2001343856 A JP 2001343856A
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fixing
pressure
image forming
roller
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Akio Takeda
明生 竹田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ジャム処理等を容易に行なえる定着装置を提供
する。 【解決手段】定着装置50を開くときに、定着ローラー
51に対する加圧ローラー52の加圧力を解除する構成
にすることで、定着装置50に搬送された状態の記録紙
も容易に引き抜け、また、定着ローラー51も逆転する
ことなくサーモスイッチを汚してしまうこともない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、ファクシミリ等の画像形成装置に備えられる定着装
置に係り、特にその操作性に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は電子写真式による画像形成装置
を示す概略図であり、カセット1に積載された記録紙2
は給紙ローラー1aにより分離ローラー1cに送られ最
上紙1枚が分離される。次いで、記録紙2は複数の搬送
ローラー対1dによって搬送路に沿って搬送され、停止
しているレジストローラー対3のニップに先端が係止さ
れて湾曲し、斜行が矯正される。
【0003】レジストローラー対3は感光ドラム6a1
上に形成されたトナー画像と同期するタイミングで回転
を開始して記録紙2を送り出す。送り出された記録紙2
は、吸着ローラー4によって、転写ベルト5に静電気に
より吸着される。
【0004】そして、感光ドラム6a1上に形成された
イエローのトナー画像は、転写手段7aによって、転写
ベルト5によって搬送される記録紙2に転写される。
【0005】同様にして、画像形成手段6b、6c、6
d、転写手段7b、7c、7dによってマゼンタ、シア
ン、ブラックのトナー画像が記録紙2に順に転写され
る。
【0006】転写ベルト105によって搬送された記録
紙2に転写されたトナー画像は定着装置8によって記録
紙2上に定着される。
【0007】定着装置8を通過した記録紙2は、排紙ロ
ーラー9によって搬送され排紙トレイ10上に排出され
る。
【0008】以上の構成を有するタンデム型のカラー画
像形成装置100において、ジャムが発生した場合は、
図15に示すように、給紙カバー110を開くことによ
って給紙側に詰まったジャム紙の処理を行うことがで
き、転写部120を図中左側の端部を支点として反時計
回りに回動させることによって、転写ベルト5が感光ド
ラム6a1〜6d1から離間し、図15、図16に示す
ように、転写部120を画像形成装置100から手前側
に引き出すことによって、転写部120上のジャム紙の
処理を行うことができる。更に、図15に示す排紙カバ
ー130を開くことによって、定着装置8と排紙部間の
ジャム処理を行うことができる。
【0009】しかし、図15に示すように、定着装置8
に記録紙51がうまく入らなかった場合のジャム発生時
には、転写部120を図16に示すように装置本体の手
前側に引き出してもジャム紙の先端が画像形成装置10
0の内部に残ってしまう場合がある。この場合、転写部
120を引き出すための開口160を大きくすれば良い
が、側板150の幅が狭くなり、画像形成装置100の
剛性が低くなってしまう。また、剛性を維持しようとす
れば、画像形成装置の幅Lを大きくしなければならな
い。
【0010】そこで、図17に示すように、定着装置2
0を装置外に向けて回動可能とするために、定着装置2
0の下方に設けられた回動軸102によって定着装置2
0を装置本体に回動自在に取付け、ジャム処理時に定着
装置20を回動軸102を中心として回動させ、ジャム
紙103の処理を行うための開口Bと空間を確保する提
案がなされているが、これによれば画像形成装置100
を設置する際に定着装置側に設けるメインテナンスのた
めのスペースとしては、定着装置20が回動し得るだけ
のスペースAだけでよく、特に広いスペースを必要とし
ない。次に、上記構成において、定着装置20は図18
に示す構成となっている。801は定着ローラーで、内
部にヒーター803が配置されている。802は定着ロ
ーラー801に加圧して定着ローラー801に従動して
回転する加圧ローラーである。804は定着ローラー8
04に記録紙2を導く定着入り口ガイド、805は定着
ローラー801に記録紙2が巻きつくのを防止するため
の分離爪、806は排紙ローラーで、排紙コロ807が
圧接されている。808はウエブペーパーで、ウエブロ
ーラー809により定着ローラー801に圧接してお
り、定着ローラー801の汚れを拭き取っている。81
0はサーモスイッチで、定着装置8の暴走で定着ローラ
ー801の温度が異常に高くなった場合にヒーター80
3への電力の供給を切断するものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の画像形成装置では、定着装置に対して記録紙131の
先端が搬送され、定着ローラー801、加圧ローラー8
02に記録紙131が狭持されている状態で定着装置2
0を開くと、図19に示すような状態となる。この状態
で記録紙131を矢印a方向に引き抜こうとした場合に
は、記録紙131の移動に伴い定着ローラー801も連
れ回り、矢印b方向に回転してしまう。そのため、定着
ローラー801にオフセットしたトナーが定着ローラー
801の逆回転でサーモスイッチ810に付着し、定着
ローラー801の温度を正確に検知できなくなるおそれ
がある。
【0012】また、定着ローラー801のギア列の中に
ワンウエイ機構を入れて逆回転不能とするように構成す
ることもできるが、そのときには定着ローラー801と
加圧ローラー802は数10kgfの加圧力で加圧され
ているため、記録紙131を矢印a方向に容易に引き抜
くことは不可能となってしまう。
【0013】また、定着装置20は、芯金部が金属から
なる定着ローラー801や加圧ローラー802等から構
成され、また周囲の温度も高温となるため温度に対して
変化の少ない金属材料から構成されており、そのため相
当重い重量となっている。このため、図17に示すよう
に、定着装置を開くと矢印E方向に定着装置の重量が作
用し、定着装置20を開くためには作業者がその重量を
支持しなくてはならず、操作性も悪くなってしまう。
【0014】上記従来例に対し特許第2670470号
公報には、画像形成装置に対して定着装置を上方に回動
し、その回動に連動して定着ローラーに対する加圧ロー
ラーの加圧を解除する方法が示されているが、上方に定
着装置を回動させ、かつ加圧解除をするための負荷が加
わる構成のため、作業者の操作力はより増大する構成と
なっている。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、定
着装置50を開くときに定着ローラー51に対する加圧
ローラー52の加圧力を解除する構成にすることで、定
着装置50に搬送された状態の記録紙も容易に引き抜
け、また、定着ローラー51も逆転することなくサーモ
スイッチを汚してしまうこともない。また、定着装置5
0を開き、加圧力を解除する場合、その解除するための
負荷より定着装置50の重量に対して打ち消す方向に作
用させているため、操作力もより少なくなっている。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本発
明の第1の実施の形態を示す。図1は画像形成装置本体
100に対して定着装置50を回動させて画像形成装置
本体の側部を開放した状態を示しており、図2は図1の
矢印A方向からの図で、定着装置を正規位置から回動さ
せると、定着ローラー51に対して加圧部材としての加
圧ローラー52が離れるようになっている。定着装置が
正規位置に位置している状態において、定着ローラー5
1に対して加圧ローラー52が加圧接触して定着ニップ
を形成し、上面に未定着トナー像を保持した記録材が前
記定着ニップを通過する際、加圧、加熱されて未定着ト
ナー像が記録材に定着される。定着装置50は、定着装
置フレーム50aの取付け台102に設けた装置取付け
台軸102aを中心に画像形成装置本体100に回動可
能に取り付けられ、例えば不図示のレバー部材を引いて
画像形成装置本体100とのロックを解除することで、
画像形成装置本体100に対して図1に示す略90度回
動した位置まで回動することができ、支持リンク機構に
よりこの停止位置に保持される。前記支持リンク機構
は、画像形成装置本体100のステー101に設けられ
た支持台75に第2リンク軸74aを介して回動可能に
取り付けられた第2リンク74と、定着装置フレーム5
0aに第1リンク軸73aを介して取り付けられた第1
リンク73とにより構成され、第1リンク73は長さ方
向の略中央で平面部が90度曲がった状態に形成されて
いて、先端部に取り付けられたスライド軸73bが第2
リンク74の長穴74bにスライド可能に装着されてい
る。そして、図1に示す状態で、スライド軸73bが長
穴74bの先端に当接し、定着装置50の回動を規制し
てこの状態に保持する。また、図1の状態から定着装置
50を時計方向に回動すると、第1のリンク73は第2
リンク74との長さを縮めるように、スライド軸73b
が長穴74b内を上端方向に向かって移動を開始し、こ
れにより第2リンク74が反時計方向に回動し始める
が、この動作については後に詳述する。一方、定着装置
を構成する内部にヒーター56を有する定着ローラー5
1は、定着装置フレーム50aに対して回転可能に取付
られ、定着ローラー51に圧接する加圧ローラー52は
加圧フレーム53に対して回転可能に取り付けられてい
る。この加圧フレーム53は、定着装置フレーム50a
に加圧フレーム軸53aを中心に回転可能に取り付けら
れている。加圧ローラー52に対して加圧フレーム軸5
3aとは反対側に加圧調整ビス55が加圧フレーム53
に対してネジ結合されており、この加圧調整ビス55は
定着装置フレーム50aに固定されたバネ受け部材50
bを貫通し、加圧調整ビス55の頭部とバネ受け部材5
0bとの間に加圧バネ54が伸び方向にバネ力を有して
配置されている。したがって、加圧調整ビス55をねじ
込んで加圧バネ54を縮めると、定着ローラー51に対
して加圧ローラー52の加圧力が増加し、緩めると該加
圧力が弱まるようになっている。このため、加圧フレー
ム53に対して反時計方向に回動力を加えると、加圧フ
レーム53は加圧バネ54を縮めながら加圧フレーム軸
53aを中心として回動して定着ローラー51との加圧
接触が解除されることになる。定着装置フレーム50a
には、解除レバー軸71aを介して加圧力解除レバー7
1が回動可能に取り付けられており、この加圧力解除レ
バー71を図3に示す状態から時計方向に回動させる
と、解除レバー軸71aの回りに設けられているカム部
のカム面71cが加圧フレーム53の一側面に形成した
カム当接面53bを徐々に押し、加圧フレーム53を反
時計方向に回動させて定着ローラー51に対する加圧ロ
ーラー52の加圧接触を解除することになる。この加圧
解除レバー71の回動は、定着装置50を取付け台軸1
02aを支点として回動する動作に連動する解除リンク
機構により行なわれる。前記解除リンク機構は、解除リ
ンク軸72aを介して前記支持リンク機構の第1リンク
73の長さ方向の略中央に対して回動可能に取り付けら
れた解除リンク72と、前記解除レバー71とにより構
成され、解除レバー71の先端部に固定した解除軸71
bが解除リンク72の先端部に設けた長穴72bにスラ
イド可能に装着されている。図1は、解除レバー71を
時計方向に回動した後の状態であるカム面71cのカム
トップが加圧フレーム53のカム当接面53bと当接し
た状態を示しており、この状態から定着装置50を閉じ
るために時計方向に回動させると、解除レバー71は反
時計方向に、解除リンク72は時計方向にそれぞれ回動
することになるが、この動作については後述する。そし
て、解除レバー71が反時計方向に回動することによ
り、カム面71cのカム高さ(外径)が徐々に小さくな
り、加圧フレーム53は加圧バネ54のバネ力により、
加圧フレーム軸53aを支点として時計方向に回動し、
カム面71cとカム当接面53bとの当接が完全に解除
された図3に示す状態では加圧バネ54のバネ力で加圧
ローラー52が定着ローラー51に加圧接触する。
【0017】逆に、図3に示す定着装置50の使用可能
な正規位置から定着装置50を反時計方向に回動する
と、詳しくは後述するが、解除レバー71は解除レバー
軸71aを支点として時計方向に、解除リンク72は解
除リンク軸72aを支点として反時計方向に回動する。
その際、解除レバー71が時計方向に回動するのに従っ
てカム面71cが加圧フレーム53のカム当接面53b
を押し、加圧フレーム53を加圧フレーム軸53aを支
点として反時計方向に回動させ、定着ローラー51に対
して加圧ローラー52の加圧接触を解除する。なお、5
7は定着装置50の上部に配置され、画像形成装置10
0からのヒーター56への電力の供給を受けるコネクタ
ーである。
【0018】以上の構成において、定着装置50を開い
たときは、図1に示すように、解除レバー71aのカム
面71cが加圧フレーム53のカム当接面53bを押す
ことにより、加圧フレーム53が加圧軸53aを中心に
矢印a方向に回転し、定着ローラー51に対して加圧ロ
ーラー52を退避させ、加圧ローラー52による定着ロ
ーラー51の加圧を解除している。
【0019】また、第1リンク73のスライド軸73b
が第2リンク74の長穴74bの下側に突き当たってい
るため、長穴74bに対してスライド軸73bはこれ以
上スライドできなくなっている。このため、取付け台1
02は第1リンク73、第2リンク74、支持台75に
より画像形成装置本体100に対して図1の状態で維持
されている。
【0020】下記に上記加圧ローラー52の加圧解除に
関して詳しく説明する。
【0021】図3は図1の定着装置50を画像形成装置
本体100に対して正規位置に戻した状態を示してい
る。この状態では解除レバー71は解除レバー軸71a
中心に回動し、カム面71cが加圧フレーム53の側面
53bに当接していないため、加圧ローラー52は定着
ローラー51に加圧された状態となる。また、この状態
でコネクター57は画像形成装置100に設けられた供
給コネクター103と接続され、画像形成装置100か
らのヒーター56等への電力の供給等が行われる。
【0022】図4、図5は図3の状態から図1の状態に
定着装置50が開かれる状態を示している。図4は約3
0°、図5は約60°開いた状態を示している。図4で
定着装置が取付け台102とともに取付け台軸102a
を中心に回転すると、この動作に伴い第1リンク73と
第2リンク74がスライド軸73bに沿って移動しつ
つ、第1リンク軸73aと第2リンク軸74aを中心に
第1リンク73、第2リンク74が回動する。また、解
除リンク72も解除リンク軸72aを中心に回動し、解
除軸71bが解除リンク72の長穴72bの上部に突き
当たると解除レバー71が解除レバー軸71aを中心に
回動する。定着装置50が図5に示すように更に開く
と、解除リンク72により解除レバー71は更に回動
し、加圧フレーム53の側面53bが解除レバー71の
カム面71cにより押されることで、加圧フレーム53
が加圧フレーム軸53aを中心に回動し、加圧ローラー
52の定着ローラー51に対しての加圧を解除してい
き、最終的に図1に示す状態となる。
【0023】また、図6、図7は図1の状態から図3の
状態に定着装置50を閉めた状態を示している。図6は
約60°開いた状態、図7は約30°開いた状態を示し
ている。図6で定着装置が取付け台102とともに取付
け台軸102aを中心に回転すると、この動作に伴い第
1リンク73と第2リンク74がスライド軸73bに沿
って移動しつつ、第1リンク軸73aと第2リンク軸7
4aを中心に第1リンク73、第2リンク74が回動す
る。また、解除リンク72も解除リンク軸72aを中心
に回動し、解除軸71bが解除リンク72の長穴72b
の下部に突き当たると、解除レバー71が加圧バネ54
の反力により解除レバー軸71aを中心に回動する。定
着装置50が図7に示すように更に閉められると、解除
リンク72により解除レバー71は更に回動し、加圧フ
レーム53の側面53bが解除レバー71のカム面71
cにより押される状態が弱くなり、加圧フレーム53が
加圧バネ54の反力により加圧フレーム軸53を中心に
より回動し、定着ローラー51に対して加圧ローラー5
2が加圧され、最終的に図3に示す状態となる。
【0024】以上説明したように定着装置50を開くこ
とにより定着ローラー51から加圧ローラー52の加圧
が自動的に解除され、また、定着装置50を閉めること
により定着ローラー51への加圧ローラー52の加圧が
自動的に行われる。これにより、ジャムした記録紙が定
着ローラー51と加圧ローラー52のニップ部にはさま
れた状態で定着装置を開いても、加圧ローラー52の加
圧が解除されているので容易に記録紙を取り除くことが
でき、また、定着ローラー51を記録紙の搬送方向とは
逆に回転させ、サーモスイッチ等を汚す恐れもなくなっ
た。また、定着装置50を開き解除レバー71により加
圧フレーム53を加圧バネ54に抗する方向に回転させ
圧解除を行わせていることにより、この加圧バネ54の
負荷が定着装置50の開く動作に対して作用するため、
定着装置50を開くときの負荷が少なくる。 (第2の実施の形態)図8〜図11は第2の実施の形態
を示す。
【0025】上記した第1の実施の形態において、図3
で解除軸71bは解除リンク72の長穴72bの下方に
位置している。この状態から、図4に示す状態まで定着
装置50を開くことで解除軸71bは解除リンク72の
長穴72b内を移動し、長穴72bの上方に突き当たり
始めて解除レバー軸71aを中心に回動する。解除レバ
ー71のカム面71cが加圧フレーム53のカム当接面
53bを押し始めると、それによる負荷が発生して定着
装置50を開くためには前記負荷に抗する力が必要にな
る。また、図3ではコネクター57は供給コネクター1
03と接続されているが、図4では接続が外れている。
図3の接続されているコネクター57と供給コネクター
103の接続を外すにも負荷がある。すなわち、図3の
状態から定着装置50を開くときは、まず、コネクター
57と供給コネクター103の接続外す負荷が必要で、
上記接続が外れた後に加圧ローラー52に加圧を解除す
るための負荷が作用する構成となっている。
【0026】また、図1で解除軸71bは解除リンク7
2の長穴72bの上方に位置している。この状態から定
着装置50を閉じていくには図1中、矢印Bで示す垂直
方向に力を作用させる必要がある。図1の状態は定着装
置50が装置画像形成装置本体100に対して90°開
いているため、このときの負荷は定着装置50の重量に
対して100%の負荷となるが、図6に示す状態は60
°開いた状態のため、矢印Bで示す垂直方向の負荷は8
7%と少なくなる。また、図6に示す状態で、解除軸7
1bは解除レバー72の長穴72bの下方に突き当た
り、初めて解除レバー軸71aを中心に解除レバー71
が回動する。このとき、解除レバー71を回動させるた
めの負荷が働き出す。すなわち、図3に示した状態から
図6に示す状態までは定着装置50の負荷が作用し、定
着装置50の負荷がある程度少なくなった図6の状態か
ら解除レバー71を回動させるための負荷が加わってい
る。
【0027】以上のように上記した第1の実施の形態で
は、解除レバー72の穴を長穴72bとしているため、
定着装置50を開くときと、閉じるときの初期状態で
は、解除レバー71を回動させるための負荷が作用せ
ず、コネクターや定着装置の負荷のみとなり、その負荷
が無くなったり、減少した状態で初めて解除レバー72
の負荷が作用するため、定着装置50の開閉に対して均
一に近い負荷で操作できるようになっている。
【0028】これに対し、図8に示す本第3の実施の形
態では、取付け台軸102aの外周にネジリコイルバネ
よりなる支持バネ104を取り付けている。支持バネ1
04の一端104aは図示しないが画像形成装置本体1
00に固定され、他端104bがフック形状に形成さ
れ、自由状態になっている。そして、図9、図10、図
11は各30°、60°、90°開いた状態を示してい
る。図8の状態から図9の状態に定着装置50を開く
と、自由状態であった支持バネ104のフック形状に形
成された他端104bが取付け台102のバネ受け部1
02bに掛かり始め、支持バネ104にネジリ力が働き
始める。更に、図10、図11の状態に定着装置50を
開くことで、支持バネ104はよりねじられ、より大き
なネジリ力が働くことになる。すなわち、定着装置50
を開いたときの矢印Bで示す垂直方向の負荷が増加する
に従い、それに抗するように支持バネ104のネジリ力
が作用し、前記負荷を打ち消すようになる。これによ
り、定着装置50を開閉するときの負荷が減少して少な
い操作力で開閉できるようになる。また、図8から図9
の状態までは支持バネ104のフック形状の他端104
bがバネ受け部102bに掛からないため、図9の状態
までは支持バネ104のネジリ力は働かなくなり、これ
により、前記した第1の実施の形態と同様に、コネクタ
ー57と供給コネクター103の接続を外すための操作
力が増加することはない。
【0029】(第3の実施の形態)図12、図13は本
発明の第3の実施の形態を示す。本実施の形態は、上記
した第2の実施の形態における定着装置50を画像形成
装置本体100から着脱可能としたものである。本実施
の形態における定着装置50は、定着装置フレーム50
aを、取付け台102に対して取り外し可能とすると共
に、解除軸71aを例えばネジ等で構成して解除レバー
71に螺着させ、解除リンク72の長穴72bに対して
取り外し可能としたものである。定着装置フレーム50
aを構成する下フレーム部材58には、記録材の搬入側
に位置決め穴58aが形成され、また取付け台102に
は断面L型の取付けブラケット102cが固定されてい
て、この取付けブラケット102cの延出部に位置決め
穴58aに嵌合する嵌合軸102dが固定され、嵌合軸
102dに位置決め穴58を嵌合させることにより、位
置決めされた所定の位置に定着装置50を片持ち支持の
ようにして取付け台102が支持し、さらに下フレーム
58を通して締結ビス102eが取付けブラケット10
2cに螺着され、定着装置50が取付け台102に抜け
ることなく強固に取り付けられている。図12は、解除
軸71aと解除リンク72の長穴72bとの締結を解除
した状態を示している。この状態でビス102eを取り
外すことで、定着装置50は矢印Cで示す上方向に抜け
る。また、定着装置50を取付け台102に取り付ける
には、図13に示す矢印D方向に定着装置50を移動
し、取付け台102の位置決め軸102dに定着装置5
0の位置決め穴58aを嵌合させ、ビス102eを締結
する。以上の構成で、定着装置50を画像形成装置本体
100に対して着脱するには、定着装置50を開いた状
態から上下方向に移動すればよく、着脱のためのスペー
スを必要としない。本実施の形態では、定着装置50を
略90°開き、垂直方向に着脱可能にしているが、必ず
しも完全に90°である必要はなく、本発明の趣旨内で
あれば多少の角度の違いであっても本発明の趣旨を満た
すものである。なお、第2の実施の形態の定着装置を例
にしたが、勿論第1の実施の形態の定着装置を用いても
良い。
【0030】また、上記した各実施の形態においては、
定着装置として定着ローラーを用いたものを例にした
が、加圧ローラーと加熱体との間にフィルムを配置し、
このフィルムと加圧ローラーとの間に形成される定着ニ
ップに未定着トナー像を保持した記録材を通過させるよ
うにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明では、例えばジャム処理などのた
めに定着装置を正規位置から傾倒位置まで回動させて開
くときに、加熱体としての定着ローラーに対する加圧体
としての加圧ローラーの加圧力が解除されるので、定着
装置に搬送された状態の記録紙も容易に引き抜け、ま
た、定着ローラーも逆転することがなくなり、例えば定
着ローラーに接触して温度を検出するサーモスイッチを
汚してしまうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図で、定
着装置を倒した状態を示す。
【図2】図1に示す矢印A方向からの図。
【図3】図1の定着装置の正規位置状態を示す断面図。
【図4】図1の定着装置の開閉の途中の状態を示す断面
図。
【図5】図1の定着装置の開閉の途中の状態を示す断面
図。
【図6】図1の定着装置の開閉の途中の状態を示す断面
図。
【図7】図1の定着装置の開閉の途中の状態を示す断面
図。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す断面図で、定
着装置の正規位置状態を示す。
【図9】図8の定着装置の開閉の途中の状態を示す断面
図。
【図10】図8の定着装置の開閉の途中の状態を示す断
面図。
【図11】図8の定着装置の開いた状態を示す断面図。
【図12】第3の実施の形態を示す断面図で、定着装置
を倒した状態を示す。
【図13】図12の定着装置を取り外した状態を示す
図。
【図14】従来の画像形成装置の概略図。
【図15】図14の画像形成装置におけるジャム処理の
ための操作を示す図。
【図16】図15の転写部を引き出した状態を示す外観
斜視図。
【図17】従来の他の画像形成装置におけるジャム処理
のための操作を示す図。
【図18】図17の定着装置の正規位置状態を示す断面
図。
【図19】図17の定着装置のジャム処理の一例を示す
図。
【符号の説明】
50・・定着装置 51・・定着ローラー 52・・加圧ローラー 53・・加圧フレーム 54・・加圧バネ 71・・解除レバー 72・・解除リンク 73・・第1リンク 74・・第2リンク 100・・画像形成装置本体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱体に対して加圧体が加圧接触して形
    成される定着ニップに未定着トナー像を担持した記録材
    を通過させ、該未定着トナー像を該記録材に定着させる
    定着装置において、前記加熱体に対する前記加圧部材の
    加圧を解除可能に前記加圧部材を保持する保持手段と、
    定着装置の姿勢に応じて前記保持手段を動作させて前記
    加熱体に対する加圧を解除させる解除手段とを有するこ
    とを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体に対して正規位置と傾
    倒位置との間を回動可能に設けられ、加熱体に対して加
    圧体が加圧接触して形成される定着ニップに未定着トナ
    ー像を担持した記録材を通過させ、該未定着トナー像を
    該記録材に定着させる定着装置において、 前記加熱体に対する前記加圧体の加圧を解除可能に前記
    加圧部材を保持する保持手段と、定着装置が前記正規位
    置から前記傾倒位置へ移動する動作に連動して前記保持
    手段を動作させて前記加圧体の加圧を解除させる解除手
    段とを有することを特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】 前記解除手段は、定着装置が前記傾倒位
    置から前記正規位置へ移動する動作に連動して前記保持
    手段を動作させて前記加熱体に対して前記加圧体を加圧
    させることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記解除手段は、前記定着装置が正規位
    置から傾倒位置に向かって一定量回動してから前記保持
    手段を動作させて前記加熱体に対する前記加圧体の加圧
    を解除させることを特徴とする請求項2に記載の定着装
    置。
  5. 【請求項5】 前記解除手段は、前記定着装置が傾倒位
    置から正規位置に向かって一定量回動してから前記保持
    手段を動作させて前記加熱体に対して前記加圧体を加圧
    させることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 前記定着装置を傾倒位置に向かって回動
    させる動作に対して負荷として作用する負荷手段を有す
    ることを特徴とする請求項2または4に記載の定着装
    置。
  7. 【請求項7】 前記負荷手段は、定着装置を正規位置か
    ら傾倒位置に向かって一定量回動してから作用すること
    を特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 【請求項8】 定着装置本体と、前記定着装置本体が取
    り外し可能に取り付けられると共に画像形成装置本体に
    対して回動可能な取付け体とを有し、前記定着装置の傾
    倒位置で前記定着装置本体を前記取付け体に対して上方
    向に着脱可能としたことを特徴とする請求項2ないし7
    のいずれか一つに記載の定着装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか一つに記載
    の定着装置を画像形成装置本体に有することを特徴とす
    る画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005266157A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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